JP2000238934A - 搬送装置および画像形成装置および搬送装置の制御方法および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

搬送装置および画像形成装置および搬送装置の制御方法および画像形成装置の制御方法

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JP2000238934A
JP2000238934A JP11041253A JP4125399A JP2000238934A JP 2000238934 A JP2000238934 A JP 2000238934A JP 11041253 A JP11041253 A JP 11041253A JP 4125399 A JP4125399 A JP 4125399A JP 2000238934 A JP2000238934 A JP 2000238934A
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Satoru Koyama
悟 小山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録媒体の一端を検知する光センサ等を備えな
くとも、搬送される記録媒体の一端を検知すること。 【解決手段】 モータ205により駆動されて給紙ロー
ラが記録媒体を搬送し、モータコントローラ202がモ
ータ205にかかる負荷の変動を検出し、CPU301
がモータコントローラ202により検出された負荷の変
動に基づいて記録媒体の一端が給紙ローラを通過したこ
とを検知する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体を搬送す
る搬送装置および搬送装置の制御方法、および像担持体
上にトナー像を形成し、該形成されたトナー像を供給手
段により供給される記録媒体に転写する画像形成装置お
よび画像形成装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の画像形成装置の構成を
説明する断面図である。なお、ここでは画像形成装置の
一例であるレーザビームプリンタの構成を示している。
【0003】図において、1000はレーザビームプリ
ンタで、静電記録方式により画像を形成するものであ
る。131は給紙トレイで、A4,Letterサイズ
等のうち決められた寸法の1種類の定型紙である転写紙
112bを格納する。130はマルチパーパストレイ
(マルチトレイ)で、不定形紙や給紙トレイ131に格
納されていない定型紙である転写紙112aを格納す
る。
【0004】134aは給紙ローラで、ピックアップロ
ーラ132aによりマルチトレイ130から給紙された
転写紙112aをレジストローラ135まで搬送する。
134bは給紙ローラで、ピックアップローラ132b
により給紙トレイ131から給紙された転写紙112b
をレジストローラ135まで搬送する。
【0005】137はレジセンサで、給紙ローラ134
a,134bにより搬送される転写紙112aまたは転
写紙112bの先端を検出するものであり、フォトイン
タラプタ(光透過型センサ)とフラグとを組み合わせた
センサで、レジストローラ135の近傍に設けらる。1
36は後端センサで、マルチトレイ130から給紙され
る転写紙112aの後端を検出するものであり、レジセ
ンサ137と同様なフォトインタラプタを利用したもの
である。
【0006】113はスキャナユニットで、後述する図
11に示す各部102〜106等により構成されるもの
であり、レーザビーム107を感光体ドラム108を走
査して、感光体ドラム108上に潜像を形成する。12
3は現像器で、感光体ドラム108上に形成された潜像
を可視化されたトナー像に現像する。120は転写ロー
ラで、転写タイミングに合わせてレジストローラ135
から搬送される転写紙112a,112bに感光体ドラ
ム108上のトナー像を転写する。
【0007】121は定着器で、転写紙112a,11
2bに転写されたトナー像を定着させる。138はセン
サで、定着器121を通過した転写紙の先端および後端
を検知する。122は排紙部で、トナー像を定着した転
写紙112a,112bを排紙する。
【0008】300は画像形成制御部(プリンタエンジ
ンコントローラ)で、CPU301,RAM302,R
OM303,不揮発性メモリ304等から構成される。
CPU301は、ROM303等に格納される制御プロ
グラムに基づいてレーザビームプリンタ1000を統括
制御する。RAM302は、CPU301のワークエリ
ア,主メモリとして使用される。不揮発性メモリ304
は、フラッシュメモリ,ハードディスクドライブ等の書
換え可能なものである。
【0009】図11は、図10に示したスキャナユニッ
ト113の構成を説明する斜視図である。
【0010】図において、101は画像信号(VDO信
号)で、レーザユニット102に入力される。103は
レーザビームで、レーザユニット102によりオンオフ
変調されたものである。104はスキャナモータで、回
転多面鏡(ポリゴンミラー)105を定常回転させる。
106は結像レンズで、ポリゴンミラーによって変更さ
れたレーザビーム107を被走査面である感光体ドラム
108上に焦点を結ばせる。
【0011】109はビーム検出口で、スリット状の入
射口よりビームを取り入れる。111は光電変換素子
で、ビーム検出口109により取り入れられ、光ファイ
バ110を介して導かれたレーザビームを電気信号に変
換する。該変換された電気信号は、図示しない増幅回路
により増幅されたあと、水平同期信号となる。
【0012】以下、図10,図11を参照して従来の画
像形成装置の動作を説明する。
【0013】画像信号101に基づきレーザユニット1
02で変調されたレーザビーム107は、感光体ドラム
108上を水平走査(主走査方向への走査)し、感光体
ドラム108上に潜像を形成する。感光体ドラム108
上に形成された潜像は、現像器123により可視化され
トナー像となり、転写ローラ120によって転写紙11
2に転写される。
【0014】転写紙112は、2つの給紙口から搬送さ
れる。これらの給紙口は、A4,Letterサイズ等
のうち決められた寸法の1種類の定型紙を給紙する給紙
カセット131と、それ以外の不定型紙や定型紙を給紙
するマルチトレイ130である。
【0015】以降、マルチトレイ130から転写紙が搬
送され画像が形成される場合の動作について説明する。
【0016】ピックアップローラ132aが2回転する
ことにより、マルチトレイ130上の転写紙112aの
1枚が給紙ローラ134aまで送り込まれる。転写紙1
12aは給紙ローラ134aの回転によりレジストロー
ラ135まで給紙されて、画像形成部(スキャナユニッ
ト107,感光体ドラム108,現像器123等より構
成される)と画像形成開始のタイミングをとるために待
機する。
【0017】また、レジストローラ135の近傍には、
フォトインタラプタ(光透過型センサ)とフラグを組み
合わせたレジセンサ137が設けてあり、転写紙112
aの先端がレジストローラ135まで搬送されたことを
検出する。
【0018】画像形成部を制御する画像形成制御部30
0はレジセンサ137の検出結果により、転写紙112
aの先端がレジストローラ135に到達したタイミング
を検知し、感光体ドラム108上への画像形成を開始す
るとともに、定着器121の図示しないヒータの温度を
所定の温度になるよう制御する。
【0019】レジストローラ135で待機した転写紙
は、レジセンサ137の検出結果と像形成プロセスとの
タイミングをとって搬送されるとともに、転写ローラ1
20によりトナー像が転写紙112a上に転写される。
トナー像を転写された転写紙112aはハロゲンヒータ
を内蔵した定着器121により定着され排紙部122よ
り排紙される。
【0020】後端センサ136は、マルチトレイ130
から給紙される転写紙112aの後端を検出する。な
お、後端センサ136は、レジセンサ137と同様なフ
ォトインタラプタを利用したセンサである。
【0021】マルチトレイ130から転写紙112aを
給紙した場合は、図示しないホストコンピュータ上で特
に指定しない限り、定型紙を給紙しても不定型紙の扱い
となる。
【0022】したがって、紙の後端検出手段がない場
合、画像形成制御部300は、マルチトレイ130から
給紙した紙の後端を検知することができないため、紙の
長さを超えたトナー像を感光体ドラム108上に形成し
てしまうことがある。すると、転写時に転写紙112a
からはみ出したトナー像は転写ローラ120上に付着
し、次に搬送されてくる紙の裏側に付着してしまう。
【0023】これを防ぐため、画像形成制御部300
は、後端センサ136により不定型転写紙112aの後
端を検出し、感光体ドラム108上に転写紙112aの
後端を越えてトナー像が形成されないように画像形成を
制御(紙後端をマスク)している。
【0024】上述したように、従来の画像形成装置で
は、マルチトレイ130から給紙された転写紙112a
の後端を検出するために、後端センサ136を設けてい
た。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置では、搬送される転写紙の後端を検知
するためにレジセンサ137以外に後端センサ136を
設けているので、画像形成装置の構成が複雑になってし
まうとともに、コストが大きくなってしまうという問題
点があった。
【0026】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、記録媒体を搬送する
為に搬送手段を駆動する駆動手段にかかる負荷の変動を
検出し、該検出結果に基づいて記録媒体の一端が搬送手
段を通過したことを検知することにより、従来の画像形
成装置で必要としていた記録媒体の一端を検知する光セ
ンサ等を備えなくとも、搬送される記録媒体の一端を検
知することができる安価な搬送装置および画像形成装置
および搬送装置の制御方法および画像形成装置の制御方
法を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、記録媒体を搬送する搬送手段(図1に示す給紙ロー
ラ134a等)と、前記記録媒体を搬送するために前記
搬送手段を駆動する駆動手段(図2に示すモータ20
5)と、前記駆動手段にかかる負荷の変動を検出する検
出手段(図2に示すモータコントローラ202)と、前
記検出手段の検出結果に基づいて前記記録媒体の一端が
前記搬送手段を通過したことを検知する検知手段(図2
に示すCPU301)とを有するものである。
【0028】本発明に係る第2の発明は、前記検出手段
は、前記駆動手段に流れる電流の変動を検出するもので
ある。
【0029】本発明に係る第3の発明は、前記検知手段
は、前記駆動手段に流れる電流が所定の電流値より小さ
くなったときに、前記記録媒体の一端が前記搬送手段を
通過したと検知するものである。
【0030】本発明に係る第4の発明は、前記検出手段
は、前記駆動手段の回転速度の変動を検出するものであ
る。
【0031】本発明に係る第5の発明は、前記検知手段
は、前記駆動手段の回転速度が所定の回転速度より大き
くなったときに、前記記録媒体の一端が前記搬送手段を
通過したと検知するものである。
【0032】本発明に係る第6の発明は、像担持体(図
1に示す感光体ドラム108)上にトナー画像を形成
し、供給手段(図1に示す給紙ローラ134a等)によ
り供給される記録媒体に前記像担持体上のトナー画像を
転写する画像形成手段(図1に示す感光体ドラム10
8,現像器123等から構成される)を有する画像形成
装置であって、前記記録媒体を供給するために前記供給
手段を駆動する駆動手段(図2に示すモータ205)
と、前記駆動手段にかかる負荷の変動を検出する検出手
段(図2に示すモータドライバ202)と、前記検出手
段の検出結果に基づいて前記記録媒体の後端が前記供給
手段を通過したことを検知する検知手段(図2に示すC
PU301)とを有するものである。
【0033】本発明に係る第7の発明は、前記検出手段
は、前記駆動手段に流れる電流の変動を検出するもので
ある。
【0034】本発明に係る第8の発明は、前記検知手段
は、前記駆動手段に流れる電流が所定の電流値より小さ
くなったときに、前記記録媒体の後端が前記供給手段を
通過したと検知するものである。
【0035】本発明に係る第9の発明は、前記検出手段
は、前記駆動手段の回転速度の変動を検出するものであ
る。
【0036】本発明に係る第10の発明は、前記検知手
段は、前記駆動手段の回転速度が所定の回転速度より大
きくなったときに、前記記録媒体の後端が前記供給手段
を通過したと検知するものである。
【0037】本発明に係る第11の発明は、像担持体
(図1に示す感光体ドラム108)上にトナー画像を形
成し、供給手段(図1に示す給紙ローラ134a等)に
より供給される記録媒体に前記像担持体上のトナー画像
を転写する画像形成手段(図1に示す感光体ドラム10
8,現像器123等から構成される)と、前記記録媒体
を供給するために前記供給手段を駆動する駆動手段(図
2に示すモータ205)と、前記駆動手段にかかる負荷
の変動を検出し、該検出結果に基づいて前記駆動手段を
制御する駆動制御手段(図2に示すモータコントローラ
202)とを有する画像形成装置において、前記駆動制
御手段により検出される前記負荷の変動に基づいて前記
記録媒体の後端が前記供給手段を通過したことを検知す
る検知手段(図2に示すCPU301)を有するもので
ある。
【0038】本発明に係る第12の発明は、前記駆動制
御手段は、前記駆動手段に流れる電流の変動により前記
駆動手段にかかる負荷の変動を検出する第1の検出部を
備えるものである。
【0039】本発明に係る第13の発明は、前記駆動手
段の回転速度を検出する回転速度検出手段を有し、前記
駆動制御手段は、前記回転速度検出手段の検出結果に基
づいて前記駆動手段にかかる負荷の変動を検出する第2
の検出部を備えるものである。
【0040】本発明に係る第14の発明は、前記回転速
度検出手段は、前記駆動手段のロータに着磁されたパタ
ーンを強磁性磁気抵抗効果型センサ素子(図2に示す強
磁性磁気抵抗効果型センサ素子206)で検出し、前記
駆動手段の回転速度を検出するものである。
【0041】本発明に係る第15の発明は、前記回転速
度検出手段は、前記駆動手段に設けられたエンコーダ
(図7に示す円盤367とフォトインタラプタ366か
ら構成されるエンコーダ)である。
【0042】本発明に係る第16の発明は、前記駆動制
御手段は、前記駆動手段に流れる電流の変動により前記
駆動手段にかかる負荷の変動を検出する第1の検出部、
前記駆動手段の回転速度を検出する回転速度検出手段の
検出結果に基づいて前記駆動手段にかかる負荷の変動を
検出する第2の検出部の少なくとも1つを備える。
【0043】本発明に係る第17の発明は、前記駆動制
御手段は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP,Di
gital Signal Processor)であ
る。
【0044】本発明に係る第18の発明は、前記駆動手
段は、アウターロータ式のDCブラシレスモータであ
る。
【0045】本発明に係る第19の発明は、前記供給手
段は、任意サイズの記録媒体を積載可能な積載手段から
記録媒体を供給するものである。
【0046】本発明に係る第20の発明は、前記積載手
段は、マルチパーパストレイである。
【0047】本発明に係る第21の発明は、前記検出手
段は、前記供給手段内の給紙ローラ(図1に示す給紙ロ
ーラ134a)を前記記録媒体の後端が通過した際の負
荷の変動を検出するものである。
【0048】本発明に係る第22の発明は、前記駆動制
御手段は、前記供給手段内の給紙ローラ(図1に示す給
紙ローラ134a)を前記記録媒体の後端が通過した際
の負荷の変動を検出して前記駆動手段を制御するもので
ある。
【0049】本発明に係る第23の発明は、前記検知手
段の検知結果に基づいて前記像担持体上にトナー画像を
形成しない非画像形成領域を決定する決定手段を有する
ものである。
【0050】本発明に係る第24の発明は、前記非画像
形成領域は、少なくとも前記記録媒体の後方の後端を越
えてトナー画像が転写されないよう、前記像担持体上の
トナー画像を形成しない領域である。
【0051】本発明に係る第25の発明は、記録媒体を
搬送する搬送手段(図1に示す給紙ローラ134a等)
と、前記記録媒体を搬送するために前記搬送手段を駆動
する駆動手段(図2に示すモータ205)とを有する搬
送装置の制御方法であって、前記駆動手段の負荷変動を
検出する検出工程(図4に示すフローチャートのステッ
プ(11))と、前記検出工程の検出結果に基づいて前
記記録媒体の一端が前記搬送手段を通過したことを検知
する検知工程(図4に示すフローチャートのステップ
(12))とを有するものである。
【0052】本発明に係る第26の発明は、像担持体
(図1に示す感光体ドラム108)上にトナー画像を形
成し、供給手段(図1に示す給紙ローラ134a等)に
より供給される記録媒体に前記像担持体上のトナー画像
を転写する画像形成手段(図1に示す感光体ドラム10
8,現像器123等から構成される)と、前記記録媒体
を供給するために前記供給手段を駆動する駆動手段(図
2に示すモータ205)とを有する画像形成装置の制御
方法であって、前記駆動手段にかかる負荷の変動を検出
する検出工程(図4に示すフローチャートのステップ
(11))と、前記検出工程の検出結果に基づいて前記
供給手段に供給される記録媒体の後端が前記供給手段を
通過したことを検知する検知工程(図4に示すフローチ
ャートのステップ(12))とを有するものである。
【0053】本発明に係る第27の発明は、前記検知工
程の検知結果に基づいて前記像担持体上にトナー画像を
形成しない非画像形成領域を決定する決定工程(図4に
示すフローチャートのステップ(13))を有するもの
である。
【0054】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、図1〜4
を参照して本発明の第1実施形態を説明する。なお、本
実施形態の画像形成装置では、モータ回路に流れる電流
の減少分を検知することで、紙の後端を検出し、そのタ
イミングをもとに非画像領域を決定するものである。
【0055】図1は、本発明の第1実施形態を示す画像
形成装置の構成を説明する断面図である。なお、図10
と同一のものには同一の符号を付してある。
【0056】図に示すように、本実施形態のレーザビー
ムプリンタ1000は従来のレーザビームプリンタとは
異なり、後端センサ136を備えていない。
【0057】図2は、図1に示した給紙ローラ135を
回転駆動するモータを制御する制御構成を説明するブロ
ック図である。なお、図1と同一のものには同一の符号
を付してある。
【0058】図において、プリンタエンジンコントロー
ラ300のCPU301は、画像形成部を統括制御し、
各色の画像形成の制御を行う。
【0059】202はモータコントローラで、DSP
(Digital Signal Processo
r)を用いたものであり、CPU301と通信を行うと
ともに、モータドライバ203を介してPWM制御によ
りモータ205の回転速度制御,位相制御を行う。
【0060】204はモータユニットである。205は
モータで、アウターロータ式DCブラシレスモータであ
り、図示しないギア等を介して少なくとも給紙ローラ1
34a,134bを回転駆動する。なお、一般には、モ
ノクロレーザビームプリンタでは、1つのモータで給
紙,搬送,定着,感光体ドラムの全ての駆動を行い、カ
ラーレーザビームプリンタでは数個のモータを用いる。
【0061】206は強磁性磁気抵抗効果型センサ素子
(以下MRセンサと示す)で、モータ205の図示しな
いロータに均等に着磁されたパターンを、ロータの回転
スピードに応じたSin(サイン)波形として読み取る
ことができる。207は波形変換機で、MRセンサ20
6の出力信号を矩形のパルス波(例えば500パルス/
回転)に変換する。
【0062】208は電流検出用抵抗で、例えば約0.
22Ω程度のものであり、電流215が流れるに従って
その両端電圧が上昇する。209,210は抵抗であ
る。211はコンデンサである。この抵抗209,21
0,コンデンサ211はフィルタ回路を構成しており、
電流検知信号S201に重畳するノイズを除去する。
【0063】以下、動作について説明する。
【0064】モータコントローラ202はDSPを用い
たフィードバックおよびフィードフォワード制御を行う
ことで、モータ205の負荷変動に影響されることなく
回転速度制御,位相制御が可能となっている。
【0065】さらに、モータコントローラ202は、波
形変換器207により矩形のパルス波に変換されたMR
センサ206の回転速度検出信号S202をもとに、モ
ータ205の回転速度を検知し、制御を行う。
【0066】モータ205の各相に流れる電流215
は、モータドライバ203を介して、抵抗208からグ
ランド(GND)に流れる。モータコントローラ202
は電流検知信号(抵抗208の両端電庄)S201をも
とにモータ205に流れる電流215を随時検知し、電
流が所定の電流(後述するImax)よりも大きい場合
には、過電流保護機能(図示しない)を動作させる。
【0067】図3は、図2に示した電流検知信号S20
1の電流波形の一例を説明する特性図である。
【0068】図において、横軸は時間経過を示し、縦軸
は電流検知信号S201すなわちモータ205に流れる
電流を示している。
【0069】以下、図3を参照して、図1に示したマル
チトレイ130から給紙された転写紙112aの後端
が、給紙ローラ134aを通過したことを検出する過程
を説明する。
【0070】図3に示したように、モータ205に流れ
る電流(S201)は、モータの位相ごとに周期的に同
様な電流が流れ、1位相あたりに流れる電流波形上部
は、PWM制御のため鋸歯状波となっている。
【0071】マルチトレイ130から給紙された転写紙
112aが、給紙ローラ134aを通過している際に
は、モータ205の電流は図の実線で示したようになっ
ている。モータコントローラ(DSP)202は電流検
知信号S201をもとに、電流波形の鋸歯状波部のほぼ
平均値Ia(図3に示したA点)を演算する。
【0072】なお、通常、PWMの周期は約20kHz
程度であるため、図の鋸歯状波の周期は約50μsec
であり、また、DSPを用いたモータコントローラ20
2のサンプリング周期は、約0.2μsecであるた
め、電流波形の鋸歯状波部の平均値Iaは十分演算可能
である。
【0073】一方、給紙ローラ134aから転写紙11
2aの後端が通過すると、給紙ローラ134aを駆動す
るモータ205の負荷が減少し、一瞬モータ205の回
転速度が速くなる。このため、モータコントローラ20
2は即座にPWMのデューティを狭め、モータ205の
回転速度低減を図る。
【0074】したがって、モータに流れる電流値は図3
の破線に示したように低下し、演算により求めた電流I
a(A点)はIb(B点)に移動する。
【0075】Ithはモータ電流のあらかじめ決められ
たスレッシュホールド値であり、Imaxは同様にあら
かじめ決められたモータ電流の過電流保護動作値であ
る。モータ電流の演算結果がIthより小さくなった場
合(Ib)、モータコントローラ202を介して、CP
U301は画像形成状況を考慮して、転写紙112aの
後端が給紙ローラ134aを通過したことを検知する。
【0076】CPU301は、検出した転写紙112a
の後端を越えたトナー像が感光体ドラム108上に形成
されないよう、後端検出からのタイミングに応じて、紙
後端の非画像印字領域(マスク領域)を設定する。
【0077】以上のように、後端センサを用いることな
く、安価に紙の後端を検出することができる。
【0078】図4は、本発明に係る画像形成装置におけ
る第1のデータ処理手順の一例を説明するフローチャー
トである。なお、(1)〜(16)は各ステップを示
す。
【0079】まず、例えば図示しないホストコンピュー
タ等からの画像形成指示がなされると、モータコントロ
ーラ202はプリンタエンジンコントローラ300の指
示に基づきモータ205をONし、モータ205を回転
させ(1)、図1に示したマルチトレイ130から転写
紙112aを給紙して(2)、該給紙された転写紙11
2aの先端が給紙ローラ134aを通過する(3)。
【0080】次に、プリンタエンジンコントローラ30
0はレジセンサ137で転写紙112aの先端を検出し
たかどうかを判断し(4)、先端を検出していないと判
断した場合は、ステップ(4)に戻り、先端を検出した
と判断した場合は、レジストローラ135で一旦搬送を
停止して転写紙112aを待機させる(5)。
【0081】それから、プリンタエンジンコントローラ
300は、画像形成の準備が完了したかどうかを判断し
(6)、画像形成の準備が完了していないと判断した場
合はステップ(6)に戻り、画像形成の準備が完了した
と判断し場合は、図1に示したレジストローラ135で
待機している転写紙112aの搬送を再開して、転写紙
112aの先端からトナー像の転写を開始する(7)。
【0082】次に、転写紙112aの後端が給紙ローラ
134aを通過すると(8)、図2に示したモータ20
5の回転速度が増加する(9)。すると、モータコント
ローラ202はモータ205の回転速度増加を検知し、
モータドライバ203に対してモータ205の回転速度
低下を指示する。
【0083】次に、モータコントローラ202は電流検
知信号S201をもとに、図3に示した電流波形の鋸波
状波部のほぼ平均値Ia(図3のA点)を演算して、I
aがIthより小さいかどうかを判断し(11)、Ia
がIthより大きいと判断した場合は、ステップ(1
1)に戻り、IaがIthより小さいと判断した場合
は、図2に示したプリンタエンジンコントローラ300
のCPU301は転写紙112aの後端が給紙ローラ1
34aを通過したことを検知し(12)、該検知された
転写紙112aの後端が給紙ローラを通過したタイミン
グに基づいてCPU301が転写紙112aの後端の非
画像領域を設定する(13)。
【0084】次に、画像形成部での転写紙112aに対
するトナー像の転写が完了し(14)、転写紙112a
が図1に示した定着器121を通過して転写紙112a
に画像を定着させ(15)、転写紙112aが排紙部1
22へ排紙され(16)、処理を終了する。
【0085】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
随時検知されるモータ205に流れる電流215の変化
状態に基づいて搬送される転写紙112aの後端が給紙
ローラ134aを通過するタイミングを検出し、該検出
結果に基づいて転写紙の後端の非画像領域を設定するよ
うに構成していたが、転写紙112aが給紙ローラ13
4aを通過するときに一時的に増加する回転速度を検知
することにより、転写紙112aの後端を検出し、該検
出された転写紙112aの検出タイミングに基づいて非
画像領域を決定するように構成してもよい。以下、その
実施形態について説明する。
【0086】なお、本実施形態の画像形成装置でも、図
1に示した構成を有し、図2に示した制御構成を有して
いる。更に画像形成動作についても上記第1実施形態と
同様である。
【0087】また、図2に示したMRセンサ206は、
モータ205の図示しないロータに均等に着磁されたパ
ターンを、ロータの回転スピードに応じたSin波形と
して読み取ることができる。モータコントローラ202
は、波形変換器207により矩形のパルス波(例えば5
00パルス/回転)に変換されたMRセンサ206の出
力信号(回転速度検出信号)S202をもとに、モータ
205の回転速度(例えば1400rpm程度)を検知
し制御を行う。
【0088】図5は、図2に示した回転速度検出信号S
202の波形の時間変化の一例を説明する特性図であ
り、図5の(a)は、定常時における回転速度検出信号
S202の時間変化の一例を示しており、図5の(b)
は、図1に示した給紙ローラ134aにかかる負荷が変
動した時の回転速度検出信号S202の時間変化の一例
を示している。
【0089】図5の(a)において、回転速度検出信号
S202は一定周期Taのパルスとなっている。
【0090】図5の(b)において、回転速度検出信号
S202は、負荷が変動した時点において、パルスの立
ち上がりの時間間隔がTaからTbに変化している。T
thは回転速度検出信号の信号周期に対してあらかじめ
決められたスレッシュホールド値である。
【0091】以下、図5を参照して、図1に示したマル
チトレイ130から給紙された転写紙112aの後端
が、給紙ローラ134aを通過したことを検出する過程
を説明する。
【0092】マルチトレイ130から給紙された転写紙
112aが、給紙ローラ134aを通過している際に
は、モータ205の回転数はほば一定である。よって、
図5の(a)に示したように、回転速度検出信号S20
2は一定周期Taのパルスとなっている。
【0093】一方、給紙ローラ134aから転写紙11
2aの後端が通過すると、その給紙ローラ134aを駆
動するモータ205の負荷が減少し、一瞬モータ205
の回転速度が速くなる。
【0094】このため、MRセンサ206が検出する着
磁パターンの周期が短くなる。よって、図5の(b)に
示したように、回転速度検出信号S202のパルス周期
が短くなる。
【0095】回転速度検知信号S202の1パルス周期
がスレッシュホールド値Tthよりも小さい場合(T
b)に、モータコントローラ202を介して、図2に示
したCPU301は画像形成状況を考慮して、転写紙1
12aの後端が給紙ローラ134aを通過したことを検
知する。
【0096】それから、CPU301は、検出した転写
紙112aの後端を越えたトナー像が感光体ドラム10
8上に形成されないよう、後端検出からのタイミングに
応じて、紙後端の非画像印字領域(マスク領域)を設定
する。
【0097】図6は、本発明に係る画像形成装置におけ
る第2のデータ処理手順の一例を説明するフローチャー
トである。なお、(1)〜(16)は各ステップを示
す。
【0098】まず、例えば図示しないホストコンピュー
タ等からの画像形成指示がなされると、モータコントロ
ーラ202はプリンタエンジンコントローラ300の指
示に基づきモータ205をONし、モータ205を回転
させ(1)、図1に示したマルチトレイ130から転写
紙112aを給紙して(2)、該給紙された転写紙11
2aの先端が給紙ローラ134aを通過する(3)。
【0099】次に、プリンタエンジンコントローラ30
0はレジセンサ137で転写紙112aの先端を検出し
たかどうかを判断し(4)、先端を検出していないと判
断した場合は、ステップ(4)に戻り、先端を検出した
と判断した場合は、一旦搬送を停止して転写紙112a
をレジストローラ135で待機させる(5)。
【0100】それから、プリンタエンジンコントローラ
300は、画像形成の準備が完了したかどうかを判断し
(6)、画像形成の準備が完了していないと判断した場
合はステップ(6)に戻り、画像形成の準備が完了した
と判断した場合は、図1に示したレジストローラ135
で待機している転写紙112aの搬送を再開して、転写
紙112aの先端からトナー像の転写を開始する
(7)。
【0101】次に、転写紙112aの後端が給紙ローラ
134aを通過すると(8)、図2に示したモータ20
5の回転速度が増加する(9)。次に、パルス周期Ta
がTthより小さいかどうかを判断し(10)、回転速
度検出信号S202のパルス周期TaがTthより大き
いと判断した場合は、ステップ(10)に戻り、パルス
周期TaがTthより小さいと判断した場合は、CPU
301は転写紙112aの後端が給紙ローラ134aを
通過したことを検知し(11)、モータコントローラ2
02はモータドライバ203に対してモータ205の回
転速度低下を指示する(12)。
【0102】それから、ステップ(11)で検知した転
写紙112aの後端が給紙ローラ134aを通過したタ
イミングに基づいてCPU301が転写紙112aの後
端の非画像領域を設定する(13)。
【0103】次に、画像形成部での転写紙112aに対
するトナー像の転写が完了し(14)、転写紙112a
が図1に示した定着器121を通過して転写紙112a
に画像を定着させ(15)、転写紙112aが排紙部1
22へ排紙され(16)、処理を終了する。
【0104】以上のように、後端センサを用いることな
く、安価に紙の後端を検出することができる。
【0105】また、上記第1実施形態と組み合わせるこ
とにより、後端の検出精度を上げることが可能である。
【0106】〔第3実施形態〕上記第2実施形態では、
図2に示したMRセンサ206の出力信号を変換した回
転速度検知信号S202を随時検知し、回転速度検知信
号S202のパルス間隔の変動状態に基づいて搬送され
る転写紙112aの後端が給紙ローラ134aを通過す
るタイミングを検出し、該検出結果に基づいて転写紙の
後端の非画像領域を設定するように構成していたが、モ
ータの一時的な回転速度上昇をエンコーダにより検知す
ることで、搬送される転写紙112aの後端が給紙ロー
ラ134aを通過するタイミングを検出し、該タイミン
グをもとに非画像領域を決定する様に構成してもよい。
以下、その実施形態について説明する。
【0107】なお、本実施形態の画像形成装置も、図1
に示した構成を有し、画像形成動作についても上記第1
実施形態と同様である。
【0108】図7は、図1に示した給紙ローラ134a
を回転駆動するモータを制御する制御構成を説明するブ
ロック図である。なお、図1,図2と同一のものには同
一の符号を付してある。なお、本実施形態におけるモー
タ回路は、速度検出手段として上記第2実施形態の画像
形成装置が備えるMRセンサ206に代ってエンコーダ
を使用した例を示している。
【0109】モータ205はアウターロータ式DCブラ
シレスモータであり、ギア等を介して、少なくとも給紙
ローラ134a,134bを回転駆動する。
【0110】一般に、モノクロレーザビームプリンタで
は、1つのモータで給紙、搬送、定着、感光体ドラムの
全ての駆動を行っている。
【0111】モータ205の軸には、モータ205の回
転速度検出をするため、円周に沿って等間隔にスリット
の開いた円盤367と、フォトインタラプタ(光透過型
センサ)366から構成されるエンコーダを備えてい
る。
【0112】フォトインタラプタ366はエンコーダの
円盤367を挟むように配置され、円盤のスリットをフ
ォトインタラプタの光が透過すると、回転速度検出信号
S303はLOWレベルとなる。
【0113】したがって、感光体ドラム108が回転す
ると、ドラムの軸に設けられた円盤367が回転し、円
周に沿って等間隔に開いたスリットが、順次フォトイン
タラプタ366の発光−受光素子間に送られる。
【0114】このため、回転速度検出信号S303はパ
ルス状の波形となり、そのパルス周期により速度を検出
することができる。
【0115】モータコントローラ202はエンコーダか
ら出力される回転速度検出信号S303をもとに、モー
タ205の回転速度が一定となるように、駆動モータ2
05を制御する。
【0116】図8は、図7に示した回転速度検出信号S
303の時間変化の一例を説明する特性図であり、図8
の(a)は、定常時における回転速度検出信号S303
(回転速度信号波形)の時間変化の一例を示しており、
図8の(b)は、図1に示した給紙ローラ134aにか
かる負荷が変動した時の回転速度検出信号S303の時
間変化の一例を示している。
【0117】図8の(a)において、回転速度検出信号
S303は一定周期Tcのパルスとなっている。
【0118】図8の(b)において、回転速度検出信号
S303は、負荷が変動した時点において、パルスの立
ち上がりの時間間隔がTcからTdに変化している。T
thは回転速度検出信号の信号周期に対してあらかじめ
決められたスレッシュホールド値である。
【0119】以下、図8を参照して、図1に示したマル
チトレイ130から給紙された転写紙112aの後端
が、給紙ローラ134aを通過したことを検出する過程
を説明する。
【0120】図1に示したマルチトレイ130から給紙
された転写紙112aが、給紙ローラ134aを通過し
ている際には、モータ205の回転数はほぼ一定であ
る。よって、図8の(a)に示したように回転速度検出
信号S303は一定周期Tcのパルスとなっている。
【0121】一方、給紙ローラ134aから転写紙11
2aの後端が通過すると、その給紙ローラ134aを駆
動するモータ205の負荷が減少し、一瞬モータ205
の回転速度が速くなる。
【0122】このため、図8の(b)に示したように、
エンコーダからの回転速度検出信号S303のパルス周
期が長くなる。
【0123】回転速度検出信号S303の1パルスの周
期がスレッシュホールド値Tthより小さい場合(T
d)には、モータコントローラ202を介して、図7に
示したCPU301は画像形成状況を考慮して、転写紙
112aの後端が給紙ローラ134aを通過したことを
検知する。
【0124】それから、CPU301は、検出した転写
紙112aの後端を越えたトナー像が感光体ドラム10
8上に形成されないよう、後端検出からのタイミングに
応じて、紙後端の非画像印字領域(マスク領域)を設定
する。
【0125】図9は、本発明に係る画像形成装置におけ
る第3のデータ処理手順の一例を説明するフローチャー
トである。なお、(1)〜(16)は各ステップを示
す。
【0126】まず、例えば図示しないホストコンピュー
タ等からの画像形成指示がなされると、モータコントロ
ーラ202はプリンタエンジンコントローラ300の指
示に基づきモータ205をONし、モータ205を回転
させ(1)、図1に示したマルチトレイ130から転写
紙112aを給紙して(2)、該給紙された転写紙11
2aの先端が給紙ローラ134aを通過する(3)。
【0127】次に、プリンタエンジンコントローラ30
0はレジセンサ137で転写紙112aの先端を検出し
たかどうかを判断し(4)、先端を検出していないと判
断した場合は、ステップ(4)に戻り、先端を検出した
と判断した場合は、一旦搬送を停止して転写紙112a
をレジストローラ135で待機させる(5)。
【0128】それから、プリンタエンジンコントローラ
300は、画像形成の準備が完了したかどうかを判断し
(6)、画像形成の準備が完了していないと判断した場
合はステップ(6)に戻り、画像形成の準備が完了した
と判断し場合は、図1に示したレジストローラ135で
待機している転写紙112aの搬送を再開して、転写紙
112aの先端からトナー像の転写を開始する(7)。
【0129】次に、転写紙112aの後端が給紙ローラ
134aを通過すると(8)、図7に示したモータ20
5の回転速度が増加する(9)。次に、パルス周期Tc
がTthより小さいかどうかを判断し(10)、回転速
度検出信号S303のパルス周期TcがTthより大き
いと判断した場合は、ステップ(10)に戻り、パルス
周期TcがTthより小さいと判断した場合は、CPU
301は転写紙112aの後端が給紙ローラ134aを
通過したことを検知し(11)、モータコントローラ2
02はモータドライバ203に対してモータ205の回
転速度低下を指示する(12)。
【0130】それから、ステップ(11)で検知した転
写紙112aの後端が給紙ローラ134aを通過したタ
イミングに基づいてCPU301が転写紙112aの後
端の非画像領域を設定する(13)。
【0131】次に、画像形成部での転写紙112aに対
するトナー像の転写が完了し(14)、転写紙112a
が図1に示した定着器121を通過して転写紙112a
に画像を定着させ(15)、転写紙112aが排紙部1
22へ排紙され(16)、処理を終了する。
【0132】以上のように、後端センサを用いることな
く、安価に紙の後端を検出することができる。
【0133】また、上記第1実施形態と組み合わせるこ
とにより、転写紙の後端検出精度を上げることが可能で
ある。
【0134】さらに、本実施形態では、DCブラシレス
モータを使用した系ばかりでなく、パルスモータを利用
した系でも有効な手段となる。
【0135】従って、上記各実施形態の画像形成装置で
は、マルチトレイから給紙された紙の後端が、給紙ロー
ラを通過した時に起きるメインモータの負荷変動を検出
する検出手段(モータコントローラ202)により、紙
の後端を検出する構成を備えているので、後端センサを
設けることなく、安価に紙の後端を検出可能な画像形成
装置を提供することができる。
【0136】なお、上記各実施形態において画像形成装
置の一例としてレーザビームプリンタを用いて説明して
いるが、種々の画像形成装置、例えば電子写真装置,モ
ノクロ複写機,レーザビームプリンタ,カラーレーザプ
リンタ,インクジェットプリンタ,熱転写プリンタ,フ
ァクシミリ装置,コピー機能および/またはプリント機
能および/またはファクシミリ機能等を備える複合複写
機等において上記各実施形態で示した処理,機能等を実
施するように構成してもよい。
【0137】また、上記各実施形態で示した画像形成装
置と同様に、一定速度で搬送される転写紙に対して画像
を形成する種々の画像形成装置において、上記各実施形
態で示した処理,機能等を実施するように構成してもよ
い。
【0138】さらに、転写紙を搬送する搬送装置におい
て、上記各実施形態と同様に転写紙を搬送するローラ等
の負荷の変動を検出し、該検出結果に基づいて搬送され
る転写紙の後端がローラ等を通過したことを検知するよ
うに構成してもよい。
【0139】さらに、上記各実施形態では、給紙ローラ
の負荷変動を検出し、該検出結果に基づいて搬送される
転写紙の後端が給紙ローラを通過したことを検知する場
合について説明したが、給紙ローラ以外の転写紙を搬送
する搬送ローラ,搬送ベルト,レジストローラ,排紙ロ
ーラ等の負荷変動を検出し、該検知結果に基づいて搬送
される転写紙の後端が搬送ローラ,搬送ベルト,レジス
トローラ,排紙ローラ等を通過したことを検知するよう
に構成してもよい。
【0140】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
て実行することによっても、本発明の目的が達成される
ことは言うまでもない。
【0141】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0142】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0143】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0144】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0145】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0146】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0147】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、記録媒体を搬送する搬送手段と、前記
記録媒体を搬送するために前記搬送手段を駆動する駆動
手段と、前記駆動手段にかかる負荷の変動を検出する検
出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて前記記録
媒体の一端が前記搬送手段を通過したことを検知する検
知手段とを有するので、光センサ等を備えることなく搬
送される記録媒体の一端を検知することができる。
【0148】第2の発明によれば、前記検出手段は、前
記駆動手段に流れる電流の変動を検出するので、負荷の
変動に伴う駆動電流の変動を検知できる。
【0149】第3の発明によれば、前記検知手段は、前
記駆動手段に流れる電流が所定の電流値より小さくなっ
たときに、前記記録媒体の一端が前記搬送手段を通過し
たと検知するので、記録媒体の一端が搬送手段を通過し
たことにより発生する駆動電流の減少を検出でき、正確
に記録媒体の一端が搬送手段を通過したことを検知でき
る。
【0150】第4の発明によれば、前記検出手段は、前
記駆動手段の回転速度の変動を検出するので、負荷の変
動に伴う回転速度の変動を検知できる。
【0151】第5の発明によれば、前記検知手段は、前
記駆動手段の回転速度が所定の回転速度より大きくなっ
たときに、前記記録媒体の一端が前記搬送手段を通過し
たと検知するので、記録媒体の一端が搬送手段を通過し
たことにより発生する回転速度の増大を検出でき、正確
に記録媒体の一端が搬送手段を通過したことを検知でき
る。
【0152】第6の発明によれば、像担持体上にトナー
画像を形成し、供給手段により供給される記録媒体に前
記像担持体上のトナー画像を転写する画像形成手段を有
する画像形成装置であって、前記記録媒体を供給するた
めに前記供給手段を駆動する駆動手段と、前記駆動手段
にかかる負荷の変動を検出する検出手段と、前記検出手
段の検出結果に基づいて前記記録媒体の後端が前記供給
手段を通過したことを検知する検知手段とを有するの
で、光センサ等を備えることなく搬送される記録媒体の
後端を検知でき、画像形成装置の部品の総数を減少させ
て省スペース化に貢献できる安価な画像形成装置を提供
できる。
【0153】第7の発明によれば、前記検出手段は、前
記駆動手段に流れる電流の変動を検出するので、負荷の
変動に伴う駆動電流の変動を検知できる。
【0154】第8の発明によれば、前記検知手段は、前
記駆動手段に流れる電流が所定の電流値より小さくなっ
たときに、前記記録媒体の後端が前記供給手段を通過し
たと検知するので、記録媒体の後端が供給手段を通過し
たことにより発生する駆動電流の減少を検出でき、正確
に記録媒体の後端が供給手段を通過したことを検知でき
る。
【0155】第9の発明によれば、前記検出手段は、前
記駆動手段の回転速度の変動を検出するので、負荷の変
動に伴う回転速度の変動を検知できる。
【0156】第10の発明によれば、前記検知手段は、
前記駆動手段の回転速度が所定の回転速度より大きくな
ったときに、前記記録媒体の後端が前記供給手段を通過
したと検知するので、記録媒体の後端が供給手段を通過
したことにより発生する回転速度の増大を検出でき、正
確に記録媒体の後端が供給手段を通過したことを検知で
きる。
【0157】第11の発明によれば、像担持体上にトナ
ー画像を形成し、供給手段により供給される記録媒体に
前記像担持体上のトナー画像を転写する画像形成手段
と、前記記録媒体を供給するために前記供給手段を駆動
する駆動手段と、前記駆動手段にかかる負荷の変動を検
出し、該検出結果に基づいて前記駆動手段を制御する駆
動制御手段とを有する画像形成装置において、前記駆動
制御手段により検出される前記負荷の変動に基づいて前
記記録媒体の後端が前記供給手段を通過したことを検知
する検知手段を有するので、従来の画像形成装置のよう
に記録媒体の後端を検知する光センサを備えることな
く、さらに新たに負荷の変動を検知する手段をとりつけ
ることなく、従来の画像形成装置にも備えられる駆動手
段に対するフィードバック制御を行うモータコントロー
ラで検知される負荷の変動に基づいて記録媒体の後端を
検知でき、画像形成装置の部品の総数をさらに減少させ
て省スペース化に貢献できる安価な画像形成装置を提供
できる。
【0158】第12の発明によれば、前記駆動制御手段
は、前記駆動手段に流れる電流の変動により前記駆動手
段にかかる負荷の変動を検出する第1の検出部を備える
ので、負荷の変動に伴う駆動電流の変動を検知できる。
【0159】第13の発明によれば、前記駆動手段の回
転速度を検出する回転速度検出手段を有し、前記駆動制
御手段は、前記回転速度検出手段の検出結果に基づいて
前記駆動手段にかかる負荷の変動を検出する第2の検出
部を備えるので、負荷の変動に伴う回転速度の変動を検
知できる。
【0160】第14の発明によれば、前記回転速度検出
手段は、前記駆動手段のロータに着磁されたパターンを
強磁性磁気抵抗効果型センサ素子で検出し、前記駆動手
段の回転速度を検出するので、小さなセンサで回転速度
を検出できる。
【0161】第15の発明によれば、前記回転速度検出
手段は、前記駆動手段に設けられたエンコーダであるの
で、安価なセンサで回転速度を検出できる。
【0162】第16の発明によれば、前記駆動制御手段
は、前記駆動手段に流れる電流の変動により前記駆動手
段にかかる負荷の変動を検出する第1の検出部、前記駆
動手段の回転速度を検出する回転速度検出手段の検出結
果に基づいて前記駆動手段にかかる負荷の変動を検出す
る第2の検出部の少なくとも1つを備えるので、モータ
コントローラは駆動手段の負荷変動を検出することがで
きる。
【0163】第17の発明によれば、前記駆動制御手段
は、デジタルシグナルプロセッサであるので、デジタル
シグナルプロセッサにより駆動手段の負荷変動を検出で
きる。
【0164】第18の発明によれば、前記駆動手段は、
アウターロータ式のDCブラシレスモータであるので、
アウターロータ式のDCブラシレスモータの負荷の変動
に基づいて供給される記録媒体の後端を検知できる。
【0165】第19の発明によれば、前記供給手段は、
任意サイズの記録媒体を積載可能な積載手段から記録媒
体を供給するので、サイズが確定されていない記録媒体
の後端を検知することができる。
【0166】第20の発明によれば、前記積載手段は、
マルチパーパストレイであるので、搬送される定型紙,
不定型サイズ紙の後端を検出することができる。
【0167】第21の発明によれば、前記検出手段は、
前記供給手段内の給紙ローラを前記記録媒体の後端が通
過した際の負荷の変動を検出するので、記録媒体の後端
が給紙ローラを通過したことを確実に検出することがで
きる。
【0168】第22の発明によれば、前記駆動制御手段
は、前記供給手段内の給紙ローラを前記記録媒体の後端
が通過した際の負荷の変動を検出して前記駆動手段を制
御するので、記録媒体の後端が給紙ローラを通過したこ
とを確実に検出することができる。
【0169】第23の発明によれば、前記検知手段の検
知結果に基づいて前記像担持体上にトナー画像を形成し
ない非画像形成領域を決定する決定手段を有するので、
検知される記録媒体の後端に基づいて適切に像担持体上
の非画像形成領域を決定できる。
【0170】第24の発明によれば、前記非画像形成領
域は、少なくとも前記記録媒体の後方の後端を越えてト
ナー画像が転写されないよう、前記像担持体上のトナー
画像を形成しない領域であるので、記録媒体に転写され
ないトナー画像を像担持体上に形成してしまうことによ
り発生する転写ローラ等のトナーによる汚れを防止する
ために非画像形成領域を決定できる。
【0171】第25の発明によれば、記録媒体を搬送す
る搬送手段と、前記記録媒体を搬送するために前記搬送
手段を駆動する駆動手段とを有する搬送装置の制御方法
であって、前記駆動手段の負荷変動を検出する検出工程
と、前記検出工程の検出結果に基づいて前記記録媒体の
一端が前記搬送手段を通過したことを検知する検知工程
とを有するので、光センサ等を備えることなく搬送され
る記録媒体の一端を検知することができる。
【0172】第26の発明によれば、像担持体上にトナ
ー画像を形成し、供給手段により供給される記録媒体に
前記像担持体上のトナー画像を転写する画像形成手段
と、前記記録媒体を供給するために前記供給手段を駆動
する駆動手段とを有する画像形成装置の制御方法であっ
て、前記駆動手段にかかる負荷の変動を検出する検出工
程と、前記検出工程の検出結果に基づいて前記供給手段
に供給される記録媒体の後端が前記供給手段を通過した
ことを検知する検知工程とを有するので、光センサ等を
備えることなく搬送される記録媒体の後端を検知でき、
画像形成装置の部品の総数を減少させて省スペース化に
貢献できる安価な画像形成装置を提供できる。
【0173】第27の発明によれば、前記検知工程の検
知結果に基づいて前記像担持体上にトナー画像を形成し
ない非画像形成領域を決定する決定工程を有するので、
検知される記録媒体の後端に基づいて適切に像担持体上
の非画像形成領域を決定できる。
【0174】したがって、従来の画像形成装置で必要と
していた記録媒体の一端を検知する光センサ等を備えな
くとも、搬送される記録媒体の一端を検知することがで
きる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像形成装置の構
成を説明する断面図である。
【図2】図1に示した給紙ローラを回転駆動するモータ
を制御する制御構成を説明するブロック図である。
【図3】図2に示した電流検知信号の電流波形の一例を
説明する特性図である。
【図4】本発明に係る画像形成装置における第1のデー
タ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図5】図2に示した回転速度検出信号の波形の時間変
化の一例を説明する特性図である。
【図6】本発明に係る画像形成装置における第2のデー
タ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図7】図1に示した給紙ローラを回転駆動するモータ
を制御する制御構成を説明するブロック図である。
【図8】図7に示した回転速度検出信号の時間変化の一
例を説明する特性図である。
【図9】本発明に係る画像形成装置における第3のデー
タ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図10】従来の画像形成装置の構成を説明する断面図
である。
【図11】図10に示したスキャナユニットの構成を説
明する斜視図である。
【符号の説明】
202 モータコントローラ 203 モータドライバ 204 モータユニット 205 モータ 300 プリンタエンジンコントローラ 301 CPU

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を搬送する搬送手段と、 前記記録媒体を搬送するために前記搬送手段を駆動する
    駆動手段と、 前記駆動手段にかかる負荷の変動を検出する検出手段
    と、 前記検出手段の検出結果に基づいて前記記録媒体の一端
    が前記搬送手段を通過したことを検知する検知手段と、
    を有することを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記駆動手段に流れる
    電流の変動を検出することを特徴とする請求項1記載の
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記検知手段は、前記駆動手段に流れる
    電流が所定の電流値より小さくなったときに、前記記録
    媒体の一端が前記搬送手段を通過したと検知することを
    特徴とする請求項1記載の搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記駆動手段の回転速
    度の変動を検出することを特徴とする請求項1記載の搬
    送装置。
  5. 【請求項5】 前記検知手段は、前記駆動手段の回転速
    度が所定の回転速度より大きくなったときに、前記記録
    媒体の一端が前記搬送手段を通過したと検知することを
    特徴とする請求項1記載の搬送装置。
  6. 【請求項6】 像担持体上にトナー画像を形成し、供給
    手段により供給される記録媒体に前記像担持体上のトナ
    ー画像を転写する画像形成手段を有する画像形成装置で
    あって、 前記記録媒体を供給するために前記供給手段を駆動する
    駆動手段と、 前記駆動手段にかかる負荷の変動を検出する検出手段
    と、 前記検出手段の検出結果に基づいて前記記録媒体の後端
    が前記供給手段を通過したことを検知する検知手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段は、前記駆動手段に流れる
    電流の変動を検出することを特徴とする請求項6記載の
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記検知手段は、前記駆動手段に流れる
    電流が所定の電流値より小さくなったときに、前記記録
    媒体の後端が前記供給手段を通過したと検知することを
    特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記検出手段は、前記駆動手段の回転速
    度の変動を検出することを特徴とする請求項6記載の画
    像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記検知手段は、前記駆動手段の回転
    速度が所定の回転速度より大きくなったときに、前記記
    録媒体の後端が前記供給手段を通過したと検知すること
    を特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 像担持体上にトナー画像を形成し、供
    給手段により供給される記録媒体に前記像担持体上のト
    ナー画像を転写する画像形成手段と、前記記録媒体を供
    給するために前記供給手段を駆動する駆動手段と、前記
    駆動手段にかかる負荷の変動を検出し、該検出結果に基
    づいて前記駆動手段を制御する駆動制御手段とを有する
    画像形成装置において、 前記駆動制御手段により検出される前記負荷の変動に基
    づいて前記記録媒体の後端が前記供給手段を通過したこ
    とを検知する検知手段を有することを特徴とする画像形
    成装置。
  12. 【請求項12】 前記駆動制御手段は、前記駆動手段に
    流れる電流の変動により前記駆動手段にかかる負荷の変
    動を検出する第1の検出部を備えることを特徴とする請
    求項11記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記駆動手段の回転速度を検出する回
    転速度検出手段を有し、前記駆動制御手段は、前記回転
    速度検出手段の検出結果に基づいて前記駆動手段にかか
    る負荷の変動を検出する第2の検出部を備えることを特
    徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記回転速度検出手段は、前記駆動手
    段のロータに着磁されたパターンを強磁性磁気抵抗効果
    型センサ素子で検出し、前記駆動手段の回転速度を検出
    することを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記回転速度検出手段は、前記駆動手
    段に設けられたエンコーダであることを特徴とする請求
    項13記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記駆動制御手段は、前記駆動手段に
    流れる電流の変動により前記駆動手段にかかる負荷の変
    動を検出する第1の検出部、前記駆動手段の回転速度を
    検出する回転速度検出手段の検出結果に基づいて前記駆
    動手段にかかる負荷の変動を検出する第2の検出部の少
    なくとも1つを備えることを特徴とする請求項11記載
    の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記駆動制御手段は、デジタルシグナ
    ルプロセッサであることを特徴とする請求項11記載の
    画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記駆動手段は、アウターロータ式の
    DCブラシレスモータであることを特徴とする請求項6
    または11記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記供給手段は、任意サイズの記録媒
    体を積載可能な積載手段から記録媒体を供給することを
    特徴とする請求項6または11記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記積載手段は、マルチパーパストレ
    イであることを特徴とする請求項19記載の画像形成装
    置。
  21. 【請求項21】 前記検出手段は、前記供給手段内の給
    紙ローラを前記記録媒体の後端が通過した際の負荷の変
    動を検出することを特徴とする請求項6記載の画像形成
    装置。
  22. 【請求項22】 前記駆動制御手段は、前記供給手段内
    の給紙ローラを前記記録媒体の後端が通過した際の負荷
    の変動を検出して前記駆動手段を制御することを特徴と
    する請求項11記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】前記検知手段の検知結果に基づいて前記
    像担持体上にトナー画像を形成しない非画像形成領域を
    決定する決定手段を有することを特徴とする請求項6ま
    たは11記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記非画像形成領域は、少なくとも前
    記記録媒体の後方の後端を越えてトナー画像が転写され
    ないよう、前記像担持体上のトナー画像を形成しない領
    域であることを特徴とする請求項23記載の画像形成装
    置。
  25. 【請求項25】 記録媒体を搬送する搬送手段と、前記
    記録媒体を搬送するために前記搬送手段を駆動する駆動
    手段とを有する搬送装置の制御方法であって、 前記駆動手段の負荷変動を検出する検出工程と、 前記検出工程の検出結果に基づいて前記記録媒体の一端
    が前記搬送手段を通過したことを検知する検知工程と、
    を有することを特徴とする搬送装置の制御方法。
  26. 【請求項26】 像担持体上にトナー画像を形成し、供
    給手段により供給される記録媒体に前記像担持体上のト
    ナー画像を転写する画像形成手段と、前記記録媒体を供
    給するために前記供給手段を駆動する駆動手段とを有す
    る画像形成装置の制御方法であって、 前記駆動手段にかかる負荷の変動を検出する検出工程
    と、 前記検出工程の検出結果に基づいて前記供給手段に供給
    される記録媒体の後端が前記供給手段を通過したことを
    検知する検知工程と、を有することを特徴とする画像形
    成装置の制御方法。
  27. 【請求項27】 前記検知工程の検知結果に基づいて前
    記像担持体上にトナー画像を形成しない非画像形成領域
    を決定する決定工程を有することを特徴とする請求項2
    6記載の画像形成装置の制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100716176B1 (ko) 2005-09-15 2007-05-10 삼성전자주식회사 화상형성기기 및 그 제어 방법
JP2019073395A (ja) * 2019-01-07 2019-05-16 キヤノン株式会社 画像形成装置

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