JP3588390B2 - 光増幅装置の入力光強度推定方法及び入力光強度推定機能付き光増幅装置 - Google Patents

光増幅装置の入力光強度推定方法及び入力光強度推定機能付き光増幅装置 Download PDF

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Description

【0002】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば光通信システム等において用いられる光増幅装置の入力光強度推定方法及び入力光強度推定機能付き光増幅装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
近年、光通信システムの研究開発が精力的に進められているが、特に、エルビウム(Er)ドープファイバを用いて、ブースターアンプ,リピーター,プリアンプ等の光増幅装置を開発することは重要である。
また、上述のエルビウムドープファイバを用いた光増幅装置においては、入力する光信号をモニタすることにより、このモニタされた光信号に基づいて、装置の出力信号としての増幅信号を安定的に出力することが行なわれている。
【0004】
図37は一般的な光モニタ機能付き光増幅装置を示す図であり、この図37において、201は光カプラであり、この光カプラ201は、入力光の一部を分岐するものであり、分岐された一部の入力光は、フォトダイオード(PD)206に入力されるようになっている。
また、フォトダイオード206は、光カプラ201からの一部の入力光を入力され、電気信号に変換するものであり、この電気信号は制御回路209に入力されるようになっている。
【0005】
さらに、202は合波器であり、この合波器202は、レーザダイオード(LD)207からの励起光と光カプラ201からの入力とを合波してエルビウムドープファイバ203に出力するものである。
また、エルビウムドープファイバ203は、合波器202からの入力光について、レーザダイオード207からの励起光に基づいて増幅処理を施すものである。
【0006】
さらに、204はエルビウムドープファイバ203からの増幅信号に含まれる励起光成分を阻止するための励起光阻止フィルタであり、205は励起光阻止フィルタ204からの信号の一部分岐してフォトダイオード208に出力する光カプラである。
また、制御回路209は、フォトダイオード206及び208からの入力信号光及び増幅後の信号光についてのレベルを示す電気信号に基づいて、例えばレーザダイオード207に対する励起電力を設定することにより、発光される励起光を設定して、エルビウムドープファイバ203の増幅率を制御できるようになっている。
【0007】
このような構成により、図37に示す一般的な光モニタ機能付き光増幅装置では、例えば−20dBm〜−45dBm程度の入力光が、光カプラ201及び合波器202を介してエルビウムドープファイバ203に入力され、エルビウムドープファイバ203では、レーザダイオード207からの励起光に基づいて増幅される。
【0008】
また、エルビウムドープファイバ203で増幅された信号に含まれる励起光成分については、励起光阻止フィルタ204において阻止され、光カプラ205を介して出力光として出力される。
さらに、制御回路209では、フォトダイオード206からの入力信号光についての電気信号と、フォトダイオード208からの出力信号光についての電気信号とを入力され、これらの電気信号を増幅してモニタすることにより、レーザダイオード207に対する励起電力を設定して、このレーザダイオード207にて発光される励起光によりエルビウムドープファイバ203の増幅率を制御することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の一般的な光モニタ機能付き光増幅装置では、入力される信号光は−20dBm〜−45dBm程度であるが、この−20dBm〜−45dBm程度の入力信号光について光カプラ201にて分岐し、フォトダイオード206において電気信号に光電変換すると、光パワーは−35dBm〜−60dBm程度になるため、モニタすることが困難になるという課題がある。
【0010】
また、モニタの回路雑音を低減するためには帯域を小さくする必要があるため、入力モニタの応答が遅くなり、例えば光サージを誘発する様な光波形の信号が入力された場合、例えば入力信号光を遮断する等の制御を行なうことができない。結果として、光増幅装置内で光サージが発生するので、光増幅装置の出力側に接続されているシステム内のフォトダイオード等の光部品が損傷する場合があるという課題がある。
【0011】
本発明はこのような課題に鑑み創案されたもので、光サージを誘発するような光波形の信号の入力の際にフィードフォワード制御を行なって、光増幅装置から光サージが出力されるのを阻止して光部品を保全するとともに、モニタし易いレベルまで信号光を増幅した後に入力信号光強度を推定することができる入力光強度推定方法及び入力光強度推定機能付き光増幅装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用
図1は第1の発明の原理ブロック図であり、この図1に示す入力光強度推定機能付き光増幅装置は、励起強度一定動作で入力光に対する利得が略一定である入力光強度範囲を有し、入力信号光を増幅する光増幅部1と、光増幅部1に励起強度一定動作をさせる利得一定動作部2と、光増幅部1の出力側に、分岐部4を介して設けられて、光増幅部1の出力信号光強度をモニタする光モニタ3とをそなえている。これにより、光モニタ3の出力に基づいて入力信号光の強度を推定する。
【0013】
また、図2は第2の発明の原理ブロック図であり、この図2に示す入力光強度推定機能付き光増幅装置は、前述の図1に示すものと同様の機能を有する光増幅部1と利得一定動作部2とをそなえているほか、第1光モニタ3−1と第2光モニタ3−2とをそなえている。
ここで、第1光モニタ3−1は、光増幅部1の入力側に分岐部4−1を介して設けられ、入力信号光の強度をモニタするものである。
【0014】
また、第2光モニタ3−2は、光増幅部1の出力側に、分岐部4−2を介して設けられて、光増幅部1の出力信号光強度をモニタするものである。これにより、図2に示す入力光強度推定機能付き光増幅装置では、入力信号光の強度が入力強度範囲内である場合は第2光モニタ3−2の出力に基づいて入力信号光の強度を推定し、入力信号光の強度が入力強度範囲外である場合は第1光モニタ3−1により入力信号光の強度をモニタする。
さらに、図3は第3の発明の原理ブロック図であり、この図3において、1−1は励起強度一定動作で入力光に対する利得が略一定である入力光強度範囲を有し、入力信号光を増幅する第1光増幅部であり、1−2は第1光増幅部1−1の後段側に分岐部4−2を介して設けられる第2光増幅部である
【0015】
また、2は第1光増幅部1−1に励起強度一定動作をさせる利得一定動作部であり、3aは第1光増幅部1−1の出力側に、分岐部4−2を介して設けられ、第1光増幅部1−1の出力信号光強度をモニタする光モニタである。
さらに、3bは他の光モニタであり、この他の光モニタ3bは第2光増幅部1−2の出力側に分岐部4−3を介して設けられ、第2光増幅部1−2の出力信号光をモニタするものである。
【0016】
また、5は出力一定制御部であり、この出力一定制御部5は、他の光モニタ3bの出力に基づいて、励起部6から第2光増幅部1−2に対して出力される励起光を制御することにより、第2光増幅部1−2の出力を一定に制御するものである。これにより、図3に示す入力光強度推定機能付き光増幅装置では、光モニタ3aの出力に基づいて入力信号光の強度を推定し、他の光モニタ3bの出力に基づいて第2光増幅部1−2の出力を一定に制御する。
さらに、図4は第4の発明の原理ブロック図であり、この図4に示す入力光強度推定機能付き光増幅装置は、前述の図3に示すものと同様の機能を有する第1光増幅部1−1,第2光増幅部1−2及び利得一定動作部2をそなえている。
【0017】
ここで、3−1は第1光モニタであり、この第1光モニタ3−1は、第1光増幅部1−1の入力側に分岐部4−1を介して設けられて、入力信号光の強度をモニタするものである。
また、3−2は第2光モニタであり、この第2光モニタ3−2は、第1光増幅部1−1の出力側に、分岐部4−2を介して設けられて、第1光増幅部1−1の出力信号光強度をモニタするものである。
【0018】
さらに、3−3は第3光モニタであり、この第3光モニタ3−3は、第2光増幅部1−2の出力側に分岐部4−3を介して設けられ、第2光増幅部1−2の出力信号光強度をモニタするものである。
また、5は出力一定制御部であり、この出力一定制御部5は、第3光モニタ3−3の出力に基づいて、励起部6から第2光増幅部1−2に対して出力される励起光を制御することにより、第2光増幅部1−2の出力を一定に制御するものである。これにより、図4に示す入力光強度推定機能付き光増幅装置では、入力信号光の強度が入力光強度範囲内である場合は第2光モニタ3−2の出力に基づいて入力信号光の強度を推定し、入力信号光の強度が入力光強度範囲外である場合は第1光モニタ3−1により入力信号光の強度をモニタし、第3光モニタ3−3の出力に基づいて第2光増幅部1−2の出力を一定に制御することができる。
【0019】
さらに、図5は第5の発明の原理ブロック図であり、この図5において、1aは励起強度一定動作で入力光に対する利得が略一定である入力光強度範囲を有しタンデム接続された複数の光増幅部であり、1bは複数の光増幅部1aの後段に配置された第2の光増幅部である。2は複数の光増幅部1aを励起強度一定動作させる利得一定動作部である。
また、3は光モニタであり、この光モニタ3は、複数の光増幅部1aの出力側に、分岐部4を介して設けられて、光増幅部1aの出力信号光強度をモニタするものである。
【0020】
さらに、7は制御部であり、この制御部7は、光モニタ3の出力に基づき、光モニタでモニタされている光増幅部1aよりも後段の光増幅部1bの動作を制御するものである。これにより、図5に示す入力光強度推定機能付き光増幅装置では、光モニタ3の出力に基づいて入力信号光の強度を推定し、光モニタ3の出力に基づいて第2の光増幅部の動作を制御する。
また、図6は本発明に関連する第1関連発明の原理ブロック図であり、この図6に示す光モニタ機能付き光増幅装置は、光増幅部1,光モニタ3,励起電力一定動作部8,記憶部10及び入力光モニタ部11をそなえている。
【0021】
ここで、光増幅部1は、入力された光信号を増幅するものであり、励起電力一定動作部2は、光増幅部1に励起電力一定動作をさせるものである。
また、光モニタ3は、励起電力一定動作部2によって励起電力一定動作せしめられている光増幅部1の出力側に、分岐部4を介して設けられ、光増幅部1からの光出力をモニタするものである。
【0022】
さらに、記憶部10は、光増幅部1への入力と光モニタ3からの出力との関係を記憶するものであり、入力光モニタ部9は、光モニタ3の出力と記憶部10で記憶されている関係とから光増幅部1への光入力値をモニタするものである。
また、図7は本発明に関連する第2関連発明の原理ブロック図であり、この図7に示す光モニタ機能付き光増幅装置は、前述の図6にて示したものと同様の機能を有する光増幅部1及び励起電力一定動作部8をそなえているほか、第1光モニタ3−1,第2光モニタ3−2,記憶部10及び入力光モニタ部9をそなえている。
【0023】
ここで、第1光モニタ3−1は、光増幅部1の入力側に設けられて、光増幅部1への光入力パワーが所定値よりも大きい場合に、光増幅部1への光入力をモニタするものであり、第2光モニタ3−2は、励起電力一定動作部8によって励起電力一定動作せしめられている光増幅部1の出力側に、分岐部4−2を介して設けられて、光増幅部1からの光出力をモニタするものである。
【0024】
また、記憶部10は、光増幅部1への入力と第2光モニタ3−2からの出力との関係を記憶するものであり、入力光モニタ部9は、光増幅部1への光入力パワーが所定値以下の場合に、第2光モニタ3−2の出力と記憶部10で記憶されている関係とから光増幅部1への光入力値をモニタするものである。
さらに、図8は本発明に関連する第3関連発明の原理ブロック図であり、この図8において、1−1は第1光増幅部であり、1−2は第1光増幅部1−1の後段側に分岐部4−2を介して設けられた第2光増幅部であり、これら第1光増幅部1−1,第2光増幅部1−2は、ともに、入力された光信号を増幅するものである。
【0025】
また、この図8に示す光モニタ機能付き光増幅装置は、上述の第1,第2光増幅部1−1,1−2のほか、励起電力一定動作部8,2つの光モニタ3a,3b,入力光モニタ部9及び記憶部10をそなえている。
ここで、励起電力一定動作部8は、第1光増幅部1−1に励起電力一定動作をさせるものであり、光モニタ3aは、励起電力一定動作部8によって励起電力一定動作せしめられている第1光増幅部1−1の出力側に、分岐部4−2を介して設けられ、第1光増幅部1−1からの光出力をモニタするものである。
【0026】
また、記憶部10は、第1光増幅部1への入力と光モニタ3aからの出力との関係を記憶するものであり、入力光モニタ部9は、光モニタ3aの出力と記憶部10で記憶されている関係とから第1光増幅部1−1への光入力値をモニタするものである。
さらに、他の光モニタ3bは、第2光増幅部1−2の出力側に分岐部4−3を介して設けられ、第2光増幅部1−2への光出力値をモニタするものであり、出力一定制御部5は、他の光モニタ3aの出力に基づいて、励起部6から第2光増幅部1−2に対して出力される励起光を制御することにより、第2光増幅部1−2の出力を一定に制御するものである。
【0027】
また、図9は本発明に関連する第4関連発明の原理ブロック図であり、この図9に示す光モニタ機能付き光増幅装置は、前述の図8に示すものと同様の機能を有する第1光増幅部1−1,第2光増幅部1−2及び励起電力一定制御部8をそなえているほか、第1〜第3光モニタ3−1〜3−3,出力一定制御部6,入力光モニタ部9及び記憶部10をそなえている。
【0028】
ここで、第1光モニタ3−1は、第1光増幅部1−1の入力側に分岐部4−1を介して設けられて、第1光増幅部1−1への光入力パワーが所定値よりも大きい場合に、第1光増幅部1−1への光入力値をモニタするものである。
また、第2光モニタ3−2は、励起電力一定動作部8によって励起電力一定動作せしめられている第1光増幅部1−1の出力側に、分岐部4−2を介して設けられて、第1光増幅部1−1からの光出力をモニタするものである。
【0029】
さらに、記憶部10は、第1光増幅部1−1への入力と第2光モニタ3−2からの出力との関係を記憶するものであり、入力光モニタ部9は、第1光増幅部1−1への光入力パワーが所定値以下の場合に、第2光モニタ3−2の出力と記憶部10で記憶されている関係とから第1光増幅部1−1への光入力値をモニタするものである。
【0030】
また、第3光モニタ3−3は、第2光増幅部1−2の出力側に分岐部4−3を介して設けられ、第2光増幅部1−2への光出力値をモニタするものであり、出力一定制御部5は、第3光モニタ3−3の出力に基づいて、励起部6から第2光増幅部1−2に対して出力される励起光を制御することにより、第2光増幅部1−2の出力を一定に制御するものである。
【0031】
さらに、図10は本発明に関連する第5関連発明の原理ブロック図であり、この図10において、1はタンデム接続された複数の光増幅部であり、8は光増幅部1のうち初段を含む一部の光増幅部1aに励起電力一定動作をさせるものである。
また、3は光モニタであり、この光モニタ3は、励起電力一定動作部8によって励起電力一定動作せしめられている光増幅部1の出力側に、分岐部4を介して設けられ、光増幅部1aからの光出力をモニタするものである。
【0032】
さらに、10は記憶部であり、この記憶部10は、励起電力一定動作せしめられている光増幅部1aへの入力と光モニタ3からの出力との関係を記憶するものである。
また、9は入力光モニタ部であり、この入力光モニタ部9は、光モニタ3の出力と記憶部10で記憶されている関係とから光増幅部1への光入力値をモニタするものである。
【0033】
さらに、11は制御部であり、この制御部11は、入力光モニタ部9の出力に基づき、入力光モニタ部9でモニタされている光増幅部1aよりも後段の光増幅部1bの動作を制御するものである。
【0039】
また、図6に示す関連発明では、励起電力一定動作部8において光増幅部1を励起電力一定動作させることにより、入力光モニタ部9では、光モニタ3の出力と、記憶部10で記憶されている光増幅部1への入力及び光モニタ3からの出力の関係とから、光増幅部1への光入力値をモニタすることができる。
【0040】
さらに、図7に示す関連発明の光モニタ機能付き光増幅装置では、励起電力一定動作部8において光増幅部1を励起電力一定動作させることにより、光増幅部1の入力側に設けられた第1光モニタ3−1か又は入力光モニタ部9のいずれかにより、光増幅部1への光入力値をモニタすることができる。
即ち、第1光モニタ3−1では、光増幅部1への光入力パワーが所定値よりも大きい場合に、光増幅部1への光入力をモニタする。
【0041】
また、第2光モニタ3−2において、光増幅部1からの光出力をモニタする。これにより、入力光モニタ部9では、光増幅部1への光入力パワーが所定値以下の場合に、第2光モニタ3−2の出力と、記憶部10で記憶されている光増幅部1への入力及び光モニタ3からの出力の関係とから光増幅部1への光入力値をモニタすることができる。
【0042】
さらに、図8に示す光モニタ機能付き光増幅装置では、励起電力一定動作部8において第1光増幅部1−1を励起電力一定動作させることにより、入力光モニタ部9では、光モニタ3aの出力と、記憶部10で記憶されている第1光増幅部1−1への入力及び光モニタ3aからの出力の関係とから、第1光増幅部1−1への光入力値をモニタすることができる。
【0043】
また、出力一定制御部5では、他の光モニタ3bにてモニタされた第2光増幅部1−2への光出力値に基づいて、第2光増幅部1−2の出力を一定に制御する。
さらに、図9に示す関連発明の光モニタ機能付き光増幅装置では、励起電力一定動作部8において第1光増幅部1−1を励起電力一定動作させることにより、第1光増幅部1−1の入力側に設けられた第1光モニタ3−1か又は入力光モニタ部9のいずれかにより、第1光増幅部1への光入力値をモニタすることができる。
【0044】
即ち、第1光モニタ3−1では、光増幅部1への光入力パワーが所定値よりも大きい場合に、光増幅部1への光入力をモニタする。
また、第2光モニタ3−2において、光増幅部1からの光出力をモニタする。これにより、入力光モニタ部9では、光増幅部1への光入力パワーが所定値以下の場合には、第2光モニタ3−2の出力と、記憶部10で記憶されている光増幅部1への入力及び第2光モニタ3−2からの出力の関係とから光増幅部1への光入力値をモニタすることができる。
【0045】
さらに、出力一定制御部5では、第3光モニタ3−3にてモニタされた第2光増幅部1−2への光出力値に基づいて、第2光増幅部1−2の出力を一定に制御する。
また、図10に示す関連発明の光モニタ機能付き光増幅装置では、励起電力一定動作部8により、タンデム接続された複数の光増幅部1のうち初段を含む一部の光増幅部1aに励起電力一定動作させることで、光モニタ3では、励起電力一定動作せしめられている光増幅部1aからの光出力をモニタする。
【0046】
これにより、入力光モニタ部9では、光モニタ3の出力と、記憶部10で記憶されている光増幅部1への入力及び光モニタ3からの出力の関係とから、光増幅部1への光入力値をモニタすることができる。
また、制御部7では、入力光モニタ部9の出力に基づき、入力光モニタ部9で光入力値がモニタされている光増幅部1aよりも後段の光増幅部1bの動作を制御する。
【0047】
【実施例】
以下、図面を参照することにより、本発明の実施例について説明する。
(a)第1実施例の説明
図11は本発明の第1実施例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置を示すブロック図であり、図12は本装置を機能的に示す機能ブロック図である。
【0048】
ここで、上述の光モニタ機能とは、ある範囲の光が例えば電圧値に1:1に対応して検出される機能、あるいは光がある値より大きいか小さいかを比較する機能を意味する。
この図11又は図12において、12は入力光の一部を分岐する光カプラ(分岐部,CPL)であり、この光カプラ12において分岐された入力光は、光フィルタ23及び入力信号の反射を抑止するため光アイソレータ(ISO)13に入力されるようになっている。
【0049】
また、26は励起部(利得一定動作部)であり、この励起部26は、希土類ドープファイバ15−1が利得一定動作をするように、この希土類ドープファイバ15−1に対して励起光を出力するものであり、レーザダイオード(LD1)27,バックパワーモニタ回路28及びAPC(Automatic Power Control)回路29をそなえている。
【0050】
即ち、レーザダイオード27から供給される励起光のための励起電力を一定にするとともに、希土類ドープファイバ15−1のファイバ長を調整することにより、例えば図13に示すように、入力光のレベルが小さい時に、入力信号に対する出力信号の利得を一定とすることができる。
即ち、図13は励起電力を一定の値(PP,0 )とした場合における、入力信号に対する利得の、希土類ドープファイバ15−1のファイバ長の依存性を示す図であるが、この図13に示すように、励起電力一定制御においても、利得を一定とすることができる入力信号のレベル範囲(図13の符号37,38参照)を設定することができる。
【0051】
なお、この場合においては、利得を一定とすることができる入力信号のレベル範囲を高くするためにはファイバ長を短くすればよく、一定に制御することができる利得を高くするためには、一定にする励起電力を高くすればよい。
ところで、14は光アイソレータ13からの入力信号光と励起部26からの励起光とを合波(多重化)して希土類ドープファイバ15−1に出力する光多重化器(WDM,Wavelength Division Multiplexing)である。
【0052】
また、希土類ドープファイバ(光増幅部)15−1は、励起部26からの励起光に基づいて、入力信号光を利得一定動作で増幅するものであり、例えば1.55μm程度の波長帯で動作するエルビウムドープファイバを適用することができる。
さらに、16は希土類ドープファイバ15−1からの信号光についての反射を抑止する光アイソレータであり、17は希土類ドープファイバ15−1からの増幅信号に含まれる励起光成分、場合によっては希土類ドープファイバ15−1から発生する雑音光であるASE(Amplified Spontaneous Emission)をも阻止するための励起光阻止フィルタであり、18は光フィルタ17からの信号光の一部を分岐する光カプラ(分岐部)である。
【0053】
また、希土類ドープファイバ(光増幅部)15−2は、励起部34からの励起光に基づいて、入力信号光を増幅するものであり、この希土類ドープファイバ15−2についても、例えば1.55μm程度の波長帯で動作するエルビウムドープファイバを適用することができる。
さらに、励起部34は希土類ドープファイバ15−2に対して励起光を出力するものであり、19は希土類ドープファイバ15−2から入力される信号を光アイソレータ20に出力する一方、励起部34から入力される励起光を希土類ドープファイバ15−2に出力する光多重化器である。
【0054】
また、光アイソレータ20は希土類ドープファイバ15−2にて増幅された信号光についての反射を抑止するものであり、21は希土類ドープファイバ15−2からの増幅信号に含まれる励起光成分を阻止する(場合によっては、希土類ドープファイバ15−2から発生する雑音光であるASEも阻止する)ための励起光阻止フィルタであり、22は光フィルタ21からの信号光の一部を分岐する光カプラ(分岐部)である。
【0055】
さらに、23は光カプラ12にて分岐された一部の入力光についてフィルタ処理を施す光フィルタであるが、入力光にASEが含まれていない場合はこの光フィルタ23によるフィルタ処理は省略することができる。
また、24は光フィルタ23からの入力光を電気信号に変換して高レベル用モニタ信号を出力する高レベル用モニタ(第1光モニタ)であり、この高レベル用モニタ24としては例えばフォトダイオードを用いることができる。
【0056】
即ち、高レベル用モニタ24は、光フィルタ23からの信号を入力され、希土類ドープファイバ15−1への光入力パワーが所定値A(図14(b)参照)よりも大きい場合は、この希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタするようになっている。
さらに、30は光カプラ18にて分岐された信号光についてフィルタ処理を施す光フィルタであるが、分岐された信号光に含まれるASEが光フィルタ17で十分に除かれている場合は、この光フィルタ30によるフィルタ処理は省略することができる。
【0057】
また、33は低レベル用モニタ(第2光モニタ)であり、この低レベル用モニタ33は、励起部26によって利得一定動作せしめられている希土類ドープファイバ15−1の出力側に設けられて、希土類ドープファイバ15−1への光入力パワーが所定値A(図14(b)参照)以下の場合に、希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタするものであり、光電変換部31及び割算回路32をなえている。
【0058】
ここで、光電変換部31は、光フィルタ30からの信号光を電気信号に変換する光電変換部であり、例えばフォトダイオードにより構成することができる。
また、割算回路32は、光電変換部31からの電気信号、即ち、希土類ドープファイバ15−1にて増幅された信号光のレベルを示す真数表示の電気信号Pomを入力され、この電気信号Pomについて希土類ドープファイバ15−1の増幅率による割算処理を行なうものである。これにより、割算結果としての電気信号で増幅前の入力信号光Pのレベルを表すことができる。
【0059】
即ち、この割算回路32では、図14(a)に示すように、一定動作せしめられている希土類ドープファイバ15−1の利得をG、希土類ドープファイバ15−1の出力側の損失をηとし、光カプラ12から希土類ドープファイバ15−1に至る経路による損失をLとすると、以下に示す式(1)に示すような演算が行なわれるようになっている。
【0060】
=Pom/(GLη) ・・・(1)
なお、上述の光電変換部31からの増幅後の信号光レベルを示す電気信号が、dB(デシベル)表示の場合は、割算回路32は引算回路により構成されるようになっている。
ところで、高レベル用モニタ24におけるダイナミックレンジは、フォトダイオード自身のダイナミックレンジと、電気段の増幅器の回路雑音レベル及び飽和出力レベルとに依存するが、ダイナミックレンジとしては、通常、電気段の増幅器の回路雑音レベル及び飽和出力レベルよりもフォトダイオードのダイナミックレンジの方が大きい。
【0061】
即ち、電気段の増幅器の回路雑音レベルが、最小受光モニタレベル、即ち、高レベル用モニタ24にて検出することができる最小の信号レベルを制限している大きな要因である。
これに対し、低レベル用モニタ33では、光増幅した後にモニタするので、回路雑音レベルの制限から解放され、最小受光モニタレベルが向上、即ち、より小さい受光レベルのモニタが可能となり、ダイナミックレンジも向上させることができるようになっている。
【0062】
また、35は光モニタであり、この光モニタ35は、光カプラ22を介して入力された希土類ドープファイバ15−2からの信号光を、電気信号に変換するものであり、この光電変換部35としては、例えばフォトダイオードを用いることができる。
なお、図12中においては、光アイソレータ13,16,20,光多重化器14,19,励起光阻止用フィルタ17,21,光カプラ22及び光モニタ35の図示は省略されている。
【0063】
上述の構成により、本発明の第1実施例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置は、以下に示すように動作する。
即ち、入力信号光は、光カプラ12,光アイソレータ13及び光多重化器14を介して希土類ドープファイバ15−1に入力される。希土類ドープファイバ15−1では、入力信号光について、励起部26からの励起光に基づいて所定の増幅率により増幅する。
【0064】
さらに、希土類ドープファイバ15−1からの信号光については、光アイソレータ16,励起光阻止用フィルタ17及び光カプラ18を介して希土類ドープファイバ15−2に入力される。希土類ドープファイバ15−2では、入力される信号光について、励起部34からの励起光に基づいて増幅する。
これにより、希土類ドープファイバ15−2にて増幅された信号は、光多重化器19,光アイソレータ20,励起光阻止用フィルタ21及び光カプラ22を介して出力される。
【0065】
また、励起部26により、希土類ドープファイバ15−1を利得一定動作させることで、希土類ドープファイバ15−1の入力側に設けられた高レベル用モニタ24か又は希土類ドープファイバ15−2の出力側に設けられた低レベル用モニタ33のいずれかで希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタすることができる。
【0066】
即ち、図14(b)に示すように、高レベル用モニタ24では、希土類ドープファイバ15−1への光入力パワーが所定値Aよりも大きい場合に、希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタする一方、低レベル用モニタ33では、希土類ドープファイバ15−1への光入力パワーが所定値A以下の場合に、希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタするのである。
【0067】
なお、低レベル用モニタ33を用いて光入力値をモニタする場合においては、割算回路32において、希土類ドープファイバ15−1から出力された信号光のレベルを示す電気信号Pomに基づき、前述の式(1)に示すように希土類ドープファイバ15−1への入力信号光の信号レベル(光入力値)Pを算出し、これにより、低レベル用モニタ33では、入力信号光の信号レベルPをモニタしている。
【0068】
このように、本発明の第1実施例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置によれば、励起部26により利得一定動作せしめられた希土類ドープファイバ15−1において、モニタし易いレベルまで信号光を増幅することにより、低レベル用モニタ33において希土類ドープファイバ15−1の入力を高感度にモニタすることができるほか、高レベル用モニタ24を併用することにより、入力信号光についての広い入力レンジのモニタを行なうことができる利点がある。
【0069】
なお、上述の本実施例においては、光カプラ12と光電変換部24との間に光フィルタ23を設けているが、本発明によればこれに限定されず、この光フィルタ23を省略してもよい。
(a1)本発明の第1実施例の第1の変形例の説明
図15は本発明の第1実施例の第1の変形例を説明するための機能ブロック図であり、この図15に示す光モニタ機能付き光増幅装置においては、前述の第1実施例におけるもの(図11,図12参照)に比して、励起部26a(図11,図12においては符号26)の構成が異なり、その他の構成については基本的に同様である。
【0070】
即ち、励起部26aは、前述の図11,図12におけるものと同様に、希土類ドープファイバ15−1が利得一定動作をするように、この希土類ドープファイバ15−1に対して励起光を出力するものであるが、SE光モニタ39,AGC(Automatic Gain Control)回路40及びレーザダイオード41をそなえている。
【0071】
即ち、SE光(Spontaneous Emission;自然放出光) モニタ39は、希土類ドープファイバ15−1からの自然放出光に基づいて、信号の利得を測定するものであり、AGC回路40は、SE光モニタ39からの利得に基づいて、希土類ドープファイバ15−1の利得が一定となるように、励起光を出力するレーザダイオード41を制御するものである。
【0072】
なお、この図15に示す光モニタ機能付き光増幅装置においても、前述の図11に示す光アイソレータ13,16,20,光多重化器14,19,励起光阻止用フィルタ17,21及び光モニタ35の図示は省略されている。
上述の構成により、本発明の第1実施例にかかる第1の変形例においても、前述の第1実施例の場合と同様に、入力信号光は、光カプラ12,光アイソレータ13及び光多重化器14を介して希土類ドープファイバ15−1に入力される。希土類ドープファイバ15−1では、入力信号光について、励起部26aからの励起光に基づいて所定の増幅率により増幅する。
【0073】
さらに、希土類ドープファイバ15−1からの信号光については、光アイソレータ16,励起光阻止用フィルタ17及び光カプラ18を介して希土類ドープファイバ15−2に入力される。希土類ドープファイバ15−2では、入力される信号光について、励起部34からの励起光に基づいて増幅する。
これにより、希土類ドープファイバ15−2にて増幅された信号は、光多重化器19,光アイソレータ20,励起光阻止用フィルタ21及び光カプラ22を介して出力される。
【0074】
また、励起部26aにより、希土類ドープファイバ15−1を利得一定動作させることで、希土類ドープファイバ15−1の入力側に設けられた高レベル用モニタ24か又は希土類ドープファイバ15−2の出力側に設けられた低レベル用モニタ33のいずれかで希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタすることができる。
【0075】
従って、励起部26aにより利得一定動作せしめられた希土類ドープファイバ15−1において、モニタし易いレベルまで信号光を増幅することにより、低レベル用モニタ33において希土類ドープファイバ15−1の入力を高感度にモニタすることができるほか、高レベル用モニタ24を併用することにより、入力信号光についての広い入力レンジのモニタを行なうことができる利点がある。
【0076】
(a2)第1実施例の第2の変形例の説明
図16は本発明の第1実施例の第2の変形例を説明するための機能ブロック図であり、この図16に示す光モニタ機能付き光増幅装置においては、前述の第1実施例におけるもの(図11,図12参照)に比して、希土類ドープファイバ15−1への入力信号光をモニタするために、低レベル用モニタ33及び高レベル用モニタ24を併用せずに、単に入力モニタ(光モニタ)42のみを用いている点が異なり、それ以外の構成については、基本的に第1実施例と同様である。
【0077】
即ち、前述の第1実施例における低レベル用モニタ33と同様に、入力モニタ42は、光フィルタ30からの信号光について電気信号Pomに変換する光電変換部31と、希土類ドープファイバ15−1からの信号光レベルを示す電気信号Pomに基づき入力信号光の信号レベルPを算出し、これを入力モニタ信号として出力する割算回路32とをそなえている。
【0078】
なお、この図16に示すものにおいては、前述の図11に示す光アイソレータ13,16,20,光多重化器14,19,励起光阻止用フィルタ17,21,光カプラ22及び光モニタ35の図示は省略されている。
このような構成により、本変形例においても、励起部26により、希土類ドープファイバ15−1の利得を一定に動作させることで、入力モニタ42においては、希土類ドープファイバ15−1に入力する入力信号光の信号レベルPをモニタすることができる。
【0079】
従って、励起部26により利得一定動作せしめられた希土類ドープファイバ15−1において、モニタし易いレベルまで信号光を増幅することにより、入力モニタ42では希土類ドープファイバ15−1の入力を高感度にモニタすることができる利点がある。
(a3)第1実施例の第3の変形例の説明
図17は本発明の第1実施例の第3の変形例を説明するための機能ブロック図であり、この図17に示す光モニタ機能付き光増幅装置においては、前述の第2の変形例に示すもの(図16参照)に比して、励起部26a(図16においては符号26)の構成が異なり、その他の構成については基本的に前述の第1実施例の第2の変形例と同様である。
【0080】
ここで、励起部26aは、希土類ドープファイバ15−1が利得一定動作をするように、この希土類ドープファイバ15−1に対して励起光を出力するものであり、SE光モニタ39,AGC回路40及びレーザダイオード41をそなえている。
即ち、SE光(Spontaneous Emission;自然放出光) モニタ39は、希土類ドープファイバ15−1からの自然放出光に基づいて、信号の利得を測定するものであり、AGC回路40は、SE光モニタ39からの利得に基づいて、希土類ドープファイバ15−1の利得が一定となるように、励起光を出力するレーザダイオード41を制御するものである。
【0081】
このような構成により、本変形例においても、励起部26aにより、希土類ドープファイバ15−1の利得を一定に動作させることで、入力モニタ42においては、希土類ドープファイバ15−1に入力する入力信号光の信号レベルPをモニタすることができる。
従って、励起部26aにより利得一定動作せしめられた希土類ドープファイバ15−1において、モニタし易いレベルまで信号光を増幅することにより、入力モニタ42では希土類ドープファイバ15−1の入力を高感度にモニタすることができる利点がある。
【0082】
(a4)第1実施例の第4の変形例の説明
図18は本発明の第1実施例の第の変形例を説明するための機能ブロック図であり、この図18に示す光モニタ機能付き光増幅装置においては、前述の第1実施例におけるもの(図11参照)に比して、希土類ドープファイバ15−2に対しての励起光を、励起部34でなく希土類ドープファイバ15−1用の励起部26から供給するように構成されている点が異なり、それ以外については基本的に同様である。
【0083】
即ち、希土類ドープファイバ15−1と希土類ドープファイバ15−2との間に光多重化器43,44をそなえることにより、希土類ドープファイバ15−1からの光信号が光多重化器43及び光多重化器44を介して希土類ドープファイバ15−2に対して伝送される第1のルートと、光多重化器43,光アイソレータ16,励起光阻止用フィルタ17及び光多重化器18,44を介して希土類ドープファイバ15−2に対して伝送される第2のルートとが設けられている。
【0084】
これにより、励起部26からの励起光は、光多重化器14を介して希土類ドープファイバ15−1に入力されるほか、希土類ドープファイバ15−1から第1のルートを介して希土類ドープファイバ15−2に対して入力されるようになっている。
なお、この図18に示す光モニタ機能付き光増幅装置においては、図11にて示した光フィルタ23,30及び割算回路32の図示は省略されている。
【0085】
従って、本発明の第1実施例の第4の変形例によれば、希土類ドープファイバ15−1,15−2に対しての励起光供給源として、励起部26を共用させることにより、光増幅装置の低コスト化,低消費電力化を容易にすることができる利点がある。
なお、上述の第4の変形例については、第1実施例におけるものに適用したが、これに限定されず、例えば上述の励起光供給源としての励起部26を、前述の第1の変形例と同様の励起部26aを共用させて用いる等、第1の変形例〜第3の変形例にも同様に適用することができる。
【0086】
(a5)第1実施例の第5の変形例の説明
図19は本発明の第1実施例の第5の変形例を説明するための機能ブロック図であり、この図19に示す光モニタ機能付き光増幅装置においては、前述の第2の変形例におけるもの(図16参照)に比して、n段にタンデム接続された複数の希土類ドープファイバ15−1〜15−nをそなえるとともに、n段の希土類ドープファイバ15−1〜15−nをそれぞれ利得一定制御を行なう励起部26−1〜26−nをそなえている点が異なり、その他の構成については、基本的に同様である。
【0087】
即ち、入力モニタ42の割算回路32において、希土類ドープファイバ15−nからの信号光レベルを示す電気信号Pomについて、希土類ドープファイバ15−1〜15−nの合計利得で除算を行なうことにより、入力モニタ42は、入力信号光の信号レベルPを算出し、算出された信号レベルPを用いて入力信号光の信号レベルPをモニタするようになっている。
【0088】
なお、全ての希土類ドープファイバ15−1〜15−nは、運用中においては常時利得一定に動作するようになっている。
このような構成により、本変形例においても、励起部26−1〜26−nにより、希土類ドープファイバ15−1〜15−nの利得を一定に動作させることで、入力モニタ42においては、希土類ドープファイバ15−1に入力する入力信号光の信号レベルPをモニタすることができる。
【0089】
従って、励起部26−1〜26−nにより利得一定動作せしめられた希土類ドープファイバ15−1〜15−nにおいて、モニタし易いレベルまで信号光を増幅することにより、入力モニタ42では希土類ドープファイバ15−1の入力を高感度にモニタすることができる利点がある。
なお、上述の第5の変形例については、励起部26−1〜26−nについて、前述の第1実施例におけるもの(符号26参照)と同様のものを適用したが、本発明によればこれに限定されず、例えば前述の第1の変形例におけるもの(符号26a)と同様のものを用いることもでき、このようにしても、上述したような利点が得られることはいうまでもない。
【0090】
(a6)第1実施例の第6の変形例の説明
図20,図21は本発明の第1実施例の第6の変形例を説明するための機能ブロック図であるが、この図20,図21に示す光モニタ機能付き光増幅装置においては、前述の第5の変形例におけるもの(図19参照)に比して、n段にタンデム接続された複数の希土類ドープファイバ15−1〜15−n毎の出力信号光から入力信号光をモニタするために、光カプラ18−1〜18−n,光フィルタ30−1〜30−n,光電変換部31−1〜31−n,割算回路32−1〜32−n及び入力モニタ42−1〜42−nをそなえている点が異なり、それ以外の構成については基本的に同様である。
【0091】
なお、各々の光カプラ18−1〜18−n,光フィルタ30−1〜30−n,光電変換部31−1〜31−n,割算回路32−1〜32−n及び入力モニタ42−1〜42−nは、それぞれ、前述の第2の変形例におけるもの(符号18,30,31,32,42)と同様の機能を有するものである。
また、本変形例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置においても、希土類ドープファイバ15−1〜15−nは、励起部26−1〜26−nにより、正常運用中は常に利得一定動作するようになっている。
【0092】
これにより、入力モニタ42−1〜42−nの割算回路32−1〜32−nでは、それぞれ、希土類ドープファイバ15−1〜15−nからの出力信号光を入力され、それぞれの出力信号光について、希土類ドープファイバ15−1から当該出力信号光を入力された希土類ドープファイバに至る合計利得で除算処理を行なう。
【0093】
これにより、希土類ドープファイバ15−1に対する入力信号光の光入力値Pを算出して、この算出結果を入力信号光の光入力値としてモニタできるようになっている。
ところで、正常運用中は常時利得一定動作している希土類ドープファイバ15−1〜15−nのうち、それぞれの出力信号光から入力信号光をモニタするための入力モニタ42−1〜42−nにおいて、例えば2つの入力モニタ42−1,42−nを併用して、希土類ドープファイバ15−1への入力信号光をモニタするようになっている。
【0094】
即ち、希土類ドープファイバ15−1の出力側に設けられた入力モニタ42−1を、入力信号光のレベル(光入力パワー)が予め設定された所定値よりも大きい場合にモニタする高レベル用モニタとし、希土類ドープファイバ15−nの出力側に設けられた入力モニタ42−nを、入力信号光のレベル(光入力パワー)が予め設定された所定値よりも小さい場合にモニタする低レベル用モニタとすることができる。
【0095】
これにより、励起部26−1〜26−nにおいて、希土類ドープファイバ15−1〜15−nを利得一定動作させることで、入力信号光のレベルに応じて高レベル用モニタとしての入力モニタ42−1か又は低レベル用モニタとしての入力モニタ42−nのいずれかで希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタすることができるようになっている。
【0096】
また、図21においては、励起部26−1〜26−n,光フィルタ30−1〜30−n及び割算回路32−1〜32−nについては図示を省略されている。
なお、図20においては、光フィルタ30−2〜30−(n−1)及び入力モニタ42−2〜42−(n−1)については、図示を省略しているが、実際に、これらを省略して実現することもできる。
【0097】
このような構成により、希土類ドープファイバ15−1からの信号光は、光カプラ18−1,光フィルタ30−1を介して入力モニタ42−1に入力される。
入力モニタ42−1の光電変換部31−1では希土類ドープファイバ15−1からの信号光を電気信号Po1に変換し、割算回路32−1では、希土類ドープファイバ15−1からの信号光レベルを示す電気信号Po1に基づき入力信号光の信号レベルPを算出する。
【0098】
ここで、割算回路32−1からの入力信号光の信号レベルPについて、予め設定された所定値との大小を判定し、入力信号光の信号レベルPが所定値よりも大きい場合に、割算回路32−1で算出された信号レベルPを用いて入力信号光の信号レベルPをモニタする。
さらに、希土類ドープファイバ15−nからの信号光は、光カプラ18−n,光フィルタ30−n,光電変換部31−nを介して割算回路32−nに入力され、割算回路32−nでは、希土類ドープファイバ15−nからの信号光レベルPonに基づき入力信号光の信号レベルPを算出する。
【0099】
入力モニタ42−nでは、割算回路32−nからの入力信号光の信号レベルPを入力され、予め設定された所定値との大小を判定し、入力信号光の信号レベルPが所定値よりも小さい場合に、割算回路32−nで算出された光入力値Pを用いて入力信号光の光入力値Pをモニタする。
従って、本変形例においても、励起部26−1〜26−nにより利得一定動作せしめられた希土類ドープファイバ15−1−1〜15−nにおいて、モニタし易いレベルまで信号光を増幅することにより、低レベル用モニタとしての入力モニタ42−nにおいて希土類ドープファイバ15−1の入力を高感度にモニタすることができるほか、高レベル用モニタとしての入力モニタ42−1を併用することにより、入力信号光についての広い入力レンジのモニタを良好に行なうことができる利点がある。
【0100】
なお、上述の本変形例においては、入力モニタ42−1,42−nの2つを併用することにより、入力信号光のモニタを行なっているが、本発明によればこれに限定されず、入力モニタ42−1〜42−nのうちの少なくとも2つ以上のモニタを併用しても、上述の場合と同様の利点が得られる。
この場合においては、併用する入力モニタについて、希土類ドープファイバ15−1側の入力モニタ、即ち入力信号についての増幅率が小さい信号光を用いる入力モニタの側から、高レベルの入力信号光をモニタするように設定することができる。
【0101】
また、上述の本変形例においては、励起部26−1〜26−nにより、希土類ドープファイバ15−1〜15−nを利得一定動作させて、入力モニタ42−1,42−nにおいて入力信号光の入力レベルPをモニタしているが、これに限定されず、初段から何段かの希土類ドープファイバのみ正常運用中は常に利得一定動作させておいて、利得一定動作せしめられている希土類ドープファイバに該当する入力モニタのうちの少なくとも2つを併用しても、上述の場合と同様の利点が得られる。
【0102】
なお、上述の第6の変形例については、励起部26−1〜26−nについて、前述の第1実施例におけるもの(符号26参照)と同様のものを適用したが、本発明によればこれに限定されず、例えば前述の第1の変形例におけるもの(符号26a)と同様のものを用いることもでき、このようにしても、上述したような利点が得られることはいうまでもない。
【0103】
(a7)第1実施例の第7の変形例の説明
図22は本発明の第1実施例の第7の変形例を説明するための機能ブロック図であり、この図22に示す光モニタ機能付き光増幅装置においては、前述の第2の変形例におけるもの(図16参照)に比して、光カプラ22,光フィルタ45,光モニタ35及び出力一定制御回路46をそなえている点が異なり、その他の構成については、基本的に同様である。
【0104】
ここで、光カプラ22は、希土類ドープファイバ15−2から出力された信号光の一部を分岐するものであり、光フィルタ45は光カプラ22にて分岐された信号光についてフィルタ処理を施すものであり、光モニタ(他の光モニタ)35は光フィルタ45からの信号光を電気信号に変換するものである。
また、出力一定制御回路(出力一定制御部)46は、希土類ドープファイバ15−2から出力された光信号に基づいて、励起部34に対して制御信号を出力することにより、光カプラ22の出力を一定に制御するものである。
【0105】
このような構成により、本変形例においても、励起部26により、希土類ドープファイバ15−1の利得を一定に動作させることで、入力モニタ42においては、希土類ドープファイバ15−1に入力する入力信号光の信号レベル(光入力値)をモニタすることができる。
また、出力一定制御回路46では、希土類ドープファイバ15−2から出力された光信号に基づいて、励起部34に対して制御信号を出力することにより、希土類ドープファイバ15−2の出力(即ち、光カプラ22の出力:装置出力)を一定に制御し、これにより、装置出力を安定的に出力している。
【0106】
従って、励起部26により利得一定動作せしめられた希土類ドープファイバ15−1において、モニタし易いレベルまで信号光を増幅することにより、入力モニタ42では希土類ドープファイバ15−1の入力を高感度にモニタすることができる利点があるほか、出力一定制御回路46による制御で、装置出力を安定的に出力することができる利点もある。
【0107】
なお、上述の第7の変形例においても、前述の第1実施例と同様の励起部26を用いたが、本発明によればこれに限定されず、例えば前述の第1の変形例におけるもの(符号26a)を用いることもでき、このようにしても、上述したような利点が得られることはいうまでもない。
また、上述の第7の変形例においては、出力一定制御回路46は励起部34を制御しているが、これに限定されず、例えば特願平4−44544号の光増幅器制御システムに記載されているように、出力一定制御回路46は可変減衰器を制御しても良い。
【0108】
(a8)第1実施例の第8の変形例の説明
図23は本発明の第1実施例の第8の変形例を説明するための機能ブロック図であり、この図23に示す光モニタ機能付き光増幅装置においては、前述の第1実施例におけるもの(図11,図12参照)に比して、光フィルタ45及び出力一定制御回路46をそなえている点が異なり、その他の構成については、基本的に同様である。
【0109】
ここで、光フィルタ45は光カプラ22にて分岐された信号光についてフィルタ処理を施すものであり、出力一定制御回路(出力一定制御部)46は、光フィルタ45からの信号に基づき、励起部34に対して制御信号を出力することにより、光カプラ22の出力である装置出力を一定に制御するものである。
なお、この図23に示すものにおいては、前述の図11に示す光アイソレータ13,16,20,光多重化器14,19,励起光阻止用フィルタ17,21,及び光モニタ35の図示は省略されている。
【0110】
このような構成により、本変形例においても、励起部26により希土類ドープファイバ15−1の利得を一定に動作させることで、光入力値に応じて、希土類ドープファイバ15−1の入力側に設けられた高レベル用モニタ24か又は希土類ドープファイバ15−2の出力側に設けられた低レベル用モニタ33のいずれかで希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタすることができる。
【0111】
また、出力一定制御回路46では、希土類ドープファイバ15−2から出力された光信号のレベルに基づいて、励起部34に対して制御信号を出力することにより、光カプラ22の出力を一定に制御し、これにより、装置出力を安定的に出力している。
従って、励起部26により利得一定動作せしめられた希土類ドープファイバ15−1において、モニタし易いレベルまで信号光を増幅することにより、低レベル用モニタ33において希土類ドープファイバ15−1の入力を高感度にモニタすることができるほか、高レベル用モニタ24を併用することにより、入力信号光についての広い入力レンジのモニタを行なうことができる利点があるほか、出力一定制御回路46による制御で、装置出力を安定的に出力することができる利点もある。
【0112】
なお、上述の第8の変形例においても、励起部26について、前述の第1実施例におけるもの(符号26参照)と同様のものを適用したが、本発明によればこれに限定されず、例えば前述の第1の変形例におけるもの(符号26a)と同様のものを用いることもでき、このようにしても、上述したような利点が得られることはいうまでもない。
【0113】
なお、上述の本変形例においては、光カプラ12と高レベル用モニタ24との間に光フィルタ23を設けているが、これに限定されず、この光フィルタ23を省略してもよい。
また、上述の第8の変形例においては、出力一定制御回路46は励起部34を制御しているが、これに限定されず、例えば特願平4−44544号の光増幅器制御システムに記載されているように、出力一定制御回路46は可変減衰器を制御しても良い。
【0114】
(b)第2実施例の説明
図24は本発明の第2実施例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置を示すブロック図であり、図25は本装置を示す機能ブロック図である。
ここで、この図24又は図25に示す光モニタ機能付き光増幅装置は、前述の図11,図12にて示した第1実施例におけるものに比して、励起部26により、希土類ドープファイバ15−1を利得一定動作させずに、励起電力一定動作するようになっている点が異なる。
【0115】
また、本実施例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置は、前述の第1実施例におけるものと同様の機能を有する光カプラ12,18,22,光アイソレータ13,16,19,光多重化器14,19,光フィルタ23,30及び光モニタ35をそなえている。
ここで、励起部26は、前述の第1実施例の場合と同様に、レーザダイオード27,バックパワーモニタ回路28及びAPC回路29をそなえているが、図13に示すような、利得一定となる範囲にある入力信号に限定されずに、励起電力一定として励起光を出力するものである。
【0116】
また、第1光モニタ50は、光フィルタ23からの入力光を電気信号に変換してモニタ信号を出力するものであり、例えばフォトダイオード等により構成されている。
さらに、第2光モニタ51は、励起部26によって励起電力一定動作せしめられている希土類ドープファイバ15−1の出力側に設けられて、希土類ドープファイバ15−1からの光出力をモニタするものであり、光フィルタ30及び光電変換部31をそなえている。
【0117】
また、記憶部48は、励起電力一定動作せしめられている希土類ドープファイバ15−1への入力と第2光モニタ51からの関係を記憶するものである。
さらに、47はMCU(Micro Control Unit) であり、このMCU47は、第1光モニタ50及び第2光モニタ51からの信号光を入力され、必要に応じて記憶部48にアクセスすることにより、希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタするものである。
【0118】
具体的には、MCU47においては、第1光モニタ50から入力された信号光が例えば所定値A(図14(b)参照)よりも大きい場合は、この希土類ドープファイバ15−1への光入力値を高レベル用モニタ信号とし、入出力部(I/O)47aを介してモニタする一方、所定値A以下の場合は、第2光モニタ51の出力と記憶部48で記憶されている関係とから希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタするようになっている。
【0119】
なお、図25中においては、光アイソレータ13,16,20,光多重化器14,19,励起光阻止用フィルタ17,21,光カプラ22及び光モニタ35の図示は省略されている。
上述の構成により、本発明の第2実施例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置は、以下に示すように動作する。
【0120】
即ち、入力信号光は、光カプラ12,光アイソレータ13及び光多重化器14を介して希土類ドープファイバ15−1に入力される。希土類ドープファイバ15−1では、入力信号光について、励起部26からの励起光に基づいて所定の増幅率により増幅する。
さらに、希土類ドープファイバ15−1からの信号光については、光アイソレータ16,励起光阻止用フィルタ17及び光カプラ18を介して希土類ドープファイバ15−2に入力される。希土類ドープファイバ15−2では、入力される信号光について、励起部34からの励起光に基づいて増幅する。
【0121】
これにより、希土類ドープファイバ15−2にて増幅された信号は、光多重化器19,光アイソレータ20,励起光阻止用フィルタ21及び光カプラ22を介して出力される。
ところで、第1光モニタ50では、光フィルタ23からの入力光を電気信号に変換してモニタ信号を出力し、第2光モニタ51では、希土類ドープファイバ15−1からの光出力を電気信号に変換することによりモニタする。
【0122】
また、MCU47においては、第1光モニタ50から入力された光入力値が例えば所定値A(図14(b)参照)よりも大きい場合は、この希土類ドープファイバ15−1への光入力値を高レベル用モニタ信号として、入出力部(I/O)47aを介してモニタする一方、所定値A以下の場合は、第2光モニタ51の出力と記憶部48で記憶されている関係とから希土類ドープファイバ15−1への光入力値を求め、これをモニタする。
【0123】
このように、本発明の第2実施例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置によれば、希土類ドープファイバ15−1への光入力パワーが所定値よりも大きい場合に、第1光モニタ50において、希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタする一方、所定値以下である場合は、MCU47において、第2光モニタ51の出力と記憶部48で記憶されている関係とから希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタすることができるので、希土類ドープファイバ15−1の入力を高感度にモニタすることができるほか、入力信号光についての広い入力レンジのモニタを行なうことができる利点がある。
【0124】
なお、上述の本実施例においては、光カプラ12と光電変換部24との間に光フィルタ23を設けているが、本発明によればこれに限定されず、この光フィルタ23を省略してもよい。
また、上述の本実施例においては、励起部26において、希土類ドープファイバ15−1に対する励起電力一定しているが、入力信号を、前述の図13に示す利得一定範囲にあるもののみを入力すれば、利得一定動作させることもでき、結果的に、励起電力一定動作と利得一定動作とを混在させて制御することもできる。
【0125】
(b1)第2実施例の第1の変形例の説明
図26は本発明の第2実施例の第1の変形例を説明するための機能ブロック図であり、この図26に示す光モニタ機能付き光増幅装置においては、前述の第2実施例におけるもの(図24,図25参照)に比して、希土類ドープファイバ15−1への入力信号光をモニタするために、第1光モニタ50からの入力モニタ信号は用いずに、単に光モニタ52のみを用いている点が異なり、それ以外の構成については、基本的に第1実施例と同様である。
【0126】
即ち、光モニタ52は、前述の第2実施例における第2光モニタ51と同様に、光フィルタ30から出力された信号光について電気信号に変換してモニタするものであり、光フィルタ30及び光電変換部31をそなえている。
また、MCU47は、光モニタ52からの光信号を入出力部47aで入力され、記憶部48に記憶されている希土類ドープファイバ15−1への入力信号光と、この希土類ドープファイバ15−1から出力される信号光との関係に基づいて、希土類ドープファイバ15−1への光入力値を求め、入力モニタ信号として出力するようになっている。
【0127】
なお、この図26に示すものにおいては、前述の図24に示す光アイソレータ13,16,20,光多重化器14,19,励起光阻止用フィルタ17,21,光カプラ22及び光モニタ35の図示は省略されている。
このような構成により、本変形例においても、励起部26により、希土類ドープファイバ15−1へ励起光を供給するための励起電力を一定に動作させることで、光モニタ52及びMCU47により、希土類ドープファイバ15−1に入力する入力信号光の信号レベルをモニタすることができる。
【0128】
従って、励起部26により励起電力一定動作せしめられた希土類ドープファイバ15−1において、モニタし易いレベルまで信号光を増幅することにより、光モニタ52及びMCU47では希土類ドープファイバ15−1の入力を高感度にモニタすることができる利点がある。
(b2)第2実施例の第2の変形例の説明
図27は本発明の第2実施例の第2の変形例を説明するための機能ブロック図であり、この図27に示す光モニタ機能付き光増幅装置においては、前述の第1の変形例におけるもの(図26参照)に比して、n段にタンデム接続された複数の希土類ドープファイバ15−1〜15−nをそなえるとともに、n段の希土類ドープファイバ15−1〜15−nをそれぞれ利得一定制御を行なう励起部26−1〜26−nをそなえている点が異なり、その他の構成については、基本的に同様である。
【0129】
即ち、光モニタ52は、入力信号光を希土類ドープファイバ15−1〜15−nにおいて増幅された信号を光フィルタ30を介して入力され、入力された信号光について電気信号に変換してモニタするものである。
また、MCU47の入出力部47aでは、光モニタ52からの光信号を入力され、記憶部48に記憶されている希土類ドープファイバ15−1への入力信号光と、希土類ドープファイバ15−nから出力される信号光との関係に基づいて、希土類ドープファイバ15−1への光入力値を求め、入力モニタ信号として出力するようになっている。
【0130】
なお、全ての希土類ドープファイバ15−1〜15−nは、運用中においては常時励起電力一定で動作するようになっている。
このような構成により、本変形例においても、励起部26−1〜26−nにより、希土類ドープファイバ15−1〜15−nに対する励起電力を一定に動作させることで、MCU47においては、希土類ドープファイバ15−1に入力する入力信号光の信号レベルPをモニタすることができる。
【0131】
従って、励起部26−1〜26−nにより励起電力一定動作せしめられた希土類ドープファイバ15−1〜15−nにおいて、モニタし易いレベルまで信号光を増幅することにより、MCU47では希土類ドープファイバ15−1の入力を高感度にモニタすることができる利点がある。
(b3)第2実施例の第3の変形例の説明
図28は本発明の第2実施例の第3の変形例を説明するための機能ブロック図であるが、この図28に示す光モニタ機能付き光増幅装置においては、前述の第2の変形例におけるもの(図19参照)に比して、n段にタンデム接続された複数の希土類ドープファイバ15−1〜15−n毎の出力信号光あるいは希土類ドープファイバ15−1〜15−nの内から一部(例えば、希土類ドープファイバ15−2,15−n)の出力信号光から入力信号光をモニタするために、光カプラ18−1〜18−n(あるいは光カプラ18−2,18−n),光フィルタ30−1〜30−n(あるいは光フィルタ30−2,30−n),光モニタ52−1〜52−n(あるいは光モニタ52−2,52−n),MCU47及び記憶部48をそなえている点が異なり、それ以外の構成については基本的に同様である。
【0132】
なお、各々の光カプラ18−1〜18−n,光フィルタ30−1〜30−n,及び光モニタ52−1〜52−nは、それぞれ、前述の第2の変形例におけるもの(符号18,30,31,32,52参照)と同様の機能を有するものである。
また、本変形例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置においても、希土類ドープファイバ15−1〜15−nは、励起部26−1〜26−nにより、正常運用中は常に励起電力一定で動作するようになっている。
【0133】
また、記憶部48は、励起電力一定という条件下においての、希土類ドープファイバ15−1〜15−nからの出力信号光に対する希土類ドープファイバ15−1への光入力値の関係を記憶するものである。
ところで、正常運用中は常時利得一定動作している希土類ドープファイバ15−1〜15−nのうち、それぞれの出力信号光から入力信号光をモニタするための光モニタ52−1〜52−nにおいて、例えば2つの入力モニタ52−2,52−nを併用して、希土類ドープファイバ15−1への入力信号光をモニタするようになっている。従って、この場合は光カプラ18−2,18−n,光フィルタ30−2,30−n及び光モニタ52−2,52−n以外の光カプラ,光フィルタ及び光モニタを省略することができる。
【0134】
即ち、MCU47は、希土類ドープファイバ15−2の出力側に設けられた光モニタ52−2からのモニタ信号と、希土類ドープファイバ15−nの出力側に設けられた光モニタ52−nからのモニタ信号とを入力され、入力信号光のレベル(光入力パワー)が予め設定された所定値よりも大きい場合には、光モニタ52−2からのモニタ信号に基づいて、記憶部48を参照して得られた入力信号光をモニタする一方、入力信号光のレベル(光入力パワー)が予め設定された所定値以下の場合には、光モニタ52−nからのモニタ信号に基づいて、記憶部48を参照して得られた入力信号光をモニタするようになっている。
【0135】
これにより、励起部26−1〜26−nにおいて、希土類ドープファイバ15−1〜15−nを励起電力一定動作させることで、MCU47では、入力信号光のレベルに応じて、光モニタ52−2か又は光モニタ52−nのいずれかのモニタ信号及び記憶部48に記憶されている関係に基づいて、希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタすることができる。
【0136】
また、図21においては、励起部26−1〜26−n,光フィルタ30−1〜30−n及び割算回路32−1〜32−nについては図示を省略されている。
なお、図20においては、光フィルタ30−2〜30−(n−1)及び入力モニタ42−2〜42−(n−1)については、図示を省略しているが、実際に、これらを省略して実現することもできる。
【0137】
このような構成により、希土類ドープファイバ15−1に入力された信号光は、希土類ドープファイバ15−1,15−2にて励起電力一定で増幅されて、光カプラ18−2,光フィルタ30−2を介して光モニタ52−2に入力され、光モニタ52−2では、希土類ドープファイバ15−2からの信号光を電気信号に変換して出力モニタ信号として出力される。
【0138】
さらに、希土類ドープファイバ15−nからの信号光は、光カプラ18−n及び光フィルタ30−nを介して光モニタ52−nに入力され、光モニタ52−nでは、希土類ドープファイバ15−nからの信号光を電気信号に変換して出力モニタ信号として出力される。
MCU47では、希土類ドープファイバ15−2の出力側に設けられた光モニタ52−2からのモニタ信号と、希土類ドープファイバ15−nの出力側に設けられた光モニタ52−nからのモニタ信号とを入出力部47aにて入力される。
【0139】
ここで、入力信号光のレベル(光入力パワー)が予め設定された所定値よりも大きい場合には、光モニタ52−2からのモニタ信号に基づいて、記憶部48を参照して得られた入力信号光をモニタする一方、入力信号光のレベル(光入力パワー)が予め設定された所定値以下の場合には、光モニタ52−nからのモニタ信号に基づいて、記憶部48を参照して得られた入力信号光をモニタする。
【0140】
従って、本変形例においても、励起部26−1〜26−nにより利得一定動作せしめられた希土類ドープファイバ15−1−1〜15−nにおいて、モニタし易いレベルまで信号光を増幅することにより、MCU47において希土類ドープファイバ15−1の入力を高感度にモニタすることができるほか、入力信号光についての広い入力レンジのモニタを良好に行なうことができる利点がある。
【0141】
なお、上述の本変形例においては、入力モニタ52−2,52−nの2つを併用することにより、入力信号光のモニタを行なっているが、本発明によればこれに限定されず、入力モニタ52−1〜52−nのうちの少なくとも2つ以上の任意のモニタを併用しても、上述の場合と同様の利点が得られる。
この場合においては、MCU47では、併用するモニタを、希土類ドープファイバ15−1側の入力モニタ、即ち入力信号についての増幅率が小さい信号光を入力される入力モニタの側から、順に高レベルの入力信号光をモニタするように設定することができる。
【0142】
また、上述の本変形例においては、励起部26−1〜26−nにより、希土類ドープファイバ15−1〜15−nを励起電力一定で動作させて、入力モニタ52−2,52−nにおいて入力信号光の光入力値をモニタしているが、これに限定されず、初段から何段かの希土類ドープファイバのみを正常運用中は常に利得一定で動作させておいて、利得一定で動作せしめられている希土類ドープファイバに該当する入力モニタのうちの少なくとも2つを併用しても、上述の場合と同様の利点が得られる。従って、結果的に利得一定動作と励起電力一定動作を混在させることも可能である。
【0143】
(b4)第2実施例の第4の変形例の説明
図29は本発明の第2実施例の第4の変形例を説明するための機能ブロック図であり、この図29に示す光モニタ機能付き光増幅装置においては、前述の第1の変形例におけるもの(図26参照)に比して、光カプラ22,光フィルタ45,光モニタ35及び出力一定制御回路46をそなえている点が異なり、その他の構成については、基本的に同様である。
【0144】
ここで、光カプラ22は、希土類ドープファイバ15−2から出力された信号光の一部を分岐するものであり、光フィルタ45は光カプラ22にて分岐された信号光についてフィルタ処理を施すものであり、光モニタ(他の光モニタ)35は光フィルタ45からの信号光を電気信号に変換するものである。
また、出力一定制御回路(出力一定制御部)46は、希土類ドープファイバ15−2から出力された光信号に基づいて、励起部34に対して制御信号を出力することにより、光カプラ22の出力を一定に制御するものである。
【0145】
このような構成により、本変形例においても、励起部26により、希土類ドープファイバ15−1の利得を一定に動作させることで、入力モニタ42においては、希土類ドープファイバ15−1に入力する入力信号光の信号レベル(光入力値)をモニタすることができる。
また、出力一定制御回路46では、希土類ドープファイバ15−2から出力された光信号に基づいて、励起部34に対して制御信号を出力することにより、光カプラ22の出力を一定に制御し、これにより、装置出力を安定的に出力している。
【0146】
従って、励起部26により励起電力一定で動作せしめられた希土類ドープファイバ15−1において、モニタし易いレベルまで信号光を増幅することにより、MCU47では希土類ドープファイバ15−1の入力を高感度にモニタすることができる利点があるほか、出力一定制御回路46による制御で、装置出力を安定的に出力することができる利点もある。
【0147】
また、上述の第2実施例の第4の変形例においては、出力一定制御回路46は励起部34を制御しているが、これに限定されず、例えば特願平4−44544号の光増幅器制御システムに記載されているように、出力一定制御回路46は可変減衰器を制御しても良い。
(b5)第2実施例の第5の変形例の説明
図30は本発明の第2実施例の第5の変形例を説明するための機能ブロック図であり、この図30に示す光モニタ機能付き光増幅装置においては、前述の第2実施例におけるもの(図24,図25参照)に比して、光フィルタ45,出力一定制御回路46及び光フィルタ35をそなえている点が異なり、その他の構成については、基本的に同様である。
【0148】
ここで、光フィルタ45は希土類ドープファイバ15−2からの信号を光カプラ22にて分岐されて入力されて、入力された光信号にフィルタ処理を施すものであり、光フィルタ(第3光フィルタ)35は、光フィルタ45からの信号光を電気信号に変換してモニタするものである。
出力一定制御回路(出力一定制御部)46は、光フィルタ35からの信号光に基づいて、励起部34に対して制御信号を出力することにより、光カプラ22の出力を一定に制御するものである。
【0149】
なお、この図29に示すものにおいても、前述の図24に示す光アイソレータ13,16,20,光多重化器14,19及び励起光阻止用フィルタ17,21の図示は省略されている。
このような構成により、本変形例においても、励起部26により希土類ドープファイバ15−1を励起電力一定で動作させている。
【0150】
また、第1光モニタ50では、光フィルタ23からの入力光を電気信号に変換してモニタ信号をMCU47の入出力部47aに対して出力し、第2光モニタ51では、希土類ドープファイバ15−1からの光出力を電気信号に変換し、出力モニタ信号として入出力部47aに対して出力する。
MCU47では、光入力値に応じて、希土類ドープファイバ15−1への光入力パワーが所定値よりも大きい場合に、第1光モニタ50において、希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタする一方、所定値以下である場合は、MCU47において、第2光モニタ51の出力と記憶部48で記憶されている関係とから希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタする。
【0151】
また、出力一定制御回路46では、希土類ドープファイバ15−2から出力された光信号のレベルに基づいて、励起部34に対して制御信号を出力することにより、希土類ドープファイバ15−2の出力を一定に制御し、これにより、装置出力を安定的に出力している。
従って、励起部26により励起電力一定で動作せしめられた希土類ドープファイバ15−1において、モニタし易いレベルまで信号光を増幅することにより、MCU47では希土類ドープファイバ15−1の入力を高感度にモニタすることができる利点がある。
【0152】
また、第1光モニタ50及び第2光モニタ51を併用することにより、入力信号光についての広い入力レンジのモニタを行なうことができる利点があるほか、出力一定制御回路46による制御で、装置出力を安定的に出力することができる利点もある。
なお、上述の本変形例においては、光カプラ12と第1光モニタ50との間に光フィルタ23を設けているが、これに限定されず、この光フィルタ23を省略してもよい。
【0153】
また、上述の第2実施例の第5の変形例においては、出力一定制御回路46は励起部34を制御しているが、これに限定されず、例えば特願平4−44544号の光増幅器制御システムに記載されているように、出力一定制御回路46は可変減衰器を制御しても良い。
(c)第3実施例の説明
図31は本発明の第3実施例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置を示すブロック図であり、この図31に示す光モニタ機能付き光増幅装置は、前述の第1実施例の第6の変形例におけるものと同様の機能を有する希土類ドープファイバ15−1〜15−(n−1),励起部26−1〜26−(n−1),光カプラ18−1〜18−n,光フィルタ30−1〜30−n及び入力モニタ42−1〜42−nをそなえている(図21参照)。
【0154】
また、53は上述の希土類ドープファイバ15−1〜15−(n−1)からの信号を光カプラ18−(n−1)を介して入力され、励起部54からの励起光に基づいて、入力された光信号を増幅して後段の希土類ドープファイバ15−nに対して出力するものである。
なお、希土類ドープファイバ15−nは、希土類ドープファイバ53からの信号光を入力され、正常運用時はこの信号光について、励起部26−nからの励起光に基づいて光増幅を行なうものである。
【0155】
また、55は制御部であり、この制御部55は、入力モニタ42−(n−1)からの出力に基づき、希土類ドープファイバ53で光信号が遅延されている間に、入力モニタ42−(n−1)で出力信号がモニタされている希土類ドープファイバ15−(n−1)よりも後段の希土類ドープファイバ15−nの動作制御を、例えば励起部26−nに対して励起光ON/OFF制御等により行なうものである。
【0156】
なお、図31においては、光カプラ18−1〜18−(n−2),18−n,及び入力モニタ42−1〜42−(n−2),42−nについては、図示を省略しているが、実際に、これらを省略して実現することもできる。
上述の構成により、本発明の第3実施例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置は、正常運用時は、前述の第1実施例の第6の変形例の場合と同様に、希土類ドープファイバ15−1に入力された信号光は、希土類ドープファイバ15−1〜15−(n−1)において、それぞれの励起部26−1〜26−(n−1)により、利得一定で増幅される。また、希土類ドープファイバ53も励起部54により光増幅が行なわれる。
【0157】
希土類ドープファイバ15−(n−1)から出力された信号光については、光カプラ18−(n−1)及び光フィルタ30−(n−1)を介して入力モニタ42に入力されて、この入力された信号光と、希土類ドープファイバ15−1〜15−(n−1)の利得とに基づいて、希土類ドープファイバ15−1への光入力値を算出してモニタする。
【0158】
また、制御部55では、入力モニタ42からの、希土類ドープファイバ15−1への光入力値に基づいて、例えば図32のフローチャートに示すようにフィードフォワード制御が行なわれる。
即ち、入力モニタ42からの入力モニタ信号が、入力レベルが低下したり、入力信号光が光サージを誘発するようなもの等、異常入力波形を検出された場合は(ステップA1)、希土類ドープファイバ53により信号光が光遅延されている間に(希土類ドープファイバ53で増幅されるされないにかかわらず、ファイバ長に応じて光遅延される)、励起部26−nに対して励起OFF信号を出力することにより、希土類ドープファイバ15−nの停止制御を行なう(ステップA2)。
【0159】
具体的には、100m程度のファイバ長の希土類ドープファイバでは、0.5μs程度の光遅延が可能である。
このように、本発明の第3実施例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置によれば、制御部55により、入力モニタ42からの入力モニタ信号に基づき、希土類ドープファイバ53にて光信号が遅延されている間に、希土類ドープファイバ15−(n−1)よりも後段の希土類ドープファイバ15−nの動作を制御することができるので、例えば光サージを誘発するような異常の光波形の信号が入力する際にも、希土類ドープファイバ15−nの増幅率を低減することにより、光部品を保全することができる利点がある。
【0160】
また、励起部26−1〜26−(n−1)により利得一定動作せしめられた希土類ドープファイバ15−1〜15−(n−1)において、モニタし易いレベルまで信号光を増幅することにより、入力モニタ42において希土類ドープファイバ15−1の光入力値を高感度にモニタすることができる利点もある。
(c1)第3実施例の第1の変形例の説明
図33は本発明の第3実施例の第1の変形例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置を示すブロック図であり、この図33に示すものは、前述の第3実施例におけるものに比して、励起部26−1〜26−(n−1)により、希土類ドープファイバ15−1〜15−(n−1)を利得一定動作させずに、励起電力一定動作するようになっている点が異なる。
【0161】
なお、希土類ドープファイバ18−1〜18−n,53及び励起部54は、前述の第3実施例と同様の機能を有しており、光モニタ52−1〜52−nは、前述の第2実施例の第3の変形例と同様の機能を有している。
ここで、47はMCUであり、このMCU47は、光モニタ52−1〜52−nからの光信号を入出力部47aで入力され、記憶部48に記憶されている希土類ドープファイバ15−1への入力信号光と、希土類ドープファイバ15−(n−1)から出力される信号光との関係に基づいて、希土類ドープファイバ15−1への光入力値を求め、入力モニタ信号として出力するものである。
【0162】
また、MCU47は、入力モニタ52−(n−1)からの出力に基づき、希土類ドープファイバ53で光信号が遅延されている間に、希土類ドープファイバ15−(n−1)よりも後段の希土類ドープファイバ15−nの動作制御を、例えば励起部26−nに対して励起光ON/OFF制御等により行なう制御部としての機能を有している。
【0163】
なお、図31においては、光カプラ18−1〜18−(n−2),18−n,及び入力モニタ42−1〜42−(n−2),42−nについては、図示を省略しているが、実際に、これらを省略して実現することもできる。
上述の構成により、本発明の第3実施例の第1の変形例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置は、正常運用時は、希土類ドープファイバ15−1に入力された信号光は、希土類ドープファイバ15−1〜15−(n−1)において、それぞれの励起部26−1〜26−(n−1)により、励起電力一定で増幅される。
【0164】
希土類ドープファイバ15−(n−1)から出力された信号光については、光カプラ18−(n−1)を介して光モニタ52に入力されてモニタされる。
MCU47では、光モニタ52からの出力モニタ信号を入力され、記憶部48に記憶されている関係に基づいて、希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタする一方、その光入力値に基づいて、例えば図32のフローチャートに示すようにフィードフォワード制御が行なわれる。
【0165】
即ち、入力モニタ信号が、入力レベルが低下したり、入力信号光が光サージを誘発するようなもの等、異常入力波形を検出された場合は(ステップA1)、希土類ドープファイバ53により信号光が光遅延されている間に、励起部26−nに対して励起OFF信号を出力することにより、希土類ドープファイバ15−nの停止制御を行なう(ステップA2)。
【0166】
このように、本発明の第3実施例の第1の変形例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置によれば、MCU47により、入力モニタ信号に基づき、希土類ドープファイバ53にて光信号が遅延されている間に、希土類ドープファイバ15−nの動作を制御することができるので、例えば光サージを誘発するような異常の光波形の信号が入力する際にも光部品を保全することができる利点がある。
【0167】
また、励起部26−1〜26−(n−1)により利得一定動作せしめられた希土類ドープファイバ15−1〜15−(n−1)において、モニタし易いレベルまで信号光を増幅することにより、MCU47において希土類ドープファイバ15−1の光入力値を高感度にモニタすることができる利点もある。
(c2)第3実施例の第2の変形例の説明
図34は本発明の第3実施例の第2の変形例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置を示すブロック図であり、この図35に示すものは、前述の第3実施例の第1の変形例におけるものに比して、希土類ドープファイバ15−1〜15−(n−1)が、励起部26−1〜26−(n−1)により、利得一定動作か又は励起一定のいずれかで動作されるようになっている点が異なり、それ以外の構成については同様である。
【0168】
即ち、入力信号を、前述の図19に示す利得一定範囲にあるもののみを入力すれば、利得一定動作させることもでき、結果的に、希土類ドープファイバ15−1〜15−(n−1)では励起電力一定動作と利得一定動作とを混在させて光増幅を行なうことができるのである。
なお、この場合においては、希土類ドープファイバ15−1は利得一定動作し、希土類ドープファイバ15−(n−1)は励起電力一定動作するものとする。
【0169】
このような構成により、本発明の第3実施例の第2の変形例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置においても、MCU47では、光モニタ52からの出力モニタ信号を入力され、記憶部48に記憶されている関係に基づいて、希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタする一方、その光入力値に基づいて、例えば図32のフローチャートに示すようにフィードフォワード制御が行なわれる。
【0170】
即ち、入力モニタ信号が、入力レベルが低下したり、入力信号光が光サージを誘発するようなもの等、異常入力波形を検出された場合は(ステップA1)、希土類ドープファイバ53により信号光が光遅延されている間に、励起部26−nに対して励起OFF信号を出力することにより、希土類ドープファイバ15−nの停止制御を行なう(ステップA2)。
【0171】
このように、本発明の第3実施例の第2の変形例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置においても、MCU47により、入力モニタ信号に基づき、希土類ドープファイバ53にて光信号が遅延されている間に、希土類ドープファイバ15−nの動作を制御することができるほか、希土類ドープファイバ15−1〜15−(n−1)において、モニタし易いレベルまで信号光を増幅することができるので、前述の第3実施例の第1の変形例と同様の利点が得られる。
【0172】
(c3)第3実施例の第3の変形例の説明
図35は本発明の第3実施例の第3の変形例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置を示すブロック図である。
ここで、この図37に示すものにおいては、前述の第2実施例におけるもの(図24参照)と同様の機能を有する光カプラ12,光フィルタ23及び第1光モニタ50をそなえている。
【0173】
また、励起部15−2により励起されて入力信号光を増幅する希土類ドープファイバ15−1の入力側に、前述の第3実施例におけるものと同様の機能を有する希土類ドープファイバ53及び励起部54をそなえている。
さらに、第1光モニタ50からの出力に基づき、希土類ドープファイバ53で光信号が遅延されている間に、希土類ドープファイバ15−1の動作制御を、励起部26−nに対して励起光ON/OFF制御等により行なうものである。
【0174】
このような構成により、本変形例においては、第1光モニタ50において、希土類ドープファイバ15−1に入力される入力信号光をモニタし、この入力モニタ信号に基づいて、例えば図36のフローチャートに示すようなフィードフォワード制御が行なわれる。
即ち、入力モニタ信号が、入力レベルが低下したり、入力信号光が光サージを誘発するようなもの等、異常入力波形を検出された場合は(ステップB1)、希土類ドープファイバ53により信号光が光遅延されている間に、励起部26−1に対して励起OFF信号を出力することにより、希土類ドープファイバ15−1の停止制御を行なう(ステップB2)。
【0175】
このように、本発明の第3実施例の第3の変形例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置においても、制御部55により、入力モニタ信号に基づき、希土類ドープファイバ53にて光信号が遅延されている間に、希土類ドープファイバ15−1の動作を制御することができるので、例えば光サージを誘発するような異常の光波形の信号が入力する際にも光部品を保全することができる利点がある。
【0176】
(d)その他
なお、上述の各実施例では、入力信号光を増幅する光増幅媒体として、希土類ドープファイバを用いているが、本発明によればこれに限定されず、希土類ドープファイバ以外の光増幅媒体を用いてもよい。
さらに、光増幅媒体として、希土類ドープファイバ又は希土類ドープファイバ以外の光増幅媒体を用いた場合においては、当該光増幅媒体の励起手法として、励起光源としてのレーザダイオードを用いる手法のほかに、例えば電流注入等、他の励起手法を用いても何ら差し支えない。
【0177】
また、上述の本実施例においては、光信号を電気信号に変換する光電変換部としてフォトダイオードを用いているが、本発明によればこれに限定されず、他の光電変換を行なう手法を用いても何ら差し支えない。
【0178】
【発明の効果】
以上詳述したように、本明によれば、光増幅部を励起強度一定動作させることにより、入力信号光強度を光モニタの出力に基づいて推定することができるので、光入力値を高感度にモニタすることができる利点がある。
【0181】
また、請求項3記載の本発明によれば、第1光モニタと第2光モニタとをそなえることにより、入力信号光についての広い入力レンジのモニタを行なうことができる利点がある。
さらに、請求項4記載の本発明によれば、光入力値を高感度にモニタすることができる利点があるほか、第2光増幅部の出力を一定に制御することができるので、光カプラの出力である装置出力を安定的に出力することができる利点もある。
【0182】
また、請求項5記載の本発明によれば、第1光モニタと第2光モニタとをそなえるとともに、第2光増幅部の出力を一定に制御することができるので、装置出力を安定的に出力しながら、入力信号光についての広い入力レンジのモニタを行なうことができる利点がある。
さらに、請求項6記載の本発明によれば、光モニタの出力に基づいて入力信号光の強度を推定し、光モニタの出力に基づいて第2の光増幅部の動作を制御することができるので、例えば光サージを誘発するような異常の光波形の信号が入力する際にも光部品を保全することができる利点がある。
また、請求項7記載の本発明によれば、希土類ドープファイバを励起強度一定で励起する場合、希土類ドープファイバの長さにより定まる強度未満の入力光に対する利得が略一定であることを利用し、光モニタの出力に基づいて希土類ドープファイバの長さにより定まる強度未満の入力信号光の強度を推定することができるので、回路雑音レベルの制限から解放され、最小受光モニタレベルを向上させ、ダイナミックレンジを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の原理ブロック図である。
【図2】第2の発明の原理ブロック図である。
【図3】第3の発明の原理ブロック図である。
【図4】第4の発明の原理ブロック図である。
【図5】第5の発明の原理ブロック図である。
【図6】本発明に関連する第1関連発明の原理ブロック図である。
【図7】本発明に関連する第2関連発明の原理ブロック図である。
【図8】本発明に関連する第3関連発明の原理ブロック図である。
【図9】本発明に関連する第4関連発明の原理ブロック図である。
【図10】本発明に関連する第5関連発明の原理ブロック図である。
【図11】本発明の第1実施例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置を示すブロック図である。
【図12】本発明の第1実施例を示す機能ブロック図である。
【図13】本発明の第1実施例を説明するための図である。
【図14】(a),(b)は本発明の第1実施例を説明するための図である。
【図15】本発明の第1実施例の第1の変形例を示す機能ブロック図である。
【図16】本発明の第1実施例の第2の変形例を示す機能ブロック図である。
【図17】本発明の第1実施例の第3の変形例を示す機能ブロック図である。
【図18】本発明の第1実施例の第4の変形例を示す機能ブロック図である。
【図19】本発明の第1実施例の第5の変形例を示す機能ブロック図である。
【図20】本発明の第1実施例の第6の変形例を示す機能ブロック図である。
【図21】本発明の第1実施例の第6の変形例を示す機能ブロック図である。
【図22】本発明の第1実施例の第7の変形例を説明するための図である。
【図23】本発明の第1実施例の第8の変形例を示す機能ブロック図である。
【図24】本発明の第2実施例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置を示すブロック図である。
【図25】本発明の第2実施例を示す機能ブロック図である。
【図26】本発明の第2実施例の第1の変形例を示す機能ブロック図である。
【図27】本発明の第2実施例の第2の変形例を示す機能ブロック図である。
【図28】本発明の第2実施例の第3の変形例を示す機能ブロック図である。
【図29】本発明の第2実施例の第4の変形例を示す機能ブロック図である。
【図30】本発明の第2実施例の第5の変形例を示す機能ブロック図である。
【図31】本発明の第3実施例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置を示すブロック図である。
【図32】本発明の第3実施例の動作を説明するためのフローチャートである。
【図33】本発明の第3実施例における第1の変形例を示す機能ブロック図である。
【図34】本発明の第3実施例における第2の変形例を示す機能ブロック図である。
【図35】本発明の第3実施例における第3の変形例を示す機能ブロック図である。
【図36】本発明の第3実施例における第3の変形例の動作を説明するためのフローチャートである。
【図37】一般的な光モニタ機能付き光増幅器を示す図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 光増幅部
1−1 第1光増幅部
1−2 第2光増幅部
2 利得一定動作部
3,3a,3b 光モニタ
3−1 第1光モニタ
3−2 第2光モニタ
3−3 第3光モニタ
4,4−1〜4−3 分岐部
5 出力一定制御部
6 励起部
7 制御部
8 励起電力一定動作部
9 入力光モニタ部
10 記憶部
11 制御部
12 光カプラ
13 光アイソレータ
14 光多重化器
15−1〜15−n 希土類ドープファイバ(光ファイバ)
16 光アイソレータ
17 励起光阻止用フィルタ
18,18−1〜18−n 光カプラ
19 光多重化器
20 光アイソレータ
21 励起光阻止用フィルタ
22 光カプラ
23 光フィルタ
24 高レベル用モニタ(第1光モニタ)
26,26a,26−1〜26−n 励起部(利得一定動作部)
27 レーザダイオード
28 バックパワーモニタ回路
29 APC回路
30,30−1〜30−n 光フィルタ
31,31−1〜31−n 光電変換部(フォトダイオード)
32,32−1〜32−n 割算回路
33 低レベル用モニタ(第2光モニタ)
34 励起部
35 光モニタ(第3光モニタ)
37,38 利得一定範囲
39 SE光モニタ
40 AGC回路
41 レーザダイオード
42,42−1〜42−n 入力モニタ
43,44 光多重化器
45 光フィルタ
46 出力一定制御回路
47 MCU(入力光モニタ部,制御部)
47a 入出力部
48 記憶部
50 第1光モニタ
51 第2光フィルタ
52 光モニタ
53 希土類ドープファイバ
54 励起部
55 制御部
201 光カプラ
202 合波器
203 エルビウムドープファイバ
204 励起光阻止フィルタ
205 光カプラ
206 フォトダイオード
207 レーザダイオード
208 フォトダイオード
209 制御回路

Claims (7)

  1. 励起強度一定動作で入力光に対する利得が略一定である入力光強度範囲を有する光増幅部の出力側に信号光強度をモニタする光モニタを設け、
    該光増幅部を励起強度一定動作させることにより、入力信号光強度を該光モニタの出力に基づいて推定することを特徴とする、光増幅装置の入力光強度推定方法。
  2. 励起強度一定動作で入力光に対する利得が略一定である入力光強度範囲を有し、入力信号光を増幅する光増幅部と、
    該光増幅部に励起強度一定動作をさせる利得一定動作部と、
    光増幅部の出力側に設けられ光増幅部の出力信号光強度をモニタする光モニタとをそなえ
    該光モニタの出力に基づいて該入力信号光の強度を推定することを特徴とする、入力光強度推定機能付き光増幅装置。
  3. 励起強度一定動作で入力光に対する利得が略一定である入力光強度範囲を有し、入力信号光を増幅する光増幅部と、
    該光増幅部に励起強度一定動作をさせる利得一定動作部と、
    該光増幅部の入力側に設けられ該入力信号光の強度をモニタする第1光モニタと、
    光増幅部の出力側に設けられ光増幅部の出力信号光強度をモニタする第2光モニタとをそなえ
    該入力信号光の強度が該入力強度範囲内である場合は該第2光モニタの出力に基づいて該入力信号光の強度を推定し、該入力信号光の強度が該入力強度範囲外である場合は該第1光モニタにより該入力信号光の強度をモニタすることを特徴とする、入力光強度推定機能付き光増幅装置。
  4. 励起強度一定動作で入力光に対する利得が略一定である入力光強度範囲を有し、入力信号光を増幅する第1光増幅部と、
    該第1光増幅部の後段側に設けられる第2光増幅部と、
    該第1光増幅部に励起強度一定動作をさせる利得一定動作部と、
    第1光増幅部の出力側に設けられ第1光増幅部の出力信号光強度をモニタする光モニタと、
    該第2光増幅部の出力側に設けられて該第2光増幅部の出力信号光強度をモニタする他の光モニタとをそなえ
    該光モニタの出力に基づいて該入力信号光の強度を推定し、該他の光モニタの出力に基づいて該第2光増幅部の出力を一定に制御するとを特徴とする、入力光強度推定機能付き光増幅装置。
  5. 励起強度一定動作で入力光に対する利得が略一定である入力光強度範囲を有し、入力信号光を増幅する第1光増幅部と、
    該第1光増幅部の後段側に設けられる第2光増幅部と、
    該第1光増幅部に励起強度一定動作をさせる利得一定動作部と、
    該第1光増幅部の入力側に設けられ該入力信号光の強度をモニタする第1光モニタと、
    第1光増幅部の出力側に設けられ第1光増幅部の出力信号光強度をモニタする第2光モニタと、
    該第2光増幅部の出力側に設けられ該第2光増幅部の出力信号光強度をモニタする第3光モニタとをそなえ
    該入力信号光の強度が該入力光強度範囲内である場合は該第2光モニタの出力に基づいて該入力信号光の強度を推定し、該入力信号光の強度が該入力光強度範囲外である場合は該第1光モニタにより該入力信号光の強度をモニタし、
    該第3光モニタの出力に基づいて該第2光増幅部の出力を一定に制御するとを特徴とする、入力光強度推定機能付き光増幅装置。
  6. 励起強度一定動作で入力光に対する利得が略一定である入力光強度範囲を有しタンデム接続された複数の光増幅部と、
    該複数の光増幅部の後段に配置された第2の光増幅部と、
    複数の光増幅部を励起強度一定動作せる利得一定動作部と、
    該複数の光増幅部の出力側に設けられ光増幅部の出力信号光強度をモニタする光モニタを備え
    該光モニタの出力に基づいて該入力信号光の強度を推定し、該光モニタの出力に基づいて該第2の光増幅部の動作を制御するとを特徴とする増幅装置。
  7. 希土類ドープファイバを含み、該希土類ドープファイバの長さにより定まる強度未満の入力光に対する利得が励起強度一定動作で略一定である、入力信号光を増幅する光増幅部と、
    該光増幅部に励起強度一定動作をさせる利得一定動作部と、
    該光増幅部の出力側に設けられ該光増幅部の出力信号光強度をモニタする光モニタとをそなえ、
    該光モニタの出力に基づいて該希土類ドープファイバの長さにより定まる強度未満の該入力信号光の強度を推定することを特徴とする、入力光強度推定機能付き光増幅装置。
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