JPH0915093A - 光増幅装置の光モニタ方法及び光モニタ機能付き光増幅装置 - Google Patents

光増幅装置の光モニタ方法及び光モニタ機能付き光増幅装置

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JPH0915093A
JPH0915093A JP7161805A JP16180595A JPH0915093A JP H0915093 A JPH0915093 A JP H0915093A JP 7161805 A JP7161805 A JP 7161805A JP 16180595 A JP16180595 A JP 16180595A JP H0915093 A JPH0915093 A JP H0915093A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、例えば光通信システム等において
用いられる光増幅装置の光モニタ方法及び光モニタ機能
付き光増幅装置に関し、光サージを誘発するような光波
形の信号の入力の際にフィードフォワード制御を行なっ
て、光部品の保全するとともに、光入力値を、モニタし
易いレベルまで信号光を増幅した後にモニタすることを
目的とする。 【構成】 光増幅部1の出力側に光モニタ3を設け、利
得一定動作部2により、光増幅部1を利得一定動作させ
ることにより、光モニタ3で光増幅部1への光入力値を
モニタするように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図37) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図10) 作用(図1〜図10) 実施例 ・第1実施例の説明(図11〜図23) ・第2実施例の説明(図24〜図30) ・第3実施例の説明(図31〜図36) ・その他 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光通信システム
等において用いられる光増幅装置の光モニタ方法及び光
モニタ機能付き光増幅装置に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、光通信システムの研究開発が精力
的に進められているが、特に、エルビウム(Er)ドー
プファイバを用いて、ブースターアンプ,リピーター,
プリアンプ等の光増幅装置を開発することは重要であ
る。また、上述のエルビウムドープファイバを用いた光
増幅装置においては、入力する光信号をモニタすること
により、このモニタされた光信号に基づいて、装置の出
力信号としての増幅信号を安定的に出力することが行な
われている。
【0004】図37は一般的な光モニタ機能付き光増幅
装置を示す図であり、この図37において、201は光
カプラであり、この光カプラ201は、入力光の一部を
分岐するものであり、分岐された一部の入力光は、フォ
トダイオード(PD)206に入力されるようになって
いる。また、フォトダイオード206は、光カプラ20
1からの一部の入力光を入力され、電気信号に変換する
ものであり、この電気信号は制御回路209に入力され
るようになっている。
【0005】さらに、202は合波器であり、この合波
器202は、レーザダイオード(LD)207からの励
起光と光カプラ201からの入力とを合波してエルビウ
ムドープファイバ203に出力するものである。また、
エルビウムドープファイバ203は、合波器202から
の入力光について、レーザダイオード207からの励起
光に基づいて増幅処理を施すものである。
【0006】さらに、204はエルビウムドープファイ
バ203からの増幅信号に含まれる励起光成分を阻止す
るための励起光阻止フィルタであり、205は励起光阻
止フィルタ204からの信号の一部分岐してフォトダイ
オード208に出力する光カプラである。また、制御回
路209は、フォトダイオード206及び208からの
入力信号光及び増幅後の信号光についてのレベルを示す
電気信号に基づいて、例えばレーザダイオード207に
対する励起電力を設定することにより、発光される励起
光を設定して、エルビウムドープファイバ203の増幅
率を制御できるようになっている。
【0007】このような構成により、図37に示す一般
的な光モニタ機能付き光増幅装置では、例えば−20d
Bm〜−45dBm程度の入力光が、光カプラ201及
び合波器202を介してエルビウムドープファイバ20
3に入力され、エルビウムドープファイバ203では、
レーザダイオード207からの励起光に基づいて増幅さ
れる。
【0008】また、エルビウムドープファイバ203で
増幅された信号に含まれる励起光成分については、励起
光阻止フィルタ204において阻止され、光カプラ20
5を介して出力光として出力される。さらに、制御回路
209では、フォトダイオード206からの入力信号光
についての電気信号と、フォトダイオード208からの
出力信号光についての電気信号とを入力され、これらの
電気信号を増幅してモニタすることにより、レーザダイ
オード207に対する励起電力を設定して、このレーザ
ダイオード207にて発光される励起光によりエルビウ
ムドープファイバ203の増幅率を制御することができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
一般的な光モニタ機能付き光増幅装置では、入力される
信号光は−20dBm〜−45dBm程度であるが、こ
の−20dBm〜−45dBm程度の入力信号光につい
て光カプラ201にて分岐し、フォトダイオード206
において電気信号に光電変換すると、光パワーは−35
dBm〜−60dBm程度になるため、モニタすること
が困難になるという課題がある。
【0010】また、モニタの回路雑音を低減するために
は帯域を小さくする必要があるため、入力モニタの応答
が遅くなり、例えば光サージを誘発する様な光波形の信
号が入力された場合、例えば入力信号光を遮断する等の
制御を行なうことができない。結果として、光増幅装置
内で光サージが発生するので、光増幅装置の出力側に接
続されているシステム内のフォトダイオード等の光部品
が損傷する場合があるという課題がある。
【0011】本発明はこのような課題に鑑み創案された
もので、光サージを誘発するような光波形の信号の入力
の際にフィードフォワード制御を行なって、光増幅装置
から光サージが出力されるのを阻止して光部品を保全す
るとともに、モニタし易いレベルまで信号光を増幅した
後にモニタすることができる光モニタ機能付き光増幅装
置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は第1の発明の原理
ブロック図であり、この図1に示す光モニタ機能付き光
増幅装置は、入力された光信号を増幅する光増幅部1
と、光増幅部1に利得一定動作をさせる利得一定動作部
2と、利得一定動作部2によって利得一定動作せしめら
れている光増幅部1の出力側に、分岐部4を介して設け
られて、光増幅部1への光入力値をモニタする光モニタ
3とをそなえている(請求項1,2)。
【0013】また、図2は第2の発明の原理ブロック図
であり、この図2に示す光モニタ機能付き光増幅装置
は、前述の図1に示すものと同様の機能を有する光増幅
部1と利得一定動作部2とをそなえているほか、第1光
モニタ3−1と第2光モニタ3−2とをそなえている。
ここで、第1光モニタ3−1は、光増幅部1の入力側に
分岐部4−1を介して設けられ、光増幅部1への光入力
パワーが所定値よりも大きい場合に、光増幅部1への光
入力値をモニタするものである。
【0014】また、第2光モニタ3−2は、利得一定動
作部2によって利得一定動作せしめられている光増幅部
1の出力側に、分岐部4−2を介して設けられて、光増
幅部1への光入力パワーが所定値以下の場合に、光増幅
部1への光入力値をモニタするものである(請求項
3)。さらに、図3は第3の発明の原理ブロック図であ
り、この図3において、1−1は第1光増幅部であり、
1−2は第1光増幅部1−1の後段側に分岐部4−2を
介して設けられる第2光増幅部であり、これら第1光増
幅部1−1,第2光増幅部1−2は、ともに、入力され
た光信号を増幅するものである。
【0015】また、2は第1光増幅部1−1に利得一定
動作をさせる利得一定動作部であり、3aは利得一定動
作部2によって利得一定動作せしめられている第1光増
幅部1−1の出力側に、分岐部4−2を介して設けら
れ、第1光増幅部1−1への光入力値をモニタする光モ
ニタである。さらに、3bは他の光モニタであり、この
他の光モニタ3bは第2光増幅部1−2の出力側に分岐
部4−3を介して設けられ、第2光増幅部1−2への光
出力値をモニタするものである。
【0016】また、5は出力一定制御部であり、この出
力一定制御部5は、他の光モニタ3bの出力に基づい
て、励起部6から第2光増幅部1−2に対して出力され
る励起光を制御することにより、第2光増幅部1−2の
出力を一定に制御するものである(請求項4)。さら
に、図4は第4の発明の原理ブロック図であり、この図
4に示す光モニタ機能付き光増幅装置は、前述の図3に
示すものと同様の機能を有する第1光増幅部1−1,第
2光増幅部1−2及び利得一定動作部2をそなえてい
る。
【0017】ここで、3−1は第1光モニタであり、こ
の第1光モニタ3−1は、第1光増幅部1−1の入力側
に分岐部4−1を介して設けられて、第1光増幅部1−
1への光入力パワーが所定値よりも大きい場合に、第1
光増幅部1−1への光入力値をモニタするものである。
また、3−2は第2光モニタであり、この第2光モニタ
3−2は、利得一定動作部2によって利得一定動作せし
められている第1光増幅部1−1の出力側に、分岐部4
−2を介して設けられて、第1光増幅部1−1への光入
力パワーが所定値以下の場合に、該第1光増幅部への光
入力値をモニタするものである。
【0018】さらに、3−3は第3光モニタであり、こ
の第3光モニタ3−3は、第2光増幅部1−2の出力側
に分岐部4−3を介して設けられ、第2光増幅部1−2
への光出力値をモニタするものである。また、5は出力
一定制御部であり、この出力一定制御部5は、第3光モ
ニタ3−3の出力に基づいて、励起部6から第2光増幅
部1−2に対して出力される励起光を制御することによ
り、第2光増幅部1−2の出力を一定に制御するもので
ある(請求項5)。
【0019】さらに、図5は第5の発明の原理ブロック
図であり、この図5において、1はタンデム接続された
複数の光増幅部であり、2は光増幅部1のうち初段を含
む一部の光増幅部1aの利得一定動作をさせる利得一定
動作部である。また、3は光モニタであり、この光モニ
タ3は、利得一定動作部2によって利得一定動作せしめ
られている光増幅部1aの出力側に、分岐部4を介して
設けられて、光増幅部1への光入力値をモニタするもの
である。
【0020】さらに、7は制御部であり、この制御部7
は、光モニタ3の出力に基づき、光モニタでモニタされ
ている光増幅部1aよりも後段の光増幅部1bの動作を
制御するものである(請求項6)。また、図6は第6の
発明の原理ブロック図であり、この図6に示す光モニタ
機能付き光増幅装置は、光増幅部1,光モニタ3,励起
電力一定動作部8,記憶部10及び入力光モニタ部11
をそなえている。
【0021】ここで、光増幅部1は、入力された光信号
を増幅するものであり、励起電力一定動作部2は、光増
幅部1に励起電力一定動作をさせるものである。また、
光モニタ3は、励起電力一定動作部2によって励起電力
一定動作せしめられている光増幅部1の出力側に、分岐
部4を介して設けられ、光増幅部1からの光出力をモニ
タするものである。
【0022】さらに、記憶部10は、光増幅部1への入
力と光モニタ3からの出力との関係を記憶するものであ
り、入力光モニタ部9は、光モニタ3の出力と記憶部1
0で記憶されている関係とから光増幅部1への光入力値
をモニタするものである(請求項7,8)。また、図7
は第7の発明の原理ブロック図であり、この図7に示す
光モニタ機能付き光増幅装置は、前述の図6にて示した
ものと同様の機能を有する光増幅部1及び励起電力一定
動作部8をそなえているほか、第1光モニタ3−1,第
2光モニタ3−2,記憶部10及び入力光モニタ部9を
そなえている。
【0023】ここで、第1光モニタ3−1は、光増幅部
1の入力側に設けられて、光増幅部1への光入力パワー
が所定値よりも大きい場合に、光増幅部1への光入力を
モニタするものであり、第2光モニタ3−2は、励起電
力一定動作部8によって励起電力一定動作せしめられて
いる光増幅部1の出力側に、分岐部4−2を介して設け
られて、光増幅部1からの光出力をモニタするものであ
る。
【0024】また、記憶部10は、光増幅部1への入力
と第2光モニタ3−2からの出力との関係を記憶するも
のであり、入力光モニタ部9は、光増幅部1への光入力
パワーが所定値以下の場合に、第2光モニタ3−2の出
力と記憶部10で記憶されている関係とから光増幅部1
への光入力値をモニタするものである(請求項9)。さ
らに、図8は第8の発明の原理ブロック図であり、この
図8において、1−1は第1光増幅部であり、1−2は
第1光増幅部1−1の後段側に分岐部4−2を介して設
けられた第2光増幅部であり、これら第1光増幅部1−
1,第2光増幅部1−2は、ともに、入力された光信号
を増幅するものである。
【0025】また、この図8に示す光モニタ機能付き光
増幅装置は、上述の第1,第2光増幅部1−1,1−2
のほか、励起電力一定動作部8,2つの光モニタ3a,
3b,入力光モニタ部9及び記憶部10をそなえてい
る。ここで、励起電力一定動作部8は、第1光増幅部1
−1に励起電力一定動作をさせるものであり、光モニタ
3aは、励起電力一定動作部8によって励起電力一定動
作せしめられている第1光増幅部1−1の出力側に、分
岐部4−2を介して設けられ、第1光増幅部1−1から
の光出力をモニタするものである。
【0026】また、記憶部10は、第1光増幅部1への
入力と光モニタ3aからの出力との関係を記憶するもの
であり、入力光モニタ部9は、光モニタ3aの出力と記
憶部10で記憶されている関係とから第1光増幅部1−
1への光入力値をモニタするものである。さらに、他の
光モニタ3bは、第2光増幅部1−2の出力側に分岐部
4−3を介して設けられ、第2光増幅部1−2への光出
力値をモニタするものであり、出力一定制御部5は、他
の光モニタ3aの出力に基づいて、励起部6から第2光
増幅部1−2に対して出力される励起光を制御すること
により、第2光増幅部1−2の出力を一定に制御するも
のである(請求項10)。
【0027】また、図9は第9の発明の原理ブロック図
であり、この図9に示す光モニタ機能付き光増幅装置
は、前述の図8に示すものと同様の機能を有する第1光
増幅部1−1,第2光増幅部1−2及び励起電力一定制
御部8をそなえているほか、第1〜第3光モニタ3−1
〜3−3,出力一定制御部6,入力光モニタ部9及び記
憶部10をそなえている。
【0028】ここで、第1光モニタ3−1は、第1光増
幅部1−1の入力側に分岐部4−1を介して設けられ
て、第1光増幅部1−1への光入力パワーが所定値より
も大きい場合に、第1光増幅部1−1への光入力値をモ
ニタするものである。また、第2光モニタ3−2は、励
起電力一定動作部8によって励起電力一定動作せしめら
れている第1光増幅部1−1の出力側に、分岐部4−2
を介して設けられて、第1光増幅部1−1からの光出力
をモニタするものである。
【0029】さらに、記憶部10は、第1光増幅部1−
1への入力と第2光モニタ3−2からの出力との関係を
記憶するものであり、入力光モニタ部9は、第1光増幅
部1−1への光入力パワーが所定値以下の場合に、第2
光モニタ3−2の出力と記憶部10で記憶されている関
係とから第1光増幅部1−1への光入力値をモニタする
ものである。
【0030】また、第3光モニタ3−3は、第2光増幅
部1−2の出力側に分岐部4−3を介して設けられ、第
2光増幅部1−2への光出力値をモニタするものであ
り、出力一定制御部5は、第3光モニタ3−3の出力に
基づいて、励起部6から第2光増幅部1−2に対して出
力される励起光を制御することにより、第2光増幅部1
−2の出力を一定に制御するものである(請求項1
1)。
【0031】さらに、図10は第10の発明の原理ブロ
ック図であり、この図10において、1はタンデム接続
された複数の光増幅部であり、8は光増幅部1のうち初
段を含む一部の光増幅部1aに励起電力一定動作をさせ
るものである。また、3は光モニタであり、この光モニ
タ3は、励起電力一定動作部8によって励起電力一定動
作せしめられている光増幅部1の出力側に、分岐部4を
介して設けられ、光増幅部1aからの光出力をモニタす
るものである。
【0032】さらに、10は記憶部であり、この記憶部
10は、励起電力一定動作せしめられている光増幅部1
aへの入力と光モニタ3からの出力との関係を記憶する
ものである。また、9は入力光モニタ部であり、この入
力光モニタ部9は、光モニタ3の出力と記憶部10で記
憶されている関係とから光増幅部1への光入力値をモニ
タするものである。
【0033】さらに、11は制御部であり、この制御部
11は、入力光モニタ部9の出力に基づき、入力光モニ
タ部9でモニタされている光増幅部1aよりも後段の光
増幅部1bの動作を制御するものである(請求項1
2)。
【0034】
【作用】上述の図1に示す本発明では、利得一定動作部
2により、光増幅部1を利得一定動作させることによ
り、光増幅部1の出力側に設けられた光モニタ3で光増
幅部1への光入力値をモニタすることができる(請求項
1,2)。また、図2に示す本発明の光モニタ機能付き
光増幅装置では、利得一定動作部2により、光増幅部1
を利得一定動作させることにより、光増幅部1の入力側
に設けられた第1光モニタ3−1か又は光増幅部1の出
力側に設けられた第2光モニタ3−2のいずれかで光増
幅部1への光入力値をモニタすることができる。
【0035】即ち、第1光モニタ3−1では、光増幅部
1への光入力パワーが所定値よりも大きい場合に、光増
幅部1への光入力値をモニタする一方、第2光モニタ3
−2では、光増幅部1への光入力パワーが所定値以下の
場合に、光増幅部1への光入力値をモニタするのである
(請求項3)。さらに、図3に示す本発明の光モニタ機
能付き光増幅装置では、利得一定動作部2により、第1
光増幅部1−1を利得一定動作させることにより、第1
光増幅部1−1の出力側に設けられた光モニタ3aで光
増幅部1−1への光入力値をモニタすることができる。
【0036】また、出力一定制御部5では、他の光モニ
タ3bにてモニタされた第2光増幅部1−2への光出力
値に基づいて、第2光増幅部1−2の出力を一定に制御
する(請求項4)。さらに、図4に示す本発明の光モニ
タ機能付き光増幅装置では、利得一定動作部2により、
第1光増幅部1−1を利得一定動作させることにより、
光増幅部1の入力側に設けられた第1光モニタ3−1か
又は光増幅部1の出力側に設けられた第2光モニタ3−
2のいずれかで光増幅部1への光入力値をモニタするこ
とができる。
【0037】即ち、第1光モニタ3−1では、光増幅部
1への光入力パワーが所定値よりも大きい場合に、光増
幅部1への光入力値をモニタする一方、第2光モニタ3
−2では、光増幅部1への光入力パワーが所定値以下の
場合に、光増幅部1への光入力値をモニタするのであ
る。また、出力一定制御部5では、第3光モニタ3−3
にてモニタされた第2光増幅部1−2への光出力値に基
づいて、第2光増幅部1−2の出力を一定に制御する
(請求項5)。
【0038】さらに、図5に示す本発明の光モニタ機能
付き光増幅装置では、利得一定動作部2により、タンデ
ム接続された複数の光増幅部1のうち初段を含む一部の
光増幅部1aを利得一定動作させることにより、利得一
定動作せしめられた光増幅部1aの出力側に設けられた
光モニタ3で光増幅部1への光入力値をモニタすること
ができる。
【0039】また、制御部7では、光モニタ3の出力に
基づき、光モニタ3で光入力値がモニタされている光増
幅部1aよりも後段の光増幅部1bの動作を制御する
(請求項6)。また、図6に示す本発明では、励起電力
一定動作部8において光増幅部1を励起電力一定動作さ
せることにより、入力光モニタ部9では、光モニタ3の
出力と、記憶部10で記憶されている光増幅部1への入
力及び光モニタ3からの出力の関係とから、光増幅部1
への光入力値をモニタすることができる(請求項7,
8)。
【0040】さらに、図7に示す本発明の光モニタ機能
付き光増幅装置では、励起電力一定動作部8において光
増幅部1を励起電力一定動作させることにより、光増幅
部1の入力側に設けられた第1光モニタ3−1か又は入
力光モニタ部9のいずれかにより、光増幅部1への光入
力値をモニタすることができる。即ち、第1光モニタ3
−1では、光増幅部1への光入力パワーが所定値よりも
大きい場合に、光増幅部1への光入力をモニタする。
【0041】また、第2光モニタ3−2において、光増
幅部1からの光出力をモニタする。これにより、入力光
モニタ部9では、光増幅部1への光入力パワーが所定値
以下の場合に、第2光モニタ3−2の出力と、記憶部1
0で記憶されている光増幅部1への入力及び光モニタ3
からの出力の関係とから光増幅部1への光入力値をモニ
タすることができる(請求項9)。
【0042】さらに、図8に示す光モニタ機能付き光増
幅装置では、励起電力一定動作部8において第1光増幅
部1−1を励起電力一定動作させることにより、入力光
モニタ部9では、光モニタ3aの出力と、記憶部10で
記憶されている第1光増幅部1−1への入力及び光モニ
タ3aからの出力の関係とから、第1光増幅部1−1へ
の光入力値をモニタすることができる。
【0043】また、出力一定制御部5では、他の光モニ
タ3bにてモニタされた第2光増幅部1−2への光出力
値に基づいて、第2光増幅部1−2の出力を一定に制御
する(請求項10)。さらに、図9に示す本発明の光モ
ニタ機能付き光増幅装置では、励起電力一定動作部8に
おいて第1光増幅部1−1を励起電力一定動作させるこ
とにより、第1光増幅部1−1の入力側に設けられた第
1光モニタ3−1か又は入力光モニタ部9のいずれかに
より、第1光増幅部1への光入力値をモニタすることが
できる。
【0044】即ち、第1光モニタ3−1では、光増幅部
1への光入力パワーが所定値よりも大きい場合に、光増
幅部1への光入力をモニタする。また、第2光モニタ3
−2において、光増幅部1からの光出力をモニタする。
これにより、入力光モニタ部9では、光増幅部1への光
入力パワーが所定値以下の場合には、第2光モニタ3−
2の出力と、記憶部10で記憶されている光増幅部1へ
の入力及び第2光モニタ3−2からの出力の関係とから
光増幅部1への光入力値をモニタすることができる。
【0045】さらに、出力一定制御部5では、第3光モ
ニタ3−3にてモニタされた第2光増幅部1−2への光
出力値に基づいて、第2光増幅部1−2の出力を一定に
制御する(請求項11)。また、図5に示す本発明の光
モニタ機能付き光増幅装置では、励起電力一定動作部8
により、タンデム接続された複数の光増幅部1のうち初
段を含む一部の光増幅部1aに励起電力一定動作させる
ことで、光モニタ3では、励起電力一定動作せしめられ
ている光増幅部1aからの光出力をモニタする。
【0046】これにより、入力光モニタ部9では、光モ
ニタ3の出力と、記憶部10で記憶されている光増幅部
1への入力及び光モニタ3からの出力の関係とから、光
増幅部1への光入力値をモニタすることができる。ま
た、制御部7では、入力光モニタ部9の出力に基づき、
入力光モニタ部9で光入力値がモニタされている光増幅
部1aよりも後段の光増幅部1bの動作を制御する(請
求項12)。
【0047】
【実施例】以下、図面を参照することにより、本発明の
実施例について説明する。 (a)第1実施例の説明 図11は本発明の第1実施例にかかる光モニタ機能付き
光増幅装置を示すブロック図であり、図12は本装置を
機能的に示す機能ブロック図である。
【0048】ここで、上述の光モニタ機能とは、ある範
囲の光が例えば電圧値に1:1に対応して検出される機
能、あるいは光がある値より大きいか小さいかを比較す
る機能を意味する。この図11又は図12において、1
2は入力光の一部を分岐する光カプラ(分岐部,CP
L)であり、この光カプラ12において分岐された入力
光は、光フィルタ23及び入力信号の反射を抑止するた
め光アイソレータ(ISO)13に入力されるようにな
っている。
【0049】また、26は励起部(利得一定動作部)で
あり、この励起部26は、希土類ドープファイバ15−
1が利得一定動作をするように、この希土類ドープファ
イバ15−1に対して励起光を出力するものであり、レ
ーザダイオード(LD1)27,バックパワーモニタ回
路28及びAPC(Automatic Power Control)回路29
をそなえている。
【0050】即ち、レーザダイオード27から供給され
る励起光のための励起電力を一定にするとともに、希土
類ドープファイバ15−1のファイバ長を調整すること
により、例えば図13に示すように、入力光のレベルが
小さい時に、入力信号に対する出力信号の利得を一定と
することができる。即ち、図13は励起電力を一定の値
(PP,0 )とした場合における、入力信号に対する利得
の、希土類ドープファイバ15−1のファイバ長の依存
性を示す図であるが、この図13に示すように、励起電
力一定制御においても、利得を一定とすることができる
入力信号のレベル範囲(図13の符号37,38参照)
を設定することができる。
【0051】なお、この場合においては、利得を一定と
することができる入力信号のレベル範囲を高くするため
にはファイバ長を短くすればよく、一定に制御すること
ができる利得を高くするためには、一定にする励起電力
を高くすればよい。ところで、14は光アイソレータ1
3からの入力信号光と励起部26からの励起光とを合波
(多重化)して希土類ドープファイバ15−1に出力す
る光多重化器(WDM,Wavelength Division Multiple
xing)である。
【0052】また、希土類ドープファイバ(光増幅部)
15−1は、励起部26からの励起光に基づいて、入力
信号光を利得一定動作で増幅するものであり、例えば
1.55μm程度の波長帯で動作するエルビウムドープ
ファイバを適用することができる。さらに、16は希土
類ドープファイバ15−1からの信号光についての反射
を抑止する光アイソレータであり、17は希土類ドープ
ファイバ15−1からの増幅信号に含まれる励起光成
分、場合によっては希土類ドープファイバ15−1から
発生する雑音光であるASE(Amplified Spontaneous E
mission)をも阻止するための励起光阻止フィルタであ
り、18は光フィルタ17からの信号光の一部を分岐す
る光カプラ(分岐部)である。
【0053】また、希土類ドープファイバ(光増幅部)
15−2は、励起部34からの励起光に基づいて、入力
信号光を増幅するものであり、この希土類ドープファイ
バ15−2についても、例えば1.55μm程度の波長
帯で動作するエルビウムドープファイバを適用すること
ができる。さらに、励起部34は希土類ドープファイバ
15−2に対して励起光を出力するものであり、19は
希土類ドープファイバ15−2から入力される信号を光
アイソレータ20に出力する一方、励起部34から入力
される励起光を希土類ドープファイバ15−2に出力す
る光多重化器である。
【0054】また、光アイソレータ20は希土類ドープ
ファイバ15−2にて増幅された信号光についての反射
を抑止するものであり、21は希土類ドープファイバ1
5−2からの増幅信号に含まれる励起光成分を阻止する
(場合によっては、希土類ドープファイバ15−2から
発生する雑音光であるASEも阻止する)ための励起光
阻止フィルタであり、22は光フィルタ21からの信号
光の一部を分岐する光カプラ(分岐部)である。
【0055】さらに、23は光カプラ12にて分岐され
た一部の入力光についてフィルタ処理を施す光フィルタ
であるが、入力光にASEが含まれていない場合はこの
光フィルタ23によるフィルタ処理は省略することがで
きる。また、24は光フィルタ23からの入力光を電気
信号に変換して高レベル用モニタ信号を出力する高レベ
ル用モニタ(第1光モニタ)であり、この高レベル用モ
ニタ24としては例えばフォトダイオードを用いること
ができる。
【0056】即ち、高レベル用モニタ24は、光フィル
タ23からの信号を入力され、希土類ドープファイバ1
5−1への光入力パワーが所定値A(図14(b)参
照)よりも大きい場合は、この希土類ドープファイバ1
5−1への光入力値をモニタするようになっている。さ
らに、30は光カプラ18にて分岐された信号光につい
てフィルタ処理を施す光フィルタであるが、分岐された
信号光に含まれるASEが光フィルタ17で十分に除か
れている場合は、この光フィルタ30によるフィルタ処
理は省略することができる。
【0057】また、33は低レベル用モニタ(第2光モ
ニタ)であり、この低レベル用モニタ33は、励起部2
6によって利得一定動作せしめられている希土類ドープ
ファイバ15−1の出力側に設けられて、希土類ドープ
ファイバ15−1への光入力パワーが所定値A(図14
(b)参照)以下の場合に、希土類ドープファイバ15
−1への光入力値をモニタするものであり、光電変換部
31及び割算回路32をなえている。
【0058】ここで、光電変換部31は、光フィルタ3
0からの信号光を電気信号に変換する光電変換部であ
り、例えばフォトダイオードにより構成することができ
る。また、割算回路32は、光電変換部31からの電気
信号、即ち、希土類ドープファイバ15−1にて増幅さ
れた信号光のレベルを示す真数表示の電気信号Pomを入
力され、この電気信号Pomについて希土類ドープファイ
バ15−1の増幅率による割算処理を行なうものであ
る。これにより、割算結果としての電気信号で増幅前の
入力信号光Pi のレベルを表すことができる。
【0059】即ち、この割算回路32では、図14
(a)に示すように、一定動作せしめられている希土類
ドープファイバ15−1の利得をG、希土類ドープファ
イバ15−1の出力側の損失をη0 とし、光カプラ12
から希土類ドープファイバ15−1に至る経路による損
失をLi とすると、以下に示す式(1)に示すような演
算が行なわれるようになっている。
【0060】 Pi =Pom/(GLi η0 ) ・・・(1) なお、上述の光電変換部31からの増幅後の信号光レベ
ルを示す電気信号が、dB(デシベル)表示の場合は、
割算回路32は引算回路により構成されるようになって
いる。ところで、高レベル用モニタ24におけるダイナ
ミックレンジは、フォトダイオード自身のダイナミック
レンジと、電気段の増幅器の回路雑音レベル及び飽和出
力レベルとに依存するが、ダイナミックレンジとして
は、通常、電気段の増幅器の回路雑音レベル及び飽和出
力レベルよりもフォトダイオードのダイナミックレンジ
の方が大きい。
【0061】即ち、電気段の増幅器の回路雑音レベル
が、最小受光モニタレベル、即ち、高レベル用モニタ2
4にて検出することができる最小の信号レベルを制限し
ている大きな要因である。これに対し、低レベル用モニ
タ33では、光増幅した後にモニタするので、回路雑音
レベルの制限から解放され、最小受光モニタレベルが向
上、即ち、より小さい受光レベルのモニタが可能とな
り、ダイナミックレンジも向上させることができるよう
になっている。
【0062】また、35は光モニタであり、この光モニ
タ35は、光カプラ22を介して入力された希土類ドー
プファイバ15−2からの信号光を、電気信号に変換す
るものであり、この光電変換部35としては、例えばフ
ォトダイオードを用いることができる。なお、図12中
においては、光アイソレータ13,16,20,光多重
化器14,19,励起光阻止用フィルタ17,21,光
カプラ22及び光モニタ35の図示は省略されている。
【0063】上述の構成により、本発明の第1実施例に
かかる光モニタ機能付き光増幅装置は、以下に示すよう
に動作する。即ち、入力信号光は、光カプラ12,光ア
イソレータ13及び光多重化器14を介して希土類ドー
プファイバ15−1に入力される。希土類ドープファイ
バ15−1では、入力信号光について、励起部26から
の励起光に基づいて所定の増幅率により増幅する。
【0064】さらに、希土類ドープファイバ15−1か
らの信号光については、光アイソレータ16,励起光阻
止用フィルタ17及び光カプラ18を介して希土類ドー
プファイバ15−2に入力される。希土類ドープファイ
バ15−2では、入力される信号光について、励起部3
4からの励起光に基づいて増幅する。これにより、希土
類ドープファイバ15−2にて増幅された信号は、光多
重化器19,光アイソレータ20,励起光阻止用フィル
タ21及び光カプラ22を介して出力される。
【0065】また、励起部26により、希土類ドープフ
ァイバ15−1を利得一定動作させることで、希土類ド
ープファイバ15−1の入力側に設けられた高レベル用
モニタ24か又は希土類ドープファイバ15−2の出力
側に設けられた低レベル用モニタ33のいずれかで希土
類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタするこ
とができる。
【0066】即ち、図14(b)に示すように、高レベ
ル用モニタ24では、希土類ドープファイバ15−1へ
の光入力パワーが所定値Aよりも大きい場合に、希土類
ドープファイバ15−1への光入力値をモニタする一
方、低レベル用モニタ33では、希土類ドープファイバ
15−1への光入力パワーが所定値A以下の場合に、希
土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタする
のである。
【0067】なお、低レベル用モニタ33を用いて光入
力値をモニタする場合においては、割算回路32におい
て、希土類ドープファイバ15−1から出力された信号
光のレベルを示す電気信号Pomに基づき、前述の式
(1)に示すように希土類ドープファイバ15−1への
入力信号光の信号レベル(光入力値)Pi を算出し、こ
れにより、低レベル用モニタ33では、入力信号光の信
号レベルPi をモニタしている。
【0068】このように、本発明の第1実施例にかかる
光モニタ機能付き光増幅装置によれば、励起部26によ
り利得一定動作せしめられた希土類ドープファイバ15
−1において、モニタし易いレベルまで信号光を増幅す
ることにより、低レベル用モニタ33において希土類ド
ープファイバ15−1の入力を高感度にモニタすること
ができるほか、高レベル用モニタ24を併用することに
より、入力信号光についての広い入力レンジのモニタを
行なうことができる利点がある。
【0069】なお、上述の本実施例においては、光カプ
ラ12と光電変換部24との間に光フィルタ23を設け
ているが、本発明によればこれに限定されず、この光フ
ィルタ23を省略してもよい。 (a1)本発明の第1実施例の第1の変形例の説明 図15は本発明の第1実施例の第1の変形例を説明する
ための機能ブロック図であり、この図15に示す光モニ
タ機能付き光増幅装置においては、前述の第1実施例に
おけるもの(図11,図12参照)に比して、励起部2
6a(図11,図12においては符号26)の構成が異
なり、その他の構成については基本的に同様である。
【0070】即ち、励起部26aは、前述の図11,図
12におけるものと同様に、希土類ドープファイバ15
−1が利得一定動作をするように、この希土類ドープフ
ァイバ15−1に対して励起光を出力するものである
が、SE光モニタ39,AGC(Automatic Gain Contr
ol)回路40及びレーザダイオード41をそなえてい
る。
【0071】即ち、SE光(Spontaneous Emission;自
然放出光) モニタ39は、希土類ドープファイバ15−
1からの自然放出光に基づいて、信号の利得を測定する
ものであり、AGC回路40は、SE光モニタ39から
の利得に基づいて、希土類ドープファイバ15−1の利
得が一定となるように、励起光を出力するレーザダイオ
ード41を制御するものである。
【0072】なお、この図15に示す光モニタ機能付き
光増幅装置においても、前述の図11に示す光アイソレ
ータ13,16,20,光多重化器14,19,励起光
阻止用フィルタ17,21及び光モニタ35の図示は省
略されている。上述の構成により、本発明の第1実施例
にかかる第1の変形例においても、前述の第1実施例の
場合と同様に、入力信号光は、光カプラ12,光アイソ
レータ13及び光多重化器14を介して希土類ドープフ
ァイバ15−1に入力される。希土類ドープファイバ1
5−1では、入力信号光について、励起部26aからの
励起光に基づいて所定の増幅率により増幅する。
【0073】さらに、希土類ドープファイバ15−1か
らの信号光については、光アイソレータ16,励起光阻
止用フィルタ17及び光カプラ18を介して希土類ドー
プファイバ15−2に入力される。希土類ドープファイ
バ15−2では、入力される信号光について、励起部3
4からの励起光に基づいて増幅する。これにより、希土
類ドープファイバ15−2にて増幅された信号は、光多
重化器19,光アイソレータ20,励起光阻止用フィル
タ21及び光カプラ22を介して出力される。
【0074】また、励起部26aにより、希土類ドープ
ファイバ15−1を利得一定動作させることで、希土類
ドープファイバ15−1の入力側に設けられた高レベル
用モニタ24か又は希土類ドープファイバ15−2の出
力側に設けられた低レベル用モニタ33のいずれかで希
土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタする
ことができる。
【0075】従って、励起部26aにより利得一定動作
せしめられた希土類ドープファイバ15−1において、
モニタし易いレベルまで信号光を増幅することにより、
低レベル用モニタ33において希土類ドープファイバ1
5−1の入力を高感度にモニタすることができるほか、
高レベル用モニタ24を併用することにより、入力信号
光についての広い入力レンジのモニタを行なうことがで
きる利点がある。
【0076】(a2)第1実施例の第2の変形例の説明 図16は本発明の第1実施例の第2の変形例を説明する
ための機能ブロック図であり、この図16に示す光モニ
タ機能付き光増幅装置においては、前述の第1実施例に
おけるもの(図11,図12参照)に比して、希土類ド
ープファイバ15−1への入力信号光をモニタするため
に、低レベル用モニタ33及び高レベル用モニタ24を
併用せずに、単に入力モニタ(光モニタ)42のみを用
いている点が異なり、それ以外の構成については、基本
的に第1実施例と同様である。
【0077】即ち、前述の第1実施例における低レベル
用モニタ33と同様に、入力モニタ42は、光フィルタ
30からの信号光について電気信号Pomに変換する光電
変換部31と、希土類ドープファイバ15−1からの信
号光レベルを示す電気信号P omに基づき入力信号光の信
号レベルPi を算出し、これを入力モニタ信号として出
力する割算回路32とをそなえている。
【0078】なお、この図16に示すものにおいては、
前述の図11に示す光アイソレータ13,16,20,
光多重化器14,19,励起光阻止用フィルタ17,2
1,光カプラ22及び光モニタ35の図示は省略されて
いる。このような構成により、本変形例においても、励
起部26により、希土類ドープファイバ15−1の利得
を一定に動作させることで、入力モニタ42において
は、希土類ドープファイバ15−1に入力する入力信号
光の信号レベルPi をモニタすることができる。
【0079】従って、励起部26により利得一定動作せ
しめられた希土類ドープファイバ15−1において、モ
ニタし易いレベルまで信号光を増幅することにより、入
力モニタ42では希土類ドープファイバ15−1の入力
を高感度にモニタすることができる利点がある。 (a3)第1実施例の第3の変形例の説明 図17は本発明の第1実施例の第3の変形例を説明する
ための機能ブロック図であり、この図17に示す光モニ
タ機能付き光増幅装置においては、前述の第2の変形例
に示すもの(図16参照)に比して、励起部26a(図
16においては符号26)の構成が異なり、その他の構
成については基本的に前述の第1実施例の第2の変形例
と同様である。
【0080】ここで、励起部26aは、希土類ドープフ
ァイバ15−1が利得一定動作をするように、この希土
類ドープファイバ15−1に対して励起光を出力するも
のであり、SE光モニタ39,AGC回路40及びレー
ザダイオード41をそなえている。即ち、SE光(Spon
taneous Emission;自然放出光) モニタ39は、希土類
ドープファイバ15−1からの自然放出光に基づいて、
信号の利得を測定するものであり、AGC回路40は、
SE光モニタ39からの利得に基づいて、希土類ドープ
ファイバ15−1の利得が一定となるように、励起光を
出力するレーザダイオード41を制御するものである。
【0081】このような構成により、本変形例において
も、励起部26aにより、希土類ドープファイバ15−
1の利得を一定に動作させることで、入力モニタ42に
おいては、希土類ドープファイバ15−1に入力する入
力信号光の信号レベルPi をモニタすることができる。
従って、励起部26aにより利得一定動作せしめられた
希土類ドープファイバ15−1において、モニタし易い
レベルまで信号光を増幅することにより、入力モニタ4
2では希土類ドープファイバ15−1の入力を高感度に
モニタすることができる利点がある。
【0082】(a4)第1実施例の第4の変形例の説明 図18は本発明の第1実施例の第3の変形例を説明する
ための機能ブロック図であり、この図18に示す光モニ
タ機能付き光増幅装置においては、前述の第1実施例に
おけるもの(図11参照)に比して、希土類ドープファ
イバ15−2に対しての励起光を、励起部34でなく希
土類ドープファイバ15−1用の励起部26から供給す
るように構成されている点が異なり、それ以外について
は基本的に同様である。
【0083】即ち、希土類ドープファイバ15−1と希
土類ドープファイバ15−2との間に光多重化器43,
44をそなえることにより、希土類ドープファイバ15
−1からの光信号が光多重化器43及び光多重化器44
を介して希土類ドープファイバ15−2に対して伝送さ
れる第1のルートと、光多重化器43,光アイソレータ
16,励起光阻止用フィルタ17及び光多重化器18,
44を介して希土類ドープファイバ15−2に対して伝
送される第2のルートとが設けられている。
【0084】これにより、励起部26からの励起光は、
光多重化器14を介して希土類ドープファイバ15−1
に入力されるほか、希土類ドープファイバ15−1から
第1のルートを介して希土類ドープファイバ15−2に
対して入力されるようになっている。なお、この図18
に示す光モニタ機能付き光増幅装置においては、図11
にて示した光フィルタ23,30及び割算回路32の図
示は省略されている。
【0085】従って、本発明の第1実施例の第4の変形
例によれば、希土類ドープファイバ15−1,15−2
に対しての励起光供給源として、励起部26を共用させ
ることにより、光増幅装置の低コスト化,低消費電力化
を容易にすることができる利点がある。なお、上述の第
4の変形例については、第1実施例におけるものに適用
したが、これに限定されず、例えば上述の励起光供給源
としての励起部26を、前述の第1の変形例と同様の励
起部26aを共用させて用いる等、第1の変形例〜第3
の変形例にも同様に適用することができる。
【0086】(a5)第1実施例の第5の変形例の説明 図19は本発明の第1実施例の第5の変形例を説明する
ための機能ブロック図であり、この図19に示す光モニ
タ機能付き光増幅装置においては、前述の第2の変形例
におけるもの(図16参照)に比して、n段にタンデム
接続された複数の希土類ドープファイバ15−1〜15
−nをそなえるとともに、n段の希土類ドープファイバ
15−1〜15−nをそれぞれ利得一定制御を行なう励
起部26−1〜26−nをそなえている点が異なり、そ
の他の構成については、基本的に同様である。
【0087】即ち、入力モニタ42の割算回路32にお
いて、希土類ドープファイバ15−nからの信号光レベ
ルを示す電気信号Pomについて、希土類ドープファイバ
15−1〜15−nの合計利得で除算を行なうことによ
り、入力モニタ42は、入力信号光の信号レベルPi
算出し、算出された信号レベルPi を用いて入力信号光
の信号レベルPi をモニタするようになっている。
【0088】なお、全ての希土類ドープファイバ15−
1〜15−nは、運用中においては常時利得一定に動作
するようになっている。このような構成により、本変形
例においても、励起部26−1〜26−nにより、希土
類ドープファイバ15−1〜15−nの利得を一定に動
作させることで、入力モニタ42においては、希土類ド
ープファイバ15−1に入力する入力信号光の信号レベ
ルPi をモニタすることができる。
【0089】従って、励起部26−1〜26−nにより
利得一定動作せしめられた希土類ドープファイバ15−
1〜15−nにおいて、モニタし易いレベルまで信号光
を増幅することにより、入力モニタ42では希土類ドー
プファイバ15−1の入力を高感度にモニタすることが
できる利点がある。なお、上述の第5の変形例について
は、励起部26−1〜26−nについて、前述の第1実
施例におけるもの(符号26参照)と同様のものを適用
したが、本発明によればこれに限定されず、例えば前述
の第1の変形例におけるもの(符号26a)と同様のも
のを用いることもでき、このようにしても、上述したよ
うな利点が得られることはいうまでもない。
【0090】(a6)第1実施例の第6の変形例の説明 図20,図21は本発明の第1実施例の第6の変形例を
説明するための機能ブロック図であるが、この図20,
図21に示す光モニタ機能付き光増幅装置においては、
前述の第5の変形例におけるもの(図19参照)に比し
て、n段にタンデム接続された複数の希土類ドープファ
イバ15−1〜15−n毎の出力信号光から入力信号光
をモニタするために、光カプラ18−1〜18−n,光
フィルタ30−1〜30−n,光電変換部31−1〜3
1−n,割算回路32−1〜32−n及び入力モニタ4
2−1〜42−nをそなえている点が異なり、それ以外
の構成については基本的に同様である。
【0091】なお、各々の光カプラ18−1〜18−
n,光フィルタ30−1〜30−n,光電変換部31−
1〜31−n,割算回路32−1〜32−n及び入力モ
ニタ42−1〜42−nは、それぞれ、前述の第2の変
形例におけるもの(符号18,30,31,32,4
2)と同様の機能を有するものである。また、本変形例
にかかる光モニタ機能付き光増幅装置においても、希土
類ドープファイバ15−1〜15−nは、励起部26−
1〜26−nにより、正常運用中は常に利得一定動作す
るようになっている。
【0092】これにより、入力モニタ42−1〜42−
nの割算回路32−1〜32−nでは、それぞれ、希土
類ドープファイバ15−1〜15−nからの出力信号光
を入力され、それぞれの出力信号光について、希土類ド
ープファイバ15−1から当該出力信号光を入力された
希土類ドープファイバに至る合計利得で除算処理を行な
う。
【0093】これにより、希土類ドープファイバ15−
1に対する入力信号光の光入力値P i を算出して、この
算出結果を入力信号光の光入力値としてモニタできるよ
うになっている。ところで、正常運用中は常時利得一定
動作している希土類ドープファイバ15−1〜15−n
のうち、それぞれの出力信号光から入力信号光をモニタ
するための入力モニタ42−1〜42−nにおいて、例
えば2つの入力モニタ42−1,42−nを併用して、
希土類ドープファイバ15−1への入力信号光をモニタ
するようになっている。
【0094】即ち、希土類ドープファイバ15−1の出
力側に設けられた入力モニタ42−1を、入力信号光の
レベル(光入力パワー)が予め設定された所定値よりも
大きい場合にモニタする高レベル用モニタとし、希土類
ドープファイバ15−nの出力側に設けられた入力モニ
タ42−nを、入力信号光のレベル(光入力パワー)が
予め設定された所定値よりも小さい場合にモニタする低
レベル用モニタとすることができる。
【0095】これにより、励起部26−1〜26−nに
おいて、希土類ドープファイバ15−1〜15−nを利
得一定動作させることで、入力信号光のレベルに応じて
高レベル用モニタとしての入力モニタ42−1か又は低
レベル用モニタとしての入力モニタ42−nのいずれか
で希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタ
することができるようになっている。
【0096】また、図21においては、励起部26−1
〜26−n,光フィルタ30−1〜30−n及び割算回
路32−1〜32−nについては図示を省略されてい
る。なお、図20においては、光フィルタ30−2〜3
0−(n−1)及び入力モニタ42−2〜42−(n−
1)については、図示を省略しているが、実際に、これ
らを省略して実現することもできる。
【0097】このような構成により、希土類ドープファ
イバ15−1からの信号光は、光カプラ18−1,光フ
ィルタ30−1を介して入力モニタ42−1に入力され
る。入力モニタ42−1の光電変換部31−1では希土
類ドープファイバ15−1からの信号光を電気信号Po1
に変換し、割算回路32−1では、希土類ドープファイ
バ15−1からの信号光レベルを示す電気信号Po1に基
づき入力信号光の信号レベルPi を算出する。
【0098】ここで、割算回路32−1からの入力信号
光の信号レベルPi について、予め設定された所定値と
の大小を判定し、入力信号光の信号レベルPi が所定値
よりも大きい場合に、割算回路32−1で算出された信
号レベルPi を用いて入力信号光の信号レベルPi をモ
ニタする。さらに、希土類ドープファイバ15−nから
の信号光は、光カプラ18−n,光フィルタ30−n,
光電変換部31−nを介して割算回路32−nに入力さ
れ、割算回路32−nでは、希土類ドープファイバ15
−nからの信号光レベルP onに基づき入力信号光の信号
レベルPi を算出する。
【0099】入力モニタ42−nでは、割算回路32−
nからの入力信号光の信号レベルP i を入力され、予め
設定された所定値との大小を判定し、入力信号光の信号
レベルPi が所定値よりも小さい場合に、割算回路32
−nで算出された光入力値P i を用いて入力信号光の光
入力値Pi をモニタする。従って、本変形例において
も、励起部26−1〜26−nにより利得一定動作せし
められた希土類ドープファイバ15−1−1〜15−n
において、モニタし易いレベルまで信号光を増幅するこ
とにより、低レベル用モニタとしての入力モニタ42−
nにおいて希土類ドープファイバ15−1の入力を高感
度にモニタすることができるほか、高レベル用モニタと
しての入力モニタ42−1を併用することにより、入力
信号光についての広い入力レンジのモニタを良好に行な
うことができる利点がある。
【0100】なお、上述の本変形例においては、入力モ
ニタ42−1,42−nの2つを併用することにより、
入力信号光のモニタを行なっているが、本発明によれば
これに限定されず、入力モニタ42−1〜42−nのう
ちの少なくとも2つ以上のモニタを併用しても、上述の
場合と同様の利点が得られる。この場合においては、併
用する入力モニタについて、希土類ドープファイバ15
−1側の入力モニタ、即ち入力信号についての増幅率が
小さい信号光を用いる入力モニタの側から、高レベルの
入力信号光をモニタするように設定することができる。
【0101】また、上述の本変形例においては、励起部
26−1〜26−nにより、希土類ドープファイバ15
−1〜15−nを利得一定動作させて、入力モニタ42
−1,42−nにおいて入力信号光の入力レベルPi
モニタしているが、これに限定されず、初段から何段か
の希土類ドープファイバのみ正常運用中は常に利得一定
動作させておいて、利得一定動作せしめられている希土
類ドープファイバに該当する入力モニタのうちの少なく
とも2つを併用しても、上述の場合と同様の利点が得ら
れる。
【0102】なお、上述の第6の変形例については、励
起部26−1〜26−nについて、前述の第1実施例に
おけるもの(符号26参照)と同様のものを適用した
が、本発明によればこれに限定されず、例えば前述の第
1の変形例におけるもの(符号26a)と同様のものを
用いることもでき、このようにしても、上述したような
利点が得られることはいうまでもない。
【0103】(a7)第1実施例の第7の変形例の説明 図22は本発明の第1実施例の第7の変形例を説明する
ための機能ブロック図であり、この図22に示す光モニ
タ機能付き光増幅装置においては、前述の第2の変形例
におけるもの(図16参照)に比して、光カプラ22,
光フィルタ45,光モニタ35及び出力一定制御回路4
6をそなえている点が異なり、その他の構成について
は、基本的に同様である。
【0104】ここで、光カプラ22は、希土類ドープフ
ァイバ15−2から出力された信号光の一部を分岐する
ものであり、光フィルタ45は光カプラ22にて分岐さ
れた信号光についてフィルタ処理を施すものであり、光
モニタ(他の光モニタ)35は光フィルタ45からの信
号光を電気信号に変換するものである。また、出力一定
制御回路(出力一定制御部)46は、希土類ドープファ
イバ15−2から出力された光信号に基づいて、励起部
34に対して制御信号を出力することにより、光カプラ
22の出力を一定に制御するものである。
【0105】このような構成により、本変形例において
も、励起部26により、希土類ドープファイバ15−1
の利得を一定に動作させることで、入力モニタ42にお
いては、希土類ドープファイバ15−1に入力する入力
信号光の信号レベル(光入力値)をモニタすることがで
きる。また、出力一定制御回路46では、希土類ドープ
ファイバ15−2から出力された光信号に基づいて、励
起部34に対して制御信号を出力することにより、希土
類ドープファイバ15−2の出力(即ち、光カプラ22
の出力:装置出力)を一定に制御し、これにより、装置
出力を安定的に出力している。
【0106】従って、励起部26により利得一定動作せ
しめられた希土類ドープファイバ15−1において、モ
ニタし易いレベルまで信号光を増幅することにより、入
力モニタ42では希土類ドープファイバ15−1の入力
を高感度にモニタすることができる利点があるほか、出
力一定制御回路46による制御で、装置出力を安定的に
出力することができる利点もある。
【0107】なお、上述の第7の変形例においても、前
述の第1実施例と同様の励起部26を用いたが、本発明
によればこれに限定されず、例えば前述の第1の変形例
におけるもの(符号26a)を用いることもでき、この
ようにしても、上述したような利点が得られることはい
うまでもない。また、上述の第7の変形例においては、
出力一定制御回路46は励起部34を制御しているが、
これに限定されず、例えば特願平4−44544号の光
増幅器制御システムに記載されているように、出力一定
制御回路46は可変減衰器を制御しても良い。
【0108】(a8)第1実施例の第8の変形例の説明 図23は本発明の第1実施例の第8の変形例を説明する
ための機能ブロック図であり、この図23に示す光モニ
タ機能付き光増幅装置においては、前述の第1実施例に
おけるもの(図11,図12参照)に比して、光フィル
タ45及び出力一定制御回路46をそなえている点が異
なり、その他の構成については、基本的に同様である。
【0109】ここで、光フィルタ45は光カプラ22に
て分岐された信号光についてフィルタ処理を施すもので
あり、出力一定制御回路(出力一定制御部)46は、光
フィルタ45からの信号に基づき、励起部34に対して
制御信号を出力することにより、光カプラ22の出力で
ある装置出力を一定に制御するものである。なお、この
図23に示すものにおいては、前述の図11に示す光ア
イソレータ13,16,20,光多重化器14,19,
励起光阻止用フィルタ17,21,及び光モニタ35の
図示は省略されている。
【0110】このような構成により、本変形例において
も、励起部26により希土類ドープファイバ15−1の
利得を一定に動作させることで、光入力値に応じて、希
土類ドープファイバ15−1の入力側に設けられた高レ
ベル用モニタ24か又は希土類ドープファイバ15−2
の出力側に設けられた低レベル用モニタ33のいずれか
で希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタ
することができる。
【0111】また、出力一定制御回路46では、希土類
ドープファイバ15−2から出力された光信号のレベル
に基づいて、励起部34に対して制御信号を出力するこ
とにより、光カプラ22の出力を一定に制御し、これに
より、装置出力を安定的に出力している。従って、励起
部26により利得一定動作せしめられた希土類ドープフ
ァイバ15−1において、モニタし易いレベルまで信号
光を増幅することにより、低レベル用モニタ33におい
て希土類ドープファイバ15−1の入力を高感度にモニ
タすることができるほか、高レベル用モニタ24を併用
することにより、入力信号光についての広い入力レンジ
のモニタを行なうことができる利点があるほか、出力一
定制御回路46による制御で、装置出力を安定的に出力
することができる利点もある。
【0112】なお、上述の第8の変形例においても、励
起部26について、前述の第1実施例におけるもの(符
号26参照)と同様のものを適用したが、本発明によれ
ばこれに限定されず、例えば前述の第1の変形例におけ
るもの(符号26a)と同様のものを用いることもで
き、このようにしても、上述したような利点が得られる
ことはいうまでもない。
【0113】なお、上述の本変形例においては、光カプ
ラ12と高レベル用モニタ24との間に光フィルタ23
を設けているが、これに限定されず、この光フィルタ2
3を省略してもよい。また、上述の第8の変形例におい
ては、出力一定制御回路46は励起部34を制御してい
るが、これに限定されず、例えば特願平4−44544
号の光増幅器制御システムに記載されているように、出
力一定制御回路46は可変減衰器を制御しても良い。
【0114】(b)第2実施例の説明 図24は本発明の第2実施例にかかる光モニタ機能付き
光増幅装置を示すブロック図であり、図25は本装置を
示す機能ブロック図である。ここで、この図24又は図
25に示す光モニタ機能付き光増幅装置は、前述の図1
1,図12にて示した第1実施例におけるものに比し
て、励起部26により、希土類ドープファイバ15−1
を利得一定動作させずに、励起電力一定動作するように
なっている点が異なる。
【0115】また、本実施例にかかる光モニタ機能付き
光増幅装置は、前述の第1実施例におけるものと同様の
機能を有する光カプラ12,18,22,光アイソレー
タ13,16,19,光多重化器14,19,光フィル
タ23,30及び光モニタ35をそなえている。ここ
で、励起部26は、前述の第1実施例の場合と同様に、
レーザダイオード27,バックパワーモニタ回路28及
びAPC回路29をそなえているが、図13に示すよう
な、利得一定となる範囲にある入力信号に限定されず
に、励起電力一定として励起光を出力するものである。
【0116】また、第1光モニタ50は、光フィルタ2
3からの入力光を電気信号に変換してモニタ信号を出力
するものであり、例えばフォトダイオード等により構成
されている。さらに、第2光モニタ51は、励起部26
によって励起電力一定動作せしめられている希土類ドー
プファイバ15−1の出力側に設けられて、希土類ドー
プファイバ15−1からの光出力をモニタするものであ
り、光フィルタ30及び光電変換部31をそなえてい
る。
【0117】また、記憶部48は、励起電力一定動作せ
しめられている希土類ドープファイバ15−1への入力
と第2光モニタ51からの関係を記憶するものである。
さらに、47はMCU(Micro Control Unit) であり、
このMCU47は、第1光モニタ50及び第2光モニタ
51からの信号光を入力され、必要に応じて記憶部48
にアクセスすることにより、希土類ドープファイバ15
−1への光入力値をモニタするものである。
【0118】具体的には、MCU47においては、第1
光モニタ50から入力された信号光が例えば所定値A
(図14(b)参照)よりも大きい場合は、この希土類
ドープファイバ15−1への光入力値を高レベル用モニ
タ信号とし、入出力部(I/O)47aを介してモニタ
する一方、所定値A以下の場合は、第2光モニタ51の
出力と記憶部48で記憶されている関係とから希土類ド
ープファイバ15−1への光入力値をモニタするように
なっている。
【0119】なお、図25中においては、光アイソレー
タ13,16,20,光多重化器14,19,励起光阻
止用フィルタ17,21,光カプラ22及び光モニタ3
5の図示は省略されている。上述の構成により、本発明
の第2実施例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置は、
以下に示すように動作する。
【0120】即ち、入力信号光は、光カプラ12,光ア
イソレータ13及び光多重化器14を介して希土類ドー
プファイバ15−1に入力される。希土類ドープファイ
バ15−1では、入力信号光について、励起部26から
の励起光に基づいて所定の増幅率により増幅する。さら
に、希土類ドープファイバ15−1からの信号光につい
ては、光アイソレータ16,励起光阻止用フィルタ17
及び光カプラ18を介して希土類ドープファイバ15−
2に入力される。希土類ドープファイバ15−2では、
入力される信号光について、励起部34からの励起光に
基づいて増幅する。
【0121】これにより、希土類ドープファイバ15−
2にて増幅された信号は、光多重化器19,光アイソレ
ータ20,励起光阻止用フィルタ21及び光カプラ22
を介して出力される。ところで、第1光モニタ50で
は、光フィルタ23からの入力光を電気信号に変換して
モニタ信号を出力し、第2光モニタ51では、希土類ド
ープファイバ15−1からの光出力を電気信号に変換す
ることによりモニタする。
【0122】また、MCU47においては、第1光モニ
タ50から入力された光入力値が例えば所定値A(図1
4(b)参照)よりも大きい場合は、この希土類ドープ
ファイバ15−1への光入力値を高レベル用モニタ信号
として、入出力部(I/O)47aを介してモニタする
一方、所定値A以下の場合は、第2光モニタ51の出力
と記憶部48で記憶されている関係とから希土類ドープ
ファイバ15−1への光入力値を求め、これをモニタす
る。
【0123】このように、本発明の第2実施例にかかる
光モニタ機能付き光増幅装置によれば、希土類ドープフ
ァイバ15−1への光入力パワーが所定値よりも大きい
場合に、第1光モニタ50において、希土類ドープファ
イバ15−1への光入力値をモニタする一方、所定値以
下である場合は、MCU47において、第2光モニタ5
1の出力と記憶部48で記憶されている関係とから希土
類ドープファイバ15−1への光入力値をモニタするこ
とができるので、希土類ドープファイバ15−1の入力
を高感度にモニタすることができるほか、入力信号光に
ついての広い入力レンジのモニタを行なうことができる
利点がある。
【0124】なお、上述の本実施例においては、光カプ
ラ12と光電変換部24との間に光フィルタ23を設け
ているが、本発明によればこれに限定されず、この光フ
ィルタ23を省略してもよい。また、上述の本実施例に
おいては、励起部26において、希土類ドープファイバ
15−1に対する励起電力一定しているが、入力信号
を、前述の図19に示す利得一定範囲にあるもののみを
入力すれば、利得一定動作させることもでき、結果的
に、励起電力一定動作と利得一定動作とを混在させて制
御することもできる。
【0125】(b1)第2実施例の第1の変形例の説明 図26は本発明の第2実施例の第1の変形例を説明する
ための機能ブロック図であり、この図26に示す光モニ
タ機能付き光増幅装置においては、前述の第2実施例に
おけるもの(図24,図25参照)に比して、希土類ド
ープファイバ15−1への入力信号光をモニタするため
に、第1光モニタ50からの入力モニタ信号は用いず
に、単に光モニタ52のみを用いている点が異なり、そ
れ以外の構成については、基本的に第1実施例と同様で
ある。
【0126】即ち、光モニタ52は、前述の第2実施例
における第2光モニタ51と同様に、光フィルタ30か
ら出力された信号光について電気信号に変換してモニタ
するものであり、光フィルタ30及び光電変換部31を
そなえている。また、MCU47は、光モニタ52から
の光信号を入出力部47aで入力され、記憶部48に記
憶されている希土類ドープファイバ15−1への入力信
号光と、この希土類ドープファイバ15−1から出力さ
れる信号光との関係に基づいて、希土類ドープファイバ
15−1への光入力値を求め、入力モニタ信号として出
力するようになっている。
【0127】なお、この図26に示すものにおいては、
前述の図24に示す光アイソレータ13,16,20,
光多重化器14,19,励起光阻止用フィルタ17,2
1,光カプラ22及び光モニタ35の図示は省略されて
いる。このような構成により、本変形例においても、励
起部26により、希土類ドープファイバ15−1へ励起
光を供給するための励起電力を一定に動作させること
で、光モニタ52及びMCU47により、希土類ドープ
ファイバ15−1に入力する入力信号光の信号レベルを
モニタすることができる。
【0128】従って、励起部26により励起電力一定動
作せしめられた希土類ドープファイバ15−1におい
て、モニタし易いレベルまで信号光を増幅することによ
り、光モニタ52及びMCU47では希土類ドープファ
イバ15−1の入力を高感度にモニタすることができる
利点がある。 (b2)第2実施例の第2の変形例の説明 図27は本発明の第2実施例の第2の変形例を説明する
ための機能ブロック図であり、この図27に示す光モニ
タ機能付き光増幅装置においては、前述の第1の変形例
におけるもの(図26参照)に比して、n段にタンデム
接続された複数の希土類ドープファイバ15−1〜15
−nをそなえるとともに、n段の希土類ドープファイバ
15−1〜15−nをそれぞれ利得一定制御を行なう励
起部26−1〜26−nをそなえている点が異なり、そ
の他の構成については、基本的に同様である。
【0129】即ち、光モニタ52は、入力信号光を希土
類ドープファイバ15−1〜15−nにおいて増幅され
た信号を光フィルタ30を介して入力され、入力された
信号光について電気信号に変換してモニタするものであ
る。また、MCU47の入出力部47aでは、光モニタ
52からの光信号を入力され、記憶部48に記憶されて
いる希土類ドープファイバ15−1への入力信号光と、
希土類ドープファイバ15−nから出力される信号光と
の関係に基づいて、希土類ドープファイバ15−1への
光入力値を求め、入力モニタ信号として出力するように
なっている。
【0130】なお、全ての希土類ドープファイバ15−
1〜15−nは、運用中においては常時励起電力一定で
動作するようになっている。このような構成により、本
変形例においても、励起部26−1〜26−nにより、
希土類ドープファイバ15−1〜15−nに対する励起
電力を一定に動作させることで、MCU47において
は、希土類ドープファイバ15−1に入力する入力信号
光の信号レベルPi をモニタすることができる。
【0131】従って、励起部26−1〜26−nにより
励起電力一定動作せしめられた希土類ドープファイバ1
5−1〜15−nにおいて、モニタし易いレベルまで信
号光を増幅することにより、MCU47では希土類ドー
プファイバ15−1の入力を高感度にモニタすることが
できる利点がある。 (b3)第2実施例の第3の変形例の説明 図28は本発明の第2実施例の第3の変形例を説明する
ための機能ブロック図であるが、この図28に示す光モ
ニタ機能付き光増幅装置においては、前述の第2の変形
例におけるもの(図19参照)に比して、n段にタンデ
ム接続された複数の希土類ドープファイバ15−1〜1
5−n毎の出力信号光あるいは希土類ドープファイバ1
5−1〜15−nの内から一部(例えば、希土類ドープ
ファイバ15−2,15−n)の出力信号光から入力信
号光をモニタするために、光カプラ18−1〜18−n
(あるいは光カプラ18−2,18−n),光フィルタ
30−1〜30−n(あるいは光フィルタ30−2,3
0−n),光モニタ52−1〜52−n(あるいは光モ
ニタ52−2,52−n),MCU47及び記憶部48
をそなえている点が異なり、それ以外の構成については
基本的に同様である。
【0132】なお、各々の光カプラ18−1〜18−
n,光フィルタ30−1〜30−n,及び光モニタ52
−1〜52−nは、それぞれ、前述の第2の変形例にお
けるもの(符号18,30,31,32,52参照)と
同様の機能を有するものである。また、本変形例にかか
る光モニタ機能付き光増幅装置においても、希土類ドー
プファイバ15−1〜15−nは、励起部26−1〜2
6−nにより、正常運用中は常に励起電力一定で動作す
るようになっている。
【0133】また、記憶部48は、励起電力一定という
条件下においての、希土類ドープファイバ15−1〜1
5−nからの出力信号光に対する希土類ドープファイバ
15−1への光入力値の関係を記憶するものである。と
ころで、正常運用中は常時利得一定動作している希土類
ドープファイバ15−1〜15−nのうち、それぞれの
出力信号光から入力信号光をモニタするための光モニタ
52−1〜52−nにおいて、例えば2つの入力モニタ
52−2,52−nを併用して、希土類ドープファイバ
15−1への入力信号光をモニタするようになってい
る。従って、この場合は光カプラ18−2,18−n,
光フィルタ30−2,30−n及び光モニタ52−2,
52−n以外の光カプラ,光フィルタ及び光モニタを省
略することができる。
【0134】即ち、MCU47は、希土類ドープファイ
バ15−2の出力側に設けられた光モニタ52−2から
のモニタ信号と、希土類ドープファイバ15−nの出力
側に設けられた光モニタ52−nからのモニタ信号とを
入力され、入力信号光のレベル(光入力パワー)が予め
設定された所定値よりも大きい場合には、光モニタ52
−2からのモニタ信号に基づいて、記憶部48を参照し
て得られた入力信号光をモニタする一方、入力信号光の
レベル(光入力パワー)が予め設定された所定値以下の
場合には、光モニタ52−nからのモニタ信号に基づい
て、記憶部48を参照して得られた入力信号光をモニタ
するようになっている。
【0135】これにより、励起部26−1〜26−nに
おいて、希土類ドープファイバ15−1〜15−nを励
起電力一定動作させることで、MCU47では、入力信
号光のレベルに応じて、光モニタ52−2か又は光モニ
タ52−nのいずれかのモニタ信号及び記憶部48に記
憶されている関係に基づいて、希土類ドープファイバ1
5−1への光入力値をモニタすることができる。
【0136】また、図21においては、励起部26−1
〜26−n,光フィルタ30−1〜30−n及び割算回
路32−1〜32−nについては図示を省略されてい
る。なお、図20においては、光フィルタ30−2〜3
0−(n−1)及び入力モニタ42−2〜42−(n−
1)については、図示を省略しているが、実際に、これ
らを省略して実現することもできる。
【0137】このような構成により、希土類ドープファ
イバ15−1に入力された信号光は、希土類ドープファ
イバ15−1,15−2にて励起電力一定で増幅され
て、光カプラ18−2,光フィルタ30−2を介して光
モニタ52−2に入力され、光モニタ52−2では、希
土類ドープファイバ15−2からの信号光を電気信号に
変換して出力モニタ信号として出力される。
【0138】さらに、希土類ドープファイバ15−nか
らの信号光は、光カプラ18−n及び光フィルタ30−
nを介して光モニタ52−nに入力され、光モニタ52
−nでは、希土類ドープファイバ15−nからの信号光
を電気信号に変換して出力モニタ信号として出力され
る。MCU47では、希土類ドープファイバ15−2の
出力側に設けられた光モニタ52−2からのモニタ信号
と、希土類ドープファイバ15−nの出力側に設けられ
た光モニタ52−nからのモニタ信号とを入出力部47
aにて入力される。
【0139】ここで、入力信号光のレベル(光入力パワ
ー)が予め設定された所定値よりも大きい場合には、光
モニタ52−2からのモニタ信号に基づいて、記憶部4
8を参照して得られた入力信号光をモニタする一方、入
力信号光のレベル(光入力パワー)が予め設定された所
定値以下の場合には、光モニタ52−nからのモニタ信
号に基づいて、記憶部48を参照して得られた入力信号
光をモニタする。
【0140】従って、本変形例においても、励起部26
−1〜26−nにより利得一定動作せしめられた希土類
ドープファイバ15−1−1〜15−nにおいて、モニ
タし易いレベルまで信号光を増幅することにより、MC
U47において希土類ドープファイバ15−1の入力を
高感度にモニタすることができるほか、入力信号光につ
いての広い入力レンジのモニタを良好に行なうことがで
きる利点がある。
【0141】なお、上述の本変形例においては、入力モ
ニタ52−2,52−nの2つを併用することにより、
入力信号光のモニタを行なっているが、本発明によれば
これに限定されず、入力モニタ52−1〜52−nのう
ちの少なくとも2つ以上の任意のモニタを併用しても、
上述の場合と同様の利点が得られる。この場合において
は、MCU47では、併用するモニタを、希土類ドープ
ファイバ15−1側の入力モニタ、即ち入力信号につい
ての増幅率が小さい信号光を入力される入力モニタの側
から、順に高レベルの入力信号光をモニタするように設
定することができる。
【0142】また、上述の本変形例においては、励起部
26−1〜26−nにより、希土類ドープファイバ15
−1〜15−nを励起電力一定で動作させて、入力モニ
タ52−2,52−nにおいて入力信号光の光入力値を
モニタしているが、これに限定されず、初段から何段か
の希土類ドープファイバのみを正常運用中は常に利得一
定で動作させておいて、利得一定で動作せしめられてい
る希土類ドープファイバに該当する入力モニタのうちの
少なくとも2つを併用しても、上述の場合と同様の利点
が得られる。従って、結果的に利得一定動作と励起電力
一定動作を混在させることも可能である。
【0143】(b4)第2実施例の第4の変形例の説明 図29は本発明の第2実施例の第4の変形例を説明する
ための機能ブロック図であり、この図29に示す光モニ
タ機能付き光増幅装置においては、前述の第1の変形例
におけるもの(図26参照)に比して、光カプラ22,
光フィルタ45,光モニタ35及び出力一定制御回路4
6をそなえている点が異なり、その他の構成について
は、基本的に同様である。
【0144】ここで、光カプラ22は、希土類ドープフ
ァイバ15−2から出力された信号光の一部を分岐する
ものであり、光フィルタ45は光カプラ22にて分岐さ
れた信号光についてフィルタ処理を施すものであり、光
モニタ(他の光モニタ)35は光フィルタ45からの信
号光を電気信号に変換するものである。また、出力一定
制御回路(出力一定制御部)46は、希土類ドープファ
イバ15−2から出力された光信号に基づいて、励起部
34に対して制御信号を出力することにより、光カプラ
22の出力を一定に制御するものである。
【0145】このような構成により、本変形例において
も、励起部26により、希土類ドープファイバ15−1
の利得を一定に動作させることで、入力モニタ42にお
いては、希土類ドープファイバ15−1に入力する入力
信号光の信号レベル(光入力値)をモニタすることがで
きる。また、出力一定制御回路46では、希土類ドープ
ファイバ15−2から出力された光信号に基づいて、励
起部34に対して制御信号を出力することにより、光カ
プラ22の出力を一定に制御し、これにより、装置出力
を安定的に出力している。
【0146】従って、励起部26により励起電力一定で
動作せしめられた希土類ドープファイバ15−1におい
て、モニタし易いレベルまで信号光を増幅することによ
り、MCU47では希土類ドープファイバ15−1の入
力を高感度にモニタすることができる利点があるほか、
出力一定制御回路46による制御で、装置出力を安定的
に出力することができる利点もある。
【0147】また、上述の第2実施例の第4の変形例に
おいては、出力一定制御回路46は励起部34を制御し
ているが、これに限定されず、例えば特願平4−445
44号の光増幅器制御システムに記載されているよう
に、出力一定制御回路46は可変減衰器を制御しても良
い。 (b5)第2実施例の第5の変形例の説明 図30は本発明の第2実施例の第5の変形例を説明する
ための機能ブロック図であり、この図30に示す光モニ
タ機能付き光増幅装置においては、前述の第2実施例に
おけるもの(図24,図25参照)に比して、光フィル
タ45,出力一定制御回路46及び光フィルタ35をそ
なえている点が異なり、その他の構成については、基本
的に同様である。
【0148】ここで、光フィルタ45は希土類ドープフ
ァイバ15−2からの信号を光カプラ22にて分岐され
て入力されて、入力された光信号にフィルタ処理を施す
ものであり、光フィルタ(第3光フィルタ)35は、光
フィルタ45からの信号光を電気信号に変換してモニタ
するものである。出力一定制御回路(出力一定制御部)
46は、光フィルタ35からの信号光に基づいて、励起
部34に対して制御信号を出力することにより、光カプ
ラ22の出力を一定に制御するものである。
【0149】なお、この図29に示すものにおいても、
前述の図24に示す光アイソレータ13,16,20,
光多重化器14,19及び励起光阻止用フィルタ17,
21の図示は省略されている。このような構成により、
本変形例においても、励起部26により希土類ドープフ
ァイバ15−1を励起電力一定で動作させている。
【0150】また、第1光モニタ50では、光フィルタ
23からの入力光を電気信号に変換してモニタ信号をM
CU47の入出力部47aに対して出力し、第2光モニ
タ51では、希土類ドープファイバ15−1からの光出
力を電気信号に変換し、出力モニタ信号として入出力部
47aに対して出力する。MCU47では、光入力値に
応じて、希土類ドープファイバ15−1への光入力パワ
ーが所定値よりも大きい場合に、第1光モニタ50にお
いて、希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモ
ニタする一方、所定値以下である場合は、MCU47に
おいて、第2光モニタ51の出力と記憶部48で記憶さ
れている関係とから希土類ドープファイバ15−1への
光入力値をモニタする。
【0151】また、出力一定制御回路46では、希土類
ドープファイバ15−2から出力された光信号のレベル
に基づいて、励起部34に対して制御信号を出力するこ
とにより、希土類ドープファイバ15−2の出力を一定
に制御し、これにより、装置出力を安定的に出力してい
る。従って、励起部26により励起電力一定で動作せし
められた希土類ドープファイバ15−1において、モニ
タし易いレベルまで信号光を増幅することにより、MC
U47では希土類ドープファイバ15−1の入力を高感
度にモニタすることができる利点がある。
【0152】また、第1光モニタ50及び第2光モニタ
51を併用することにより、入力信号光についての広い
入力レンジのモニタを行なうことができる利点があるほ
か、出力一定制御回路46による制御で、装置出力を安
定的に出力することができる利点もある。なお、上述の
本変形例においては、光カプラ12と第1光モニタ50
との間に光フィルタ23を設けているが、これに限定さ
れず、この光フィルタ23を省略してもよい。
【0153】また、上述の第2実施例の第5の変形例に
おいては、出力一定制御回路46は励起部34を制御し
ているが、これに限定されず、例えば特願平4−445
44号の光増幅器制御システムに記載されているよう
に、出力一定制御回路46は可変減衰器を制御しても良
い。 (c)第3実施例の説明 図31は本発明の第3実施例にかかる光モニタ機能付き
光増幅装置を示すブロック図であり、この図31に示す
光モニタ機能付き光増幅装置は、前述の第1実施例の第
6の変形例におけるものと同様の機能を有する希土類ド
ープファイバ15−1〜15−(n−1),励起部26
−1〜26−(n−1),光カプラ18−1〜18−
n,光フィルタ30−1〜30−n及び入力モニタ42
−1〜42−nをそなえている(図21参照)。
【0154】また、53は上述の希土類ドープファイバ
15−1〜15−(n−1)からの信号を光カプラ18
−(n−1)を介して入力され、励起部54からの励起
光に基づいて、入力された光信号を増幅して後段の希土
類ドープファイバ15−nに対して出力するものであ
る。なお、希土類ドープファイバ15−nは、希土類ド
ープファイバ53からの信号光を入力され、正常運用時
はこの信号光について、励起部26−nからの励起光に
基づいて光増幅を行なうものである。
【0155】また、55は制御部であり、この制御部5
5は、入力モニタ42−(n−1)からの出力に基づ
き、希土類ドープファイバ53で光信号が遅延されてい
る間に、入力モニタ42−(n−1)で出力信号がモニ
タされている希土類ドープファイバ15−(n−1)よ
りも後段の希土類ドープファイバ15−nの動作制御
を、例えば励起部26−nに対して励起光ON/OFF
制御等により行なうものである。
【0156】なお、図31においては、光カプラ18−
1〜18−(n−2),18−n,及び入力モニタ42
−1〜42−(n−2),42−nについては、図示を
省略しているが、実際に、これらを省略して実現するこ
ともできる。上述の構成により、本発明の第3実施例に
かかる光モニタ機能付き光増幅装置は、正常運用時は、
前述の第1実施例の第6の変形例の場合と同様に、希土
類ドープファイバ15−1に入力された信号光は、希土
類ドープファイバ15−1〜15−(n−1)におい
て、それぞれの励起部26−1〜26−(n−1)によ
り、利得一定で増幅される。また、希土類ドープファイ
バ53も励起部54により光増幅が行なわれる。
【0157】希土類ドープファイバ15−(n−1)か
ら出力された信号光については、光カプラ18−(n−
1)及び光フィルタ30−(n−1)を介して入力モニ
タ42に入力されて、この入力された信号光と、希土類
ドープファイバ15−1〜15−(n−1)の利得とに
基づいて、希土類ドープファイバ15−1への光入力値
を算出してモニタする。
【0158】また、制御部55では、入力モニタ42か
らの、希土類ドープファイバ15−1への光入力値に基
づいて、例えば図32のフローチャートに示すようにフ
ィードフォワード制御が行なわれる。即ち、入力モニタ
42からの入力モニタ信号が、入力レベルが低下した
り、入力信号光が光サージを誘発するようなもの等、異
常入力波形を検出された場合は(ステップA1)、希土
類ドープファイバ53により信号光が光遅延されている
間に(希土類ドープファイバ53で増幅されるされない
にかかわらず、ファイバ長に応じて光遅延される)、励
起部26−nに対して励起OFF信号を出力することに
より、希土類ドープファイバ15−nの停止制御を行な
う(ステップA2)。
【0159】具体的には、100m程度のファイバ長の
希土類ドープファイバでは、0.5μs程度の光遅延が
可能である。このように、本発明の第3実施例にかかる
光モニタ機能付き光増幅装置によれば、制御部55によ
り、入力モニタ42からの入力モニタ信号に基づき、希
土類ドープファイバ53にて光信号が遅延されている間
に、希土類ドープファイバ15−(n−1)よりも後段
の希土類ドープファイバ15−nの動作を制御すること
ができるので、例えば光サージを誘発するような異常の
光波形の信号が入力する際にも、希土類ドープファイバ
15−nの増幅率を低減することにより、光部品を保全
することができる利点がある。
【0160】また、励起部26−1〜26−(n−1)
により利得一定動作せしめられた希土類ドープファイバ
15−1〜15−(n−1)において、モニタし易いレ
ベルまで信号光を増幅することにより、入力モニタ42
において希土類ドープファイバ15−1の光入力値を高
感度にモニタすることができる利点もある。 (c1)第3実施例の第1の変形例の説明 図33は本発明の第3実施例の第1の変形例にかかる光
モニタ機能付き光増幅装置を示すブロック図であり、こ
の図33に示すものは、前述の第3実施例におけるもの
に比して、励起部26−1〜26−(n−1)により、
希土類ドープファイバ15−1〜15−(n−1)を利
得一定動作させずに、励起電力一定動作するようになっ
ている点が異なる。
【0161】なお、希土類ドープファイバ18−1〜1
8−n,53及び励起部54は、前述の第3実施例と同
様の機能を有しており、光モニタ52−1〜52−n
は、前述の第2実施例の第3の変形例と同様の機能を有
している。ここで、47はMCUであり、このMCU4
7は、光モニタ52−1〜52−nからの光信号を入出
力部47aで入力され、記憶部48に記憶されている希
土類ドープファイバ15−1への入力信号光と、希土類
ドープファイバ15−(n−1)から出力される信号光
との関係に基づいて、希土類ドープファイバ15−1へ
の光入力値を求め、入力モニタ信号として出力するもの
である。
【0162】また、MCU47は、入力モニタ52−
(n−1)からの出力に基づき、希土類ドープファイバ
53で光信号が遅延されている間に、希土類ドープファ
イバ15−(n−1)よりも後段の希土類ドープファイ
バ15−nの動作制御を、例えば励起部26−nに対し
て励起光ON/OFF制御等により行なう制御部として
の機能を有している。
【0163】なお、図31においては、光カプラ18−
1〜18−(n−2),18−n,及び入力モニタ42
−1〜42−(n−2),42−nについては、図示を
省略しているが、実際に、これらを省略して実現するこ
ともできる。上述の構成により、本発明の第3実施例の
第1の変形例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置は、
正常運用時は、希土類ドープファイバ15−1に入力さ
れた信号光は、希土類ドープファイバ15−1〜15−
(n−1)において、それぞれの励起部26−1〜26
−(n−1)により、励起電力一定で増幅される。
【0164】希土類ドープファイバ15−(n−1)か
ら出力された信号光については、光カプラ18−(n−
1)を介して光モニタ52に入力されてモニタされる。
MCU47では、光モニタ52からの出力モニタ信号を
入力され、記憶部48に記憶されている関係に基づい
て、希土類ドープファイバ15−1への光入力値をモニ
タする一方、その光入力値に基づいて、例えば図32の
フローチャートに示すようにフィードフォワード制御が
行なわれる。
【0165】即ち、入力モニタ信号が、入力レベルが低
下したり、入力信号光が光サージを誘発するようなもの
等、異常入力波形を検出された場合は(ステップA
1)、希土類ドープファイバ53により信号光が光遅延
されている間に、励起部26−nに対して励起OFF信
号を出力することにより、希土類ドープファイバ15−
nの停止制御を行なう(ステップA2)。
【0166】このように、本発明の第3実施例の第1の
変形例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置によれば、
MCU47により、入力モニタ信号に基づき、希土類ド
ープファイバ53にて光信号が遅延されている間に、希
土類ドープファイバ15−nの動作を制御することがで
きるので、例えば光サージを誘発するような異常の光波
形の信号が入力する際にも光部品を保全することができ
る利点がある。
【0167】また、励起部26−1〜26−(n−1)
により利得一定動作せしめられた希土類ドープファイバ
15−1〜15−(n−1)において、モニタし易いレ
ベルまで信号光を増幅することにより、MCU47にお
いて希土類ドープファイバ15−1の光入力値を高感度
にモニタすることができる利点もある。 (c2)第3実施例の第2の変形例の説明 図34は本発明の第3実施例の第2の変形例にかかる光
モニタ機能付き光増幅装置を示すブロック図であり、こ
の図35に示すものは、前述の第3実施例の第1の変形
例におけるものに比して、希土類ドープファイバ15−
1〜15−(n−1)が、励起部26−1〜26−(n
−1)により、利得一定動作か又は励起一定のいずれか
で動作されるようになっている点が異なり、それ以外の
構成については同様である。
【0168】即ち、入力信号を、前述の図19に示す利
得一定範囲にあるもののみを入力すれば、利得一定動作
させることもでき、結果的に、希土類ドープファイバ1
5−1〜15−(n−1)では励起電力一定動作と利得
一定動作とを混在させて光増幅を行なうことができるの
である。なお、この場合においては、希土類ドープファ
イバ15−1は利得一定動作し、希土類ドープファイバ
15−(n−1)は励起電力一定動作するものとする。
【0169】このような構成により、本発明の第3実施
例の第2の変形例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置
においても、MCU47では、光モニタ52からの出力
モニタ信号を入力され、記憶部48に記憶されている関
係に基づいて、希土類ドープファイバ15−1への光入
力値をモニタする一方、その光入力値に基づいて、例え
ば図32のフローチャートに示すようにフィードフォワ
ード制御が行なわれる。
【0170】即ち、入力モニタ信号が、入力レベルが低
下したり、入力信号光が光サージを誘発するようなもの
等、異常入力波形を検出された場合は(ステップA
1)、希土類ドープファイバ53により信号光が光遅延
されている間に、励起部26−nに対して励起OFF信
号を出力することにより、希土類ドープファイバ15−
nの停止制御を行なう(ステップA2)。
【0171】このように、本発明の第3実施例の第2の
変形例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置において
も、MCU47により、入力モニタ信号に基づき、希土
類ドープファイバ53にて光信号が遅延されている間
に、希土類ドープファイバ15−nの動作を制御するこ
とができるほか、希土類ドープファイバ15−1〜15
−(n−1)において、モニタし易いレベルまで信号光
を増幅することができるので、前述の第3実施例の第1
の変形例と同様の利点が得られる。
【0172】(c3)第3実施例の第3の変形例の説明 図35は本発明の第3実施例の第3の変形例にかかる光
モニタ機能付き光増幅装置を示すブロック図である。こ
こで、この図37に示すものにおいては、前述の第2実
施例におけるもの(図24参照)と同様の機能を有する
光カプラ12,光フィルタ23及び第1光モニタ50を
そなえている。
【0173】また、励起部15−2により励起されて入
力信号光を増幅する希土類ドープファイバ15−1の入
力側に、前述の第3実施例におけるものと同様の機能を
有する希土類ドープファイバ53及び励起部54をそな
えている。さらに、第1光モニタ50からの出力に基づ
き、希土類ドープファイバ53で光信号が遅延されてい
る間に、希土類ドープファイバ15−1の動作制御を、
励起部26−nに対して励起光ON/OFF制御等によ
り行なうものである。
【0174】このような構成により、本変形例において
は、第1光モニタ50において、希土類ドープファイバ
15−1に入力される入力信号光をモニタし、この入力
モニタ信号に基づいて、例えば図36のフローチャート
に示すようなフィードフォワード制御が行なわれる。即
ち、入力モニタ信号が、入力レベルが低下したり、入力
信号光が光サージを誘発するようなもの等、異常入力波
形を検出された場合は(ステップB1)、希土類ドープ
ファイバ53により信号光が光遅延されている間に、励
起部26−1に対して励起OFF信号を出力することに
より、希土類ドープファイバ15−1の停止制御を行な
う(ステップB2)。
【0175】このように、本発明の第3実施例の第3の
変形例にかかる光モニタ機能付き光増幅装置において
も、制御部55により、入力モニタ信号に基づき、希土
類ドープファイバ53にて光信号が遅延されている間
に、希土類ドープファイバ15−1の動作を制御するこ
とができるので、例えば光サージを誘発するような異常
の光波形の信号が入力する際にも光部品を保全すること
ができる利点がある。
【0176】(d)その他 なお、上述の各実施例では、入力信号光を増幅する光増
幅媒体として、希土類ドープファイバを用いているが、
本発明によればこれに限定されず、希土類ドープファイ
バ以外の光増幅媒体を用いてもよい。さらに、光増幅媒
体として、希土類ドープファイバ又は希土類ドープファ
イバ以外の光増幅媒体を用いた場合においては、当該光
増幅媒体の励起手法として、励起光源としてのレーザダ
イオードを用いる手法のほかに、例えば電流注入等、他
の励起手法を用いても何ら差し支えない。
【0177】また、上述の本実施例においては、光信号
を電気信号に変換する光電変換部としてフォトダイオー
ドを用いているが、本発明によればこれに限定されず、
他の光電変換を行なう手法を用いても何ら差し支えな
い。
【0178】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項
1,2記載の本発明のよれば、利得一定動作部によって
利得一定動作せしめられている光増幅部の出力側に設け
られた光モニタにより、モニタし易いレベルまで入力信
号光を増幅することができるので、光入力値を高感度に
モニタすることができる利点がある。
【0179】また、請求項3記載の本発明によれば、第
1光モニタと第2光モニタとをそなえることにより、入
力信号光についての広い入力レンジのモニタを行なうこ
とができる利点がある。さらに、請求項4,10記載の
本発明によれば、出力一定制御部により、第2光モニタ
で受光される光電力を一定に制御することができるの
で、光カプラの出力である装置出力を安定的に出力する
ことができる利点もある。
【0180】また、請求項5記載の本発明によれば、第
1光モニタと第2光モニタとをそなえるとともに、出力
一定制御部により、第2光増幅部の出力を一定に制御す
ることができるので、装置出力を安定的に出力しなが
ら、入力信号光についての広い入力レンジのモニタを行
なうことができる利点がある。さらに、請求項6,12
記載の本発明によれば、制御部により、光モニタの出力
に基づき、光モニタされている光増幅部のよりも後段の
光増幅部の動作を制御することができるので、例えば光
サージを誘発するような異常の光波形の信号が入力する
際にも光部品を保全することができる利点がある。
【0181】また請求項7,8記載の本発明のよれば、
励起電力一定動作部によって励起電力一定動作せしめら
れている光増幅部の出力側に設けられた光モニタによ
り、モニタし易いレベルまで入力信号光を増幅すること
ができるので、光入力値を高感度にモニタすることがで
きる利点がある。また、請求項9記載の本発明によれ
ば、第1光モニタ,第2光モニタ及び入力光モニタをそ
なえることにより、入力信号光についての広い入力レン
ジのモニタを行なうことができる利点がある。
【0182】また、請求項11記載の本発明によれば、
第1光モニタ,第2光モニタ及び入力光モニタをそなえ
るとともに、出力一定制御部により、第2光増幅部の出
力を一定に制御することができるので、装置出力を安定
的に出力しながら、入力信号光についての広い入力レン
ジのモニタを行なうことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の原理ブロック図である。
【図2】第2の発明の原理ブロック図である。
【図3】第3の発明の原理ブロック図である。
【図4】第4の発明の原理ブロック図である。
【図5】第5の発明の原理ブロック図である。
【図6】第6の発明の原理ブロック図である。
【図7】第7の発明の原理ブロック図である。
【図8】第8の発明の原理ブロック図である。
【図9】第9の発明の原理ブロック図である。
【図10】第10の発明の原理ブロック図である。
【図11】本発明の第1実施例にかかる光モニタ機能付
き光増幅装置を示すブロック図である。
【図12】本発明の第1実施例を示す機能ブロック図で
ある。
【図13】本発明の第1実施例を説明するための図であ
る。
【図14】(a),(b)は本発明の第1実施例を説明
するための図である。
【図15】本発明の第1実施例の第1の変形例を示す機
能ブロック図である。
【図16】本発明の第1実施例の第2の変形例を示す機
能ブロック図である。
【図17】本発明の第1実施例の第3の変形例を示す機
能ブロック図である。
【図18】本発明の第1実施例の第4の変形例を示す機
能ブロック図である。
【図19】本発明の第1実施例の第5の変形例を示す機
能ブロック図である。
【図20】本発明の第1実施例の第6の変形例を示す機
能ブロック図である。
【図21】本発明の第1実施例の第6の変形例を示す機
能ブロック図である。
【図22】本発明の第1実施例の第7の変形例を説明す
るための図である。
【図23】本発明の第1実施例の第8の変形例を示す機
能ブロック図である。
【図24】本発明の第2実施例にかかる光モニタ機能付
き光増幅装置を示すブロック図である。
【図25】本発明の第2実施例を示す機能ブロック図で
ある。
【図26】本発明の第2実施例の第1の変形例を示す機
能ブロック図である。
【図27】本発明の第2実施例の第2の変形例を示す機
能ブロック図である。
【図28】本発明の第2実施例の第3の変形例を示す機
能ブロック図である。
【図29】本発明の第2実施例の第4の変形例を示す機
能ブロック図である。
【図30】本発明の第2実施例の第5の変形例を示す機
能ブロック図である。
【図31】本発明の第3実施例にかかる光モニタ機能付
き光増幅装置を示すブロック図である。
【図32】本発明の第3実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
【図33】本発明の第3実施例における第1の変形例を
示す機能ブロック図である。
【図34】本発明の第3実施例における第2の変形例を
示す機能ブロック図である。
【図35】本発明の第3実施例における第3の変形例を
示す機能ブロック図である。
【図36】本発明の第3実施例における第3の変形例の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図37】一般的な光モニタ機能付き光増幅器を示す図
である。
【符号の説明】
1,1a,1b 光増幅部 1−1 第1光増幅部 1−2 第2光増幅部 2 利得一定動作部 3,3a,3b 光モニタ 3−1 第1光モニタ 3−2 第2光モニタ 3−3 第3光モニタ 4,4−1〜4−3 分岐部 5 出力一定制御部 6 励起部 7 制御部 8 励起電力一定動作部 9 入力光モニタ部 10 記憶部 11 制御部 12 光カプラ 13 光アイソレータ 14 光多重化器 15−1〜15−n 希土類ドープファイバ(光ファイ
バ) 16 光アイソレータ 17 励起光阻止用フィルタ 18,18−1〜18−n 光カプラ 19 光多重化器 20 光アイソレータ 21 励起光阻止用フィルタ 22 光カプラ 23 光フィルタ 24 高レベル用モニタ(第1光モニタ) 26,26a,26−1〜26−n 励起部(利得一定
動作部) 27 レーザダイオード 28 バックパワーモニタ回路 29 APC回路 30,30−1〜30−n 光フィルタ 31,31−1〜31−n 光電変換部(フォトダイオ
ード) 32,32−1〜32−n 割算回路 33 低レベル用モニタ(第2光モニタ) 34 励起部 35 光モニタ(第3光モニタ) 37,38 利得一定範囲 39 SE光モニタ 40 AGC回路 41 レーザダイオード 42,42−1〜42−n 入力モニタ 43,44 光多重化器 45 光フィルタ 46 出力一定制御回路 47 MCU(入力光モニタ部,制御部) 47a 入出力部 48 記憶部 50 第1光モニタ 51 第2光フィルタ 52 光モニタ 53 希土類ドープファイバ 54 励起部 55 制御部 201 光カプラ 202 合波器 203 エルビウムドープファイバ 204 励起光阻止フィルタ 205 光カプラ 206 フォトダイオード 207 レーザダイオード 208 フォトダイオード 209 制御回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光増幅部の出力側に光モニタを設け、 該光増幅部を利得一定動作させることにより、該光モニ
    タで該光増幅部への光入力値をモニタすることを特徴と
    する、光増幅装置の光モニタ方法。
  2. 【請求項2】 光増幅部と、 該光増幅部に利得一定動作をさせる利得一定動作部と、 該利得一定動作部によって利得一定動作せしめられてい
    る該光増幅部の出力側に設けられて該光増幅部への光入
    力値をモニタする光モニタとをそなえて構成されたこと
    を特徴とする、光モニタ機能付き光増幅装置。
  3. 【請求項3】 光増幅部と、 該光増幅部に利得一定動作をさせる利得一定動作部と、 該光増幅部の入力側に設けられて、該光増幅部への光入
    力パワーが所定値よりも大きい場合に、該光増幅部への
    光入力値をモニタする第1光モニタと、 該利得一定動作部によって利得一定動作せしめられてい
    る該光増幅部の出力側に設けられて、該光増幅部への光
    入力パワーが所定値以下の場合に、該光増幅部への光入
    力値をモニタする第2光モニタとをそなえて構成された
    ことを特徴とする、光モニタ機能付き光増幅装置。
  4. 【請求項4】 第1光増幅部と、 該第1光増幅部の後段側に設けられる第2光増幅部と、 該第1光増幅部に利得一定動作をさせる利得一定動作部
    と、 該利得一定動作部によって利得一定動作せしめられてい
    る該第1光増幅部の出力側に設けられて該第1光増幅部
    への光入力値をモニタする光モニタと、 該第2光増幅部の出力側に設けられて該第2光増幅部へ
    の光出力値をモニタする他の光モニタと、 該他の光モニタの出力に基づいて該第2光増幅部の出力
    を一定に制御する出力一定制御部とをそなえて構成され
    たことを特徴とする、光モニタ機能付き光増幅装置。
  5. 【請求項5】 第1光増幅部と、 該第1光増幅部の後段側に設けられる第2光増幅部と、 該第1光増幅部に利得一定動作をさせる利得一定動作部
    と、 該第1光増幅部の入力側に設けられて、該第1光増幅部
    への光入力パワーが所定値よりも大きい場合に、該第1
    光増幅部への光入力値をモニタする第1光モニタと、 該利得一定動作部によって利得一定動作せしめられてい
    る該第1光増幅部の出力側に設けられて、該第1光増幅
    部への光入力パワーが所定値以下の場合に、該第1光増
    幅部への光入力値をモニタする第2光モニタと、 該第2光増幅部の出力側に設けられて該第2光増幅部へ
    の光出力値をモニタする第3光モニタと、 該第3光モニタの出力に基づいて該第2光増幅部の出力
    を一定に制御する出力一定制御部とをそなえて構成され
    たことを特徴とする、光モニタ機能付き光増幅装置。
  6. 【請求項6】 タンデム接続された複数の光増幅部と、 該光増幅部のうち初段を含む一部の光増幅部の利得一定
    動作をさせる利得一定動作部と、 該利得一定動作部によって利得一定動作せしめられてい
    る該光増幅部の出力側に設けられて該光増幅部への光入
    力値をモニタする光モニタと、 該光モニタの出力に基づき、該光モニタでモニタされて
    いる該光増幅部よりも後段の光増幅部の動作を制御する
    制御部とをそなえて構成されたことを特徴とする、光モ
    ニタ機能付き光増幅装置。
  7. 【請求項7】 光増幅部の出力側に光モニタを設けると
    ともに、該光増幅部への入力と該光モニタからの出力と
    の関係を記憶する記憶部を設け、 該光増幅部を励起電力一定動作させることにより、該光
    モニタの出力と、該記憶部で記憶されている該関係とか
    ら、該光増幅部への光入力値をモニタすることを特徴と
    する、光増幅装置の光モニタ方法。
  8. 【請求項8】 光増幅部と、 該光増幅部に励起電力一定動作をさせる励起電力一定動
    作部と、 該励起電力一定動作部によって励起電力一定動作せしめ
    られている該光増幅部の出力側に設けられて該光増幅部
    からの光出力をモニタする光モニタと、 該光増幅部への入力と該光モニタからの出力との関係を
    記憶する記憶部と、 該光モニタの出力と該記憶部で記憶されている該関係と
    から該光増幅部への光入力値をモニタする入力光モニタ
    部とをそなえて構成されたことを特徴とする、光モニタ
    機能付き光増幅装置。
  9. 【請求項9】 光増幅部と、 該光増幅部に励起電力一定動作をさせる励起電力一定動
    作部と、 該光増幅部の入力側に設けられて、該光増幅部への光入
    力パワーが所定値よりも大きい場合に、該光増幅部への
    光入力をモニタする第1光モニタと、 該励起電力一定動作部によって励起電力一定動作せしめ
    られている該光増幅部の出力側に設けられて、該光増幅
    部からの光出力をモニタする第2光モニタと、 該光増幅部への入力と該第2光モニタからの出力との関
    係を記憶する記憶部と、 該光増幅部への光入力パワーが所定値以下の場合に、該
    第2光モニタの出力と該記憶部で記憶されている該関係
    とから該光増幅部への光入力値をモニタする入力光モニ
    タ部とをそなえて構成されたことを特徴とする、光モニ
    タ機能付き光増幅装置。
  10. 【請求項10】 第1光増幅部と、 該第1光増幅部の後段側に設けられる第2光増幅部と、 該第1光増幅部に励起電力一定動作をさせる励起電力一
    定動作部と、 該励起電力一定動作部によって励起電力一定動作せしめ
    られている該第1光増幅部の出力側に設けられて該第1
    光増幅部からの光出力をモニタする光モニタと、 該第1光増幅部への入力と該光モニタからの出力との関
    係を記憶する記憶部と、 該光モニタの出力と該記憶部で記憶されている該関係と
    から該第1光増幅部への光入力値をモニタする入力光モ
    ニタ部と、 該第2光増幅部の出力側に設けられて該第2光増幅部へ
    の光出力値をモニタする他の光モニタと、 該他の光モニタの出力に基づいて該第2光増幅部の出力
    を一定に制御する出力一定制御部とをそなえて構成され
    たことを特徴とする、光モニタ機能付き光増幅装置。
  11. 【請求項11】 第1光増幅部と、 該第1光増幅部の後段側に設けられる第2光増幅部と、 該第1光増幅部に励起電力一定動作をさせる励起電力一
    定動作部と、 該第1光増幅部の入力側に設けられて、該第1光増幅部
    への光入力パワーが所定値よりも大きい場合に、該第1
    光増幅部への光入力値をモニタする第1光モニタと、 該励起電力一定動作部によって励起電力一定動作せしめ
    られている該第1光増幅部の出力側に設けられて、該第
    1光増幅部からの光出力をモニタする第2光モニタと、 該第1光増幅部への入力と該第2光モニタからの出力と
    の関係を記憶する記憶部と、 該第1光増幅部への光入力パワーが所定値以下の場合
    に、該第2光モニタの出力と該記憶部で記憶されている
    該関係とから該第1光増幅部への光入力値をモニタする
    入力光モニタ部と、 該第2光増幅部の出力側に設けられて該第2光増幅部へ
    の光出力値をモニタする第3光モニタと、 該第3光モニタの出力に基づいて該第2光増幅部の出力
    を一定に制御する出力一定制御部とをそなえて構成され
    たことを特徴とする、光モニタ機能付き光増幅装置。
  12. 【請求項12】 タンデム接続された複数の光増幅部
    と、 該光増幅部のうち初段を含む一部の光増幅部に励起電力
    一定動作をさせる励起電力一定動作部と、 該励起電力一定動作部によって励起電力一定動作せしめ
    られている該光増幅部の出力側に設けられて該光増幅部
    からの光出力をモニタする光モニタと、 励起電力一定動作せしめられている該光増幅部への入力
    と該光モニタからの出力との関係を記憶する記憶部と、 該光モニタの出力と該記憶部で記憶されている該関係と
    から該光増幅部への光入力値をモニタする入力光モニタ
    部と、 該入力光モニタ部の出力に基づき、該入力光モニタ部で
    モニタされている該光増幅部よりも後段の光増幅部の動
    作を制御する制御部とをそなえて構成されたことを特徴
    とする、光モニタ機能付き光増幅装置。
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