JP3112403B2 - 相対回転部材間継電装置 - Google Patents
相対回転部材間継電装置Info
- Publication number
- JP3112403B2 JP3112403B2 JP07301472A JP30147295A JP3112403B2 JP 3112403 B2 JP3112403 B2 JP 3112403B2 JP 07301472 A JP07301472 A JP 07301472A JP 30147295 A JP30147295 A JP 30147295A JP 3112403 B2 JP3112403 B2 JP 3112403B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- cylindrical portion
- upper cover
- annular rib
- external lead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 39
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 5
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 3
- 238000009795 derivation Methods 0.000 description 2
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/023—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
- B60R16/027—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems between relatively movable parts of the vehicle, e.g. between steering wheel and column
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R35/00—Flexible or turnable line connectors, i.e. the rotation angle being limited
- H01R35/02—Flexible line connectors without frictional contact members
- H01R35/025—Flexible line connectors without frictional contact members having a flexible conductor wound around a rotation axis
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering Controls (AREA)
- Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、相対的に回転す
る部材間の電気的な接続を、ケーブルを介して行う相対
回転部材間継電装置に関する。
る部材間の電気的な接続を、ケーブルを介して行う相対
回転部材間継電装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の相対回転部材間継電装置として
は、例えば図５に示す相対回転部材間継電装置１０が知
られている。この相対回転部材間継電装置１０は、内側
円筒部１１ａを有する回転体（第１の回転体）１１と、
内側円筒部１１ａを所定の間隔をおいて囲む外側円筒部
１２ａを有する固定体（第２の回転体）１２と、内側円
筒部１１ａと外側円筒部１２ａとの間の環状の空間Ｋ内
に、同空間Ｋに沿って渦巻き状に巻かれた状態で収納さ
れ、内周端部１３ａが内側円筒部１１ａに保持され、外
周端部１３ｂが外側円筒部１２ａに保持されるケーブル
（フレキシブルフラットケーブル）１３と、上記空間Ｋ
に沿って移動自在に設けられ、開口部２ａでケーブル１
３を反転させるＣ字状の移動体２とを備えている。
は、例えば図５に示す相対回転部材間継電装置１０が知
られている。この相対回転部材間継電装置１０は、内側
円筒部１１ａを有する回転体（第１の回転体）１１と、
内側円筒部１１ａを所定の間隔をおいて囲む外側円筒部
１２ａを有する固定体（第２の回転体）１２と、内側円
筒部１１ａと外側円筒部１２ａとの間の環状の空間Ｋ内
に、同空間Ｋに沿って渦巻き状に巻かれた状態で収納さ
れ、内周端部１３ａが内側円筒部１１ａに保持され、外
周端部１３ｂが外側円筒部１２ａに保持されるケーブル
（フレキシブルフラットケーブル）１３と、上記空間Ｋ
に沿って移動自在に設けられ、開口部２ａでケーブル１
３を反転させるＣ字状の移動体２とを備えている。
【０００３】上記固定体１２には、空間Ｋの上側及び外
側円筒部１２ａの周囲を覆うようにカバー部材１４が設
けられている。このカバー部材１４は、空間Ｋの上側を
覆う上カバー１４ａと、外側円筒部１２ａの周囲を囲む
円筒部１４ｂとによって構成されており、固定体１２に
対して相対的に回転しないようになっている。上記上カ
バー１４ａの中央部には、開口部１４ｃが形成されてい
る。また、固定体１２には、空間Ｋの下側を覆う下カバ
ー１２ｂが外側円筒部１２ａと一体に形成されている。
側円筒部１２ａの周囲を覆うようにカバー部材１４が設
けられている。このカバー部材１４は、空間Ｋの上側を
覆う上カバー１４ａと、外側円筒部１２ａの周囲を囲む
円筒部１４ｂとによって構成されており、固定体１２に
対して相対的に回転しないようになっている。上記上カ
バー１４ａの中央部には、開口部１４ｃが形成されてい
る。また、固定体１２には、空間Ｋの下側を覆う下カバ
ー１２ｂが外側円筒部１２ａと一体に形成されている。
【０００４】さらに、カバー部材１４の上側には、ケー
ブル１３を外側に導き出すための外部導出用カバー１１
０が回転自在に設けられている。この外部導出用カバー
１１０は、カバー部材１４の開口部１４ｃを介して内側
円筒部１１ａに連結されており、ケーブル１３の内周端
部１３ａと外部のケーブル１５との接続部分１６を保持
するようになっている。また、外部導出用カバー１１０
は、その外周径が上カバー１４ａの外周径と同一に形成
されている。そして、外部導出用カバー１１０は、その
外周部１１０ａが上カバー１４ａの外周部１４ｄに当接
しながら回転するようになっている。すなわち、外部導
出用カバー１１０の外周部１１０ａと上カバー１４ａの
外周部１４ｄとが摺動するようになっている。さらに、
外部導出用カバー１１０には、上記接続部分１６を保持
する保持手段１２０及び回転駆動するための駆動ピン１
３０が設けられている。
ブル１３を外側に導き出すための外部導出用カバー１１
０が回転自在に設けられている。この外部導出用カバー
１１０は、カバー部材１４の開口部１４ｃを介して内側
円筒部１１ａに連結されており、ケーブル１３の内周端
部１３ａと外部のケーブル１５との接続部分１６を保持
するようになっている。また、外部導出用カバー１１０
は、その外周径が上カバー１４ａの外周径と同一に形成
されている。そして、外部導出用カバー１１０は、その
外周部１１０ａが上カバー１４ａの外周部１４ｄに当接
しながら回転するようになっている。すなわち、外部導
出用カバー１１０の外周部１１０ａと上カバー１４ａの
外周部１４ｄとが摺動するようになっている。さらに、
外部導出用カバー１１０には、上記接続部分１６を保持
する保持手段１２０及び回転駆動するための駆動ピン１
３０が設けられている。
【０００５】また、上記回転体１１は、例えば自動車の
ハンドル部におけるステアリングホイール側に連結さ
れ、固定体１２は、ステアリングコラム側に固定される
ようになっている。
ハンドル部におけるステアリングホイール側に連結さ
れ、固定体１２は、ステアリングコラム側に固定される
ようになっている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記相対回
転部材間継電装置１０においては、外部導出用カバー１
１０の外周径が上カバー１４ａの外周径と同じ大きさに
なっているから、回転しない上カバー１４ａの周面と、
回転する外部導出用カバー１１０の周面とが隣接して配
置された状態になる。このため、外周側にある異物等が
外部導出用カバー１１０によって巻き込まれやすいとい
う欠点がある。しかも、上カバー１４ａの周面に当接す
るようにして他の部品等を配置した場合には、その部品
等が外部導出用カバー１１０に当たるので、これらの他
の部品等を上カバー１４ａの周面から離して配置しなけ
ればならないという欠点がある。このため、周囲のスペ
ースを有効に利用することができないという問題があっ
た。
転部材間継電装置１０においては、外部導出用カバー１
１０の外周径が上カバー１４ａの外周径と同じ大きさに
なっているから、回転しない上カバー１４ａの周面と、
回転する外部導出用カバー１１０の周面とが隣接して配
置された状態になる。このため、外周側にある異物等が
外部導出用カバー１１０によって巻き込まれやすいとい
う欠点がある。しかも、上カバー１４ａの周面に当接す
るようにして他の部品等を配置した場合には、その部品
等が外部導出用カバー１１０に当たるので、これらの他
の部品等を上カバー１４ａの周面から離して配置しなけ
ればならないという欠点がある。このため、周囲のスペ
ースを有効に利用することができないという問題があっ
た。
【０００７】この発明は上述した問題を解消するために
なされたもので、その目的は、外周側にある異物等を外
部導出用カバーによって巻き込む恐れがなく、しかも上
カバーの周面に当接するように他の部品等を配置するこ
とができ、これによって周囲のスペースを有効に利用す
ることのできる相対回転部材間継電装置を提供すること
にある。
なされたもので、その目的は、外周側にある異物等を外
部導出用カバーによって巻き込む恐れがなく、しかも上
カバーの周面に当接するように他の部品等を配置するこ
とができ、これによって周囲のスペースを有効に利用す
ることのできる相対回転部材間継電装置を提供すること
にある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、内側円筒部を有する第１の回転体と、
前記内側円筒部を所定の間隔をおいて囲み、同内側円筒
部に対して相対的に回転する外側円筒部を有する第２の
回転体と、前記内側円筒部と外側円筒部との間の環状の
空間内に沿って、渦巻き状に巻かれるようにして収納さ
れ、内周端部が前記内側円筒部に保持され、外周端部が
前記外側円筒部に保持されたフレキシブルフラットケー
ブルと、前記環状の空間の上側を覆うようにして、外側
円筒部に設けられ、中央部に開口部を有する上カバー
と、この上カバー上に回転自在に設けられ、前記開口部
を通して前記第１の回転体に連結されているとともに、
前記フレキシブルフラットケーブルを外部に導き出す外
部導出用カバーとを備えてなり、前記外部導出用カバー
は、その外周部に、前記上カバーに当接する環状リブＡ
を有するとともに、その外周径を上カバーの外周径より
小さく形成していることを特徴としている。
に、この発明は、内側円筒部を有する第１の回転体と、
前記内側円筒部を所定の間隔をおいて囲み、同内側円筒
部に対して相対的に回転する外側円筒部を有する第２の
回転体と、前記内側円筒部と外側円筒部との間の環状の
空間内に沿って、渦巻き状に巻かれるようにして収納さ
れ、内周端部が前記内側円筒部に保持され、外周端部が
前記外側円筒部に保持されたフレキシブルフラットケー
ブルと、前記環状の空間の上側を覆うようにして、外側
円筒部に設けられ、中央部に開口部を有する上カバー
と、この上カバー上に回転自在に設けられ、前記開口部
を通して前記第１の回転体に連結されているとともに、
前記フレキシブルフラットケーブルを外部に導き出す外
部導出用カバーとを備えてなり、前記外部導出用カバー
は、その外周部に、前記上カバーに当接する環状リブＡ
を有するとともに、その外周径を上カバーの外周径より
小さく形成していることを特徴としている。
【０００９】また、上記上カバーは、外部導出用カバー
の環状リブＡに嵌合する環状リブＢを有するように構成
することが好ましい。
の環状リブＡに嵌合する環状リブＢを有するように構成
することが好ましい。
【００１０】そして、上記のように構成された発明にお
いては、例えば第２の回転体側を固定的に設置すると、
第１の回転体側のみが回転する状態になる。このため、
上カバーの周面が静止した状態になるのに対して、外部
導出用カバーの周面が回転する状態になる。しかし、外
部導出用カバーの外周径が上カバーの外周径より小さく
形成されているから、外周側にある異物等を外部導出用
カバーで巻き込む恐れがない。しかも、上カバーの周面
に当接するようにして他の部品等を配置しても、これら
の部品等が外部導出用カバーに当たることがない。すな
わち、他の部品等を上カバーの周面に当接するように配
置することができるから、周囲のスペースを有効に利用
することができる。
いては、例えば第２の回転体側を固定的に設置すると、
第１の回転体側のみが回転する状態になる。このため、
上カバーの周面が静止した状態になるのに対して、外部
導出用カバーの周面が回転する状態になる。しかし、外
部導出用カバーの外周径が上カバーの外周径より小さく
形成されているから、外周側にある異物等を外部導出用
カバーで巻き込む恐れがない。しかも、上カバーの周面
に当接するようにして他の部品等を配置しても、これら
の部品等が外部導出用カバーに当たることがない。すな
わち、他の部品等を上カバーの周面に当接するように配
置することができるから、周囲のスペースを有効に利用
することができる。
【００１１】また、外部導出用カバーの外周部に、上カ
バーに当接する環状リブＡを設けているから、外部の埃
等が外部導出用カバー内に侵入するのを防止することが
できる。しかも、環状リブＡによって、外部導出用カバ
ーの剛性を高めることができる。また、外部導出用カバ
ーの外周径が上カバーの外周径より小さく形成されてい
るから、外部導出用カバーの剛性をさらに向上させるこ
とができる。さらに、外部導出用カバーの外周径が上カ
バーの外周径より小さく形成されているから、環状リブ
Ａが上カバー上を摺動する速度を小さくすることができ
る。したがって、外部導出用カバーの環状リブＡ及び上
カバーの摺動部の磨耗を低減することができる。
バーに当接する環状リブＡを設けているから、外部の埃
等が外部導出用カバー内に侵入するのを防止することが
できる。しかも、環状リブＡによって、外部導出用カバ
ーの剛性を高めることができる。また、外部導出用カバ
ーの外周径が上カバーの外周径より小さく形成されてい
るから、外部導出用カバーの剛性をさらに向上させるこ
とができる。さらに、外部導出用カバーの外周径が上カ
バーの外周径より小さく形成されているから、環状リブ
Ａが上カバー上を摺動する速度を小さくすることができ
る。したがって、外部導出用カバーの環状リブＡ及び上
カバーの摺動部の磨耗を低減することができる。
【００１２】また、外部導出用カバーの環状リブＡに嵌
合する環状リブＢを上カバーに設けた発明においては、
この環状リブＢによって、外部の埃等が外部導出用カバ
ー内に侵入するのをさらに有効に防止することができる
とともに、上カバーの剛性を向上させることができる。
さらに、環状リブＢによって環状リブＡをガイドするこ
とができるから、外部導出用カバーの回転を安定させる
ことができる。
合する環状リブＢを上カバーに設けた発明においては、
この環状リブＢによって、外部の埃等が外部導出用カバ
ー内に侵入するのをさらに有効に防止することができる
とともに、上カバーの剛性を向上させることができる。
さらに、環状リブＢによって環状リブＡをガイドするこ
とができるから、外部導出用カバーの回転を安定させる
ことができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
１〜図４を参照して説明する。なお、図１〜図２は第１
の実施の形態、図３〜図４は第２の実施の形態を示して
いる。
１〜図４を参照して説明する。なお、図１〜図２は第１
の実施の形態、図３〜図４は第２の実施の形態を示して
いる。
【００１４】まず、第１の実施の形態を図１〜図２を参
照して説明する。ただし、図５に示す従来例の構成要素
と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡略
化する。この第１の実施の形態が図５に示す従来例と異
なる主な点は、外部導出用カバー１１１の外周径が上カ
バー１４ａの外周径より小さく構成されている点であ
る。
照して説明する。ただし、図５に示す従来例の構成要素
と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡略
化する。この第１の実施の形態が図５に示す従来例と異
なる主な点は、外部導出用カバー１１１の外周径が上カ
バー１４ａの外周径より小さく構成されている点であ
る。
【００１５】すなわち、外部導出用カバー１１１は、中
央に円形状の開口部１１１ａを有する円板状のもので形
成されており、その外周径が上カバー１４ａの外周径よ
り小さく形成されている。しかも、外部導出用カバー１
１１は、保持手段１２０及び駆動ピン１３０の設置可能
な範囲において、外周径が最小となるように形成されて
いる。このため、外部導出用カバー１１１の外周部は、
上カバー１４ａの十分内側に位置している。
央に円形状の開口部１１１ａを有する円板状のもので形
成されており、その外周径が上カバー１４ａの外周径よ
り小さく形成されている。しかも、外部導出用カバー１
１１は、保持手段１２０及び駆動ピン１３０の設置可能
な範囲において、外周径が最小となるように形成されて
いる。このため、外部導出用カバー１１１の外周部は、
上カバー１４ａの十分内側に位置している。
【００１６】そして、外部導出用カバー１１１には、そ
の外周部に沿って、上カバー１４ａに当接する環状リブ
Ａが設けられている。また、外部導出用カバー１１１の
開口部１１１ａも、上カバー１４ａに当接するようにリ
ブ状に形成されており、このリブ状の端部が回転体（第
１の回転体）１１の内側円筒部１１ａに連結されてい
る。
の外周部に沿って、上カバー１４ａに当接する環状リブ
Ａが設けられている。また、外部導出用カバー１１１の
開口部１１１ａも、上カバー１４ａに当接するようにリ
ブ状に形成されており、このリブ状の端部が回転体（第
１の回転体）１１の内側円筒部１１ａに連結されてい
る。
【００１７】また、外部導出用カバー１１１上には、中
立位置を合わせるための第１の合いマーク１４１が設け
られ、上カバー１４ａには、第２の合いマーク１４２が
設けられている。
立位置を合わせるための第１の合いマーク１４１が設け
られ、上カバー１４ａには、第２の合いマーク１４２が
設けられている。
【００１８】上記のように構成された相対回転部材間継
電装置１０においては、組み立てが完了した段階で、例
えば右回転における回転終了位置から、外部導出用カバ
ー１１１を左側に所定の回転数だけ回して、第１の合い
マーク１４１を第２の合いマーク１４２に合わせる。こ
れにより、外部導出用カバー１１１における左右の回転
方向の中立位置が設定された状態になる。そして、固定
体１２側を例えば自動車のハンドル部におけるステアリ
ングコラム側に固定し、回転体１１側を駆動ピン１３０
を介してステアリングホイール側に連結する。これによ
り、ステアリングホイールを回せば、外部導出用カバー
１１１が回転するようになる。そして、ケーブル１３を
介して、ステアリングコラム側とステアリングホイール
側との電気的な接続がなされる。
電装置１０においては、組み立てが完了した段階で、例
えば右回転における回転終了位置から、外部導出用カバ
ー１１１を左側に所定の回転数だけ回して、第１の合い
マーク１４１を第２の合いマーク１４２に合わせる。こ
れにより、外部導出用カバー１１１における左右の回転
方向の中立位置が設定された状態になる。そして、固定
体１２側を例えば自動車のハンドル部におけるステアリ
ングコラム側に固定し、回転体１１側を駆動ピン１３０
を介してステアリングホイール側に連結する。これによ
り、ステアリングホイールを回せば、外部導出用カバー
１１１が回転するようになる。そして、ケーブル１３を
介して、ステアリングコラム側とステアリングホイール
側との電気的な接続がなされる。
【００１９】上記のように構成された相対回転部材間継
電装置１０によれば、固定体１２側が固定的に設置され
ているから、上カバー１４ａの周面、すなわち円筒部１
４ｂの周面が静止した状態になるのに対して、外部導出
用カバー１１１の周面が回転する状態になる。しかし、
外部導出用カバー１１１の外周径が上カバー１４ａの外
周径より小さく形成されているから、円筒部１４ｂの外
周側にある異物等を外部導出用カバー１１１で巻き込む
恐れがない。しかも、上カバー１４ａの周面に当接する
ようにして他の部品等を配置しても、これらの部品等が
外部導出用カバー１１１に当たることがない。したがっ
て、上カバー１４ａの周面に当接するようにして他の部
品等を配置することができるから、周囲のスペースを有
効に利用することができる。
電装置１０によれば、固定体１２側が固定的に設置され
ているから、上カバー１４ａの周面、すなわち円筒部１
４ｂの周面が静止した状態になるのに対して、外部導出
用カバー１１１の周面が回転する状態になる。しかし、
外部導出用カバー１１１の外周径が上カバー１４ａの外
周径より小さく形成されているから、円筒部１４ｂの外
周側にある異物等を外部導出用カバー１１１で巻き込む
恐れがない。しかも、上カバー１４ａの周面に当接する
ようにして他の部品等を配置しても、これらの部品等が
外部導出用カバー１１１に当たることがない。したがっ
て、上カバー１４ａの周面に当接するようにして他の部
品等を配置することができるから、周囲のスペースを有
効に利用することができる。
【００２０】また、外部導出用カバー１１１の外周部
に、上カバー１４ａに当接する環状リブＡを設けている
から、外部の埃等が外部導出用カバー１１１内に侵入す
るのを防止することができる。しかも、環状リブＡによ
って、外部導出用カバー１１１の剛性を向上させること
ができる。また、外部導出用カバー１１１の外周径が保
持手段１２０及び駆動ピン１３０の設置可能な範囲にお
いて、最小となるように形成されているから、外部導出
用カバー１１１の剛性をさらに向上させることができ
る。さらに、外部導出用カバー１１１の外周径が最小と
なるように形成されているから、環状リブＡが上カバー
１４ａ上を摺動する速度を小さくすることができる。し
たがって、外部導出用カバー１１１の環状リブＡ及び上
カバー１４ａの摺動部１４ｄの磨耗を低減することがで
きる。さらにまた、外部導出用カバー１１１の外周径が
上カバー１４ａの外周径より小さく形成されているか
ら、上カバー１４ａ上に、第２の合いマーク１４２を設
けることができる。したがって、外部導出用カバー１１
１上の第１の合いマーク１４１を、上カバー１４ａ上の
第２の合いマーク１４２に容易に合わせることができ、
外部導出用カバー１１１の中立位置の設定を簡単に行う
ことができる。
に、上カバー１４ａに当接する環状リブＡを設けている
から、外部の埃等が外部導出用カバー１１１内に侵入す
るのを防止することができる。しかも、環状リブＡによ
って、外部導出用カバー１１１の剛性を向上させること
ができる。また、外部導出用カバー１１１の外周径が保
持手段１２０及び駆動ピン１３０の設置可能な範囲にお
いて、最小となるように形成されているから、外部導出
用カバー１１１の剛性をさらに向上させることができ
る。さらに、外部導出用カバー１１１の外周径が最小と
なるように形成されているから、環状リブＡが上カバー
１４ａ上を摺動する速度を小さくすることができる。し
たがって、外部導出用カバー１１１の環状リブＡ及び上
カバー１４ａの摺動部１４ｄの磨耗を低減することがで
きる。さらにまた、外部導出用カバー１１１の外周径が
上カバー１４ａの外周径より小さく形成されているか
ら、上カバー１４ａ上に、第２の合いマーク１４２を設
けることができる。したがって、外部導出用カバー１１
１上の第１の合いマーク１４１を、上カバー１４ａ上の
第２の合いマーク１４２に容易に合わせることができ、
外部導出用カバー１１１の中立位置の設定を簡単に行う
ことができる。
【００２１】次ぎに、この発明の第２の実施の形態を図
３〜図４を参照して説明する。ただし、図１〜図２に示
す第１の実施の形態の構成要素と共通する要素には同一
の符号を付し、その説明を簡略化する。この第２の実施
の形態が第１の実施の形態と異なる点は、上カバー１４
ａに環状リブＢを設けている点である。
３〜図４を参照して説明する。ただし、図１〜図２に示
す第１の実施の形態の構成要素と共通する要素には同一
の符号を付し、その説明を簡略化する。この第２の実施
の形態が第１の実施の形態と異なる点は、上カバー１４
ａに環状リブＢを設けている点である。
【００２２】すなわち、上カバー１４ａには、外部導出
用カバー１１１の環状リブＡの内側に嵌合する環状リブ
Ｂが設けられている。
用カバー１１１の環状リブＡの内側に嵌合する環状リブ
Ｂが設けられている。
【００２３】上記のように構成された相対回転部材間継
電装置１０によれば、上カバー１４ａに環状リブＢを設
けているから、外部の埃等が外部導出用カバー１１１内
に侵入するのをさらに有効に防止することができる。し
かも、環状リブＢによって、上カバー１４ａの剛性を向
上させることができる。また、環状リブＢによって環状
リブＡをガイドすることができるから、外部導出用カバ
ー１１１の回転を安定させることができる。
電装置１０によれば、上カバー１４ａに環状リブＢを設
けているから、外部の埃等が外部導出用カバー１１１内
に侵入するのをさらに有効に防止することができる。し
かも、環状リブＢによって、上カバー１４ａの剛性を向
上させることができる。また、環状リブＢによって環状
リブＡをガイドすることができるから、外部導出用カバ
ー１１１の回転を安定させることができる。
【００２４】なお、上記第２の実施の形態においては、
環状リブＢを環状リブＡの内側に設けるように構成した
が、同環状リブＢを環状リブＡの外側に設けるように構
成してもよい。この場合には、環状リブＢの高さを外部
導出用カバー１１１の上面に達するように構成すること
が好ましい。これにより、防塵効果をより高めることが
できるとともに、外部導出用カバー１１１による回転部
分の露出面積を減少させることができる。
環状リブＢを環状リブＡの内側に設けるように構成した
が、同環状リブＢを環状リブＡの外側に設けるように構
成してもよい。この場合には、環状リブＢの高さを外部
導出用カバー１１１の上面に達するように構成すること
が好ましい。これにより、防塵効果をより高めることが
できるとともに、外部導出用カバー１１１による回転部
分の露出面積を減少させることができる。
【００２５】
【発明の効果】この発明によれば、例えば第２の回転体
側を固定的に設置すると、第１の回転体側のみが回転す
る状態になる。このため、上カバーの周面が静止した状
態になるのに対して、外部導出用カバーの周面が回転す
る状態になる。しかし、外部導出用カバーの外周径が上
カバーの外周径より小さく形成されているから、外周側
にある異物等を外部導出用カバーで巻き込む恐れがな
い。しかも、上カバーの周面に当接するようにして他の
部品等を配置しても、これらの部品等が外部導出用カバ
ーに当たることがない。すなわち、他の部品等を上カバ
ーの周面に当接するように配置することができるから、
周囲のスペースを有効に利用することができる。
側を固定的に設置すると、第１の回転体側のみが回転す
る状態になる。このため、上カバーの周面が静止した状
態になるのに対して、外部導出用カバーの周面が回転す
る状態になる。しかし、外部導出用カバーの外周径が上
カバーの外周径より小さく形成されているから、外周側
にある異物等を外部導出用カバーで巻き込む恐れがな
い。しかも、上カバーの周面に当接するようにして他の
部品等を配置しても、これらの部品等が外部導出用カバ
ーに当たることがない。すなわち、他の部品等を上カバ
ーの周面に当接するように配置することができるから、
周囲のスペースを有効に利用することができる。
【００２６】また、外部導出用カバーの外周部に、上カ
バーに当接する環状リブＡを設けているから、外部の埃
等が外部導出用カバー内に侵入するのを防止することが
できる。しかも、環状リブＡによって、外部導出用カバ
ーの剛性を高めることができる。また、外部導出用カバ
ーの外周径が上カバーの外周径より小さく形成されてい
るから、外部導出用カバーの剛性をさらに向上させるこ
とができる。さらに、外部導出用カバーの外周径が上カ
バーの外周径より小さく形成されているから、環状リブ
Ａが上カバー上を摺動する速度を小さくすることができ
る。したがって、外部導出用カバーの環状リブＡ及び上
カバーの摺動部の磨耗を低減することができる。
バーに当接する環状リブＡを設けているから、外部の埃
等が外部導出用カバー内に侵入するのを防止することが
できる。しかも、環状リブＡによって、外部導出用カバ
ーの剛性を高めることができる。また、外部導出用カバ
ーの外周径が上カバーの外周径より小さく形成されてい
るから、外部導出用カバーの剛性をさらに向上させるこ
とができる。さらに、外部導出用カバーの外周径が上カ
バーの外周径より小さく形成されているから、環状リブ
Ａが上カバー上を摺動する速度を小さくすることができ
る。したがって、外部導出用カバーの環状リブＡ及び上
カバーの摺動部の磨耗を低減することができる。
【００２７】また、外部導出用カバーの環状リブＡに嵌
合する環状リブＢを上カバーに設けた発明においては、
この環状リブＢによって、外部の埃等が外部導出用カバ
ー内に侵入するのをさらに有効に防止することができる
とともに、上カバーの剛性を向上させることができる。
さらに、環状リブＢによって環状リブＡをガイドするこ
とができるから、外部導出用カバーの回転を安定させる
ことができる。
合する環状リブＢを上カバーに設けた発明においては、
この環状リブＢによって、外部の埃等が外部導出用カバ
ー内に侵入するのをさらに有効に防止することができる
とともに、上カバーの剛性を向上させることができる。
さらに、環状リブＢによって環状リブＡをガイドするこ
とができるから、外部導出用カバーの回転を安定させる
ことができる。
【図１】この発明の第１の実施の形態として示した相対
回転部材間継電装置の要部分解斜視図。
回転部材間継電装置の要部分解斜視図。
【図２】同相対回転部材間継電装置の要部断面図。
【図３】この発明の第２の実施の形態として示した相対
回転部材間継電装置の要部斜視図。
回転部材間継電装置の要部斜視図。
【図４】同相対回転部材間継電装置の要部断面図。
【図５】従来例として示した相対回転部材間継電装置を
示す分解斜視図。
示す分解斜視図。
１０ 相対回転部材間継電装置 １１ 第１の回転体（回転体） １１ａ 内側円筒部 １２ 第２の回転体（固定体） １２ａ 外側円筒部 １３ フレキシブルフラットケーブル（ケーブル） １３ａ 内周端部 １３ｂ 外周端部 １４ａ 上カバー １４ｃ 開口部 １１１ 外部導出用カバー Ａ 環状リブＡ Ｂ 環状リブＢ Ｋ 空間
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平５−45977（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01R 35/04
Claims (2)
- 【請求項１】 内側円筒部を有する第１の回転体と、 前記内側円筒部を所定の間隔をおいて囲み、同内側円筒
部に対して相対的に回転する外側円筒部を有する第２の
回転体と、 前記内側円筒部と外側円筒部との間の環状の空間内に沿
って、渦巻き状に巻かれるようにして収納され、内周端
部が前記内側円筒部に保持され、外周端部が前記外側円
筒部に保持されたフレキシブルフラットケーブルと、 前記環状の空間の上側を覆うようにして、外側円筒部に
設けられ、中央部に開口部を有する上カバーと、 この上カバ−上に回転自在に設けられ、前記開口部を通
して前記第１の回転体に連結されているとともに、前記
フレキシブルフラットケーブルを外部に導き出す外部導
出用カバーとを備えてなり、 前記外部導出用カバーは、その外周部に、前記上カバー
に当接する環状リブＡを有するとともに、その外周径を
上カバーの外周径より小さく形成していることを特徴と
する相対回転部材間継電装置。 - 【請求項２】 上カバーは、外部導出用カバーの環状リ
ブＡに嵌合する環状リブＢを有していることを特徴とす
る請求項１記載の相対回転部材間継電装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07301472A JP3112403B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 相対回転部材間継電装置 |
| US08/747,608 US5813874A (en) | 1995-11-20 | 1996-11-13 | Relay apparatus for relatively rotatable members |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07301472A JP3112403B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 相対回転部材間継電装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09148022A JPH09148022A (ja) | 1997-06-06 |
| JP3112403B2 true JP3112403B2 (ja) | 2000-11-27 |
Family
ID=17897316
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07301472A Expired - Fee Related JP3112403B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 相対回転部材間継電装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5813874A (ja) |
| JP (1) | JP3112403B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007220505A (ja) * | 2006-02-17 | 2007-08-30 | Yazaki Corp | 回転コネクタ装置 |
| CN114735070A (zh) * | 2022-05-09 | 2022-07-12 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 一种包含新型线束转换装置的方向盘 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2710911B2 (ja) * | 1993-05-31 | 1998-02-10 | アルプス電気株式会社 | ケーブルリール |
| JPH0858602A (ja) * | 1994-08-26 | 1996-03-05 | Yazaki Corp | ハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置 |
| JP2921734B2 (ja) * | 1994-09-02 | 1999-07-19 | 矢崎総業株式会社 | ハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置 |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP07301472A patent/JP3112403B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-11-13 US US08/747,608 patent/US5813874A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09148022A (ja) | 1997-06-06 |
| US5813874A (en) | 1998-09-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7175454B2 (en) | Rotary connector | |
| JP2921734B2 (ja) | ハンドルとステアリングコラム間の電気的接続装置 | |
| US5588854A (en) | Electrical connection device between handle and steering column | |
| US5904585A (en) | Rotary connector | |
| JPH0711427Y2 (ja) | 回転コネクタ | |
| US5707023A (en) | Apparatus for establishing electrical connection between rotor and fixed member | |
| KR910006523B1 (ko) | 자동조향 어셈블리 | |
| JP3112403B2 (ja) | 相対回転部材間継電装置 | |
| JP3518995B2 (ja) | 回転コネクタ | |
| JPH09134768A (ja) | 相対回転部材間継電装置 | |
| JP6605337B2 (ja) | 回転コネクタ | |
| US6261112B1 (en) | Device for electrical connection between rotor and stator | |
| JPH08301126A (ja) | ステアリングホイールと回転コネクタとの結合構造 | |
| JPH1131567A (ja) | 回転コネクタ | |
| US5871367A (en) | Relative rotary members relaying apparatus | |
| EP1029744A2 (en) | Rotating connector | |
| EP0880205B1 (en) | Rotary connector mounting structure | |
| JP3825330B2 (ja) | クロックスプリング | |
| JPH04554Y2 (ja) | ||
| JPH0143791Y2 (ja) | ||
| JPS639464Y2 (ja) | ||
| JP3234858B2 (ja) | 回転コネクタ | |
| JP4043279B2 (ja) | ビデオカメラ装置 | |
| JP3631850B2 (ja) | 相対回転部材間継電装置 | |
| JPH08280127A (ja) | 回転体と固定体との間の電気的接続装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070922 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080922 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080922 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100922 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110922 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130922 Year of fee payment: 13 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |