JP2000246123A - 精米装置の吸引装置 - Google Patents

精米装置の吸引装置

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JP2000246123A
JP2000246123A JP11055863A JP5586399A JP2000246123A JP 2000246123 A JP2000246123 A JP 2000246123A JP 11055863 A JP11055863 A JP 11055863A JP 5586399 A JP5586399 A JP 5586399A JP 2000246123 A JP2000246123 A JP 2000246123A
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rice
rice polishing
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fan
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JP11055863A
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Daisaku Fukunaga
大三公 福永
Yoshihiro Kamo
吉博 加茂
Tsutomu Takahashi
努 高橋
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建家内に精米装置を設け、多くの利用者が持
参した玄米を精白処理するのに利用している精米施設等
においては、精白処理終了の後、精米装置内に残留する
糠によって、夏場等暑い時期になると虫等が発生する等
の弊害が生じるのを、精米施設の管理者が常にメンテナ
ンスをしなくても、常にクリーンな精米装置に保つよう
にする。 【解決手段】 穀粒を精白処理する精白ロールと、精白
処理した際発生する糠を吸引する吸引ファンを有する精
米装置において、精白ロールを駆動させる精白ロール駆
動モータと前記吸引ファンを駆動させる吸引ファン駆動
モータを設けるものであって、精白処理の終了後、精白
ロール駆動モータを停止した状態で、吸引ファンを運転
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、精白処理の際発
生する糠を吸引する吸引ファンを備える精米装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】精白ロールの駆動と吸引ファンの駆動を
別駆動にした構成は公知である(例えば、特開平7−1
32239号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】精白処理終了の後、精
米装置内には糠が残留する。特に、建家内に精米装置を
設け、多くの利用者が持参した玄米を精白処理するのに
利用している精米施設等においては、精米施設の管理者
が常にメンテナンスをするわけではないため、これを放
置していると、夏場等暑い時期になると虫等が発生する
等の弊害が生じる。
【0004】本発明は、これらの課題を解決することに
より、常にクリーンな精米装置に保つことを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、次のような技術的手段を講じる。すなわ
ち、穀粒を精白処理する精白ロールと、精白処理した際
発生する糠を吸引する吸引ファンを有する精米装置にお
いて、精白ロールを駆動させる精白ロール駆動モータと
前記吸引ファンを駆動させる吸引ファン駆動モータを設
けるものであって、精白処理の終了後、精白ロール駆動
モータを停止した状態で、吸引ファンを運転させること
を特徴とする精米装置の吸引装置とする。
【0006】また、前記精白ロール駆動モータを停止し
た状態で吸引ファンを運転させる際には、吸引ファンの
回転を精白処理時よりも高速回転するよう吸引ファン駆
動モータを制御するのが望ましい。
【0007】
【発明の作用効果】精白処理の終了後、精白ロール駆動
モータを停止して、吸引ファン駆動モータのみを駆動さ
せる。特に精米作業時よりも高速にファンを駆動させる
ことで、精米装置内に残留している糠を吸引することが
できるため、精米装置内をきれいにすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、精米施設の平面から見た
建家内の内部構成を示したもので、内部は仕切壁1によ
り操作室Aと機械室Bとに分けられている。この操作室
A側には穀粒袋置き台2、操作盤3、白米タンク4等を
設けると共に、原料投入タンク5の投入口を臨ませ、機
械室側Bには、石抜装置用昇降機6、石抜装置7、異物
除去装置8、精米装置用昇降機9、精米装置10、糠処
理部11、開閉扉12等を設けている。
【0009】図2は実施例における精米施設の作業工程
を示した図で、原料投入タンク5の下部には原料投入タ
ンク5に投入した穀粒を繰り出すロ−タリバルブ13を
設けている。そして、ロ−タリバルブ13の繰り出し側
を石抜装置用昇降機6のホッパ部6aに連通し、石抜装
置用昇降機6の排出口6bは石抜装置7の投入口側に臨
ませる。
【0010】石抜装置7は、図4に示すように、傾斜し
て配置している揺動選別板7a、さらにその下方には送
風ファン7bを配置しており、送風ファン7bからの送
風が揺動選別板7aに多数設けられている孔(図示せ
ず)を通過する周知の構成で、石抜装置用の駆動モ−タ
7eから動力が伝達され、前記揺動選別板7aや送風フ
ァン7bを駆動するよう構成されている。そして、揺動
選別板7aの揺下側には穀粒排出口7cを設け、揺上側
には石排出シュ−ト7dを設け、穀粒排出口7cは、わ
ら屑などの異物を除去する異物除去装置8の供給部8a
に臨ませる。
【0011】図5に示すように異物除去装置8の機体内
部は石抜装置7の穀粒排出口7cから排出される穀粒を
受けて異物除去装置8に供給する供給部8aと、穀粒と
藁等の異物とを選別分離する選別板20と選別された穀
粒を搬送する流穀板21等とからなる選別搬送部8b
と、選別搬送部8bを支持する支持体22と、選別搬送
部8bを円運動させる異物除去装置駆動モータ23と、
選別搬送部8bの選別搬送終端側に設けている穀粒落下
筒24と、穀粒排出筒25と異物排出筒26とからなる
排出部8cとから構成している。
【0012】そして、異物除去装置8の穀粒排出筒25
aより搬送ホ−ス27を経て精米装置用昇降機9のホッ
パ部9aに臨ませ、精米装置用昇降機9の排出口9bは
玄米タンク30に臨むよう構成し、その下方には精米装
置10を配置している。さて、精米装置10は図7に示
すように、精白金網10a内に精白ロ−ル10b、送穀
ラセン10cを内装して精白室31を形成し、送穀ラセ
ン10cと精白ロール10bは精白ロール駆動モータ3
2からの動力を駆動軸10dを介して回転駆動する周知
の形態である。また、駆動軸10dは内部を空洞に形成
して送風ファン10gからの風を精白室31に送り込む
よう形成している。
【0013】精白室28の下方には糠落下筒33を介し
て糠ファン31を設け、糠ファン34は可変速の糠ファ
ン駆動モータ35で駆動するよう構成する。さらに、精
米装置10の穀粒排出口10e側には、圧迫板10fを
配置しており、白米を取り出す白米タンク4に臨ませて
いる。圧迫板10fと白米タンク4側との間には、穀粒
排出口10eより白米タンク4側に排出する穀粒を再度
機械室B側へ還元するための還元用シャッタ36を設け
ており、還元用シャッタ36が切り替わると穀粒排出口
10eより排出した穀粒を還元シュート37に貯留でき
るよう構成しており、還元シュート用シャッタ37aを
開くと還元シュート37より精米装置用昇降機9に還元
できるよう構成している。
【0014】なお、図3に示すように糠ファン34の一
側には糠搬送経路40を形成する。そして、糠搬送経路
40途中の糠分岐ケース41で分岐し、一方は機械室側
糠搬送経路42を経て糠処理部のサイクロン15に連通
するよう構成し、他方は操作室側糠搬送経路43を経て
操作室側用サイクロン44に連通するよう構成する。そ
して、操作室側用サイクロン44の下方には糠が落下す
る糠取り出し筒45及び操作室A側より糠を取り出す糠
取り出しホッパ46を設けている。
【0015】ここで、図12に基づいて糠分岐ケース4
1内部について説明すると、精米装置10から取り出さ
れた糠は糠搬送経路40から円筒状の糠分岐ケース41
に送られる構成とし、糠分岐ケース41には3個の開口
部が円周方向に等間隔に配置されていて、第1の開口部
50aに糠搬送経路40の終端部を接続し、第2の開口
部50bに機械室側糠搬送経路42の始端側を接続し
て、また、第3の開口部50cに操作室側糠搬送経路4
3の始端側を接続する。
【0016】糠分岐ケース41の中心部には内側分岐筒
51が軸52を介して回転自在に支持されていて、内側
分岐筒51には円周方向に分岐開口部53a・53bが
所定間隔を隔てて一対構成されている。しかして、内側
分岐筒51を正転すると、一方の分岐開口部53aが糠
分岐ケース41側の糠排出開口部54を経由して糠搬送
経路40に連通すると共に、他方の分岐開口部53bが
機械室側糠搬送経路42に連通する状態となったり、あ
るいは、内側分岐筒51を逆転すると、他方の分岐開口
部53bが糠分岐ケース41側の糠排出開口部54を経
由して糠搬送経路40に連通すると共に、一方の分岐開
口部53aが操作室側糠搬送経路43に連通する状態と
なる構成である。
【0017】内側分岐筒51の一端部には、カップリン
グ55を介してモータ56の原動軸を連結し、モータ5
6により内側分岐筒51を正転あるいは逆転できる構成
である。なお、57は内側分岐筒の側壁を閉鎖する蓋で
ある。また、内側分岐筒51の回転位置はリミットスイ
ッチ(図示省略)により位置検出できる構成としてい
る。
【0018】ところで、内側分岐筒51を切替る際に
は、1旦、糠ファン34を内側分岐筒51を切替るのに
要する時間を停止させることで、切り替わる最中に糠が
機械室側糠搬送経路42、及び操作室側糠搬送経路43
の双方に糠が搬送されることを防止することができ、両
糠搬送経路42・43に糠が溜ることを防止することが
できる。
【0019】なお、図11の(2)に示す58は残留糠
防止板であり、内側分岐筒内の2つの開口部と開口部と
の円弧壁59に図11の(1)のように糠が残留するこ
とを防止するものである。糠処理部11は図8に示すよ
うに、サイクロン15、サイクロン15より落下した糠
を水平移送する糠ラセン16、糠ラセン16を駆動する
糠ラセン駆動モータ16a、糠ラセン16を内装する糠
移送樋17、糠移送樋17の底前後に設けている糠排出
口17a・17bより排出される複数の糠袋18a・1
8b、糠ラセン搬送終端部の糠移送樋底部に設けるオー
バーフロー孔17c、糠ラセン搬送終端側の糠排出口1
7bの近傍に糠検出板19a等を設ける。
【0020】糠検出板19aは糠ラセン16を股いで糠
移送樋17内の空間を略遮蔽し、糠移送樋17内の上面
とをヒンジ19bで連結しており、該ヒンジ19bを支
点に糠搬送終端側に回動するよう形成している。そし
て、糠移送樋17の外側にはリミットスイッチ19cを
設けている。該リミットスイッチ19cは、糠移送樋1
7内外を貫通するプッシュロッド19dの移動によって
検知するもので、糠検出板19aが搬送終端側に所定角
度以上回動するとプッシュロッド19dが糠検出板に押
されて矢印(イ)の方向へ移動するよう構成している。
【0021】次に、前記操作盤3の盤面には、図14に
示すように、コインメック60、プリペイドカード投入
口61、もち選択ボタン62、白度選択ボタン63・6
3・63(本実施例では上白・標準・8分の3段階に選
択できる)、二度つき用ボタン64、高品質精米ボタン
65等を配設している。そして、この操作盤3の内部に
は各部駆動モ−タの駆動制御を行うシ−ケンスによる制
御部66を備えている。
【0022】図13に示すように、前記制御部66には
コインセンサ67、プリペイドカード検出手段68から
の検出情報、白度選択ボタン63からの白度選択情報、
もち選択ボタン62、二度つき用ボタン64、高品質精
米ボタン65、操作室側糠取り出しボタン74による選
択情報、精米装置10の負荷電流センサ69の検出情報
等が入力される。一方、ロ−タリバルブ駆動モ−タ70
への制御信号、石抜装置用・精米装置用昇降機駆動モ−
タ71、石抜装置駆動モ−タ72への制御信号、精白ロ
ール駆動モ−タ32、糠ファン駆動モータ35、白度調
節モ−タ73、糠ラセン駆動モ−タ16a、異物除去装
置8の駆動モ−タ23等が出力される。
【0023】次に、精米施設の標準作業である1回通し
の作業工程について説明する。作業者は操作室A側に立
って、穀粒袋に穀粒を入れている場合には袋置き台2に
袋を置いてから、穀粒量に見合う運転時間を確保できる
だけのコイン、若しくはプリペイドカードをコインメッ
ク25、プリペイドカード投入口61に投入する。そし
て、原料となる穀粒を原料投入タンク5の投入口に投入
する。そして、次に、白度選択ボタン63のいずれかを
選択し精白度を設定すると、白度調節モ−タ73が作動
し圧迫板12fの位置を設定する。これらの設定準備が
完了すると、制御部66は投入コインの枚数を読み込
み、運転時間を算出し、当該算出時間にわたり精米施設
の装置各部は運転を開始する。
【0024】原料投入タンク5に投入された穀粒はロ−
タリバルブ13で石抜装置用昇降機6に供給され、石抜
装置用昇降機6で揚穀され、石抜装置7に落下投入され
る。石抜装置7に落下投入された穀粒は揺動選別板7a
の揺上側に穀粒が供給される。そしてその間、揺動選別
板7aの揺動作用と送風ファン7bからの送風により、
穀粒中の小石や異物等が揺上側に選別搬送され、石排出
シュ−ト7dより排出される。一方、穀粒は揺動選別板
7aの揺下側に流下し、穀粒排出口7cより異物除去装
置8の供給部8aに供給される。
【0025】異物除去装置8の供給部8aに供給された
穀粒は、図6に示す選別板20の受け板部20aにおけ
る領域nに供給される。そして、穀粒は選別板57の全
体に拡散され、穀粒は孔pより流穀板21に落ち込み、
そのまま、流下して穀粒落下筒24より落下して、穀粒
排出筒25、搬送ホ−ス27を経て精米装置用昇降機9
のホッパ部8aに供給され、次いで、玄米タンク30に
落下供給される。
【0026】一方、孔pを通過できない藁屑等は選別板
20の多孔面20c、及び搬送板20dを搬送され、仕
切板20eによって穀粒排出筒25に混入することな
く、異物排出筒26より異物貯留室(図示せず)に排出
される。玄米タンク11に供給された穀粒は精白室31
に供給され、前記精白ロ−ル10bと精白金網10aと
の間で設定した精白度になるように精白作用される。そ
して、精白された白米は穀粒排出口10eを経て白米タ
ンク4に搬送され、適宜操作室A内にて回収される。
【0027】なお、精白作用の際発生する糠等は糠貯留
ホッパ33に貯留され、糠ファン34の吸引・送風作用
によって、糠搬送経路40、糠分岐ケース41、機械室
側糠搬送経路42を経て糠処理部11に空気搬送され、
サイクロン15、糠ラセン16、糠排出口17a・を経
て糠袋18a・18bに回収される。糠ファンによる空
気搬送が強めに設定してあり、あるいは、操作室側Aに
設けている操作室側糠取りだしボタン74を押すと、糠
分岐ケース41の内側分岐筒が切り替わり糠搬送経路4
0と操作室側糠搬送経路43とが連通して、糠は操作室
側用サイクロン44を経て糠取り出しホッパ46で取り
出される。
【0028】ここで、精米作業の進行に伴って、搬送終
端側の糠袋18bに貯留されている糠が糠排出口17b
からオーバーフローすると、糠検出板19aは糠に押圧
されて、糠搬送終端側に回動する。そして、所定角度以
上回動するとプッシュロッド19dを押すことで、リミ
ットスイッチ19cが検出する。リミットスイッチ19
cが検出すると、糠ラセン駆動モータ16aが停止す
る。あるいは報知するようにしても良い。
【0029】投入金額で設定された時間が経過するか、
精白処理すべき穀粒が無くなってくると精白室31内の
搗精圧力が減少し、精白ロール駆動モータ32の負荷電
流値が所定値以下を検出すると、各昇降機6・9・石抜
装置7・異物除去装置8等が停止していき、所定時間経
過後精白ロール駆動モータ32が停止して、精白処理作
業が終了する。
【0030】その際、糠ファン駆動モータ35は精白ロ
ール駆動モータ32が停止した後も、所定時間にわたっ
て駆動することで、精白室31内、及び糠落下筒33内
に付着する糠を吸引する。そして、以上の工程が終了す
ると精米施設は全ての工程を終了する。なお、精米施設
の使用金額はプリペイドカードとコインとを別々に印字
としてプリントされる(図示せず)ようにすることで、
集金時の金額と集計されたコインによる使用金額表示と
が一致するので管理者は管理しやすい。
【0031】次に、一度精白した穀粒を再度精白する場
合の2度付き用ボタン64を使用する場合の作業につい
て説明する。穀粒量に見合う運転時間を確保できるだけ
のコイン、若しくはプリペイドカードをコインメック6
0、プリペイドカード投入口61に投入する。そして、
原料となる穀粒を原料投入タンク5の投入口に投入す
る。そして、次に、2度つき用ボタン64を押して、白
度選択ボタン63のいずれかを選択し精白度を設定する
と、白度調節モ−タ73が作動し圧迫板12fの位置を
設定する。これらの設定準備が完了すると、制御部66
は投入コインの枚数を読み込み、運転時間を算出し、当
該算出時間にわたり精米施設の装置各部は運転を開始す
る。
【0032】上記1回通しの標準の作業工程と同様の工
程を経て精米装置で精白処理を受けるが、その際、精白
室31内の穀粒の無くなることを検出する精白ロール駆
動モータ32の負荷電流値の設定基準値を低く設定して
いる。そして、該低くした設定基準値を下回ると穀粒が
無くなっていると判定され、その後は標準の1回通しの
場合と同様の工程を経て精米施設の全工程を終了させる
ものである。
【0033】あるいは、原料投入タンク5、あるいは玄
米タンク30に穀粒の有無を検出するセンサを設け、セ
ンサが穀粒の無しを検出して所定時間経過すると精白ロ
ール10bを停止するよう構成しても良い。次に高品質
米用ボタン65を用いたときについて説明する。穀粒量
に見合う運転時間を確保できるだけのコイン、若しくは
プリペイドカードをコインメック25、プリペイドカー
ド投入口61に投入する。そして、原料となる穀粒を原
料投入タンク5の投入口に投入する。そして、次に、高
品質米用ボタン65を押して、例えば、白度選択ボタン
17(例えば上白)を選択し精白度を設定すると(ステッフ゜
3)、白度調節モ−タ36が作動し圧迫板12fの位置を
設定する。この時、圧迫板12fは低めの精白度(例え
ば5分)を設定する。これらの設定準備が完了すると、
制御部66は投入コインの枚数を読み込み、運転時間を
算出し、当該算出時間にわたり精米施設の装置各部は運
転を開始する(ステッフ゜4)。
【0034】上記1回通しの作業工程と同様の工程を経
て精米装置で精白処理を受けるが、精白処理されて穀粒
排出口12eより排出した穀粒を、還元シャッタ36が
開いて穀粒の排出軌跡を遮断することにより、精白穀粒
を機械室B側に還元しての還元シュート37に貯留す
る。そして、穀粒検出センサ80が原料投入タンク5内
の穀粒無しを判定してから、所定時間を経過すると、す
なわち、原料投入タンク5内の最後の穀粒が精米装置用
昇降機9に達するころに、還元シュート37内の穀粒を
精米装置用昇降機9へ供給する。すると、穀粒のすぐ後
に連続して精白穀粒が精白室31に供給され、還元シュ
ート37内の穀粒は再度精白室31で仕上げの精白処理
される。そして、2度目の仕上げの精白処理を受け、設
定精白度の精白米になると順次穀粒排出口12eより白
米タンク4へ排出する。
【0035】なお、本実施例では2回の精白処理を記載
しているが、3回以上であっても良いことは言うまでも
ない。本実施例のように、精白処理の終了後、精白ロー
ル駆動モータ32を停止して、糠ファン駆動モータ35
のみを駆動させる。特に精米作業時よりも高速に糠ファ
ン34を駆動させることで、精白室31、及び糠落下筒
33内に残留している糠を吸引することができるため、
精米装置内10をきれいにすることができる。特に本実
施例のように建家内に操作室Aと機械室Bを設け、作業
者が持ち込んだ投入穀粒を機械室B内の精米装置10で
精白処理するタイプの精米施設においては、管理者は機
械室B内を常時メンテナンスすることができないため、
精米装置10内に残留する糠が、夏場等の暑い時期に劣
化して、精米装置10に悪影響を与えていたので、本実
施例の効果は大きい。
【0036】なお、本実施例では精白処理作業後所定時
間糠ファン34を駆動させるよう構成しているが、糠フ
ァン34の近傍に温度センサを設け、所定の温度になる
まで駆動させることにより、精白室31内の温度上昇に
よる精白穀粒の劣化を防止しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面から見た精米施設内の装置各部を示した図
【図2】精米施設の作業工程図
【図3】側面から見た精米施設の内部を示す図
【図4】石抜装置の内部を示す図
【図5】異物除去装置の断面図
【図6】異物除去装置の選別盤の平面図
【図7】精米装置の断面図
【図8】背面から見た糠処理部の断面図
【図9】平面から見た糠処理部の断面図
【図10】側面から見た糠処理部の断面図
【図11】糠分岐ケースのR断面図
【図12】糠分岐ケースの分解図
【図13】ブロック図
【図14】操作盤図
【符号の説明】
10…精米装置、15…サイクロン、16…糠ラセン、
16a…糠ラセン駆動モータ、17…糠移送樋、17a
・17b…糠排出口、17c…オーバーフロー孔、18
a・18b…糠袋、19a…糠検出板、19b…ヒン
ジ、19c…リミットスイッチ、19d…プッシュロッ
ド、31…精白室、32…精白ロール駆動モータ、33
…糠落下筒、34…糠ファン、35…糠ファン駆動モー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D043 HA02 HB08 JA09 JA14 JA17 JA19 JB08 JC03 JC04 JC05 JC07 JC09 JC10 JD01 JD02 JE02 JE04 JE08 JF02 JF07 JF08 MA04 MA26 MB04 MB30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒を精白処理する精白ロールと、精白
    処理した際発生する糠を吸引する吸引ファンを有する精
    米装置において、精白ロールを駆動させる精白ロール駆
    動モータと前記吸引ファンを駆動させる吸引ファン駆動
    モータを設けるものであって、精白処理の終了後、精白
    ロール駆動モータを停止した状態で、吸引ファンを運転
    させることを特徴とする精米装置の吸引装置。
  2. 【請求項2】 前記精白ロール駆動モータを停止した状
    態で吸引ファンを運転させる際には、吸引ファンの回転
    を精白処理時よりも高速回転するよう吸引ファン駆動モ
    ータを制御することを特徴とする請求項1記載の精米装
    置の吸引装置。
JP11055863A 1999-03-03 1999-03-03 精米装置の吸引装置 Pending JP2000246123A (ja)

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