JP2731892B2 - 栽培容器 - Google Patents

栽培容器

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JP2731892B2
JP2731892B2 JP6166178A JP16617894A JP2731892B2 JP 2731892 B2 JP2731892 B2 JP 2731892B2 JP 6166178 A JP6166178 A JP 6166178A JP 16617894 A JP16617894 A JP 16617894A JP 2731892 B2 JP2731892 B2 JP 2731892B2
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    • Y02P60/216

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  • Hydroponics (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、もやし,かいわれ等の
野菜の栽培容器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にもやしは、暗所で高温・多湿の条
件で白化させながら発芽させるものであり、この種の従
来の製造方法は、暗室に栽培用床板を敷いて、その上
に、厚さ3cm〜7cm程度に(厚く重ねて)豆の種を
播いて、発芽・成育させて厚さが約1m〜1m50cmに
も盛り上った後に取出していたが、(各々のもやしが相
互にからまって取出されるから)もやしの根切りが至難
乃至不可能であった。
【0003】また、棚の上に箱体を多数載置してこの箱
体にて栽培することもあり、さらに、栽培容器を幾段に
も積み上げて栽培する例もあるが、容器が僅少にして傾
いていると、水が傾斜側へ偏ってしまい、均一に灌水す
ることが困難であるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の製造方法では、
上記のように、もやしでは根切りが至難であり、また、
別の支持棚を用いる方法では、支持棚と広いスペースが
必要であると共に、水を多く消費する。また、積み上げ
る栽培方法では、灌水ムラができやすいといった欠点が
ある。
【0005】そこで、本発明は、箱体を多段式に積み上
げることにより、限られた作業面積を有効利用すると共
に、水の使用量を可及的に少量に抑え、もやしの根切り
等のその後の商品の処理・取扱が容易であり、また、灌
水ムラをなくし、かつ、給水等の作業のし易い栽培容器
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、上下に積み上げ自在な複数の上方開口状
容器本体を備え、該容器本体は、周囲壁の1箇所以上
に、容器本体が幾分傾斜しても、容器内底面一面に播い
た種に平均に灌水できるような高さ位置にオーバーフロ
ー窓部を開設し、かつ、該オーバーフロー窓部の上方位
置に於いて、上縁部に内方下傾の受け勾配面が形成され
たものである。
【0007】また、オーバーフロー窓部から溢れ出た水
が、伝わって流下する流下外側面よりも、受け勾配面の
外縁が、平面的に見て、外方に位置するように形成し
た。
【0008】また、オーバーフロー窓部の幅寸法より
も、受け勾配面の幅寸法を、大に設定し、さらに、オー
バーフロー窓部の幅寸法と同一又は僅かに大きい幅寸法
をもって、該オーバーフロー窓部よりも下方の外側面を
切欠いて流下凹部を形成した。
【0009】
【作用】本栽培容器は、上下に積み上げ可能であるた
め、作業スペースを取ることもなく、多くの植物を栽培
することができる。また、発芽して育生されたもやし等
の根が均一に同一平面に並んでいる。
【0010】また、オーバーフロー窓部が設けられてい
るので、適正な深さに給水が可能である。また、必要以
上に水を与え過ぎるといった心配がなく、水の消費量を
減らすことができる。
【0011】(請求項2,3によれば)オーバーフロー
窓部より溢れ出た余剰水は、栽培容器の外側面を伝わ
り、容器上縁部の受け勾配面より容器内へと流れ込む。
しかも、オーバーフロー窓部よりも受け勾配面が大きく
設定してあるので、溢れ出た余剰水を確実に下段容器の
受け勾配面にて受けることができ、無駄に飛び散る水が
生じない。
【0012】(請求項4によれば)容器外側面に設けら
れている流下凹部が、溢れ出た水の流路を形成するた
め、正確に下段の容器内に流下させることができる。
【0013】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0014】図1に本発明に係る栽培容器の一実施例を
示す。この栽培容器は、もやしや、かいわれ等の野菜を
栽培するためのものである。
【0015】また、この容器本体1は、周囲壁2の1箇
所以上に一文字状にオーバーフロー窓部3が設けられて
おり、該オーバーフロー窓部3より余剰の水が溢れ出る
仕組みになっている。
【0016】また、この容器本体1は、図2に示すよう
に、上下方向に複数の積み上げが可能である。
【0017】図3〜図6に於いて、各部の詳細を例示す
る。図4に示すように、容器本体1の周囲壁2,2に
は、オーバーフロー窓部3,3が2箇所設けられてい
る。また、該オーバーフロー窓部3,3の上方位置に於
いて、上縁部4,4には、側外方へ折曲状に外鍔部10,
10が形成されている。
【0018】しかして、上記外鍔部10,10には、オーバ
ーフロー窓部3,3と同数個の受け勾配面5,5が形成
されており、オーバーフロー窓部3,3から溢れ出た余
剰水を受け止めている。
【0019】また、受け勾配面5,5は、流下した余剰
水が容器内に流入し易いよう内方下傾となっている。即
ち、容器本体1の内底面11からオーバーフロー窓部3,
3までの高さを、容器内の水位が越えた場合、つまり、
余剰水が発生した時に、該余剰水は、オーバーフロー窓
部3,3より溢れ出て流下外側面6,6を伝い、下段の
容器本体1の受け勾配面5,5を流れ落ちる。
【0020】そして、図3に示すように平面的に見て、
上記オーバーフロー窓部3,3より溢れ出た余剰水が伝
わり落ちる容器本体1の流下外側面6,6よりも、受け
勾配面5,5の外縁7,7が側外方に位置している。
【0021】また、オーバーフロー窓部3の下方の外側
面8には、凹形状に切欠いた流下凹部9が形成されてお
り、この流下凹部9の底面が上記流下外側面6に該当
し、この流下外側面6は、オーバーフロー窓部3より溢
れ出た余剰水を正確に下段の容器本体1(受け勾配面
5)に導く役目をしている。
【0022】さらに、オーバーフロー窓部3,3は、横
断面形状を内方下傾とすることによって、受け勾配面5
から容器内面をつたって流下してくる水が、(再び側外
方へ流出することなく)確実に内底面11の方へ流下す
る。
【0023】さらに、オーバーフロー窓部3の幅寸法W
2 よりも、受け勾配面5の幅寸法W1 が大きく設定して
ある(図6参照)ので、容器周辺を汚すことなく、余剰
水が確実に下段の容器内に流れ落ちる。
【0024】このように、本栽培容器を使用すれば、幾
段にも積み重ねても最上段に灌水した水が、順次下段に
流下して、最下段まで均一に灌水することが可能であ
る。
【0025】しかして、図3,図6に示すように、容器
底部12には水を抜くための小孔13…が設けてあり、容器
内に長期間にわたり滞水して、播種した種が腐敗するの
を防いでいる。そして、(図示省略したが)この容器本
体1の内底面には、例えば、ステンレス鋼等の敷板と、
その上に重ねた発泡プラスチック(ウレタンフォーム
等)の培地とを、敷いて、播種する。(従って、その後
の野菜の取出し、根切り、その他の処理と取扱が楽とな
る。)
【0026】容器本体1は、発泡スチロール樹脂製とす
れば、安価で製造することができ、かつ、断熱作用があ
る。なお、高価、かつ、増量となるが、見栄えが良く、
耐久性に富む他のプラスチックにて一体成形するも好ま
しい。
【0027】また、図5に示すように、容器本体1は容
器底部12に凹部状に切り欠いて形成された係止凹部15,
15と、容器本体1の上縁部4に凸部状に切り欠いて形成
された係止凸部16,16と、を容器本体1の当接相互面1
4,14に設け、上下に積み上げた際の位置ずれを防止す
る凹凸係止機構Aを有する。
【0028】なお、図例では、オーバーフロー窓部3,
3が2箇所形成されているが、1個でも、3個以上であ
るも良い。また、オーバーフロー窓部3,3が一文字状
でなく、円形状,その他多角形でも好ましい。
【0029】また、図面では、平面視矩形であるが、円
形,その他多角形であるも自由である。
【0030】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0031】容器本体1を幾段にも積み上げて栽培を行
うため、小スペースで多量の栽培が可能である。また、
暗所をつくる必要もない。そして、もやしの栽培に用い
た場合には、根が同一面状に揃っているので、切断は容
易である等のその後の収穫野菜の処理と取扱が著しく容
易となる。
【0032】(請求項2,3によれば)オーバーフロー
窓部3より溢れ出た水を、確実に下段容器内に流入させ
ることができる。つまり、幾段にも積み上げても最上段
に灌水した水が、順次下段に流下して、最下段まで均一
に灌水する。そのため、給水装置・配管が簡素化でき
る。また、従来の棚が不要となる。
【0033】(請求項4によれば)溢れ出た水の流れを
限定することができるので、正確に下段容器内へ流下さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】積み重ねた状態の斜視図である。
【図3】平面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】図3のB−B断面図である。
【図6】側面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 周囲壁 3 オーバーフロー窓部 4 上縁部 5 受け勾配面 6 流下外側面 7 外縁 8 外側面 9 流下凹部 W1 受け勾配面の幅寸法 W2 オーバーフロー窓部の幅寸法

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に積み上げ自在な複数の上方開口状
    容器本体1を備え、該容器本体1は、周囲壁2の1箇所
    以上に、中間深さのオーバーフロー窓部3が開設され、
    かつ、該オーバーフロー窓部3の上方位置に於いて、上
    縁部4に内方下傾の受け勾配面5が形成されたことを特
    徴とする栽培容器。
  2. 【請求項2】 オーバーフロー窓部3から溢れ出た水
    が、伝わって流下する流下外側面6よりも、受け勾配面
    5の外縁7が、平面的に見て、外方に位置するように形
    成された請求項1記載の栽培容器。
  3. 【請求項3】 オーバーフロー窓部3の幅寸法W2 より
    も、受け勾配面5の幅寸法W1 を、大に設定した請求項
    1又は2記載の栽培容器。
  4. 【請求項4】 オーバーフロー窓部3の幅寸法W2 と同
    一又は僅かに大きい幅寸法をもって、該オーバーフロー
    窓部3よりも下方の外側面8を切欠いて流下凹部9を形
    成した請求項1,2又は3記載の栽培容器。
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