JP2000245163A - 電圧型3相用インバータ装置 - Google Patents

電圧型3相用インバータ装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゼロクロス点の検出に基づかないデッドタイ
ム補償を行うことにより、デッドタイム補償の補償精度
を向上させること。 【解決手段】 インバータ回路の出力電流検出値を入力
した後(ステップ1)、磁束電流成分id及びトルク電
流成分iqを演算し(ステップ2)、静止座標系におけ
る電流ベクトルの位相角θを演算する(ステップ3)。
演算したθの領域を判別して(ステップ4〜9)補償電
圧ベクトルを求め、この補償電圧ベクトルに基づき補償
電圧信号を出力する(ステップ10)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電圧型3相用インバ
ータ装置に関し、より詳しくは、このインバータ装置の
デッドタイム補償を精度良く行う技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】インバータ装置のインバータ回路は、複
数のスイッチング素子を有する正側アーム及び負側アー
ムにより構成されているが、正側アームのスイッチング
素子と負側アームのスイッチング素子とが同時に導通し
た状態となるのを防止するため、デッドタイムと呼ばれ
る短絡防止期間がスイッチング制御期間中に設けられて
いる。このデッドタイムにつき簡単に説明する。
【0003】図10は、電圧型3相用インバータ装置の
インバータ回路の構成図である。このインバータ回路
は、直流電圧Edが印加され、スター結線された3相交
流モータに3相交流電力を供給するものであって、6つ
のスイッチング素子(例えばIGBT)G1〜G6により
構成されるものである。このインバータ回路では、スイ
ッチング素子G1,G3,G5が正側アームを構成し、ス
イッチング素子G4,G6,G2が負側アームを構成して
いる。
【0004】図11は、デッドタイム補償を説明するた
めの波形図であり、図10における正側アーム及び負側
アームを構成する一対のスイッチング素子G1,G4の電
圧信号を取り出して図示したものである。スイッチング
素子G1,G4のスイッチング動作は、本来的には図11
(a)に示すように、オンオフが互いに逆で且つオンオ
フの重複期間がないように設定することが好ましい。し
かし、スイッチング素子G1,G4は、ターンオフ時間に
起因するスイッチング動作の遅れを有するものであるた
め、図11(a)のようにオンオフ期間の双方に重複期
間を設けない設定を行ったのでは、スイッチング素子G
1,G4の双方がオンになってしまう期間が生じ、過大電
流によって素子が破壊されてしまうことになる。そのた
め、図11(b)に示すように、デッドタイムtdを設
けてオフ期間を重複させることにより両素子が同時にオ
ン状態になる期間が生じるのを防止している。しかし、
このようなデッドタイムを設けることにより、スイッチ
ング素子G1,G4の実際の電圧は本来の理想的な電圧に
対して図11(c)に示すような誤差を有することにな
る。このような誤差によるインバータ出力波形の歪み
は、インバータの出力周波数が低い場合(10Hz程度以
下の場合)やキャリヤ周波数が高い場合(10KHz程度
以上の場合)に特に顕著になり、モータのトルク特性に
悪影響を及ぼし回転中に振動が発生するなどの事態を生
じさせる結果となっていた。
【0005】そこで、このようなデッドタイムに起因す
る誤差を補償するためには、図11(c)に示したパル
スと逆極性の図11(d)のパルスを付加してやればよ
いことになる。従来、一般的に行われていたデッドタイ
ム補償は、上記のように、デッドタイムに起因する誤差
と逆極性のパルスを補償電圧信号としてスイッチング素
子G1,G4の電圧信号に適当なタイミングで付加するこ
とにより行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のデッド
タイム補償では、補償電圧信号を付加するタイミング
を、インバータの出力電流又は出力電圧のゼロクロス点
を検出することに基づき行っていたが、このゼロクロス
点の検出が困難であるという問題を有している。すなわ
ち、図12はインバータ出力電流の波形図であるが、本
来の波形は破線で示すような理想的な正弦波であり、デ
ッドタイムに起因する誤差のためにゼロクロス点付近の
波形が平坦状になっている。そのため、このゼロクロス
点の位置を正確に検出することが困難となり、正側の補
償電圧信号を付加すべきなのに負側の補償電圧信号を付
加してしまう事態が生じたり、あるいはその逆の事態が
生じたりし、正しい極性の補償電圧信号を正確に付加す
ることができず、デッドタイム補償の補償精度を一定以
上向上させることができなかった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、ゼロクロス点の検出に基づかないデッドタイム補
償を行うことにより、デッドタイム補償の補償精度を向
上させることが可能な電圧型3相用インバータ装置を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、ベクトル制御演
算に基づくインバータ電圧指令信号を出力する電圧指令
演算回路、及び前記インバータ電圧指令信号に基づきP
WM信号を出力するPWM回路を有するインバータ制御
回路と、前記PWM信号に基づき複数のスイッチング素
子をスイッチング動作させ、これにより交流電力を出力
するインバータ回路と、を備えた電圧型3相用インバー
タ装置において、前記インバータ制御回路は、前記イン
バータ回路の出力電流検出値に基づき静止座標系におけ
る電流ベクトル位相角θを演算し、この電流ベクトル位
相角θに応じ予め設定されているデッドタイム補償電圧
信号を生成する補償電圧演算回路を有し、このデッドタ
イム補償電圧信号を前記インバータ電圧指令信号に加算
することにより、前記スイッチング素子がスイッチング
動作する際のデッドタイム補償を行うものである、こと
を特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、前記静止座標系に
おける電流ベクトル位相角θの演算は、前記インバータ
回路の出力電流検出値を用いて回転座標系における磁束
電流成分及びトルク電流成分を求め、これら両成分から
回転座標系における電流ベクトル位相角θ1を求め、こ
の電流ベクトル位相角θ1に、静止座標系に対する回転
座標系の回転角θ0を加えることにより、行うものであ
る、ことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づき説明する。図1は、この実施形態に係る電圧型3相
用インバータ装置の構成を示すブロック図である。図1
において、インバータ制御回路1は、制御指令の入力に
基づき電圧指令信号を出力する電圧指令演算回路2と、
デッドタイムに起因する誤差を補償するための補償電圧
信号を出力する補償電圧演算回路3と、電圧指令演算回
路2からの電圧指令信号と補償電圧演算回路3からの補
償電圧信号との加算を行う加算器4と、加算器4からの
信号の入力に基づきPWM信号を出力するPWM回路5
とを有している。なお、インバータ制御回路1は、ベク
トル制御演算を行うものであるが、図面の簡単化のため
静止/回転座標変換回路及び回転/静止座標変換回路等
の図示を省略している。
【0011】PWM回路5からのPWM信号は、図10
と同様の構成を有するインバータ回路6に出力され、イ
ンバータ回路6は、このPWM信号の入力に基づきモー
タ7に3相交流電力を供給している。インバータ回路6
からモータ7に対して出力される3相電流のうちいずれ
か2相の電流(例えば、U相及びV相の電流iu,iv)
は電流検出器8,9により検出され、その検出信号が補
償電圧演算回路3に出力されるようになっている。補償
電圧演算回路3は、この検出信号の入力に基づき、ベク
トル制御における補償電圧信号の方向を演算している。
【0012】次に、補償電圧演算回路3の演算に用いる
基本原理につき説明する。図2は、ベクトル座標中に位
相が60°ずつずれた6つの電圧ベクトルV1〜V6を示
したものであり、これら6つの電圧ベクトルV1〜V6に
より6つの電圧ベクトル領域I〜VIが形成されている。
そして、これらの各電圧ベクトル領域に対して30°ず
つ位相がずれた領域が電流ベクトル領域I〜VIとなって
いる。
【0013】図2における各電圧ベクトルは括弧内の数
値により表されるパターンを有している。これら括弧内
の数値は具体的には、インバータ回路6中の正負いずれ
か一方のアームを構成する3つのスイッチング素子、例
えば図10におけるスイッチング素子G1,G3,G5に
ついてのオン状態又はオフ状態を示している。
【0014】すなわち、電圧ベクトルV1(100)
は、G1がオン、G3,G5がオフのパターンであること
を示しており、電圧ベクトルV3(110)は、G1,G
3がオン、G5がオフのパターンであることを示してい
る。他の電圧ベクトルV2,V4,V6,V5も同様の内容
を示している。なお、負側アームを構成するスイッチン
グ素子G4,G6,G2のオンオフ状態は、正側アームを
構成するスイッチング素子G1,G3,G5とちょうど逆
の状態となる。
【0015】図3は、インバータ回路6のu,v,wの
各相の出力電流iu,iv,iwについての波形図であ
る。この図において、例えば、領域Iでは電流iuの極性
はプラス、電流iv,iwの極性はマイナスであり、ま
た、領域IIでは電流iu,ivの極性はプラス、電流iw
の極性はマイナスとなっている。
【0016】図4は、各電流ベクトル領域I〜VIに対応
する出力電流iu,iv,iwの極性、デッドタイムによ
る各相の電圧誤差△Uu,△Uv,△Uwの極性及びその値、
この電圧誤差△Uu,△Uv,△Uwを合成した電圧誤差ベク
トル△Viを示した図表である。電圧誤差△Uu,△Uv,
△Uwの極性は、出力電流iu,iv,iwの極性と反対と
なっており、また、これらの電圧誤差△Uの値は、デッ
ドタイムをTd、1サンプリング周期をTsw、直流電圧
をEd(図10参照)とすれば下式(1)により表され
る。
【0017】 △U=(Td/Tsw)・Ed … (1) 図5は、図4の図表における電圧誤差ベクトル△V4,
△V6,△V5,△V1,△V3,△V2のベクトル座標に
おける方向を示した説明図である。これらの誤差ベクト
ルの方向は図2における電圧基本ベクトルと同一方向で
あり、また、その振幅は図4の図表から明らかなよう
に、2×△Uである。
【0018】図4の△Viの欄に示したような各領域に
おける誤差ベクトルが判明したとすると、デッドタイム
による電圧誤差△Uu,△Uv,△Uwを補償するためには、
この誤差ベクトルと同一の振幅を有する逆方向のベクト
ル(補償電圧ベクトルと呼ぶことにする)を加えてやれ
ばよいことになる。図6は、このような補償電圧ベクト
ル△Vを各領域毎に示した図表である。但し、この図6
では、領域I〜VIを電流ベクトルの位相角θにより表し
ている。例えば、図6における−30°〜30°の領域
の△V1、及び30°〜90°の領域の△V3は、それぞ
れ図4における領域Iの△V4、及び領域IIの△V6に対
して逆方向となるベクトルであることが図5を参照すれ
ば明らかである。
【0019】したがって、電流ベクトルの位相角θの値
を演算により求めることができれば、この位相角θに対
応する補償電圧ベクトル△Vを図6の図表から直ちに求
めることができる。そして、この補償電圧ベクトル△V
に基づき補償電圧演算回路3が演算した補償電圧信号
を、電圧指令演算回路2からの電圧指令信号に加えてや
れば、デッドタイム補償を精度良く行うことができるは
ずである。
【0020】図7は、任意瞬間における電流ベクトルi
1の静止座標系(α−β平面)における位相角θの求め
方についての説明図である。静止座標系に対する回転座
標系(d−q平面)の回転角をθ0、回転座標系におけ
る電流ベクトルi1の位相角をθ1とすると、位相角θは
下式(2)により求めることができる。
【0021】θ=θ0+θ1 … (2) ここで、θ0は、インバータ回路6の出力周波数をω1と
すれば、下式(3)により求めることができる。また、
θ1は、磁束電流成分をid、トルク電流成分をiqとす
れば、iqの正負に応じて下式(4)又は(5)のいず
れかにより求めることができる。そして、いずれか2相
の出力電流検出値をiu,ivとすれば、磁束電流成分i
d及びトルク電流成分iqは下式(6)により求めること
ができる。
【数1】
【0022】次に、上記のような原理に基づく図1の動
作を、図8のフローチャートを参照しつつ説明する。イ
ンバータ回路6からの出力電流の検出値iu,ivが電流
検出器8,9によって検出され、インバータ制御回路1
内の補償電圧演算回路3は、この検出信号を入力する
(ステップ1)。補償電圧演算回路3は、上記(6)式
を用いて磁束電流成分id及びトルク電流成分iqを演算
し(ステップ2)、さらに、(3)式を用いて静止座標
系に対する回転座標系の回転角θ0を演算すると共に、
(4)式又は(5)式を用いて回転座標系における電流
ベクトルi1の位相角θ1を演算する。そして、上記
(2)式により、電流ベクトルi1の静止座標系(α−
β平面)における位相角θを求める(ステップ3)。
【0023】次いで、補償電圧演算回路3は、求めたθ
の値が−30°≦θ<30°の領域内にあるか否かを判
別し(ステップ4)、この領域内になければ、30°≦
θ<90°の領域内にあるか否かを判別する(ステップ
5)。以下、同様にして、210°≦θ<270°の領
域までの判別を行う(ステップ6〜8)。そして、ステ
ップ8での判別もNOである場合は、この位相角θは必
ず残りの領域内に含まれているはずなので、位相角θが
270°≦θ<330°の領域内にあると決定する(ス
テップ9)。このようにして、位相角θの属する領域を
決定した後、補償電圧演算回路3は、図6に示した図表
を参照して、この領域に対応する補償電圧ベクトル△V
を求め、この補償電圧ベクトル△Vに基づき補償電圧信
号を出力する(ステップ10)。なお、ステップ4〜8
において、YESと判別した場合には直ちにステップ1
0に移ることになる。
【0024】補償電圧演算回路3からの補償電圧信号は
加算器4に出力され、加算器4は、電圧指令演算回路2
からの電圧指令信号にこの補償電圧信号を加算し、これ
をPWM回路5に出力する。PWM回路5は、補償電圧
信号が加算された電圧指令信号の入力に基づきPWM信
号をインバータ回路6に出力する。このPWM信号はデ
ッドタイム補償がなされた信号であるが、このときのデ
ッドタイム補償は、従来のようにゼロクロス点の検出に
基づくことなく行われたものであるため補償電圧信号の
印加方向が正確なものであり、極めて精度の高いものと
なる。
【0025】図9は、従来のデッドタイム補償により得
られた電流波形と本発明のデッドタイム補償により得ら
れた電流波形とを、インバータの低周波数領域において
対比した説明図であり、(a)はインバータ周波数が1Hz
の場合、(b)はインバータ周波数が3Hzの場合、(c)は
インバータ周波数が5Hzの場合を示している。これらの
図が示すように、インバータ周波数が低くなるほど、本
発明のデッドタイム補償の効果が大きくなっている。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、インバ
ータ回路の出力電流検出値に基づき静止座標系における
電流ベクトル位相角θを演算し、この電流ベクトル位相
角θに応じ予め設定されているデッドタイム補償電圧信
号を生成し、このデッドタイム補償電圧信号をインバー
タ電圧指令信号に加算することによりデッドタイム補償
を行うこととし、ゼロクロス点の検出に基づかないデッ
ドタイム補償を行う構成としたので、デッドタイム補償
の補償精度を従来よりも大幅に向上させることが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電圧型3相用インバー
タ装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の基本原理についての説明図であり、電
圧ベクトル領域と電流ベクトル領域との関係を示した
図。
【図3】図1におけるインバータ回路6からの各相の出
力電流iu,iv,iwについての波形図。
【図4】各電流ベクトル領域に対応する出力電流の極
性、各相の電圧誤差の極性及びその値、電圧誤差ベクト
ルを示した図表。
【図5】図4の図表における電圧誤差ベクトルのベクト
ル座標における方向を示した説明図。
【図6】補償電圧ベクトルを各領域毎に示した図表。
【図7】任意瞬間における電流ベクトルの静止座標系に
おける位相角θの求め方についての説明図。
【図8】図1の動作を説明するためのフローチャート。
【図9】従来のデッドタイム補償により得られた電流波
形と本発明のデッドタイム補償により得られた電流波形
とを対比した説明図。
【図10】電圧型3相用インバータ装置のインバータ回
路の構成図。
【図11】デッドタイム補償を説明するための波形図。
【図12】従来技術の課題についての説明図であり、イ
ンバータ出力電流の波形図。
【符号の説明】
1 インバータ制御回路 2 電圧指令演算回路 3 補償電圧演算回路 4 加算器 5 PWM回路 6 インバータ回路 7 モータ 8,9 電流検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川 由紀夫 東京都三鷹市下連雀8丁目3番11号 春日 電機株式会社内 Fターム(参考) 5H007 AA03 AA05 AA17 BB06 CA01 CB05 CC23 DB02 DB05 DB12 DC02 EA02 FA09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベクトル制御演算に基づくインバータ電圧
    指令信号を出力する電圧指令演算回路、及び前記インバ
    ータ電圧指令信号に基づきPWM信号を出力するPWM
    回路を有するインバータ制御回路と、 前記PWM信号に基づき複数のスイッチング素子をスイ
    ッチング動作させ、これにより交流電力を出力するイン
    バータ回路と、 を備えた電圧型3相用インバータ装置において、 前記インバータ制御回路は、 前記インバータ回路の出力電流検出値に基づき静止座標
    系における電流ベクトル位相角θを演算し、この電流ベ
    クトル位相角θに応じ予め設定されているデッドタイム
    補償電圧信号を生成する補償電圧演算回路を有し、この
    デッドタイム補償電圧信号を前記インバータ電圧指令信
    号に加算することにより、前記スイッチング素子がスイ
    ッチング動作する際のデッドタイム補償を行うものであ
    る、 ことを特徴とする電圧型3相用インバータ装置。
  2. 【請求項2】前記静止座標系における電流ベクトル位相
    角θの演算は、前記インバータ回路の出力電流検出値を
    用いて回転座標系における磁束電流成分及びトルク電流
    成分を求め、これら両成分から回転座標系における電流
    ベクトル位相角θ1を求め、この電流ベクトル位相角θ1
    に、静止座標系に対する回転座標系の回転角θ0を加え
    ることにより、行うものである、 ことを特徴とする請求項1記載の電圧型3相用インバー
    タ装置。
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