JP4779442B2 - 電力変換器の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、スイッチング素子で構成された上下アームのオン・オフによって所望の電力を出力する電力変換器の制御装置に関するもので、特にパルス幅変調を用いてスイッチング素子を駆動する電力変換器(以下、PWMインバータと記述する)の制御装置に関するものである。
始めにPWMインバータの動作を決定するPWMパターンの演算方法について説明する。このPWMパターンは、電圧指令に従ってPWMインバータが電圧を出力できるように演算されるものである。
まず電圧指令が搬送波信号と大小比較される。電圧指令が大きい場合には、上アームのスイッチング素子をオンとし、下アームのスイッチング素子をオフとする。逆に搬送波信号より電圧指令が小さい場合には、上アームのスイッチング素子をオフとし、下アームのスイッチング素子をオンとする。すなわちスイッチング素子の上下アームは相補的にオンまたはオフを繰り返して電圧指令に従った電圧を出力する。このとき上下アームのスイッチング素子が直流短絡を起こさないように両スイッチング素子共にオフする、デッドタイムと呼ばれる期間を設けている。このデッドタイム期間においてPWMインバータの端子電圧はその端子を流れる負荷電流の極性によって決まる。
このデッドタイムは、PWMインバータのスイッチング素子を保護するために設けられたものであるが、電圧外乱となり、PWMインバータ出力電圧精度の低下をもたらす。そのため、デッドタイムによって発生する電圧外乱を補償する処理が実施されている。具体的には、文献「ACサーボモータの理論と設計の実際、杉本英彦編著、総合電子出版」に示すように、負荷電流の極性と同じ極性を持った信号(以下、デッドタイム又は出力電圧歪み補償信号と記述する)を電圧指令に足して補償するものである。ただしPWMインバータから負荷へ向かう電流極性を正とする。デッドタイム補償信号の形状は矩形波であり、その振幅は搬送波周波数(以下、fcと記述)とPWMインバータの直流リンク電圧(以下、Vdcと記述)とデッドタイムの長さ(以下、Tdと記述)で決定され、「Td×fc×Vdc」となる。前述の文献においては検出電流の極性に基づいてデッドタイム補償信号が生成されているが、電流指令の極性や電流指令の位相に基づく場合もある。また波形の形状も台形波が設定される場合もある。
次にPWMインバータを用いて負荷に所望の電力を供給する際の制御装置の一般的な動作について図1を用いて説明する。動作の説明のため、電力変換器として三相PWMインバータを設定し、負荷として三相交流電動機を設定する。
図1において、1は電力変換器の制御装置、2は電流検出器、3は検出された電流信号、4は座標変換器、5は位相、6は検出された電流信号、7は電流指令、8は電流制御器、9は電圧指令、10は座標変換器、11は電圧指令、12はデッドタイム補償信号演算器、13はデッドタイム補償信号、14はPWMパターン演算器、15はPWMパターン信号、16はPWMインバータ、17は三相交流電動機である。
電流検出器2は三相交流電動機17に流れる電流を検出する。検出された電流信号3は制御装置1に取り込まれる。さらに座標変換器4によって、位相5に基づいて座標変換されdq軸回転座標上の電流信号6となる。なお、位相5と同位相成分をd軸成分とする。位相5に対して90度の進み位相成分をq軸成分とする。位相5は三相交流電動機17の種類によって取得方法が異なる。誘導電動機ならばすべり周波数演算器より得られる磁束位相である。また同期電動機ならば回転子の磁極位置であり、エンコーダなどの検出器によって得られる。なお、図1では省略してある。電流制御器8は検出電流信号6と電流指令7に従って電流制御を実施し電圧指令9を出力する。電圧指令9は座標変換器10によって三相静止座標上の電圧指令信号11に変換され、デッドタイム補償を施された後、PWMパターン演算器14によってPWMパターン信号15に変換される。デッドタイム補償信号13は検出電流信号3よりデッドタイム補償信号演算器12によって演算される。図1に示していないが、前述したように電流指令7を座標変換してデッドタイム補償信号を求めたり、電流指令7の位相に基づいてデッドタイム補償信号を求める場合もある。PWMパターン演算器14ではPWMインバータ16の上下スイッチング素子の短絡防止のためデッドタイムを挿入してパターン信号15を演算する。PWMインバータ16は前述のPWMパターン信号15に従い、各相の上下スイッチング素子を駆動して所定の電圧を三相交流電動機17に印加する。
PWMインバータの制御装置1はこのような処理を繰り返し実行して、所望の電力を負荷に供給する制御動作を行っている。
ところが、前述のようにデッドタイム補償信号を求めて補償を実施しても、実際にPWMインバータに発生するデッドタイムによる電圧外乱との位相ずれが生じ補償精度が低下する問題があった。これは結果として電流制御精度の低下をもたらすこととなる。
例えば、検出電流信号に基づくデッドタイム補償を行う際には、電流検出器のオフセットやノイズの影響でデッドタイム補償信号の極性切り替えのタイミング(位相)がずれる。電流指令に基づく場合には、電流制御器の応答設定によって実際との電流偏差が生じて位相がずれる場合がある。さらに、このようなデッドタイム補償信号の位相ずれによる電圧外乱によって電流波形の歪みが生じ、位相ずれが拡大する悪循環が生じる場合もある。
この問題を解決する従来技術として、例えば特許文献1に示されている技術がある。これを図2を用いて説明する。なお、図2において、図1と同一符号は同一又は相当部分を示すので、一部を除いて説明を省略する。18は電流指令位相演算器、19は電流位相指令、20は1次周波数、21は位相補償量テーブル、22はデッドタイム補償信号の位相補償量である。簡潔に述べると、図2に示す従来技術は、デッドタイム補償信号の位相を補償する仕組みを持ち、その位相補償量をq軸電流と1次周波数とのテーブル値とするものである。図2において、電流指令位相演算器18によって演算された電流指令位相19はデッドタイム補償信号演算器12に入力される。最適な位相補償量を記録した位相補償量テーブル21は電流指令7(q軸電流指令)と1次周波数20を参照して位相補償量22を出力する。ここで1次周波数20はPWMインバータ16の出力電圧の基本波周波数である。この構成により、位相補償量22をデッドタイム補償信号13に反映させ、前述した電流検出器2に伴う問題を回避する。
特開平6−62580号公報
図2に示す従来技術を用いることで、デッドタイム(出力電圧歪み)補償信号の位相ずれを最小とすることによってデッドタイム補償精度を向上でき、高精度な電流制御を実現できる。しかし、位相補償量テーブルを作成するには、幾多の実験やシミュレーションなどを予め実行して最適値を把握しておく必要があり、労力やコストが必要となっていた。また電力変換器または負荷の組み合わせが変わると位相補償テーブルの再設定を行う必要があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、デッドタイム(出力電圧歪み)補償信号の位相補償量を自動調整する位相補償量調整器を設けてデッドタイム補償精度向上を簡易化した電力変換器の制御装置を提供するものである。
この発明に係る電力変換器の制御装置においては、複数の半導体スイッチング素子によって構成され、負荷に電力を供給するものにおいて、制御装置は、負荷への電流指令と検出電流信号に基づいて電流制御処理を行い電力変換器への電圧指令を出力する電流制御器と、電力変換器にて発生する出力電圧歪みを抑制するため電圧指令に加算される出力電圧歪み補償信号を演算する出力電圧歪み補償信号演算器と、出力電圧歪み補償信号演算に用いる電流指令の位相に対する位相補償量を調整する位相補償量調整器を備え、出力電圧歪み補償信号演算器は電流指令の位相と位相補償量と電流指令より、位相補償量を反映した出力電圧歪み補償信号を計算し、位相補償量調整器は出力電圧歪み補償信号の位相ずれを原因とする電圧指令の歪みを検知し、電圧指令の歪みが最小となるように位相補償量をフィードバック調整するものである。
この発明によれば、出力電圧歪み補償信号の位相補償量が位相補正量調整器によって最適な値となる。この結果、出力電圧歪み補償精度が向上し、高精度な電流制御が実現できる。
実施の形態1.
図3はこの発明の実施の形態1における電力変換器の制御装置を説明するための説明図である。動作の説明のため、電力変換器として三相PWMインバータを設定し、負荷として三相交流電動機を設定した。
図3において、1は電力変換器の制御装置、2は電流検出器、3は検出された電流信号、4は座標変換器、5は位相、6は検出された電流信号、7は電流指令、8は電流制御器、9は電圧指令、10は座標変換器、11は電圧指令、12はデッドタイム補償信号演算器(出力電圧歪み補償信号演算器)、13はデッドタイム(出力電圧歪み)補償信号、14はPWMパターン演算器、15はPWMパターン信号、16はPWMインバータ、17は三相交流電動機、18は電流指令位相演算器、19は電流指令位相、22はデッドタイム(出力電圧歪み)補償信号に用いる位相補償量、23は位相補正量を調整する位相補償量調整器である。
電流検出器2は三相交流電動機17に流れる電流を検出する。検出された電流信号3は制御装置1に取り込まれる。さらに座標変換器4によって、位相5に基づいて座標変換されdq軸(2軸直交)回転座標上の電流信号6となる。なお、位相5と同位相成分をd軸成分とする。位相5に対して90度の進み位相成分をq軸成分とする。位相5は三相交流電動機17の種類によって取得方法が異なる。誘導電動機ならばすべり周波数演算器より得られる磁束位相である。また同期電動機ならば回転子の磁極位置であり、エンコーダなどの検出器によって得られる。なお、図3では省略してある。電流制御器8は検出電流信号6と電流指令7に従って電流制御を実施し電圧指令9を出力する。電圧指令9は座標変換器10によって三相静止座標上の電圧指令信号11に変換される。電流指令位相演算器18は位相5と電流指令7より電流指令位相19を演算する。位相補償量調整器23は、電流指令位相19、電圧指令9および位相5からデッドタイム補償信号13の位相補償量22を調整して出力する。このとき、位相補償量調整器23は電圧指令9の歪みを検知し、歪みが最小となるように位相補償量22をフィードバック調整する。
電圧指令9の歪みはデッドタイム補償信号13の位相ずれに伴う電圧外乱を抑制するべく電流制御器8が動作して発生する。このため電圧指令9の歪みが最小となればデッドタイム補償信号13の位相も最適な調整がなされている状態となり、フィードバック調整も完了する。
デッドタイム補償信号演算器12は、位相5と電流指令位相19と位相補償量22と電流指令7より、位相補償量22を反映したデッドタイム補償信号13を計算する。なお、これの信号全てを常に用いるわけではない。
例えばデッドタイム補償信号演算器12は、図4(A)のように位相情報より演算する構成としてもよい。12aはデッドタイム補償信号極性切り替え時の勾配設定ゲイン、12bはリミッタ、12cはデッドタイム補償信号の振幅設定ゲイン、12dはコサイン演算器である。
電流指令位相19と位相補償量22をコサイン演算器12dに入力し基準となる三相正弦波信号を求める。さらにゲイン12aによるゲイン処理、リミッタ12bによるリミッタ処理、ゲイン12cによるゲイン処理を施す。ゲイン12aによるゲイン処理はデッドタイム補償信号13の極性切り替え時の勾配設定に用いる。ゲイン12cによるゲイン処理はデッドタイム補償信号13の振幅設定に用いる。
また、デッドタイム補償信号演算器12の別の構成として、図4(B)のように回転座標上の電流指令7を座標変換して求める構成としてもよい。12eは座標変換器である。
このように、図3に示した構成とすることで、デッドタイム補償信号の位相ずれを補償できる。これにより位相ずれに伴う電圧外乱を抑制でき高精度に電流を制御することが可能となる。
実施の形態2.
実施の形態1では、図3に示した位相補償量調整器23は、デッドタイム補償信号13の位相ずれを原因とする電圧指令9の歪みが最小化するように、デッドタイム補償信号の位相補償量22を調整しているが、この実施の形態2においては、例えば電流指令位相19を基準としたフーリエ変換によって歪み成分を抽出して位相補償量22を調整してもよい。また位相補償量調整器23を図5(A)に示すような構成としてもよい。23aは電圧指令切り替え器、23bは電圧指令切り替え器23aから出力される位相補償量調整動作の元となる信号Vdis、23cは位相分割・位相補償量更新器、23eはフィルタである。
図5(A)の電圧指令切り替え器23aは電流制御器8から出力される電圧指令9を入力とし、d軸電圧指令またはq軸電圧指令を位相補償量調整動作の元となる信号Vdis23bに割り当てる。電圧切り替えの基準として、デッドタイム補償信号13の位相ずれによる電圧指令の歪みが最も大きく検知できる電圧指令を割り当てる設定とする。例えば、三相交流電動機17の電流信号3または電流信号6や1次周波数20によって切り替えてもよい。また接続されている三相交流電動機17の種類によって切り替えてもよい。これらの切り替え基準を平行して使用してもよい。フィルタ23eは、信号Vdis23bから位相補償量調整の妨げとなる成分を除去する働きを持つ。
また、位相補償量調整器23の別の構成として、図5(B)の構成としてもよい。23dは座標変換器である。図5(B)では電流指令ベクトル直交の電圧指令を求め、この信号をVdis23bに割り当てている。この構成では座標変換器23dの追加により、制御装置のコストアップを招く可能性があるが、デッドタイム補償信号の位相ずれによる電圧指令9の歪みを最も大きく検知できるため、位相補償量調整時間の短縮が見込まれる。
図5(A)中または図5(B)中の位相分割・位相補償量更新器23cの動作を図6を用いて説明する。デッドタイム補償信号13に位相ずれが存在する場合、Vdis23bは一定値とはならず、図6(A)に示した三相交流電動機17の相電流のゼロクロスに伴った歪みが発生する。このVdis23bの歪みは位相ずれが進みの場合は図6(D)に示すように下に凸となる。逆に位相ずれが遅れの場合は図6(B)に示すように上に凸となる。なお、位相ずれの進み・遅れとは最適なデッドタイム補償信号位相を基準としている。ここで電流指令位相19に基づき位相区間を分割する。ここで分割された区間内にVdis23bの相電流ゼロクロスに伴う歪みが入るように設定する。設定した区間内において積分演算を実行し平均値を求めて記憶する。Vdis23bの歪みによって平均値には図6(C)および図6(E)に示す差が発生する。Av1は区間1におけるVdis23bの平均値であり、Av2は区間2におけるVdis23bの平均値である。図6(C)および図6(E)に示すようにデッドタイム補償信号の位相遅れ・進みによってこの平均値Av1、Av2の大小が反転する。このためAv1、Av2の差をとり、積分することでデッドタイム補償信号の位相補償量が調整できる。なお、図6では一相のみの説明としたが、三相でも同様に計算可能である。
図6に示した位相分割・位相補償量更新器23cの動作を実現する構成として、例えば図7に示す構成がある。図7において、23c−1は積分器用リセット信号発生器、23c−2はVdis用積分器、23c−3はVdis区間平均値演算用ゲイン、23c−4はサンプルホールド器、23c−5はサンプルホールドタイミング発生器、23c−6はVdis区間平均値の記録器、23c−7は位相補償量更新器、23c−8は動作タイミング発生器である。また、位相補償量更新器23c−7は積分器23c−7a、及び位相補償量調整ゲイン23c−7bを備えている。図7では、信号Vdis23bを積分器23c−2によって積分する。ゲイン23c−3は積分値を平均値に変換するためのゲインであり、1次周波数20によって可変である。図6に示すように所定の区間毎のVdis23bの平均値を得るため電流指令位相の所定のタイミングでサンプルホールドして、記録器23c−6に格納する。サンプルホールドのタイミングと動作はサンプルホールドタイミング発生器23c−5、サンプルホールド器23c−4により行われる。サンプルホールド直後に積分器23c−2の値を0にリセットする。そのリセットタイミングはリセット信号発生器23c−1が電流指令位相19に基づいて発生する。位相補償量更新器23c−7は動作タイミング発生器23c−8によって設定されるタイミングで記録器23c−6に格納されていたVdis23bの区間毎の平均値を読み出し、差分を取って積分演算を実行する。図6ならば動作タイミングは区間2の直後または区間8の直後に設定できる。
このように、図3に示した電力変換器の制御装置において、位相補償量調整器23を図5(A)または図5(B)の構成とすることで、デッドタイム補償信号の位相を補償できる。これにより位相ずれに伴う電圧外乱を抑制でき高精度に電流を制御することが可能となる。
一般的な電力変換器の制御装置を説明するための説明図である。 従来の電力変換器の制御装置を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態1における電力変換器の制御装置を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態1における電力変換器の制御装置のデッドタイム補償信号演算器を示す構成図である。 この発明の実施の形態2における電力変換器の制御装置の位相補償量調整器を示す構成図である。 この発明の実施の形態2における電力変換器の制御装置の位相補償量調整器の調整原理を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態2における電力変換器の制御装置の位相補償量調整器の位相分割・位相補償量更新器を示す構成図である。
符号の説明
1 電力変換器の制御装置
2 電流検出器
3 検出された電流信号
4 座標変換器(三相静止座標上の量から回転座標上の量への変換に使用)
5 位相(座標変換等に使用)
6 検出された電流信号(回転座標上にて表現)
7 電流指令
8 電流制御器
9 電圧指令(回転座標上にて表現)
10 座標変換器(回転座標上の量から三相静止座標上の量への変換に使用)
11 電圧指令(三相静止座標上にて表現)
12 デッドタイム補償信号演算器
12a デッドタイム補償信号極性切り替え時の勾配設定ゲイン
12b リミッタ
12c デッドタイム補償信号の振幅設定ゲイン
12d コサイン演算器
12e 座標変換器(回転座標上の量から三相静止座標上の量への変換に使用)
13 デッドタイム補償信号
14 PWMパターン演算器
15 PWMパターン信号
16 PWMインバータ
17 三相交流電動機
18 電流指令位相演算器
19 電流指令位相
20 1次周波数
21 位相補償量テーブル
22 デッドタイム補償信号の位相補償量
23 位相補償量調整器
23a 電圧指令切り替え器
23b Vdis
23c 位相分割・位相補償量更新器
23c−1 積分器用リセット信号発生器
23c−2 Vdis用積分器
23c−3 Vdis区間平均値演算用ゲイン
23c−4 サンプルホールド器
23c−5 サンプルホールドタイミング発生器
23c−6 Vdis区間平均値の記録器
23c−7 位相補償量更新器
23c−7a 積分器
23c−7b 位相補償量調整ゲイン
23c−8 位相補償量調整器の動作タイミング発生器
23d 座標変換器
23e フィルタ

Claims (6)

  1. 複数の半導体スイッチング素子によって構成され、負荷に電力を供給する電力変換器の制御装置において、前記制御装置は、前記負荷への電流指令と検出電流信号に基づいて電流制御処理を行い前記電力変換器への電圧指令を出力する電流制御器と、前記電力変換器にて発生する出力電圧歪みを抑制するため前記電圧指令に加算される出力電圧歪み補償信号を演算する出力電圧歪み補償信号演算器と、出力電圧歪み補償信号演算に用いる電流指令の位相に対する位相補償量を調整する位相補償量調整器を備え、前記出力電圧歪み補償信号演算器は前記電流指令の位相と前記位相補償量と電流指令より、位相補償量を反映した出力電圧歪み補償信号を計算し、前記位相補償量調整器は前記出力電圧歪み補償信号の位相ずれを原因とする電圧指令の歪みを検知し、前記電圧指令の歪みが最小となるように位相補償量をフィードバック調整することを特徴とする電力変換器の制御装置。
  2. 位相補償量調整器に用いられる電圧指令は、2軸直交回転座標上にて表現された電圧指令であることを特徴とする請求項1記載の電力変換器の制御装置。
  3. 位相補償量調整器は、2軸直交回転座標上にて表現された電圧指令のどちらか一方を切り替えて用い、切り替え基準として、電力変換器の出力電流または電力変換器の出力電圧周波数または負荷への電流指令または電力変換器に接続されている負荷の種類とすることを特徴とする請求項2記載の電力変換器の制御装置。
  4. 位相補償量調整器に用いられる電圧指令は、2軸直交回転座標上にて表現された電力変換器の出力電流ベクトルまたは電力変換器の制御装置における電流指令ベクトルに対して直交する軸上に換算された電圧指令成分とすることを特徴とする請求項1記載の電力変換器の制御装置。
  5. 位相補償量調整器は、電力変換器の制御装置における電流指令位相の一周期を複数の区間に分割して処理を行うことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電力変換器の制御装置。
  6. 位相補償量調整器は、電力変換器の制御装置における電流指令位相の一周期を複数の区間に分割して処理を行い、その処理を実行する区間内に静止座標上で表現された電力変換器の出力電流、または静止座標上で表現された負荷への電流指令の、極性反転(ゼロクロス)を含むことを特徴とする請求項5記載の電力変換器の制御装置。
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