JP2500621B2 - 光増幅器 - Google Patents

光増幅器

Info

Publication number
JP2500621B2
JP2500621B2 JP16133193A JP16133193A JP2500621B2 JP 2500621 B2 JP2500621 B2 JP 2500621B2 JP 16133193 A JP16133193 A JP 16133193A JP 16133193 A JP16133193 A JP 16133193A JP 2500621 B2 JP2500621 B2 JP 2500621B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical
optical fiber
reference light
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16133193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0722687A (ja
Inventor
正幸 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP16133193A priority Critical patent/JP2500621B2/ja
Publication of JPH0722687A publication Critical patent/JPH0722687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2500621B2 publication Critical patent/JP2500621B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lasers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信や光情報処理に使
用される光増幅器に係わり、特にその利得を一定に制御
するようにした光増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを使用した光ファイバ通信シ
ステムでは、光ファイバの持つ伝送損失によって信号光
の強度が伝送距離と共に減衰する。このため、現在実用
に供されている光ファイバ通信システムでは一定距離ご
とに中継装置を配置し、減衰した信号光を増幅するよう
になっている。従来の中継装置では信号光を電気信号に
一旦変換し、これを増幅した後に再び信号光に変換して
送り出すようになっている。このため、装置が大掛かり
となり、かつ高価になるという問題がある。
【0003】そこで、近年では希土類ドープファイバを
使用して信号光を直接増幅するようにした光増幅器が注
目されており、各種の研究が行われるようになってい
る。
【0004】図2は、例えば特開平2−308581号
公報によって提案されている光増幅器の構成を表わした
ものである。この光増幅器は、入力部11から信号光1
2を入射し、第1の光分岐器131 および光結合器14
を経て希土類ドープファイバ15に導くようになってい
る。ここで光分岐器13は光コネクタ12を一部分岐し
て第1のモニタ用受光器161 に入射させ、信号光12
のモニタを行わせるようになっている。光結合器14は
励起光源17に接続されており、ここから出力される励
起光18を希土類ドープファイバ15に注入させるため
に使用されている。励起光18が注入されると、希土類
ドープファイバ15内の希土類イオンが励起して誘導放
出が行われる。これにより信号光12の直接増幅が行わ
れる。
【0005】希土類ドープファイバ15から出力される
増幅後の信号光21は第2の光分岐器132 を介して出
力部22に供給される。第2の光分岐器132 は信号光
21を一部分岐して第2のモニタ用受光器162 に入射
させるためのものである。第2のモニタ用受光器162
は、第1のモニタ用受光器161 と共にこの光増幅器の
動作制御や動作の監視のために使用される。
【0006】ところで、光増幅器が信号光12の増幅を
行うための制御には、大別すると光出力一定制御と利得
一定制御が存在する。前者は信号光のレベルを一定に保
持する制御であり、後者は入力した信号光のレベルにか
かわらず利得を一定に保つようにした制御である。
【0007】利得一定制御の場合には、光増幅器の入力
部11側の第1の光分岐器131 と出力部22側の第2
の光分岐器132 の双方によって入力信号光パワーと出
力信号光パワーを検出し、これらの比が一定になるよう
に励起光源17から出力される励起光18のパワーが制
御されるようになっている。
【0008】また、特開平3−100527号公報で
は、第1の光学系を用いて光ファイバに励起光と信号光
を入射し、光ファイバの下流側に第2の光学系を設け励
起光と信号光を分離するようにすると共に、第2の光学
系によって分離した励起光を受光器で受光し、これによ
って励起用の光源を制御するようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
利得一定制御を行う場合でも入力信号光パワーが無信号
入力となる場合がある。例えば光ファイバ通信システム
の立ち上げ時のような所定の場合には、光増幅器が無信
号入力状態となる。このような場合には先の図2に示し
た提案では、第1および第2のモニタ用受光器161
162 にはモニタ用の光が入射せず、利得を一定に制御
しようとするフィードバック制御を行うことができな
い。そこで、従来の光増幅器では、無信号入力時には励
起光源17をオフにするか、または予め決められたパワ
ーに設定するようになっていた。
【0010】ところが、励起光を一旦オフにすると、信
号光の入力が開始されて励起光源17がオンになって
も、希土類ドープファイバ15内の希土類イオンが励起
されて増幅動作が開始するまでに0.数mS程度の時間
を要してしまう。また、励起光パワーをある一定の値に
設定するような場合には、光増幅器の利得が定常値に落
ち着くまで同様に0.数mS程度の時間を要することに
なる。これは、信号光が無入力時に励起された希土類イ
オンのエネルギが、信号光の入力開始と同時に一気に開
放されるためであり、光増幅器の利得は信号光の入力開
始直後に最大となる。そして、この後は0.数mS程度
の時間をかけて徐々に定常値に落ち着くことになる。
【0011】このように、利得一定制御を行う従来の光
増幅器では前記したいずれの場合でも信号光が入力を開
始してから一定の期間で利得が一定せず、信号光を正常
に電送することができないといった問題があった。後に
示した特開平3−100527についても同様な問題が
あった。
【0012】そこで本発明の目的は、信号光の無入力状
態や信号光の入力開始時にも利得を一定に保ち正確に利
得一定制御を行うことのできる光増幅器を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、増幅媒体としての光ファイバと、この光ファイバを
励起して信号光の増幅作用を行わせる励起光を出力する
第1の光源と、前記した光ファイバによって増幅される
光と異なる波長の参照光を出力する第2の光源と、信号
光と励起光および参照光とを合成し前記した光ファイバ
に導く光合成手段と、前記した光ファイバの下流側に配
置され増幅後の信号光成分と参照光成分とを分離する光
分離手段と、この光分離手段によって分離された参照光
成分を検出する参照光受光手段とを光増幅器に具備させ
る。
【0014】すなわち請求項1記載の発明では、増幅媒
体としての光ファイバに信号光や励起光と共に所定の波
長の参照光を入射させ、増幅後にこの参照光成分を分離
し、信号光が入射しない状況においても検出した参照光
で利得制御ができるようにしている。
【0015】請求項2記載の発明では、増幅媒体として
の光ファイバと、この光ファイバを励起して信号光の増
幅作用を行わせる励起光を出力する第1の光源と、前記
した光ファイバによって増幅される光と異なる波長の参
照光を出力する第2の光源と、信号光と励起光を合波す
る光分岐カプラと、この光分岐カプラの出力に参照光を
合波して前記した光ファイバに導く波長合成カプラと、
前記した光ファイバの下流側に配置され増幅後の信号光
成分と参照光成分とを分離する光分離手段と、この光分
離手段によって分離された参照光成分を検出する参照光
受光手段と、第2の光源から出力される参照光に対する
参照光受光手段の受光した参照光のレベルを一定に保た
せるように第1の光源から出力される励起光のレベルを
制御する第1の光源制御手段とを光増幅器に具備させ
る。
【0016】すなわち請求項2記載の発明では、第1の
光源から出力される励起光と増幅の対象となる信号光を
光分岐カプラにそれぞれ入力して合波すると共に、この
出力と参照光とを波長合成カプラに入力してその出力を
前記した光ファイバに導くようにしている。そして、光
ファイバの下流側に光分離手段を配置して参照光成分を
分離して参照光受光手段でこれを検出し、この検出結果
を用いて第1の光源から出力される励起光のレベルを制
御するようにしている。
【0017】請求項3記載の発明では、増幅媒体として
の光ファイバを希土類添加ファイバの一種としてのエル
ビウム添加ファイバで構成し、光分離手段を参照光のみ
を通過させるバンドパスフィルタによって構成したこと
を特徴としている。
【0018】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例における光増幅
器の構成を表わしたものである。図2と同一部分には同
一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。
本実施例の光増幅器はエルビウム添加ファイバ31を増
幅媒体としての光ファイバとして使用している。光増幅
器の入力部11からは1550μmの波長の信号光12
が入力され、第1の光分岐カプラ321 の一方の入力端
に入力される。第1の光分岐カプラ321 の他方の入力
端には半導体レーザ33から1540μmの参照光35
が入力される。第1の光分岐カプラ321 は、これらを
合波し波長合成カプラ36に供給する。
【0020】波長合成カプラ36には、1.48μm帯
の励起光37を出力する半導体レーザ38が励起光源と
して接続されている。波長合成カプラ36の後段にはエ
ルビウム添加ファイバ31が接続されており、励起光1
8の注入によって信号光12の増幅が行われる。エルビ
ウム添加ファイバ31の出力側とこの光増幅器の出力部
22との間には、第2の光分岐カプラ322 が接続され
ており、出力される光の一部がバンドパスフィルタ39
を介してホトダイオード41に入射するようになってい
る。バンドパスフィルタ39は、1.550μmの波長
成分は通過させず、1.540μmの波長成分のみを通
過させるようになっている。ホトダイオード41の検出
出力は、レーザ駆動回路42に入力され、半導体レーザ
38の駆動制御が行われるようになっている。
【0021】本実施例の光増幅器では、エルビウム添加
ファイバ31に信号光12と参照光35および励起光3
7が導かれる。この結果、エルビウム添加ファイバ31
の出力端からは増幅された1.550μmの信号光と
1.540μmの参照光が出力される。これらの一部
は、第2の光分岐カプラ322 によって分岐され、1.
540μmの参照光のみがバンドパスフィルタ39を通
過してホトダイオード41で検出される。したがって、
レーザ駆動回路42が1.540μmの参照光の出力が
一定になるように半導体レーザ38の駆動制御を行うよ
うにすれば、1.550μmの信号光の有無に係わら
ず、光増幅器の利得を一定に保つように制御することが
できる。
【0022】なお、実施例ではエルビウム添加ファイバ
31の直後に第2の光分岐カプラ322 を配置し、この
後にバンドパスフィルタ39を配置したが、エルビウム
添加ファイバ31と第2の光分岐カプラ322 の間にバ
ンドパスフィルタ39を配置することも理論的に可能で
ある。この場合には、光増幅器の出力部22から出力さ
れる信号に参照光の光成分が混在していないという利点
がある。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
増幅器に本来入力される信号光と共に、これとは別の波
長の光としての参照光を光増幅器に入力するようにした
ので、増幅用の光ファイバから出力される参照光を検出
することにより信号光の有無に係わらずこの光増幅器の
利得の制御が可能になる。すなわち、信号光が無入力の
状態で信号光の入力開始状態となった際にも、光増幅器
に安定な増幅動作を行わせることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における光増幅器の構成を表
わした概略構成図である。
【図2】従来提案された光増幅器の構成を表わした概略
構成図である。
【符号の説明】
11 入力部 12 信号光 22 出力部 31 エルビウム添加ファイバ 321 第1の光分岐カプラ 322 第2の光分岐カプラ 33 (1.550μmの)半導体レーザ 36 波長合成カプラ 38 (1.48μm帯の)半導体レーザ 39 バンドパスフィルタ 41 ホトダイオード 42 レーザ駆動回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増幅媒体としての光ファイバと、 この光ファイバを励起して信号光の増幅作用を行わせる
    励起光を出力する第1の光源と、 前記光ファイバによって増幅される光と異なる波長の参
    照光を出力する第2の光源と、 前記信号光と励起光および参照光とを合成し前記光ファ
    イバに導く光合成手段と、 前記光ファイバの下流側に配置され増幅後の信号光成分
    と前記参照光成分とを分離する光分離手段と、 この光分離手段によって分離された参照光成分を検出す
    る参照光受光手段とを具備することを特徴とする光増幅
    器。
  2. 【請求項2】 増幅媒体としての光ファイバと、 この光ファイバを励起して信号光の増幅作用を行わせる
    励起光を出力する第1の光源と、 前記光ファイバによって増幅される光と異なる波長の参
    照光を出力する第2の光源と、 前記信号光と励起光を合波する光分岐カプラと、 この光分岐カプラの出力に前記参照光を合波して前記光
    ファイバに導く波長合成カプラと、 前記光ファイバの下流側に配置され増幅後の信号光成分
    と前記参照光成分とを分離する光分離手段と、 この光分離手段によって分離された参照光成分を検出す
    る参照光受光手段と、前記第2の光源から出力される参
    照光に対する参照光受光手段の受光した参照光のレベル
    を一定に保たせるように前記第1の光源から出力される
    励起光のレベルを制御する第1の光源制御手段とを具備
    することを特徴とする光増幅器。
  3. 【請求項3】 前記増幅媒体としての光ファイバはエル
    ビウム添加ファイバであり、前記光分離手段は前記参照
    光のみを通過させるバンドパスフィルタによって構成さ
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の光増幅器。
JP16133193A 1993-06-30 1993-06-30 光増幅器 Expired - Lifetime JP2500621B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16133193A JP2500621B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 光増幅器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16133193A JP2500621B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 光増幅器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0722687A JPH0722687A (ja) 1995-01-24
JP2500621B2 true JP2500621B2 (ja) 1996-05-29

Family

ID=15733058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16133193A Expired - Lifetime JP2500621B2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 光増幅器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2500621B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3065980B2 (ja) * 1998-01-07 2000-07-17 日本電気株式会社 光増幅器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0722687A (ja) 1995-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5117196A (en) Optical amplifier gain control
US5299048A (en) Optical amplifier and optical communication system provided with the optical amplifier
KR900017321A (ko) 광분기장치 및 그것을 사용한 광전송로망
JPH08304859A (ja) 光ファイバ増幅器
JP2809132B2 (ja) 光増幅監視装置
US6487006B1 (en) Simultaneous single mode and multi-mode propagation of signals in a double clad optical fiber
KR100306380B1 (ko) 잔류펌프광을이용한2단광섬유증폭기
JP2500621B2 (ja) 光増幅器
JP3599543B2 (ja) 光ファイバアンプ
WO1998016018A2 (en) Wavelength division multiplexed signal amplifier
JP3567451B2 (ja) 光増幅器
JP2536400B2 (ja) 光増幅中継器
JPH0621582A (ja) 光増幅装置
JP3208584B2 (ja) 光増幅器
JP2814763B2 (ja) 光ファイバアンプユニット
JP2744465B2 (ja) 光タップ
JP2006269855A (ja) 光ファイバ増幅器
JPH06268306A (ja) 光増幅装置
JP3153127B2 (ja) 光伝送装置、光通信システム及び光信号を増幅する方法
JPH04234738A (ja) ファイバ形光増幅装置
JPH03127885A (ja) 光増幅器
JPH0728107A (ja) 光増幅器
JPH02282229A (ja) 光波長選択回路
JPH11214779A (ja) 光増幅装置
JPH10135543A (ja) 光ファイバ増幅器