JP2000241144A - 舵角センサユニット - Google Patents

舵角センサユニット

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JP2000241144A JP11043212A JP4321299A JP2000241144A JP 2000241144 A JP2000241144 A JP 2000241144A JP 11043212 A JP11043212 A JP 11043212A JP 4321299 A JP4321299 A JP 4321299A JP 2000241144 A JP2000241144 A JP 2000241144A
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rotors
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    • B62D15/00Steering not otherwise provided for
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    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1のロータと回転部材との回転量を一致さ
せ、第1のロータの回転を正確に検出できる舵角センサ
ユニットを提供する。 【解決手段】 ステータ7を挟んで対向して配置され、
貫通孔10を通して連結されてステータ7に回転自在に
支持された第1,第2のロータ3,15と、この第1,
第2のロータ3,15とステータ7と間に巻回して配置
され、一端部が前記ステータ7に支持されるとともに、
他端部が前記第1のロータ3に支持された可撓性ケーブ
ル14とを有する回転コネクタ2と、固定部材18に回
転自在に支持された回転部材25と、この回転部材25
の回転量を検出する回転量検出手段21とを有する舵角
センサ16とを備え、回転部材25から遠い第1のロー
タ3と回転部材25とのどちらかに延設部3eを設け、
この延設部3eで第1のロータ3と回転部材25とを直
接結合し、第1のロータ3を操作することにより、第
1,第2のロータ3,15と回転部材25とを一体に回
転させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等のステア
リングシャフトに取り付けられ、ステアリングホイール
の回転情報検出とステアリングホイール及び車体にそれ
ぞれ備えられた電気装置間の電気的接続とを行う舵角セ
ンサユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】図10〜図11はかかる舵角センサユニ
ットの従来技術を説明するためのものであり、この舵角
センサユニット31は、回転コネクタ32と舵角センサ
46とからなり、回転コネクタ32は、第1,第2のロ
ータ33,45を連結した状態で回転自在に支持するス
テータ37と、第1のロータ33に支持された回転側リ
ードブロック34と、ステータ37に支持された固定側
リードブロック41と、ステータ37内に収納された可
撓性ケーブル44とから構成されている。
【0003】第1のロータ33は、絶縁材料から円筒状
に形成され、その上端部には外周壁の全周にわたって鍔
部33aがリング状に一体に形成されており、この鍔部
33aの上面には、鍔部33aの一部に穿設された矩形
状の孔の縁部に沿ってコ字状の保持部33bが立設され
ている。第1のロータ33の内周壁には、図11に示す
ように、径方向へ延びるリング状の段部33cが形成さ
れ、この段部33cの上面には一対の係合突起33dが
180゜位相をずらして設けられ、その上端部が第1の
ロータ33から上方に突出している。
【0004】回転側リードブロック34は、その上端部
に接続コード35を介してコネクタ36が取り付けられ
ており、その下端部を第1のロータ33の前記矩形状の
孔から鍔部33aの下方へ突出させた状態で保持部33
bに保持されて、第1のロータ33に取り付けられてい
る。
【0005】ステータ37は、ともに絶縁材料から形成
された、円筒状のケーブルケース38と、円板状の下カ
バー39とから成り、ケーブルケース38の上端部に
は、その内周面の全周にわたって上面板38aがその中
心に開口38bを有するように一体に形成されている。
下カバー39は、その中央部に孔39aが形成され、ま
た、外周部に一端が開放された円弧状の溝39bが形成
されて、ケーブルケース38の下端部に取り付けられて
おり、孔39aとケーブルケース38の開口38bとが
対向して貫通孔40を構成するとともに、溝39bがケ
ーブルケース38の内と外とを連通させている。そし
て、このステータ37には、第1のロータ33が開口3
8bから挿入されて、ケーブルケース38の上面板38
aに鍔部33aが当接しているとともに、回転側リード
ブロック34の下端部がケーブルケース38内に位置し
ており、ステータ37外には接続ケーブル35及びコネ
クタ36が配置された状態となっている。
【0006】固定側リードブロック41は、その上端部
に接続コード42を介してコネクタ43が取り付けられ
ており、その下端部が下カバー39に支持されてステー
タ37内に配置されている。そして、接続コード42及
びコネクタ43は下カバー39の溝39bを通ってステ
ータ37外に導出されている。
【0007】可撓性ケーブル44は、可撓性を有する長
尺状のテープに、その長手方向に沿って複数本の導電線
材を埋設して構成され、この複数本の導電線材は何れも
その両端部がテープの両端部に於いてテープ表面に露出
されている。そして、この可撓性ケーブル44は、第1
のロータ33の外周壁に巻回されてステータ37内に収
納されており、その一端部が回転側リードブロック34
の下端部に支持されて接続コード35を介してコネクタ
36と電気的に接続されているとともに、その他端部が
固定側リードブロック41の上端部に支持されて接続コ
ード42を介してコネクタ43と電気的に接続されてい
る。
【0008】第2のロータ45は、絶縁材料から円筒状
に形成され、その上端部には、外周壁の全周にわたって
爪部45aがリング状に一体に形成されているととも
に、下端側へ至るに従い先細るペン先形状の一対の切欠
部45bが対向して形成されている。また、第2のロー
タ45の下端部寄りには外周壁の全周にわたって鍔部4
5cがリング状に一体に形成されており、この鍔部45
cには一対の孔部45dが180゜位相をずらして穿設
されている。そして、この第2のロータ45は、下カバ
ー39の孔39aからステータ37内に挿入され、その
爪部45aを第1のロータ33の段部33cに掛け止め
して第1のロータ33と貫通孔40を通して連結されて
おり、鍔部45cが下カバー39の下面に当接した状態
で第1のロータ33と一体にステータ37に回転自在に
支持されている。
【0009】一方、舵角センサ46は、上部回転部材4
7と下部回転部材54とを連結して成る回転部材55
と、この回転部材55を回転自在に支持する固定部材4
8と、固定部材48に支持されて回転部材55の回転量
を検出する回転量検出手段51とから構成されている。
【0010】上部回転部材47は、絶縁材料から円筒状
に形成され、その上端部には外周壁の全周にわたって鍔
部47aがリング状に一体に形成されており、この鍔部
47aの上面には、一対の突起47bが180゜位相を
ずらして形成されている。また、上部回転部材47の下
端部には、その全周にわたって内方へ延びる延出部47
cがリング状に形成され、この延出部47cには、下方
へ突出する一対の凸部47dが180゜位相をずらして
形成されているとともに、上部回転部材47の内周壁と
対向するように円環状の突起47eが連設されている。
【0011】固定部材48は、絶縁性を有する上下ケー
ス49,50から円筒状に形成され、上ケース49の上
面板49a及び下ケース50の下面板50aはそれぞれ
孔部49b,50bを有している。そして、この固定部
材48には上部回転部材47が上ケース49の孔部49
bから挿入されて、上ケース49の上面板49aに鍔部
47aが当接し、固定部材48の内部に延出部47c及
び一対の凸部47dが位置した状態となっている。
【0012】回転量検出手段51は、周方向に所定間隔
を置いて複数のスリット52aが形成された円板状のコ
ード板52と、このコード板52の外周部においてスリ
ット52aを挟むように配置された発光素子53a及び
受光素子53bを備えた検出素子53とから構成され、
コード板52には、一対の孔52bが180゜位相をず
らして形成されている。そして、回転量検出手段51
は、固定部材48内に位置して、コード板52の一対の
孔52bに一対の凸部47dがそれぞれ挿通されている
とともに、検出素子53が上ケース49の内周壁に支持
されている。
【0013】下部回転部材54は、絶縁材料から円筒状
に形成され、その下端部には外周壁の全周にわたって鍔
部54aがリング状に一体に形成されており、また、上
端部には一対の凹部54bが180゜位相をずらして形
成されている。そして、この下部回転部材54は、下ケ
ース50の孔部50bから固定部材48内に挿入され、
一対の凹部54b内に上部回転部材47の一対の凸部4
7dが嵌合されてコード板52を挟持し、鍔部54aを
下ケース50の下面板50aに当接させて上部回転部材
47と一体に固定部材48に回転自在に支持されてい
る。
【0014】そして、このように構成された舵角センサ
46は、円環状の突起47eにコイルばね56が載置さ
れ、上部回転部材47を第2のロータ45と対向させ
て、上ケース49が回転コネクタ32の下カバー39に
ねじ等の適宜手段を用いて取り付けられることにより回
転コネクタ32に固定されて舵角センサユニット31が
構成されており、一対の突起47bが第2のロータ45
の一対の孔部45d内に位置して、円環状の突起47e
と第2のロータ45の鍔部45cとで圧縮挟持されたコ
イルばね56が、第2のロータ45と上部回転部材47
とをそれぞれ離間する方向へ付勢し、鍔部47aと第2
のロータ45の鍔部45cとを若干離間させている。
【0015】次に、この舵角センサユニット31の組立
方法を説明すると、先ず、回転コネクタ32は、接続コ
ード35を介してコネクタ36が取り付けられた回転側
リードブロック34を、第1のロータ33の保持部33
dに嵌入し、次に第1のロータ33を開口38bからケ
ーブルケース38内に挿入して上面板38aに鍔部33
aを当接させる。次に、接続コード42を介してコネク
タ43が取り付けられた固定側リードブロック41を下
カバー39に取り付けて、接続コード42の固定側リー
ドブロック41寄りの部分を下カバー39の溝39bに
嵌め入れる。次に、ケーブルケース38内において第1
のロータ33に可撓性ケーブル44を巻回し、その両端
部を回転側リードブロック34の下端部及び固定側リー
ドブロック41の上端部にそれぞれ取り付けた後、下カ
バー39をケーブルケース38の下端部にねじ等の適宜
手段を用いて取り付ける。
【0016】そして、第2のロータ45を下カバー39
の孔39aからステータ37の挿入すると、第2のロー
タ45の上端部に形成された爪部45aが第1のロータ
33の段部33cとぶつかった状態となり、この状態で
更に第2のロータ45を押し込むと、第2のロータ45
の弾性によって爪部45a及び第2のロータ45が内方
へ撓み、そして爪部45aが段部33cを通過したとき
に爪部45a及び第2のロータ45は元の状態に復元
し、爪部45aが段部33cに掛け止めされて、即ちス
ナップ止めにより第2のロータ45が第1のロータ33
に連結される。
【0017】このようにして組み立てられた回転コネク
タ32は、可撓性ケーブル44が第1,第2のロータ3
3,45間に配置されて、第1,第2のロータ33,4
5の鍔部33a,45cが、それぞれケーブルケース3
8の上面板38a及び下カバー39の下面に当接し、ま
た、コネクタ36,43がステータ37の外に配置され
た状態となっている。
【0018】一方、舵角センサ46は、先ず、発光素子
53a及び受光素子53bを備えた検出素子53を上ケ
ース49の内周壁に支持し、次にコード板52を発光素
子53aと受光素子53bとの間に位置させて、上部回
転部材47を孔部49bから上ケース49内に挿入し、
一対の凸部47dを一対の孔52bに挿通してコード板
52に延出部47cを当接させる。次に、下ケース50
を上ケース49に組み合わせ、ねじ等の適宜手段を用い
て取り付ける。次に、下部回転部材54を下ケース50
の孔部50bから固定部材48内に挿入し、一対の凹部
54bに一対の凸部47dを嵌合させて下部回転部材5
4を上部回転部材47に取り付ける。
【0019】このようにして組み立てられた舵角センサ
46は、上部回転部材47の鍔部47aが上ケース49
の上面板49aに当接しているとともに、下部回転部材
54の鍔部54aが下ケース50の下面板50aに当接
しており、また、コード板52が上部回転部材47の延
出部47cと下部回転部材54の上端部とで挟持された
状態となっている。
【0020】そして、しかる後、上部回転部材47の円
筒状の突起47eにコイルばね56を載置し、一対の突
起47bを第2のロータ45の一対の孔部45dに挿入
して、上ケース49を回転コネクタ32の下カバー39
にねじ等の適宜手段を用いて取り付ける。このようにし
て舵角センサユニット31の組立は完了するが、組立後
においては、コイルばね56が円環状の突起47eと第
2のロータ45の鍔部45cとで圧縮挟持され、コイル
ばね56により第2のロータ45と上部回転部材47と
がそれぞれ離間する方向へ付勢された状態となってい
る。
【0021】このようにして組み立てられた舵角センサ
ユニット31は、自動車等に組み込まれ、回転コネクタ
32のステータ37を車体に固定し、第1のロータ33
の一対の係合突起33dをステアリングシャフトのハブ
に結合して、コネクタ36をステアリングホイールに設
けられたエアバックやホーン等に、コネクタ43を車体
に設けられたエアバックやホーン等の駆動回路に各々接
続するとともに、検出素子53を車体を制御するコンピ
ュータと接続して使用される。即ち、ステアリングホイ
ールを操作するとこれに伴って第1のロータ33が回転
し、可撓性ケーブル44が巻き締めあるいは巻き戻され
て、ステアリングと車体との間を常に電気的に接続され
た状態に保つとともに、一対の突起47bと一対の孔部
45dとの係合により、第1のロータ33の回転が第2
のロータ45を介して伝達され回転部材55が回転する
ので、検出素子53に備えられる発光素子53aからの
光をスリット52aを通して受光素子53bにて受光し
てコード板52の回転量が検出され、こうして得られた
検出信号が車体のコンピュータに入力される。そして、
このコンピュータは、ステアリングの操作に応じたサス
ペンションの減衰制御やオートマチックトランスミッシ
ョンのシフトポジション制御、四輪操舵(4WS)にお
ける後輪の操舵制御等を行うようになっている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た舵角センサユニットは、第1のロータ33の回転が第
2のロータ45を介して回転部材55に伝達され、第
1,第2のロータ33,45がスナップ止めにより連結
されているため、第1のロータ33の回転に伴って第
1,第2のロータ33,45間に経時変化により遊びが
生じ、第1のロータ33の回転量と回転部材55の回転
量とが一致せず、ステアリングホイールの操作を回転量
検出手段51が正確に検出できなくなり、コンピュータ
がステアリングホイールの操作に応じた上記各種制御を
精度よく実行できなくなる虞があった。本発明は上述し
た事情に鑑みてなされたもので、その目的は、第1のロ
ータと回転部材との回転量を一致させ、第1のロータの
回転を正確に検出できる舵角センサユニットを提供する
ことである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の手段として、本発明は、貫通孔を有するステー
タと、前記ステータを挟んで対向して配置され、前記貫
通孔を通して連結されて前記ステータに回転自在に支持
された第1,第2のロータと、前記第1のロータ及び前
記第2のロータと前記ステータとの間に巻回して配置さ
れ、一端部が前記ステータに支持されるとともに、他端
部が前記第1,第2のロータの何れかに支持された可撓
性ケーブルとを有する回転コネクタと、固定部材に回転
自在に支持された回転部材と、この回転部材の回転量を
検出する回転量検出手段とを有する舵角センサとを備
え、前記第2のロータと前記回転部材とを対向させて、
前記第1のロータを前記回転部材から遠方に位置させ、
前記第1のロータと前記回転部材とのどちらかに延設部
を設け、この延設部で前記第1のロータと前記回転部材
とを直接結合し、前記第1のロータの回転を前記回転部
材に伝達して、前記第1,第2のロータと前記回転部材
とを一体に回転させるようにした。
【0024】また、上記課題を解決するための第2の手
段として、前記第1の手段において、前記第1のロータ
は円筒状に形成され、前記第1,第2のロータを掛け止
めし、前記延設部を前記第1のロータの下端部に設ける
とともに、前記第2のロータには前記延設部が挿通され
る通路部を設け、前記延設部は前記通路部を挿通して、
前記通路部に係合されて、前記第1,第2のロータと前
記回転部材とを一体に回転するようにした。
【0025】また、上記課題を解決するための第3の手
段として、前記第1,第2の手段において、前記回転部
材には、その回転軸線に直交する方向に延びる長孔を形
成し、前記延設部には、該長孔の短手方向において該長
孔と係合可能な外周面を設け、前記延設部は前記長孔内
に挿入され、前記長孔の長手方向には空間が形成されて
いるとともに、前記長孔の短手方向には前記外周面が前
記長孔に係合し、前記延設部が前記長孔の長手方向にス
ライド可能であるようにした。
【0026】また、上記課題を解決するための第4の手
段として、前記第3の手段において、前記回転部材に
は、その回転軸線に略直交する方向に延びる一対の弾性
片を設け、前記第1のロータには突起を設け、この突起
を前記一対の弾性片間で挟持させた。
【0027】また、上記課題を解決するための第5の手
段として、前記第1,第2,第3,第4の手段におい
て、前記第2のロータと前記回転部材との間にコイルば
ねを配設し、このコイルばねが前記第2のロータと前記
回転部材とを離間する方向へ付勢するようにした。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の舵角センサユニッ
トの一実施形態を図1〜図9を参照して説明する。この
舵角センサユニット1は、回転コネクタ2と舵角センサ
16とからなり、回転コネクタ2は、貫通孔10を有す
るステータ7と、このステータ7を挟んで対向して配置
され、貫通孔10を通して連結されてステータ7に回転
自在に支持された第1,第2のロータ3,15と、第1
のロータ3に支持された回転側リードブロック4と、ス
テータ7に支持された固定側リードブロック11と、ス
テータ7内に収納され、一端部が回転側リードブロック
4に、他端部が固定側リードブロック11にそれぞれ支
持された可撓性ケーブル14とから構成されている。
【0029】第1のロータ3は、絶縁材料から円筒状に
形成され、その上端部には外周壁の全周にわたって鍔部
3aがリング状に一体に形成されており、この鍔部3a
の上面には、鍔部3aの一部に穿設された矩形状の孔の
縁部に沿ってコ字状の保持部3bが立設されている。第
1のロータ3の内周壁には、図8に示すように、径方向
へ延びるリング状の段部3cが形成され、この段部3c
の上面には一対の係合突起3dが180゜位相をずらし
て設けられ、その上端部が第1のロータ3から外方に突
出している。また、第1のロータ3の下端部には、円柱
状の延設部3eと円柱状の突起3fとが180゜位相を
ずらして形成され、延設部3eは突起3fに比して大径
とされている。
【0030】回転側リードブロック4は、その上端部に
接続コード5を介してコネクタ6が取り付けられてお
り、その下端部を第1のロータ3の前記矩形状の孔から
鍔部3aの下方へ突出させた状態で保持部3bに保持さ
れて、第1のロータ3に取り付けられている。
【0031】ステータ7は、ともに絶縁材料から形成さ
れた、円筒状のケーブルケース8と、円板状の下カバー
9とから成り、ケーブルケース8の上端部には、その内
周面の全周にわたって上面板8aがその中心に開口8b
を有するように一体に形成されている。下カバー9は、
その中央部に孔9aが形成され、また、外周部に一端が
開放された円弧状の溝9bが形成されて、ケーブルケー
ス8の下端部に取り付けられており、孔9aとケーブル
ケース8の開口8bとが対向して貫通孔10を構成する
とともに、溝9bがケーブルケース8の内と外とを連通
させている。そして、このステータ7には、第1のロー
タ3が開口8bから挿入されて、ケーブルケース8の上
面板8aに鍔部3aが当接しているとともに、回転側リ
ードブロック4の下端部がケーブルケース8内に位置し
ており、ステータ7外には接続コード5及びコネクタ6
が配置された状態となっている。
【0032】固定側リードブロック11は、その上端部
に接続コード12を介してコネクタ13が取り付けられ
ており、その下端部が下カバー9に支持されてステータ
7内に配置されている。そして、接続コード12及びコ
ネクタ13は下カバー9の溝9bを通ってステータ7外
に導出されている。
【0033】可撓性ケーブル14は、可撓性を有する長
尺状のテープに、その長手方向に沿って複数本の導電線
材を埋設して構成され、この複数本の導電線材は何れも
その両端部がテープの両端部に於いてテープ表面に露出
されている。そして、この可撓性ケーブル14は、第1
のロータ3の外周壁に巻回されてステータ7内に収納さ
れており、その一端部が回転側リードブロック4の下端
部に支持されて接続コード5を介してコネクタ6と電気
的に接続されているとともに、その他端部が固定側リー
ドブロック11の上端部に支持されて接続コード12を
介してコネクタ13と電気的に接続されている。
【0034】第2のロータ15は、絶縁材料から円筒状
に形成され、その上端部には、外周壁の全周にわたって
爪部15aがリング状に一体に形成されているととも
に、下端側へ至るに従い先細るペン先形状の一対の切欠
部15bが対向して形成されている。また、第2のロー
タ15の下端部寄りには外周壁の全周にわたって鍔部1
5cがリング状に一体に形成されており、この鍔部15
cには通路部としての一対の孔部15d,15eが18
0゜位相をずらして穿設され、一方の孔部15dは他方
の孔部15eに比して大径とされている。そして、この
第2のロータ15は、下カバー9の孔9aからステータ
7内に挿入され、その爪部15aを第1のロータ3の段
部3cに掛け止めして第1のロータ3と貫通孔10を通
して連結されており、一対の孔部15d,15eにそれ
ぞれ延設部3eと突起3fとが挿通して係合され、鍔部
15cの下面から延設部3e及び突起3fが突出して、
鍔部15cが下カバー9の下面に当接し、第1のロータ
3との間に可撓性ケーブル14を配置した状態で第1の
ロータ3と一体にステータ7に回転自在に支持されてい
る。
【0035】一方、舵角センサ16は、上部回転部材1
7と下部回転部材24とを連結して成る回転部材25
と、この回転部材25を回転自在に支持する固定部材1
8と、固定部材18に支持されて回転部材25の回転量
を検出する回転量検出手段21とから構成されている。
【0036】上部回転部材17は、絶縁材料から円筒状
に形成され、その上端部には外周壁の全周にわたって鍔
部17aがリング状に一体に形成されており、この鍔部
17aには、径方向に小判状に延びる一対の長孔17
b,17cが180゜位相をずらして形成されている。
そして、他方の長孔17c内には、その内側の一辺から
外方へ向けてホーク状に平行に突出する一対の弾性片1
7dが形成され、この一対の弾性片17dは鍔部17a
の周方向に弾性を有している。また、上部回転部材17
の内周面には、その中央部から下端部へ至る段部17e
が全周にわたって内方へ延びるように形成され、この段
部17eの下端部には、外方へ突出する一対の凸部17
fが180゜位相をずらして形成されている。
【0037】固定部材18は、絶縁性を有する上下ケー
ス19,20から円筒状に形成され、上ケース19の上
面板19a及び下ケース20の下面板20aはそれぞれ
孔部19b,20bを有している。そして、この固定部
材18には上部回転部材17が上ケース19の孔部19
bから挿入されて、上ケース19の上面板19aに鍔部
17aが当接し、固定部材17の内部に段部17e及び
一対の凸部17fが位置した状態となっている。
【0038】回転量検出手段21は、周方向に所定間隔
を置いて複数のスリット22aが形成された円板状のコ
ード板22と、このコード板22の外周部においてスリ
ット22aを挟むように配置された発光素子23a及び
受光素子23bを備えた検出素子23とから構成され、
コード板22には、一対の孔22bが180゜位相をず
らして形成されている。そして、回転量検出手段23
は、固定部材18内に位置して、コード板22の一対の
孔22bに一対の凸部17fがそれぞれ挿通されている
とともに、検出素子23が上ケース19の内周壁に支持
されている。
【0039】下部回転部材24は、絶縁材料から円筒状
に形成され、その下端部には外周壁の全周にわたって鍔
部24aがリング状に一体に形成されており、また、上
端部には一対の凹部24bが180゜位相をずらして形
成されている。そして、この下部回転部材24は、下ケ
ース20の孔部20bから固定部材18内に導入され、
一対の凹部24b内に上部回転部材17の一対の凸部1
7fが嵌合されてコード板22を挟持し、鍔部24aを
下ケース20の下面に当接させて上部回転部材17と連
結され、上部回転部材17と一体に固定部材18に回転
自在に支持されている。
【0040】そして、このように構成された舵角センサ
26は、段部17e上にコイルばね26が載置され、上
部回転部材17を第2のロータ15と対向させて、上ケ
ース19が回転コネクタ2の下カバー9にねじ等の適宜
手段を用いて取り付けられることにより回転コネクタ2
に固定されて舵角センサユニット1が構成されており、
第1のロータ3が第2のロータ15よりも回転部材25
から遠方に位置し、図8に示すように、一対の長孔17
b,17c及び一対の弾性片17dは回転軸線Rに略直
交する方向へ延び、図9に示すように、一方の長孔17
b内にその長手方向に空間をもって延設部3eが位置し
て、長孔17bの短手方向の内縁で延設部3eがその外
周面で係合し第1のロータ3と回転部材25とを直接結
合しているとともに、他方の長孔17c内の一対の弾性
片17d間に突起3fが位置して、一対の弾性片17d
で突起3fを挟持している。そして、段部17eと第2
のロータ15の鍔部15cとで圧縮挟持されたコイルば
ね26が、第2のロータ15と上部回転部材17とをそ
れぞれ離間する方向へ付勢し、鍔部17aと第2のロー
タ15の鍔部15cとを若干離間させている。
【0041】次に、この舵角センサユニット1の組立方
法を説明すると、先ず、回転コネクタ2は、接続コード
5を介してコネクタ6が取り付けられた回転側リードブ
ロック4を第1のロータ3の保持部3bに嵌入し、次に
第1のロータ3を開口8bからケーブルケース8内に挿
入して上面板8aに鍔部3aを当接させる。次に、接続
コード12を介してコネクタ13が取り付けられた固定
側リードブロック11を下カバー9に取り付けて、接続
コード12の固定側リードブロック11寄りの部分を下
カバー9の溝9bに嵌め入れる。次に、ケーブルケース
8内において第1のロータ3に可撓性ケーブル14を巻
回し、その両端部を回転側リードブロック4の下端部及
び固定側リードブロック11の上端部にそれぞれ取り付
けた後、下カバー9をケーブルケース8の下端部にねじ
等の適宜手段を用いて取り付ける。
【0042】そして、一対の孔部15d,15eがそれ
ぞれ延設部3eと突起3fとに対応するように、第2の
ロータ15を下カバー9の孔9aからステータ7の挿入
すると、第2のロータ15の上端部に形成された爪部1
5aが第1のロータ3の段部3cとぶつかった状態とな
り、この状態で更に第2のロータ15を押し込むと、第
2のロータ15の弾性によって爪部15a及び第2のロ
ータ15が内方へ撓み、そして爪部15aが段部3cを
通過したときに爪部15a及び第2のロータ15は元の
状態に復元し、爪部15aが段部3cに掛け止めされ
て、即ちスナップ止めにより第2のロータ15が第1の
ロータ3に連結される。
【0043】このようにして組み立てられた回転コネク
タ2は、可撓性ケーブル14が第1のロータ3及び第2
のロータ15とステータ7との間に巻回して配置され
て、第1,第2のロータ3,15の鍔部3a,15c
が、それぞれケーブルケース8の上面板8a及び下カバ
ー9の下面に当接し、延設部3e及び突起3fが、一対
の孔部15d,15eに挿通され係合して鍔部15cの
下面から突出し、また、コネクタ6,13がステータ7
の外に配置された状態となっている。
【0044】一方、舵角センサ16は、先ず、発光素子
23a及び受光素子23bを備えた検出素子23を上ケ
ース19の内周壁に支持し、次にコード板22を発光素
子23aと受光素子23bとの間に位置させて、上部回
転部材17を孔部19bから上ケース19内に挿入し、
一対の凸部17fを一対の孔22bに挿通してコード板
22に上部回転部材17及び段部17eの下端部を当接
させる。次に、下ケース20を上ケース19に組み合わ
せ、ねじ等の適宜手段を用いて取り付ける。次に、下部
回転部材24を下ケース20の孔部20bから固定部材
18内に挿入し、一対の凹部24bに一対の凸部17f
を嵌合させて下部回転部材24を上部回転部材17に取
り付ける。
【0045】このようにして組み立てられた舵角センサ
16は、上部回転部材17の鍔部17aが上ケース19
の上面板19aに当接しているとともに、下部回転部材
24の鍔部24aが下ケース20の下面板20aに当接
しており、また、コード板22が上部回転部材17の下
端部と下部回転部材24の上端部とで挟持された状態と
なっている。
【0046】そして、しかる後、上部回転部材17の段
部17e上にコイルばね26を載置し、一方の長孔17
b及び一対の弾性片17d間に延設部3e及び突起3f
をそれぞれ挿入して、鍔部17aを第2のロータ15の
鍔部15cと対向させ、上ケース19を回転コネクタ2
の下カバー9にねじ等の適宜手段を用いて取り付ける。
このようにして舵角センサユニット1の組立は完了する
が、組立後においては、第1のロータ3が第2のロータ
15よりも回転部材25から遠方に位置し、図8に示す
ように、一対の長孔17b,17c及び一対の弾性片1
7dが回転軸線Rに直交する方向へ延び、図9に示すよ
うに、延設部3eが一方の長孔17b内にその長手方向
に空間をもって位置し、長孔17bの短手方向において
長孔17bの内縁に係合して、第1のロータ3と回転部
材25とを結合しているとともに、突起3fが他方の長
孔17c内で一対の弾性片17dに挟持されている。ま
た、コイルばね26が上部回転部材17の段部17eと
第2のロータ15の鍔部15cとで圧縮挟持され、コイ
ルばね26により第2のロータ15と上部回転部材17
とがそれぞれ離間する方向へ付勢された状態となってい
る。
【0047】このようにして組み立てられた舵角センサ
ユニット1は、自動車等に組み込まれ、回転コネクタ2
のステータ7を車体に固定し、第1のロータ3の一対の
係合突起3dをステアリングシャフトのハブに結合し
て、コネクタ6をステアリングホイールに設けられたエ
アバックやホーン等に、コネクタ13を車体に設けられ
たエアバックやホーン等の駆動回路に各々接続するとと
もに、検出素子23を車体を制御するコンピュータと接
続して使用される。即ち、ステアリングホイールを操作
するとこれに伴って第1のロータ3が回転軸線Rを中心
に回転し、可撓性ケーブル14が巻き締めあるいは巻き
戻されて、ステアリングと車体との間を常に電気的に接
続された状態に保つとともに、延設部3eと一方の長孔
17bとの係合により、第1のロータ3の回転が第2の
ロータ15を介すことなく直接回転部材25に伝達され
回転部材25が回転軸線Rを中心に回転するので、第
1,第2のロータ3,15間に遊びが生じても、第1の
ロータ3の回転量と回転部材25の回転量は常に等し
く、従って、第1のロータ3の回転量は、検出素子23
に備えられる発光素子23aからの光をスリット22a
を通して受光素子23bにて受光してコード板22の回
転量を検出することによって正確に検出できる。そし
て、こうして得られた検出信号は車体のコンピュータに
入力され、この検出信号に基づいてコンピュータは、ス
テアリングの操作に応じたサスペンションの減衰制御や
オートマチックトランスミッションのシフトポジション
制御、四輪操舵(4WS)における後輪の操舵制御等を
精度よく実行できるようになっている。
【0048】そして、第1のロータ3は、延設部3eと
突起3fとがそれぞれ通路部としての一対の孔部15
d,15eに挿通して係合されているので、第1のロー
タ3は、ステータ7に対して第2のロータ15と一体に
遊びが無い状態でスムーズに回転することができる。
【0049】また、延設部3eは、一方の長孔17b内
にその長手方向に空間をもって位置して、長孔17bの
短手方向には延設部3eの外周面で長孔17bに係合し
ているので、第1のロータ3と回転部材25とを簡単な
構成で結合できるとともに、可撓性ケーブル14の巻き
締め巻き戻しにより、第1,第2のロータ3,15が回
転軸線Rに対して直交する方向に回転しながらがたつい
たとしても、このがたつきは、延設部3eが長孔17b
の短手方向の内縁にガイドされて長孔17bの長手方向
にスライドすることにより吸収できるため、第1,第2
のロータ3,15と回転部材25とはそれぞれスムーズ
に回転することができる。
【0050】また、他方の長孔17c内の一対の弾性片
17d間に突起3fが位置して、一対の弾性片17dが
突起3fに弾接しているので、第1,第2のロータ3,
15が回転方向(鍔部17aの周方向)にがたついたと
しても、このがたつきを一対の弾性片17dが撓むこと
によって吸収し、延設部3eと協同して第1,第2のロ
ータ3,15の回転を確実に回転部材25に伝達でき、
第1,第2のロータ3,15の回転量を回転量検出手段
21が精度よく検出することができる。
【0051】回転部材25の段部17eと第2のロータ
15の鍔部15cとで圧縮挟持されたコイルばね26
が、第2のロータ15と上部回転部材17とをそれぞれ
離間する方向へ付勢しているので、第1,第2のロータ
3,15が回転軸線Rと平行な方向に回転しながらがた
ついたとしても、第2のロータ15の鍔部15cを下カ
バー9の下面に押圧して、このがたつきを小さなものと
し第1,第2のロータ3,15を安定して回転させるこ
とができ、また、上部回転部材17の鍔部17aを上ケ
ース19の上面板19aに押圧して、発光素子23aと
コード板22との距離及びコード板22と受光素子23
bとの距離を一定に保持することができるため、安定し
た検出信号の出力を得ることができる。
【0052】尚、本実施形態では、第1のロータ3に延
設部3eを形成し、上部回転部材17に延設部3eが係
合する一方の長孔17bを形成したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、上部回転部材17に延設部3
eを形成し、第1のロータ3に延設部3eが係合する一
方の長孔17bを形成してもよい。
【0053】また、延設部3eと突起3fとがそれぞれ
通路部としての一対の孔部15d,15eに挿通して係
合されているので、可撓性ケーブル14の一端部を第1
のロータ3に支持した構成から、可撓性ケーブル14の
一端を第2のロータ15に支持した構成に変えても、ス
テータ7に対して第1,第2のロータ3,15は一体に
スムーズに回転することができるため、可撓性ケーブル
14の巻き取り巻き戻しをスムーズに行うことができ
る。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第2のロータと回転部材とを対向させて、前記第1のロ
ータを前記回転部材から遠方に位置させ、前記第1のロ
ータと前記回転部材とのどちらかに延設部を設け、この
延設部で前記第1のロータと前記回転部材とを直接結合
し、前記第1のロータの回転を前記回転部材に伝達し
て、前記第1,第2のロータと前記回転部材とを一体に
回転させるようにしたので、前記第1のロータの回転量
と前記回転部材の回転量を常に等しくでき、従って、前
記第1のロータの回転量は、回転量検出手段によって正
確に検出できる。
【0055】また、前記第1のロータは円筒状に形成さ
れ、前記第1,第2のロータを掛け止めし、前記延設部
を前記第1のロータのに設けるとともに、前記第2のロ
ータには前記延設部が挿通される通路部を設け、前記延
設部は前記通路部を挿通して、前記通路部に係合されて
いるので、前記第1のロータは、前記延設部が前記通路
部に挿通して係合されて、前記第1,第2のロータと前
記回転部材とを一体に回転するようにしているので、前
記第1のロータは前記第2のロータと一体に遊びが無い
状態で前記ステータに対してスムーズに回転することが
できる。また、円筒状の前記第1のロータの下端部は狭
スペースであり、この狭スペースには前記通路部よりも
前記延設部の方が遥かに形成容易であるため、生産性を
向上させる上で特に有効である。
【0056】また、前記回転部材には、その回転軸線に
直交する方向に延びる長孔を形成し、前記延設部には、
該長孔の短手方向において該長孔と係合可能な外周面を
設け、前記延設部は前記長孔内に挿入され、前記長孔の
長手方向には空間が形成されているとともに、前記長孔
の短手方向には前記外周面が前記長孔に係合し、前記延
設部が前記長孔の長手方向にスライド可能であるので、
前記第1のロータと前記回転部材とを簡単な構成で結合
できるとともに、可撓性ケーブルの巻き締め巻き戻しに
より、前記第1,第2のロータが前記回転軸線に対して
直交する方向に回転しながらがたついたとしても、この
がたつきは、前記延設部が前記長孔にガイドされて前記
長孔の長手方向にスライドすることにより吸収できるた
め、前記第1,第2のロータと前記回転部材とは各々ス
ムーズに回転することができる。
【0057】また、前記回転部材には、その回転軸線に
略直交する方向に延びる一対の弾性片を設け、前記第1
のロータには突起を設け、この突起を前記一対の弾性片
間で挟持させたので、前記第1,第2のロータが回転方
向にがたついたとしても、このがたつきを前記一対の弾
性片が撓むことによって吸収し、前記延設部と協同して
前記第1,第2のロータの回転を確実に前記回転部材に
伝達でき、前記第1,第2のロータの回転量を回転量検
出素子が精度よく検出することができる。
【0058】また、記第第2のロータと前記回転部材と
の間にコイルばねを配設し、このコイルばねが前記第2
のロータと前記回転部材とを離間する方向へ付勢してい
るので、前記第1,第2のロータが前記回転軸線と平行
な方向に回転しながらがたついたとしても、前記第2の
ロータを押圧して、このがたつきを小さなものとし前記
第1,第2のロータを安定して回転させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る舵角センサユニット
の分解斜視図。
【図2】本発明の舵角センサユニットに係る回転コネク
タの第2のロータの平面図。
【図3】本発明の舵角センサユニットに係る回転コネク
タの第2のロータの側面図。
【図4】本発明の舵角センサユニットに係る回転コネク
タの第2のロータの裏面図。
【図5】本発明の舵角センサユニットに係る舵角センサ
の上部回転部材の裏面図。
【図6】本発明の舵角センサユニットに係る舵角センサ
の上部回転部材の側面図。
【図7】本発明の舵角センサユニットに係る舵角センサ
の上部回転部材の断面図。
【図8】本発明の舵角センサユニットの断面図。
【図9】本発明の舵角センサユニットに係る舵角センサ
の上部回転部材と回転コネクタの第2のロータとの関係
を示す説明図。
【図10】従来の舵角センサユニットの分解斜視図。
【図11】従来の舵角センサユニットの断面図。
【符号の説明】 1 舵角センサユニット 2 回転コネクタ 3 第1のロータ 3c 段部 3e 延設部 3f 突起 7 ステータ 8 ケーブルケース 9 下カバー 14 可撓性ケーブル 15 第2のロータ 15a 爪部 15d 孔部 15e 孔部 16 舵角センサ 17 上部回転部材 18 固定部材 19 上ケース 20 下ケース 21 回転量検出手段 24 下部回転部材 25 固定部材 26 コイルばね R 回転軸線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔を有するステータと、前記ステー
    タを挟んで対向して配置され、前記貫通孔を通して連結
    されて前記ステータに回転自在に支持された第1,第2
    のロータと、前記第1のロータ及び前記第2のロータと
    前記ステータとの間に巻回して配置され、一端部が前記
    ステータに支持されるとともに、他端部が前記第1,第
    2のロータの何れかに支持された可撓性ケーブルとを有
    する回転コネクタと、固定部材に回転自在に支持された
    回転部材と、この回転部材の回転量を検出する回転量検
    出手段とを有する舵角センサとを備え、前記第2のロー
    タと前記回転部材とを対向させて、前記第1のロータを
    前記回転部材から遠方に位置させ、前記第1のロータと
    前記回転部材とのどちらかに延設部を設け、この延設部
    で前記第1のロータと前記回転部材とを直接結合し、前
    記第1のロータの回転を前記回転部材に伝達して、前記
    第1,第2のロータと前記回転部材とを一体に回転させ
    るようにしたことを特徴とする舵角センサユニット。
  2. 【請求項2】 前記第1のロータは円筒状に形成され、
    前記第1,第2のロータを掛け止めし、前記延設部を前
    記第1のロータの下端部に設けるとともに、前記第2の
    ロータには前記延設部が挿通される通路部を設け、前記
    延設部は前記通路部を挿通して、前記通路部に係合され
    て、前記第1,第2のロータと前記回転部材とを一体に
    回転するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    舵角センサユニット。
  3. 【請求項3】 前記回転部材には、その回転軸線に直交
    する方向に延びる長孔を形成し、前記延設部には、該長
    孔の短手方向において該長孔と係合可能な外周面を設
    け、前記延設部は前記長孔内に挿入され、前記長孔の長
    手方向には空間が形成されているとともに、前記長孔の
    短手方向には前記外周面が前記長孔に係合し、前記延設
    部が前記長孔の長手方向にスライド可能であることを特
    徴とする請求項1,2に記載の舵角センサユニット。
  4. 【請求項4】 前記回転部材には、その回転軸線に略直
    交する方向に延びる一対の弾性片を設け、前記第1のロ
    ータには突起を設け、この突起を前記一対の弾性片間で
    挟持させたことを特徴とする請求項3に記載の舵角セン
    サユニット。
  5. 【請求項5】 前記第2のロータと前記回転部材との間
    にコイルばねを配設し、このコイルばねが前記第2のロ
    ータと前記回転部材とを離間する方向へ付勢しているこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,4に記載の舵角セン
    サユニット。
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