JP2000243446A - リチウム二次電池 - Google Patents
リチウム二次電池Info
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Abstract
と、リチウム挿入・脱離反応が可能な黒鉛を活物質とす
る負極を用い、有機電解液とセパレータを用いたリチウ
ム二次電池において、高温保存特性を改良し、信頼性が
高い高エネルギー密度のリチウム二次電池を提供するも
のである。 【解決手段】 正負電極と電解液の界面あるいはポリマ
ー電解質との界面にコロナンド(クラウンエーテル)、
ポダノコロナンド(ラリアットエーテル)、クリプタン
ド、スフェランド類から選ばれた配位子を支持塩に対す
るモル比で支持塩1に対し10-1〜10-4の範囲で電池
内に添加し、配するものである。
Description
酸化物を活物質とする正極、リチウムの挿入・脱離反応
が可能な黒鉛を活物質とする負極、セパレータおよび有
機電解液を用いたリチウム二次電池に関するものであ
る。
質、リチウム含有複合酸化物を正極活物質とするリチウ
ムイオン二次電池は、水溶液系の二次電池に比べて電
圧、エネルギー密度が高く、かつ低温特性が優れてい
る。また、負極にリチウム金属を用いないことからサイ
クル安定性、安全性にも優れており、急速に実用化され
ている。また、有機電解液を吸収保持するポリマーを活
物質層に混合し、前記ポリマーからなるセパレータを用
いたリチウム二次電池も薄型・軽量タイプとして開発さ
れつつある。
から種々の添加剤が提案されてきた。なかでもクラウン
エーテル類(コロナンド,coronand)は12−
クラウン−4エーテルがリチウムイオンと1:1の錯体
を強く形成をすることが知られてから、リチウムデンド
ライトの抑制のための添加剤などとして古くから提案さ
れている(例えば特公昭58−12992号公報、特開
昭57−141878号公報、特開昭61−8849号
公報、日本特許2771406号公報、米国特許413
2837号、米国特許4520083号など)、またL
iAsF6/THF系での安定化剤として18−クラウ
ン−6エーテルが提案されている(Proc.34thI
nt.Power Sources Symp.,8
4,IEEE,Piscataway,NJ)。
するLi/TiS2電池系においても12−クラウン−
4エーテルによる添加効果が報告されている(J.El
ectrochem.Soc.,134(1987),
2107)のを初めとして、例えば、特開平6−131
10号公報には黒鉛を用いた負極へのインターカレーシ
ョン反応を用いる電池系においても共溶媒、添加剤とし
て提案されており、リチウムイオンに最適なクラウンエ
ーテルとして12−クラウン−4エーテルが上げられ、
その含有量は電解質塩と等モルより大、好ましくは2倍
モルと記載されている。また、PC系電解液における黒
鉛へのインターカレーション反応を進行させる添加剤と
して12−クラウン−4エーテルが提案されている
(J.Electrochem.Soc.,140(1
993),922,J.Electrochem.So
c.,140(1993),L101、J.Elect
rochem.Soc.,141(1994),60
3)。
案がなされている(特開昭61−284071号公報、
特開平3−220237号公報、米国特許460960
0号、米国特許5523179号など)。以上の種々の
提案から明らかなようにクラウンエーテル類の有機電解
液系でのリチウムイオンに対する強い錯体形成能力と錯
体形成により、溶媒和の状態が大きく変化することがわ
かるが、クラウンエーテルの種類によっては強すぎる錯
体を形成したり、電解液溶媒種によっても効果が異なる
ことなどから、実用化に至っていない。
物を正極活物質とし、リチウムの挿入・脱離反応が可能
な黒鉛材料を負極活物質とした有機電解液系のリチウム
イオン二次電池において、高温保存による容量低下など
の問題がある。例えば70℃で10日間保存した場合、
容量が70%程度まで劣化する。
で、高温保存による容量低下が少なく、サイクル特性が
良く信頼性に優れた、高エネルギー密度のリチウム二次
電池あるいはリチウムポリマー二次電池を提供すること
を目的とする。
るためにリチウム含有複合酸化物を正極活物質とし、リ
チウムの挿入・脱離反応が可能な黒鉛材料を負極活物質
とした有機電解液系のリチウムイオン二次電池において
電極界面の溶媒構造を制御する方法を検討し、配位子の
錯体形成能力を制御し、濃度を適正化するとともに、電
解液溶媒、支持塩アニオンと配位子の配位能力のバラン
スに着目し、これらの適正化を図ることにより、高温保
存安定性を改良できることを見いだしたものである。具
体的には、本発明のリチウム二次電池あるいはリチウム
ポリマー電池は微量のコロナンド(クラウンエーテル)
などのリチウムイオン選択性を有する配位子を電極界面
に配したものである。高温保存による容量損失は主に電
解液溶媒の正負極界面における副反応による自己放電と
考えられるため、リチウムイオン選択性を有する配位子
を電極界面に配することにより、電解液バルクの延長に
形成される電極界面と異なる界面状態とすることで、電
解液溶媒の副反応(酸化還元反応)を抑制するものであ
る。
ithium Chemistry(p393−47
6,A.Sapse and P von R Sch
leyer編 1995,John Wiley&So
ns,Inc,Canada)に多種類の配位子が詳細
に記述されているが、本発明に用いることが可能である
のはコロナンド(クラウンエーテル)、ポダノコロナン
ド(ラリアットエーテル)、クリプタンド、スフェラン
ド類の環状構造を有するものであり、ポダント(グライ
ム)類は効果が見られなかった。この理由は不明確では
あるが、鎖状構造のものはより不安定で分解あるいは重
合反応が生じるためと考えられた。また配位子のリチウ
ムイオンに対する配位能力も関係し、配位能力が強すぎ
る場合は電池内でのイオン伝導が阻害され充放電特性が
大きく低下する。配位能力の基準は不明確ではあるが、
リチウムイオンの大きさと環状配位子の空孔の大きさが
一つの基準となり、空孔が測定されているクラウンエー
テルでは、1.7Åの15−クラウン−5エーテル、
2.86Åの18−クラウン−6エーテルが好ましく、
特開平6−13110号公報で最適とされている1.5
Åの12−クラウン−4エーテルを用いた場合は放電容
量が大きく低下した。従って、本発明に適した配位子と
しては、コロナンド(クラウンエーテル)類では15−
クラウン−5エーテルおよびベンゾ15−クラウン−
5、N−メチル モノアゾ−15クラウン−5などの誘
導体、18−クラウン−6−エーテルとその誘導体、1
6−クラウン−5−エーテル、21−クラウン−7−エ
ーテルなどがあげられる。また、クリプタンド類では空
孔の大きさが1.7Åより大きい[2.2.1]−クリ
プタンド、[2.2.2]−クリプタンドがあげられ
る。さらにより大きな環状分子であるポダノコロナンド
(ラリアットエーテル)類、スフェランド類があげられ
る。
効果を有効とするには、電解液側の配位能力も大きく影
響するため、溶媒のドナー数は20より小さいものが好
ましく、具体的には環状カーボネートのエチレンカーボ
ネイト(16.4)、プロピレンカーボネイト(15.
1)、鎖状カーボネートのジエチルカーボネート(1
5.1)、脂肪族カルボン酸エステルの酢酸メチル(1
6.5)、酢酸エチル(17.1)などあり、また、ド
ナー数が不明であるが、20以下と考えられるものはジ
メチルカーボネイト、エチルメチルカーボネイト、プロ
ピオン酸メチル、プロピオン酸エチルなどが使用でき
る。リチウム電池系で使用される溶媒の中でドナー数2
0以上のものは1,2ジメトキエタン(24)、テトラ
ハイドロフラン(20)、ジメチルスホキシド(29.
8)、ジメチルホルムアミド(26.6)などである。
ドナー数は、Lithium Batteries
(G.Pistoia編、1994,Elsevie
r,Amsterdam),High−Energy
Non−Aqueous Batteries(A.C
isak and L.Werblan編,1993,
Ellis Horwood,England)に記載
されたものを用いた。
ーボネイト、プロピレンカーボネイトなどの環状カーボ
ネイトとジメチルカーボネイト、ジエチルカーボネイ
ト、エチルメチルカーボネイトなどの鎖状カーボネイト
の組合せである。これらが好適である詳細な理由は不明
であるが、リチウムイオンの溶媒和はカーボネイト系溶
媒中では炭酸基(−OCO2−)が配位した構造と考え
られる。すなわち、環状カーボネイトも鎖状カーボネイ
トも同じ炭酸基がリチウムイオンに配位した構造となる
ため、環状カーボネイトの単独溶媒中と同様にリチウム
イオンが安定化することから、他の鎖状エステルを用い
た混合溶媒中よりも安定化しやすくなったと考えられ
る。さらに、低沸点・低粘度の鎖状カーボネイトを含む
混合溶媒系となることから、イオン伝導度を顕著に向上
させる効果が得られたためと考えられる。又、必要に応
じて脂肪族カルボン酸エステルを混合することができ、
酢酸メチル、酢酸エチル、プロピオン酸メチル、プロピ
オン酸エチルなどが好適である。
量は電解液の支持塩に対するモル比で支持塩1に対し1
0-1〜10-4の範囲、さらに好ましくは10-2〜10-3
の範囲が良い。特開平6−13110号公報では電解液
中に溶質と等モル以上添加するのが好ましいとされてい
るが、本願の電解液、すなわち溶媒として環状カーボネ
ートと鎖状カーボネート、もしくはそれに脂肪族カルボ
ン酸エステルを混合したものが溶媒全体積80%以上と
した場合には本願の微少な添加量が好ましく、支持塩に
対するモル比が支持塩1に対し10-1より多い場合に
は、電池の放電特性に悪影響が現れる。これは本願発明
の溶媒を用いた電解液においては配位子による錯体形成
がおこるためではないかと考えられた。また、支持塩に
対するモル比が支持塩1に対し10-4より少ない場合に
は、顕著な効果が見られなかった。
いイオンが好ましい。大きな分子構造を有するアニオン
の方が解離しやすいことは知られているが、溶媒のドナ
ー数のような数値化された指標がない。従って、「無機
錯体・キレート錯体」(日本化学会編、実験化学講座1
7、1990,丸善、東京)に記載されている配位能力
の低いアニオンの中から、リチウム電池に適用可能なア
ニオンとして、過塩素酸(C104 -)、4フッ化ホウ酸
(BF4 -)、6フッ化リン酸(PF6 -)、トリフロロメ
タンスルホン酸(CF3SO3 -)、トリフロロメタンス
ルホン酸イミド(N(CF3SO2 -)2)を選択した。
に配置する方法としては、コロナンド類をジエチルエー
テルなどの低沸点溶媒に溶解させたものを電極表面に塗
着した後、低沸点溶媒を蒸発させる方法、真空チャンバ
ー内で電極表面に蒸着する方法、あるいは高融点で溶解
度が低い物質の場合には粉体として活物質粒子と混合す
る方法などが可能であるが、より簡便な方法として、電
解液溶液へ溶解・混合することにより電極表面へ配向さ
せることが可能である。コロナンド類の、例えば15−
クラウン−5エーテルをLiPF6/EC+EMC(重
量比1:1)電解液中に溶解させた場合に、15−クラ
ウン−5エーテルの電極界面への配向・吸着はフーリエ
変換赤外分光分析(FTIR)の二重変調偏光スペクト
ル(例えば、田隅三生編 FTIRの基礎と実際、19
94,東京化学同人、電気化学と工業物理化学,66
(1998),824など)を測定すると、1105c
m-1付近に現れる15−クラウン−5エーテルのC−0
伸縮振動に起因するピークから確認できる。
は、リチウム含有複合酸化物を活物質とする正極と、リ
チウムの挿入・脱離反応が可能な黒鉛を活物質とする負
極を用い、有機電解液とセパレータを用いたリチウム二
次電池において、前記電解液の溶媒として環状カーボネ
ートと鎖状カーボネート、もしくはそれに脂肪族カルボ
ン酸エステルを混合したものが溶媒全体積の80%以上
とし、支持塩のアニオンに配位能力が低い過塩素酸(C
104 -)、4フッ化ホウ酸(BF4 -)、6フッ化リン酸
(PF6 -)、トリフロロメタンスルホン酸(CF3SO3
-)、トリフロロメタンスルホン酸イミド(N(CF3S
O2 -)2)の中から選ばれたものを用い、これらの溶媒
と支持塩を組み合わせた電解液を用いるとともに、リチ
ウムイオンに対して溶媒・アニオンよりも強い選択性を
有する環状構造で空孔径が1.7Å以上の配位子を支持
塩に対するモル比で支持塩1に対し10-1〜10-4の範
囲で電池内に添加し正負極/電解液層界面に配すること
により、電解液バルクの延長に形成される電極/電解液
界面と異なる電極界面を形成し、電解液溶媒の副反応と
しての酸化還元反応を抑制するという作用を有すること
から、リチウム二次電池の高温保存特性を改良するとい
う効果がある。
ム含有複合酸化物からなる活物質と有機電解液を吸収保
持するポリマーとを含む活物質混合物層と活物質混合物
層を支持する集電体からなる正極、リチウムの挿入・脱
離反応が可能な黒鉛からなる活物質と有機電解液を吸収
保持するポリマーとを含む活物質混合物層と活物質混合
物層を支持する集電体からなる負極、有機電解液を吸収
保持するポリマーからなる多孔性のセパレータ、および
前記正極、負極およびセパレータに吸収保持された有機
電解液を具備したリチウム二次電池において、前記電解
液の溶媒として環状カーボネートと鎖状カーボネート、
もしくはそれに脂肪族カルボン酸エステルを混合したも
のが溶媒全体積の80%以上とし、支持塩のアニオンに
配位能力が低い過塩素酸(C104 -)、4フッ化ホウ酸
(BF4 -)、6フッ化リン酸(PF6 -)、トリフロロメ
タンスルホン酸(CF3SO3 -)、トリフロロメタンス
ルホン酸イミド(N(CF3SO2 -)2)の中から選ばれ
たものを用い、これらの溶媒と支持塩を組み合わせた電
解液を用いるとともに、リチウムイオンに対して溶媒・
アニオンよりも強い選択性を有する環状構造で空孔径が
1.7Å以上の配位子を支持塩に対するモル比で支持塩
1に対し10-1〜10-4の範囲で電池内に添加し正負極
/電解液層界面に配することにより、バルクの延長に形
成される電極/ゲルポリマー電解質界面と異なる電極界
面を形成し、可塑剤溶媒の副反応としての酸化還元反応
を抑制する作用を有することから、リチウムポリマー二
次電池の高温保存特性を改良するという効果がある。
用いて説明する。
図を示し、1は電池ケース、2はポリエチレン製絶縁
板、3はポリプロピレン製のガスケット、4は安全装置
を組み込んだ封口板、5はアルミニウム製の正極リー
ド、6は活物質にリチウムコバルト複合酸化物などを用
いた正極板、7はポリエチレン製のセパレータ、8は活
物質に球状黒鉛などを用いた負極板、9は銅製の負極リ
ードである。正極6は活物質とカーボンブラックなどの
導電剤とフッ素樹脂などの結着剤とをカルボキシメチル
セルロース(CMC)の水溶液に混合・分散したペース
トを正極集電体であるアルミニウム箔に塗着し、乾燥・
圧延したものを所定寸法に切断することにより得られた
正極板である。負極8は活物質である球状黒鉛を結着剤
のスチレンブタジエンラバー(SBR)と(CMC)の
水溶液に混合分散したペーストを負極集電体である銅箔
に塗着し、乾燥・圧延したものを所定寸法に切断するこ
とにより得られた負極板である。正極6、セパレータ7
および負極8には本発明の有機電解液が含まれている。
二次電池の縦断面図、上面図をそれぞれ示し、11はア
ルミラミネート製の電池ケース、12はリード部溶着シ
ール、15はアルミニウム製の正極リード、16は活物
質としてリチウムコバルト複合酸化物などを用いた正極
板、17はフッ化ビニリデン−6フッ化プロピレン共重
合体からなり、電解液を吸収保持するセパレータ、18
は活物質として球状黒鉛などを用いた負極板、19は銅
製の負極リードである。正極16は活物質であるリチウ
ムコバルト複合酸化物と導電剤のカーボンブラックと有
機電解液を吸収保持し、かつ結着剤としての効果もある
ポリマーとしてフッ化ビニリデン−6フッ化プロピレン
共重合体、N−メチルピロリドン、フタル酸ジブチルを
添加して混合分散したペーストを正極集電体であるアル
ミニウム製芯材に塗着し、乾燥後所定寸法に切断するこ
とにより得られた正極板である。負極18は活物質であ
る球状黒鉛と、有機電解液を吸収保持し、かつ結着剤と
しての効果もあるポリマーとしてフッ化ビニリデン−6
フッ化プロピレン共重合体とを混合したものに、溶剤の
N−メチルピロリドン、フタル酸ジブチルを添加して混
合分散したペーストを負極集電体である銅製芯材に塗着
し、乾燥後所定寸法に切断することにより得られた負極
板である。
フッ化プロピレン共重合体と構造材である酸化珪素微粒
子を正、負極と同様にペースト化、塗着・乾燥して得ら
れたものである。正極板16、セパレータ層17と負極
板18を熱ローラーで溶着した後、ジエチルエーテル中
にフタル酸ジブチルを溶出させることにより、多孔質ポ
リマー電極群が得られた。この電極群を電池ケース11
内に入れた後、有機電解液を注液し、ゲルポリマー電解
質を形成した。最後に開口部のアルミラミネートを熱溶
着し、平形ポリマー電池とした。なお、以上の説明では
円筒形電池と平形電池を用いているが、本願発明は電池
の形状には関係なく効果を有するものであり、他の形状
である角形電池・コイン形電池などに用いることも可能
である。
制とし、正極活物質の利用率によって放電容量が決まる
構成とした。
バルト複合酸化物(LiCoO2)を、負極活物質とし
て球状黒鉛を用い、設計放電容量600mAhの電極群
からなる図1に示した円筒形リチウム二次電池を作製し
た。電解液はエチレンカーボネイト(EC)とエチルメ
チルカーボネイト(EMC)を重量比5:5で混合した
混合溶媒に、電解質である6フッ化リン酸リチウム(L
iPF6)を1.0モル・dm-3の濃度に溶解させたも
のを用い、さらに本発明の配位子としてコロナンド類の
15−クラウン−5エーテルを10-2モル・dm-3の濃
度になるように添加したものを実施例1とした。
利用率を120mAh/gで計算した容量である。
ンド類の15−クラウン−5エーテルを10-1モル・d
m-3の濃度になるように添加したこと以外は実施例1と
同様に構成した電池を実施例2とした。
ンド類の15−クラウン−5エーテルを10-3モル・d
m-3の濃度になるように添加したこと以外は実施例1と
同様に構成した電池を実施例3とした。
リチウムマンガン複合酸化物(LiMn2O4)を用い、
設計放電容量500mAh(正極利用率を100mAh
/gで計算)の電極群を作製し、電解液の溶媒としてE
Cとジエチルカーボネイト(DEC)と酢酸エチル(E
A)が重量比で4:4:2とした混合溶媒を用い、Li
PF6濃度を1.2モル・dm-3としたものを用いて、
本発明の配位子としてコロナンド類の18−クラウン−
6エーテルを2×10-2モル・dm-3の濃度になるよう
に添加したこと以外は実施例1と同様に構成した電池を
実施例4とした。
メチルカーボネイト(DMC)とプロピオン酸メチル
(MP)が重量比で4:4:2とした混合溶媒を用い、
LiPF6濃度を1.5モル・dm-3としたものを用い
て、本発明の配位子であるクリプタンド類の[2.2.
1]−クリプタンドを10-2モル・dm-3の濃度になる
ように添加した以外は、実施例1と同様に構成した電池
を実施例5とした。
バルト複合酸化物を、負極活物質として球状黒鉛を用
い、設計放電容量200mAh(正極利用率を120m
Ah/gで計算)の電極群からなる図2に示した平形リ
チウム二次電池を作製した。ECとEMCの重量比で
5:5とした混合溶媒を用いて、LiPF6濃度1.5
モル・dm-3の電解液を調製し、さらに本発明の配位子
であるコロナンド類の15−クラウン−5エーテルを5
×10-3モル・dm-3の濃度になるように添加したもの
を、フッ化ビニリデン−6フッ化プロピレン共重合体を
用いた電極群に注液して得られたゲルポリマー電解質電
池を実施例6とした。
比5:5で混合した混合溶媒に、LiPF6を1.0モ
ル・dm-3の濃度に溶解させたものを用いたこと以外実
施例1と同様に構成した電池を比較例1とした。
比5:5で混合した混合溶媒に、LiPF6を1.0モ
ル・dm-3の濃度に溶解させ、さらにコロナンド類の1
5−クラウン−5エーテルを3×10-1モル・dm-3の
濃度になるように添加したものを用いたこと以外は実施
例1と同様に構成した電池を比較例2とした。
タン(DME)を重量比5:5で混合した混合溶媒に、
LiPF6を1.0モル・dm-3の濃度に溶解させ、さ
らにコロナンド類の15−クラウン−5エーテルを10
-2モル・dm-3の濃度になるように添加したものを用い
たこと以外は実施例1と同様に構成した電池を比較例3
とした。
比5:5で混合した混合溶媒に、LiPF6を1.0モ
ル・dm-3の濃度に溶解させ、さらに小さい空孔を有す
るコロナンド(12−クラウン−4エーテル)を5×1
0-2モル・dm-3の濃度になるように添加したこと以外
は実施例1と同様に構成した電池を比較例4とした。
比5:5で混合した混合溶媒に、LiPF6を1.5モ
ル・dm-3の濃度に溶解させ、さらにコロナンド類の1
5−クラウン−5エーテルを5×10-5モル・dm-3の
濃度となるように添加したものを用いたこと以外は実施
例6と同様に構成したゲルポリマー電解質電池を比較例
5とした。
れぞれ20℃で充電終止電圧4.2V(実施例4のみ
4.3V)、放電終止電圧3.0V、5時間率の定電流
条件で充放電サイクルを行い、各電池の充放電容量を確
認した後、充電状態の各電流を70℃で10日間保存し
た。保存後の各電池を再び20℃の同一条件で放電し、
高温保存による容量劣化を求めた。保存前の放電容量を
100とした場合の高温保存後の比容量を(表1)にま
とめて示した。
正極の活物質の種類にかかわらず、高温保存後の容量の
維持率は80%以上と向上しており、EC、EMCなど
の有機溶媒の正負極界面での副反応(酸化還元反応)を
抑制できることがわかる。
2,ドナー数が24と大きい1,2ジメトキシエタンを
共溶媒に用いた比較例3では、無添加の場合の比較例1
よりも悪い結果が得られた。また、空孔の大きさが1.
5Åと小さいコロナンド(12−クラウン−4エーテ
ル)を用いた比較例4の電池は、保存前においても放電
時の分極が大きく、設計放電容量に比べて実際の容量が
低かった。これは、12−クラウン−4エーテルのリチ
ウムイオンに対する配位が強すぎるため、電極界面での
リチウムイオンの拡散(移動)が阻害されたことによる
ものと考えられた。
ように、正負極中に電解液を吸収保持するポリマーを添
加した平型リチウム二次電池においても同様の効果が得
られた。
塩アニオンと配位子の配位能力のバランスに着目し、こ
れらの適正化を図るとともに、適切な配位子を支持塩に
対するモル比で支持塩1に対し10-1〜10-4の範囲で
電池内に添加し、電極表面/電解液界面に配した構成と
することにより、高温保存時の正・負極の安定性を改良
することができたため、高温保存性に優れた信頼性に優
れた高エネルギー密度のリチウム二次電池を提供するこ
とができた。
が、これ以外の過塩素酸リチウム(LiClO4)、4
フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)、トリフロロメタ
ンスルホン酸(CiCF3SO3)、トリフロロメタンス
ルホン酸イミド(LiN(CF 3SO2)2)を用いても
同様の効果が得られた。
酸化物を活物質とする正極と、リチウムの挿入・脱離反
応が可能な黒鉛を活物質とする負極を用い、有機電解液
をセパレータを用いたリチウム二次電池において、電解
液溶媒、支持塩アニオンの配位能力のバランスの適正化
を図るとともに、上記電極/電解液またはポリマー電解
質界面に支持塩に対するモル比で支持塩1に対し10-1
〜10-4の範囲でコロナンド(クラウンエーテル)など
の配位子を配した構成とすることにより、これらの電池
の高温保存特性を改良することができ、信頼性が高く高
エネルギー密度のリチウム二次電池を提供することがで
きるものである。
図 (B)同電池の上面図
Claims (4)
- 【請求項1】 リチウム含有複合酸化物を活物質とする
正極とリチウムの挿入・脱離反応が可能な黒鉛を活物質
とする負極と有機溶媒に支持塩を溶解した電解液とセパ
レータからなるリチウム二次電池において、電解液の溶
媒として環状カーボネートと鎖状カーボネート、もしく
はそれに脂肪族カルボン酸エステルを混合したものが溶
媒全体積の80%以上とし、支持塩のアニオンに配位能
力が低い過塩素酸(C104 -)、4フッ化ホウ酸(BF
4 -)、6フッ化リン酸(PF6 -)、トリフロロメタンス
ルホン酸(CF3SO3 -)、トリフロロメタンスルホン
酸イミド(N(CF3SO2 -)2)の中から選ばれたもの
を用いるとともに、リチウムイオンに対して溶媒やアニ
オンよりも強い選択性を有する環状構造で空孔径が1.
7Å以上の配位子を支持塩に対するモル比で支持塩1に
対し10-1〜10-4の範囲で電池内に添加し正および負
電極表面/電解液層界面に配することを特徴とするリチ
ウム二次電池。 - 【請求項2】 リチウム含有複合酸化物からなる活物質
と有機電解液を吸収保持するポリマーとを含む活物質混
合物層と活物質混合物層を支持する集電体からなる正
極、リチウムの挿入・脱離反応が可能な黒鉛からなる活
物質と有機電解液を吸収保持するポリマーとを含む活物
質混合物層と活物質混合物層を支持する集電体からなる
負極、有機電解液を吸収保持するポリマーからなる多孔
性のセパレータ、および前記正極、負極およびセパレー
タに吸収保持された有機電解液を具備したリチウム二次
電池において、電解液の溶媒として環状カーボネートと
鎖状カーボネート、もしくはそれに脂肪族カルボン酸エ
ステルを混合したものが溶媒全体積の80%以上とし、
支持塩のアニオンに配位能力が低い過塩素酸(C1
0 4 -)、4フッ化ホウ酸(BF4 -)、6フッ化リン酸
(PF6 -)、トリフロロメタンスルホン酸(CF3SO3
-)、トリフロロメタンスルホン酸イミド(N(CF3S
O2 -)2)の中から選ばれたものを用いるとともに、リ
チウムイオンに対して溶媒・アニオンよりも強い選択性
を有する環状構造で空孔径が1.7Å以上の配位子を電
池容量1Ahあたり1マイクロモル〜1ミリモルの範囲
で電池内に添加し正負極/電解液層界面に配することを
特徴とするリチウム二次電池。 - 【請求項3】 前記正負極/電解液層界面に配する配位
子がコロナンド(クラウンエーテル)、ポダノコロナン
ド(ラリアットエーテル)、クリプタンド、スフェラン
ド類の中から選ばれたものであることを特徴とする請求
項1に記載のリチウム二次電池。 - 【請求項4】 前記正負極/電解液層界面に配する配位
子がコロナンド(クラウンエーテル)、ポダノコロナン
ド(ラリアットエーテル)、クリプタンド、スフェラン
ド類の中から選ばれたものであることを特徴とする請求
項2に記載のリチウム二次電池。
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