JP2000246710A - 陶磁器素地の成形装置 - Google Patents
陶磁器素地の成形装置Info
- Publication number
- JP2000246710A JP2000246710A JP11049864A JP4986499A JP2000246710A JP 2000246710 A JP2000246710 A JP 2000246710A JP 11049864 A JP11049864 A JP 11049864A JP 4986499 A JP4986499 A JP 4986499A JP 2000246710 A JP2000246710 A JP 2000246710A
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- JP
- Japan
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- face
- product
- outer peripheral
- gypsum mold
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28B—SHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
- B28B1/00—Producing shaped prefabricated articles from the material
- B28B1/02—Producing shaped prefabricated articles from the material by turning or jiggering in moulds or moulding surfaces on rotatable supports
- B28B1/025—Potters wheels
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来、回転する凹形の石膏型の内周面にこて
により素地土を押し付けて軸対称形に成形した陶磁器素
地と石膏型の間にへらを挿入して内側に押し出すととも
に内側から型片で押すことにより周縁を波形に湾曲させ
る装置があるが、この装置は、石膏型を止めながら波形
の湾曲を一つずつ形成しなければならないため、作業に
時間を要し、能率が低いという課題があった。 【解決手段】 自転する石膏型１と、その石膏型１上に
おいてこてによって上面が軸対称形に成形された素地の
上面を案内面３に沿って上下動することにより波形に削
り取る削り取り部材１０とからなる構成とした。
により素地土を押し付けて軸対称形に成形した陶磁器素
地と石膏型の間にへらを挿入して内側に押し出すととも
に内側から型片で押すことにより周縁を波形に湾曲させ
る装置があるが、この装置は、石膏型を止めながら波形
の湾曲を一つずつ形成しなければならないため、作業に
時間を要し、能率が低いという課題があった。 【解決手段】 自転する石膏型１と、その石膏型１上に
おいてこてによって上面が軸対称形に成形された素地の
上面を案内面３に沿って上下動することにより波形に削
り取る削り取り部材１０とからなる構成とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転する石膏型を
用いて陶磁器素地の周縁を波形に湾曲させた陶磁器素地
を成形する装置に関する。
用いて陶磁器素地の周縁を波形に湾曲させた陶磁器素地
を成形する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来このような陶磁器素地を石膏型で成
形するには、本件特許出願人が特許権者である特許第２
７４５２０５号の公報に記載されているように、回転す
る凹形の石膏型の内周面にこてにより素地土を押し付け
て軸対称形に成形した陶磁器素地と石膏型の間にへらを
挿入して内側に押し出すとともに内側から型片で押すこ
とにより周縁を波形に湾曲させる装置がある。
形するには、本件特許出願人が特許権者である特許第２
７４５２０５号の公報に記載されているように、回転す
る凹形の石膏型の内周面にこてにより素地土を押し付け
て軸対称形に成形した陶磁器素地と石膏型の間にへらを
挿入して内側に押し出すとともに内側から型片で押すこ
とにより周縁を波形に湾曲させる装置がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この装
置は、石膏型を止めながら波形の湾曲を一つずつ形成し
なければならないため、作業に時間を要し、能率が低い
という課題があった。
置は、石膏型を止めながら波形の湾曲を一つずつ形成し
なければならないため、作業に時間を要し、能率が低い
という課題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】このよう
な課題を解決するための手段として、請求項１の発明
は、製品の内面形状に対応する波形の凹凸形状を斜めの
外周面に有する成形部と、その成形部に連なって形成さ
れて製品の厚さに対応する幅の段部と、その段部に連な
って形成されて製品の外面形状に対応する波形の凹凸形
状の放射方向の延長面となる斜めの案内面を有する基部
とからなる自転する石膏型と、その石膏型上においてこ
てによって上面が軸対称形に成形された素地の上面を案
内面に沿って上下動することにより波形に削り取る削り
取り部材とからなる構成としたものであって、素地の内
周面の波形の凹凸は石膏型により形成され、外周面の凹
凸は削り取り部材により素地を削り取ることにより形成
されるのであって、石膏型を回転させたままで内周面と
外周面の波形の凹凸を形成することができるから、製造
能率が向上する効果がある。
な課題を解決するための手段として、請求項１の発明
は、製品の内面形状に対応する波形の凹凸形状を斜めの
外周面に有する成形部と、その成形部に連なって形成さ
れて製品の厚さに対応する幅の段部と、その段部に連な
って形成されて製品の外面形状に対応する波形の凹凸形
状の放射方向の延長面となる斜めの案内面を有する基部
とからなる自転する石膏型と、その石膏型上においてこ
てによって上面が軸対称形に成形された素地の上面を案
内面に沿って上下動することにより波形に削り取る削り
取り部材とからなる構成としたものであって、素地の内
周面の波形の凹凸は石膏型により形成され、外周面の凹
凸は削り取り部材により素地を削り取ることにより形成
されるのであって、石膏型を回転させたままで内周面と
外周面の波形の凹凸を形成することができるから、製造
能率が向上する効果がある。
【０００５】請求項２の発明は、請求項１の発明におい
て、削り取り部材が金属製のワイヤであるから、軽量で
案内面に沿って正確に上下動し、素地土を容易に削り取
って波形の凹凸を確実に製造することができる効果があ
る。
て、削り取り部材が金属製のワイヤであるから、軽量で
案内面に沿って正確に上下動し、素地土を容易に削り取
って波形の凹凸を確実に製造することができる効果があ
る。
【０００６】請求項３の発明は、請求項２の発明におい
て、ワイヤの切断を検知する検知装置を設けたから、ワ
イヤが切断したときにこれを直ちに検知して成形機を止
めることにより、不良品の発生を最小限に押さえること
ができる効果がある。
て、ワイヤの切断を検知する検知装置を設けたから、ワ
イヤが切断したときにこれを直ちに検知して成形機を止
めることにより、不良品の発生を最小限に押さえること
ができる効果がある。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１は皿となる完成された陶磁器
素地ａを示し、軸対称の皿形をなす本体ｂの周縁の内面
に多数の窪みｃが一定間隔で形成され、その隣り合う２
つの窪みｃの間に対応する部分の裏面となる外面に窪み
ｄが形成されて、底面に糸底ｅが形成された本体ｂの周
縁が全体として一定厚さの波形となっている。
素地ａを示し、軸対称の皿形をなす本体ｂの周縁の内面
に多数の窪みｃが一定間隔で形成され、その隣り合う２
つの窪みｃの間に対応する部分の裏面となる外面に窪み
ｄが形成されて、底面に糸底ｅが形成された本体ｂの周
縁が全体として一定厚さの波形となっている。
【０００８】図２は石膏型１を示し、素地ａの内面形状
に対応する波形の凹凸形状の窪みｃに対応する平滑部３
と、この平滑部３、３の間の素地ａの外面の窪みｄに対
応する位置に形成された窪み部４とからなる斜めの外周
面に有する成形部２と、その成形部２に連なって形成さ
れて素地ａの厚さに対応する幅の水平な段部５と、その
段部５に連なって形成されて素地ａの外面の窪みｄに対
応する上記窪み部４の放射方向の延長面となる窪み部７
の形成された斜めの案内面６を有する基部８と、支持部
９からなっている。
に対応する波形の凹凸形状の窪みｃに対応する平滑部３
と、この平滑部３、３の間の素地ａの外面の窪みｄに対
応する位置に形成された窪み部４とからなる斜めの外周
面に有する成形部２と、その成形部２に連なって形成さ
れて素地ａの厚さに対応する幅の水平な段部５と、その
段部５に連なって形成されて素地ａの外面の窪みｄに対
応する上記窪み部４の放射方向の延長面となる窪み部７
の形成された斜めの案内面６を有する基部８と、支持部
９からなっている。
【０００９】ここで、成形された素地ａは、乾燥及び焼
成による縮みを見越して大きめにしなければならないか
ら、石膏型１もその分だけ寸法が大きくなっている。
成による縮みを見越して大きめにしなければならないか
ら、石膏型１もその分だけ寸法が大きくなっている。
【００１０】図３は、上記石膏型１の表面に素地土を載
せて自転させながら伏皿形の内面形状を有する図示しな
いこてを自転させて斜めに押し付けることにより内周面
だけに窪みｃを形成し、外周面は糸底ｅ以外を平滑な曲
面にした半製品の素地ａ′を示す。
せて自転させながら伏皿形の内面形状を有する図示しな
いこてを自転させて斜めに押し付けることにより内周面
だけに窪みｃを形成し、外周面は糸底ｅ以外を平滑な曲
面にした半製品の素地ａ′を示す。
【００１１】このようにして内周面が成形された半製品
ａ′は、石膏型１に載せられたまま、次のステーション
に送られて自転し、図４、５、６に示すように、金属製
のワイヤからなる切り取り部材１０を石膏型１の案内面
６に押し付けると、図４、５に示すように、切り取り部
材１０が案内面６窪み部７に押し付けられたときにその
切り取り部材１０が下がって半製品ａ′の外周面を削り
取ることにより窪みｄが形成され、切り取り部材１０が
案内面６の平滑部に押し付けられたときは、図６に示す
ように、切り取り部材１０は半製品ａ′から離れる。
ａ′は、石膏型１に載せられたまま、次のステーション
に送られて自転し、図４、５、６に示すように、金属製
のワイヤからなる切り取り部材１０を石膏型１の案内面
６に押し付けると、図４、５に示すように、切り取り部
材１０が案内面６窪み部７に押し付けられたときにその
切り取り部材１０が下がって半製品ａ′の外周面を削り
取ることにより窪みｄが形成され、切り取り部材１０が
案内面６の平滑部に押し付けられたときは、図６に示す
ように、切り取り部材１０は半製品ａ′から離れる。
【００１２】この繰り返しにより、半製品ａ′が１回転
すると、全外周面にわたって窪み部ｄが形成されて図１
に示す素地ａが得られる。
すると、全外周面にわたって窪み部ｄが形成されて図１
に示す素地ａが得られる。
【００１３】削り取り部材１０である金属製のワイヤ
は、金属製の２本のロッド１１の先端の間に緊張して張
られ、ロッド１１は絶縁材料からなるブロック１２を介
して揺動可能なアーム１３に固定されており、このアー
ム１３は図示しないばねなどの付勢により削り取り部材
１０を石膏型１の案内面６に押し付けるようになってい
る。
は、金属製の２本のロッド１１の先端の間に緊張して張
られ、ロッド１１は絶縁材料からなるブロック１２を介
して揺動可能なアーム１３に固定されており、このアー
ム１３は図示しないばねなどの付勢により削り取り部材
１０を石膏型１の案内面６に押し付けるようになってい
る。
【００１４】ロッド１１には削り取り部材１０であるワ
イヤの切断を電気的に検知する検知装置１４が取り付け
られていて、これが作動したときには、石膏型１の自転
が自動的に停止し、かつ、ブザーがなるようになってい
る。
イヤの切断を電気的に検知する検知装置１４が取り付け
られていて、これが作動したときには、石膏型１の自転
が自動的に停止し、かつ、ブザーがなるようになってい
る。
【００１５】なお、ワイヤである削り取り部材１０で削
り取った窪み部ｄは粗面であるため、成形後に水を含ん
だスポンジなどでこすることにより滑かにすることによ
って、乾燥及び焼成の際の切れの発生が防止される。
り取った窪み部ｄは粗面であるため、成形後に水を含ん
だスポンジなどでこすることにより滑かにすることによ
って、乾燥及び焼成の際の切れの発生が防止される。
【図１】完成した素地の斜視図である。
【図２】石膏型の斜視図である。
【図３】半製品の素地の斜視図である。
【図４】素地の成形状態の斜視図である。
【図５】素地の外周面の窪みを形成している状態の拡大
断面図である。
断面図である。
【図６】削り取り部材が素地ａを削っていない状態の拡
大断面図である。
大断面図である。
１：石膏型 ２：成形部 ３：平滑部 ４：窪み部 ５：段部 ６：案内面 ７：窪み部 ８：基部 １０：削り取り部材 １４：検知装置 ａ：素地 ａ′：半製品の素地 ｂ：本体 ｃ：窪み ｄ：窪み
Claims (3)
- 【請求項１】 製品の内面形状に対応する波形の凹凸形
状を斜めの外周面に有する成形部と、該成形部に連なっ
て形成されて前記製品の厚さに対応する幅の段部と、該
段部に連なって形成されて前記製品の外面形状に対応す
る波形の凹凸形状の放射方向の延長面となる斜めの案内
面を有する基部とからなる自転する石膏型と、該石膏型
上においてこてによって上面が軸対称形に成形された素
地の上面を前記案内面に沿って上下動することにより波
形に削り取る削り取り部材とからなる陶磁器素地の成形
装置。 - 【請求項２】 前記削り取り部材が金属製のワイヤであ
ることを特徴とする請求項１記載の陶磁器素地の成形装
置。 - 【請求項３】 前記ワイヤの切断を検知する検知装置を
設けたことを特徴とする請求項２記載の陶磁器素地の成
形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11049864A JP2000246710A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 陶磁器素地の成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11049864A JP2000246710A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 陶磁器素地の成形装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000246710A true JP2000246710A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12842928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11049864A Pending JP2000246710A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 陶磁器素地の成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000246710A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8748154B2 (en) | 2011-02-15 | 2014-06-10 | Ewha University-Industry Collaboration Foundation | Sphingomonas sp. microorganism and method for decomposing methane or odor-producing compounds using the same |
| CN107322773A (zh) * | 2017-07-14 | 2017-11-07 | 广东鸿业机械有限公司 | 自动压纹机 |
| CN115008936A (zh) * | 2022-05-20 | 2022-09-06 | 苏州金螳螂文化发展股份有限公司 | 一种空心器皿石膏拉胚一次成型工艺 |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP11049864A patent/JP2000246710A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8748154B2 (en) | 2011-02-15 | 2014-06-10 | Ewha University-Industry Collaboration Foundation | Sphingomonas sp. microorganism and method for decomposing methane or odor-producing compounds using the same |
| CN107322773A (zh) * | 2017-07-14 | 2017-11-07 | 广东鸿业机械有限公司 | 自动压纹机 |
| CN115008936A (zh) * | 2022-05-20 | 2022-09-06 | 苏州金螳螂文化发展股份有限公司 | 一种空心器皿石膏拉胚一次成型工艺 |
| CN115008936B (zh) * | 2022-05-20 | 2023-11-14 | 苏州金螳螂文化发展股份有限公司 | 一种空心器皿石膏拉胚一次成型工艺 |
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