JP2000244417A - 光前置増幅器 - Google Patents

光前置増幅器

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JP2000244417A
JP2000244417A JP11043102A JP4310299A JP2000244417A JP 2000244417 A JP2000244417 A JP 2000244417A JP 11043102 A JP11043102 A JP 11043102A JP 4310299 A JP4310299 A JP 4310299A JP 2000244417 A JP2000244417 A JP 2000244417A
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JP
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optical
amplifier
light
input
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Toshiaki Isogai
俊明 磯貝
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光信号を電気信号に変換する光受信器の前段
において光直接増幅を行う際に入力ダイナミックレンジ
を広くすることが可能な光前置増幅器を提供する。 【解決手段】 入力ポート11から入力された入力光は
光可変減衰器12を介して光分岐部13で分岐され、そ
の大部分は第1の光増幅器14に入力される。光可変減
衰器制御回路16は受光器17からの信号に基づいて光
可変減衰器12の減衰量を制御する回路であり、光前置
増幅器にレベルの高い信号光が入力された場合に、第1
の光増幅器14が利得一定制御動作可能な入力光レベル
を維持するように光可変減衰器12の減衰量を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光前置増幅器に関
し、特に光信号を電気信号に変換する光受信器の前段に
設けられかつ光直接増幅を行う光前置増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光前置増幅器としては、
図9に示すような光前置増幅器がある。この図9におい
て、光前置増幅器は入力ポート11と光分岐部13,1
5と光増幅器14と受光器17,20と利得制御回路1
8と利得検知回路19とからなる利得一定制御部6と、
光増幅器21と光分岐部22と出力ポート23と出力一
定制御回路24と受光器25とからなるレベル一定制御
部2とから構成されている。
【0003】入力ポート11から入力された入力光は光
分岐部13で分岐され、その大部分が第1の光増幅器1
4に入力される。また、光分岐部13で分岐された他方
の光は受光器17に入力され、受光器17で受光レベル
に応じた電気信号に変換される。
【0004】第1の光増幅器14から出力された光は光
分岐部15で分岐され、その大部分が第2の光増幅器2
1に入力される。また、光分岐部15で分岐された他方
の光は受光器20に入力され、受光器20で受光レベル
に応じた電気信号に変換される。
【0005】第2の光増幅器21から出力された光は光
分岐部22で分岐され、その大部分が出力ポート23か
ら出力される。また、光分岐部22で分岐された他方の
光は受光器25に入力され、受光器25で受光レベルに
応じた電気信号に変換される。
【0006】利得検知回路19は受光器17,20から
の信号が入力され、第1の光増幅器14の利得を検知す
る回路であり、第1の光増幅器14の入出力レベルの比
を検出し、利得に応じたレベルの信号を出力する。
【0007】利得制御回路18は利得検知回路19から
の信号が入力され、光増幅器14の利得を制御する回路
であり、利得検知回路19からの信号レベルが一定にな
るように第1の光増幅器14の利得を制御する。
【0008】出力一定制御回路24は第2の光増幅器2
1の光出力を制御する回路であり、受光器25の受光レ
ベルが一定になるように第2の光増幅器21の利得を制
御する。
【0009】上記の構成によると、第1の光増幅器14
についてはその利得が一定になるように制御され、第2
の光増幅器21についてはその出力レベルが一定になる
ように制御される。
【0010】上記の構成において、コア中にEr(エル
ビウム)等の希土類元素をドープした光ファイバ(希土
類ドープファイバ)を備えた光ファイバ増幅器を光増幅
器として使用した場合の具体例を図10に示す。
【0011】光前置増幅器は入力ポート301と光分岐
303,307と波長分割多重カプラ304と光アイソ
レータ305と光ファイバ増幅器306とフォトダイオ
ード309,314と電流電圧変換回路(I/V)31
0,315と励起レーザダイオード311と励起レーザ
ダイオード駆動回路(DRV)312と利得制御回路
(GNC)313とからなる利得一定制御部6と、光ア
イソレータ401と第2の光ファイバ増幅器402と波
長分割多重カプラ403と光アイソレータ404と光分
岐405と出力ポート406と励起レーザダイオード4
07と励起レーザダイオード駆動回路408と出力一定
制御回路409とフォトダイオード410と電流電圧変
換回路411とからなるレベル一定制御部2とから構成
されている。
【0012】入力ポート301から入力された入力光は
光分岐303で分岐され、その大部分が波長分割多重カ
プラ304で、第1の光ファイバ増幅器306を励起す
るレーザダイオード311から出力される励起光と合波
され、光アイソレータ305を介して第1の光ファイバ
増幅器306に入力される。また、光分岐303で分岐
された他方の光はフォトダイオード309に入力され、
電流電圧変換回路310を介して受光レベルに応じた電
圧信号に変換される。
【0013】第1の光ファイバ増幅器306から出力さ
れた光は光分岐307で分岐され、その大部分は光アイ
ソレータ401を介して第2の光ファイバ増幅器402
に入力される。また、光分岐307で分岐された他方の
光はフォトダイオード314に入力され、電流電圧変換
回路315を介して受光レベルに応じた電圧信号に変換
される。
【0014】第2の光ファイバ増幅器402から出力さ
れた光は波長分割多重カプラ403と光アイソレータ4
04とを介して光分岐405で分岐され、その大部分が
出力ポート406から出力される。また、光分岐部40
5で分岐された他方の光はフォトダイオード410に入
力され、電流電圧変換回路411を介して受光レベルに
応じた電圧信号に変換される。
【0015】利得制御回路313は入力光レベルを電圧
検出する電流電圧変換回路310と出力光レベルを電圧
検出する電流電圧変換回路315とからの2つの電圧信
号を入力とし、それらの信号から入出力間における光電
力比を求め、これが予め定められている所定の値になる
ように制御信号を出力する。利得制御回路313はその
信号で励起レーザダイオード駆動回路312を介して励
起レーザダイオード311の駆動電流を制御すること
で、第1の光ファイバ増幅器306を利得一定制御す
る。
【0016】出力一定制御回路409は電流電圧変換回
路411の電圧信号が一定になるように、励起レーザダ
イオード駆動回路408を介して励起レーザダイオード
407の駆動電流を制御し、励起光を波長分割多重カプ
ラ403を介して第2の光ファイバ増幅器402に入射
して第2の光ファイバ増幅器402を励起し、出力光レ
ベルが一定になるように制御する。
【0017】上述したように、従来の技術では光受信器
の前段に設ける光前置増幅器として、第1の光増幅器1
4で利得一定制御し、第2の光増幅器21で出力一定制
御することによって、この光前置増幅器に接続される光
受信器の受光レベルを入力光レベルによらずに一定と
し、利得低下による雑音レベル増加を抑制し、入力ダイ
ナミックレンジが狭くなることを防ぐ構成となってい
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光前置
増幅器では、利得一定制御の方法として、光ファイバ増
幅器の入力光レベルと出力光レベルとを検知・比較し、
光ファイバ増幅器を励起する励起レーザダイオードの駆
動電流を制御する方法で実現している。
【0019】しかしながら、励起レーザダイオードの励
起光レベルと光ファイバ増幅器の信号利得との関係は図
11に示す通り、入力光レベルに影響され、所望の利得
を維持するためには入力光レベルに比例して励起光レベ
ルを大きし、光ファイバ増幅器の出力光レベルを大きく
する必要がある。
【0020】すなわち、従来の光前置増幅器では入力光
レベルが大きくなるにしたがって第1の光増幅器の飽和
動作領域に近づくので、利得一定動作が困難となり、利
得が低下する。そのため、雑音レベルが増加し、後段に
接続される光受信器の受信感度が劣化するという問題が
ある。
【0021】また、過大なレベルが入力された場合、第
1の光増幅器が利得一定制御されるために、入力光レベ
ルに応じて第1の光増幅器の出力光レベル、つまり第2
の光増幅器の入力光レベルが第2の光増幅器の出力一定
制御可能な入力光レベルを超えてしまい、光受信器の最
大受光レベルを超える出力光レベルとなり、受光素子を
破損する恐れがあるという問題がある。
【0022】さらに、第1の光増幅器が利得一定制御さ
れるために、入力光レベルに応じて第1の光増幅器の出
力光レベルが増加するように励起レーザダイオードの励
起電流の増加が必要となり、消費電力が増大するという
問題がある。
【0023】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、光信号を電気信号に変換する光受信器の前段にお
いて光直接増幅を行う際に入力ダイナミックレンジを広
くすることができる光前置増幅器を提供することにあ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明による光前置増幅
器は、信号利得が一定になるように制御される第1の光
増幅器と、出力光のレベルが一定になるようにその利得
が制御される第2の光増幅器と、前記第1の光増幅器の
前段に設けられかつ前記第1の光増幅器への過大入力を
防止する光可変減衰器とを備えている。
【0025】すなわち、本発明の光前置増幅器は、入力
光レベルに対して減衰率が制御されかつ過大入力を防止
する光可変減衰器と、利得が一定になるように制御され
る第1の光増幅器と、出力光レベルが一定になるように
その利得が制御される第2の光増幅器とを順次直列に接
続している。
【0026】上記の構成において、入力段の光可変減衰
器については過大入力を制限するような制御を行い、次
段の第1の光増幅器についてはその利得が一定になるよ
うな制御を行っているので、入力光レベルによらずに発
生する雑音レベルが一定となる。よって、入力光レベル
の変動に伴って受信感度が劣化することなく、広い入力
ダイナミックレンジを確保することが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による
光前置増幅器の構成を示すブロック図である。図1にお
いて、本発明の一実施例による光前置増幅器は入力ポー
ト11と光可変減衰器12と光分岐部13,15と光増
幅器14と光可変減衰器制御回路16と受光器17,2
0と利得制御回路18と利得検知回路19とからなる利
得一定制御部1と、光増幅器21と光分岐部22と出力
ポート23と出力一定制御回路24と受光器25とから
なるレベル一定制御部2とから構成されている。
【0028】入力ポート11から入力された入力光は光
可変減衰器12を介して光分岐部13で分岐され、その
大部分が第1の光増幅器14に入力される。また、光分
岐部13で分岐された他方の光は受光器17に入力さ
れ、受光器17で受光レベルに応じた電気信号に変換さ
れる。
【0029】第1の光増幅器14から出力された光は光
分岐部15で分岐され、その大部分が第2の光増幅器2
1に入力される。また、光分岐部15で分岐された他方
の光は受光器20に入力され、受光器20で受光レベル
に応じた電気信号に変換される。
【0030】第2の光増幅器21から出力された光は光
分岐部22で分岐され、その大部分が出力ポート23か
ら出力される。また、光分岐部22で分岐された他方の
光は受光器25に入力され、受光器25で受光レベルに
応じた電気信号に変換される。
【0031】利得検知回路19は受光器17,20から
の信号を基に第1の光増幅器14の利得を検知する回路
であり、第1の光増幅器14の入出力レベルの比を検出
し、利得に応じたレベルの信号を出力する。
【0032】利得制御回路18は利得検知回路19から
の信号を基に第1の光増幅器14の利得を制御する回路
であり、利得検知回路19からの信号レベルが一定にな
るように第1の光増幅器14の利得を制御する。
【0033】光可変減衰器制御回路16は受光器17か
らの信号に基づいて光可変減衰器12の減衰量を制御す
る回路であり、光前置増幅器にレベルの高い信号光が入
力された場合に、第1の光増幅器14が利得一定制御動
作可能な入力光レベルを維持するように光可変減衰器1
2の減衰量を制御する。
【0034】出力一定制御回路24は第2の光増幅器2
1の光出力を制御する回路であり、受光器25の受光レ
ベルが一定になるように第2の光増幅器21の利得を制
御する。
【0035】上記の構成において、入力段の光可変減衰
器12については過大入力を制限するように制御され、
次段の第1の光増幅器14についてはその利得が一定に
なるように制御され、第2の光増幅器21についてはそ
の出力レベルが一定になるように制御されている。
【0036】尚、第2の光増幅器21を主体とするレベ
ル一定制御部2は従来の技術と同様であるため、以後は
本発明の一実施例による光前置増幅器の特徴的な部分で
ある利得一定制御部1についてのみ説明する。
【0037】図2は本発明の一実施例による光前置増幅
器の具体的な構成例を示す図である。図2においては本
発明の一実施例による光前置増幅器に、コア中にEr
(エルビウム)等の希土類元素をドープした光ファイバ
(希土類ドープファイバ)を備えた光ファイバ増幅器を
光増幅器として使用した場合の構成例を示している。
【0038】図2において、本発明の一実施例による光
前置増幅器は入力ポート301と光可変減衰器302と
光分岐303,307と波長分割多重カプラ304と光
アイソレータ305と光ファイバ増幅器306と光可変
減衰器制御回路(ATC)308とフォトダイオード3
09,314と電流電圧変換回路(I/V)310,3
15と励起レーザダイオード311と励起レーザダイオ
ード駆動回路(DRV)312と利得制御回路(GN
C)313とからなる利得一定制御部1と、光アイソレ
ータ401と第2の光ファイバ増幅器402と波長分割
多重カプラ403と光アイソレータ404と光分岐40
5と出力ポート406と励起レーザダイオード407と
励起レーザダイオード駆動回路408と出力一定制御回
路409とフォトダイオード410と電流電圧変換回路
411とからなるレベル一定制御部2とから構成されて
いる。
【0039】入力ポート301から入力された入力光は
光可変減衰器302を介して光分岐303で分岐され、
その大部分が波長分割多重カプラ304で第1の光ファ
イバ増幅器306を励起するレーザダイオード311か
ら出力される励起光と合波され、光アイソレータ305
を介して第1の光ファイバ増幅器306に入力される。
また、光分岐303で分岐された他方の光はフォトダイ
オード309に入力され、電流電圧変換回路310を介
して受光レベルに応じた電圧信号に変換される。
【0040】第1の光ファイバ増幅器306から出力さ
れた光は光分岐307で分岐され、その大部分が光アイ
ソレータ401を介して第2の光ファイバ増幅器402
に入力される。光分岐307で分岐された他方の光はフ
ォトダイオード314に入力され、電流電圧変換回路3
15を介して受光レベルに応じた電圧信号に変換され
る。
【0041】利得制御回路313は入力光レベルを電圧
検出する電流電圧変換回路310と出力光レベルを電圧
検出する電流電圧変換回路315とからの2つの電圧信
号を入力とし、それらの信号から入出力間における光電
力比を求め、これが予め定められている所定の値になる
ように制御信号を出力する。利得制御回路313はその
信号で励起レーザダイオード駆動回路312を介して励
起レーザダイオード311の駆動電流を制御すること
で、第1の光ファイバ増幅器306を利得一定制御す
る。
【0042】光可変減衰器制御回路308は電流電圧変
換回路310からの受光レベル信号を入力とし、受光レ
ベルが第1の光ファイバ増幅器306の利得一定動作可
能範囲を超えないように、光可変減衰器302の減衰量
を制御する。
【0043】図3は本発明の他の実施例による光前置増
幅器の構成を示すブロック図である。図3において、本
発明の他の実施例による光前置増幅器は入力ポート11
と光可変減衰器12と光分岐部13,15と光増幅器1
4と光可変減衰器制御回路16と受光器17,20と利
得制御回路18と利得検知回路19とからなる利得一定
制御部3と、光増幅器21と光分岐部22と出力ポート
23と出力一定制御回路24と受光器25とからなるレ
ベル一定制御部2とから構成されている。
【0044】本発明の他の実施例による光前置増幅器は
光可変減衰器制御回路16が受光器20からの信号に基
づいて光可変減衰器12の減衰量を制御するようにした
以外は本発明の一実施例と同様の動作を行う。
【0045】図4は本発明の他の実施例による光前置増
幅器の具体的な構成例を示す図である。図4においては
本発明の他の実施例による光前置増幅器に、コア中にE
r(エルビウム)等の希土類元素をドープした光ファイ
バ(希土類ドープファイバ)を備えた光ファイバ増幅器
を光増幅器として使用した場合の構成例を示している。
【0046】図4において、本発明の他の実施例による
光前置増幅器は入力ポート301と光可変減衰器302
と光分岐303,307と波長分割多重カプラ304と
光アイソレータ305と光ファイバ増幅器306と光可
変減衰器制御回路(ATC)308とフォトダイオード
309,314と電流電圧変換回路(I/V)310,
315と励起レーザダイオード311と励起レーザダイ
オード駆動回路(DRV)312と利得制御回路(GN
C)313とからなる利得一定制御部3と、光アイソレ
ータ401と第2の光ファイバ増幅器402と波長分割
多重カプラ403と光アイソレータ404と光分岐40
5と出力ポート406と励起レーザダイオード407と
励起レーザダイオード駆動回路408と出力一定制御回
路409とフォトダイオード410と電流電圧変換回路
411とからなるレベル一定制御部2とから構成されて
いる。
【0047】本発明の他の実施例による光前置増幅器は
光可変減衰器制御回路308が電流電圧変換回路315
からの受光レベル信号に基づいて、受光レベルが第1の
光ファイバ増幅器306の利得一定動作可能範囲を超え
ないように、光可変減衰器302の減衰量を制御するよ
うにした以外は本発明の一実施例による光前置増幅器と
同様の動作を行う。
【0048】上述したように、図3及び図4に示す本発
明の他の実施例による光前置増幅器では過大入力を制限
する光可変減衰器制御回路16,308が入力信号を第
1の光増幅器14及び第1の光ファイバ増幅器306か
らの出力光から得ている。この場合、利得一定制御部3
では利得一定制御を行っているので、光可変減衰器制御
回路16,308への入力信号は第1の光増幅器14及
び第1の光ファイバ増幅器306の入力光または出力光
のどちらから抽出しても同等であり、その動作は本発明
の一実施例と同様である。
【0049】図5は本発明の別の実施例による光前置増
幅器の構成を示すブロック図である。図5において、本
発明の別の実施例による光前置増幅器は入力ポート11
と光可変減衰器12と光分岐部13と光増幅器14と光
可変減衰器制御回路16と受光器17と利得制御回路1
8とからなる利得一定制御部4と、光増幅器21と光分
岐部22と出力ポート23と出力一定制御回路24と受
光器25とからなるレベル一定制御部2とから構成され
ている。
【0050】本発明の別の実施例による光前置増幅器は
分岐部15と利得検知回路19と受光器20とを除いた
以外は本発明の一実施例による光前置増幅器と同様の構
成となっており、本発明の一実施例による光前置増幅器
と同様の動作を行う。
【0051】図6は本発明の別の実施例による光前置増
幅器の具体的な構成例を示す図である。図6においては
本発明の別の実施例による光前置増幅器に、コア中にE
r(エルビウム)等の希土類元素をドープした光ファイ
バ(希土類ドープファイバ)を備えた光ファイバ増幅器
を光増幅器として使用した場合の構成例を示している。
【0052】図6において、本発明の別の実施例による
光前置増幅器は入力ポート301と光可変減衰器302
と光分岐303と波長分割多重カプラ304と光アイソ
レータ305と光ファイバ増幅器306と光可変減衰器
制御回路(ATC)308とフォトダイオード309,
317と電流電圧変換回路(I/V)310,318と
励起レーザダイオード311と励起レーザダイオード駆
動回路(DRV)312と励起光一定制御回路(AP
C)316とからなる利得一定制御部4と、光アイソレ
ータ401と第2の光ファイバ増幅器402と波長分割
多重カプラ403と光アイソレータ404と光分岐40
5と出力ポート406と励起レーザダイオード407と
励起レーザダイオード駆動回路408と出力一定制御回
路409とフォトダイオード410と電流電圧変換回路
411とからなるレベル一定制御部2とから構成されて
いる。
【0053】本発明の別の実施例による光前置増幅器は
励起レーザダイオード311の背光をフォトダイオード
317に入力し、電流電圧変換回路318を介して第1
の光ファイバ増幅器306の励起光レベルに応じた電圧
信号に変換される。
【0054】励起光一定制御回路316は電流電圧変換
回路318の電圧信号が一定になるように、励起レーザ
ダイオード駆動回路312を介して励起レーザダイオー
ド311の駆動電流を制御し、励起光が一定になるよう
に制御する。第1の光ファイバ増幅器306の非飽和動
作領域の範囲において励起光が一定ならば、第1の光フ
ァイバ増幅器306の信号利得は一定に保たれる。
【0055】本発明の別の実施例による光前置増幅器は
第1の光ファイバ増幅器306に対する信号利得の一定
制御以外の動作は本発明の一実施例による光前置増幅器
と同様の動作を行う。
【0056】図7は本発明のさらに別の実施例による光
前置増幅器の構成を示すブロック図である。図7におい
て、本発明のさらに別の実施例による光前置増幅器は入
力ポート11と光可変減衰器12と光増幅器14と光分
岐部15と光可変減衰器制御回路16と利得制御回路1
8と受光器20とからなる利得一定制御部5と、光増幅
器21と光分岐部22と出力ポート23と出力一定制御
回路24と受光器25とからなるレベル一定制御部2と
から構成されている。
【0057】本発明のさらに別の実施例による光前置増
幅器は分岐部13と受光器17と利得検知回路19とを
除いた以外は本発明の他の実施例による光前置増幅器と
同様の構成となっており、本発明の他の実施例による光
前置増幅器と同様の動作を行う。
【0058】図8は本発明のさらに別の実施例による光
前置増幅器の具体的な構成例を示す図である。図8にお
いては本発明のさらに別の実施例による光前置増幅器
に、コア中にEr(エルビウム)等の希土類元素をドー
プした光ファイバ(希土類ドープファイバ)を備えた光
ファイバ増幅器を光増幅器として使用した場合の構成例
を示している。
【0059】図8において、本発明のさらに別の実施例
による光前置増幅器は入力ポート301と光可変減衰器
302と波長分割多重カプラ304と光アイソレータ3
05と光ファイバ増幅器306と光分岐307と光可変
減衰器制御回路(ATC)308と励起レーザダイオー
ド311と励起レーザダイオード駆動回路(DRV)3
12とフォトダイオード314,317と電流電圧変換
回路(I/V)315,318と励起光一定制御回路
(APC)316とからなる利得一定制御部5と、光ア
イソレータ401と第2の光ファイバ増幅器402と波
長分割多重カプラ403と光アイソレータ404と光分
岐405と出力ポート406と励起レーザダイオード4
07と励起レーザダイオード駆動回路408と出力一定
制御回路409とフォトダイオード410と電流電圧変
換回路411とからなるレベル一定制御部2とから構成
されている。
【0060】本発明のさらに別の実施例による光前置増
幅器は励起レーザダイオード311の背光をフォトダイ
オード317に入力し、電流電圧変換回路318を介し
て第1の光ファイバ増幅器306の励起光レベルに応じ
た電圧信号に変換される。
【0061】励起光一定制御回路316は電流電圧変換
回路318の電圧信号が一定になるように、励起レーザ
ダイオード駆動回路312を介して励起レーザダイオー
ド311の駆動電流を制御し、励起光が一定になるよう
に制御する。第1の光ファイバ増幅器306の非飽和動
作領域の範囲において励起光が一定ならば、第1の光フ
ァイバ増幅器306の信号利得は一定に保たれる。
【0062】本発明のさらに別の実施例による光前置増
幅器は第1の光ファイバ増幅器306に対する信号利得
の一定制御以外の動作は本発明の他の実施例による光前
置増幅器と同様の動作を行う。
【0063】このように、入力段に光可変減衰器12を
付加し、過大入力を制限することによって、第1の光増
幅器14の利得一定動作範囲が広がり、後段に接続され
る光受信器(図示せず)の入力ダイナミックレンジを広
くすることができる。
【0064】また、入力段に光可変減衰器12を付加
し、過大入力を制限することによって、第2の光増幅器
21の出力一定動作が保持され、後段に接続される光受
信器の受光素子の破損を防ぐことができる。
【0065】さらに、入力段に光可変減衰器12を付加
し、過大入力を制限することによって、励起レーザダイ
オード311の励起電流を所望の値に設定することが可
能となるので、消費電力の増大を防止することができ
る。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、信
号利得が一定になるように制御される第1の光増幅器へ
の過大入力を防止する光可変減衰器を第1の光増幅器の
前段に設けることによって、光信号を電気信号に変換す
る光受信器の前段において光直接増幅を行う際に入力ダ
イナミックレンジを広くすることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光前置増幅器の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例による光前置増幅器の具体的
な構成例を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例による光前置増幅器の構成
を示すブロック図である。
【図4】本発明の他の実施例による光前置増幅器の具体
的な構成例を示す図である。
【図5】本発明の別の実施例による光前置増幅器の構成
を示すブロック図である。
【図6】本発明の別の実施例による光前置増幅器の具体
的な構成例を示す図である。
【図7】本発明のさらに別の実施例による光前置増幅器
の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明のさらに別の実施例による光前置増幅器
の具体的な構成例を示す図である。
【図9】従来例による光前置増幅器の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】従来例による光前置増幅器の具体的な構成例
を示す図である。
【図11】光ファイバ増幅器の励起光レベルと信号利得
との関係を示す図である。
【符号の説明】
1,3〜5 利得一定制御部 2 レベル一定制御部 11,301 入力ポート 12,302 光可変減衰器 13,15,22 光分岐部 14,21 光増幅器 16,308 光可変減衰器制御回路 17,20,25 受光器 18 利得制御回路 19 利得検知回路 23,406 出力ポート 24,409 出力一定制御回路 303,307,405 光分岐 304,403 波長分割多重カプラ 305,401,404 光アイソレータ 306,402 光ファイバ増幅器 309,314,317,410 フォトダイオード 310,315,318,411 電流電圧変換回路 311,407 励起レーザダイオード 312,408 励起レーザダイオード駆動回路 313 利得制御回路 316 励起光一定制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号利得が一定になるように制御される
    第1の光増幅器と、出力光のレベルが一定になるように
    その利得が制御される第2の光増幅器と、前記第1の光
    増幅器の前段に設けられかつ前記第1の光増幅器への過
    大入力を防止する光可変減衰器とを有することを特徴と
    する光前置増幅器。
  2. 【請求項2】 前記第1の光増幅器の入力光のレベルに
    基づいて前記光可変減衰器における減衰率を制御する手
    段を含むことを特徴とする請求項1記載の光前置増幅
    器。
  3. 【請求項3】 前記第1の光増幅器の出力光のレベルに
    基づいて前記光可変減衰器における減衰率を制御する手
    段を含むことを特徴とする請求項1記載の光前置増幅
    器。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の光増幅器は、コア中
    に希土類元素がドープされた光ファイバを備えた光ファ
    イバ増幅器を含むことを特徴とする請求項1から請求項
    3のいずれか記載の光前置増幅器
  5. 【請求項5】 前記第1の光増幅器の信号利得が一定に
    なるように入力光及び出力光各々のレベルの誤差信号に
    基づいて制御する手段を含むことを特徴とする請求項1
    から請求項4のいずれか記載の光前置増幅器。
  6. 【請求項6】 前記第1の光増幅器の信号利得が一定に
    なるように励起光レベルを一定に制御する手段を含むこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか記載の
    光前置増幅器。
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