JPH0348866Y2 - - Google Patents

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JPH0348866Y2
JPH0348866Y2 JP18578187U JP18578187U JPH0348866Y2 JP H0348866 Y2 JPH0348866 Y2 JP H0348866Y2 JP 18578187 U JP18578187 U JP 18578187U JP 18578187 U JP18578187 U JP 18578187U JP H0348866 Y2 JPH0348866 Y2 JP H0348866Y2
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coil tape
electrical connection
fixed
biasing
rotor
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Description

【考案の詳細な説明】 【技術分野】
本考案は、固定部材と可動部材との間の電気信
号等の電気的接続装置に関し、特に、可動部材が
固定部材に対して回動運動するような部材間の電
気的接続装置で、詳しくは、車両用操舵装置にお
けるハンドルとステアリング・コラム間の電気的
接続装置に関する。
【従来技術】
一般に、大多数の機械装置は、可動部と固定部
とが組み合わさつて装置本体が構成されている。
そして、可動部と固定部との間を電気的に接続す
る必要も生じる場合が多々ある。例えば、可動部
に動力源や駆動装置を備えた場合、あるいは、可
動部に信号発生装置、例えばスイツチ等、を備え
固定部に該信号の受信装置を備えたような場合
で、かつ、特に、可動部が回動運動する場合に
は、単に電線を両部材間に橋渡しするだけでは不
具合が生じる恐れがあり、何らかの装置、つまり
電気的接続装置、を介して接続する必要が生じ
る。 ところで、自動車においてもこのような中継接
続を必要とする部位が存在する。例えば、自動車
の操舵装置におけるハンドルとステアリング・コ
ラムとの間の電気的接続部がそれである。この電
気的接続には、一般に、可撓性を有して複数の電
導体を備えた渦巻き状のコイルテープ部材が用い
られ、該コイルテープ部材を収納ケースに収めて
なる電気的接続装置(例えば、実開昭53−118243
号、特開昭57−66045号公報)が使用されている。
従来の上記装置は、上記コイルテープ部材を固定
ケース部材とローター部材とからなる収納ケース
に収納し、その一方の端部を固定ケース部材に固
定し、他端部をローター部材に固定するように構
成されている。 ところが、かかる構成による電気的接続装置で
は、一般に、ステアリング機構の中立位置と、収
納されているコイルテープ部材の中立位置とが合
致しているかどうかを収納ケースの外方から判断
することができないという問題がある。従つて、
コイルテープ部材を中立の状態に保持しつつ、所
定の位置に装着することが困難である。もし、ス
テアリング機構の中立状態と上記コイルテープ部
材の中立状態とが整合しないまま電気的接続装置
を装着すると、ハンドルの回動に伴い上記コイル
テープ部材を切断することも憂有り得る。 このように固定部材に対して回動運動する可動
部材と該固定部材との間の電気的接続では、可動
部材(例えばハンドル)と円継手段(例えばコイ
ルテープ部材)との間で回動の起点が合致してい
る必要がある。つまり、電気的接続装置として
は、上記整合性が実現しやすい電気的接続装置で
なければならない。そのためには、該装置の回動
の起点が容易に把握できるように構成を備えてい
なければならない。
【本考案の技術的課題】
従つて、本考案の解決すべき技術的課題は、中
継手段たるコイルテープ部材の回動範囲と外部の
可動部材の回動範囲とを整合させるべく、その中
立位置が装置の外方から判断できるようにして、
容易に回動範囲を合致させることができる。固定
部材と可動部材間の電気的接続装置を提供するこ
とにある。
【本考案の要旨】
本考案は、自動車のハンドルとステアリング・
コラム間の電気的接続装置において、ステアリン
グ機構と上記装置との整合性をいかにして容易に
達成せしめるかと言う命題を解決するために為さ
れたものであるが、上記分野にのみ拘わらず、回
動運動する可動部材と、固定部材との間の電気的
接続装置に対しても利用できるように構成されて
いる。尚、本考案は、上記電気的接続装置に用い
られる渦巻き状のコイルテープ部材が収納ケース
内でがさつかないように、該部材を径方向に付勢
している複数の付勢部材に着目してなされたもの
である。 (構成) すなわち、本考案の電気的接続装置は、固定ケ
ース部材と該固定ケース部材に回動自在に保持さ
れたローター部材とを備えてなる収納ケースに、
上記ローター部材の回動に追随し得るよう可撓性
を有して渦巻き状に形成されるとともに、その一
端が固定ケース部材に支持され他端がローター部
材に支持されたコイルテープ部材を介装してな
る。 そして、上記コイルテープ部材を、所定のバネ
特性を備えかつ一方の端部に表示手段を備えると
ともに他端部が上記収納ケースの何れか一方の部
材に保持された付勢部材で、径方向沿いに付勢し
た。さらに、付勢部材を保持した一方の収納ケー
ス部材の、少なくとも上記表示手段に対面する、
対面部に視認手段を設けた。さらに、上記表示手
段と協働する目盛りを上記視認手段の近傍に設け
た。 尚、付勢部材の所定のバネ特性とは、コイルテ
ープ部材の渦巻き形状の変化に追従して付勢部材
の自由端たる一方の端部が径方向沿いに移動でき
る程度の弾性変形をもたらす特性のことである。 ところで、上記表示手段を収納ケースの外方か
ら視認する手段には、幾つかの方法がある。例え
ば、上記対面部に窓を形設して表示手段を視認す
る方法、あるいは、表示手段に対面する収納ケー
スの一方の部材を透明材料で形成する方法等が考
えられる。又、上記付勢部材は、ローター部材又
は固定ケース部材の何れに保持されていてもよ
い。尚、付勢部材を保持しているケース部材に
は、上記目盛り及び視認手段が備えられることに
なる。すなわち、付勢部材の固定端が上記表示手
段に対して一定の位置関係が保持されておればよ
い。 (作用) 上記構成によれば、上記コイルテープ部材は、
上記付勢部材により径方向に付勢され、一方、該
付勢部材は、コイルテープ部材により同様に径方
向に付勢されている。そして、この両者は、上記
コイルテープ部材がある一定の渦巻き形状の状態
で収納ケース内で均衡している。つまり、コイル
テープ部材は、収納ケース内でがさつかないよう
に、付勢部材で規制された状態にある。ところ
が、ローター部材が外部からの作用により回動せ
しめられれば、コイルテープ部材はその渦巻き形
状を変形せしめる。なぜならば、上記付勢部材
は、その弾性反発力がコイルテープ部材の渦巻き
形状の変化を妨げない程度に設定されてなるから
である。そして、渦巻き形状が拡大若しくは縮小
すれば、上記付勢部材もその形状変化に追従して
その自由端が径方向沿いに移動する。すなわち、
コイルテープ部材の最大縮小及び最大拡大の範囲
で付勢部材の自由端が移動することになる。尚、
上記付勢部材が固定ケース部材に保持されていて
も、あるいは、可動部材に保持されていても、付
勢部材の自由端の上記追従動作は略同じである。
さらに、該付勢部材がコイルテープ部材の外側周
囲に配置されていても、あるいは、内側周囲に配
置されていても、上記追従動作は、同様に、生じ
る。 従つて、上記付勢部材の表示手段と、それに対
応する目盛りとを介してコイルテープ部材の渦巻
き形状の状態を半断することが可能になる。しか
も、上記表示手段は収納ケースの外方から視認で
きるようになつているので、収納ケース内のコイ
ルテープ部材の、ローター部材の回動による、変
形状態を判断することが可能になる。 (効果) すなわち、付勢部材の表示手段が上記目盛りの
中央に位置した状態がコイルテープ部材の渦巻き
形状の中立状態と判断して差し支えない。従つ
て、このような状態を保持しつつ、電気的接続装
置を可動部材と固定部材との間の所定位置に装着
するとともにローター部材に可動部材を連結すれ
ば、可動部材の回動範囲とローター部材の回動に
追随するコイルテープ部材の回動追随可能範囲と
が一致することになる。つまり、可動部材の回動
範囲と整合するように電気的接続装置を両部材間
に装着することができる。従つて、整合不良によ
るローター部材、換言すればローター部材に連結
された可動部材、の回動不能と言う不具合も起こ
り得ない。しかも、上記コイルテープ部材が常に
付勢部材で径方向に規制されているので、コイル
テープ部材による異音発勢も合わせて防止されて
いる。
【実施例】
以下に、第1〜4図に従つて、本考案の一実施
例を具体的に説明する。 本考案は、前記した如く、自動車のハンドルが
常にその回動可能範囲で回動できるようにするた
めに、可動部材たるハンドルと固定部材たるステ
アリング・コラムとの間の電気的接続を可能なら
しめる装置を提供するためになされたものであ
る。従つて、このハンドルとステアリング・コラ
ム間に装着する電気的接続装置を実施例として以
下に詳説する。 すなわち、第1,2図において、1はローター
部材を示し、該ローター部材1は、円盤状底壁1
fと、その中心部に形設されたコイルテープ部材
3の巻取軸となる円筒状のボス部1bとを備えて
なる。上記ボス部1bは、その中心部を図示され
ない操舵軸が貫通するようになつている。該ボス
部1bの下端部内周には、軸方向沿いに形成され
た3個の駆動用突起1eが周方向沿いに一体的に
配置されている。上記各突起1eは、操舵軸側部
材に形成された駆動用溝に嵌合するようになつて
おり、これによりローター部材1とハンドルとが
一体的に回動できる。 一方、固定ケース部材2は、断面大略逆U字形
状で、巻取軸用のボス部1bが嵌合する穴をその
中心部に有した上壁2bと該上壁2bの周縁部に
立設した側壁2aとを一体で備えてなる。そし
て、固定ケース部材2は、ステアリング・コラム
側部材にビス等で固定されている。そして、固定
ケース部材2の上壁2bの穴に嵌合するようにロ
ーター部材1のボス部1b上端部が挿入されると
ともに、ローター部材1の底壁1fが固定ケース
2の側壁2a内側に嵌り込んで、大略円盤状の収
納ケース10を形成する。 一方、収納ケース10に収納されたコイルテー
プ部材3は、その内側端部と外側端部とが夫々上
記ローター部材1のボス部1bと固定ケース部材
2の側壁2aの各所定位置に固定されている。 ところで、第1図に良く示される如く、固定ケ
ース部材2には、夫々、薄い板状の弾性材で形成
された付勢部材4が備えられている。該付勢部材
4は、例えば、樹脂製あるいは金属バネ材の薄板
で形成され、その一端をL字状に曲げてなる。そ
して、該各付勢部材4は、コイルテープ部材3の
外側周囲で大略周方向沿いに延在するように3個
配置され、その一端が固定ケース部材2の側壁2
aに差し込まれて固定されている。 さらに、第3,4図に示す如く、少なくとも1
つの付勢部材4の他端部には、表示手段6が備え
られている。該表示手段6は、付勢部材4の自由
端たる他端部に設けられた突起4aに表示片6が
嵌り込んでなる。ところで、上記表示片6に対面
した固定ケース部材2の上壁2bには、上記表示
片6が径方向移動可に嵌り込むことが可能な窓5
が形設されている。さらに、該表示片6と協働す
る目盛り7が上記窓5の近傍に設けられている。 上記構成によれば、上記コイルテープ部材3
は、上記各付勢部材4により径方向沿い内方へ付
勢されることになる。一方、該各付勢部材4は、
コイルテープ部材3により、同様に、径方向沿い
外方へ付勢されている。そして、この両者3,4
は、上記コイルテープ部材3がある一定の渦巻き
形状の状態で収納ケース10内で均衡している。
つまり、複数の付勢部材4でコイルテープ部材3
は径方向に規制されている。ところが、ハンドル
によりローター部材1を回動せしめられれば、コ
イルテープ部材3はその渦巻き形状を変形せしめ
る。なぜならば、上記各付勢部材4は、その弾性
反発力がコイルテープ部材3の渦巻き形状の変化
を妨げない程度に設定してなるからである。そし
て、渦巻き形状が拡大若しくは縮小すれば、上記
各付勢部材4もその形状変化に追従してその自由
端が径方向沿いに移動する。すなわち、コイルテ
ープ部材3の最大縮小及び最大拡大の範囲で付勢
部材4の自由端が移動することになる。従つて、
この範囲に対応した目盛り7と上記表示片6とが
協働することにより、この両者を介してコイルテ
ープ部材3の渦巻き形状の状態を判断することが
可能になる。しかも、上記表示片6が収納ケース
10の外方から視認できるので、ハンドルの回動
による、収納ケース10内のコイルテープ部材3
の変形状態を判断することが可能になる。 すなわち、上記目盛り7の中央に付勢部材4の
表示片6が位置した状態がコイルテープ部材3の
渦巻き形状の中立状態であると判断してよい。従
つて、このような状態を保持しつつ本電気的接続
装置をハンドルとステアリング・コラムとの間の
所定位置に装着すれば、ハンドルの回動範囲と、
電気的接続装置の回動可能範囲とが一致すること
になる。つまり、ステアリング機構と整合するよ
うに電気的接続装置を装着することが容易に実現
できる。従つて、整合不良によるハンドルの回動
不能と言う不具合も起こり得ない。しかも、コイ
ルテープ部材3による異音発生も防止できる。 ところで、上記付勢部材4がローター部材1に
保持されていても、付勢部材4の自由端はコイル
テープ部材3の渦巻き形状の変化に追従できる。
さらに、該付勢部材4がコイルテープ部材3の内
側周囲に配置されていても、上記追従動作は同様
に可能である。さらに、上記表示片6を視認する
窓5は、該窓5を備えた部材が不透明材料で構成
されているので必要であるが、この部材が透明材
料で構成されておれば窓を設ける必要もない。
又、表示手段たる上記表示片6も必ずしも必要で
はない。なぜならば、付勢部材4の先端部の突起
4aが表示片6の代わりになり得るからである。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は、本考案の一実施例に係る電気的
接続装置を示し、第1図は要部断面平面図、第2
図は第1図の−線断面図、第3図は第2図の
矢視図、第4図は表示手段を示す拡大斜視図で
ある。 1……ローター部材、1b……ボス部、1e…
…突起、1f……底壁、2……固定ケース部材、
2a……側壁、2b……上壁、3……コイルテー
プ部材、4……付勢部材、4a………突起、5…
…窓、6……表示手段(表示片)、7……目盛り、
10……収納ケース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定ケース部材2と該固定ケース部材2に回動
    自在に保持されたローター部材1とを備えてなる
    収納ケース10に、上記ローター部材1の回動に
    追随し得るよう可撓性を有して渦巻き状に形成さ
    れるとともに、その一端が固定ケース部材2に支
    持され他端がローター部材1に支持されたコイル
    テープ部材3を介装してなる電気的接続装置にお
    いて、 上記コイルテープ部材3を、所定のバネ特性を
    備えかつ一方の端部に表示手段6を備えるととも
    に他端部が収納ケース10の何れか一方の部材
    1,2に保持された付勢部材4で、径方向沿いに
    付勢し、 さらに、付勢部材4を保持した一方の部材1,
    2の、少なくとも上記表示手段6に対面する、対
    面部に視認手段5を設けるとともに、上記表示手
    段6と協働する目盛り7を上記視認手段5の近傍
    に設けてなることを特徴とする固定部材と可動部
    材間の電気的接続装置。
JP18578187U 1987-12-04 1987-12-04 Expired JPH0348866Y2 (ja)

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JP18578187U JPH0348866Y2 (ja) 1987-12-04 1987-12-04

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JPH0189490U JPH0189490U (ja) 1989-06-13
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