JPH08179388A - 光増幅装置 - Google Patents

光増幅装置

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JPH08179388A
JPH08179388A JP32552994A JP32552994A JPH08179388A JP H08179388 A JPH08179388 A JP H08179388A JP 32552994 A JP32552994 A JP 32552994A JP 32552994 A JP32552994 A JP 32552994A JP H08179388 A JPH08179388 A JP H08179388A
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optical
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demultiplexer
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JP32552994A
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English (en)
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Yasushi Sugaya
靖 菅谷
Tomoyoshi Kataoka
智由 片岡
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Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光増幅多中継システムにおいて用いられる光
増幅装置に関し、光サージの影響を後段に与えない様に
する。 【構成】 光増幅装置の光伝送経路に分散補償ファイバ
を挿入し、入力光が分散補償ファイバを通っている間に
光サージの検出を行い、この光サージ検出時に光増幅部
での利得を低減又は遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光増幅装置に関し、特に
光増幅多中継システムにおいて用いられる光増幅装置に
関するものである。
【0002】近年、光通信システムの研究開発におい
て、特に光増幅技術の目覚ましい進展により光増幅多中
継システムの開発が活発に行われているが、従来の再生
中継技術と異なり、ドープファイバ光増幅器、半導体光
増幅器といった線形増幅中継技術では、光のまま、いわ
ば線形に増幅し更に伝送速度に依存することなく光増幅
中継を可能にする。
【0003】現在、この光増幅中継技術の実用化に向け
て様々な検討が行われている。
【0004】
【従来の技術】図14には従来の光増幅装置の基本構成
が示されており、光入力は光増幅部51で増幅された
後、分波器52を通って光中継出力となるが、この分波
器52からの光出力の一部をモニタし、光増幅装置とし
て一定にしたいパラメータ(主信号出力、励起光出力、
主信号利得等)を光出力制御回路53により帰還をかけ
て光増幅部51の利得制御を行っている。
【0005】即ち、光出力制御回路53では、分波器5
2の分岐出力を光検出部61で光検出し且つ電気信号に
変換して増幅部62で増幅した後、誤差検出部63に与
える。この誤差検出部63には設定値refが与えられ
ているのでこれとの誤差により駆動回路部64を駆動し
て光増幅部51を制御している。
【0006】従って、光入力の変動に対しては、この光
出力制御回路53が光増幅部51の出力レベルを設定値
refに対応した一定値に保つことにより変動を吸収し
光伝送系の安定動作を図っている。
【0007】この様な光増幅装置に用いる光増幅部とし
ては、特にエルビウム(Er)ドープファイバ光増幅器
があるが、その他の添加物によるファイバ型光増幅器や
半導体光増幅器がある。
【0008】図15にはErドープファイバ光増幅器を
用いた従来の光増幅装置が示されており、このようなド
ープファイバ72に励起光(ポンピング光)が励起光源
76から合波器71を介して入射されると、Er原子が
高いエネルギー準位に励起される。
【0009】このように高いエネルギー順位に励起され
たドープファイバ72の中のEr原子に光入力(信号
光)が入ってくると、Er原子が低いエネルギー準位に
遷移するが、この時、光の誘導放出が生じ、信号光のパ
ワーがドープファイバ72に沿って次第に大きくなり信
号光の増幅が行われる。
【0010】そしてこの信号光の一部を分波器73で分
岐して光出力モニタ部74によりそのモニタ出力を光出
力制御回路75に与えると、光出力制御回路75は一定
の利得が与えられるように励起光源76の出力を制御す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】光増幅装置で多中継す
る方式では、中継区間内に図16(a)に示すような変
動点がある。このようにな光波形の生成要因は次の表に
示す通りである。
【0012】
【表1】
【0013】このような入力変動が要因となり、出力段
では同図(b)に示すような光のサージが発生する。
【0014】そして、この光サージのピークが更に次の
光増幅装置で増幅され、その受信段でフォトダイオー
ド、ICなどを破壊する可能性があった。
【0015】特に、従来技術に於いて急激な光サージに
対応して励起光源或いは励起電流を帰還ループで低下さ
せる方式では、励起準位の寿命が10msと長いため制
御応答が間に合わず逆に光サージを発生或いは助長させ
てしまう。
【0016】また現在、既存の光伝送の幹線系システム
では、特に光通信系が早期に導入された北米において、
1.3 μm 零分散のシングルモードファイバが既に多く敷
設されている。
【0017】しかし、現在主流である1.55μm 長距離伝
送システムにおいては、伝送ファイバの分散(構造分
散、屈折率分散)の影響が大きく伝送帯域制限を受け
る。
【0018】従って、送信側で故意にチャーピングをか
ける等して伝送路分散を補償し大容量伝送化を図らなけ
ればならなかった。
【0019】従って本発明は、光サージの影響を後段に
与えない様にできる光増幅装置を提供する事を目的とす
る。
【0020】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するための本発明の各手段とその作用をそれぞれの原
理図を参照して以下に説明する。
【0021】(1)本発明(その1):図1 本発明では、信号光入力を分岐する分波器1と、該分波
器1の一方の光出力を所定時間遅延させるに充分な長さ
を有する分散補償ファイバ2と、該分散補償ファイバ2
の光出力を光増幅する光増幅部3と、該分波器1の他方
の光出力をモニタしてサージ光入力を該所定時間内で検
出したとき該光増幅部3の利得を低下させる光出力制御
回路4とを備えている。
【0022】この構成の動作においては、光入力は分波
器1で二つに分けられ、一方が光出力制御回路4に与え
られると共に他方は分散補償ファイバ2で所定の時間だ
け遅延を受けた後、光増幅部3に与えられる。
【0023】この分散補償ファイバ2で光入力が遅らさ
れている間、光出力制御回路4は分波器1からの光出力
をモニタして光サージの入力を検出した時には光増幅部
3の利得を低下(遮断を含む)させるように制御を行
う。
【0024】従って、後続の光伝送系には光サージの影
響を与えないようにすることができる。尚、光増幅部3
に分散補償ファイバ2を連結していることにより、送信
波長と零分散波長の一致しない伝送路ファイバにおける
伝送路分散による伝送品質劣化の補償機能を持たせてい
る。
【0025】光増幅部3の構成例(その1):図2 図1に示した光増幅部3は、光出力制御回路4によって
制御される励起光を発生する励起光源31と、該励起光
と分散補償ファイバ2の光出力とを合成する合波器32
と、該合波器32の光出力を増幅するドープファイバ3
3と、該ドープファイバ33の光出力を分岐させる分波
器34と、該分波器34から分岐された光出力をモニタ
して該光出力制御回路4に与える光出力モニタ部35と
で構成することができる。そして、光出力制御回路4は
分波器1の他方の光出力をモニタして光サージ検出時に
励起光源31からの励起光を低減させる。
【0026】この構成例では、分波器1から分岐した光
入力を受けた光出力制御回路4が光サージの入力を検出
した時、励起光源31と合波器32とドープファイバ3
3と分波器34と光出力モニタ部35と光出力制御回路
4とで構成される光増幅部3の利得制御ループに対し
て、励起光源31の出力を低下或いは遮断させるように
制御すれば、分散補償ファイバ2を通って合波器32に
与えられた光入力はドープファイバ33でエネルギー吸
収され、その増幅度(利得)が低下(或いは遮断)す
る。
【0027】光増幅部3の構成例(その2):図3 図2に示した光増幅部3は更に、光出力制御回路4によ
って制御されて該光サージ検出時にドープファイバ33
の増幅帯域内波長の光出力を発生する別の光源36と、
該別の光源36の光出力を該光増幅部3の光主信号に合
波させる別の合波器37と、出力側の分波器34の前段
に設けられた該増幅帯域内波長の光出力を遮断するため
のフィルタ38とを含んだ構成でもよい。
【0028】この構成例では、光出力制御回路4が分波
器1の他方の光出力をモニタして光サージを検出したと
きドープファイバ33の増幅帯域内波長を増幅帯域内波
長光源36によってもう1つ投入することにより主信号
光に対する光増幅部3の利得を下げようとするものであ
る。
【0029】即ち、Erドープファイバ光増幅部3の場
合では、例えば1.53μm 波長のプローブ光を光源36よ
り投入し、この波長光がドープファイバ33を透過する
ときに誘導放出による励起準位エネルギーの吸収を引起
し、この誘導増幅された1.53μm のプローブ光は相対的
に1.55μm 帯域の主信号光に対する誘導増幅度を抑圧す
ることになる。尚、このプローブ光はフィルタ38によ
って阻止されて出力されない。
【0030】また、1.53μm をプローブ光として投入す
る時、同時に励起光源36をも制御して低下或いは遮断
させることにより光サージの抑圧効果を更に大きくする
事ができる。
【0031】光増幅部3の構成例(その3):図4 図2に示す光増幅部3は更に、光出力制御回路4によっ
て制御され光主信号を更に高い励起準位に励起するため
の波長光を該光サージ検出時に発生する別の励起光源3
9と、該別の励起光源39の光出力を該光増幅部3の光
主信号に合波させる別の合波器37と、出力側の分波器
34の前段に設けられ該別の励起光の出力波長を遮断す
るためのフィルタ38とを含む構成としてもよい。
【0032】この構成例では、図3の増幅帯域内波長光
源36の代わりに励起準位励起光源39が用いられてお
り、この場合においては、励起光による励起準位吸収
(ESA)を利用する場合、励起準位吸収確率の高い光
源39からの励起波長によって励起して主信号光に対す
る励起準位エネルギーを吸収する。
【0033】即ち、Erドープファイバ光増幅器では光
源39からの例えば0.8 μm の波長の励起光を励起光源
31からの主励起光と主信号光と共に合波し、光出力制
御回路4の制御下で0.8 μm の励起光により更に高い準
位までEr原子を励起してしまい(これは誘導放出時に
は別の波長となる)、主信号光に対する励起エネルギー
を減少させて光増幅器としての利得を総体的に減少させ
ている。
【0034】またこの場合も励起光源31による主励起
光を同時に遮断或いは低下させることにより光サージの
抑圧効果を更に高めることができる。
【0035】光増幅部3の構成例(その4):図5 図2に示した光増幅部3は更に、ドープファイバ33と
出力側の分波器34との間に設けられ逆方向光投入を行
うためのサーキュレータ40と、該出力側の分波器34
と該光出力モニタ部35との間に設けた分岐カプラ41
と、該光出力制御回路4によって制御され該サージ光検
出時に該分岐カプラ41の一方の分岐光出力を該サーキ
ュレータ40に入力する光を制御する光スイッチ42と
を含む構成でもよい。
【0036】この構成例においては、出力側の分波器3
4によって分波された主信号波長光を更に分岐カプラ4
1で分岐させて光スイッチ42に与える。
【0037】一方、光出力制御回路4は分波器1からの
光入力をモニタすることにより光サージを検出した時に
は光スイッチ42を光源ONする。従って、分岐カプラ
41からの余った主信号波長光はサーキュレータ40に
与えられ、このサーキュレータ40により主信号光の方
向と逆方向に投入されるためこの余剰主信号光の光増幅
媒体透過による誘導放出により励起準位エネルギーが吸
収されて主信号光に対する利得が相対的に低下(或いは
遮断)されることとなる。
【0038】尚、この場合も励起光源31を同時に制御
して光サージを低下或いは遮断させるようにすることも
出来る。
【0039】光増幅部3の構成例(その5):図6 図2に示した光増幅部3は更に、該ドープファイバ33
と出力側の分波器34との間に設けられ逆方向光投入を
行うためのサーキュレータ40と、該サーキュレータ4
0と該出力側の分波器34との間に設けられ光主信号以
外の光信号を分岐するための波長分岐フィルタ43と、
該光出力制御回路4によって制御され該サージ光入力時
に該フィルタ43の分岐光出力を該サーキュレータ40
に入力する光を制御する光スイッチ42とを含む構成と
してもよい。
【0040】この構成例では、光主信号はドープファイ
バ33、サーキュレータ40、フィルタ43、及び分波
器34を通過して出力されるが、分波器1からの光入力
により光出力制御回路4が光サージを検出したとき、光
スイッチ42をONにさせると、フィルタ43で反射さ
れた主信号波長以外の波長光をサーキュレータ40に投
入するのでこのサーキュレータ40によりドープファイ
バ33に主信号光の方向と逆方向に投入し、この主信号
波長以外の波長光の光増幅媒体透過による誘導放出によ
り励起準位エネルギーが吸収され利得を低下させること
となる。
【0041】この場合も励起光源31を用いて同時に制
御を行ってもよい。
【0042】(2)本発明(その2):図7 本発明では、上記の図1に示した本発明(その1)の光
増幅装置において、図2〜図6に示した種々の光増幅部
3の出力側に、光出力制御回路4が該サージ光入力を該
所定時間内で検出したとき該光出力制御回路4からの制
御信号により該光増幅部3の光出力を低下させる可変光
減衰器5を設けることができる。
【0043】これにより、光出力制御回路4は分波器1
からの分岐光出力をモニタして光サージを検出した時に
は可変光減衰器5を制御して出力信号光を低下(遮断を
含む)を行うことができる。この様な可変光減衰器とし
ては半導体変調器、液晶、波長可変フィルタがある。
【0044】(3)本発明(その3):図8 本発明では、図7に示した可変光減衰器5の代わりに光
増幅部3の出力光をON/OFFする光スイッチ5’を
用いてもよい。
【0045】この場合には光出力制御回路4が光サージ
を検出すると、光スイッチ5’をOFFにすることによ
り光増幅部3の出力信号光を遮断することができる。
【0046】(4)本発明(その4):図9 本発明では、図8に示した構成において、光スイッチ
5’をバイパスする光分岐部6を設け、該光出力制御回
路4が該光スイッチ5’をOFFにしたとき該光分岐部
6が該光増幅部3の光出力を減衰させることもできる。
【0047】即ち、光出力制御回路4が光スイッチ5’
をON/OFFすると共に、この光スイッチ5’の前後
に光分岐部6をそれぞれ設け、通常は光スイッチを5’
をONにすることにより光スイッチ5’と光分岐部6の
双方に出力信号光を通過させるが、光サージ検出時に
は、光スイッチ5’をOFFにすることにより、光スイ
ッチ5’への信号光は遮断され、光分岐部6への光のみ
が出力されるので出力光を低減させることが出来ること
となる。
【0048】尚、上記の本発明において、分散補償ファ
イバ2を光増幅部3の前段でなく後段に設けても全く同
様の作用を呈する。
【0049】
【実施例】図10は図1及び図2に示した本発明に係る
光増幅装置の特に光出力制御回路の実施例を示したもの
であり、この実施例では、光出力制御回路4は分波器1
の出力光を検出して電気信号に変換するための光検出部
(光出力モニタ部)11と、この光入力検出部11の出
力信号を閾値Thと比較するためのコンパレータ12
と、このコンパレータ12の出力と設定値refのいず
れかを選択するスイッチング回路13とを含んでいる。
このスイッチング回路13はダイオード13aと13b
とで構成されている。
【0050】更に、光増幅部3でモニタされた光出力を
増幅する増幅部14と、この光増幅部3の励起光源(図
2の励起光源31)を駆動するための駆動部15と、増
幅部14の出力とスイッチング回路13の出力とを比較
してその誤差により駆動部15を制御する誤差検出部1
6とを含んでいる。
【0051】この様な実施例の動作おいては、光サージ
が発生しない様な正常な状態においては、分波器1から
の光出力は光入力検出部11で電気信号に変換されてコ
ンパレータ12に送られると閾値Thを越えていないの
でその出力は論理“1”(例えば5V)となる。
【0052】一方、設定値refは通常3V程度に設定
されているので、誤差検出部16にはこの設定値ref
が与えられており、誤差検出部16はこの設定値ref
に従って制御を行う。即ち、増幅部14の出力がこの設
定値refに一致するように励起光源駆動部15を制御
することとなる。
【0053】一方、光サージがあったときには、コンパ
レータ12への入力は閾値Thを越えるのでその出力は
論理“0”(これは例えば0V)となるので、スイッチ
ング回路13は設定値refより低い0Vを選択するこ
ととなり誤差検出部16はこの値0Vを設定値として光
増幅部3を制御するので、主信号光はエネルギー吸収を
起こし光出力は遮断されることとなる。
【0054】但し、コンパレータ12の出力を0ではな
く他の値に設定すれば光出力は遮断されずに一部だけ抑
制された値として出力されるようになる。
【0055】図11は光出力制御回路4の他の実施例を
示したものであり、この実施例は特に図7乃至図9に示
した本発明(その2〜その4)に対する実施例を示して
いる。
【0056】この光出力制御回路4は図10に示した光
入力検出部11とコンパレータ12と増幅部14と励起
光源駆動部15と誤差検出部16とを有しているが、図
10に示したスイッチング回路13は設けられておら
ず、その代わりにコンパレータ12の出力を駆動部17
に与え、この駆動部17によって可変光減衰器5または
光スイッチ5’を制御するようにしている。
【0057】即ち、通常動作の場合には、コンパレータ
12の出力は駆動部17を駆動させず可変光減衰器5又
は光スイッチ5’はONのままとなっているが、光サー
ジが入力して来た時には、コンパレータ12の出力は論
理“0”となるためこの出力を受けて駆動部17が可変
光減衰器5又は光スイッチ5’をOFFにするので光ス
イッチは遮断されることとなる。
【0058】図12は光出力制御回路の更に別の実施例
を示したもので、この実施例は特に図3及び図4に示し
た実施例に適応出来るものである。
【0059】この光出力制御回路4は図10と同様に光
入力検出部11とコンパレータ12とスイッチング回路
13と増幅部14と駆動部15と誤差検出部16とを有
すると共に、コンパレータ12によって制御される別の
駆動部18を含んでおり、この駆動部18は合波器37
への増幅帯域内波長光源又は励起準位励起光源を発生す
る光源36(39)を駆動する為の回路である。
【0060】尚、増幅部14は光増幅部3の光出力モニ
タ部35の光電気信号を増幅する回路であり、駆動部1
5はやはり光増幅部3の励起光源31に対する駆動部で
ある。
【0061】この実施例の動作においては、誤差検出部
16は図10の実施例と同様に光サージがあった時には
コンパレータ12の出力に対応した値を基準値として駆
動部15を介し励起光源31を制御するが、より一層の
光増幅部3に対する利得低減(遮断を含む)を行う場合
には、コンパレータ12は駆動部18を制御することに
より光源36(39)から増幅帯域内波長光源又は励起
準位励起光源を合波器37を介してドープファイバ33
に与えることにより主信号光に対する励起準位吸収をよ
り大きなものとすることが出来、励起光源31の制御を
補助することが出来る。
【0062】図13は光出力制御回路の更に別の実施例
を示したもので、この実施例は図5及び図6の実施例に
適応出来るものである。
【0063】即ち、この光出力制御回路は図12と同様
に光入力検出部11とコンパレータ12とスイッチング
回路13と増幅部14と駆動部15と誤差検出部16と
駆動部18とを備えているが、図12の実施例と異なる
点は駆動部18がコンパレータ12によって制御されて
光スイッチ42を制御する点である。
【0064】従って、通常の動作においては、誤差検出
部16は設定値refに従って駆動部15を制御し、励
起光源から励起光を出力させることによって合波器32
を介してドープファイバ33で主信号光との合波を行
い、サーキュレータ40を通って分波器34から光出力
を行うと共にその一部の光を光分岐部41を介して光出
力モニタ部35でモニタし、その電気信号を増幅部14
で出力することにより常時設定値とこの増幅部14との
誤差を検出して設定値に一致させるように制御してい
る。
【0065】一方、光サージが発生した時には、誤差検
出部16はコンパレータ12の出力に一致するように制
御すると共に、コンパレータ12の出力は駆動部18に
この事を知らせるので、光スイッチ42はOFFからO
Nに切り替わり、従って分波器34からの分波光は更に
光分岐部41で分岐され光スイッチ42を通ってサーキ
ュレータ40に与えられることによりドープファイバ3
3に逆方向に投入することが出来るので、光増幅部3の
利得を低下又は遮断する事が可能となる。
【0066】
【発明の効果】以上説明した様に本発明に係る光増幅装
置によれば、その光伝送経路に分散補償ファイバを挿入
し、入力光が分散補償ファイバを通っている間に光サー
ジの検出を行い、この光サージ検出時に光増幅部での利
得を低減又は遮断するように構成したので、サージが発
生してもこのサージピークが次々と後続の光増幅装置に
受け渡されるようなことが無くなり、素子の破壊等を防
ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光増幅装置の構成原理(その1)
を示したブロック図である。
【図2】本発明に係る光増幅装置の光増幅部の構成例
(その1)を示したブロック図である。
【図3】本発明に係る光増幅装置の光増幅部の構成例
(その2)を示したブロック図である。
【図4】本発明に係る光増幅装置の光増幅部の構成例
(その3)を示したブロック図である。
【図5】本発明に係る光増幅装置の光増幅部の構成例
(その4)を示したブロック図である。
【図6】本発明に係る光増幅装置の光増幅部の構成例
(その5)を示したブロック図である。
【図7】本発明に係る光増幅装置の構成原理(その2)
を示したブロック図である。
【図8】本発明に係る光増幅装置の構成原理(その3)
を示したブッロク図である。
【図9】本発明に係る光増幅装置の構成原理(その4)
を示したブロック図である。
【図10】本発明に係る光増幅装置に用いる光出力制御
回路の実施例(その1)を示したブロック図である。
【図11】本発明に係る光増幅装置に用いる光出力制御
回路の実施例(その2)を示したブロック図である。
【図12】本発明に係る光増幅装置に用いる光出力制御
回路の実施例(その3)を示したブロック図である。
【図13】本発明に係る光増幅装置に用いる光出力制御
回路の実施例(その4)を示したブロック図である。
【図14】従来の構成原理を示したブロック図である。
【図15】光ドープファイバを用いた従来例を示したブ
ロック図である。
【図16】光サージの発生原因及び光サージとなる光波
形の例を示した図である。
【符号の説明】
1 分波器(分岐カプラ) 2 分散補償ファイバ 3 光増幅部 4 光出力制御回路 5 可変光減衰器 5’ 光スイッチ 6 光分岐部 31 励起光源 32 合波器 33 Erドープファイバ 34 分波器 35 光出力モニタ部 36 増幅帯域内波長光源 39 励起準位励起光源 40 サーキュレータ 41 分岐カプラ 42 光スイッチ 43 波長分岐フィルタ 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号光入力を分岐する分波器(1)と、 該分波器(1)の一方の光出力を所定時間遅延させるに
    充分な長さを有する分散補償ファイバ(2)と、 該分散補償ファイバ(2)の光出力を光増幅する光増幅
    部(3)と、 該分波器(1)の他方の光出力をモニタして光サージ入
    力を該所定時間内で検出したとき該光増幅部(3)の利
    得を低下させる光出力制御回路(4)と、 を備えたことを特徴とする光増幅装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光増幅装置において、
    該光増幅部(3)が、該光出力制御回路(4)によって
    制御される励起光を発生する励起光源(31)と、該励
    起光と該分散補償ファイバ(2)の光出力とを合成する
    合波器(32)と、該合波器(32)の光出力を増幅す
    るドープファイバ(33)と、該ドープファイバ(3
    3)の光出力を分岐させる分波器(34)と、該分波器
    (34)から分岐された光出力をモニタして該光出力制
    御回路(4)に与える光出力モニタ部(35)とで構成
    され、該光出力制御回路(4)が該分波器(1)の他方
    の光出力をモニタして該光サージを検出したとき該励起
    光源(31)からの励起光を減少させることを特徴とし
    た光増幅装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光増幅装置において、
    該光増幅部(3)が更に、該光出力制御回路(4)が該
    分波器(1)の他方の光出力をモニタして該光サージを
    検出したとき該ドープファイバ(33)の増幅帯域内波
    長の光出力を発生する別の光源(36)と、該別の光源
    (36)の光出力を該光増幅部(3)の光主信号に合波
    させる別の合波器(37)と、出力側の分波器(34)
    の前段に設けられた該増幅帯域内波長の光出力を遮断す
    るためのフィルタ(38)とを含んでいることを特徴と
    した光増幅装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の光増幅装置において、
    該光増幅部(3)が更に、該光出力制御回路(4)が該
    分波器(1)の他方の光出力をモニタして該光サージを
    検出したとき光主信号を更に高い励起準位に励起するた
    めの波長光を発生する別の励起光源(39)と、該別の
    励起光源(39)の光出力を該光増幅部(3)の光主信
    号に合波させる別の合波器(37)と、出力側の分波器
    (34)の前段に設けられ該別の励起光の出力波長を遮
    断するためのフィルタ(38)とを含んでいることを特
    徴とした光増幅装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の光増幅装置において、
    該光増幅部(3)が更に、該ドープファイバ(33)と
    出力側の分波器(34)との間に設けられ逆方向光投入
    を行うためのサーキュレータ(40)と、該出力側の分
    波器(34)と該光出力モニタ部(35)との間に設け
    た分岐カプラ(41)と、該光出力制御回路(4)によ
    って制御され該光サージ検出時に該分岐カプラ(41)
    の一方の分岐光出力を該サーキュレータ(40)に入力
    する光を制御する光スイッチ(42)とを含んでいるこ
    とを特徴とした光増幅装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の光増幅装置において、
    該光増幅部(3)が更に、該ドープファイバ(33)と
    出力側の分波器(34)との間に設けられ逆方向光投入
    を行うためのサーキュレータ(40)と、該サーキュレ
    ータ(40)と該出力側の分波器(34)との間に設け
    られ光主信号以外の光信号を分岐するための波長分岐フ
    ィルタ(43)と、該光出力制御回路(4)によって制
    御され該光サージ検出時に該フィルタ(43)の分岐光
    出力を該サーキュレータ(40)に入力する光を制御す
    る光スイッチ(42)とを含んでいることを特徴とした
    光増幅装置。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2に記載の光増幅装置にお
    いて、該光増幅部(3)の出力側に、該光出力制御回路
    (4)が該光サージ入力を該所定時間内で検出したとき
    該光出力制御回路(4)からの制御信号により該光増幅
    部(3)の光出力を低下させる可変光減衰器(5)を設
    けたことを特徴とする光増幅装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の光増幅装置において、
    該可変光減衰器(5)の代わりに該光増幅部(3)の出
    力光をON/OFFする光スイッチ(5’)を用いるこ
    とを特徴とした光増幅装置。
  9. 【請求項9】 請求項4に記載の光増幅装置において、
    該光スイッチ(5’)をバイパスする光分岐部(6)を
    設け、該光出力制御回路(4)が該光スイッチ(5’)
    をOFFにしたとき該光分岐部(6)が該光増幅部
    (3)の光出力を減衰させることを特徴とした光増幅装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項7乃至9のいずれかに記載の光
    増幅装置において、該分散補償ファイバ(2)が該光増
    幅部(3)の前段でなく後段に設けられていることを特
    徴とした光増幅装置。
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