JP2000240765A - プーリー - Google Patents

プーリー

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Publication number
JP2000240765A
JP2000240765A JP11039187A JP3918799A JP2000240765A JP 2000240765 A JP2000240765 A JP 2000240765A JP 11039187 A JP11039187 A JP 11039187A JP 3918799 A JP3918799 A JP 3918799A JP 2000240765 A JP2000240765 A JP 2000240765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
boss
web
peripheral surface
preventing means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11039187A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Ichimura
明 市村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jtekt Column Systems Corp
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
Priority to JP11039187A priority Critical patent/JP2000240765A/ja
Publication of JP2000240765A publication Critical patent/JP2000240765A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/32Friction members
    • F16H55/36Pulleys
    • F16H2055/366Pulleys with means providing resilience or vibration damping

Landscapes

  • Pulleys (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボス部の摩耗を防止できるようにした軽合金
製のプーリーを提供する。 【解決手段】 中心部にボス部11を有し、このボス部
11の外周側にウェブ部12を介してリム部13を有す
る軽合金製のプーリーEであって、ボス部11に摩耗阻
止手段30を配置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クランクプーリ
ー等に使用されるプーリーに係り、特に軽合金製のプー
リーに関する。
【0002】
【従来の技術】プーリーの一例であるクランクプーリー
は、自動車用エンジンの回転軸であるクランクシャフト
の軸端にボス部が取付ボルトにより固定されている。
【0003】ところで、近年、特に自動車は高速走行及
び燃費の向上を目的としてエンジン部品を軽量化するこ
とが必須課題となっている。そこで、従来鋳鉄鋳物で構
成したプーリーをアルミニウム、マグネシウム等の軽合
金に置換することが採用されている。
【0004】図6〜8は、軽合金製のプーリーの一例で
あるクランクプーリー1の一例を示したもので、ボス部
2の取付孔2aにクランクシャフト3の軸端がワッシャ
3a,スペーサー3b,スプロケット3b′を介して嵌
挿され、雌ねじ3cに螺合する取付ボルト4によりボス
部2が固定されている。また、オイルを内部に収容した
フロントカバー5とボス部2との間の機密性を保持する
ために、フロントカバー5の中央部に形成された取付孔
5a及びボス部2のエンジン側の外周面にオイルシール
6が挿入されている。
【0005】オイルシール6は、可撓性材、例えば合成
樹脂材でリング状に形成され内周面にダストリップ6a
と主リップ6bが全周にわたって突設されており、この
ダストリップ6a及び主リップ6bは、ボス部2外周面
にそれぞれ当接している。これによって、フロントカバ
ー5内に収容されたオイルがボス部2外周面に沿って外
部に洩洩しないように設定されている。
【0006】なお、図6において、7はイナーシャマ
ス、8は圧入リング、9はゴム状弾性体である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにクランクプーリー1を軽合金製にすると、軽量
化され高速走行及び燃費の向上が可能となるが、ボス部
2のエンジン側の外周面は、オイルシール6のダストリ
ップ6aと主リップ6bとの摺動により摩耗が大きくな
る。このため、フロントカバー5内に収容されたオイル
がボス部2外周面に沿って外部に洩洩するおそれがあっ
た。
【0008】この発明は、上述した課題を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、ボス部の
摩耗を阻止できるようにした軽合金製のプーリーを提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る請求項1のプーリーでは、中心部に
ボス部を有し、このボス部の外周側にウェブ部を介して
リム部を有する軽合金製のプーリーであって、前記ボス
部に摩耗阻止手段を配置したことを特徴としている。
【0010】請求項2のプーリーでは、前記摩耗阻止手
段は、前記ボス部を構成する材料と比較して耐摩耗性が
大なる材料によって構成され、前記ボス部のエンジン側
の外周面側及びエンジン側の側面側を覆うように形成し
たことを特徴としている。
【0011】請求項3のプーリーでは、前記摩耗阻止手
段のウェブ部側が、ウェブ部のエンジン側の側面に当接
しないように形成したことを特徴としている。
【0012】請求項4のプーリーでは、前記摩耗阻止手
段のウェブ部側をウェブ部のエンジン側の側面に沿って
径方向に折り曲げ、この折曲部をウェブ部のエンジン側
の側面に当接するようにしたことを特徴としている。
【0013】そして、上述した請求項1のプーリーによ
れば、ボス部に配置した摩耗阻止手段によりボス部の摩
耗を防ぐことができる。
【0014】請求項2のプーリーによれば、摩耗阻止手
段によりボス部のエンジン側の外周面側及びエンジン側
の側面側の摩耗を防ぐことができる。
【0015】請求項3のプーリーによれば、摩耗阻止手
段のボス部のエンジン側の外周面に形成した摩耗阻止手
段の長さにバラツキがあっても、摩耗阻止手段のウェブ
部側は、ウェブ部のエンジン側の側面に当接しないの
で、摩耗阻止手段のウェブ部側の長さの精度を粗にする
ことができる。
【0016】請求項4のプーリーによれば、摩耗阻止手
段の折曲部がウェブ部のエンジン側の側面に当接するよ
うに設定されているので、摩耗阻止手段を強固にボス部
に取り付けることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る実施の形態
を図1〜図7を参照して説明する。
【0018】なお、図1〜図4は第1の実施の形態のプ
ーリー、図5は第2の実施の形態のプーリー、図6〜図
7は第3の実施の形態のプーリーを示しており、図8〜
10に示す従来例の構成要素と共通する構成要素には同
一の符号を付して説明する。まず、図1〜図4を参照し
て第1の実施の形態を説明する。
【0019】図において、Eはプーリーの一例であるク
ランクプーリーであり、中心部にボス部11を有し、こ
のボス部11の外周側にウェブ部12を介してリム部1
3を有しており、ボス部11に摩耗阻止手段30が配置
されている。
【0020】この摩耗阻止手段30は、ボス部11を構
成する材料と比較して耐摩耗性が大なる材料によって構
成され、ボス部11のエンジン側(図1中矢印A方向)
の外周面側及びエンジン側の側面側を覆うように形成さ
れている。
【0021】さらに、この発明に係る第1の実施の形態
の構成を詳細に説明する。
【0022】プーリーEのプーリー本体10はアルミニ
ウム、マグネシウム等の軽合金によって構成されてお
り、中心部にクランクシャフト取付孔11aを有する円
筒状のボス部11と、このボス部11の径方向外方に円
板状のウェブ部12を介して形成されたリム部13とか
らなっている。リム部13はほぼ円筒状に形成されボス
部11と同心的に配置されており、その外周面の一半部
には、図示しないベルトを張架するためのベルト溝、例
えばポリV溝13aが形成されている。
【0023】リム部13の外周面の他半部には、ほぼリ
ング状に形成されたイナーシャマス7がボス部11と同
心的に配置されており、このイナーシャマス7の内周面
とリム部13の外周面の他半部に圧入された圧入リング
8の外周面との間にゴム状弾性体9が加硫接着されてい
る。また、イナーシャマス7の外周面には、全周にわた
ってV溝、例えばポリV溝7aが形成されている。
【0024】摩耗阻止手段30は、プーリー本体10を
構成する軽合金より耐摩耗性が大きい材料、例えばスチ
ールで構成されており、円筒部31と、この円筒部31
の一端部を全周にわたって内側に向って直角に折曲した
折曲部32とからなっている。 円筒部31は、ボス部
11のエンジン側の外周面に圧入されており、その他端
部31aはウェブ部12のエンジン側の側面12aに当
接している。また、折曲部32は、ボス部11のエンジ
ン側の側面11bに当接しており、この折曲部32の内
端面32aの直径は、ボス部11のクランクシャフト取
付孔11aの直径より大きく設定されている。
【0025】クランクシャフト取付孔11aには、エン
ジン側のクランクシャフト3の軸端部がワッシャ3a,
スペーサー3b,スプロケット3b′を介して嵌挿さ
れ、雌ねじ3cに螺合する取付ボルト4にてボス部11
が固定されている。
【0026】オイルシール6は、そのダストリップ6a
及び主リップ6bが摩耗阻止手段30の円筒部31に当
接している。
【0027】上述したように、この発明に係る第1の実
施の形態によれば、軽合金で構成されたプーリー本体1
0のボス部11のエンジン側の外周面側に、ボス部11
を構成する材料と比較して耐摩耗性が大なる材料で構成
された摩耗阻止手段30の円筒部31及び折曲部32が
配置されているので、オイルシール6との摺動によるボ
ス部11のエンジン側の外周面及び取付ボルト4の締付
けによるボス部11のエンジン側の側面側の摩耗を防ぐ
ことができ、プーリーEの耐久性を向上させることがで
きる。
【0028】図4は、第1の実施の形態の変形例を示す
もので、摩耗阻止手段30の円筒部31のウェブ部側の
端面31aが、ウェブ部12のエンジン側の側面12a
に当接しないように形成されている。これによって、円
筒部31のウェブ部側の長さの精度を粗にすることがで
きる。
【0029】つぎに、図5を参照して第2の実施の形態
を説明する。
【0030】この第2の実施の形態では、摩耗阻止手段
30の円筒部31のウェブ部側を、ウェブ部12のエン
ジン側の側面12aに沿って径方向に全周にわたって外
側に向って折り曲げ、この折曲部33をウェブ部12の
エンジン側の側面12aに当接するように設定してい
る。
【0031】その他の構成は、第1の実施の形態に示す
ものと同様であり、その説明は省略する。
【0032】上述した第2の実施の形態によれば、摩耗
阻止手段30の折曲部33が、ウェブ部12のエンジン
側の側面12aに当接するように設定されているので、
摩耗阻止手段30を強固にボス部11に取り付けること
ができる。
【0033】その他の効果は、第1の実施の形態に示す
ものと同様であり、その説明は省略する。
【0034】
【発明の効果】請求項1のプーリーによれば、ボス部に
配置した摩耗阻止手段によりボス部の摩耗を防ぐことが
でき、これにより、フロントカバー内に収容されたオイ
ルがボス部外周面に沿って外部に漏洩することがない。
【0035】請求項2のプーリーによれば、摩耗阻止手
段によりボス部のエンジン側の外周面側及びエンジン側
の側面側の摩耗を防ぐことができる。
【0036】請求項3のプーリーによれば、摩耗阻止手
段のボス部のエンジン側の外周面に形成した摩耗阻止手
段の長さにバラツキがあっても、摩耗阻止手段のウェブ
部側は、ウェブ部のエンジン側の側面に当接しないの
で、摩耗阻止手段のウェブ部側の長さの精度を粗にする
ことができる。
【0037】請求項4のプーリーによれば、摩耗阻止手
段の折曲部がウェブ部のエンジン側の側面に当接するよ
うに設定されているので、摩耗阻止手段を強固にボス部
に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係り、ボス部側
に、クランクシャフトの軸端が取り付けられたプーリー
の断面説明図。
【図2】同ボス部側にオイルシールが挿入されクランク
シャフトの軸端が取り付けられたプーリーの断面説明
図。
【図3】図2のC部拡大説明図。
【図4】この発明の第1の実施の形態の変形例に係り、
ボス部に摩耗阻止手段を取り付けたボス部周辺の断面説
明図。
【図5】この発明の第2の実施の形態に係り、摩耗阻止
手段を取り付けたボス部周辺の断面説明図。
【図6】従来例に係り、ボス部側にクランクシャフトの
軸端が取り付けられたプーリーの断面説明図。
【図7】同ボス部側にオイルシールが挿入され、クラン
クシャフトの軸端が取り付けられたプーリーの断面図。
【図8】図7のB部拡大説明図。
【符号の説明】
11 ボス部 11c ボス部の反エンジン側の側面 12 ウェブ部 12a ウェブ部のエンジン側の側面 32 折曲部 E プーリー(クランクプーリー)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部にボス部を有し、このボス部の外
    周側にウェブ部を介してリム部を有する軽合金製のプー
    リーであって、 前記ボス部に摩耗阻止手段を配置したことを特徴とする
    プーリー。
  2. 【請求項2】 前記摩耗阻止手段は、前記ボス部を構成
    する材料と比較して耐摩耗性が大なる材料によって構成
    され、前記ボス部のエンジン側の外周面側及びエンジン
    側の側面側を覆うように形成したことを特徴とする請求
    項1記載のプーリー。
  3. 【請求項3】 前記摩耗阻止手段のウェブ部側が、ウェ
    ブ部のエンジン側の側面に当接しないように形成したこ
    とを特徴とする請求項1及び請求項2記載のプーリー。
  4. 【請求項4】 前記摩耗阻止手段のウェブ部側をウェブ
    部のエンジン側の側面に沿って径方向に折り曲げ、この
    折曲部をウェブ部のエンジン側の側面に当接するように
    したことを特徴とする請求項1及び請求項2記載のプー
    リー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015124891A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 現代自動車株式会社 プーリー構造およびダンパープーリー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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