JP2000239273A - 4−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ〔1,6〕ナフチリジン誘導体の新規製造法 - Google Patents

4−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ〔1,6〕ナフチリジン誘導体の新規製造法

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JP2000239273A
JP2000239273A JP11036798A JP3679899A JP2000239273A JP 2000239273 A JP2000239273 A JP 2000239273A JP 11036798 A JP11036798 A JP 11036798A JP 3679899 A JP3679899 A JP 3679899A JP 2000239273 A JP2000239273 A JP 2000239273A
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Masashi Nagai
昌史 永井
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  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】医薬品の中間体として重要な4−アミノ−5,
6,7,8−テトラヒドロ〔1,6〕ナフチリジン誘導
体の製造法を提供する。 【解決手段】下記一般式[1] 【化1】 [式中、Aはベンゼン環、チオフェン環またはフラン環
を示し、R1、R2は独立に水素原子、低級アルキル
基、またはハロゲン原子を示す]で表される化合物と一
般式[2] 【化2】 [式中、R3は低級アルキル基、またはアリール基で置
換されたメチル基を示す]で表される化合物を、一般式
[3] R4R5R6SiY [3] [式中、R4、R5、R6は独立に、低級アルキル基ま
たはアリール基を示し、Yはハロゲン原子またはフッ素
化アルキルスルホネートを示す]で表される化合物を触
媒として用い、反応させることにより、下記一般式
[4] 【化3】 [A、R1、R2、R3は先の定義と同様である]で表
される化合物を製造する方法を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生理活性物質とし
て有用な4−アシルアミノ−5,6,7,8−テトラヒ
ドロ〔1,6〕ナフラリジン誘導体の中間体である4−
アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ〔1,6〕ナフ
チリジン誘導体の新規製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】4−アシルアミノ−5,6,7,8−テ
トラヒドロ〔1,6〕ナフチリジン誘導体は種々の生理
活性作用を有することが知られている。例えば、インタ
ーロイキン−1の活性阻害剤として報告されている
(U.S.Patent、4751305号(198
8)、U.S.Patent、4816464号(19
89))。またアセチルコリンエスラーゼ阻害作用を有
する物質としても報告されており、アルツハイマー病を
含む老年性痴呆、及び記憶障害の治療薬としての開発の
可能性が示唆されている(特開平3−2166号、特開
平1−250353号)。
【0003】これらの物質の製造に関しては、先に記載
の文献の他に、例えばJ.Heterocyclic
Chem.、33巻、1807項(1996)において
も報告されている。いずれの文献においても、第1工程
としてイサチンと一般式[2]で表されるケトン誘導体
とを縮合させ4−アミノカルボニル−1,2,3,4−
テトラヒドロベンゾ[b]〔1,6〕ナフチリジン誘導
体とし、第2工程としてホフマン転位を行うことによ
り、4−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ〔1,
6〕ナフチリジン誘導体を得、これをアシル化すること
により目的物の合成を行っている。しかし、これらの製
造法では中間体4−アミノカルボニル−1,2,3,4
−テトラヒドロベンゾ[b]〔1,6〕ナフチリジン誘
導体を得るのに2工程を要し、また収率も12〜49%
と満足すべきものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、薬理活性物
質として有用な4−アシルアミノ−5,6,7,8−テ
トラヒドロ〔1,6〕ナフチリジン誘導体の中間体であ
る4−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ〔1,
6〕ナフチリジン誘導体の新規製造方法を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意研究を重
ねた結果、薬理活性物質として有用な4−アミノアシル
−5,6,7,8−テトラヒドロ〔1,6〕ナフチリジ
ン誘導体の中間体である4−アミノ−5,6,7,8−
テトラヒドロ〔1,6〕ナフチリジン誘導体を、わずか
1工程でかつ高収率で製造が可能な製造法を見いだし、
本発明を完成した。すなわち、本発明と以下の(1)か
ら(5)に関するものである。 (1). 下記一般式[1]
【0006】
【化5】
【0007】[式中、Aはベンゼン環、チオフェン環ま
たはフラン環を示し、R1、R2は独立に水素原子、低
級アルキル基、またはハロゲン原子を示す]で表される
化合物と一般式[2]
【0008】
【化6】
【0009】[式中、R3は低級アルキル基、またはア
リール基で置換されたメチル基を示す]で表される化合
物を、一般式[3] R4R5R6SiY [3] [式中、R4、R5、R6は独立に、低級アルキル基ま
たはアリール基を示し、Yはハロゲン原子またはフッ素
化アルキルスルホネートを示す]で表される化合物を触
媒として用い、反応させることにより、下記一般式
[4]
【0010】
【化7】
【0011】[式中、A、R1、R2、R3は先の定義
と同様である]で表される4−アミノ−5,6,7,8
−テトラヒドロ〔1,6〕ナフチリジン誘導体を製造す
る方法。
【0012】(2). 上記(1)記載の製造法におい
て、Aがベンゼン環を示す下記一般式[5]
【0013】
【化8】
【0014】[式中、R1、R2、R3は先の定義と同
様である]で表される化合物を製造する方法。
【0015】(3). R1、R2が独立に水素原子また
は低級アルキル基を示し、R3がメチル基またはベンジ
ル基を示し、R4、R5、R6が独立に低級アルキル基
またはフェニル基を示し、Yが臭素、ヨウ素、トリフル
オロメタンスルホネート、ペンタフルオロエタンスルホ
ネート、ヘプタフルオロ−n−プロパンスルホネートま
たはナノフルオロ−n−ブタンスルホネートを示す
(1)または(2)記載の製造法。
【0016】(4). R1、R2が水素原子を示し、R
3がベンジル基を示し、R4、R5、R6がメチル基を
示し、Yが臭素、ヨウ素またはトリフルオロメタンスル
ホネートを示す(1)〜(3)いずれかに記載の製造
法。 (5). 一般式[1]で表される化合物と一般式[2]
で表される化合物を縮環反応することにより得られる、
一般式[4](A、R1、R2、R3は先の定義と同様
である)で表される4−アミノ−5,6,7,8−テト
ラヒドロ〔1,6〕ナフチリジン誘導体の製造方法。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明において、一般式[1]に
示されたAとはベンゼン環、チオフェン環、フラン環を
示す。チオフェン環、フラン環は、下記一般式[6]
【0018】
【化9】
【0019】で表すように2−アミノ−3−シアノ置換
体であり、2、3位で縮環する。好ましいAとしては、
ベンゼン環が挙げられる。
【0020】一般式[1]等に示されたR1、R2にお
ける低級アルキル基とは、炭素数1〜4の直鎖もしくは
分岐鎖のアルキル基を示し、例えばメチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基
等を挙げることができる。またR1、R2におけるハロ
ゲン原子とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子および
ヨウ素原子を示す。好ましいR1、R2としては、水素
原子または低級アルキル基であり、好ましい低級アルキ
ル基としてはメチル基が挙げられる。さらに好ましくは
R1、R2がすべて水素原子の場合である。一般式
[2]等に示されたR3における低級アルキル基とは、
R1、R2の場合と同様である。またR3におけるアリ
ール基とは、炭素数6〜14のアリール基であり、例え
ばフェニル基、ビフェニル基、ナフチル基、アントリル
基、フェナントリル基等が挙げられる。これらのうち、
好ましい低級アルキル基としてはメチル基が挙げられ、
好ましいアリール基としてはフェニル基が挙げられる。
【0021】一般式[3]に示されたR4、R5、R6
における低級アルキル基とは、R1、R2の場合と同様
である。またR4、R5、R6におけるアリール基と
は、R3の場合と同様である。好ましいR4、R5、R
6としてはメチル基、エチル基、イソプロピル基、te
rt−ブチル基またはフェニル基が挙げられ、さらに好
ましくはR4、R5、R6がすべてメチル基の場合であ
る。一般式[3]に示されたYにおけるハロゲン原子と
は、フッソ原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子
が挙げられる。またYにおけるフッ素化アルキルスルホ
ネートとしては、トリフルオロメタンスルホネート、ペ
ンタフルオロエタンスルホネート、ヘプタフルオロ−n
−プロパンスルホネートまたはナノフルオロ−n−ブタ
ンスルホネート等が挙げられる。好ましいYとしては、
臭素原子、ヨウ素原子、トリフルオロメタンスルホネー
ト等が挙げられる。
【0022】一般式[1]で表される化合物としては、
例えば以下のような化合物が挙げられる。 2−アミノベンゾニトリル 2−アミノ−3−シアノ−4,5−ジメチルフラン 2−アミノ−6−メチルベンゾニトリル 2−アミノ−6−フルオロベンゾニトリル 2−アミノ−3−シアノチオフェン 2−アミノ−5−フルオロベンゾニトリル 2−アミノ−5−クロロベンゾニトリル
【0023】一般式[2]で表される化合物としては、
例えば以下のような化合物が挙げられる。 N−ベンジルピペリジン−4−オン N−メチルピペリジン−4−オン
【0024】一般式[3]で表される化合物としては、
例えば以下のような化合物が挙げられる。 トリメチルシリルトリフルオロメタンスルホネート tert−ブチルジメチルシリルトリフルオロメタンス
ルホネート tert−ブチルジフェニルシリルトリフルオロメタン
スルホネート トリイソプロピルシリルトリフルオロメタンスルホネー
ト トリエチルシリルトリフルオロメタンスルホネート トリメチルシリルノナフルオロ−n−ブタンスルホネー
ト ヨウ化トリメチルシラン 臭化トリメチルシラン 塩化トリメチルシラン
【0025】一般式[4]で表される化合物としては、
例えば以下のような化合物が挙げられる。 (1)10−アミノ−2−ベンジル−1,2,3,4−
テトラヒドロベンゾ[b]〔1,6〕ナフチリジン (2)10−アミノ−2−ベンジル−9−メチル−1,
2,3,4−テトラヒドロベンゾ[b]〔1,6〕ナフ
チリジン (3)10−アミノ−2−ベンジル−9−フルオロ−
1,2,3,4−テトラヒドロベンゾ[b]〔1,6〕
ナフチリジン (4)10−アミノ−2−ベンジル−8−フルオロ−
1,2,3,4−テトラヒドロベンゾ[b]〔1,6〕
ナフチリジン (5)10−アミノ−2−ベンジル−8−クロロ−1,
2,3,4−テララヒドロベンゾ[b]〔1,6〕ナフ
チリジン (6)4−アミノ−6−ベンジル−5,6,7,8−テ
トラヒドロチエノ[2,3−b]〔1,6〕ナフチリジ
ン (7)4−アミノ−6−ベンジル−2,3−ジメチル−
5,6,7,8−テトラヒドロチエノ[2,3−b]
〔1,6〕ナフチリジン (8)10−アミノ−2−メチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロベンゾ[b]〔1,6〕ナフチリジン (9)10−アミノ−2,9−ジメチル−1,2,3,
4−テトラヒドロベンゾ[b]〔1,6〕ナフチリジン (10)10−アミノ−9−フルオロ−2−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロベンゾ[b]〔1,6〕
ナフチリジン (11)10−アミノ−8−フルオロ−2−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロベンゾ[b]〔1,6〕
ナフチリジン (12)10−アミノ−8−クロロ−2−メチル−1,
2,3,4−テトラヒドロベンゾ[b]〔1,6〕ナフ
チリジン (13)4−アミノ−6−メチル−5,6,7,8−テ
トラヒドロチエノ[2,3−b]〔1,6〕ナフチリジ
ン (14)4−アミノ−2,3,6−トリメチル−5,
6,7,8−テトラヒドロチノ[2,3−b]〔1,
6〕ナフチリジン
【0026】次に本発明の製造法の実施形態について説
明する。一般式[1]、[2]、及び[3]の化合物
は、商業的に購入が可能であるか又は乙知の方法から容
易に製造して得られる。例えば、2−アミノベンゾニト
リル、N−ベンジルピペリジン−4−オン、トリメチル
シリルトリフルオロメタンスルホネートは試薬として東
京化成(株)から購入することができる。他の化合物も
同様にして入手することができる。また必要に応じてさ
らに安価な原料から製造することも可能で、例えば、一
般式[3]においてYがフッ素化アルキルスルホネート
の化合物は、Synthesis、1頁(1982年)
に記載の方法にて容易に製造することができる。
【0027】一般式[4]の化合物は一般式[1]の化
合物と一般式[2]の化合物を、一般式[3]の化合物
を触媒として用い反応することにより得られ、その製造
する方法を以下に述べる。一般式[1]の化合物と一般
式[2]の化合物の割合は、一般式[1]の化合物に対
して一般式[2]の化合物を0.1当量から10当量の
範囲であればよく、好ましくは0.7当量から3当量で
ある。一般式[1]の化合物と一般式[3]の化合物の
割合は、一般式[1]の化合物に対して一般式[3]の
化合物を0.05当量から10当量の範囲であればよ
く、好ましくは0.2当量から5当量である。
【0028】反応溶媒としては、反応が進行する溶媒で
あれば特に制限はないが、非プロトン性の溶媒が好まし
い。非プロトン性の溶媒としては、トルエン、ベンゼン
等の芳香族炭化水素系溶媒、ヘキサン、ペンタン等の脂
肪族炭化水素系溶媒、酢酸エチル、酢酸メチル等のエス
テル系溶媒、クロロホルム、塩化メチレン等のハロゲン
系炭化水素性溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジイソプロピルエーテル等のエーテル系溶媒、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の極性非
プロトン性溶媒、またはこれらの混合溶媒が挙げられ
る。好ましい溶媒としては、トルエン、ベンゼン等の芳
香族炭化水素系溶媒、酢酸エチル、酢酸メチル等のエス
テル系溶媒である。
【0029】反応温度は、−78℃から使用する溶媒が
還流する温度の範囲で反応を行うことができるが、好ま
しくは室温から使用する溶媒が還流する温度の範囲であ
る。反応時間は特に制限されず、反応が終了するまでで
あればよい。本発明の製造法により得られた反応生成物
は、例えば反応終了後、塩、例えばスルホネート塩、ヨ
ウ化物塩、臭化物塩等としてろ取または水抽出によって
得ることができる。さらに、これら塩に塩基を作用させ
てフリー体として後、有機溶媒抽出、クロマトグラフィ
ー、蒸留、結晶化、懸濁精製等の通常の精製手段によ
り、目的の4−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ
〔1,6〕ナフチリジン誘導体を得ることができる。
【0030】次に、本製法について、実施例を以下に示
す。 実施例1 10−アミノ−2−ベンジル−1,2,3,4−テトラ
ヒドロベンゾ[b]〔1,6〕ナフチリジン(化合物
1)の製造2−アミノベンゾニトリル11.55g(9
7.80mmol)とN−ベンジルピペリジン−4−オ
ン24.07g(127.14mmol)を酢酸エチル
200mlに溶解し、その溶液にトリメチルシリルトリ
フルオロメタンスルホネート50.00g(225.0
0mmol)を室温で滴下する。滴下終了後、混合物を
6時間加熱還流する。空冷後、生じた結晶をろ取し、酢
酸エチル320mlで洗浄する。得られた結晶を乾燥
後、水400mlとメタノール200mlの混合溶液に
加え、加温して溶解する。空冷後、1規定水酸化ナトリ
ウム水溶液250mlを滴下し、次いで酢酸エチルで抽
出する。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、次いで乾燥剤をろ別する。ろ液を減圧濃
縮し、残査を酢酸エチル200mlとヘキサン200m
lの混合溶液に懸濁させる。生成した結晶をろ過し、さ
らに上記混合溶液で洗浄することにより、化合物1を2
7.39g得る(収率95%)。
【0031】1H−NMR(200MHz、CDC
、内部標準TMS)2.91(1H、t、J=5.
8Hz)、3.16(2H、t、J=5.7Hz)、
3.58(2H、s)、3.81(2H、s)、4.5
0(2H、brs)、7.2−7.5(6H、m)、
7.59(1H、dt、J=1.3Hz、6.8H
z)、7.67(1H、d、J=8.0Hz)、7.9
0(1H、d、J=8.4Hz)。 MS(FAB) m/z 280[M+H]+.
【0032】
【発明の効果】本発明によると、医薬品として有用な物
質の重要中間体である4−アミノ−5,6,7,8−テ
トラヒドロ〔1,6〕ナフチリジン誘導体を、安価な原
料を用いて収率よく、かつ簡便にわずか1工程で製造す
ることができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式[1] 【化1】 [式中、Aはベンゼン環、チオフェン環またはフラン環
    を示し、R1、R2は独立に水素原子、低級アルキル
    基、またはハロゲン原子を示す]で表される化合物と一
    般式[2] 【化2】 [式中、R3は低級アルキル基、またはアリール基で置
    換されたメチル基を示す]で表される化合物を、一般式
    [3] R4R5R6SiY [3] [式中、R4、R5、R6は独立に、低級アルキル基ま
    たはアリール基を示し、Yはハロゲン原子またはフッ素
    化アルキルスルホネートを示す]で表される化合物を触
    媒として用い、反応させることにより、下記式一般式
    [4] 【化3】 [式中、R1、R2、R3は先の定義と同様である]で
    表される4−アミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ
    〔1,6〕ナフチリジン誘導体を製造する方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の製造法において、Aがベン
    ゼン環を示す下記一般式[5] 【化4】 [式中、R1、R2、R3は先の定義と同様である]で
    表される化合物を製造する方法。
  3. 【請求項3】R1、R2が独立に水素原子または低級ア
    ルキル基を示し、R3がメチル基またはベンジル基を示
    し、R4、R5、R6が独立に低級アルキル基またはフ
    ェニル基を示し、Yが臭素、ヨウ素、トリフルオロメタ
    ンスルホネート、ペンタフルオロエタンスルホネート、
    ヘプタフルオロ−n−プロパンスルホネートまたはナノ
    フルオロ−n−ブタンスルホネートを示す請求項1また
    は2記載の製造法。
  4. 【請求項4】R1、R2が水素原子を示し、R3がベン
    ジル基を示し、R4、R5、R6がメチル基を示し、Y
    が臭素、ヨウ素またはトリフルオロメタンスルホネート
    を示す請求項1〜3いずれかに記載の製造法。
  5. 【請求項5】一般式[1]で表される化合物と一般式
    [2]で表される化合物を縮環反応することにより得ら
    れる、一般式[4](A、R1、R2、R3は先の定義
    と同様である)で表される4−アミノ−5,6,7,8
    −テトラヒドロ〔1,6〕ナフチリジン誘導体の製造方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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