JP2000235164A - ヘッドマウントディスプレイ装置 - Google Patents

ヘッドマウントディスプレイ装置

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JP2000235164A
JP2000235164A JP11034954A JP3495499A JP2000235164A JP 2000235164 A JP2000235164 A JP 2000235164A JP 11034954 A JP11034954 A JP 11034954A JP 3495499 A JP3495499 A JP 3495499A JP 2000235164 A JP2000235164 A JP 2000235164A
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B27/0176Head mounted characterised by mechanical features

Abstract

(57)【要約】 【課題】 イヤホンケーブルがからまったりすることを
防止し、軽量で簡便に装着でき、高い携行性を有するヘ
ッドマウントディスプレイ装置を提供する。 【解決手段】 ヘッドマウントディスプレイ装置の側面
フレーム6L、6Rの下面には、それぞれイヤホン・ケ
ーブル固定部10Lおよびイヤホン固定部10Rが設け
られている。イヤホン・ケーブル固定部10Lは、ケー
ブル8とイヤホン13Lの幹部が軽く圧入されるよう
に、端面が略「3」の字形の形状を有する。また、イヤ
ホン固定部10Rはイヤホン13Rの幹部が軽く圧入さ
れるように、端面が略「C」字形の形状を有する。側面
フレーム6L、6Rを前面フレーム3の内側に折り畳ん
だ状態では、弾性部材12L、12Rの先端部12L
4、12R4は表示部本体1に設けられたのぞき窓1
L、1Rに当たらないような寸法および形状になってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭部に装着して映
像を見るためのヘッドマウントディスプレイ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、頭部に装着された表示装置の画面
に映るビデオ映像やパーソナルコンピュータからの映像
を見るためのヘッドマウントディスプレイ装置と呼ばれ
る視覚装置が、特開平7−84210号公報、特開平7
−181422号公報、特開平7−333547号公報
などに開示されている。
【0003】このヘッドマウントディスプレイ装置は、
周囲に影響を与えることなく自由な場所で、没入感を得
ながらビデオ映像などを鑑賞することを実現する装置で
ある。したがって、ヘッドマウントディスプレイ装置に
は、装着感が軽快でかつ軽量で簡便に着脱でき、携行性
に優れていることが要求される。
【0004】(1)特開平7−84210号公報のヘッ
ドマウントディスプレイ装置は、装着部の後方を切除し
た形状を有し、金属や合成樹脂などの弾性体からなる押
圧支持部材により頭部を加圧することによって、後頭部
に干渉のない軽快な装着感を与え、頭部前方から装着す
ることによって簡単な着脱を可能にしている。
【0005】(2)特開平7−181422号公報のヘ
ッドマウントディスプレイ装置は、観察者の頭部を装着
部が囲繞するようになっており、この装着部が頭部の側
面方向に付勢されることにより頭部に固定される。
【0006】(3)特開平7−333547号公報の映
像表示装置は、装着フレームに表示部を取り付けると共
に装着フレームに可動フレームを設け、この可動フレー
ムが付勢することによって頭部に固定されるようになっ
ている。
【0007】(4)また、近年、頭部を囲繞するタイプ
で、イヤホンのケーブルを装着部の内部に通すために、
イヤホンのケーブルの収納機構を装着部の内部に設けた
ヘッドマウントディスプレイ装置が販売されている。
【0008】(5)さらに、鼻当て部を設け、眼鏡のよ
うにテンプルを有し、イヤホンをテンプルの先端に収納
するようにしたヘッドマウントディスプレイ装置も販売
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のヘッドマウントディスプレイ装置では、以下に掲げ
る問題があり、その改善が要望されていた。即ち、上記
(1)のヘッドマウントディスプレイ装置では、簡単な
装着や後頭部の違和感の除去は実現されるが、押圧支持
部材に押圧力の調整機構が付いているために、装置の重
量が重くなって軽快な装着感の実現が阻害される。ま
た、頭部の四方を包囲する一部が切除された形状のフレ
ームを有するために装置が大型となり、使用に際して自
由な場所での映像の鑑賞を実現するための携行性も阻害
されるという問題があった。
【0010】また、金属や合成樹脂などの弾性体から成
る押圧支持部材で加圧して頭部に固定するために、合成
樹脂などを使用した場合、長時間の使用によって押圧支
持部材がクリープし、逐次、ばね力の調整が必要とな
り、最終的に必要なばね力を得ることができなくなる可
能性があった。また、押圧支持部材に金属を使用した場
合についても、材質や断面形状に対する配置がないため
に、装着時に押圧支持部材を広げると、その内部応力が
弾性限界を越えてばねのへたりを招き、同様に逐次、ば
ね力の調整が必要となり、最終的に必要なばね力を得る
ことができなくなる可能性があった。
【0011】上記(2)のヘッドマウントディスプレイ
装置では、鉢巻状の装着部によって表示部を観察者の頭
部に固定するために、正しく装着するには手間がかか
り、また、表示部の重量が比較的重く、強い力で表示部
を頭部に固定しなければならないので、観察者に圧迫感
を与えることになり、また、髪型に装着時のくせが付い
てしまうなどの問題があった。
【0012】上記(3)の映像表示装置は、顔の前方か
ら装着できるために装着性に優れ、頭部の全周を締め付
けることがないので、局所的な圧迫感は生じないが、可
動フレームが頭部を付勢するようになっており、その付
勢力の反作用を装着フレームが受けるために、装着フレ
ームの剛性を高める必要が生じ、結果として重量が重く
なって装着感を損なうという問題があった。
【0013】上記(4)のヘッドマウントディスプレイ
装置では、イヤホンのケーブルを装着部の内部を通すた
めに装着部が太くなり、また、収納機構によって重量も
重くなり、見た目の軽快感と実際の軽量化のいずれをも
阻害するという問題があった。
【0014】上記(5)のヘッドマウントディスプレイ
装置では、敏感な鼻でヘッドマウントディスプレイ装置
の重量を受けるために長時間装着すると違和感を感じや
すいという問題と、イヤホンにはイヤーパッドをかぶせ
て使用することが多いが、この場合、テンプルの先端に
イヤホンを収納する際、イヤホンの耳に挿し込む部分の
外周部をはめ込むようにして収納するようになっている
ために、イヤーパッドを破損しやすいという問題があっ
た。
【0015】そこで、本発明は、上記問題点を解消し、
イヤホンケーブルがからまったりすることを防止しつ
つ、軽量で簡便に装着でき、高い携行性を有するヘッド
マウントディスプレイ装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のヘッドマウントディスプ
レイ装置は、支持部材を介して表示部が収納自在に取り
付けられた前面フレームと、該前面フレームの両端部に
それぞれ設けられたヒンジ部によって連結され、該ヒン
ジ部の回動により内側に収納自在な側面フレームとを有
し、該側面フレームを拡げることにより生じる弾性力で
頭部に保持されるヘッドマウントディスプレイ装置にお
いて、前記側面フレームにイヤホンを保持するイヤホン
保持部材を設けたことを特徴とする。
【0017】請求項2に記載のヘッドマウントディスプ
レイ装置では、請求項1に係るヘッドマウントディスプ
レイ装置において、前記イヤホン保持部材は、前記側面
フレームの下面に固着された弾性体からなり、該弾性体
の内側に嵌入された前記イヤホンの幹部を弾性力により
保持することを特徴とする。
【0018】請求項3に記載のヘッドマウントディスプ
レイ装置では、請求項2に係るヘッドマウントディスプ
レイ装置において、前記イヤホン保持部材は、前記表示
部に接続されたケーブルを併せて保持することを特徴と
する。
【0019】請求項4に記載のヘッドマウントディスプ
レイ装置は、請求項1に係るヘッドマウントディスプレ
イ装置において、前記前面フレームの内側に前記表示部
および前記側面フレームが収納された際、該側面フレー
ムの先端部が前記表示部に設けられたのぞき窓の外側に
位置することを特徴とする。
【0020】請求項5に記載のヘッドマウントディスプ
レイ装置では、請求項1に係るヘッドマウントディスプ
レイ装置において、前記側面フレームは、芯材に弾性部
材が被覆されたものであり、該芯材が差し込まれる穴が
形成された弾性部材を成形する型を支持するために、該
弾性部材の頭部に当接しない側の側面に前記穴に通じる
孔が形成されたことを特徴する。
【0021】請求項6に記載のヘッドマウントディスプ
レイ装置では、請求項5に係るヘッドマウントディスプ
レイ装置において、前記弾性部材は、前記芯材が差し込
まれる穴に対して頭部に当接する側の肉厚が当接しない
側の肉厚に比べて厚く成形されることを特徴とする。
【0022】請求項7に記載のヘッドマウントディスプ
レイ装置は、表示部を取りつけた前面フレームと、該前
面フレームの両端部にそれぞれヒンジを介して折りたた
み可能に取りつけた弾性を有する左右の側面フレームか
らなるヘッドマウントディスプレイ装置において、前記
前面フレームの使用者の前頭部に対向する位置に装着パ
ッドを配し、前記側面フレームの前記使用者の側頭部に
対向する部分に弾性部材を配し、前記左右の側面フレー
ムの前記使用者の頭部方向に生じる弾性力によって、前
記装着パッドを前記使用者の前頭部に付勢するようにな
し、前記弾性部材は前記側面フレームを被覆し、その一
部に孔が形成されていることを特徴とする。
【0023】請求項8に記載のヘッドマウントディスプ
レイ装置では、請求項7に係るヘッドマウントディスプ
レイ装置において、前記側面フレームの弾性部材は、そ
の内部の側面フレームに対し、前記使用者の頭部に当接
する内側が、外側よりも圧肉に成型され、前記孔は外側
部分に形成されていることを特徴とする。
【0024】請求項9に記載のヘッドマウントディスプ
レイ装置は、請求項7に係るヘッドマウントディスプレ
イ装置において、前記側面フレームには、ケーブル保持
部が形成されていることを特徴とする。
【0025】請求項10に記載のヘッドマウントディス
プレイ装置は、表示部を取りつけた前面フレームと、該
前面フレームの両端部にそれぞれヒンジを介して折りた
たみ可能に取りつけた弾性を有する左右の側面フレーム
からなるヘッドマウントディスプレイ装置において、前
記前面フレームの使用者の前頭部に対向する位置に装着
パッドを配し、前記側面フレームの前記使用者の側頭部
に対向する部分に弾性部材を配し、前記左右の側面フレ
ームの前記使用者の頭部方向に生じる弾性力によって、
前記装着パッドを前記使用者の前頭部に付勢するように
なし、前記側面フレームは前記前面フレームに対して折
りたたんだ状態で、前記弾性部材が、前記表示部の外側
に位置するように構成されていることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明のヘッドマウントディスプ
レイ装置の実施の形態について説明する。図1は実施の
形態におけるヘッドマウントディスプレイ装置の外観を
示す斜視図である。ヘッドマウントディスプレイ装置
は、表示部本体1が支持部材2を介して前面フレーム3
に取り付けられ、前面フレーム3の両端部に取り付けら
れたヒンジ部4R、4Lを介して連結された側面フレー
ム12R、12Lが内側に折り畳み自在な構造を有す
る。
【0027】表示部本体1は、バックライト、液晶パネ
ル、表示回路および光学部材を内蔵し、前面フレーム3
の略中央部にねじ止めにより取り付けられた支持部材2
の回動軸2aに軸支されており、ある程度の摩擦力を保
持しながら前後方向に回動自在である。支持部材2は合
成樹脂やチタンなどの材質からできており、支持部材の
回動軸2bには、前面装着パッド5が上下方向に回動自
在に軸支されている。
【0028】前面フレーム3は、チタン等を材質とする
金属棒、金属パイプあるいは金属板を曲げ加工した芯材
に合成樹脂が被覆されたものであり、装着者の額にほぼ
沿った形状を有する。前面フレーム3の両端部には、前
述したヒンジ部4L、4Rの一端がろう付け、かしめ等
により取り付けられている。ヒンジ部4L、4Rの他端
には側面フレーム6L、6Rが取り付けられており、前
面フレーム3および側面フレーム6L、6Rは前述した
ようにヒンジ部4L、4Rによって連結されている。
【0029】側面フレーム6L、6Rは、ステンレス合
金、チタン、チタン合金、超弾性合金等を材質とする金
属棒、金属パイプあるいは金属板を曲げ加工した芯材に
合成樹脂を被覆して作られている。側面フレーム6L、
6Rは、内側に湾曲した形状を有し、湾曲した方向に弾
性を有する。また、側面フレーム6L、6Rはヒンジ部
4L、4Rによって頭部方向に所定の角度範囲で回動自
在に軸支されている。側面フレーム6L、6Rの後端部
には、芯材が挿し込まれた弾性部材12R、12Lが取
り付けられており、弾性部材12R、12Lはエラスト
マやゴムを材質として作られる。
【0030】ヒンジ部4L、4Rは、それぞれ前面フレ
ーム3の延長上に側面フレーム6L、6Rが位置するよ
うに、前面フレーム3の各端面と側面フレーム6L、6
Rのそれぞれの端面が当接する位置に取り付けられてお
り、このヒンジ部4L、4Rによって側面フレーム6
L、6Rは前面フレーム3に対してその延長上よりも外
側に開かず内側に折り畳めるようになっている。
【0031】側面フレーム6L、6Rは前面フレーム3
よりも柔らかく高い弾性が得られるような形状になって
いる。即ち、側面フレーム6L、6Rは、ヒンジ部4
L、4Rが取り付けられている位置から後方にゆくにし
たがって高さが低くなるような形状をしており、また、
ヒンジ部4L、4Rが取り付けられている位置から後方
にゆくに従って厚さが薄くなるような形状をしている。
【0032】また、側面フレーム6L、6Rの下面に
は、それぞれイヤホン・ケーブル固定部10Lおよびイ
ヤホン固定部10Rが設けられている。イヤホン・ケー
ブル固定部10Lは、ケーブル8とイヤホン13Lの幹
部が軽く圧入されるように、端面が略「3」字形の形状
を有する。そして、表示部本体1に接続されたビデオテ
ープデッキやパーソナルコンピュータ等からのケーブル
8はイヤホン・ケーブル固定部10Lに固定される。ま
た、イヤホン固定部10Rはイヤホン13Rの幹部が軽
く圧入されるように、端面が略「C」字形の形状を有す
る。
【0033】図2は弾性部材12Lの形状を示す図であ
る。同図(A)は弾性部材12Lの断面を表し、同図
(B)は弾性部材12Lの頭部と当接しない側の面を表
す。弾性部材12Rは弾性部材12Lと対称な形状を有
する。弾性部材12L、12Rの頭部と当接する側の面
には、凹凸部12R3、12L3が形成されており(図
1参照)、頭部に装着した際、ヘッドマウントディスプ
レイ装置の安定性が良くなるようにされている。
【0034】また、弾性部材12L、12Rの頭部と当
接しない側の面には、小さな孔12L2が以下の理由に
より形成されている。弾性部材12L、12Rの中心に
は芯材が挿し込まれており、頭部に装着した際、芯材の
バネ力が頭部に加わるようになっている。この頭部に加
わる力を分散して圧力の集中を避けるために、芯材より
内側(頭部側)の弾性部材の肉厚を厚く、また、重量軽
減のために、芯材より外側の弾性部材の肉厚を極力薄く
することが望ましい。
【0035】しかし、弾性部材12R、12Lを型で成
形する際、始めに溶融した合成樹脂が肉の厚い内側に集
中して流れ込むので、中心の長穴12L1を成形する型
がたわみ、弾性部材12L、12Rの外側の肉厚を薄く
することが難しい(図2において、P1>P2)。この
ため、小さな孔12L2が成形される部分で長穴12L
1を成形する型を支えることにより、成形される弾性部
材の寸法精度を高くすることができ、薄肉化および軽量
化が可能となる。
【0036】図3は側面フレーム6L、6Rを折り畳ん
で前面フレーム3の内側に収納した状態のヘッドマウン
トディスプレイ装置の外観を示す図である。側面フレー
ム6L、6Rを折り畳んだ状態では、弾性部材12L、
12Rの先端部12L4、12R4は表示部本体1に設
けられたのぞき窓1L、1Rに当たらないような寸法お
よび形状になっている。
【0037】上記構造を有するヘッドマウントディスプ
レイ装置を頭部に装着することで、装着者は、例えばビ
デオテープデッキのような映像信号発生器からの映像
を、表示部本体1ののぞき窓1L、1Rを通して見るこ
とが可能となる。
【0038】尚、上記実施形態では、芯材に合成樹脂を
被覆して作られた側面フレーム6L、6Rの下面に、そ
れぞれイヤホン・ケーブル固定部10Lおよびイヤホン
固定部10Rが設けられているが、イヤホン・ケーブル
固定部10Lおよびイヤホン固定部10Rを設ける際、
側面フレーム6L、6Rの弾性部材12L、12Rと一
体に成形してもよく、また、別部材として接着あるいは
ねじ止めにより取り付けてもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載のヘッドマウン
トディスプレイ装置によれば、支持部材を介して表示部
が収納自在に取り付けられた前面フレームと、該前面フ
レームの両端部にそれぞれ設けられたヒンジ部によって
連結され、該ヒンジ部の回動により内側に収納自在な側
面フレームとを有し、該側面フレームを拡げることによ
り生じる弾性力で頭部に保持されるヘッドマウントディ
スプレイ装置において、前記側面フレームにイヤホンを
保持するイヤホン保持部材を設けたので、側面フレーム
の近傍でイヤホンを固定できるようにしたことにより、
イヤホンケーブルがからまったりすることを防止しつ
つ、軽量で簡便に装着でき、高い携行性を有するヘッド
マウントディスプレイ装置を提供することが可能とな
る。
【0040】請求項2に記載のヘッドマウントディスプ
レイ装置によれば、前記イヤホン保持部材は、前記側面
フレームの下面に固着された弾性体からなり、該弾性体
の内側に嵌入された前記イヤホンの幹部を弾性力により
保持するので、簡単な取り扱いでイヤホンを保持でき
る。例えば、弾性体の端面を「C」字形にした場合、イ
ヤホンの幹部を簡単に支持でき、イヤホンパッドを傷つ
けない。
【0041】請求項3に記載のヘッドマウントディスプ
レイ装置によれば、前記イヤホン保持部材は、前記表示
部に接続されたケーブルを併せて保持するので、表示部
に接続されたケーブルとイヤホンケーブルとがからまっ
たりすることを防止できる。また、同一部材で保持する
ことにより、重量の増加を抑えることができる。
【0042】請求項4に記載のヘッドマウントディスプ
レイ装置によれば、前記前面フレームの内側に前記表示
部および前記側面フレームが収納された際、該側面フレ
ームの先端部が前記表示部に設けられたのぞき窓の外側
に位置するので、収納した際にのぞき窓を傷つけないよ
うにすることができる。
【0043】請求項5に記載のヘッドマウントディスプ
レイ装置によれば、前記側面フレームは、芯材に弾性部
材が被覆されたものであり、該芯材が差し込まれる穴が
形成された弾性部材を成形する型を支持するために、該
弾性部材の頭部に当接しない側の側面に前記穴に通じる
孔が形成されたので、中心の穴を形成する型の部分が長
くなって変形しやすくなるのを、小さな孔が形成される
部分で支えることにより、弾性部材を精度よく成形する
ことができ、また、重量の軽減を図ることができる。さ
らに、エラストマやゴムで成形された弾性部材を用いる
ことにより、頭部に当たる感覚がソフトになり、金属ア
レルギの人でも安心して長時間使用することができる。
【0044】請求項6に記載のヘッドマウントディスプ
レイ装置によれば、前記弾性部材は、前記芯材が差し込
まれる穴に対して頭部に当接する側の肉厚が当接しない
側の肉厚に比べて厚く成形されるので、頭部に加わる弾
性力を分散させることができ、また、頭部に当接しない
側の肉厚をより薄くすることで重量を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるヘッドマウントディスプレ
イ装置の外観を示す斜視図である。
【図2】弾性部材12Lの形状を示す図である。
【図3】側面フレーム6L、6Rを折り畳んで前面フレ
ーム3の内側に収納した状態のヘッドマウントディスプ
レイ装置の外観を示す図である。
【符号の説明】 1 表示部本体 2 支持部材 3 前面フレーム 6R、6L 側面フレーム 8 ケーブル 10R イヤホン固定部 10L イヤホン・ケーブル固定部 12R、12L 弾性部材 12L2 孔 13R、13L イヤホン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材を介して表示部が収納自在に取
    り付けられた前面フレームと、 該前面フレームの両端部にそれぞれ設けられたヒンジ部
    によって連結され、該ヒンジ部の回動により内側に収納
    自在な側面フレームとを有し、 該側面フレームを拡げることにより生じる弾性力で頭部
    に保持されるヘッドマウントディスプレイ装置におい
    て、 前記側面フレームにイヤホンを保持するイヤホン保持部
    材を設けたことを特徴とするヘッドマウントディスプレ
    イ装置。
  2. 【請求項2】 前記イヤホン保持部材は、前記側面フレ
    ームの下面に固着された弾性体からなり、該弾性体の内
    側に嵌入された前記イヤホンの幹部を弾性力により保持
    することを特徴とする請求項1記載のヘッドマウントデ
    ィスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記イヤホン保持部材は、前記表示部に
    接続されたケーブルを併せて保持することを特徴とする
    請求項2記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 前記前面フレームの内側に前記表示部お
    よび前記側面フレームが収納された際、該側面フレーム
    の先端部が前記表示部に設けられたのぞき窓の外側に位
    置することを特徴とする請求項1記載のヘッドマウント
    ディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 前記側面フレームは、芯材に弾性部材が
    被覆されたものであり、該芯材が差し込まれる穴が形成
    された弾性部材を成形する型を支持するために、該弾性
    部材の頭部に当接しない側の側面に前記穴に通じる孔が
    形成されたことを特徴する請求項1記載のヘッドマウン
    トディスプレイ装置。
  6. 【請求項6】 前記弾性部材は、前記芯材が差し込まれ
    る穴に対して頭部に当接する側の肉厚が当接しない側の
    肉厚に比べて厚く成形されることを特徴とする請求項5
    に記載のヘッドマウントディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】 表示部を取りつけた前面フレームと、該
    前面フレームの両端部にそれぞれヒンジを介して折りた
    たみ可能に取りつけた弾性を有する左右の側面フレーム
    からなるヘッドマウントディスプレイ装置において、 前記前面フレームの使用者の前頭部に対向する位置に装
    着パッドを配し、前記側面フレームの前記使用者の側頭
    部に対向する部分に弾性部材を配し、前記左右の側面フ
    レームの前記使用者の頭部方向に生じる弾性力によっ
    て、前記装着パッドを前記使用者の前頭部に付勢するよ
    うになし、前記弾性部材は前記側面フレームを被覆し、
    その一部に孔が形成されていることを特徴とするヘッド
    マウントディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】 前記側面フレームの弾性部材は、その内
    部の側面フレームに対し、前記使用者の頭部に当接する
    内側が、外側よりも圧肉に成型され、前記孔は外側部分
    に形成されていることを特徴とする請求項7記載のヘッ
    ドマウントディスプレイ装置。
  9. 【請求項9】 前記側面フレームには、ケーブル保持部
    が形成されていることを特徴とする請求項7記載のヘッ
    ドマウントディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】 表示部を取りつけた前面フレームと、
    該前面フレームの両端部にそれぞれヒンジを介して折り
    たたみ可能に取りつけた弾性を有する左右の側面フレー
    ムからなるヘッドマウントディスプレイ装置において、 前記前面フレームの使用者の前頭部に対向する位置に装
    着パッドを配し、前記側面フレームの前記使用者の側頭
    部に対向する部分に弾性部材を配し、前記左右の側面フ
    レームの前記使用者の頭部方向に生じる弾性力によっ
    て、前記装着パッドを前記使用者の前頭部に付勢するよ
    うになし、前記側面フレームは前記前面フレームに対し
    て折りたたんだ状態で、前記弾性部材が、前記表示部の
    外側に位置するように構成されていることを特徴とする
    ヘッドマウントディスプレイ装置。
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