JP2000244079A - マトリックス配線基板、電子源基板および画像形成装置 - Google Patents

マトリックス配線基板、電子源基板および画像形成装置

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JP2000244079A
JP2000244079A JP11045993A JP4599399A JP2000244079A JP 2000244079 A JP2000244079 A JP 2000244079A JP 11045993 A JP11045993 A JP 11045993A JP 4599399 A JP4599399 A JP 4599399A JP 2000244079 A JP2000244079 A JP 2000244079A
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wiring
matrix
electron
electron source
wiring board
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Yoshio Suzuki
義勇 鈴木
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁層によって隔てられた下部配線と上部配
線を有するマトリックス構造の配線基板を用いる場合に
おいて、絶縁層のピンホールを介して生ずる上下配線間
ショート不良箇所を通電処理によって修復(リペア)し
易くして、配線基板の歩留向上を図る。 【解決手段】 基板1上に下部配線72と上部配線73
がマトリックス状に配置され、その各交点が絶縁層16
によって隔てられた構造を有する配線基板において、下
部配線72および上部配線73の少なくとも一方を異な
る抵抗率を有する複数の導電材料を積層して形成し、か
つ前記複数の導電材料のうち絶縁層16側のもの72
b,73aを他の層よりも高抵抗率の材料によって形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の表面伝導型
電子放出素子をマトリックス状に配置するための配線基
板、その配線基板を用いた電子源基板およびその電子源
基板を用いた平面型画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に平面状の薄型画像形成装置作製
するためには比較的大きな面積の基板上に微細なパター
ンよりなる画素を多数配置し、それらの画素が配線を複
数積層することによって接続された構成となっている場
合が多い。基板上に微細かつ複雑なパターンを形成する
手段としてフォトリソグラフィ法やスクリーン印刷法、
サンドブラスト法などが用いられている。
【0003】薄型大画面の画像形成装置としては液晶デ
ィスプレイ、プラズマディスプレイの他真空中の電子放
出素子を利用した画像形成装置等が知られている。
【0004】上記のうち電子放出素子には大別して熱電
子放出素子と冷陰極電子放出素子の2種類が知られてい
る。冷陰極電子放出素子には電界放出型(以下、「FE
型」という)、金属/絶縁層/金属型(以下、「MIM
型」という)や、表面伝導型電子放出素子等がある。
【0005】FE型電子放出素子の例としては、W.
P.Dyke & W.W.Doran,“Field
Emission”,Advance in Ele
ctronPhysics,8,89(1956)ある
いはC.A.Spindt,“Physical Pr
operties of thin−film fie
ld emission cathodes with
molybdeniumcones”,J.App
l.Phys.,47,5248(1976)等に開示
されたものが知られている。
【0006】MIM型電子放出素子の例としては、C.
A.Mead,“Operation of Tunn
el−Emission Devices”,J.Ap
pl.Phys.,32,646(1961)等に開示
されたものが知られている。
【0007】表面伝導型電子放出素子の例としては、
M.I.Elinson,RadioEng.Elec
tron Phys.,10,1290(1965)等
に開示されたものがある。表面伝導型電子放出素子は、
基板上に形成された小面積の薄膜に膜面に平行に電流を
流すことにより電子放出が生ずる現象を利用するもので
ある。この表面伝導型電子放出素子としては、前記エリ
ンソン等によるSnO2 薄膜を用いたものの他、Au薄
膜によるもの[G.Dittmer:Thin Sol
id Films,9,317(1972)]、In2
3 /SnO2 薄膜によるもの[M.Hartwell
and C.G.Fonstad:IEEE Tra
ns.ED Conf.,519(1975)]および
カーボン薄膜によるもの[荒木久 他:真空、第26
巻、第1号、22頁(1983)]等が報告されてい
る。
【0008】これらの表面伝導型電子放出素子の典型的
な例として前述のM.ハートウェルの素子構成を図11
に模式的に示す。同図において1は基板である。4は導
電性薄膜で、スパッタによりH型形状のパターンに形成
された金属酸化物薄膜等からなり、後述の通電フォーミ
ングと呼ばれる通電処理により電子放出部5が形成され
る。なお、図中の素子電極2,3間の間隔Lは、0.5
〜1mm、素子電極2,3間を接続する部分の幅W’
は、0.1mmに設定されている。
【0009】従来、これらの表面伝導型電子放出素子に
おいては、電子放出を行なう前に導電性薄膜4に予め通
電フォーミングと呼ばれる通電処理を施して電子放出部
5を形成するのが一般的であった。すなわち、通電フォ
ーミングとは前記導電性薄膜4の両端に直流電圧あるい
は非常にゆっくりとした昇電圧を印加通電し、導電性薄
膜を局所的に破壊、変形もしくは変質せしめ、電気的に
高抵抗な状態にした電子放出部5を形成することであ
る。電子放出部5は、例えば導電性薄膜4の一部に発生
した亀裂であり、その亀裂付近から電子放出が行なわれ
る。前記通電フォーミング処理を施した表面伝導型電子
放出素子は、上述の導電性薄膜4に電圧を印加し、素子
に電流を流すことにより、上述の電子放出部5より電子
を放出せしめるものである。
【0010】上述の表面伝導型電子放出素子は、構造が
単純で製造も容易であることから、大面積にわたって多
数の素子を配列形成できる利点がある。そこでこの特徴
を活かした電子ビーム源や画像形成装置等の応用研究が
なされている。多数の表面伝導型電子放出素子を配列形
成した例としては、梯子型配置と呼ぶ並列に表面伝導型
電子放出素子を配列し、個々の素子の両端を配線(共通
配線とも呼ぶ)でそれぞれ結線した行を多数行配列した
電子源が挙げられる(例えば、特開昭64−03133
2、特開平1−283749、特開平2−257552
等)。また、特に表示装置等の画像形成装置において
は、近年、液晶を用いた平板型表示装置がCRTに替わ
って普及してきたが、自発光型でないためバックライト
を持たなければならない等の問題点があり、自発光型の
表示装置の開発か望まれてきた。自発光型表示装置とし
ては、上述した表面伝導型電子放出素子を多数配置した
電子源と、その電子源より放出された電子によって可視
光を発光せしめる螢光体とを組み合わせた表示装置であ
る画像形成装置が挙げられる(例えばUSP5,06
6,883)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記のような多数の電
子放出素子を配列した薄型の画像形成装置の構成とし
て、個別に各素子を制御可能な単純マトリックス構造を
用いることは有利である。この場合、互いに直交する下
部配線(X方向)と上部配線(Y方向)の交差部を電気
的に絶縁する必要があり、そのため少なくとも交差部に
絶縁材料を挟み込んだ構造が用いられる。交差部に用い
る絶縁材料には極希にピンホールが生ずることがあり、
画素の数が増えるに従い交差部も増加し、ピンホールを
介しての上下配線間のショート不良が発生することがあ
った。
【0012】このピンホールを介しての上下配線間のシ
ョートはそのショートパス自体の電気抵抗が下部配線
(X方向)と上部配線(Y方向)自体の電気抵抗に比べ
て十分に大きい場合は上下配線への通電処理によって容
易に切断することができる。しかしながらピンホールが
大きい場合、ショートパスの抵抗が小さくなり切断する
ために大電流が必要となり広い範囲の熱的破壊を伴い、
最悪の場合配線自体の断裂を引き起こしてしまうことが
有った。
【0013】本発明は、上述の従来例における問題点に
鑑みてなされたもので、絶縁層によって隔てられた下部
配線と上部配線を有するマトリックス構造において、絶
縁層のピンホールを介して生ずる上下配線間ショート不
良箇所を通電処理によって修復(リペア)する場合にお
いて、絶縁層に比較的大きなピンホールが生じた場合で
もショーパス自体の低抵抗化を防ぎ、周辺部にダメージ
を与えること無く通電処理によってショートパスのみを
切断し得る構造を提供することを課題とするものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の局面に係るマトリックス配線基板
は、基板上に下部配線と上部配線がマトリックス状に配
置され、その各交点が絶縁層によって隔てられた構造を
有する配線基板において、上部配線を異なる抵抗率を有
する複数の導電材料を積層して形成し、かつ前記複数の
導電材料のうち最下層のものに他の層よりも高抵抗率の
材料を用いることを特徴とする。
【0015】本発明の第2の局面に係るマトリックス配
線基板は、基板上に下部配線と上部配線がマトリックス
状に配置され、その各交点が絶縁層によって隔てられた
構造を有する配線基板において、下部配線を異なる抵抗
率を有する複数の導電材料を積層して形成し、かつ前記
複数の導電材料のうち最上層のものに他の層よりも高抵
抗率の材料を用いることを特徴とする。
【0016】本発明の第3の局面に係るマトリックス配
線基板は、基板上に下部配線と上部配線がマトリックス
状に配置され、その各交点が絶縁層によって隔てられた
構造を有する配線基板において、上部配線および下部配
線の両方をそれぞれ異なる抵抗率を有する複数の導電材
料を積層して形成し、かつ前記複数の導電材料のうち上
部配線の最下層と下部配線の最上層の両方に他の層より
も高抵抗率の材料を用いることを特徴とする。
【0017】本発明の第4の局面に係る電子源基板は、
厚膜よりなる下部配線および上部配線が行列状に配置さ
れ、その交差部分が層間絶縁層により隔てられて、その
XY配線の交差部に一対の素子電極で接続された表面伝
導型電子放出素子が配置された電子源基板であって、前
記第1〜3の局面の係るマトリックス配線基板のいずれ
かを用いることを特徴とする。
【0018】本発明の第5の局面に係る画像形成装置
は、前記電子源基板と、この電子源基板の各電子放出源
より放出された電子によって可視光を発光せしめる螢光
体とを組み合わせたことを特徴とする。
【0019】本発明においては、前記上部および下部配
線を構成する材料のうち低抵抗率の導電材料に銀(A
g)を主成分とする材料を用いることが好ましい。
【0020】
【作用】上記の構成によれば、下部配線または上部配線
の少なくとも一方を電気抵抗率の異なる複数材料の積層
構造とし、絶縁層と接する側を高抵抗率の材料とするこ
とによりショートパス自体の電気抵抗を配線全体の電気
抵抗に対して相対的に大きくしている。これにより、通
電処理によりショート箇所の修復(リペア)が容易にで
き、100万を超えるような多数の素子がマトリックス
状に配列されたような電子源基板においても交差部での
ショートを通電処理のみによって安全かつ容易に取り除
くことが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図8,9を参照しながら本
発明の好ましい実施の形態に係るマトリックス状の電子
源基板と画像形成装置を説明する。図8は、本実施形態
が適用されるマトリックス状の配線とそれに接続された
表面伝導型電子放出素子を表わす模式図である。図中に
おいて、71は電子源基板、72はDx1〜Dxmからなる
m本のX方向配線、73はDy1〜Dynからなるn本のY
方向配線である。X方向配線72とY方向配線73の交
差部は絶縁されており、交差部近傍にはX方向配線72
とY方向配線73に接続された表面伝導型電子放出素子
74がm×n個配置されている。
【0022】図9は本実施形態が適用される画像形成装
置の構造を示す斜視図である。前記図8で説明した電子
源基板71を載置されたリアプレート81と、ガラス基
板83上に螢光膜84およびメタルバック85が形成さ
れたフェースプレート86とが支持枠82によって対向
して配置されている。フェースプレート86、支持枠8
2およびリアプレート81は密封され外周器88を形成
している。外周器88内部は高真空に排気されておりX
方向配線72およびY方向配線73からの駆動電流によ
り表面伝導型電子放出素子74より電子が放出される。
【0023】この放出された電子が高電圧端子Hvより
印加された高電圧によってフェースプレート方向に加速
され、螢光体に衝突し発光することによって画像表示が
可能となるものである。
【0024】図10は本実施形態で用いる単一の電子放
出素子の構成を示す図である。同図において、1は絶縁
体からなる基板、2,3は電気的接続を得るための素子
電極である。4は導電性薄膜である。この表面伝導型電
子放出素子において、前記一対の素子電極2,3の電極
間隔Lは数μm〜数百μm、膜厚は数百オングストロー
ム〜数千オングストロームで、真空蒸着法やスパッタ蒸
着法等によって形成された金属薄膜をフォトリソグラフ
ィ法によってパターニングするか、あるいは印刷法によ
り形成される。
【0025】また導電性薄膜4の膜厚は数十オングスト
ローム〜数千オングストロームの範囲が好ましく適宜設
定することができ、導電性薄膜4はフォトリソグラフィ
や印刷法等によってパターン形成され、個々に分離され
ている。
【0026】72は素子電極2と接続するX方向配線
(下配線)である。膜厚は数十μmから数μmの範囲で
ある。76は層間絶縁層であり、前記X方向配線(下配
線)72上のY方向配線(上配線)73との交差部に設
けられている。膜厚はともに、数μmから数十μmの範
囲である。73はY方向配線(上配線)であり素子電極
3と接続し、前記層間絶縁層76上の位置において前記
X方向配線(下配線)72と交差している。
【0027】前記X方向配線(下配線)72、Y方向配
線(上配線)73の少なくとも一方に本発明が適用され
る。5は電子放出部であり導電性薄膜4中に形成された
極微小な亀裂である。以上の構造を単位として、これが
1個の表面伝導型電子放出素子74となり、これらが基
板1上に多数設けられ電子源基板が形成されている。
【0028】以下、図3(a)から(f)を用いて本実
施形態の基本となる電子源基板の製造方法を印刷法を用
いた場合について説明する。良く洗浄した基板上に金属
材料よりなる導電膜を印刷し、素子電極2,3を形成す
る(a)。次に、導電性ペーストを印刷し、X方向配線
(下配線)72を形成する。これらのX方向配線(下配
線)72は素子電極2の一部と接触するように配置する
(b)。この上に絶縁体ペーストを印刷、焼成し、後に
形成するY方向配線(上配線)との交差位置に層間絶縁
層16を形成する(c)。
【0029】更に層間絶縁層16上に導電性ペーストを
印刷、焼成することにより、本実施形態の主たる構成で
あるところの電気抵抗率の大きい材料からなるY方向配
線(上配線)の下側層73aを形成する。このY方向配
線(上配線)73aは、前記層間絶縁層16によりX方
向配線(下配線)72と絶縁され、素子電極3とは導通
するように配置されている(d)。さらに、このY方向
配線(上配線)下側層73aの上部に電気抵抗率の小さ
な材料よりなるY方向配線(上配線)上側層73bを導
電性ペーストを印刷、焼成することにより形成する
(e)。この上に微粒子電子放出材からなる薄膜を全面
に形成する。その後フォトリソグラフィによりパターニ
ングを行ない、前記図10のような導電性薄膜4とす
る。この後素子電極間に通電することにより微小な亀裂
を生じさせ電子放出部5を形成する(f)。
【0030】ここで、基板1としては、石英ガラス、N
a等の不純物含有量を減少したガラス、青板ガラス、青
板ガラスにスパッタ法等により形成したSiO2 を積層
したガラス基板、およびアルミナ等のセラミック等を用
いることができる。
【0031】対向する素子電極2,3、X方向配線(下
配線)72およびY方向配線(上配線)上側層73bの
材料としては導電性を有するものであればどのような物
であっても構わないが、例えば、Ni、Cr、Au、M
o、W、Pt、Ti、Al、Cu、Pd等の金属あるい
は合金、Pd、Ag、Au、RuO2 、Pd−Ag等の
金属あるいは金属酸化物とガラス等から構成される印刷
導体、ポリシリコン等の半導体材料、およびIn23
−SnO2 等の透明導電体等を例示することができる。
またY方向配線(上配線)下側層73aの材料としては
前記上側層72bで用いた材料よりも電気抵抗が大きい
材料を選択する。
【0032】層間絶縁層16の材料としては一般的なガ
ラスペーストを用いることができる。電子放出部を含む
導電性薄膜4を構成する材料の具体例を挙げるならば、
Pt、Ru、Ag、Au、Ti、In、Cu、Cr、F
e、Ζn、Sn、Ta、W、Pb等の金属、PdO、S
nO2 、In23 、PbO、Sb23 等の酸化物、
HfB2 、ZrB2 、LaB6 、CeB6 、YB4 、G
dB4 等のホウ化物、TiC、ZrC、HfC、Ta
C、SiC、WC等の炭化物、TiN、ZrN、HfN
等の窒化物、Si、Ge等の半導体、カーボン、AgM
g、NiCu、Pb、Sn等であり、微粒子膜を形成す
るものである。なお、ここで述べる微粒子膜とは、複数
の微粒子が集合した膜であり、その微細構造として、微
粒子が個々に分散配置した状態のみならず、微粒子が互
いに隣接、あるいは重なり合った状態(島状も含む)の
膜を指す。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を示す。本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。 (実施例1)図1および図2は、表面伝導形電子放出素
子とマトリックス配線を用いて形成した本発明の第1の
実施例を示す。図2は平面図、図1は図2におけるX方
向配線とY方向配線の交差部断面の斜視図である。
【0034】図1および図2において、1は青板ガラス
からなる基板であり、有機金属ペーストの印刷、焼成に
より素子電極2,3を形成した。材質は1000オング
ストロームのPt薄膜からなっており、NEケムキャッ
ト社製MOペーストを使用して作製した。中央部で電極
間隔20μm、電極幅300μmである。
【0035】X方向配線(下配線)72はAgペースト
インキ((株)ノリタケカンパニーリミテド製4028
A)の印刷後550℃前後の焼成で得られた印刷配線で
あり、厚さ約10μm、幅120μmとした。このX方
向配線(下配線)72は素子電極2と接続している。
【0036】16はガラスを主成分とするペースト
((株)ノリタケカンパニーリミテド製7723B)を
印刷後550℃前後の焼成によって形成される絶縁体で
あり、Y方向配線(上配線)との交差部を覆うように形
成されている。厚み約20μm、横300μm、縦40
0μmとした。6は絶縁層16中に希に生ずるピンホー
ルである。この内部に後に形成される上部配線材料が充
填されてショートパスを形成し、ショート不良の原因と
なる。
【0037】73aは本発明の上部配線最下層であるY
方向配線(上配線)下側層である。材料としては素子電
極2,3の形成に用いたものと同じPt(NEケムキャ
ット社製MOペースト)を用い、スクリーン印刷とべル
ト炉焼成により形成する。厚みは約0.1μmとした。
【0038】73bはY方向配線(上配線)上側層であ
り、Agペーストインキ((株)ノリタケカンパニーリ
ミテド製4028A)を用いて形成した。幅300μ
m、厚さは12〜15μmでスクリーン印刷により形成
する。上側層73bは通常の上部配線と同様のものであ
る。
【0039】4は導電性薄膜であり、Pdの有機金属溶
液(奥野製薬(株)製CCP4230)の塗布焼成で得
られた厚み約200オングストロームのPd微粒子から
なる薄膜である。全面に塗布成膜した後フォトリソグラ
フィによりパターニングを行ない、図1に示すように素
子電極2、3上の位置に形成する。
【0040】図2の電子源基板71を40センチメート
ル角の大きさとして、電子放出素子の素子配列ピッチを
650×300μm、素子数を720個×240個のマ
トリックス状に配置した。このような電子源基板を10
枚作製し、ショート箇所を調べたところ絶縁層ピンホー
ルに起因するショートが合計45個発生したが、このそ
のうち44個が通電処理のみによってショートパスを取
り除くことができた。
【0041】以上のようにして作製した後、図9のよう
に電子源基板71の上部に、フェースプレート86を5
mm隔てて対向させた。このフェースプレート86の基
板は青板ガラスを使用した。螢光膜84は赤(R)、緑
(G)、青(B)の各色の色分けを行なったものであ
り、感光性樹脂に螢光体を混合したスラリーを基板に塗
布、乾燥し、フォトリソグラフィ法によってパターニン
グして形成した。メタルバック85は螢光膜上にフィル
ミングを行なった後、真空蒸着によって厚さ約300A
のAl薄膜を形成し、次いで焼成によりフィルム層を焼
失させて作成した。
【0042】以上を真空外囲器の中に配置した後、X方
向配線(下配線)72、Y方向配線(上配線)73に電
圧を印加して素子電極2、3間の導電性薄膜4に通電処
理を行ない亀裂状の電子放出部5を得た。
【0043】この後メタルバック85をアノード電極と
して電子の引き出し電圧3kVを印加し、XY配線電極
72,73を通して素子電極2,3から電子放出部5へ
14Vの電圧を印加したところ、電子が放出された。こ
の放出電子を螢光体へ照射させ、放出電子量を調整する
ことにより螢光体92を任意の強度で発光させ画像を表
示できた。
【0044】(実施例2)本発明の第2の実施例を図
4、図5および図6を用いて説明する。図4は図5にお
けるX方向配線とY方向配線の交差部断面の斜視図であ
る。
【0045】本実施例は第1の実施例において用いた構
造をX方向配線(下配線)72に採用したものである。
【0046】図4、図5において、1は青板ガラスから
成る基板であり、その上に有機金属(MO)ペーストの
印刷、焼成により素子電極2,3を形成する(図5)。
材質は1000オングストロームのPt薄膜からなって
おり、NEケムキャット社製MOペーストを使用して作
製した。中央部で電極間隔20μm、電極幅300μm
である。
【0047】X方向配線(下配線)下側層72aはAg
ペーストインキ((株)ノリタケカンパニーリミテド製
4028A)の印刷後550℃前後の焼成で得られた印
刷配線であり、厚さ約10μm、幅120μmとした。
このX方向配線72aは、通常の下部配線と同様のもの
であり、素子電極2と接続している。
【0048】このX方向配線(下配線)72a上にAg
よりも電気抵抗率の高い材料を用いて本発明の下部配線
最上層であるX方向配線(下配線)上側層72bを形成
する。材料としては素子電極の形成に用いたものと同じ
Pt(NEケムキャット社製MOペースト)を用い、ス
クリーン印刷とべルト炉焼成により形成し、厚みは約
0.1μmとした。
【0049】16はガラスを主成分とするペースト
((株)ノリタケカンパニーリミテド製7723B)を
印刷後、550℃前後の焼成によって形成される絶縁体
であり、Y方向配線(上配線)との交差部を覆うように
形成されている。厚み約20μm、横300μm、縦4
00μmとした。
【0050】6は絶縁層16中に希に生ずるピンホール
である。この内部に後に形成される上部配線材料が充填
されショートパスを形成し、ショート不良の原因となる
ことがある。
【0051】73はY方向配線(上部配線)であり、A
gペーストインキ((株)ノリタケカンパニーリミテド
製4028A)を用いた。幅300μm、厚さ15μm
でスクリーン印刷により形成する。
【0052】4は導電性薄膜であり、Pdの有機金属溶
液(奥野製薬(株)製CCP4230)の塗布焼成で得
られた厚み約200オングストロームのPd微粒子から
なる薄膜である。全面に塗布成膜した後フォトリソグラ
フィによりパターニングを行ない、図5に示すように素
子電極2、3上の位置に形成する。
【0053】図6は、本発明を用いた電子源基板の一連
の作製工程の模式図を示すものである。本実施例の電子
源基板71を40センチメートル角の大きさとして、電
子放出素子111の素子配列ピッチを650×300μ
m、素子数を720個×240個のマトリックス状に配
置した。
【0054】このような電子源基板を10枚作製し、シ
ョート箇所を調べたところ絶縁層ピンホールに起因する
と思われるショートが合計32個発生したが、そのうち
27個が通電処理のみによってショートパスを取り除く
ことができた。
【0055】(実施例3)図7は本発明の第3の実施例
を示す配線交差部の断面図である。本実施例は本発明を
X方向配線(下配線)72とY方向配線(上配線)73
の両方に採用したものである。
【0056】図7において、X方向配線(下配線)72
aはAgペーストインキ((株)ノリタケカンパニーリ
ミテド製4028A)の印刷後550℃前後の焼成で得
られた印刷配線であり、厚さ約10μm、幅120μm
とした。このX方向配線(下配線)72aは素子電極2
と接続している。
【0057】このX方向配線(下配線)下側層72a上
にAgよりも電気抵抗率の高い材料を用いて本発明の下
部配線最上層であるX方向配線(下配線)上側層72b
を形成する。材料としては素子電極の形成に用いたもの
と同じPt(NEケムキャット社製MOペースト)を用
い、スクリーン印刷とべルト炉焼成により形成し、厚み
は約0.lμmとした。
【0058】16はガラスを主成分とするペースト
((株)ノリタケカンパニーリミテド製7723B)を
印刷後550℃前後の焼成によって形成される絶縁体で
あり、Y方向配線(上配線)との交差部を覆うように形
成されている。厚み約20μm、横300μm、縦40
0μmとした。
【0059】6は絶縁層16中に希に生ずるピンホール
である。この内部に後に形成される上部配線材料が充填
されショートパスを形成し、ショート不良の原因となる
ことがある。
【0060】73aは本発明の上部配線最下層であるY
方向配線(上配線)下側層である。材料としては素子電
極の形成に用いたものと同じPt(NEケムキャット社
製MOペースト)を用い、スクリーン印刷とべルト炉焼
成により形成する。厚みは約0.1μmとした。
【0061】73bはY方向配線(上配線)上側層であ
り、Agペーストインキ((株)ノリタケカンパニーリ
ミテド製4028A)を用いた。幅300μm厚さは1
2〜15μmでスクリーン印刷により形成する。X方向
配線下側層72aは通常の下部配線と同様のものであ
り、Y方向配線上側層73bは通常の上部配線と同様の
ものである。
【0062】このような電子源基板を10枚作製し、シ
ョート箇所を調べたところ絶縁層ピンホールに起因する
と思われるショートが合計28個発生したが、そのうち
27個が通電処理のみによってショートパスを取り除く
ことができた。
【0063】
【発明の効果】以上のように下部配線または上部配線の
少なくとも一方を電気抵抗率の異なる複数材料の積層構
造とし、絶縁層と接する側に電気抵抗率の大きな材料を
用いることによりショートパス部分の電気抵抗を配線全
体の電気抵抗に対して局所的に大きくすることができ
る。
【0064】これにより通電処理によりショート箇所の
修復(リペア)が容易にできるようになり、修復(リペ
ア)工程の時間短縮および製品の歩留りを大きく向上す
ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る電子源基板のX
方向配線とY方向配線の交差部断面の斜視図である。
【図2】 図1の電子源基板の構成図である。
【図3】 図1の電子源基板の製造工程図である。
【図4】 本発明の第2の実施例に係る電子源基板のX
方向配線とY方向配線の交差部断面の斜視図である。
【図5】 図4の電子源基板の構成図である。
【図6】 図4の電子源基板の製造工程図である。
【図7】 本発明の第3の実施例に係る電子源基板のX
方向配線とY方向配線の交差部断面の斜視図である。
【図8】 本発明が適用されるマトリックス配線基板の
模式図である。
【図9】 図8のマトリックス配線基板を用いた画像形
成装置の構造を示す斜視図である。
【図10】 本発明に係る表面伝導型電子放出素子の構
成を示す図である。
【図11】 従来の表面伝導型電子放出素子の模式図で
ある。
【符号の説明】
1:基板、2,3:素子電極、4:導電性薄膜、5:電
子放出部、6:ピンホール、16:層間絶縁層、71:
電子源基板、72:X方向配線(下配線)、72a:X
方向配線下側層、72b:X方向配線上側層、73Y方
向配線(上配線)、73a:Y方向配線下側層、73
b:Y方向配線上側層、81:リアプレート、82:支
持枠、83:ガラス基板、84:螢光膜、85:メタル
バック、86:フェースプレート、88:外囲器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C036 EE08 EE19 EF01 EF06 EF09 EG12 EH08 5E338 AA13 AA18 BB75 CC01 CC10 CD15 EE32 5F033 GG03 GG04 HH04 HH07 HH08 HH11 HH13 HH17 HH18 HH19 HH20 HH35 HH38 MM05 PP26 SS22 XX36

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に下部配線と上部配線がマトリッ
    クス状に配置され、その各交点が絶縁層によって隔てら
    れた構造を有する配線基板であって、上部配線が異なる
    抵抗率を有する複数の導電材料を積層して形成されてお
    り、かつ前記複数の導電材料のうち最下層のものが他の
    層よりも高抵抗率の材料によって形成されていることを
    特徴とするマトリックス配線基板。
  2. 【請求項2】 基板上に下部配線と上部配線がマトリッ
    クス状に配置され、その各交点が絶縁層によって隔てら
    れた構造を有する配線基板であって、下部配線が異なる
    抵抗率を有する複数の導電材料を積層して形成されてお
    り、かつ前記複数の導電材料のうち最上層のものを他の
    層よりも高抵抗率の材料によって形成されていることを
    特徴とするマトリックス配線基板。
  3. 【請求項3】 基板上に下部配線と上部配線がマトリッ
    クス状に配置され、その各交点が絶縁層によって隔てら
    れた構造を有する配線基板において、上部および下部配
    線の両方がそれぞれ異なる抵抗率を有する複数の導電材
    料を積層して形成されており、かつ前記複数の導電材料
    のうち上部配線の最下層と下部配線の最上層の両方が他
    の層よりも高抵抗率の材料によって形成されていること
    を特徴とするマトリックス配線基板。
  4. 【請求項4】 前記配線を形成する導電材料のうち低抵
    抗率のものは、銀(Ag)を主成分とすることを特徴と
    する請求項1、2または3記載のマトリックス配線基
    板。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のマトリ
    ックス配線基板と、該マトリックス配線基板の上部配線
    と下部配線との各交点近傍に配置されこれらの配線間に
    一対の素子電極を介して接続された表面伝導型電子放出
    素子とを有することを特徴とする電子源基板。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電子源基板と、該電子源
    基板の各電子放出素子から放出される電子により励起さ
    れて発光する螢光体とを具備することを特徴とする画像
    形成装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US6933673B2 (en) 2001-04-27 2005-08-23 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Luminescent device and process of manufacturing the same

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