JP2002182514A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002182514A
JP2002182514A JP2000376617A JP2000376617A JP2002182514A JP 2002182514 A JP2002182514 A JP 2002182514A JP 2000376617 A JP2000376617 A JP 2000376617A JP 2000376617 A JP2000376617 A JP 2000376617A JP 2002182514 A JP2002182514 A JP 2002182514A
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sheet
image forming
unit
image
motor
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JP2000376617A
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Takayuki Fukutani
隆之 福谷
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成部と画像定着シート排出部とに跨っ
た同一のシートが引っ張られないようにする。 【解決手段】 画像形成装置100は、シートを拘束し
て駆動部17Yによってプロセス速度で搬送してシート
に画像を形成する画像形成手段と、シートに形成された
画像をシートに定着して駆動部21によってシートを搬
送する画像定着手段と、シートの先端が画像形成手段の
拘束位置から画像定着手段までの間の所定の位置に到達
したことを検知するシート先端検知手段53と、画像形
成手段からのシートの送り出し量を検知するシート送り
量検知手段18,30,32と、画像定着手段の駆動部
を制御して、画像定着手段のシート搬送速度を、シート
先端検知手段がシートの先端を検知したとき以後、プロ
セス速度より遅くし、シート送り量検知手段がシートが
所定量送り出されたことを検知したとき以後、プロセス
速度より速くするシート搬送速度制御手段18とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートに画像を形
成する、プリンタ、複写機、およびこれらの複合機器等
の画像形成装置に関するものであって、特に、シートに
対する処理に応じて、シートの搬送速度を変えることの
できる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置には、シートの搬送
速度であるプロセス速度に対し、処理済みのシートを排
出するときの排出速度を加速あるいは減速して、プロセ
ス速度に関係なくシートを排出するようになっているも
のがある。
【0003】このようにシートの搬送速度を変更する原
因は、シートに安定した画像を形成するために求められ
るプロセス速度と、シートを安定した状態で排出するた
めに求められる排出速度とが異なっているからである。
【0004】同一のシートSが画像形成部と画像定着シ
ート排出部とに跨って位置するとき、画像定着シート排
出部の搬送速度をプロセス速度に一致させておき、シー
トが画像形成部を脱した後、画像定着シート排出部の搬
送速度を固有の速度に変速することが必要とされてい
る。
【0005】画像定着シート排出部におけるシートの搬
送速度制御は、一般に、搬送経路の途中に設けられたセ
ンサで、シートの後端を検知したとき、シートが画像形
成部を脱して画像定着シート排出部のみに属したものと
みなして、画像定着シート排出部の搬送速度をモータ制
御により変えて行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の画像形
成装置は、同一のシートが画像形成部と画像定着シート
排出部とに跨っているとき、画像形成部と画像定着シー
ト排出部とのシート速度を一致させてシートを搬送する
ため、画像形成部と画像定着シート排出部とに速度差が
生じた場合(例えば、画像形成部のシート搬送速度より
画像定着シート排出部のシート搬送速度の方が速くなっ
たとき)、画像定着シート排出部でシートを引っ張り、
画像形成部に属している部分の画像形成に悪影響を与え
て、画像形成精度を低下させることがあった。
【0007】本発明は、同一のシートが画像形成部と画
像定着シート排出部とに跨っているとき、画像形成部と
画像定着シート排出部とでシートを引っ張り合うことが
ないようにした画像形成装置を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像形成装置は、シートを拘束しながら駆
動部によって所定のプロセス速度で搬送して前記シート
に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段に
よって前記シートに形成された画像を前記シートに定着
させながら駆動部によって前記シートを搬送する画像定
着手段と、前記シートの先端が前記画像形成手段の拘束
位置から前記画像定着手段までの間の所定の位置に到達
したことを検知するシート先端検知手段と、前記画像形
成手段からの前記シートの送り出し量を検知するシート
送り量検知手段と、前記画像定着手段の駆動部を制御し
て、前記画像定着手段のシート搬送速度を、前記シート
先端検知手段が前記シートの先端を検知したとき以後、
前記プロセス速度より遅くし、前記シート送り量検知手
段が前記シートが所定量送り出されたことを検知したと
き以後、前記プロセス速度より速くするシート搬送速度
制御手段と、を備えている。
【0009】本発明の画像形成装置は、さらに、前記シ
ートの後端が前記画像形成手段の拘束位置を抜け出たこ
とを検知するシート後端検知手段を備え、前記シートの
後端が前記画像形成手段の拘束位置を抜け出たことを前
記シート後端検知手段によって検知されたとき以後、前
記シート搬送速度制御手段が、前記画像定着手段の駆動
部を制御して、前記画像定着手段のシート搬送速度を、
前記シート送り量検知手段が前記シートが所定量送り出
されたことを検知したとき以後の前記シート搬送速度よ
りも、さらに速くするようになっている。
【0010】上記目的を達成するため、本発明の画像形
成装置は、シートを拘束しながら駆動部によって所定の
プロセス速度で搬送して前記シートに画像を形成する画
像形成手段と、前記画像形成手段によって前記シートに
形成された画像を前記シートに定着させながら駆動部に
よって前記シートを搬送する画像定着手段と、前記画像
形成手段と前記画像定着手段との間で前記画像形成手段
から送り出されるシートの先端を受け止める受け止め手
段と、前記受け止め手段に受け止められたシートの受け
止め状態を解除する受け止め解除手段と、前記画像形成
手段からの前記シートの送り出し量を検知するシート送
り量検知手段と、前記シート送り量検知手段によって前
記シートが所定量送り出されたことが検知されたとき、
前記受け止め解除手段を作動させて前記シートの受け止
め状態を解除させるとともに、前記画像定着手段の駆動
部を制御して、前記画像定着手段のシート搬送速度を前
記プロセス速度より速くするシート搬送速度制御手段
と、を備えている。
【0011】本発明の画像形成装置は、さらに、前記シ
ートの先端が前記画像形成手段の拘束位置に到達したこ
とを検知するシート先端検知手段を備え、前記シート送
り量検知手段は、前記シート先端検知手段が前記シート
の先端を検知してからシートの送り量の検知を開始する
ようになっている。
【0012】本発明の画像形成装置は、さらに、前記シ
ートの後端が前記画像形成手段の拘束位置を抜け出たこ
とを検知するシート後端検知手段を備え、前記シートの
後端が前記画像形成手段の拘束位置を抜け出たことを前
記シート後端検知手段によって検知されたとき以後、前
記シート搬送速度制御手段が、前記画像定着手段の駆動
部を制御して、前記画像定着手段のシート搬送速度を前
記プロセス速度より速くするようになっている。
【0013】本発明の画像形成装置の前記シート搬送速
度制御手段は、前記シートの先端が前記画像形成手段を
通過してから、前記シートの後端が前記画像定着手段を
通過するまでのシートの平均搬送速度が前記プロセス速
度とほぼ同一になるように前記画像定着手段の駆動部を
制御するようになっている。
【0014】本発明の画像形成装置の前記シート後端検
知手段は、前記シートの後端が前記画像形成手段の拘束
位置を抜け出たことを、前記画像形成手段の駆動部の負
荷変動によって検知するようになっている。
【0015】本発明の画像形成装置のシート搬送制御手
段は、前記画像形成手段の駆動部が前記シートを搬送し
ていないときの負荷と前記シートを搬送しているときの
負荷との記憶した差と、前記シート後端検知手段が検知
した負荷とを比較して、前記シートの後端が前記画像形
成手段の拘束位置を抜け出たことを検知するようになっ
ている。
【0016】本発明の画像形成装置の前記シート先端検
知手段の前記所定の位置は、前記画像形成手段の拘束位
置である。
【0017】本発明の画像形成装置の前記シート先端検
知手段の前記所定の位置は、前記画像定着手段の位置で
ある。
【0018】本発明の画像形成装置の前記シート先端検
知手段の所定の位置は、前記画像形成手段と前記画像定
着手段との中間位置である。
【0019】本発明の画像形成装置の前記シート先端検
知手段は、前記画像形成手段の駆動部の負荷変動によっ
て前記シートの先端を検知するようになっている。
【0020】本発明の画像形成装置の前記シート先端検
知手段は、前記画像定着手段の駆動部の負荷変動によっ
て前記シートの先端を検知するようになっている。
【0021】本発明の画像形成装置の前記シート送り量
検知手段は、前記所定の位置が前記画像形成手段の拘束
位置である前記シート先端検知手段によって前記シート
の先端が検知されたとき以降の、前記画像形成手段の駆
動部の動作に基づいて、前記画像形成手段からの前記シ
ートの送り出し量を検知するようになっている。
【0022】本発明の画像形成装置の前記シート搬送制
御手段は、前記画像形成手段の駆動部が前記シートを搬
送していないときの負荷と前記シートを搬送していると
きの負荷との記憶した差と、前記シート先端検知手段が
検知した負荷とを比較して、前記シートが前記画像形成
手段を通過するのを検知するようになっている。
【0023】本発明の画像形成装置は、さらに、前記画
像形成手段を前記シートが前記プロセス速度で通過する
時間を前記シートのサイズ毎に記憶したシートサイズ記
憶手段を備え、前記シート送り量検知手段によって検知
する前記シートが所定量送り出されたことを検知される
前記所定量を、前記シートサイズ記憶手段に記憶された
前記シートサイズに応じて変更可能になっている。
【0024】本発明の画像形成装置の前記駆動部は、モ
ータを有している。
【0025】本発明の画像形成装置の前記駆動部は、モ
ータを有し、前記シート搬送速度制御部は、前記駆動部
の前記モータの回転速度を制御する積和演算素子を有し
ている。
【0026】本発明の画像形成装置の前記駆動部は、モ
ータを有し、前記シート搬送速度制御部は、前記駆動部
の前記モータの回転速度を制御する積和演算素子を有し
ている。
【0027】本発明の画像形成装置の前記駆動部は、モ
ータを有し、前記シート搬送速度制御部は、前記駆動部
の前記モータの回転速度を制御するデジタルシグナルプ
ロセッサを有している。
【0028】本発明の画像形成装置の前記駆動部は、モ
ータを有し、前記シート搬送速度制御手段は、前記駆動
部の負荷変動を前記モータに流れる電流の変化によって
検知するようになっている。
【0029】本発明の画像形成装置の前記駆動部は、モ
ータを有し、前記シート搬送速度制御手段は、前記モー
タの回転速度を検知する回転速度検知手段を有し、前記
駆動部の負荷変動を前記回転速度検知手段によって前記
モータの回転速度の変化を検知することによって検知す
るようになっている。
【0030】本発明の画像形成装置の前記駆動部は、モ
ータを有し、前記回転速度検知手段は、前記モータのロ
ータに着磁されたパターンと、前記パターンを検知する
センサとを有している。
【0031】本発明の画像形成装置の前記駆動部は、モ
ータを有し、前記回転速度検知手段は、前記モータのロ
ータに円周に沿って等間隔にスリットが形成された回転
体と、前記スリットを通過する光を検知するセンサとを
備えている。
【0032】本発明の画像形成装置の前記モータは、ア
ウターロータ式DCブラシレスモータである。
【0033】本発明の画像形成装置の前記画像形成手段
は、少なくとも1つの回転可能な感光体と、前記感光体
とで前記シートを挟んで搬送する回転可能な転写ローラ
とを有している。
【0034】本発明の画像形成装置の前記画像形成手段
は、前記シートの搬送方向に沿って配設されて回転可能
な複数の感光体と、各感光体に対向して配設され前記感
光体とでシートを挟んで搬送する回転可能な転写ローラ
とを有し、前記拘束位置が前記シートの搬送方向の最下
流に位置する感光体の位置である。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の画像形
成装置であるプリンタを図に基づいて説明する。
【0036】(第1の実施形態)図1は、第1実施形態
のプリンタ100の概略正面断面図である。図2は、図
1の画像形成部(画像形成手段)51と画像定着シート
排出部(画像定着手段)52との駆動部と、制御回路と
を示した図である。
【0037】図1において、スキャナユニット1は、不
図示の半導体レーザと回転多面鏡2等により構成されて
いる。カートリッジ3は、感光体4上の余剰トナーをク
リーニングすることによって生じる廃トナーの格納と現
像剤の格納とを行えるようになっている。現像スリーブ
5は、感光体4の表面の静電潜像をトナー像へと現像す
るようになっている。
【0038】図1において、シート搬送方向の下流側
(図1の右側)から順に、感光体4の表面の静電潜像を
トナー像に現像するイエロー(Y)現像装置(以下、
「現像カートリッジ」という)6、マゼンタ(M)現像
カートリッジ7、シアン(C)現像カートリッジ8、ブ
ラック(BK)現像カートリッジ9が配列されている。
各現像カートリッジの配列順序は、特に問わないものと
する。各感光体4に対向して転写ローラ10が配設され
ている。各転写ローラ10は、対応する各現像カートリ
ッジ6,7,8,9により現像された感光体4上のトナ
ー像をシートSに転写するようになっている。
【0039】搬送ベルト11は、循環してシートSを搬
送する無端ベルトである。シート供給ユニット12は、
シートSを収納するようになっている。定着器14は、
シートS上のトナー像を定着するようになっている。定
着ローラ15は、定着器14内のローラを回転させるロ
ーラである。ヒータローラ16は、シートにトナー像を
定着させるために定着器14を加熱するようになってい
る。
【0040】図2において、画像形成部51の各現像カ
ートリッジ6,7,8,9の主に現像スリーブ5と感光
体4とを駆動する駆動源であるモータ17Y,17M,
17C,17BKが、各現像カートリッジ6,7,8,
9に対応して設けられている。CPU18はモータコン
トローラ19を制御するようになっている。モータコン
トローラ19はモータドライバ20Y,20M,20
C,20BKに制御信号を送るようになっている。モー
タドライバ20Y,20M,20C,20BKは、各現
像カートリッジ6,7,8,9の各モータ17Y,17
M,17C,17BKを駆動制御するようになってい
る。各モータ17Y,17M,17C,17BKの回転
速度は、シートの搬送に支障を与えない程度、具体的に
は、互いに0.5%程度、異なっている。モータドライ
バ34は、画像定着シート排出部52の駆動用モータ2
1を駆動制御するようになっている。プリンタ100の
本体43には、定着器14に対向してシート排出口44
が形成されている。
【0041】以上の構成において、スキャナユニット
1、各現像カートリッジ6,7,8,9、転写ローラ1
0、搬送ベルト11等は、画像形成部51を構成してい
る。定着器14、シート排出口44等は、画像定着シー
ト排出部52を構成している。
【0042】上記構成のプリンタ100の動作を説明す
る。
【0043】画像データを受けると、まず、ローラ3
9,40,40は、シート供給ユニット12の内部に搭
載されたシートSを画像形成部51へ給送する。画像形
成部51の先頭部(図1の左側)に搬送されたシートS
は、画像形成部51が画像を形成するのに最適なシート
搬送速度であるプロセス速度Vpで回転している搬送ベ
ルト11に吸着され、プロセス速度VpでBK現像カー
トリッジ9の前縁へ搬送される。ここで、転写ローラ1
0はBK現像カートリッジ9内の感光体4上に形成され
たブラックのトナー像をシートSに転写する。その後、
搬送順にC現像カートリッジ8内の感光体4上に形成さ
れたシアンのトナー像がシートに転写ローラ10によっ
て転写される。そして、M現像カートリッジ7内の感光
体4上に形成されたマゼンタのトナー像がシートに転写
される。最後に、Y現像カートリッジ6内の感光体4上
に形成されたイエローのトナー像がシートに転写され
る。このようにして、プリンタ100は、各色のトナー
像を順次シートS上に重ね合わせて、フルカラーのトナ
ー像をシートS上に形成する。
【0044】画像形成部51の最下流にあるY現像カー
トリッジ6において、シートにイエローのトナー像が転
写されると、シートSの先端は、プロセス速度Vpで画
像形成部51を脱していく。画像形成部51を脱したシ
ートSの先端は、後述するシート先端検知機構により検
知される。このシート先端検知機構からの検知信号によ
り、CPU18はモータ17Yからのパルス信号のカウ
ントを開始する。このカウントにより、CPU18とモ
ータコントローラ19は、シートSの先端の進度(進み
具合)を認識する。CPU18とモータコントローラ1
9は、シートSが画像形成部51と画像定着シート排出
部52の双方に股がっているときには、画像定着シート
排出部52の駆動用モータ21によるシートの搬送速度
をプロセス速度Vpよりも減速する。そして、CPU1
8とモータコントローラ19は、シートSの後端が画像
形成部51を脱し、シートSが画像定着シート排出部5
2のみに位置していると認識すると、シートSが画像定
着シート排出部52を通過するシートの平均搬送速度が
画像形成部51のプロセス速度Vpと同じになるように
画像定着シート排出部52の駆動用モータ21の回転速
度を上げる。これにより最終的には、シートSは、プロ
セス速度Vpのままトナー像が定着されて排出されたこ
とになる。
【0045】シート先端検知機構53および制御を図3
に基づいて説明する。図3はシート先端検知機構53
と、モータ17Yおよびモータ21の制御回路とを示す
図である。デジタルシグナルプロセッサ(DSP)を用
いたモータコントローラ19,23は、CPU18と信
号の送受信を行い、モータドライバ20Y,34を介し
て、パルスビデュースモジュレーション(PWM)制御
によりモータ17Yおよびモータ21の回転速度制御と
位相制御を行うようになっている。また、モータコント
ローラ19,23は、DSPを用いたフィードバック制
御およびフィードフォワード制御を行うことで、モータ
17Y,21の負荷変動に影響されにくい回転速度制御
と位相制御とを行うようになっている。CPU18、モ
ータコントローラ23、モータドライバ34等は、シー
ト搬送速度制御手段を構成している。シート搬送速度制
御手段は、少なくともCPU18を備えていればよい。
【0046】画像形成部51の最下流に位置するY現像
カートリッジ(主に現像スリーブ、感光体)6の駆動系
を駆動するモータ17Yは、モータドライバ20Yによ
って制御されるようになっている。強磁性磁気抵抗効果
型センサ素子(以下、「MRセンサ」という)24は、
ロータに均等に着磁されたパターンを、ロータの回転ス
ピードに応じたサイン(Sin)波形として読み取るこ
とができるようになっている。モータコントローラ19
は、波形変換器25により矩形のパルス波(例えば、5
00パルス/回転)に変換されたMRセンサ24の出力
信号S1をもとに、モータ17Yの回転速度を検知し制
御するようになっている。
【0047】モータ17Yに流れる電流I1は、モータ
ドライバ20Yを介して、抵抗26からグランド(GN
D)に流れる。抵抗26は電流検出用抵抗である。電流
I1が多く流れるにしたがって抵抗26の両端電圧は上
昇する。モータコントローラ19は、電流検知信号(抵
抗26の両端電圧)S2を基にモータ17Yに流れる電
流I1を随時検知して、電流I1が所定の電流値(後述
するImax)よりも大きくなると、過電流保護機能
(図示しない)を動作させる。
【0048】抵抗27,28、コンデンサ29はフィル
タ回路を構成している。このフィルタ回路は、電流検知
信号S2に重畳するノイズを除去するために設けられて
いる。CPU18は、内部にカウンタ33を有してい
る。モータドライバ34は、画像定着シート排出部52
の駆動用モータ21を制御するようになっている。シー
トサイズ検知ユニット32は、シート供給ユニット12
に積載されたシートSのサイズを検知するようになって
いる。メモリ(シートサイズ記憶手段)30は、内部に
シートSのサイズ毎に規定されたカウント値を格納した
カウンタテーブル(シートサイズ記憶手段)31を備え
ている。カウンタテーブル31に格納されたカウント値
とはシートSの先端がプロセス速度Vpで画像形成部5
1に突入し、画像形成部51をシートSの後端が脱する
までにカウンタ33によりカウントされる値である。
【0049】カウンタ33は、例えば、モータ17Yが
DCモータである場合、モータ17Yにパルス発生装置
(エンコーダやMRセンサなど)を取り付けてモータ1
7Yの回転に同期したパルスを受けてカウントを進める
ようになっている。また、カウンタ33は、例えば、モ
ータ17Yがステッピングモータである場合、ステッピ
ングモータを駆動するためにCPU18がモータドライ
バ20Yヘ送信する駆動パルスをカウントするようにな
っている。
【0050】モータ17Yに流れる電流波形は図4に示
すとおりである。図4に基づいて、シートSの先端が画
像形成部51の最下流のY現像カートリッジ6に突入
し、シートSの後端が通過したことを検出する過程を説
明する。
【0051】図4に示すようにモータ17Y,17M,
17C,17BKに流れる電流(I1)は、モータ17
Y,17M,17C,17BKの位相ごとに周期的に同
様な電流が流れ、1位相あたりに流れる電流波形の上部
は、PWM制御のため鋸歯状波となっている。
【0052】トナー像を転写されたシートSが、最下流
のY現像カートリッジ6に突入する前には、モータ17
Yの電流は図の実線で示したようになっている。DSP
を用いたモータコントローラ19は電流検知信号S2
(図3参照)をもとに、電流波形の鋸歯状波部のほぼ平
均値の電流値Ia(A点)(図4参照)を演算する。
【0053】一方、シートSが突入すると、最下流のY
現像カートリッジ6を駆動するモータ17Yの負荷が増
加し、一瞬、モータ17Yの回転速度が遅くなる。その
ため、モータコントローラ19は、即座にPWMのデュ
ーティ(DUTY)を広げ、モータ17Yの回転速度を
速くする。したがって、モータ17Yに流れる電流値は
図4の上破線のように上昇し、演算により求めた電流値
Ia(A点)は電流値Ib(B点)へ移動する。
【0054】図4において、電流値IthU、電流値I
thDはモータ17Y,17M,17C,17BKの電
流のあらかじめ決められたスレッシュホールド値であ
る。電流値Imaxは同様にあらかじめ決められたモー
タ17Y,17M,17C,17BKの電流の過電流保
護動作値である。モータ17Yの電流の演算結果が電流
値IthUより大きくなった場合(電流値Ib)、CP
U18は、モータコントローラ19を介して、画像形成
状況を考慮して、シートSの先端が画像形成部51の最
下流のY現像カートリッジ6に突入したことを検知す
る。
【0055】CPU18は、シートSの先端を検知する
と、そのタイミングからモータ17Yからのパルス信号
をカウントするためにカウンタ33をスタートさせる。
これと同時にCPU18は、モータコントローラ23を
介してモータドライバ34に減速命令を送信し、画像定
着シート排出部52の駆動用モータ21の回転速度を下
げて、プロセス速度Vpよりも低速度のシート搬送速度
Vpdでシートを搬送できるようにモータ21を回転さ
せる。
【0056】CPU18は、あらかじめ画像形成部51
に供給されたシートSのサイズをシートサイズ検知ユニ
ット32により検知している。CPU18は、検知され
たシートSのサイズを基にしてメモリ30内に格納して
あるシートサイズ毎のカウント値テーブル31より適合
するカウント値を採用する。
【0057】CPU18は、採用したカウント値の半分
のカウントまで画像定着シート排出部52の駆動用モー
タ21の回転によるシート搬送速度をシート搬送速度V
pdに保っている。そして、CPU18は、半分のカウ
ントを超えるとモータドライバ34に加速命令を送信す
る。モータドライバ34は、画像定着シート排出部52
の駆動用モータ21の回転速度を上げ、プロセス速度V
pよりも高速度であるVpuのシート搬送速度でシート
を搬送できるようにモータ21を回転させる。
【0058】このとき通常のプロセス速度Vpでシート
Sが画像定着シート排出部52を通過する時間をT、低
速度Vpdで搬送(回転)させる時間をTdとするとプ
ロセス速度Vp、低速度Vpd、高速度Vpuは、Vp
u=(Vp×T−Vpd×Td)/(T−Td)の関係
になるようになっている。CPU18は、この制御によ
り、画像定着シート排出部52の搬送速度を変化させ
て、制御を行っても、1枚のシートSの平均搬送速度と
しては一定のプロセス速度Vpを保ったままでシートを
搬送することができる。このため、プリンタ100は、
シートに安定した画像を形成することができる。
【0059】また、シートSが画像形成部51の最下流
であるY現像カートリッジ6を脱すると、最下流のY現
像カートリッジ6を駆動するモータ17Yの負荷が減少
し、一瞬、モータ17Yの回転速度が速くなる。そのた
め、モータコントローラ19は、即座にPWMのデュー
ティ(DUTY)を狭め、モータ17Yの回転速度を遅
くする。したがって、モータ17Yに流れる電流値は図
4の下破線のように下降し、演算により求めた電流値I
a(A点)は電流値Ic(C点)に変わる。
【0060】モータ電流の演算結果が電流値IthDよ
り小さくなった場合(電流値Ic)、CPU18はモー
タコントローラ19を介して、画像形成状況を考慮し
て、シートSの後端が画像形成部51の最下流のY現像
カートリッジ6から脱したことを検知する。
【0061】画像形成部51を脱したシートSは画像定
着シート排出部52のみに属している。そのため、CP
U18はシートSの後端が画像形成部51を脱したこと
を検知すると、プロセス速度Vpに関係なく画像定着シ
ート排出部52の駆動用モータ21をシート搬送速度を
シート搬送速度Vpuより増速させてスループットを上
げることもできるようになっている。
【0062】以上のように、第1実施形態のプリンタ1
00は、シートSが画像形成部51と画像定着シート排
出部52との双方に股がっているとき、画像定着シート
排出部52の駆動用モータ21によるシートの速度をプ
ロセス速度Vpよりも減速してシートにループを形成
し、シートSの後端が画像形成部51を脱して、シート
Sが画像定着シート排出部52のみで搬送していると認
識すると、シートSが画像定着シート排出部52を通過
するシートの平均搬送速度がプロセス速度Vpとなるよ
うに画像定着シート排出部52の駆動用モータ21の速
度を上げるようにしている。このため、プリンタ100
は、画像形成部51と画像定着シート排出部52の双方
に股がっているシートを引っ張って、シートに損傷を与
えることがない。しかも、プリンタ100は、プロセス
速度Vpのままでシートにトナー像を定着させて排出す
るため、スループットを低下させることなく、シートに
画像を確実に形成することができる。また、プリンタ1
00は、シートの後端が、画像形成部51を抜けたと
き、画像定着シート排出部52のシート搬送平均速度を
プロセス速度Vpより速くすると、シートを従来よりも
早く排出することができて、スループットを向上させる
ことができる。
【0063】(第2の実施形態)図5は第2実施形態の
プリンタ200のモータ17Yおよびモータ21の制御
回路図である。第2実施形態のプリンタ20において、
第1実施形態のプリンタ100と同一部分については一
部図示省略するとともに、図示してある部分については
同一符号を付して、その部分の説明を一部省略する。ま
た、モータ駆動回路動作については、第1実施形態のプ
リンタと同様であるので説明を省略する。
【0064】図5においてモータ17Yは、画像形成部
(画像形成手段)51の最下流にあるY現像カートリッ
ジ(主に現像スリーブ、感光体)6を駆動させる駆動源
である。CPU18は内部にカウンタ33を備えてい
る。モータドライバ34は画像定着シート排出部(画像
定着手段)52の駆動用モータ21を制御するようにな
っている。シートサイズ検知ユニット32は、シート供
給ユニット12に積載されたシートSのサイズを検知す
るようになっている。メモリ30は、内部にシートSの
サイズ毎に規定されたカウント値を格納したカウンタテ
ーブル31を備えている。カウンタテーブル31に格納
されたカウント値とはシートSの先端がプロセス速度V
pで画像形成部51に突入し、シートSの後端が画像形
成部51を脱するまでにカウンタ33によりカウントさ
れる値である。
【0065】カウンタ33は、例えば、モータ17Yが
DCモータである場合、モータ17Yにパルス発生装置
(エンコーダやMRセンサなど)を取り付けてモータ1
7Yの回転に同期したパルスを受けてカウントを進める
ようになっている。
【0066】モータコントローラ19はモータドライバ
20Yに制御信号を送るようになっている。モータドラ
イバ20Yは画像形成部51の最下流にあるモータ17
Yを駆動するようになっている。強磁性磁気抵抗効果型
センサ素子(以下、「MRセンサ」という)24は、ロ
ータに均等に着磁されたパターンを、ロータの回転スピ
ードに応じたサイン(Sin)波形として読み取ること
ができるようになっている。モータコントローラ19
は、波形変換器25により矩形のパルス波(例えば50
0パルス/回転)に変換されたMRセンサ24の出力信
号S1をもとに、モータ17Yの回転速度を検知し制御
をするようになっている。
【0067】一方、モータ17Yの軸には、モータ17
Yの回転速度検出をするため、円周に沿って等間隔にス
リットのある円盤35が設けられている。円盤35と対
向する位置にフォトインタラプタ(光透過型センサ)3
6が設けられている。円盤35とフォトインタラプタ3
6はエンコーダ41を構成している。エンコーダ41に
関しては、その他に反射光学系のもの、円盤状に形成さ
れた磁性パターンを読み取るものなどが用いられる。
【0068】フォトインタラプタ36はエンコーダ41
の円盤35を挟むように配置され、円盤35のスリット
をフォトインタラプタ36の光が透過すると、回転速度
検出信号S3はLOWレベルとなる。
【0069】したがって、モータ17Yが回転すると、
モータの軸に設けられた円盤35が回転し、円盤35の
円周に沿って等間隔に形成されたスリットが、順次フォ
トインタラプタ36の発光素子と受光素子との間に送ら
れる。このため、速度検出信号S3はパルス状の波形と
なり、そのパルス周期により速度を検出することができ
る。
【0070】回転速度の検出にはMRセンサ24、波形
変換器25のMRセンサ方式、カウンタ35、フォトイ
ンタラプタ36のエンコーダ方式のどちらを用いてもよ
い。どちらか一方を回転速度の検出手段として用いれば
充分である。第2実施形態においてはMRセンサ方式、
エンコーダ方式を信号選択手段37により選択できるよ
うになっている。
【0071】図6(a)は、シートSの先端が画像形成
部51の最下流に突入したときの模式図である。図6
(b)は、エンコーダ41あるいはMRセンサ24から
の速度検出信号S3の例を示す。
【0072】トナー像を転写されたシートSは、画像形
成部51の最下流のY現像カートリッジ6に突入する前
には、モータ17Yの回転数はほぼ一定であり、回転速
度検出信号S3は一定周期Tnのパルスとなっている
(定常時)。
【0073】一方、シートSが突入すると、最下流のY
現像カートリッジ6を駆動するモータ17Yの負荷が増
加し、一瞬、モータ17Yの回転速度が遅くなる。その
ため、回転速度検出パターンの周期が長くなり、回転速
度検出信号S3のパルス周期が長くなる(シートSの先
端突入時)。
【0074】Tthlは回転速度検知信号周期のあらか
じめ決められたスレッシュホールド値である。回転速度
検知信号S3の1パルスの周期がTthlより長いとき
(TL)には、CPU18はモータコントローラ19を
介し、画像形成状況を考慮して、シートSの先端が画像
形成部51の最下流のY現像カートリッジ6に突入した
ことを検知する。
【0075】CPU18ではシートSの先端を検知する
と、そのタイミングからモータ17Yからのパルス信号
のカウントをスタートさせる。これと同時にCPU18
はモータコントローラ23を介してモータドライバ34
に減速命令を送信し、画像定着シート排出部52の駆動
用モータ21の回転速度を遅くして、プロセス速度Vp
よりも低速度であるシート搬送速度Vpdでシートを送
れる回転速度で回転させる。
【0076】CPU18は、あらかじめ画像形成部51
に供給されたシートSのサイズをシートサイズ検知ユニ
ット32により認識している。CPU18は、検知され
たシートサイズに基づいてメモリ30内に格納してある
シートサイズ毎のカウント値テーブル31により適合す
るカウント値を採用する。
【0077】CPU18は、採用したカウント値の半分
のカウントまで画像定着シート排出部52の駆動用モー
タ21の回転速度をシート搬送速度Vpdで搬送できる
ように保つ。CPU18は、カウント値の半分を超える
とモータドライバ34に加速命令を送信する。モータド
ライバ34は、画像定着シート排出部52の駆動用モー
タ21の回転速度を上げ、モータ21をプロセス速度V
pよりも高速度であるVpuのシート搬送速度でシート
を搬送できるように回転させる。
【0078】このとき、通常のプロセス速度Vpでシー
トSが画像定着シート排出部52を通過する時間をT、
低速度Vpdで搬送(回転)させる時間をTdとすると
プロセス速度Vp,低速度Vps、高速度VpuはVp
u=(Vp×T−Vpd×Td)/(T−Td)の関係
になるようになっている。CPU18は、この制御によ
り、画像定着シート排出部52の搬送速度を変化させ
て、制御を行っても、1枚のシートSの平均搬送速度と
しては一定のプロセス速度Vpを保ったままで、なおか
つ安定な画像形成をシートSに行うことができる。
【0079】図7(a)は、シートSの後端が画像形成
部51の最下流の部分を脱したときの模式図である。図
7(b)は、エンコーダ41あるいはMRセンサ24か
らの速度検出信号S3の例を示す。
【0080】シートSが画像形成部51の最下流の部分
を脱すると、最下流の現像カートリッジを駆動するモー
タ17Yの負荷が減少し、一瞬、モータ17Yの回転速
度が速くなる。そのため、回転速度検出パターンの周期
が短くなり、回転速度検出信号S3のパルス周期が短く
なる(シートSの後端脱出時)。
【0081】Tthfは回転速度検知信号周期のあらか
じめ決められたスレッシュホールド値である。回転速度
検知信号S3の1パルスの周期がTthfより短い場合
(Tf)には、CPU18はモータコントローラ19を
介し、画像形成状況を考慮して、シートSの後端が画像
形成部51の最下流のY現像カートリッジ6から脱した
ことを検知する。
【0082】画像形成部51を脱したシートSは画像定
着シート排出部52のみに属している。そのため、CP
U18はシートSの後端が画像形成部51を脱したこと
を検知すると、プロセス速度Vpに関係なく画像定着シ
ート排出部52の駆動用モータ21をVpuより増速さ
せスループットを上げることもできるようになってい
る。
【0083】以上のように、第2実施形態のプリンタ2
00も第1実施形態のプリンタ100と同様に、シート
Sが画像形成部51と画像定着シート排出部52との双
方に股がっているとき、画像定着シート排出部52の駆
動用モータ21によるシートの搬送速度をプロセス速度
Vpよりも減速してシートにループを形成し、シートS
の後端が画像形成部51を脱して、シートSが画像定着
シート排出部52のみで搬送しているとき、シートの平
均搬送速度がプロセス速度Vpになるように画像定着シ
ート排出部52の駆動用モータ21の速度を上げるよう
にしているため、画像形成部51と画像定着シート排出
部52の双方に股がっているシートを引っ張って、シー
トに損傷を与えることがない。しかも、プリンタ200
は、プロセス速度Vpのままでシートにトナー像を定着
させて排出するため、スループットを低下させることな
く、シートに画像を確実に形成することができる。さら
に、プリンタ200は、シートの後端が、画像形成部5
1を抜けたとき、画像定着シート排出部52のシート搬
送平均速度をプロセス速度Vpより速くすると、シート
を従来よりも早く排出することができて、スループット
を向上させることができる。
【0084】(第3の実施形態)図8は、第3実施形態
のプリンタ300の概略正面断面図である。図9(a)
ないし(d)は、図8のプリンタ300の画像形成部
(画像形成手段)51と画像定着シート排出部(画像定
着手段)52との回路図であるとともに、動作説明図で
ある。モータ駆動回路動作については、第1実施形態の
プリンタ100と同様であるので説明を省略する。ま
た、第1実施形態のプリンタ100と同一部分について
は同一符号を付して、その部分の説明は省略する。
【0085】図9において、フラッパ38は、プランジ
ャ42によって傾動するようになっている。シートS
は、このフラッパ38が、図9(a)ないし(c)で示
すオフ状態のとき滞留し、図9(d)に示すように傾動
すると定着器14へ搬送が可能な状態となる。
【0086】第3実施形態のプリンタ300の動作説明
を行う。
【0087】画像データを受けると、まず、ローラ3
9,40,40は、シート供給ユニット12の内部に搭
載されたシートSを画像形成部51へ搬送する。画像形
成部51の先頭部へ搬送されたシートSは、画像形成の
プロセス速度Vpで回転している搬送ベルト11に吸着
され、プロセス速度VpでBK現像カートリッジ9の前
縁へ搬送される。ここで、転写ローラ10はBK現像カ
ートリッジ9内の感光体4上に形成されたブラックのト
ナー像をシートSに転写する。その後、搬送順にC現像
カートリッジ8内の感光体4上に形成されたシアンのト
ナー像がシートに転写ローラ10によって転写される。
そして、M現像カートリッジ7内の感光体4上に形成さ
れたマゼンタのトナー像がシートに転写される。最後
に、Y現像カートリッジ6内の感光体4上に形成された
イエローのトナー像がシートに転写される。このように
して、プリンタ300は、各色のトナー像を順次シート
S上に重ね合わせて、フルカラーのトナー像をシートS
上に形成する。
【0088】画像形成部51の最下流にあるY現像カー
トリッジ6において、イエローのトナー像が転写される
と、シートSの先端は、プロセス速度Vpで画像形成部
51を脱していく(図9(a)参照)。画像形成部51
を脱したシートSの先端は、第1および第2実施形態で
述べたシート先端検知機構により検知される。このシー
ト先端検知機構からの検知信号により、CPU18はモ
ータ17からのパルスのカウントを開始する。このカウ
ントにより、CPU18とモータコントローラ19は、
シートSの先端の進度(進み具合)を認識する。CPU
18とモータコントローラ19は、シートSが画像形成
部51から画像定着シート排出部52へと搬送される際
に、シートSの先端を固定のストッパ(受け止め手段)
54に当接させ(図9(b)(c)参照)、シートにル
ープを形成させてシートSの搬送に余裕を与えた後、フ
ラッパ38を作動させてシートSの先端をストッパ54
から外し、シートSを画像定着シート排出部52へと搬
送可能にする(図9(d)参照)。フラッパ38とプラ
ンジャ42は、受け止め解除手段を構成している。
【0089】CPU18は採用したカウント値までフラ
ッパ38をオフさせておきシートSの搬送に充分なルー
プを形成させる。そして、カウント値に達するとCPU
18はモータドライバ19に加速命令を送信し、画像定
着シート排出部52の駆動用モータ21の回転速度を上
げ、プロセス速度Vpよりも高速度であるVpuのシー
ト搬送速度でシートを搬送できるようにモータ21を回
転させる。CPU18は、モータ21を高速にすると同
時にフラッパ38をオンさせてシートSを画像定着シー
ト排出部52へ搬送可能にする。これにより最終的に
は、プロセス速度VpのままシートSに画像が形成され
定着排紙される。
【0090】第3実施形態のプリンタ300における制
御を図10に基づいて説明する。図10はモータ17Y
およびモータ21の制御回路図である。図10におい
て、モータ17Yは、画像形成部51の最下流に位置す
るY現像カートリッジ(主に現像スリーブ、感光体)6
を駆動させる駆動源である、CPU18は内部にカウン
タ33を有している。モータドライバ34は、画像定着
シート排出部52の駆動用モータ21を制御するように
なっている。シートサイズ検知ユニット32はシート供
給ユニット12に搭載されたシートSのサイズを検知す
るようになっている。メモリ30は、内部にシートSの
サイズ毎に規定されたカウント値を格納したカウンタテ
ーブル31を備えている。カウンタテーブル31に格納
されたカウント値とは、シートSがプロセス速度Vpに
より搬送され、シートSの搬送に充分な余裕を与えるル
ープ量を確保するまでにカウンタ33によりカウントさ
れる値である。
【0091】カウンタ33は、例えば、モータ17Yが
DCモータである場合、モータ17Yにパルス発生装置
(エンコーダやMRセンサなど)を取り付けてモータ1
7Yの回転に同期したパルスを受けカウントを進めるよ
うになっている。
【0092】シートSの先端を第1および第2実施形態
で述べたシート先端検知機構により検知するとCPU1
8でその信号を検知する。CPU18ではそのタイミン
グからカウントをスタートさせる。
【0093】CPU18は、あらかじめ画像形成部51
に供給されたシートSのサイズをシートサイズ検知ユニ
ット32の検知により認識している。CPU18は、検
知されたシートサイズを基にして、メモリ30内に格納
してあるシートサイズ毎のカウント値テーブルより適合
するカウント値を採用する。
【0094】CPU18は、採用したカウント値までフ
ラッパ38をオフさせておき、シートの先端を固定のス
トッパに当接させ、シートSの搬送に充分なループを形
成させる(図9(b)(c)参照)。そして、CPU1
8は、カウント値に達するとモータドライバ34に加速
命令を送信し、画像定着シート排出部52の駆動用モー
タ21の回転速度を上げて、モータ21でプロセス速度
Vpよりも高速度であるVpuのシート搬送速度でシー
トを搬送できるように回転させる。モータ21の回転に
よるシート搬送速度をVpuにすると同時に、フラッパ
27をオンさせ、シートの先端をストッパ54から外
し、シートSを画像定着シート排出部52へと搬送でき
るようにする(図9(d)参照)。
【0095】このとき通常のプロセス速度Vpでシート
Sが画像定着シート排出部52を通過する時間をT、フ
ラッパ38をオフさせている時間をTsとするとプロセ
ス速度Vp、高速度Vpuは、Vpu=Vp(T+T
s)/(T−Ts)の関係になるようになっている。C
PU18は、この制御により画像定着シート排出部52
の搬送速度を変化させて、制御を行っても、1枚のシー
トSの平均搬送速度としては一定のプロセス速度Vpを
保ったままで、かつ搬送系の影響を画像形成部51に与
えないため安定な画像形成をシートSに行うことが可能
となる。
【0096】また、画像形成部51を脱したシートSは
画像定着シート排出部52のみに属している。そのた
め、第1および第2実施形態で述べたシート先端検知機
構によって、CPU18はシートSの後端が画像形成部
51を脱したことを検知すると、プロセス速度Vpに関
係なく画像定着シート排出部52の駆動用モニタ21を
シート搬送速度Vpuより増速させスループットも上げ
ることことができるようになっている。
【0097】以上のように、第3実施形態のプリンタ3
00は、画像形成部51から排出されるシートの先端を
ストッパ54で受け止めてシートに所定量のループを形
成し、その後、フラッパ38によってシートの先端をス
トッパ54から外して、画像定着シート排出部52をシ
ートSが通過する平均速度がプロセス速度Vpとなるよ
うに画像定着シート排出部52の駆動用モータ21の速
度を上げているため、画像形成部51と画像定着シート
排出部52の双方に股がっている時間が従来よりも短い
とともに、シートを引っ張るようなことがなく、シート
に損傷を与えることがない。しかも、プロセス速度Vp
のままでシートにトナー像を定着させて排出するため、
スループットを低下させることなく、シートに画像を確
実に形成することができる。さらに、シートの後端が、
画像形成部51を抜けたとき、画像定着シート排出部5
2のシートの平均搬送速度をプロセス速度Vpより速く
すると、シートを従来よりも早く排出することができ
て、スループットを向上させることができる。
【0098】なお、以上の各実施形態において、シート
先端検知機構(シート先端検知手段、シート後端検知手
段)53は、電流検出用抵抗26、モータコントローラ
19等によって構成されており、少なくとも電流検出用
抵抗26を備えて、モータ17Yを流れる電流の変化、
あるいは、パルスの間隔の変化によって、シートの先端
と後端とを検知している。また、Y現像カートリッジ駆
動用モータ17Yの回転状態を検知するMRセンサ2
4、波形変換器25、カウンタ33を内在したCPU1
8、カウンタテーブル31を内在したメモリ30等は、
シート送り量検知手段を構成している。
【0099】すなわち、以上の各実施形態において、シ
ートの先端の検知位置は、Y現像カートリッジ6の感光
体4の位置である。CPU18は、この位置をシートの
先端が通過したときからモータ17Yの回転を利用して
シートの送り出し量を測定し、シートサイズに応じてシ
ートが所定量送り出されると、画像定着シート排出部の
駆動用モータ21を低速回転状態から高速回転状態にす
るか、フラッパ38を作動させている。その後、CPU
18は、上記位置をシートの後端が通過すると、画像定
着シート排出部52の駆動用モータ21の回転をさらに
速めるようにしている。
【0100】なお、シートの先端、後端の検知位置が、
Y現像カートリッジ6の感光体4の位置であっても、こ
の位置をシートの先端が通過したときから画像定着シー
ト排出部52の駆動用モータ21の回転を利用してシー
トの送り出し量を測定し(このときモータ21は回転を
開始してシートの先端が届いて搬送する)、シートサイ
ズに応じてシートが所定量送り出されると、画像定着シ
ート排出部52の駆動用モータ21を低速回転状態から
高速回転状態にするか、フラッパ38を作動させてい
る。その後、上記シートが所定量送り出される位置をシ
ートの後端が通過すると、画像定着シート排出部52の
駆動用モータ21の回転をさらに速めるようにしてもよ
い。
【0101】さらに、シートの先端、後端の検知位置
を、画像定着シート排出部52にして、この位置(画像
定着シート排出部52)をシートの先端が通過したとき
からモータ17Yの回転を利用してシートの送り出し量
を測定し、シートサイズに応じてシートが所定量送り出
されると、画像定着シート排出部52の駆動用モータ2
1を低速回転状態から高速回転状態にするか、フラッパ
38を作動させている。その後、上記位置(シートが上
記所定量送り出された位置)をシートの後端が通過する
と、画像定着シート排出部52の駆動用モータ21の回
転をさらに速めるようにしてもよい。
【0102】また、シートの先端、後端の検知位置が、
画像定着シート排出部52であっても、この位置(画像
定着シート排出部52)をシートの先端が通過したとき
から画像定着シート排出部52の駆動用モータ21の回
転を利用してシートの送り出し量を測定し(このときモ
ータ21は回転開始してシートの先端が届いて搬送す
る)、シートサイズに応じてシートが所定量送り出され
ると、画像定着シート排出部の駆動用モータ21を低速
回転状態から高速回転状態にするか、フラッパ38を作
動させている。その後、上記位置(シートが所定送り出
される位置)をシートの後端が通過すると、画像定着シ
ート排出部の駆動用モータ21の回転をさらに速めるよ
うにしてもよい。
【0103】なお、請求項1における、「前記シートの
先端が前記画像形成手段の拘束位置から前記画像定着手
段までの間」とは、拘束位置と画像定着手段との中間位
置は勿論のこと、拘束位置、画像定着位置も含むもので
ある。
【0104】上記において、シートの先端、後端の検知
位置を、画像定着シート排出部52に位置にする場合の
シート先端検知機構(シート先端検知手段、シート後端
検知手段)は、電流検出用抵抗26をモータ21のモー
タドライバ34に接続してアースし、モータコントロー
ラ23等とともに構成されており、少なくとも電流検出
用抵抗26を備えて、モータ21を流れる電流の変化、
あるいは、パルスの間隔の変化によって、シートの先端
と後端とを検知するようになっている。
【0105】さらに、モータ21の回転を利用してシー
トの送り量を検知する場合のシート送り量検知手段は、
モータ21の回転状態を検知するMRセンサ24、波形
変換器25、カウンタ33を内在したCPU18、カウ
ンタテーブル31を内在したメモリ30等で構成されて
いる。
【0106】なお、CPU18に、モータ17Y,21
がシートを搬送していないときの負荷とシートを搬送し
ているときの負荷との差をあらかじめ記憶し、その差
と、実際にシートを搬送しているときのモータ17Y,
21の負荷とを比較して、シートの先端や後端がY現象
カートリッジ6の画像形成部51の通過、あるいは画像
定着シート排出部52の通過を検知することができる機
能を持たせてもよい。
【0107】また、4つの感光体4が配列されたプリン
タ100,200,300を画像形成装置の一例として
示したが、感光体4が1つの複写機においても同様に本
発明を適用することができる。したがって、本発明の画
像形成装置は、プリンタのみに適用されるものではな
い。
【0108】さらに、以上の各実施形態における画像定
着シート排出部52は、画像形成部51でシートに形成
されたトナー像をシートに定着した後、プリンタの本体
43の外部に排出するようになっているが、本体43に
シートに孔明け処理、綴じ処理、折り曲げ処理等の後処
理を行うシート後処理装置が接続してある場合には、そ
のシート後処理装置に搬送するようになっており、必ず
しも、本体外部にシートを直接排出するようになってい
るとは限らない。したがって、本発明は、画像形成部と
画像定着シート排出部との間におけるシート搬送のみな
らず、画像形成部と画像定着シート搬送部との間におい
ても適用することができる。
【0109】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、同一のシート
が画像形成手段と画像定着手段との双方に跨っていると
き、画像定着手段のシート搬送速度をプロセス速度より
遅くしてシートを引っ張ることがないようにしてシート
の損傷を防止することができる。また、画像形成手段を
通過するのときのシートの搬送速度は、スループットの
速度を保つことができるので、スループットを低下させ
ることなく、シートに画像を正確に形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の画像形成装置であるプ
リンタの概略正面断面図である。
【図2】図1のプリンタにおいて、画像形成手段である
画像形成部と画像定着手段である画像定着シート排出部
との駆動部と、制御回路とを示した図である。
【図3】図1のプリンタにおける、シート先端検知機構
のブロック図と、画像形成部の駆動用モータおよび画像
定着シート排出部の駆動用モータを制御するブロック図
である。
【図4】図1のプリンタにおける、画像形成部の駆動用
モータに流れる電流波形図である。
【図5】第2実施形態のプリンタにおける、シート先端
検知機構のブロック図と、画像形成部の駆動用モータお
よび画像定着シート排出部の駆動用モータを制御するブ
ロック図である。
【図6】図5のプリンタの動作説明用の図である。 (a) シートの先端が画像形成部の下流部に進入した
状態の図である。 (b) シートの先端が画像形成部の下流部に進入した
ときの、画像形成部の下流部のモータの回転速度信号波
形図である。
【図7】図5のプリンタの動作説明用の図である。 (a) シートの後端が画像形成部の下流部を抜け出る
ときの状態の図である。 (b) シートの先端が画像形成部の下流部を抜け出る
ときの、画像形成部の下流部のモータの回転速度信号波
形図である。
【図8】本発明の第3実施形態の画像形成装置であるプ
リンタの概略正面断面図である。
【図9】図8のプリンタの動作説明用の図である。 (a) シートの先端が画像形成部の下流部を抜け出る
ときの状態の図である。 (b) シートの先端がストッパに当接する直前の状態
の図である。 (c) シートの先端がストッパに当接して、シートが
ループ状になった状態の図である。 (d) シートの先端がストッパに当接して状態が解除
されて、シートが画像定着シート排出部に進入していく
状態の図である。
【図10】図8のプリンタにおける、シート先端検知機
構のブロック図と、画像形成部の駆動用モータおよび画
像定着シート排出部の駆動用モータを制御するブロック
図である。
【符号の説明】
S シート 4 感光体 5 現像スリーブ 6 Y現像カートリッジ 7 M現像カートリッジ 8 C現像カートリッジ 9 BK現像カートリッジ 10 転写ローラ 11 搬送ベルト 12 シート供給ユニット 14 定着器 15 定着ローラ 16 ヒータローラ 17 現像カートリッジ駆動用モータ(駆動部) 18 CPU(シート送り量検知手段、シート搬送
速度制御手段) 19 モータコントローラ 20BK,20C,20M,20Y 現像カートリッジ
駆動用モータドライバ 21 画像定着シート排出部の駆動用モータ(駆動
部) 23 モータコントローラ(シート搬送速度制御手
段) 24 MRセンサ(シート送り量検知手段) 25 波形変換器(シート送り量検知手段) 26 電流検出用抵抗 30 メモリ(シート送り量検知手段、シートサイ
ズ記憶手段) 31 カウンタテーブル(シート送り量検知手段、
シートサイズ記憶手段) 32 シートサイズ検知ユニット 33 カウンタ(シート送り量検知手段) 34 画像定着シート排出部の駆動モータ用モータ
ドライバ(シート搬送速度制御手段) 36 ディテクタ(フォトインタラプタ) 38 フラッパ(受け止め解除手段) 39,40 ローラ 41 エンコーダ 42 プランジャ(受け止め解除手段) 43 プリンタの本体 51 画像形成部(画像形成手段) 52 画像定着シート排出部(画像定着手段) 53 シート先端検知機構(シート先端検知手段、
シート後端検知手段) 54 ストッパ(受け止め手段) 100,200,300 プリンタ(画像形成装
置)

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを拘束しながら駆動部によって所
    定のプロセス速度で搬送して前記シートに画像を形成す
    る画像形成手段と、 前記画像形成手段によって前記シートに形成された画像
    を前記シートに定着させながら駆動部によって前記シー
    トを搬送する画像定着手段と、 前記シートの先端が前記画像形成手段の拘束位置から前
    記画像定着手段までの間の所定の位置に到達したことを
    検知するシート先端検知手段と、 前記画像形成手段からの前記シートの送り出し量を検知
    するシート送り量検知手段と、 前記画像定着手段の駆動部を制御して、前記画像定着手
    段のシート搬送速度を、前記シート先端検知手段が前記
    シートの先端を検知したとき以後、前記プロセス速度よ
    り遅くし、前記シート送り量検知手段が前記シートが所
    定量送り出されたことを検知したとき以後、前記プロセ
    ス速度より速くするシート搬送速度制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記シートの後端が前記画像形成手段の
    拘束位置を抜け出たことを検知するシート後端検知手段
    を備え、前記シートの後端が前記画像形成手段の拘束位
    置を抜け出たことを前記シート後端検知手段によって検
    知されたとき以後、前記シート搬送速度制御手段が、前
    記画像定着手段の駆動部を制御して、前記画像定着手段
    のシート搬送速度を、前記シート送り量検知手段が前記
    シートが所定量送り出されたことを検知したとき以後の
    前記シート搬送速度よりも、さらに速くすることを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 シートを拘束しながら駆動部によって所
    定のプロセス速度で搬送して前記シートに画像を形成す
    る画像形成手段と、 前記画像形成手段によって前記シートに形成された画像
    を前記シートに定着させながら駆動部によって前記シー
    トを搬送する画像定着手段と、 前記画像形成手段と前記画像定着手段との間で前記画像
    形成手段から送り出されるシートの先端を受け止める受
    け止め手段と、 前記受け止め手段に受け止められたシートの受け止め状
    態を解除する受け止め解除手段と、 前記画像形成手段からの前記シートの送り出し量を検知
    するシート送り量検知手段と、 前記シート送り量検知手段によって前記シートが所定量
    送り出されたことが検知されたとき、前記受け止め解除
    手段を作動させて前記シートの受け止め状態を解除させ
    るとともに、前記画像定着手段の駆動部を制御して、前
    記画像定着手段のシート搬送速度を前記プロセス速度よ
    り速くするシート搬送速度制御手段と、を備えたことを
    特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記シートの先端が前記画像形成手段の
    拘束位置に到達したことを検知するシート先端検知手段
    を備え、前記シート送り量検知手段は、前記シート先端
    検知手段が前記シートの先端を検知してからシートの送
    り量の検知を開始することを特徴とする請求項3に記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記シートの後端が前記画像形成手段の
    拘束位置を抜け出たことを検知するシート後端検知手段
    を備え、前記シートの後端が前記画像形成手段の拘束位
    置を抜け出たことを前記シート後端検知手段によって検
    知されたとき以後、前記シート搬送速度制御手段が、前
    記画像定着手段の駆動部を制御して、前記画像定着手段
    のシート搬送速度を前記プロセス速度より速くすること
    を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記シート搬送速度制御手段は、前記シ
    ートの先端が前記画像形成手段を通過してから、前記シ
    ートの後端が前記画像定着手段を通過するまでのシート
    の平均搬送速度が前記プロセス速度とほぼ同一になるよ
    うに前記画像定着手段の駆動部を制御することを特徴と
    する請求項1ないし3,5の内、いずれか1項に記載の
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記シート後端検知手段は、前記シート
    の後端が前記画像形成手段の拘束位置を抜け出たこと
    を、前記画像形成手段の駆動部の負荷変動によって検知
    することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記シート搬送制御手段は、前記画像形
    成手段の駆動部が前記シートを搬送していないときの負
    荷と前記シートを搬送しているときの負荷との記憶した
    差と、前記シート後端検知手段が検知した負荷とを比較
    して、前記シートの後端が前記画像形成手段の拘束位置
    を抜け出たことを検知することを特徴とする請求項2,
    5,7の内、いずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記シート先端検知手段の前記所定の位
    置が、前記画像形成手段の拘束位置であることを特徴と
    する請求項1または4に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記シート先端検知手段の前記所定の
    位置が、前記画像定着手段の位置であることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記シート先端検知手段の所定の位置
    が、前記画像形成手段と前記画像定着手段との中間位置
    であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】 前記シート先端検知手段は、前記画像
    形成手段の駆動部の負荷変動によって前記シートの先端
    を検知することを特徴とする請求項1,4,9の内、い
    ずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記シート先端検知手段は、前記画像
    定着手段の駆動部の負荷変動によって前記シートの先端
    を検知することを特徴とする請求項1または10に記載
    の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記シート送り量検知手段は、前記所
    定の位置が前記画像形成手段の拘束位置である前記シー
    ト先端検知手段によって前記シートの先端が検知された
    とき以降の、前記画像形成手段の駆動部の動作に基づい
    て、前記画像形成手段からの前記シートの送り出し量を
    検知することを特徴とする請求項1,4,9の内、いず
    れか1項に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記シート搬送制御手段は、前記画像
    形成手段の駆動部が前記シートを搬送していないときの
    負荷と前記シートを搬送しているときの負荷との記憶し
    た差と、前記シート先端検知手段が検知した負荷とを比
    較して、前記シートが前記画像形成手段を通過するのを
    検知することを特徴とする請求項1,4,9ないし14
    の内、いずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記画像形成手段を前記シートが前記
    プロセス速度で通過する時間を前記シートのサイズ毎に
    記憶したシートサイズ記憶手段を備え、前記シート送り
    量検知手段によって検知する前記シートが所定量送り出
    されたことを検知される前記所定量を、前記シートサイ
    ズ記憶手段に記憶された前記シートサイズに応じて変更
    可能であることを特徴とする請求項1ないし4,14の
    内、いずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記駆動部は、モータを有しているこ
    とを特徴とする請求項1ないし3,5ないし8,12な
    いし15の内、いずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記駆動部は、モータを有し、前記シ
    ート搬送速度制御部は、前記駆動部の前記モータの回転
    速度を制御する積和演算素子を有していることを特徴と
    する請求項1ないし3,5ないし8、12ないし15の
    内、いずれか1項に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記駆動部は、モータを有し、前記シ
    ート搬送速度制御部は、前記駆動部の前記モータの回転
    速度を制御する積和演算素子を有していることを特徴と
    する請求項1ないし3,5ないし8、11ないし15の
    内、いずれか1項に記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記駆動部は、モータを有し、前記シ
    ート搬送速度制御部は、前記駆動部の前記モータの回転
    速度を制御するデジタルシグナルプロセッサを有してい
    ることを特徴とする請求項1ないし3,5ないし8、1
    1ないし15の内、いずれか1項に記載の画像形成装
    置。
  21. 【請求項21】 前記駆動部は、モータを有し、前記シ
    ート搬送速度制御手段は、前記駆動部の負荷変動を前記
    モータに流れる電流の変化によって検知することを特徴
    とする請求項1ないし3,5ないし8、11ないし15
    の内、いずれか1項に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記駆動部は、モータを有し、前記シ
    ート搬送速度制御手段は、前記モータの回転速度を検知
    する回転速度検知手段を有し、前記駆動部の負荷変動を
    前記回転速度検知手段によって前記モータの回転速度の
    変化を検知することによって検知することを特徴とする
    請求項1ないし3,5ないし8、11ないし15の内、
    いずれか1項に記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記駆動部は、モータを有し、前記回
    転速度検知手段は、前記モータのロータに着磁されたパ
    ターンと、前記パターンを検知するセンサとを有してい
    ることを特徴とする請求項22に記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記駆動部は、モータを有し、前記回
    転速度検知手段は、前記モータのロータに円周に沿って
    等間隔にスリットが形成された回転体と、前記スリット
    を通過する光を検知するセンサとを備えたことを特徴と
    する請求項21に記載の画像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記モータは、アウターロータ式DC
    ブラシレスモータであることを特徴とする請求項17な
    いし24の内、いずれか1項に記載の画像形成装置。
  26. 【請求項26】 前記画像形成手段は、少なくとも1つ
    の回転可能な感光体と、前記感光体とで前記シートを挟
    んで搬送する回転可能な転写ローラとを有していること
    を特徴とする請求項1ないし9,12,14ないし16
    の内、いずれか1項に記載の画像形成装置。
  27. 【請求項27】 前記画像形成手段は、前記シートの搬
    送方向に沿って配設されて回転可能な複数の感光体と、
    各感光体に対向して配設され前記感光体とでシートを挟
    んで搬送する回転可能な転写ローラとを有し、前記拘束
    位置が前記シートの搬送方向の最下流に位置する感光体
    の位置であることを特徴とする請求項1ないし9,1
    2,14ないし16の内、いずれか1項に記載の画像形
    成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006337994A (ja) * 2005-05-06 2006-12-14 Canon Inc 駆動装置、駆動装置を含む画像形成装置および制御方法
JP2013235298A (ja) * 2007-05-31 2013-11-21 Ricoh Co Ltd 搬送装置、画像形成装置、半導体装置及びモータ制御方法

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