JP2000243512A - 低嵌合力コネクタ - Google Patents

低嵌合力コネクタ

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JP2000243512A JP11041658A JP4165899A JP2000243512A JP 2000243512 A JP2000243512 A JP 2000243512A JP 11041658 A JP11041658 A JP 11041658A JP 4165899 A JP4165899 A JP 4165899A JP 2000243512 A JP2000243512 A JP 2000243512A
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62905Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances comprising a camming member

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スライダの操作力を低減させつつ、該スライ
ダの小型化を図る。 【解決手段】 スライダによって、雌コネクタ10に、
複数個の雄コネクタ20,30,40を時間差で嵌合さ
せる低嵌合力コネクタ1において、雄コネクタ20,3
0,40に突設されたボス21,31,41を従動させ
る傾斜状のカム溝52a,52b及び62cを個別に有
し、互いに外側と内側に重ね合わされ、長手方向に伸縮
可能な第一及び第二スライダ50,60を備え、これら
第一及び第二スライダ50,60を伸ばした状態にし
て、雌コネクタ10のハウジング11に挿入し、外側の
第一スライダ50のみをハウジング11に押し込むこと
によって、内側の第二スライダ60より先に動作させ、
その後、該第一スライダ50を第二スライダ60に当接
させることによって、該第二スライダ60を第一スライ
ダ50と時間差で動作させる構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライダによっ
て、一方のコネクタ(例えば、雌コネクタ)に、複数個
の他方のコネクタ(例えば、雄コネクタ)を時間差で嵌
合させる低嵌合力コネクタに関し、特に、スライダの操
作力を低減させつつ、該スライダの小型化を図ることが
できる低嵌合力コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、スライダによって複数の雄コ
ネクタを時差駆動させ、単一の雌コネクタに嵌合させる
低嵌合力コネクタがある。例えば、実開昭54−958
94号では、図7(a),(b)に示すような低嵌合力
コネクタが提案されている。
【0003】図7(a)において、該低嵌合力コネクタ
100は、単一の雌コネクタ110と、五つの雄コネク
タ120A〜120Eと、雌コネクタ110に摺動自在
に取り付けられ、各雄コネクタ120A〜120Eを時
間差で雌コネクタ110に嵌合させるスライダ130と
を備えた構成となっている。
【0004】図7(b)に示すように、各雄コネクタ1
20A〜120Eの側面には、突設位置が前後に相違す
る二つ一組のボス121,122が設けてある。また、
雌コネクタ110には、各ボス121,122をそれぞ
れ真直ぐに案内する二つ一組のガイド溝111,112
が五組形成してある。
【0005】図7(a)に戻り、スライダ130には、
各雄コネクタ120A〜120Eのボス121,122
に個別に対応し、かつ、雌コネクタ110の各ガイド溝
111,112にそれぞれ交差する二つ一組のカム溝1
31,132が五組形成してある。
【0006】組となる二つのカム溝131,132は、
互いに同一形状となっており、その一部にカムとして作
用する傾斜部(=有効嵌合ストロークS)を有する。各
カム溝131,132の傾斜部は、各雄コネクタ120
A〜120Eの各ボス121,122を従動させるもの
である。各組のカム溝131,132ごとに該傾斜部の
形成位置を相違させることにより、スライダ130の運
動が、各雄コネクタ120A〜120Eの各ボス12
1,122に時間差で伝達されるようになっている。
【0007】このような構成からなる従来の低嵌合力コ
ネクタ100では、雌コネクタ110にスライダ130
を取り付けて、各ガイド溝111,112と各カム溝1
31,132とを位置決めし、これらガイド溝111,
112とカム溝131,132の入口に、各雄コネクタ
120A〜120Eの各ボス121,122を導入す
る。
【0008】この状態で、スライダ130を押し込む
と、各雄コネクタ120A〜120Eの各ボス121,
122が、スライダ130の各カム溝131,132に
沿って順に従動し、各雄コネクタ120A〜120Eが
雌コネクタ110に時間差で嵌合される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の低嵌合力コネクタ100では、同一スライダ130
に設けた複数組のカム溝131,132によって、全て
の雄コネクタ120A〜120Eを時間差で嵌合させる
構成としてあったため、各カム溝131,132の有効
嵌合ストロークSを、カム溝の全長L/雄コネクタの個
数としなければならなかった。
【0010】このため、各カム溝131,132の有効
嵌合ストロークSが短くなり、カムとして作用する傾斜
部を急角度にしなければならず、各雄コネクタ120A
〜120Eを嵌合させるための荷重、すなわち、スライ
ダ130の操作力が大きくなってしまうという問題があ
った。
【0011】また、スライダ130の全長を延長すれ
ば、各カム溝131,132の形成スペースを広くとれ
るので、各カム溝131,132の有効嵌合ストローク
Sを長く、かつ、傾斜角を緩やかにすることができる
が、この場合は、スライダ130が大型化してしまうと
いう問題をまねくことになる。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、カム溝の有効嵌合ストロークを長く、かつ、
傾斜角を緩やかにしてスライダの操作力を低減させるこ
とができると同時に、該スライダの小型化を図ることが
できる低嵌合力コネクタの提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の低嵌合力コネクタは、スライダによ
って、一方のコネクタに、複数個の他方のコネクタを時
間差で嵌合させる低嵌合力コネクタにおいて、前記他方
のコネクタに突設されたボスを従動させる傾斜状のカム
溝を個別に有し、互いに外側と内側に重ね合わされ、長
手方向に伸縮可能な第一及び第二スライダを備え、これ
ら第一及び第二スライダを伸ばした状態にして、前記一
方のコネクタのハウジングに挿入し、外側の前記第一ス
ライダのみを前記ハウジングに押し込むことによって、
内側の前記第二スライダより先に動作させ、その後、該
第一スライダを前記第二スライダに当接させることによ
って、該第二スライダを前記第一スライダと時間差で動
作させる構成としてある。
【0014】上記構成からなる本低嵌合力コネクタで
は、まず、第一スライダの動作によって、他のコネクタ
のいずれかが一方のコネクタに嵌合され、次に、第二ス
ライダの動作によって、残りの他のコネクタが一方のコ
ネクタに時間差で嵌合される。
【0015】このような本低嵌合力コネクタによれば、
伸縮自在な複数のスライダ(第一及び第二スライダ)の
それぞれに、カム溝の形成スペースを広くとれるので、
該カム溝の有効嵌合ストロークを長く、かつ、傾斜角を
緩やかにすることができる。これにより、操作時におい
て第一及び第二スライダに加わる荷重が小さくなり、こ
れら第一及び第二スライダの操作力の低減を図ることが
できる。
【0016】また、第一及び第二スライダを時間差で動
作させているので、複数個の他のコネクタを時間差で一
方のコネクタに嵌合させることができ、これによって
も、第一及び第二スライダの操作力の低減を図ることが
できる。
【0017】さらに、第一及び第二スライダを一方のコ
ネクタのハウジングに押し込むと、これら第一及び第二
スライダが縮んだ状態となるので、スライダ全体の小型
化を図ることもできる。
【0018】なお、本発明におけるスライダの個数は、
第一及び第二スライダの二個に限らず、三個以上のスラ
イダを伸縮自在に重ね合わせた構成としてもよい。
【0019】好ましくは、請求項2記載の低嵌合力コネ
クタのように、前記第一及び/又は第二スライダに、二
以上の前記カム溝を形成した構成とする。
【0020】このような構成によれば、第一又は第二ス
ライダのいずれか一個で、二以上の他のコネクタに対応
することができ、二個のスライダによって三個以上の他
のコネクタを嵌合させることができる。これにより、他
のコネクタが多数個ある場合でも、スライダの個数を少
なくすることができ、構成の簡単化を図ることができ
る。
【0021】好ましくは、請求項3記載の低嵌合力コネ
クタのように、前記第一及び/又は第二スライダの二以
上のカム溝の形成位置を前と後に相違させるとともに、
これらカム溝の形成位置の相違に対応して、二以上の前
記他方のコネクタのボスの突設位置を後と前に相違させ
た構成とする。
【0022】このような構成によれば、同一スライダに
おけるカム溝の形成スペースを有効利用することがで
き、二以上のカム溝の有効嵌合ストロークを長く、か
つ、傾斜角を緩やかにすることができる。これによっ
て、第一及び/又は第二スライダの操作力の低減を図る
ことができる。
【0023】好ましくは、請求項4記載の低嵌合力コネ
クタのように、前記第一及び/又は第二スライダにおけ
る、相手側の前記カム溝との重複部分を貫通させ又は切
り欠いて、該重複部分が、前記カム溝に沿って従動する
前記他のコネクタのボスに干渉しないようにした構成と
してある。
【0024】このような構成によれば、第一及び/又は
第二スライダにおける相手側のカム溝に重なる部分が、
該カム溝に沿って従動する他のコネクタのボスに干渉す
ることを防止することができ、スライダの操作がスムー
ズに行なえるようになる。また、重ね合せた第一及び第
二スライダの総肉厚をボスの高さ程度に薄くすることが
でき、第一及び第二スライダの薄肉化を図ることもでき
る。
【0025】好ましくは、請求項5記載の低嵌合力コネ
クタのように、前記第一又は第二スライダの一方に突起
を設けるとともに、他方に該突起が摺動自在に係合する
摺動溝を形成し、該摺動溝の全長の範囲内で前記第一及
び第二スライダを伸縮自在とした構成としてある。
【0026】このような構成によれば、突起と摺動溝に
よって第一及び第二スライダの伸縮範囲が定まるととも
に、これら突起と摺動溝の端面の衝突によって、第二ス
ライダを第一スライダの動作に追従させることができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の低嵌合力コネクタ
の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図
1は本発明の一実施形態に係る低嵌合力コネクタを示す
分解斜視図である。図2は上記低嵌合力コネクタを構成
する第一スライダを示すものであり、同図(a)は平面
図,同図(b)は側面図である。図3は上記低嵌合力コ
ネクタを構成する第二スライダを示すものであり、同図
(a)は平面図,同図(b)は側面図である。
【0028】図1において、本実施形態の低嵌合力コネ
クタ1は、例えば、電子コントロールユニット(EC
U)などの機器に設けられた雌コネクタ(一方のコネク
タ)10と、第一〜第三雄コネクタ(他方のコネクタ)
20,30,40と、第一及び第二スライダ50,60
とで構成してある。なお、これら構成部品は、全て合成
樹脂により一体成形してある。
【0029】雌コネクタ10のハウジング11は、前記
機器の筐体と共通しており、該ハウジング11の正面に
は、第一〜第三雄コネクタ20,30,40の収容部1
1aが設けてある。また、該収容部11aの一側壁に
は、第一及び第二スライダ50,60の挿入口11b,
11bが形成してある。
【0030】第一〜第三雄コネクタ20,30,40の
上下壁部には、それぞれボス21,31,41が突設し
てある。後述するように、本実施形態では、第一スライ
ダ50に、二つのカム溝52a,52bを前と後に位置
を相違させて形成しているので、これらカム溝52a,
52bに対応する第一及び第二雄コネクタ20,30の
ボス21,31の突設位置を後と前に相違させてある。
【0031】第一及び第二スライダ50,60は、互い
に外側と内側に重ね合わされ、伸縮可能な一体のスライ
ダを構成する。第一スライダ50は、第一及び第二雄コ
ネクタ20,30を雌コネクタ10に嵌合させ、第二ス
ライダ60は、第三雄コネクタ40を雌コネクタ10に
嵌合させる。
【0032】図1及び図2(a),(b)において、第
一スライダ50は、前記背板51の上下に、対向する二
枚の側板52,52を連成した構成となっている。各側
板52には、第一雄コネクタ20のボス21に対応する
前記カム溝52aと、第二雄コネクタ30のボス31に
対応する前記カム溝52bと、第二スライダ60のカム
溝62cに重なる非干渉部52cとが形成してある。
【0033】各カム溝52a,52bは、ほぼ全体が傾
斜状となっており、上述したように、互いの形成位置を
前と後に相違させてある。これにより、同一側板52に
おけるカム溝の形成スペースを有効利用することがで
き、各カム溝52a,52bの有効嵌合ストロークSを
長く、かつ、傾斜角を緩やかにすることができる。
【0034】また、本実施形態では、カム溝52aの傾
斜角をカム溝52bの傾斜角より急角度にして、第一雄
コネクタ20が第二雄コネクタ30より先に雌コネクタ
10に嵌合するようにしてある。
【0035】非干渉部52cは、各側板52における第
二スライダ60のカム溝62cとの重複部分を切り欠い
たものであり、該重複部分が、カム溝62cに沿って従
動(前後方向に移動)する第三雄コネクタ40のボス4
1に干渉しないようにしたものある。
【0036】また、各側板52の後方両側に設けた合計
四つの摺動溝52d,52d(52d,52d)につい
ては、下記第二スライダ60の説明で述べる。
【0037】図1及び図3(a),(b)において、第
二スライダ60は、第一スライダ50と同様、背板61
の上下に、対向する二枚の側板62,62を連成した構
成となっており、第一スライダ50の側板52,52間
に嵌め込まれる。
【0038】第二スライダ60の各側板62には、第一
スライダ50のカム溝52aに重なる非干渉部62a
と、第一スライダ50のカム溝52bに重なる非干渉部
62bと、第三雄コネクタ40のボス41に対応する前
記カム溝62cとが形成してある。
【0039】各非干渉部62a,62bは、各側板62
における第一スライダ50のカム溝52a,52bとの
重複部分を略溝状に貫通させたものであり、該重複部分
が、カム溝52a,52bに沿って従動する第一及び第
二雄コネクタ20,30のボス21,31に干渉しない
ようにしたものある。
【0040】カム溝62cは、第一スライダ50のカム
溝52a,52bと比較して短く、かつ、急角度となっ
ており、第一スライダ50によって第一及び第二雄コネ
クタ20,30を嵌合させた後、第二スライダ60に残
された少ない押し込み量で第三雄コネクタ40を嵌合さ
せることができるようにしてある。
【0041】ここで、第二スライダ60の背板61の上
下四隅には、それぞれ突起61a,61a,61a,6
1aが突設してあり、各突起61aは、第一スライダ5
0の前記摺動溝52dにそれぞれ係合する。
【0042】各突起61aと各摺動溝52dの係合によ
って、第一スライダ50に嵌め込まれた第二スライダ6
0が、各摺動溝52dに沿って摺動可能となり、各摺動
溝52dの全長の範囲で、第一及び第二スライダ50,
60が、長手方向に伸縮自在となる。また、各突起61
aが各摺動溝52dの端面に当接することにより、第二
スライダ60を第一スライダ50の動作に追従させてい
る。
【0043】次に、本実施形態の低嵌合力コネクタにお
ける雄雌コネクタの嵌合及び嵌合解除の動作について、
図1及び図4,図5,図6を参照しつつ説明する。図4
(a),(b)は上記低嵌合力コネクタを構成する雄雌
コネクタの嵌合動作を示す一連の斜視図である。図5
(a),(b),(c)は上記雄雌コネクタの嵌合時に
おける上記第一及び第二スライダの動作を示す一連の説
明図である。図6(a),(b),(c)は上記雄雌コ
ネクタの嵌合解除時における上記第一及び第二スライダ
の動作を示す一連の説明図である。
【0044】図1において、まず、第一スライダ50と
第二スライダ60を重ね合わせ、第一スライダ50から
第二スライダ60を引き出して、これら第一及び第二ス
ライダ50,60を伸ばした状態にする。そして、これ
ら第一及び第二スライダ50,60の各側板52,62
を、雌コネクタ10のハウジング11に設けた各挿入口
11bに挿入する。
【0045】次いで、図4(a)及び図5(a)に示す
ように、雌コネクタ10の収容部11aに第一〜第三雄
コネクタ20,30,40をセットし、これら第一〜第
三雄コネクタ20,30,40の各ボス21,31,4
1を、第一及び第二スライダ50,60の各カム溝52
a,52b,62c及び非干渉部62a,62bの入口
に導入する。
【0046】次いで、第一スライダ50のみを雌コネク
タ10のハウジング11に押し込むと、該第一スライダ
50のカム溝52a,52bに沿ってボス21,31が
従動する。このとき、カム溝52aの傾斜角をカム溝5
2bの傾斜角より急角度にしてあるので、第一雄コネク
タ20が第二雄コネクタ30より先に収容部11a内に
引き込まれる。
【0047】そして、図5(b)に示すように、第一ス
ライダ50の各摺動溝52dの後端面(背板51側の端
面)が、第二スライダ60の各突起61aに衝突したと
ころで、第二スライダ60が動作を開始する。これによ
り、該第二スライダ60のカム溝62cに沿ってボス4
1が従動し、第三雄コネクタ40が、第一及び第二雄コ
ネクタ20,30と時間差で、収容部11a内に引き込
まれる。
【0048】その後、図4(b)及び図5(c)に示す
ように、第一及び第二スライダ50,60を、雌コネク
タ10のハウジング11に完全に押し込むと、第一〜第
三雄コネクタ20,30,40が収容部11aに完全嵌
合される。
【0049】上記と逆に、雌コネクタ10から第一〜第
三雄コネクタ20,30,40を取り外す場合は、図6
(a)に示す状態で、第一スライダ50のみを、雌コネ
クタ10のハウジング11から引き出す。
【0050】すると、図6(b)に示すように、該第一
スライダ50のカム溝52a,52bに沿ってボス2
1,31が従動し、第一及び第二雄コネクタ20,30
の完全嵌合が解除される。
【0051】そして、第一スライダ50の各摺動溝52
dの前端面(背板51と反対側の端面)が、第二スライ
ダ60の各突起61aに衝突したところで、第二スライ
ダ60が動作を開始する。これにより、該第二スライダ
60のカム溝62cに沿ってボス41が従動し、第一及
び第二雄コネクタ20,30と時間差で、第三雄コネク
タ40の完全嵌合が解除される。
【0052】その後、図6(c)に示す状態まで、第一
スライダ50を雌コネクタ10のハウジング11から引
き出したとき、雌コネクタ10から第一〜第三雄コネク
タ20,30,40を取り外すことが可能となる。
【0053】上述した本実施形態の低嵌合力コネクタに
よれば、伸縮自在な第一及び第二スライダ50,60の
それぞれに、カム溝52a,52b,62cの形成スペ
ースを広くとれるので、これらカム溝52a,52b,
62cの有効嵌合ストロークSを長く、かつ、傾斜角を
緩やかにすることができる。これにより、操作時におい
て第一及び第二スライダ50,60に加わる荷重が小さ
くなり、これら第一及び第二スライダ50,60の操作
力の低減を図ることができる。
【0054】また、第一及び第二スライダ50,60を
時間差で動作させているので、第一〜第三雄コネクタ2
0,30,40を時間差で雌コネクタ10に嵌合させる
ことができ、これによっても、第一及び第二スライダ5
0,60の操作力の低減を図ることができる。
【0055】さらに、第一及び第二スライダ50,60
を雌コネクタ10のハウジング11に押し込むと、これ
ら第一及び第二スライダ50,60が縮んだ状態となる
ので、スライダ全体の小型化を図ることもできる。
【0056】その他、本実施形態の低嵌合力コネクタ
は、以下に列挙する効果を奏する。
【0057】第一スライダ50に、二つのカム溝52
a,52bを形成した構成としてあるので、一個の該第
一スライダ50によって、二個の第一及び第二雄コネク
タ20,30に対応可能となり、雄コネクタの個数(三
個)に対してスライダの個数(二個)を少なくすること
ができ、構成の簡単化を図ることができる。
【0058】また、上述のように、各カム溝52a,5
2bの形成位置を前と後に相違させたことにより、同一
側板52におけるカム溝の形成スペースを有効利用する
ことができ、各カム溝52a,52bの有効嵌合ストロ
ークSを長く、かつ、傾斜角を緩やかにすることができ
る。この結果、第一スライダ50に二つのカム溝52
a,52bを形成した場合でも、該第一スライダ50の
操作力を低減させることができる。
【0059】さらに、第一及び第二スライダ50,60
に非干渉部52c,62a,62bを形成したことによ
り、各カム溝52a,52b,62cに沿って従動する
第一〜第三雄コネクタ20,30,40のボス21,3
1,41との干渉を防止することができ、第一及び第二
スライダ50,60の操作がスムーズに行なえるように
なる。
【0060】これに加え、非干渉部52c,62a,6
2bを形成したことにより、重ね合せた第一及び第二ス
ライダ50,60の総肉厚をボス21,31,41の高
さ程度に薄くすることができ、第一及び第二スライダ5
0,60の薄肉化を図ることもできる。
【0061】なお、本発明の低嵌合力コネクタは、上述
した実施形態に限定されるものではない。例えば、上記
実施形態では、二個のスライダ(第一及び第二スライダ
50,60)を伸縮自在に重ね合わせた構成としたが、
これに限らず、三個以上のスライダを伸縮自在に重ね合
わせた構成としてもよい。
【0062】また、上記実施形態では、単一の雌コネク
タ10に、三個の雄コネクタ20,30,40を時間差
で嵌合させる構成となっていたが、これに限らず、二個
又は四個以上の雄コネクタを嵌合させる場合でも、本発
明を応用することができる。
【0063】また、雄コネクタ(一方のコネクタ)が雌
コネクタ(他方のコネクタ)を収容するフードを有し、
雄コネクタに雌コネクタを嵌合させる構成の低嵌合力コ
ネクタが考えられ、このような構成の低嵌合力コネクタ
では、雄コネクタに伸縮自在なスライダを挿入して雌コ
ネクタを嵌合させることになる。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明の低嵌合力コネク
タによれば、カム溝の有効嵌合ストロークを長く、か
つ、傾斜角を緩やかにしてスライダの操作力を低減させ
ることができると同時に、該スライダの小型化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る低嵌合力コネクタを
示す分解斜視図である。
【図2】上記低嵌合力コネクタを構成する第一スライダ
を示すものであり、同図(a)は平面図,同図(b)は
側面図である。
【図3】上記低嵌合力コネクタを構成する第二スライダ
を示すものであり、同図(a)は平面図,同図(b)は
側面図である。
【図4】同図(a),(b)は上記低嵌合力コネクタを
構成する雄雌コネクタの嵌合動作を示す一連の斜視図で
ある。
【図5】同図(a),(b),(c)は上記雄雌コネク
タの嵌合時における上記第一及び第二スライダの動作を
示す一連の説明図である。
【図6】同図(a),(b),(c)は上記雄雌コネク
タの嵌合解除時における上記第一及び第二スライダの動
作を示す一連の説明図である。
【図7】従来の低嵌合力コネクタを示すものであり、同
図(a)は全体の側面図,同図(b)は部分拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 低嵌合力コネクタ 10 雌コネクタ(一方のコネクタ) 11 ハウジング 20 第一雄コネクタ(他方のコネクタ) 30 第二雄コネクタ(他方のコネクタ) 40 第三雄コネクタ(他方のコネクタ) 21,31,41 ボス 50 第一スライダ 52a,52b カム溝 52c 非干渉部(カム溝との重複部分) 52d 摺動溝 60 第二スライダ 61a 突起 62a,62b 非干渉部(カム溝との重複部分) 62c カム溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライダによって、一方のコネクタに、
    複数個の他方のコネクタを時間差で嵌合させる低嵌合力
    コネクタにおいて、 前記他方のコネクタに突設されたボスを従動させる傾斜
    状のカム溝を個別に有し、互いに外側と内側に重ね合わ
    され、長手方向に伸縮可能な第一及び第二スライダを備
    え、 これら第一及び第二スライダを伸ばした状態にして、前
    記一方のコネクタのハウジングに挿入し、外側の前記第
    一スライダのみを前記ハウジングに押し込むことによっ
    て、内側の前記第二スライダより先に動作させ、その
    後、該第一スライダを前記第二スライダに当接させるこ
    とによって、該第二スライダを前記第一スライダと時間
    差で動作させることを特徴とする低嵌合力コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記第一及び/又は第二スライダに、二
    以上の前記カム溝を形成した請求項1記載の低嵌合力コ
    ネクタ。
  3. 【請求項3】 前記第一及び/又は第二スライダの二以
    上のカム溝の形成位置を前と後に相違させるとともに、
    これらカム溝の形成位置の相違に対応して、二以上の前
    記他方のコネクタのボスの突設位置を後と前に相違させ
    た請求項2記載の低嵌合力コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記第一及び/又は第二スライダにおけ
    る、相手側の前記カム溝との重複部分を貫通させ又は切
    り欠いて、該重複部分が、前記カム溝に沿って従動する
    前記他のコネクタのボスに干渉しないようにした請求項
    1〜3いずれか記載の低嵌合力コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記第一又は第二スライダの一方に突起
    を設けるとともに、他方に該突起が摺動自在に係合する
    摺動溝を形成し、該摺動溝の全長の範囲内で前記第一及
    び第二スライダを伸縮自在とした請求項1〜4いずれか
    記載の低嵌合力コネクタ。
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