JP3652804B2 - 光伝送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光増幅器に係わり、特に入力光レベルをモニタする機能を有する光増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークを介して転送される情報量は飛躍的に増加している。また、情報の国際化の進展に伴って長距離通信の需要も急速に増加している。このような長距離伝送では、特に大容量の情報を伝送する場合、光ファイバケーブルが使用されている。ところが、光ファイバを介して信号を伝送する場合、伝送距離が長くなるにつれて信号が減衰してしまう。このため、長距離光伝送においては、通常所定間隔ごとに光増幅器を持った中継ノードを設け、各中継ノードで信号光を増幅して次の中継ノードへ伝送する。
【0003】
光増幅器としては、様々な形態が開発されているが、その中の1つとして光ファイバ増幅器が知られている。特に、1550nm帯においては、エルビウムなどの希土類物質が注入された希土類ドープ光ファイバを用いた光増幅器が広く利用されている。希土類ドープ光ファイバは、信号光とは別に入力される励起光によって希土類物質などを励起状態とし、その励起エネルギーによって光ファイバを通過する信号光を増幅させる構成である。
【0004】
上記構成の光増幅器は、入力光レベルをモニタする機構を有しているものもある。すなわち、入力光レベルをモニタし、そのレベルが所定値よりも低下したときには、信号が伝送されてきていないとみなす。信号が伝送されてきていなければ、そのときの入力光を増幅する必要がないので、希土類物質を励起させるための励起光を停止する。このような構成とすることにより、励起光を出力する光源(通常、レーザ)の消費電力を抑えることができる。さらに、光増幅器が雑音源になることを防止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光増幅器を用いた光通信システムにおいては、各光増幅器において発生する雑音が累積される。このため、特に多数の光増幅器が直列に設けられる伝送区間では、各光増幅器において発生する雑音をできるだけ小さくする必要がある。光増幅器の雑音は、入力信号のS/N(信号対雑音比)に対する出力光のS/Nによって表され、雑音指数と呼ばれる。
【0006】
上記構成の光増幅器では、入力光レベルをモニタする機構が低雑音化を妨げる原因の1つである。すなわち、入力光レベルをモニタするためには、通常、光カプラ等を用いて入力光の一部を分岐し、その分岐された光をフォトダイオード等で検出することによって入力光レベルを算出する。このため、入力光の一部が出力側へは伝送されずに損失になり、そのことによって雑音指数が劣化してしまう。特に、入力側の伝送路が長い場合など、入力光レベルが低いときにその光レベルを精度よく測定するためには、フォトダイオード側に分岐する光量を一定値以上確保しなければならないので、実際に増幅される光量はより少なくなり、雑音指数はさらに劣化する。
【0007】
この問題に対処するために、入力光レベルを間接的にモニタする構成が提案されている。すなわち、入力光が信号を含んでいるときには希土類物質を励起させるための励起光パワーを一定に保ちながら入力光を増幅し、光増幅器の出力側において出力光の一部を分岐し、その分岐された光のレベルを測定することによって入力光レベルを算出する構成が提案されている。ところが、この構成では、消費電力を抑えるために入力光が信号を含んでいないときに励起光を停止すると、入力光が励起状態にない希土類ドープ光ファイバを通過するので、そのときの減衰(損失)が大きい。このため、入力光が信号を含んでいない状態から信号を含む状態に移ったときに、光増幅器の出力側に設けられたモニタ機構がその状態の変化を検出できない恐れがある。この場合、励起光を出力させることができず、入力光を増幅できなくなる。すなわち、この構成では、希土類ドープ光ファイバに常に励起光を供給しておく必要があり、低消費電力化が妨げられてしまう。
【0008】
本発明の課題は、消費電力が少なく、かつ雑音が少ない光増幅器を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による光伝送装置は、上記課題を解決するものであり、入力光が入射される第1の希土類ドープ光ファイバと、前記第1の希土類ドープ光ファイバの出力光をモニタするモニタ手段と、前記第1の希土類ドープ光ファイバの後段に接続された第2の希土類ドープ光ファイバと、前記第1および第2の希土類ドープ光ファイバに励起光源より出力された励起光を供給する励起光供給手段を備え、前記励起光が供給されたときの前記第1の希土類ドープ光ファイバの利得は、前記モニタ手段による損失よりも大きく、前記モニタ手段の検出結果によりモニタされる前記入力光の強度が所定値以下のとき、前記励起光源の出力が停止または低下され、前記励起光が供給されないときの前記第1の希土類ドープ光ファイバの損失は、前記入力光の強度が前記所定値を上回ったことを前記モニタ手段が検出することができる大きさであることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の光伝送装置の原理構成図である。本発明の光増幅器は、入力光レベルに応じて増幅動作を制御する構成を前提とする。
入力モニタ手段1は、この光伝送装置から入力光レベルをモニタする。入力モニタ手段1は、入力光の一部を分岐し、その分岐した光のレベルを検出することによって入力光レベルを算出するので、所定の損失が発生する。
【0011】
第1の希土類ドープ光ファイバ2は、入力モニタ手段1の入力側に設けられ、入力モニタ手段による損失よりも大きな利得で入力光を増幅する。第1の希土類ドープ光ファイバ2は、入力モニタ手段1において発生する損失を補償するための光増幅器である。第2の希土類ドープ光ファイバ3は、入力モニタ手段1の出力側に設けられ、入力モニタ手段1を通過した光を増幅して出力する。第2の希土類ドープ光ファイバ3は、出力光を所定のレベルに増幅するための光増幅器である。
【0012】
上記構成とすれば、第2の希土類ドープ光ファイバ3の入力側の損失を増加させることなく入力光レベルをモニタできる。
上記光増幅器において、第1の希土類ドープ光ファイバ2および第2の希土類ドープ光ファイバ3に励起光を供給する光源と、入力モニタ手段1によって検出された入力光レベルが予め設定した所定値よりも低かったときに上記光源の出力を停止または低下させる光源制御手段とを設け、励起光が供給されない状態での第1の希土類ドープ光ファイバ2の損失を、当該光増幅器が設けられるシステムにおいて規定される最小光レベルと上記入力モニタ手段が検出できる最小光レベルとの差よりも小さくする。
【0013】
このような構成とすれば、第1の希土類ドープ光ファイバ2に励起光が供給されていないときであっても、入力モニタ手段1が入力光レベルを検出することができる。
【0014】
本実施形態の光増幅器は、希土類ドープ光ファイバを用いて入力光を増幅する構成であり、希土類ドープ光ファイバに供給する励起光を制御して所望のパワーの光を出力する。また、この光増幅器は、入力光レベルをモニタし、その入力光レベルが所定値よりも小さくなると、入力光が信号を含んでいないと見なして、励起光を停止することによって消費電力を抑える機能を有している。
【0015】
図2は、本発明の一実施形態の光増幅器の構成図である。同図において、×印は光ファイバどうしの融着点を示す。尚、光ファイバどうしを融着接続する代わりに、光コネクタ、あるいはレンズ結合で光を導くような構成であってもよい。また、本実施形態は、一例として、1550nm帯の光を用いて信号を伝送するシステムに設けられる構成とする。
【0016】
希土類ドープ光ファイバ11および12は、希土類物質として例えばエルビウムが注入された光ファイバである。希土類ドープ光ファイバ11および12は、レーザ光源13から励起光が供給されると、注入されている希土類物質などが反転励起されて励起状態になる。この状態で信号光が希土類ドープ光ファイバ11または12を通過すると、その信号光は励起エネルギーによって増幅される。希土類ドープ光ファイバ11は、入力光レベルをモニタする機構で発生する損失を補償するための光増幅器である。また、希土類ドープ光ファイバ12は、出力光を所定のレベルに増幅するための光増幅器である。
【0017】
レーザ光源13は、例えば、980nm帯または1480nm帯のレーザダイオード(図中、LDと示す)である。レーザ光源13の発光パワーは、制御回路19によって制御される。レーザ光源13が出力する励起光は、合波カプラ14によって導波され、希土類ドープ光ファイバ12に供給される。なお、合波カプラ14は、例えば、ファイバ型または誘電体多層膜型のWDM カプラ(波長分割多重カプラ)であり、980nm帯と1550nm帯、または1480nm帯と1550nm帯とを合波する。この励起光は、希土類ドープ光ファイバ12を通過した後、さらに分岐カプラ15を通過して希土類ドープ光ファイバ11に供給される。
【0018】
分岐カプラ15は、入力光レベルをモニタするために、入力光の一部をフォトダイオード16へ分岐させる。分岐カプラ15の分岐比は、例えば10:1である。なお、分岐カプラ15の代わりにビームスプリッタを用いてもよい。フォトダイオード16は、分岐カプラ15によって分岐された入力光の一部を受信してその光レベルを電気信号に変換して制御回路19に通知する。
【0019】
分岐カプラ17は、出力光レベルをモニタするために、出力光の一部をフォトダイオード18へ分岐させる。分岐カプラ17は、分岐カプラ15と同様に、ビームスプリッタを用いてもよい。フォトダイオード18は、分岐カプラ17によって分岐された出力光の一部を受信してその光レベルを電気信号に変換して制御回路19に通知する。
【0020】
制御回路19は、フォトダイオード16から通知される電気信号から入力光レベルを認識し、フォトダイオード18から通知される電気信号から出力光レベルを認識する。そして、制御回路19は、これらの入力光レベルおよび出力光レベルに基づいてレーザ光源13を制御する。すなわち、制御回路19は、入力光レベルが予め設定してある所定レベルよりも高いときには、レーザ光源13を駆動し、レーザ光源13に励起光を出力させる。このとき、希土類ドープ光ファイバ11および12は、入力光を増幅する。一方、入力光レベルが上記所定レベルよりも低くなると、制御回路19はレーザ光源13の駆動を停止する。また、制御回路19は、たとえばALC (自動レベルコントロール)により出力光レベルを一定の値に保つ。
【0021】
なお、通常、伝送される光のレベル(強度)は、信号を含んでいないときと比べて信号を含んでいるときの方が高くなる。「所定レベル」は、入力光が信号を含んでいるか否かを判定するための参照レベルである。この参照レベルは、入力側の光伝送路の長さに応じて設定するようにしてもよい。
【0022】
コネクタ20aおよび20bは、それぞれ入力側および出力側の光伝送路と本実施形態の光増幅器との間を接続するコネクタである。光アイソレータ21aおよび21bは、コネクタ20aおよび20bにおける反射によって光増幅器が発振したり不安定な動作に陥ることを防ぐために設けられている。
【0023】
なお、コネクタ20aと光アイソレータ21aとの間、光アイソレータ21aと希土類ドープ光ファイバ11との間、希土類ドープ光ファイバ11と分岐カプラ15との間、分岐カプラ15と希土類ドープ光ファイバ12との間、希土類ドープ光ファイバ12と合波カプラ14との間、合波カプラ14と分岐カプラ17との間、分岐カプラ17と光アイソレータ21bとの間、および光アイソレータ21bとコネクタ20bとの間は、それぞれ短い光ファイバで接続されている。ただし、光ファイバは折り曲げることができず、各光ファイバはそれぞれ余長処理などが必要なので、収容スペースを考慮した場合、光増幅器内に収容する光ファイバの本数は少ないことが望ましい。このため、たとえば、上記光ファイバのうち、希土類ドープ光ファイバ11と希土類ドープ光ファイバ12との間を希土類ドープ光ファイバで構成すれば、光増幅器内での光ファイバ収納スペースを小さくできる。
【0024】
次に、上記構成の光増幅器の動作を説明する。入力側の光伝送路を介して伝送されてきた信号光(光増幅器への入力光)は、光アイソレータ21aを通過して希土類ドープ光ファイバ11へ入射される。希土類ドープ光ファイバ11は、レーザ光源13から励起光が供給されている場合には、信号光を増幅して分岐カプラ15へ出力する。レーザ光源13から励起光が供給されていない場合には、信号光は、希土類ドープ光ファイバ11を単に通過する。
【0025】
レーザ光源13から希土類ドープ光ファイバ11に励起光を供給するかどうかは、上述したように、入力光レベルによって決まる。すなわち、フォトダイオード16によって検出される入力光レベルが予め設定してある所定のレベルよりも高ければ、入力された信号光が転送信号を含んでいるとみなし、その信号光を増幅するために、制御回路19はレーザ光源13に励起光を出力させる。一方、入力光レベルが上記所定のレベルよりも低ければ、入力された信号光は転送すべき信号を含んでないとみなす。入力された信号光が転送すべき信号を含んでいなければ、その信号光を増幅する必要がないので、制御回路19はレーザ光源13の駆動を停止する。入力光レベルとレーザ光源13の状態を図3に示す。
【0026】
このように、本実施形態の光増幅器は、入力光レベルをモニタする回路(分岐カプラ15およびフォトダイオード16)の前段に希土類ドープ光ファイバ11を設け、入力された信号光が信号を含んでいる場合には、希土類ドープ光ファイバ11によって増幅された信号光の光レベルをモニタする構成である。
【0027】
次に、希土類ドープ光ファイバ11の設計手法について説明する。すなわち、希土類ドープ光ファイバ11に励起光が供給されている状態での利得、および励起光が供給されていない状態での損失をどのような範囲に設定するのかを説明する。
【0028】
励起光が供給されている状態での希土類ドープ光ファイバ11の利得は、少なくとも入力光レベルをモニタする際に生じる損失よりも大きくする。入力光レベルをモニタする際に生じる損失は、分岐カプラ15を用いて入力光を10:1に分岐することによって発生する。すなわち、希土類ドープ光ファイバ12によって増幅される光の量は、分岐カプラ15を用いて入力光を分岐することにより、分岐カプラ15を設けない場合と比べて11分の10になり、約0.4dBの損失が発生する。したがって、希土類ドープ光ファイバ11は、信号光が希土類ドープ光ファイバ11を通過した際にその光量が10分の11以上となるに、その利得を少なくとも0.4dB以上とする。
【0029】
一般に、希土類ドープ光ファイバの利得は、注入されているエルビウムの濃度が一定であるとすると、その長さに依存する。図4(a) は、希土類ドープ光ファイバの長さと利得との関係を示している。同図に示すように、希土類ドープ光ファイバの長さが長いほど利得が大きくなる。また、単位長さ当たりの希土類ドープ光ファイバの利得は、図4(b) に示すように、入力光レベルが大きくない範囲では入力光レベルが変化してもほぼ一定である。従って、増幅しようとする信号光の波長、励起光の波長および励起光パワーが既知であれば、希土類ドープ光ファイバの長さを調整することによってその利得を決めることができる。
【0030】
たとえば、分岐カプラ15を用いて入力光を分岐することにより、希土類ドープ光ファイバ12へ入力される光が0.4dB低下するのであれば、希土類ドープ光ファイバ11における利得が0.4dBよりも大きくなるように、希土類ドープ光ファイバ11の長さを決める。
【0031】
一方、希土類ドープ光ファイバ11は、励起光が供給されないと、信号光を増幅することはなく、むしろ信号光を減衰させてしまう。すなわち、損失が発生する。一般に、励起光が供給されていない状態の希土類ドープ光ファイバは、通常の光ファイバと比べて損失が大きく、またその長さが長いほど損失が大きい。従って、励起光が供給されている状態での利得を所定値以上にするために希土類ドープ光ファイバ11を長くしすぎると、励起光が供給されていない状態では希土類ドープ光ファイバ11における損失が大きくなってしまう。すなわち、希土類ドープ光ファイバ11を必要以上に長くしてしまうと、励起光を供給しないときには信号光が通過できなくなってしまう。
【0032】
ここで、励起光が供給されていない状態で希土類ドープ光ファイバ11における損失をどの程度に抑えるべきかを説明するために、図5に示すような光伝送システムを想定する。図5に示すシステムは、図2に示す光増幅器が中継ノード毎に設けられ、各光増幅器の最低受光レベルが、例えば−35dBmに規定されている。換言すれば、このシステムは、信号伝送時には、各光増幅器における光入力レベルが−35dBm以上であれば、その信号光が確実に次の中継ノードに伝送されることが保証されている。また、フォトダイオード16は、たとえば−50dBm以上の光であればその光レベルを精度よく電気信号に変換できるものとする。
【0033】
上記システムでは、各光増幅器は、−35dBm程度の光を受信した場合であっても、入力光レベルを正確にモニタできなくてはならない。ところで、分岐カプラ15は入力光を10:1に分岐し、フォトダイオード16は入力光の11分の1を受信するので、フォトダイオード16が受信する光レベルは、希土類ドープ光ファイバ11から出力される光のレベルよりも10dB程度低下している。したがって、例えば、コネクタ20aおよび光アイソレータ21aにおいて1dBの損失が発生するものとし、マージンとして3dBを確保するような設計とすれば、励起光が供給されていない状態での希土類ドープ光ファイバ11における損失は、1dB(−35−(−50)−10−1−3=1)以下にしなければならない。換言すれば、励起光が供給されていない状態での希土類ドープ光ファイバ11の損失をこのように規定すれば、入力光レベルを確実にモニタできる。一般に、励起光が供給されていない状態での希土類ドープ光ファイバにおける損失はその長さに比例する。したがって、損失を所定値以下に設定するためには、希土類ドープ光ファイバの長さを所定値以下にすればよい。
【0034】
希土類ドープ光ファイバ11を設計する際のポイントを以下にまとめる。
(1) 励起光が供給されている状態での希土類ドープ光ファイバ11の利得を、入力光レベルをモニタする際に生じる損失よりも大きくする。
(2) 励起光が供給されない状態での希土類ドープ光ファイバ11の損失を、当該光増幅器が設けられるシステムにおいて規定される最小光レベルとフォトダイオード16が検出できる最小光レベルとの差よりも小さくする。
上記2つのポイントを希土類ドープ光ファイバ11の長さを調節することによって満たす場合、上記(1) によって希土類ドープ光ファイバ11の長さの短い側のリミットが与えられ、上記(2) によって長い側のリミットが与えられる。
【0035】
上記構成とすれば、光伝送路を介して伝送されてきた信号光は、希土類ドープ光ファイバ11によって増幅された後に入力光レベルをモニタする機構(分岐カプラ15およびフォトダイオード16)へ導波される。このとき、入力光レベルをモニタする機構で発生する損失よりも希土類ドープ光ファイバ11における利得を大きくしたので、入力光レベルをモニタする機構を設けることによって入力信号のS/N(信号対雑音比)が悪化することはない。したがって、光増幅器としての雑音指数も悪化することはない。
【0036】
なお、希土類ドープ光ファイバ11へ入力される信号光のレベルを、図4(b) に示す入力範囲(非飽和領域、あるいは小信号入力領域)に制限すれば、その範囲では入力光レベルに対して利得が一定なので、希土類ドープ光ファイバ11の出力レベルは光増幅器への入力光レベルに比例する。この場合、希土類ドープ光ファイバ11の出力から入力光レベルを簡単に算出できる。実際、光増幅器は、長い伝送路を介して伝送されてきた信号光を受信する位置に設けられることが多いので、光増幅器への入力光のレベルは、通常、図4(b) に示す非飽和領域である。
【0037】
また、上記構成の光増幅器は、2つの希土類ドープ光ファイバを有するが、1つの光源(レーザ光源13)から出力される励起光をそれら2つの希土類ドープ光ファイバに供給する方式なので、消費電力はあまり大きくならない。
【0038】
図6は、制御回路の詳細ブロック図である。制御回路19は、希土類ドープ光ファイバ11の出力光を分岐カプラ15で分岐したものをフォトダイオード16において電気信号に変換し、その電気信号をバッファ31に転送する。バッファ31は、たとえば、ボルテージフォロワである。バッファ31の出力は、アンプ32および33に供給される。アンプ32および33は、それぞれ利得G1 および利得G2 を有する。ここで、G1 <G2 である。アンプ32および33の出力は、それぞれスイッチ34および35を介してコンパレータ36のVi 端子に転送される。スイッチ34および35は、例えばFETを用いたスイッチであり、スイッチ制御信号として「L」を受信するとオン状態となり、「H」を受信するとオフ状態になる。このスイッチ制御信号は、コンパレータ36の比較結果である。
【0039】
コンパレータ36のVc 端子には、スイッチ37および38の状態に従って参照電圧V1 またはV2 が入力される。ここで、V1 とV2 との比は、たとえば、G1 とG2 との比と同じにする。また、スイッチ37および38は、スイッチ34および35と同様に、スイッチ制御信号として「L」を受信するとオン状態となり、「H」を受信するとオフ状態になる。
【0040】
コンパレータ36は、Vi 端子に印加される電圧とVc 端子に印加される電圧とを比較し、Vi 端子に印加される電圧の方が高ければ「H」を出力し、Vc 端子に印加される電圧の方が高ければ「L」を出力する。コンパレータ36の出力は、スイッチ35および38に転送されるとともに、インバータ39によって反転されてスイッチスイッチ34および37に転送される。これらの信号がスイッチ制御信号である。
【0041】
希土類ドープ光ファイバ12の出力光は、分岐カプラ17で分岐されてフォトダイオード18で電気信号に変換される。この電気信号は、レーザ駆動回路40に転送される。レーザ駆動回路40は、電圧源を含み、フォトダイオード18から転送される電気信号に従って出力電圧を決める。レーザ駆動回路40は、この実施例では、フォトダイオード18の出力が一定の値を保持するようにフィードバック制御を行い、出力光レベルを一定の値に保持する。なお、コンパレータ36の出力が「L」になると、レーザ駆動回路40の動作は停止する。
【0042】
レーザ駆動回路40の出力は、スイッチ41を介してレーザ光源13に供給される。スイッチ41は、コンパレータ36の出力によって制御され、「L」を受信するとオン状態となり、「H」を受信するとオフ状態になる。スイッチ41がオン状態のときは、レーザ光源13は、レーザ駆動回路40の出力電圧に応じた発光パワーの励起光を出力する。スイッチ41がオフ状態のときは、レーザ光源13は駆動されない。
【0043】
図7を参照しながら、上記構成の光増幅器の状態遷移を説明する。入力光レベルが所定レベルよりも高い状態(通常状態と呼ぶ)から所定レベルよりも低い状態に移ると、フォトダイオード16の出力電圧が小さくなり、コンパレータ36の出力が「L」になる。コンパレータ36の出力が「L」になると、スイッチ35および38がオン状態となるとともにスイッチ34および37がオフ状態となる。この状態では、コンパレータ36のVi 端子には、アンプ33(利得G2 )によって増幅された電圧が印加され、参照電圧V2 と比較される。また、コンパレータ36の出力が「L」になると、スイッチ41がオフ状態に移り、レーザ光源13の駆動が停止(シャットダウン状態)される。
【0044】
このように、通常状態からシャットダウン状態に移ると、フォトダイオード16の出力は、より大きな利得G2 で増幅されるようになるので、実質的にフォトダイオード16の感度を高めていることになる。
【0045】
シャットダウン状態において、入力光レベルが所定レベルよりも高くなると、入力された信号光が転送信号を含んでいるものとみなす。この場合、Vi 端子に印加される電圧がVc に印加される参照電圧よりも高くなり、コンパレータ36の出力は「H」になる。この結果、コンパレータ36のVi 端子にはアンプ32(利得G1 )によって増幅された電圧が印加され、その増幅された電圧が参照電圧V1 と比較される。また、コンパレータ36の出力が「H」になると、スイッチ41がオン状態に移り、レーザ光源13がレーザ駆動回路40によって駆動されるようになり、レーザ光源41は励起光を出力する。そして、希土類ドープ光ファイバ11および12は、信号光を増幅するようになる。
【0046】
図8および図9は、本実施形態の光増幅器の変形例の構成図である。同図において、図2で用いた符号と同じ符号は同じものを示す。また、図8および図9においては、光ファイバどうしの融着点を省略している。
【0047】
図8に示す光増幅器は、図2に示す構成と比較すると、励起光を供給する機構(レーザ光源13および合波カプラ14)と出力光をモニタする機構(分岐カプラ17およびフォトダイオード18)の位置を互いに入れ替えた構成となっている。
【0048】
図9に示す構成では、励起光を供給する機構(レーザ光源13および合波カプラ14)を希土類ドープ光ファイバ11の入力側に設けている。すなわち、図2または図8に示す光増幅器は、希土類ドープ光ファイバ11および12の出力側から励起光を供給する構成(後方励起)であるが、図9に示す光増幅器は、希土類ドープ光ファイバ11または12の入力側から励起光を供給する構成(前方励起)である。
【0049】
図10は、本実施形態の光増幅器のさらに他の変形例の構成図である。同図において、図2で用いた符号と同じ符号は同じものを示す。図10に示す光増幅器は、レーザ光源52は、合波カプラ53を介して光ファイバ51に励起光を供給し、レーザ光源54は、合波カプラ55を介して希土類ドープ光ファイバ12に励起光を供給する。制御回路56は、基本的に図2に示した制御回路19と同じ制御を行う。すなわち、制御回路56は、フォトダイオード16から通知される電気信号から入力光レベルを認識し、フォトダイオード18から通知される電気信号から出力光レベルを認識する。制御回路56は、入力光レベルが上述した所定レベルよりも低くなると、レーザ光源52および54の出力を停止する。また、制御回路56は、例えばALC (自動レベルコントロール)により出力光レベルを一定のレベルに保つ。なお、図10に示す光増幅器は、光ファイバ51と希土類ドープ光ファイバ12との間に光アイソレータ21cを設けている。
【0050】
図11は、図10に示した光増幅器の変形例の構成図である。図11に示す光増幅器は、出力側から希土類ドープ光ファイバ12へ励起光を供給する後方励起構成である。
【0051】
図12は、本実施形態の光増幅器のさらに他の変形例の構成図である。図12に示す光増幅器は、図2に示した希土類ドープ光ファイバ11と希土類ドープ光ファイバ12との間(図10に示した光ファイバ51と希土類ドープ光ファイバ12との間)に分散補償光ファイバ61を設けた構成である。尚、図12では、制御回路を省略している。
【0052】
分散補償光ファイバ61は、コネクタ62aおよび62bによって光増幅器内の伝送路上に設けられる。このような構成とすれば、様々な分散補償値を持った分散補償光ファイバを用意しておき、光増幅器の入力側の伝送路に応じて適切な分散補償光ファイバを選択して接続することができる。また、分散補償光ファイバ61は、光入力レベルによっては非線形効果が発生してしまう。したがって、分散補償光ファイバ61への光入力レベルは、例えば、レーザ光源52の発光パワーを制御することによって最適値になるように調整する。
【0053】
図13は、図12に示した光増幅器の変形例の構成図である。図13に示す光増幅器は、図12の光増幅器において、希土類ドープ光ファイバ11と分散補償光ファイバ61との間に希土類ドープ光ファイバ63を設けた構成である。制御回路66は、分散補償光ファイバ61への入力レベルが分策補償をするに際して最適なレベルとなるようにレーザ光源64を駆動し、希土類ドープ光ファイバ63の出力光レベルを一定の値に保つように制御する。レーザ光源64の出力は、合波カプラ65によって導波され、励起光として希土類ドープ光ファイバ63および11に供給される。
【0054】
図14〜図16は、本実施例の光増幅器のさらに他の変形例の構成図である。これらの光増幅器は、入力側のコネクタとして反射が少ないコネクタを用いることにより、希土類ドープ光ファイバ11の入力側の光アイソレータ(たとえば、図2の光アイソレータ21a)を取り除いた構成である。ただし、この光アイソレータ21aは、希土類ドープ光ファイバ11と希土類ドープ光ファイバ12との間に設けられる。
【0055】
図14〜図16において、コネクタ71は、入力側の光伝送路を光増幅器に接続するコネクタであり、反射が少ないコネクタである。コネクタの反射量は、一般に、そのコネクタに収容される光ファイバの端部の断面形状に依存する。反射の少ない断面形状としては、たとえば、球面研磨形状や斜め研磨凸球面形状が知られている。
【0056】
このように、希土類ドープ光ファイバ11の入力側の光アイソレータを取り除いた構成では、光アイソレータ自身が損失成分であることを考慮すれば、希土類ドープ光ファイバ11への入力光のレベルが高くなる。たとえば、光アイソレータにおける損失が0.5dBであるとすると、その光アイソレータを取り除くことにより希土類ドープ光ファイバへの入力光レベルが0.5dBだけ高くなる。したがって、光アイソレータの損失分だけ希土類ドープ光ファイバ11の利得を小さくしても、入力光レベルを正確にモニタできる。
【0057】
図14または図15に示す光バンドパスフィルタ72は、信号を伝搬させる波長成分を通過させるフィルタである。例えば、信号光として1550nm帯を使った光伝送システムでは、波長が1552nmまたは1557nmの光に信号を乗せて伝送することが多いが、1550nm帯の光伝送システムで使用されるレーザは、通常、1530nm付近に光強度のピークを持った特性である。この場合、光バンドパスフィルタ72は、1530nm付近の波長を遮断しながら、たとえば1545〜1565nmの波長を通過させる。このような構成とすれば、1530nm帯の自然放出光によって希土類ドープ光ファイバの利得が低下するのを防ぐことができる。
【0058】
なお、図14または図15では、光バンドパスフィルタ72を希土類ドープ光ファイバ12の出力側に設けているが、希土類ドープ光ファイバ11と希土類ドープ光ファイバ12との間に設けるようにしてもよい。ただし、光バンドパスフィルタ72を希土類ドープ光ファイバ11と希土類ドープ光ファイバ12との間に設ける場合には、励起光が光バンドパスフィルタ72によって遮断されないような構成が必要となる。また、光バンドパスフィルタの代わりに光ノッチフィルタを用いてもよい。
【0059】
図14に示す光増幅器は、希土類ドープ光ファイバ11および12の入力側から励起光を供給する前方励起構成である。
図15に示す構成では、分岐カプラ73は、希土類ドープ光ファイバ11および12に励起光を供給するために、レーザ光源74の出力光を分岐する。分岐カプラ73によって分岐された励起光は、それぞれ合波カプラ(波長分割多重カプラ)75および76によって導波されて希土類ドープ光ファイバ11および12に供給される。希土類ドープ光ファイバ11は出力側から励起光が供給され、希土類ドープ光ファイバ12は入力側から励起光が供給される。
【0060】
図16に示す光増幅器は、希土類ドープ光ファイバ11および12の出力側から励起光を供給する構成である。レーザ光源77から出力される励起光は、光アイソレータ21aを逆方向には通過できないので、分岐カプラ78および合波カプラ79を用いて励起光が光アイソレータ21aをバイパスするような構成としている。
【0061】
なお、上記実施形態では、入力光レベルが所定レベルよりも低いときに励起光を停止する構成を説明したが、励起光パワーを小さくする構成であってもよい。特に、図9または図14に示す構成のように、励起光が前段の希土類ドープ光ファイバに入力された後に後段の希土類ドープ光ファイバに入射される場合には、励起光のパワーが小さくても前段の希土類ドープ光ファイバを励起状態とすることは可能である。このため、入力光レベルが所定レベルよりも低いときに励起光パワーを小さくすれば、消費電力を抑えながら前段の希土類ドープ光ファイバの利得を得ることができる。前段の希土類ドープ光ファイバの利得が得られれば、入力光が信号を含んでいない状態から信号を含む状態に移ったことを確実に検出できる。
【0062】
また、上記実施形態では、希土類ドープ光ファイバを用いて信号光を増幅する構成を説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、信号光を所望のレベルに増幅する主増幅部の前段に、入力光レベルをモニタする機構において発生する損失よりも大きな利得を持った補助増幅部を設けた構成に適用可能である。
【0063】
【発明の効果】
入力光レベルをモニタする機能を持った光増幅器において、希土類ドープ光ファイバを2段構成とし、前段の希土類ドープ光ファイバの利得を入力光レベルをモニタするための機構において発生する損失よりも大きくしたので、入力側の損失を増加させることなく入力光レベルをモニタすることができ、光増幅器の低雑音化および伝送距離の長距離化に寄与する。
【0064】
伝送路に応じて最適な分散補償を容易に実現でき、このことも光増幅器の低雑音化および伝送距離の長距離化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】本発明の一実施形態の光増幅器の構成図である。
【図3】入力光レベルとレーザ光源の状態を示す図である。
【図4】希土類ドープ光ファイバの特性を示す図であり、(a) は長さ依存性を示し、(b) は入力光レベル依存性を示す。
【図5】本実施形態の光増幅器が適用されるシステム構成の一例を示す図である。
【図6】制御回路の詳細ブロック図である。
【図7】光増幅器の状態遷移を説明する図である。
【図8】本実施形態の光増幅器の変形例の構成図(その1)である。
【図9】本実施形態の光増幅器の変形例の構成図(その2)である。
【図10】本実施形態の光増幅器の変形例の構成図(その3)である。
【図11】本実施形態の光増幅器の変形例の構成図(その4)である。
【図12】本実施形態の光増幅器の変形例の構成図(その5)である。
【図13】本実施形態の光増幅器の変形例の構成図(その6)である。
【図14】本実施形態の光増幅器の変形例の構成図(その7)である。
【図15】本実施形態の光増幅器の変形例の構成図(その8)である。
【図16】本実施形態の光増幅器の変形例の構成図(その9)である。
【符号の説明】
1 入力モニタ手段
2 第1の希土類ドープ光ファイバ
3 第2の希土類ドープ光ファイバ
11、12 希土類ドープ光ファイバ
13 レーザ光源
14 合波カプラ
15、17 分岐カプラ
16、18 フォトダイオード
19 制御回路
51 光ファイバ
61 分散補償光ファイバ
Claims (6)
- 入力光が入射される第1の希土類ドープ光ファイバと、
前記第1の希土類ドープ光ファイバの出力光をモニタするモニタ手段と、
前記第1の希土類ドープ光ファイバの後段に接続された第2の希土類ドープ光ファイバと、
前記第1および第2の希土類ドープ光ファイバに励起光源より出力された励起光を供給する励起光供給手段を備え、
前記励起光が供給されたときの前記第1の希土類ドープ光ファイバの利得は、前記モニタ手段による損失よりも大きく、
前記モニタ手段の検出結果によりモニタされる前記入力光の強度が所定値以下のとき、前記励起光源の出力が停止または低下され、
前記励起光が供給されないときの前記第1の希土類ドープ光ファイバの損失は、前記入力光の強度が前記所定値を上回ったことを前記モニタ手段が検出することができる大きさであることを特徴とする光伝送装置。 - 請求項1記載の光伝送装置であって、前記励起光供給手段は前記第2の希土類ドープ光ファイバの後段に接続されたことを特徴とする光伝送装置。
- 請求項1記載の光伝送装置であって、前記励起光供給手段は前記第1の希土類ドープ光ファイバの前段に接続されたことを特徴とする光伝送装置。
- 入力光が入射される補助光増幅部と、
前記補助光増幅部の出力光をモニタするモニタ手段と、
前記補助光増幅部の後段に接続された主光増幅部と、
前記補助光増幅部および主光増幅部に励起光源より出力された励起光を供給する励起光供給手段を備え、
前記励起光が供給されたときの前記補助光増幅部の利得は、前記モニタ手段による損失よりも大きく、
前記モニタ手段の検出結果によりモニタされる前記入力光の強度が所定値以下のとき、前記励起光源の出力が停止または低下され、
前記励起光が供給されないときの前記補助光増幅部の損失は、前記入力光の強度が前記所定値を上回ったことを前記モニタ手段が検出することができる大きさであることを特徴とする光伝送装置。 - 請求項4記載の光伝送装置であって、前記励起光供給手段は前記主光増幅部の後段に接続されたことを特徴とする光伝送装置。
- 請求項4記載の光伝送装置であって、前記励起光供給手段は前記補助光増幅部の前段に接続されたことを特徴とする光伝送装置。
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