JP2000241956A - 仕分けユニットおよびこれを用いた写真処理装置 - Google Patents

仕分けユニットおよびこれを用いた写真処理装置

Info

Publication number
JP2000241956A
JP2000241956A JP11041596A JP4159699A JP2000241956A JP 2000241956 A JP2000241956 A JP 2000241956A JP 11041596 A JP11041596 A JP 11041596A JP 4159699 A JP4159699 A JP 4159699A JP 2000241956 A JP2000241956 A JP 2000241956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sorting unit
rotating shaft
pair
holders
rotating shafts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11041596A
Other languages
English (en)
Inventor
Togo Kinoshita
藤吾 木下
Kazuyuki Betto
和志 別當
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritsu Koki Co Ltd filed Critical Noritsu Koki Co Ltd
Priority to JP11041596A priority Critical patent/JP2000241956A/ja
Publication of JP2000241956A publication Critical patent/JP2000241956A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Discharge By Other Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、小型化、軽量化を図り、且つ、構
造を簡潔化することができる仕分けユニットおよびそれ
を用いた写真処理装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明に係る仕分けユニットは、シート
状からなる対象物Pの幅以上の間隔を有して対向する一
対の回転軸体8,9が、上下方向に複数配置されると共
に、該回転軸体8,9に、それぞれ径外方向に延出する
保持体25が、回転軸体8,9の軸方向に沿って設けら
れてなり、所定の処理を終えて搬送される前記対象物P
を上位の一対の回転軸体8,9の互いの保持体25,2
5にて保持すると共に、該対象物Pを下位の一対の回転
軸体8,9の互いの保持体25,25にて保持するよ
う、前記回転軸体8,…,9,…が回転制御されてなる
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の処理が施さ
れたシート状の対象物を所定の目的に応じて仕分け処理
する仕分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、写真処理装置において、所定の
大きさに切断されたシート状の感光材料は、フィルムの
画像が露光された後に、現像処理ユニットに搬送され
て、現像処理が施される。そして、現像処理された感光
材料は、乾燥ユニットにて乾燥された後に、仕分けユニ
ットに搬送される。
【0003】この仕分けユニットは、図7に示す如く、
一定方向に回転するベルトコンベア101aからなる搬
送部101と、複数のトレイ102a、…を備えたソー
タ102とにより構成されており、乾燥処理を終えた感
光材料は、排出口111から矢印a方向に排出され、ベ
ルトコンベア101aにより矢印b方向に搬送され、一
つのトレイ102a上に順次集積される。そして、一の
オーダーの感光材料の集積処理が終わると、トレイ10
2aが矢印c方向に回転し、後続のオーダーの感光材料
は、次のトレイ102a上に順次集積される。尚、オー
ダーの種類としては、フィルムの現像と同時に、フィル
ムに写されている全てのコマの画像についてプリントす
る同時プリントや、フィルム上の特定のコマの画像のみ
をプリントする焼き増し等がある。
【0004】従って、以上のように構成された仕分けユ
ニットによれば、複数のオーダーで感光材料が写真処理
された場合に、該感光材料をオーダー毎に仕分けること
が可能となり、人手による仕分け処理を無くすことがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記仕
分けユニットは、図8に示す如く、上下方向に所定間隔
を有して配置された一対の駆動スプロケット120、1
20にチェーン121が巻き掛けられ、該チェーン12
1に複数のトレイ102a、…が環状に配列されたもの
であり、チェーン121の無端回動に伴って、トレイ1
02aが矢印c方向に回転する構成であるため、感光材
料の集積作業には全く関与しない戻り側のトレイ102
a、…の軌道スペース確保のために、装置が大型化する
という問題があった。
【0006】そして、かかる問題を解消すべく、トレイ
102aを折り畳み式にして、戻り側のトレイ102
a、…の軌道スペースを小さくしようとする施策がなさ
れているが、トレイ102aの構造が複雑になり、製造
コストが増大するのみならず、トレイ102aから発生
する音にも少なからず問題があった。
【0007】また、チェーン121は、比較的重量物で
あるため、回動による慣性力が大きいこと、及び、トレ
イ102a、…の好適な動作を得るため、チェーン12
1に所定の張力を与えることが必要となることから、チ
ェーン121を支持するスプロケット120の軸を支え
るフレームに強度が要求され、装置が重量化するという
問題があった。
【0008】そこで、本発明は、上記従来技術の問題点
を解決するためになされたもので、小型化、軽量化を図
ることができる仕分けユニットを提供することを第一の
課題とし、且つ、構造を簡潔化することができる仕分け
ユニットを提供することを第二の課題とし、併せて、こ
の仕分けユニットを用いて、小型化、軽量化を図ること
ができる写真処理装置を提供することを第三の課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る仕分けユニットは、シート状からなる
対象物Pの幅以上の間隔を有して対向する一対の回転軸
体8,9が、上下方向に複数配置されると共に、該回転
軸体8,9に、それぞれ径外方向に延出する保持体25
が、回転軸体8,9の軸方向に沿って設けられてなり、
所定の処理を終えて搬送される前記対象物Pを上位の一
対の回転軸体8,9の互いの保持体25,25にて保持
すると共に、該対象物Pを下位の一対の回転軸体8,9
の互いの保持体25,25にて保持するよう、前記回転
軸体8,…,9,…が回転制御されてなることを特徴と
する。
【0010】上記構成からなる仕分けユニットによれ
ば、上位の回転軸体8,9のそれぞれ保持体25,25
が水平対向するように、該上位の回転軸体8,9を回転
操作し、かかる状態で、所定の処理を終えたシート状の
対象物Pを、順次搬送して、前記保持体25,25上に
送給し、集積していく。
【0011】そして、一まとめにすべき対象物Pを集積
し終えたならば、下位の回転軸体8,9のそれぞれ保持
体25,25が水平対向するように、該下位の回転軸体
8,9を回転操作することを前提として、前記上位の回
転軸体8,9を同期的に回転させて、保持された集積物
を下方に落下(移行)させる。
【0012】そこで、前記下位の回転軸体8,9の互い
の保持体25,25にて、前記集積物を保持した後、上
位の回転軸体8,9のそれぞれ保持体25,25が水平
対向するように、該上位の回転軸体8,9を回転操作す
ることを前提として、この上に、次の対象物Pを集積し
ていく。
【0013】しかる後、下位の回転軸体8,9、およ
び、さらに下位の回転軸体8,9のそれぞれ保持体2
5,25が水平対向するように、該下位の回転軸体8,
9、および、さらに下位の回転軸体8,9を回転操作す
ることを前提として、上位の回転軸体8,9、および、
下位の回転軸体8,9を同期的に、もしくは、時間差的
に回転させて、保持された二組の集積物を下方に移行さ
せる。
【0014】以上の操作を繰り返すことで、所定の処理
が施されたシート状の対象物Pを所定の目的に応じて仕
分け処理する。
【0015】尚、「上位」、「下位」とは、任意の一対
の回転軸体8,9に対する、他の一対の回転軸体8,9
との相対的な位置関係を示す概念である。
【0016】また、本発明に係る仕分けユニットは、請
求項2記載の如く、前記回転軸体8,9に、それぞれ4
つの保持体25,…が、周方向等分位置に設けられてな
り、回転軸体8,9が、約90度単位で回転するよう制
御されてなる構成であってもよい。
【0017】上記構成からなる請求項2記載の仕分けユ
ニットによれば、集積物を下方に移行させるのに際し
て、回転軸体8,9を約90度単位で回転させる。即
ち、集積物を保持する対向する保持体25,25が下方
に回転して、集積物の保持状態が解除され、集積物が落
下する間に、下位の回転軸体8,9の回転に伴って、該
下位の回転軸体8,9のそれぞれ垂直位置にある保持体
25,25が、互いに接近するように回転して、水平対
向した際、落下する集積物を保持する。
【0018】さらに、本発明に係る仕分けユニットは、
請求項3記載の如く、前記保持体25が、回転軸体8,
9の軸方向に沿って付設された板状体からなり、上下方
向で対向する際、互いの端縁25a,25a同士が近接
する形状にされてなる構成を採用することができ、かか
る場合、保持体25の端縁25aが、請求項4記載の如
く、凹と凸とを組み合わせた形状に形成されてなるもの
がより好ましい。かかる構成からなる請求項3又は4記
載の仕分けユニットによれば、保持体25と対象物の下
面とが面接触となり、複数の棒状体からなる保持体25
や、櫛歯状の保持体25に比して、対象物の下面との接
触面積が増大する。しかも、上下方向で隣接する回転軸
体8,8(9,9)の互いの保持体25,25が接触す
ることはない。
【0019】また、本発明に係る仕分けユニットは、請
求項5記載の如く、複数の保持体25,…が上下方向に
連なった際、その平面に模様、文字等の表示標識を構成
すべく、その構成の一単位となる構成要素が、それぞれ
の保持体25の板面に形成されてなる構成を採用するこ
とができる。かかる構成からなる請求項5記載の仕分け
ユニットによれば、上下方向で連なる保持体25,…の
板面に、表示標識が構成され、外部の注意を喚起する。
【0020】さらに、以上の仕分けユニットを写真処理
装置に採用すれば、乾燥後の感光材料の仕分けが可能と
なる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に
係る仕分けユニットを用いた写真処理装置の一実施形態
を説明する。
【0022】図1に示す如く、乾燥処理が終了した感光
材料は、サイズに応じて、小判(例えば、その幅が10
2mm(4インチ)以下)であれば第一排出口1から、
また、大判(例えば、その幅が127mm(5インチ)
以上)であれば第二排出口2から排出されるように構成
されている。第一排出口1から排出された小判の感光材
料は、ベルトコンベアからなる搬送部3を介して仕分け
ユニット7に搬送される。また、第二排出口2から排出
された大判の感光材料は、この第二排出口2の直下に設
けられているトレイ4上に集積される。
【0023】前記仕分けユニット7は、図2乃至図4に
示す如く、縦長略方形であって、感光材料の幅以上の間
隔Lを有して対向する一対の回転軸体8,9を上下方向
に複数組回転自在に支持する基板10と、該基板10の
背面に平行配置され、基板10と略同一形状を有する背
面板11と、前記基板10の前面に平行配置され、基板
10と略同一形状を有する前面板12と、背面板11お
よび前面板12を接続する左右の側面板14,14とを
備え、これらにより上下にて開口する筒状体15が形成
される。
【0024】前記筒状体15の上方開口部15aの上方
には、ベルトコンベア3が配置され、該ベルトコンベア
3から排出される感光材料が、最上段に位置する一対の
回転軸体8a,9a間に送給されるように構成してい
る。即ち、ベルトコンベア3の下流端3aを回転軸体8
aの上方に配置すると共に、排出される感光材料の水平
方向の移動を規制する制止板17を回転軸体9aの上方
に配置している。
【0025】また、前記筒状体15の下方開口部15b
には、筒状体15内を通過する感光材料を収容すべく、
有底の箱体18が取付けられている。該箱体15は、一
部が前面板12側に突出しており、内部に収容された感
光材料が、開口部18aから取り出し可能となる。
【0026】前記回転軸体8,…、および、回転軸体
9,…は、それぞれ上下方向に等間隔で配置されてお
り、その間隔Mは、一対の回転軸体8,9の間隔Lより
も幅狭である。そして、回転軸8、9のうち、基板10
と背面板11との間に位置する部分には、プーリー19
が軸着され、前記箱体18内の配置されたモーター2
0,21の駆動用プーリー22と共に、無端ベルト23
が巻き掛けられている。
【0027】従って、一連の回転軸体8,…は、モータ
ー20の駆動により同期して回転制御されると共に、一
連の回転軸体9,…は、モーター21の駆動により同期
して回転制御されてなる。
【0028】また、前記回転軸体8,9には、それぞれ
径外方向に延出する板状の保持体25が、回転軸体8
(9)の軸方向に沿って設けられてなり、本実施形態に
おいては、1つの回転軸体8(9)に、4つの保持体2
5、…が、周方向等分位置に設けられてなり、正面視に
て略十字形状をなす。
【0029】また、保持体25,…は、全ての回転軸体
8,…,9,…において、同位相となるように設けられ
ており、一の平面上に位置する二つの保持体25,25
が水平状態にある時には、前記一の平面と直交する平面
上に位置する二つの保持体25,25は垂直状態にあ
る。
【0030】従って、かかる状態においては、上下方向
の回転軸体8,…の、垂直状態にある保持体25,…
が、一つの平面上に位置し、同様に、上下方向の回転軸
体9,…の、垂直状態にある保持体25,…が、一つの
平面上に位置する。
【0031】そして、かかる状態において、前記保持体
25の端縁25aは、上下方向で隣接する回転軸体8
(9)の対向する保持体25の端縁25aと略一致する
ように形成されている。本実施形態においては、その端
縁25aは、凹と凸とを組み合わせた波形に形成されて
おり、一方の保持体25の凸部が相手側の保持体25の
凹部内に入り込み、一方の保持体25の凹部内に相手側
の保持体25の凸部が入り込むようにして、互いの端縁
25a,25aが近接している。従って、回転軸体8
(9)の回転により保持体25,25同士が干渉するこ
とはない。
【0032】しかも、保持体25の端縁25aを波形に
することで、上下方向の回転軸体8,…、および、上下
方向の回転軸体9,…のそれぞれの間隔Mがより狭めら
れるのであるが、いずれの保持体25の端縁25aも、
凸部を少なくとも2以上有しているため、一対の回転軸
体8,9の対向する保持体25,25により、感光材料
を水平状態に維持して保持することができる。
【0033】また、前記保持体25の板面には、該保持
体25の色彩とは異なる色彩にて構成要素が形成され、
複数の保持体25,…の各構成要素が組合わさること
で、上下方向に一つの連なった平面を構成する回転軸体
9,…の保持体25,…の板面には、例えば、「いらっ
しゃいませ」の挨拶言葉からなる表示標識が構成され
る。そして、外部からこの表示標識を確認可能とすべ
く、回転軸体9側の側面板14は、透明な材質のものを
使用している。
【0034】しかも、回転軸体8,9を約90度ずつ回
転させることで、かかる上下方向に形成される一つの平
面は4種類となり、それぞれの面に異なる表示標識が構
成される。
【0035】本実施形態に係る仕分けユニット7を用い
た写真処理装置は、以上の構成からなり、以下、感光材
料をオーダー毎に仕分ける態様について説明する。
【0036】まず、図5に示す如く、保持体25,…が
水平状態及び垂直状態となるようにモーター20、21
を駆動して無端ベルト23,23を無端回動させ、回転
軸体8,…,9,…を回転させる。かかる状態で、写真
処理を終えた感光材料Pを、ベルトコンベア3で順次搬
送し、最上段の一対の回転軸体8a,9aの水平対向す
る保持体25,25上に集積していく。
【0037】そして、1オーダー分の感光材料Pが集積
されることで、図6(イ)に示す如く、回転軸体8a,
9aの対向する保持体25,25上には、1オーダーに
積層された感光材料郡P1が形成される。
【0038】1オーダー分の感光材料Pを集積し終えた
ならば、図6(ロ)に示す如く、回転軸体8,…を時計
回りに、そして、回転軸体9,…を反時計回りに回転、
即ち、積層された感光材料郡P1を保持する保持体2
5,25を下方向に移動するように回転軸体8,…,
9,…を同期的に回転させて、積層された感光材料郡P
1を落下させる。
【0039】そして、回転軸体8,…,9,…を約90
度回転させることで、図6(ハ)に示す如く、前記積層
された感光材料郡P1を下位の一対の回転軸体8b,9
bの対向する保持体25,25にて保持する。この時、
最上段の一対の回転軸体8a,9aの対向する保持体2
5,25上は空となる。
【0040】かかる状態で、写真処理を終えた次のオー
ダーの感光材料Pを、ベルトコンベア3で順次搬送し、
最上段の一対の回転軸体8a,9aの対向する保持体2
5,25上に集積していく。
【0041】そして、1オーダー分の感光材料Pが集積
されることで、図6(ニ)に示す如く、回転軸体8a,
9aの対向する保持体25,25上には、1オーダーに
積層された感光材料郡P2が形成される。
【0042】1オーダー分の感光材料Pを集積し終えた
ならば、図6(ホ)に示す如く、回転軸体8,…,9,
…を同期的に回転させて、感光材料郡P1および感光材
料郡P2を落下させる。
【0043】そして、回転軸体8,…,9,…を約90
度回転させることで、図6(ヘ)に示す如く、前記積層
された感光材料郡P1をさらに下位の一対の回転軸体8
c,9cの対向する保持体25,25にて保持すると共
に、前記積層された感光材料郡P2を下位の一対の回転
軸体8b,9bの対向する保持体25,25にて保持す
る。この時、最上段の一対の回転軸体8a,9aの対向
する保持体25,25上は空となる。
【0044】以上、かかる操作を繰り返して、上下方向
に配置されたそれぞれ一対の保持体25,25に、1オ
ーダー分の感光材料を仕分けていくのである。
【0045】尚、本発明に係る仕分けユニットは、上記
実施形態に限定されず、回転軸体に付設される保持体の
数は4つ以外であってもよい。
【0046】仮に、保持体が一つのみ付設される場合に
は、それぞれの回転軸体にモーター等の駆動手段を設
け、各回転軸体を独立に回転制御する必要がある。
【0047】かかる構成による仕分け処理の態様は、例
えば、以下の如くである。即ち、まず、上位の一対の回
転軸体を回転操作して、互いの保持体を水平対向させた
状態で、シート状の対象物を集積していく。そして、1
オーダー分の集積を終えたならば、下位の一対の回転軸
体の互いの保持体が水平対向していることを確認して、
上位の一対の回転軸体を同期的に回転して、集積物を落
下させる。しかる後、上位の一対の回転軸体を1回転さ
せて、再び、互いの保持体を水平対向状態にして、次の
オーダーの集積を行うという態様である。
【0048】また、保持体は、板状体に限定されず、2
本以上の棒状体が軸方向に沿って配列された保持体、櫛
歯状の保持体等、対象物を確実に保持できるものであれ
ばよく、仮に、板状体からなる保持体を採用する場合で
あっても、上述の如く、その端縁は、波形に限定され
ず、例えば、矩形状の端縁であっても、上下方向の回転
軸体の間隔を狭めて、ユニットを小型化することが可能
である。
【0049】さらに、上記実施形態に記載の如く、一連
の回転軸体にベルトを巻き掛けて、回転軸体を同期的に
回転させることで、制御の簡素化、構造の簡潔化を図っ
ているが、回転軸体を同期的に回転させる構成として、
各回転軸体にギアを固着すると共に、上下方向における
隣同士のギアに噛合する中間ギアを設ける構成であって
もよい。かかる場合、各ギアの有するバックラッシュを
利用すれば、上下方向における回転軸体の回転開始タイ
ミングを順次ずらすことができるので、下位側ほど早期
に保持体を水平対向させて、より確実且つ円滑な仕分け
処理を期待することができる。
【0050】また、水平対向する一対の回転軸体の間
隔、および、上下方向で隣同士の回転軸体の間隔は、対
象物のサイズ、回転軸体の角速度、保持体の大きさ等の
要因によって、任意に変更可能である。
【0051】さらに、回転軸体および保持体は、上記実
施形態の如く、別体に形成するもののみならず、一体的
に形成するものであってもよい。即ち、回転軸体とは、
保持体を構成する物体の回転中心軸という無形の概念を
も含むものである。
【0052】また、表示標識は、上述の「いらっしゃい
ませ」のみに限定されないのは、当然の事である。対象
物は、感光材料に限定されず、また、仕分けユニット
も、写真処理装置以外、同様の目的を行う装置にも採用
可能である。
【0053】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る仕分けユニッ
トは、対象物の幅以上の間隔を有して対向する一対の回
転軸体が上下方向に複数配置されると共に、回転軸体
に、それぞれ径外方向に延出する保持体が、回転軸体の
軸方向に沿って設けられ、所定の処理を終えて搬送され
る対象物を上位の一対の回転軸体の互いの保持体にて保
持すると共に、対象物を下位の一対の回転軸体の互いの
保持体にて保持するよう、回転軸体が回転制御される構
成であるため、従来の如く、対象物の集積作業には全く
関与しない戻り側のトレイの軌道スペースを設ける必要
がなくなり、全体の小型化、軽量化を図ることができる
と共に、構造を簡潔化することができる。
【0054】また、本発明に係る仕分けユニットは、請
求項2記載の如く、回転軸体に、4つの保持体が周方向
等分位置に設けられ、回転軸体が、約90度単位で回転
するよう制御されてなるため、全ての保持体を水平状態
および垂直状態に位相を合わせた状態から、全ての回転
軸体を約90度単位で同期的に回転させる態様を採用す
れば、仕分け処理は可能となる。しかも、ギアの噛合
や、ベルトの巻き掛け等の機構により回転軸体を同期的
に回転させる方式を採用すれば、回転軸体の回転駆動手
段を各回転軸体に設ける必要がなくなるので、構造をさ
らに簡潔化することができる。
【0055】さらに、本発明に係る仕分けユニットは、
請求項3又は4記載の如く、保持体が、回転軸体の軸方
向に沿って付設された板状体からなるため、対象物の下
面との接触面積が増大して、該対象物を確実に保持する
ことができ、そして、上下方向で対向する保持体の互い
の端縁同士が近接する形状にされてなるため、回転軸体
の回転が阻害されるのを好適に防止することができ、し
かも、保持体の端縁が凹と凸とを組み合わせた形状に形
成されたならば、上下方向の各回転軸体の間隔を狭める
ことができ、さらに小型化を図ることができる。
【0056】また、本発明に係る仕分けユニットは、請
求項5記載の如く、上下方向で連なる保持体の板面に、
表示標識が構成されるため、該表示標識を宣伝広告、ロ
ゴ等にすることで、消費者へのアピール度を高めること
ができる。しかも、保持体は、一の回転軸体に四つ設け
られているため、4種類の表示標識を構成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す写真処理装置の概略
斜視図。
【図2】同実施形態の仕分けユニットおよびその近傍の
正面図。
【図3】同実施形態の仕分けユニットおよびその近傍の
側面図。
【図4】同実施形態の仕分けユニットおよびその近傍の
要部斜視図。
【図5】同実施形態の保持体により感光材料が保持され
た状態であって、(イ)は、要部平面図、(ロ)は、要
部正面図。
【図6】同実施形態の仕分けユニットによる仕分け処理
態様を説明する要部正面図であって、(イ)は、最初の
オーダーが集積された状態、(ロ)は、回転軸体が回転
した状態、(ハ)は、集積物が下方に移行した状態、
(ニ)は、次のオーダーが集積された状態、(ホ)は、
回転軸体が回転した状態、(ヘ)は、二組の集積物が下
方に移行した状態。
【図7】従来の写真処理装置の要部斜視図。
【図8】従来の仕分けユニットの一部断面を含む側面
図。
【符号の説明】
3…搬送部、7…仕分けユニット、8、9…回転軸体、
14…側面板、19…プーリー、20、21…モータ
ー、22…駆動用プーリー、23…無端ベルト、25…
保持体、25a…端縁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状からなる対象物(P)の幅以上
    の間隔を有して対向する一対の回転軸体(8,9)が、
    上下方向に複数配置されると共に、該回転軸体(8,
    9)に、それぞれ径外方向に延出する保持体(25)
    が、回転軸体(8,9)の軸方向に沿って設けられてな
    り、所定の処理を終えて搬送される前記対象物(P)を
    上位の一対の回転軸体(8,9)の互いの保持体(2
    5,25)にて保持すると共に、該対象物(P)を下位
    の一対の回転軸体(8,9)の互いの保持体(25,2
    5)にて保持するよう、前記回転軸体(8,…,9,
    …)が回転制御されてなることを特徴とする仕分けユニ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記回転軸体(8,9)に、それぞれ4
    つの保持体(25,…)が、周方向等分位置に設けられ
    てなり、回転軸体(8,9)が、約90度単位で回転す
    るよう制御されてなる請求項1記載の仕分けユニット。
  3. 【請求項3】 前記保持体(25)が、回転軸体(8,
    9)の軸方向に沿って付設された板状体からなり、上下
    方向で対向する際、互いの端縁(25a,25a)同士
    が近接する形状にされてなる請求項2記載の仕分けユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 前記端縁(25a)が、凹と凸とを組み
    合わせた形状にされてなる請求項3記載の仕分けユニッ
    ト。
  5. 【請求項5】 複数の保持体(25,…)が上下方向に
    連なった際、その平面に模様、文字等の表示標識を構成
    すべく、その構成の一単位となる構成要素が、それぞれ
    の保持体(25)の板面に形成されてなる請求項3又は
    4記載の仕分けユニット。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至6の何れかに記載の仕分け
    ユニットを用いて、乾燥後の感光材料の仕分けが行われ
    ることを特徴とする写真処理装置。
JP11041596A 1999-02-19 1999-02-19 仕分けユニットおよびこれを用いた写真処理装置 Withdrawn JP2000241956A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11041596A JP2000241956A (ja) 1999-02-19 1999-02-19 仕分けユニットおよびこれを用いた写真処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11041596A JP2000241956A (ja) 1999-02-19 1999-02-19 仕分けユニットおよびこれを用いた写真処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000241956A true JP2000241956A (ja) 2000-09-08

Family

ID=12612794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11041596A Withdrawn JP2000241956A (ja) 1999-02-19 1999-02-19 仕分けユニットおよびこれを用いた写真処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000241956A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5927898B2 (ja) 写真処理機
JPH075671A (ja) 感光材料整列装置
JP2000241956A (ja) 仕分けユニットおよびこれを用いた写真処理装置
JP3714447B2 (ja) 感光材料排出装置
JPH06332144A (ja) 感光材料の現像処理方法及び装置
JPH09118465A (ja) 感光材料整列装置
US6971647B2 (en) Media registration mechanism for image forming device
JPS60258037A (ja) 用紙回転搬送装置
JP3407788B2 (ja) 写真処理装置
JPS58100056A (ja) シ−ト材のカ−ル除去装置
JPH05204123A (ja) 連続シートのファイルをシートの複数の行に変換する装置
JP2817681B2 (ja) ソータ
JPH10120287A (ja) ソータ
JP3537903B2 (ja) 写真プリンタの振り分け装置
JP3862127B2 (ja) 搬送処理手段およびこれを用いた写真処理装置
JPH0441358A (ja) 搬送装置
JP3536742B2 (ja) 感光材料搬送装置
JP2817729B2 (ja) ソータ
JP3675565B2 (ja) 板材の搬送装置
JP2000147736A (ja) 写真処理装置
JP2823668B2 (ja) 排紙装置
JP4292665B2 (ja) 搬送機構の制御方法および装置
JPH02300738A (ja) 画像記録装置
JPS622242A (ja) 画像形成装置
JPH02137833A (ja) 画像記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509