JP2536400B2 - 光増幅中継器 - Google Patents
光増幅中継器Info
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- JP2536400B2 JP2536400B2 JP5140238A JP14023893A JP2536400B2 JP 2536400 B2 JP2536400 B2 JP 2536400B2 JP 5140238 A JP5140238 A JP 5140238A JP 14023893 A JP14023893 A JP 14023893A JP 2536400 B2 JP2536400 B2 JP 2536400B2
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- light
- optical
- signal light
- input
- wavelength
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前段器からの信号光が
無入力状態となった場合に内部で発生する励起光の励起
状態を抑制する機能を有する光増幅中継器に関する。
無入力状態となった場合に内部で発生する励起光の励起
状態を抑制する機能を有する光増幅中継器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光増幅器は例えば特開平4−14
7226号公報に開示されている如く、光ファイバ伝送
システム等に組み込まれ、光ファイバ中を伝送する信号
光をそのままの状態で増幅するために用いられている。
ところが長距離光通信を行う場合には、光ファイバ中を
伝送する信号光が減衰するため、信号光を電気的に増幅
しする光増幅器を含む複数の光増幅中継器を順次接続し
て信号光の減衰を回避することにより、長距離間での光
通信を可能にしている。
7226号公報に開示されている如く、光ファイバ伝送
システム等に組み込まれ、光ファイバ中を伝送する信号
光をそのままの状態で増幅するために用いられている。
ところが長距離光通信を行う場合には、光ファイバ中を
伝送する信号光が減衰するため、信号光を電気的に増幅
しする光増幅器を含む複数の光増幅中継器を順次接続し
て信号光の減衰を回避することにより、長距離間での光
通信を可能にしている。
【0003】図2は、従来の光増幅中継器の一例をブロ
ック図により示したものである。この光増幅中継器1に
おいて、前段器より出力される信号光が光カプラ(CP
L)6aの入力ポートである伝送路ファイバ2から入力
されると、この信号光は光カプラ(CPL)6aの第
1,第2の出力ポートに分岐され、それぞれ光波長合成
・分岐カプラ(WDM)3とフォトダイオード(PD)
8aとへ出力される。
ック図により示したものである。この光増幅中継器1に
おいて、前段器より出力される信号光が光カプラ(CP
L)6aの入力ポートである伝送路ファイバ2から入力
されると、この信号光は光カプラ(CPL)6aの第
1,第2の出力ポートに分岐され、それぞれ光波長合成
・分岐カプラ(WDM)3とフォトダイオード(PD)
8aとへ出力される。
【0004】励起用レーザダイオード(LD)7は、希
土類添加光ファイバ(EDF)4を励起,増幅動作させ
るのに必要な波長λ2の励起光を発光し、この励起光は
光波長合成・分岐カプラ(WDM)3において光カプラ
(CPL)6aの第1の出力ポートから出力された一方
の波長λ1の信号光との間で合波される。希土類添加光
ファイバ(EDF)4は、合波光から励起光を吸収し、
信号光による誘導放出によって光増幅する。この希土類
添加光ファイバ(EDF)4の出力は、光の反射による
発振を抑えるための光アイソレータ(ISO)5と、残
留励起光と希土類添加光ファイバ(EDF)4内で発生
した自然放出光とを阻止するために光フィルタ(FI
L)9とに出力される。
土類添加光ファイバ(EDF)4を励起,増幅動作させ
るのに必要な波長λ2の励起光を発光し、この励起光は
光波長合成・分岐カプラ(WDM)3において光カプラ
(CPL)6aの第1の出力ポートから出力された一方
の波長λ1の信号光との間で合波される。希土類添加光
ファイバ(EDF)4は、合波光から励起光を吸収し、
信号光による誘導放出によって光増幅する。この希土類
添加光ファイバ(EDF)4の出力は、光の反射による
発振を抑えるための光アイソレータ(ISO)5と、残
留励起光と希土類添加光ファイバ(EDF)4内で発生
した自然放出光とを阻止するために光フィルタ(FI
L)9とに出力される。
【0005】これらを透過した信号光は光カプラ(CP
L)6bで分岐されることにより、一方は光増幅中継器
1の出力となり、他方はフォトダイオード(PD)8b
へ伝送される。
L)6bで分岐されることにより、一方は光増幅中継器
1の出力となり、他方はフォトダイオード(PD)8b
へ伝送される。
【0006】中継器出力制御回路(CONT)10は、
フォトダイオード(PD)8bで検出された信号光の出
力をモニタし、光増幅中継器1の出力が一定になるよう
に、励起用レーザダイオード(LD)7に電流を供給す
るLD駆動回路(LDD)11を制御する。光カプラ
(CPL)6aの第2の出力ポートから出力された他方
の信号光は、フォトダイオード(PD)8aで光から電
流に変換され、無入力検出回路(DET)12で検出さ
れる。無入力検出回路(DET)12は、信号光の無入
力を検出すると中継器出力制御回路(CONT)10に
無入力検出信号を出力し、中継器出力回路10はこの無
入力検出信号に基づいて励起用LD電流を制限するよう
にLD駆動回路(LDD)11を制御する。
フォトダイオード(PD)8bで検出された信号光の出
力をモニタし、光増幅中継器1の出力が一定になるよう
に、励起用レーザダイオード(LD)7に電流を供給す
るLD駆動回路(LDD)11を制御する。光カプラ
(CPL)6aの第2の出力ポートから出力された他方
の信号光は、フォトダイオード(PD)8aで光から電
流に変換され、無入力検出回路(DET)12で検出さ
れる。無入力検出回路(DET)12は、信号光の無入
力を検出すると中継器出力制御回路(CONT)10に
無入力検出信号を出力し、中継器出力回路10はこの無
入力検出信号に基づいて励起用LD電流を制限するよう
にLD駆動回路(LDD)11を制御する。
【0007】このように光増幅中継器では、レーザダイ
オードに供給される電流が多い程、その寿命が短くなる
ため、無信号時に励起用LDを制限することにより励起
用LDの寿命劣化を防いでいる。即ち、無信号時の励起
状態を抑えることによって信号光の立ち上がり時の光サ
ージの発生を防止している。
オードに供給される電流が多い程、その寿命が短くなる
ため、無信号時に励起用LDを制限することにより励起
用LDの寿命劣化を防いでいる。即ち、無信号時の励起
状態を抑えることによって信号光の立ち上がり時の光サ
ージの発生を防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した光増幅中継器
の場合、信号光の入力初段に光カプラ(CPL)6aを
使用しているため、この光カプラ(CPL)6aでの光
損失が大きくなってしまい、光増幅中継器にとって重要
な使用目的である長距離光通信を良好に行い得ないとい
う欠点がある。
の場合、信号光の入力初段に光カプラ(CPL)6aを
使用しているため、この光カプラ(CPL)6aでの光
損失が大きくなってしまい、光増幅中継器にとって重要
な使用目的である長距離光通信を良好に行い得ないとい
う欠点がある。
【0009】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたもので、その技術的課題は、光損失が低減化されて
良好に長距離光通信へ適用し得る光増幅中継器を提供す
ることにある。
れたもので、その技術的課題は、光損失が低減化されて
良好に長距離光通信へ適用し得る光増幅中継器を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前段器
から出力される信号光を入力し、該信号光に励起光を合
波して光増幅すると共に、該励起光を吸収して得た新た
な信号光として出力する光増幅中継器であって、光の性
質を利用して信号光及び該信号光に含まれる残留励起光
を分離する光分離手段と、信号光の無入力状態として残
留励起光を検出して無入力検出信号を出力する無入力検
出手段と、無入力検出信号に基づいて励起光の発生に伴
う励起状態の抑制を実行する抑制実行手段とを含む光増
幅中継器が得られる。
から出力される信号光を入力し、該信号光に励起光を合
波して光増幅すると共に、該励起光を吸収して得た新た
な信号光として出力する光増幅中継器であって、光の性
質を利用して信号光及び該信号光に含まれる残留励起光
を分離する光分離手段と、信号光の無入力状態として残
留励起光を検出して無入力検出信号を出力する無入力検
出手段と、無入力検出信号に基づいて励起光の発生に伴
う励起状態の抑制を実行する抑制実行手段とを含む光増
幅中継器が得られる。
【0011】又、本発明によれば、上記光増幅中継器に
おいて、光分離手段として、信号光に対して励起光を合
波すると共に、光の波長を利用して信号光から残留励起
光を分離する光波長合成・分波カプラを用いた光増幅中
継器が得られる。
おいて、光分離手段として、信号光に対して励起光を合
波すると共に、光の波長を利用して信号光から残留励起
光を分離する光波長合成・分波カプラを用いた光増幅中
継器が得られる。
【0012】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明の光増幅中継器
について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本
発明の一実施例に係る光増幅中継器の基本構成をブロッ
ク図により示したものである。
について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本
発明の一実施例に係る光増幅中継器の基本構成をブロッ
ク図により示したものである。
【0013】この光増幅中継器は、長距離光通信を行う
ために同じ構成のものが順次複数で接続されるもので、
図示するものの場合には信号光が前段の光中継増幅器1
aから光増幅中継器1bにおいて入力初段に配された光
波長合成・分岐カプラ(WDM)3の第1の入力ポート
である伝送路ファイバ2を通して入力される。
ために同じ構成のものが順次複数で接続されるもので、
図示するものの場合には信号光が前段の光中継増幅器1
aから光増幅中継器1bにおいて入力初段に配された光
波長合成・分岐カプラ(WDM)3の第1の入力ポート
である伝送路ファイバ2を通して入力される。
【0014】ここでの光波長合成・分岐カプラ(WD
M)3は、光の波長を利用して信号光及びこれに含まれ
る残留励起光(以下は前段器から入力される信号光に残
留励起光が含まれているものとする)を分離する光分離
手段として働く。
M)3は、光の波長を利用して信号光及びこれに含まれ
る残留励起光(以下は前段器から入力される信号光に残
留励起光が含まれているものとする)を分離する光分離
手段として働く。
【0015】又、この光波長合成・分岐カプラ(WD
M)3は、第2の入力ポートに接続された励起用レーザ
ダイオード(LD)7から入力される波長λ2の励起光
(内部励起されたもの)と第1の入力ポートから入力さ
れる波長λ1の信号光(前段器から入力されたもの)と
に関するそれぞれの波長光を低損失で合波し、希土類添
加光ファイバ(EDF)4及び発振防止用の光アイソレ
ータ(ISO)5に接続された第1の出力ポートに伝送
すると共に、第1の入力ポートから入力された波長λ1
の信号光とこれに含まれる波長λ2′の残留励起光とを
それぞれ第1の出力ポートとフォトダイオード(PD)
8aに接続された第2の出力ポートとに波長分離して出
力する。
M)3は、第2の入力ポートに接続された励起用レーザ
ダイオード(LD)7から入力される波長λ2の励起光
(内部励起されたもの)と第1の入力ポートから入力さ
れる波長λ1の信号光(前段器から入力されたもの)と
に関するそれぞれの波長光を低損失で合波し、希土類添
加光ファイバ(EDF)4及び発振防止用の光アイソレ
ータ(ISO)5に接続された第1の出力ポートに伝送
すると共に、第1の入力ポートから入力された波長λ1
の信号光とこれに含まれる波長λ2′の残留励起光とを
それぞれ第1の出力ポートとフォトダイオード(PD)
8aに接続された第2の出力ポートとに波長分離して出
力する。
【0016】これにより、光波長合成・分岐カプラ(W
DM)3は、第1の入力ポートより波長λ1の信号光及
び波長λ2′の残留励起光,第2の入力ポートより波長
λ2の励起光をそれぞれ入力すると、第1の出力ポート
から波長λ1の信号光及び波長λ2の励起光,第2の出
力ポートから波長λ2′の残留励起光をそれぞれ出力す
る。このような働きを持つ光波長合成・分岐カプラ(W
DM)3としては、融着形WDMカプラが知られてい
る。
DM)3は、第1の入力ポートより波長λ1の信号光及
び波長λ2′の残留励起光,第2の入力ポートより波長
λ2の励起光をそれぞれ入力すると、第1の出力ポート
から波長λ1の信号光及び波長λ2の励起光,第2の出
力ポートから波長λ2′の残留励起光をそれぞれ出力す
る。このような働きを持つ光波長合成・分岐カプラ(W
DM)3としては、融着形WDMカプラが知られてい
る。
【0017】又、希土類添加光ファイバ(EDF)4と
しては、エルビウム(Er)を添加したファイバがあ
る。この場合、信号光の波長λ1は1.55μm,励起
光の波長λ2は1.48μm程度で使用されれば良い。
光アイソレータ(ISO)5の出力は光カプラ(CP
L)6の入力ポートに接続されている。光カプラ(CP
L)6の第1の出力ポートは中継器出力として送出され
る。この中継器出力では、増幅された波長λ1の信号光
と希土類添加光ファイバ(EDF)4で吸収されなかっ
た波長λ2′の残留励起光が出力される。又、光カプラ
(CPL)6の第2の出力ポートには、波長λ1の信号
光を透過して自然放出光と残留励起光とを阻止するため
の光フィルタ(FIL)9が接続され、この光フィルタ
(FIL)9に接続されたフォトダイオード(PD)8
bで信号光を電流に変換し、中継器出力制御回路10で
信号光の出力が一定になるように励起用レーザダイオー
ド(LD)7に電流を供給するLD駆動回路(LDD)
11を制御する。
しては、エルビウム(Er)を添加したファイバがあ
る。この場合、信号光の波長λ1は1.55μm,励起
光の波長λ2は1.48μm程度で使用されれば良い。
光アイソレータ(ISO)5の出力は光カプラ(CP
L)6の入力ポートに接続されている。光カプラ(CP
L)6の第1の出力ポートは中継器出力として送出され
る。この中継器出力では、増幅された波長λ1の信号光
と希土類添加光ファイバ(EDF)4で吸収されなかっ
た波長λ2′の残留励起光が出力される。又、光カプラ
(CPL)6の第2の出力ポートには、波長λ1の信号
光を透過して自然放出光と残留励起光とを阻止するため
の光フィルタ(FIL)9が接続され、この光フィルタ
(FIL)9に接続されたフォトダイオード(PD)8
bで信号光を電流に変換し、中継器出力制御回路10で
信号光の出力が一定になるように励起用レーザダイオー
ド(LD)7に電流を供給するLD駆動回路(LDD)
11を制御する。
【0018】一方、光波長合成・分岐カプラ(WDM)
3の第2の出力ポートには、フォトダイオード(PD)
8aが接続されており、波長λ2′の残留励起光はフォ
トダイオード(PD)8aで光電変換されて無入力検出
回路(DET)12に送出される。無入力検出回路(D
ET)12では、波長λ1の信号光の無入力状態として
波長λ2′の残留励起光を検出すると、中継器出力制御
回路(CONT)10に無入力検出信号を出力する。中
継器出力制御回路(CONT)10はこの無入力検出信
号に基づいて励起用レーザダイオード(LD)7の電流
を制限し、波長λ2の励起光を抑制することによって光
増幅中継器1bを待機状態にする。これによって、波長
λ1の信号光に不要な波長λ2′の残留励起光が含まれ
ていても光増幅は行われず、不要な信号光が光カプラ
(CPL)6の第1の出力ポートから出力されることを
防止できる。
3の第2の出力ポートには、フォトダイオード(PD)
8aが接続されており、波長λ2′の残留励起光はフォ
トダイオード(PD)8aで光電変換されて無入力検出
回路(DET)12に送出される。無入力検出回路(D
ET)12では、波長λ1の信号光の無入力状態として
波長λ2′の残留励起光を検出すると、中継器出力制御
回路(CONT)10に無入力検出信号を出力する。中
継器出力制御回路(CONT)10はこの無入力検出信
号に基づいて励起用レーザダイオード(LD)7の電流
を制限し、波長λ2の励起光を抑制することによって光
増幅中継器1bを待機状態にする。これによって、波長
λ1の信号光に不要な波長λ2′の残留励起光が含まれ
ていても光増幅は行われず、不要な信号光が光カプラ
(CPL)6の第1の出力ポートから出力されることを
防止できる。
【0019】この光増幅中継器1bに関する待機方法と
しては、励起用LDの電流を制限する他、励起用LDの
出力を制限したり、或いは光中継増幅器1aの光出力を
制限する等の手段を取ることができる。
しては、励起用LDの電流を制限する他、励起用LDの
出力を制限したり、或いは光中継増幅器1aの光出力を
制限する等の手段を取ることができる。
【0020】次に、このような光増幅中継器1bの回路
動作について簡単に説明する。前段の光増幅中継器1a
より出力された波長λ1の信号光と波長λ2′の残留励
起光は伝送路光ファイバ2に伝搬され、光波長合成・分
岐カプラ(WDM)3の第1の入力ポートから入力され
る。ここで、前段の光増幅中継器1aが待機状態である
と、光増幅中継器1bでは残留励起光の無入力状態を検
出して待機状態となる。待機状態にある光増幅中継器1
bは、残留励起光が著しく減少するため、これを中継す
る次段の光増幅中継器もこの残留励起光を含む信号光の
無入力状態を検出して待機状態となる。
動作について簡単に説明する。前段の光増幅中継器1a
より出力された波長λ1の信号光と波長λ2′の残留励
起光は伝送路光ファイバ2に伝搬され、光波長合成・分
岐カプラ(WDM)3の第1の入力ポートから入力され
る。ここで、前段の光増幅中継器1aが待機状態である
と、光増幅中継器1bでは残留励起光の無入力状態を検
出して待機状態となる。待機状態にある光増幅中継器1
bは、残留励起光が著しく減少するため、これを中継す
る次段の光増幅中継器もこの残留励起光を含む信号光の
無入力状態を検出して待機状態となる。
【0021】即ち、初段の光増幅中継器が待機状態にな
れば、自動的に次段以降の光増幅中継器も順次待機状態
となり、初段の光増幅中継器の待機状態が解除されれば
自動的に次段以降の光増幅中継器も残留励起光を検出し
て回線復帰される。
れば、自動的に次段以降の光増幅中継器も順次待機状態
となり、初段の光増幅中継器の待機状態が解除されれば
自動的に次段以降の光増幅中継器も残留励起光を検出し
て回線復帰される。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光増幅中
継器によれば、入力初段に光カプラを使用せずに前段器
からの信号光をそれに含まれる残留励起光から分岐する
光分離手段を配すると共に、無入力検出手段によって信
号光の無入力状態として残留励起光を検出し、その検出
を表わす無入力検出信号に基づいて抑制実行手段によっ
て内部で発生する励起光の励起状態を抑制して信号光の
出力を制御可能にしているので、前段器から不要な残留
励起光が信号光に含まれて伝送(入力)されても光分離
手段で分岐抽出した上、抑制実行手段で励起光の励起状
態を停止することで光増幅中継の伝送において重要な光
損失の増大化の問題が解消されるようになる。この結
果、このような光増幅中継器を複数中継接続しても光損
失が低減されるため、長距離光通信を行う上で非常に有
効となる。
継器によれば、入力初段に光カプラを使用せずに前段器
からの信号光をそれに含まれる残留励起光から分岐する
光分離手段を配すると共に、無入力検出手段によって信
号光の無入力状態として残留励起光を検出し、その検出
を表わす無入力検出信号に基づいて抑制実行手段によっ
て内部で発生する励起光の励起状態を抑制して信号光の
出力を制御可能にしているので、前段器から不要な残留
励起光が信号光に含まれて伝送(入力)されても光分離
手段で分岐抽出した上、抑制実行手段で励起光の励起状
態を停止することで光増幅中継の伝送において重要な光
損失の増大化の問題が解消されるようになる。この結
果、このような光増幅中継器を複数中継接続しても光損
失が低減されるため、長距離光通信を行う上で非常に有
効となる。
【図1】本発明の一実施例に係る光増幅中継器の基本構
成をブロック図により示したものである。
成をブロック図により示したものである。
【図2】従来の光増幅中継器の基本構成をブロック図に
より示したものである。
より示したものである。
1,1a,1b 光増幅中継器 2 伝送路光ファイバ 3 光波長合成・分波カプラ(WDM) 4 希土類添加光ファイバ(EDF) 5 光アイソレータ(ISO) 6,6a,6b 光カプラ(CPL) 7 励起用レーザダイオード(LD) 8a,8b フォトダイオード(PD) 9 光フィルタ(FIL) 10 中継器出力制御回路(CONT) 11 LD駆動回路(LDD) 12 無入力検出回路(DET)
Claims (2)
- 【請求項1】 前段器から出力される信号光を入力し、
該信号光に励起光を合波して光増幅すると共に、該励起
光を吸収して得た新たな信号光として出力する光増幅中
継器であって、光の性質を利用して前記信号光及び該信
号光に含まれる残留励起光を分離する光分離手段と、前
記信号光の無入力状態として前記残留励起光を検出して
無入力検出信号を出力する無入力検出手段と、前記無入
力検出信号に基づいて前記励起光の発生に伴う励起状態
の抑制を実行する抑制実行手段とを含むことを特徴とす
る光増幅中継器。 - 【請求項2】 請求項1記載の光増幅中継器において、
前記光分離手段として、前記信号光に対して前記励起光
を合波すると共に、光の波長を利用して前記信号光から
前記残留励起光を分離する光波長合成・分波カプラを用
いたことを特徴とする光増幅中継器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5140238A JP2536400B2 (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 光増幅中継器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5140238A JP2536400B2 (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 光増幅中継器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06347841A JPH06347841A (ja) | 1994-12-22 |
JP2536400B2 true JP2536400B2 (ja) | 1996-09-18 |
Family
ID=15264126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5140238A Expired - Lifetime JP2536400B2 (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 光増幅中継器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2536400B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100317809B1 (ko) * | 1998-11-19 | 2002-04-24 | 서평원 | 파장분할다중망에서의광증폭기의이득제어채널의시간지연제거장치 |
JP2002050816A (ja) * | 2000-08-02 | 2002-02-15 | Fujitsu Ltd | 光増幅器 |
JP2007095768A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Central Glass Co Ltd | 光増幅器の制御方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6175326A (ja) * | 1984-09-21 | 1986-04-17 | Nec Corp | フアイバ内光増幅送信装置 |
JPH03212984A (ja) * | 1990-01-17 | 1991-09-18 | Mitsubishi Electric Corp | ファイバ形光増幅器 |
JPH03242627A (ja) * | 1990-02-20 | 1991-10-29 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 多段光増幅装置 |
JPH0439633A (ja) * | 1990-06-06 | 1992-02-10 | Fujitsu Ltd | 光ファイバ増幅器 |
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1993
- 1993-06-11 JP JP5140238A patent/JP2536400B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH06347841A (ja) | 1994-12-22 |
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