JP2000236763A - 育苗容器 - Google Patents

育苗容器

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JP2000236763A
JP2000236763A JP11040864A JP4086499A JP2000236763A JP 2000236763 A JP2000236763 A JP 2000236763A JP 11040864 A JP11040864 A JP 11040864A JP 4086499 A JP4086499 A JP 4086499A JP 2000236763 A JP2000236763 A JP 2000236763A
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seedling
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポリウレタンマット上に播種した種子を腐らせ
ずに均一に発芽育成できるとともに後処理の洗滌作業も
容易にした育苗容器を提供することを課題とする。 【解決手段】育苗容器1の内底部全域にわたって容器周
壁2,3の嶺部より低い柱状凸部4を複数配設するとと
もに前後の容器周壁2,2に育苗用養液の溢流用の切欠
部5,5を形成し、左右の周壁3,3の少なくとも一方
の内側壁に容器1の内方に突出させた突出部6,6,6
を所要間隔を設けて形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は育苗容器に係り、特
に人工光源の下でウレタンマット上に播種された種子を
発芽育成する際に用いることができる育苗容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、育苗容器には使用できるものとし
て、容器側壁内側に蓋体(ウレタンマット製)載置の段
部を設けたものが水耕栽培用基体ベッドとして実開昭5
6−18060号公報に記載されている。また、水耕栽
培用育苗箱の構造として該箱の周壁の所定高さ部に水位
調節用の排水口を設けたものが実開昭50−10634
4号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに前記公報記載
のものは、いずれも育苗容器として用いる場合、育苗養
液をウレタンマットの上方からその表面へ散布供給しな
ければならない構造であるため、種子の発芽育成には水
分の過剰供給となり、管理を誤ると発芽育成中に種子が
腐ってしまうという欠点がある。また、実開昭56−1
8060号公報記載の容器にあっては、収穫量を増やす
ために幅広のウレタンマットを育苗床として用いるとウ
レタンマットの中心は底部の支えがないため水平維持が
難しく、マット全体に均一な発芽育成ができないという
欠点がある。実開昭50−106344号公報記載の育
苗箱では、前記水分の補給の問題があるばかりでなく、
排水口がカビ類や苗類等の菌巣になり易くその洗滌に手
間がかかるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、育苗用養液が
過剰供給にならずしかも播種された種子を均一に発芽育
成できるとともに発芽後の育苗容器の洗滌作業も容易に
できる育苗容器を提供することを課題としてなされたも
ので、その課題を解決する手段として本発明は、育苗用
の発泡ポリウレタンマットを挿填され該ウレタンマット
上に播種された種子を発芽育成させる育苗容器におい
て、該育苗容器の内底部の全域にわたって周壁嶺部より
低い柱状凸部を複数配設するとともに前後の容器周壁に
育苗用養液の溢流用の切欠部を形成し、左右の容器周壁
の少なくとも一方の内側壁に容器の内方に突出させた突
出部を所要間隔で形成してあることを特徴とする育苗容
器であり、上記突出部でポリウレタンマットを左右方向
で固定し挿填できるとともに突出部のない間隙区域でポ
リウレタンマット表面を水浸しすることなく育苗養液の
注入補給をすることができる。この際、前記柱状凸部は
円柱状にしてあることが育苗容器内底部で液路を形成す
ることになり、ポリウレタンマットの下部へ均一に且つ
速やかに養液を補給できるのでよい。
【0005】また、育苗容器の材質は抗菌剤を加えた発
泡硬質スチロール製としてあることが、菌巣の形成やカ
ビの発生を防ぐことが出来るとともに育苗容器の洗滌作
業も容易となり好ましい。その際、用いる抗菌剤として
は、シリカ、アルミナ、酸化チタンを主成分とするセラ
ミックス系抗菌剤を用いることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態を
示す概略斜視図であり、発泡硬質スチロール製で外寸法
の縦、横、高さを夫々380mm、650mm、45m
mに形成された育苗容器1は、内底部に直径40mm、
高さ5mmの円柱状凸部4,4,4…を27ヵ所形成し
てある。また、前後の容器周壁2,2の嶺部のほぼ中間
部には養液溢流用の切欠部5,5が15mmの深さで形
成してあり、左右の容器周壁3,3の片側周壁の内側壁
に育苗容器1の内方に14mm程突出させた突出部6,
6,6を150mmの間隔を設けて形成してある。
【0007】次に上記実施形態の作用をその使用態様で
もって説明する。図5は本発明を育苗用に使用した場合
を示しており、育苗容器1に挿填できる形状の発泡ポリ
ウレタンマット10,10,…はその表面に播種された
状態で底部を円柱状凸部4,4,…の上面で支承される
とともにその両側部の一方側を育苗容器1の内側の突出
部6,6,6で押圧、保持されて育苗容器1内に固定さ
れる。発泡ポリウレタンマット10,10,10…を挿
填された育苗容器1は次に養液供給ノズル7を所定位置
に配設した育苗室に移される。育苗室内には、図5に示
すように基枠11に支持された搬送用ロール9,9,9
…が配設され、複数の育苗容器1,1…をその上に並列
載置できる構造とされている。
【0008】育苗容器1,1…は前記内側壁の突出部
6,6,6が養液供給ノズル7,7,7の真下に位置す
るように搬送ロール9,9…上に載置される。その後所
定時間の経過とともに育苗容器1は搬送ローtル9,
9,9,…上を移動させられ、その移動途上に於いて、
前記突出部6,6,6と発泡ポリウレタンマット10,
10,…の側部との間に形成された間隙7',7',7'
へ育苗養液が養液ノズル7,7…から必要量注入補給さ
れる。注入補給された養液は発泡ポリウレタンマット1
0,10,10…の裏側に流入し、円柱状凸部4,4,
4…で形成された底部液路12,12,12…を通りポ
リウレタンマット10,10,10…の裏側全域に速や
かに且つ均一に拡流される。この際過剰に供給された養
液は育苗容器1の前後周壁(2,2)に形成された切欠
部5,5から溢流し、切欠部5,5の下方に配設した養
液溜樋8,8,8…に収容される。この養液溜樋8,
8,8…に溜まった養液は図示しないポンプによって再
び養液ノズル7,7,7…へ還流される。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、播
種された発泡ポリウレタンマットを水平に保持しなが
ら、その底部に育苗養液を供給過剰にならず速やかに且
つ均一に補給できるようにしているので、播種した種子
全てを腐らせることなく均一に発芽育成できる。また、
養液の溢流部を切欠部としたので育苗容器の洗滌作業を
極めて容易にすることができる。さらに本発明育苗容器
の材質に抗菌剤を加えることにより、細菌・カビ等によ
る問題発生を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略斜視図。
【図2】図1における平面図。
【図3】図2のY−Y矢視断面図。
【図4】図2のX−X矢視断面図。
【図5】本発明を使用した育苗装置の一実施例を示す正
面図。
【符号の説明】
1 育苗容器 2 前後周壁 3 左右周壁 4 柱状凸部 5 切欠部 6 突出部 7 養液ノズル 7' 間隙 8 養液溜樋 9 搬送ロール 10ポリウレタンマット 11基枠 12底部液路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗用の発泡ウレタンマットを挿填され
    該ウレタンマット上に播種された種子を発芽育成させる
    育苗容器において、該育苗容器の内底部の全域にわたっ
    て容器周壁の嶺部より低い柱状凸部を複数配設するとと
    もに前後の容器周壁には育苗用養液の溢流用の切欠部を
    形成し、左右の容器周壁の少なくとも一方の内側壁に
    は、容器の内方に突出させた突出部をそれぞれ所要間隔
    を設けて形成してあることを特徴とする育苗容器。
  2. 【請求項2】 柱状凸部は円柱状にしてある請求項1記
    載の育苗容器。
  3. 【請求項3】 育苗容器の材質は抗菌剤を加えた発泡硬
    質スチロー製としてある請求項1及び2記載の育苗容
    器。
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JPS4845302Y1 (ja) * 1970-03-24 1973-12-26
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