JP7277099B2 - ヘッドマウントディスプレイ、減光部材 - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドマウントディスプレイ、減光部材に関する。
ヘッドマウントディスプレイにおいては、例えば、特許文献1に開示されるように、使用者の眼に外光が入射することを抑制する減光部材(ライトシールドと称されることもある)を備えるものが知られている。
国際公開第2016/136657号
特許文献1に開示されるヘッドマウントディスプレイにおいては、減光部材は、使用者の両眼及びその周辺を囲む1の部材で構成されている。このようなヘッドマウントディスプレイにおいては、減光部材の小型化という観点から改良の余地がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的の1つは、小型の減光部材、及びその減光部材を備えるヘッドマウントディスプレイを提供することにある。
本開示で提案するヘッドマウントディスプレイの一例は、装置本体と、使用者の頭部に装着されると共に、前記装置本体を支持する装着部と、前記装置本体に収容されており、画像を表示する表示部と、前記装置本体に収容されており、前記表示部からの画像光を使用者の右眼に導く第1のレンズと、前記装置本体に収容されており、前記表示部からの画像光を使用者の左眼に導く第2のレンズと、前記第1のレンズの縁を囲むように前記装置本体に設けられる環状の第1の基端部と、該第1の基端部から前記装置本体の後方に延伸する筒状の第1の壁部と、を含む第1の減光部材と、前記第2のレンズの縁を囲むように前記装置本体に設けられる環状の第2の基端部と、該第2の基端部から前記装置本体の後方に延伸する筒状の第2の壁部と、を含む第2の減光部材と、を有する。
また、本開示で提案する減光部材の一例は、ヘッドマウントディスプレイの装置本体に収容されるレンズの縁を囲む環状であり、前記装置本体に対して取り付け及び取り外し可能に構成される基端部と、前記基端部から突出する筒状の壁部と、を有し、前記壁部は、右側又は左側のいずれか一方に位置する内壁と、右側又は左側のいずれか他方に位置する外壁と、を含み、前記外壁の高さは、前記内壁の高さよりも高い。
本実施形態に係るヘッドマウントディスプレイを使用者が装着した状態を示す斜視図である。 本実施形態に係るヘッドマウントディスプレイを左斜め後方から見た斜視図である。 本実施形態の減光部材を示す斜視図である。 本実施形態の減光部材を示す上面図である。 本実施形態の装着状態における使用者の顔面と減光部材との位置関係の一例を示す模式図である。
以下、図面に基づいて、本発明の一実施形態(以下、本実施形態という)を説明する。
[ヘッドマウントディスプレイの全体構成]
図1は、本実施形態に係るヘッドマウントディスプレイを使用者が装着した状態を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係るヘッドマウントディスプレイを左斜め後方から見た斜視図である。
ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD(Head Mounted Display)とも称する)100は、使用者の頭部に装着された状態で、表示部11に表示される画像を使用者に視認させるものである。なお、以下の説明において、HMD100が使用者の頭部に装着された状態を「装着状態」と称する。
以下の説明における、前後、左右、上下は、装着状態において使用者から見た方向を示すものである。また、各図において、X1が示す方向は右方向であり、X2が示す方向は左方向である。また、各図において、Y1が示す方向は前方向であり、Y2が示す方向は後方向である。また、各図において、Z1が示す方向は上方向であり、Z2が示す方向は下方向である。
HMD100は、装置本体10と、装着部20を有する。
装置本体10は、画像を表示する表示部11と、表示部11からの画像光を使用者の右眼に導く第1のレンズ12aと、表示部11からの画像光を使用者の左眼に導く第2のレンズ12bと、を内蔵する筐体を含むものである。
なお、本実施形態においては、装置本体10が、表示部11を内蔵する例について説明するが、これに限られるものではない。例えば、携帯端末を装置本体10に収容し、収容した携帯端末のディスプレイを表示部11として機能させる構成としてもよい。この場合、携帯端末としては、例えば、スマートフォンを用いるとよい。
装着部20は、使用者の頭部に装着されると共に、装置本体10を支持する。装着部20は、装置本体10の上部に接続されて装置本体10を支持する支持部21と、支持部21から後方に延びる環状のバンド部22とを有する。使用者は、頭部が囲まれるようにバンド部22を配置することにより、HMD100を装着する。
支持部21は、装置本体10を前後方向にスライド移動可能に支持する構成であってもよい。そのような構成とすることで、使用者の顔面に対する後述の第1の減光部材30a及び第2の減光部材30bの距離を調整することが可能となる。
バンド部22の前方内側の面は、使用者の額に沿って接触するような湾曲した形状であるとよい。なお、バンド部22は、使用者の頭部のサイズに合わせて、長さを調整可能な構造であってもよい。
なお、装着部20は、使用者の頭部に装着されると共に、装置本体10を支持するものであればよく、図2等に示す構成に限られるものではない。
表示部11は、例えば、液晶表示装置や有機エレクトロルミネセンス表示装置等のディスプレイであるとよいが、その種類は特に限定されない。
また、装置本体10は、第1のレンズ12aを保持する第1のレンズ保持部15aと、第2のレンズ12bを保持する第2のレンズ保持部15bを含むとよい。第1のレンズ保持部15aは、開口を有しており、その開口から第1のレンズ12aの面を露出させるように、第1のレンズ12aを保持するものであるとよい。同様に、第2のレンズ保持部15bは、開口を有しており、その開口から第2のレンズ12bの面を露出させるように、第2のレンズ12bを保持するものであるとよい。
なお、図1、図2に示す装置本体10は一例であり、これに限られるものではなく、よりデザイン性に優れた外観を有するものであると好ましい。
[減光部材]
主に、図2~図4を参照して、本実施形態の減光部材について説明する。図3は、本実施形態の減光部材を示す斜視図である。図4は、本実施形態の減光部材を示す上面図である。なお、図3、図4においては、第1の減光部材30aのみを図示し、第2の減光部材30bの図示については省略するが、第2の減光部材30bは、第1の減光部材30aと対称の外観を有するものである。
HMD100は、上述した構成に加えて、第1の減光部材30aと、第2の減光部材30bとを有する。第1の減光部材30aは、装着状態において、使用者の右眼に入射される外光を遮光又は減光するために設けられる部材であり、第2の減光部材30bは、装着状態において、使用者の左眼に入射される外光を遮光又は減光するために設けられる部材である。
本実施形態においては、第1の減光部材30aと第2の減光部材30bをそれぞれ別部材として設ける構成を採用するため、従来から採用されていた両目及びその周辺を囲むように構成される減光部材と比較して、減光部材を小型にできる。また、減光部材が小型であることより、装置本体10への取り付け及び取り外し等の取り扱いが容易である。
[第1の減光部材]
第1の減光部材30aは、第1のレンズ12aの縁を囲むように装置本体10に設けられる環状の第1の基端部32aと、第1の基端部32aから装置本体10の後方に延伸する筒状の第1の壁部31aと、を含む。
第1の基端部32aは剛性の高い樹脂等からなるとよい。第1の壁部31aは、可撓性を有する部材からなるとよい。例えば、第1の壁部31aは、エラストマー樹脂等からなるとよい。第1の壁部31aは、例えば、二色成形等の成形方法を用いて、第1の基端部32aに対して一体成形されるとよい。これにより、第1の基端部32aと第1の壁部31aとの間に隙間が生じることにより外光がHMD100内に入ってしまうことが抑制される。
第1の壁部31aは、第1の減光部材30aのうち左側に位置する第1の内壁311aと、第1の減光部材30aのうち右側に位置する第2の外壁312aと、を含む。
さらに、第1の壁部31aは、第1の減光部材30aのうち上側に位置する第1の上壁314aと、第1の減光部材30aのうち下側に位置する第1の下壁315aとを含む。
第1の壁部31aは、第1の内壁311a、第1の上壁314a、第1の外壁312a、及び第1の下壁315aにより筒状を構成している。
本実施形態においては、図4に示すように、第1のレンズ12aの光軸Lに沿う方向における、第1の外壁312aの長さh1は、第1の内壁311aの長さh2よりも長い。なお、長さh1は、第1の外壁312aのうち最も長い部分の長さであり、長さh2は、第2の外壁311aのうち最も長い部分の長さであるとする。具体的には、本実施形態においては、第1の外壁312aの長さh1と第1の基端部32aの長さh3の合計の長さH1を23mmとし、第1の内壁311aの長さh2と第1の基端部32aの長さh3の合計の長さH2を11mmとした。ただし、これに限られるものではなく、長さH1は、20mm以上26mm以下であり、長さH2は、8mm以上14mm以下であるとよい。
また、図4に示すように、本実施形態においては、第1の外壁312aは、第1の基端部32aから後方に向かうに従い、左側に傾斜している。本実施形態においては、第1の外壁312aの傾斜角度θを10°とした。ここで、傾斜角度θは、第1のレンズ12aの光軸Lに対する第1の外壁312aの傾斜角度である。なお、図4においては、光軸Lと同じ方向に延びる直線Rに対する第1の外壁312aの傾斜角度をθとして表している。なお、傾斜角度θはこれに限られるものではなく、5°以上15°以下であるとよい。
また、図4に示すように、本実施形態においては、第1の上壁314aは、左側から右側へ向かうに従い、第1のレンズ12aの光軸Lに沿う方向における長さ(壁の高さ)が長くなるように傾斜している。同様に、第1の下壁315aは、左側から右側へ向かうに従い、第1のレンズ12aの光軸に沿う方向における長さ(壁の高さ)が長くなるように傾斜している。このように、第1の上壁314a及び第1の下壁315aを、使用者の顔面に沿うように傾斜する形状とすることにより、上側及び下側からの外光が使用者の眼に入射されることをより抑制することができる。
また、第1の内壁311aの先端部には、左側に屈曲する第1の屈曲部317aが設けられている。このように第1の屈曲部317aを有することにより、装着状態において、第1の減光部材30aが使用者の顔面に接触する際に、第1の屈曲部317aの屈曲部分が使用者の顔面に接触することとなる。これにより、先端部の端面が使用者の顔面に接触する場合と比較して、使用者が覚える違和感を小さくすることができる。なお、本実施形態においては、第1の壁部31aのうち内壁部311a以外の部分には、屈曲部を設けないこととした。第1の内壁部311a以外の部分においては、図5を参照して後述するように、使用者の顔面との間に隙間を有することとするため、顔面への接触により使用者が覚える違和感を考慮する必要がないためである。
また、第1の基端部32aは、装置本体10に対して取り付け及び取り外し可能に構成される。図1、図2においては、第1の基端部32aが装置本体10に対して取り付けられて、固定された状態を示している。図4等に示すように、第1の基端部32aは、前方に延伸する係合爪321aを有するとよい。また、装置本体10は、係合爪321aが嵌入される係合孔(不図示)を、第1のレンズ12aの周辺に有するとよい。そして、係合爪321aが、装置本体10の係合孔に嵌入されることにより、第1の減光部材30aが装置本体10に取り付けられて、装置本体10に対して固定されるとよい。このような構成により、第1の減光部材30aを装置本体10に対して簡易な構造で取り付け及び取り外しすることが可能となる。
上記本実施形態においては、第1の減光部材30aが、第1の基端部32aと、第1の基端部32aと異なる材料からなる第1の壁部31aとを含む例について説明したが、これに限られるものではなく、第1の基端部32aと第1の壁部31aが同じ材料からなる1の部材であってもよい。第2の減光部材30bについても同様である。
[第2の減光部材]
第2の減光部材30bは、第2のレンズ12bの縁を囲むように装置本体10に設けられる環状の第2の基端部32bと、第2の基端部32bから装置本体10の後方に延伸する筒状の第2の壁部31bと、を含む。
第2の基端部32bは剛性の高い樹脂等からなるとよい。第2の壁部31bは、可撓性を有する部材からなるとよい。例えば、第2の壁部31bは、エラストマー樹脂等からなるとよい。第2の壁部31bは、例えば、二色成形等の成形方法を用いて、第2の基端部32bに対して一体成形されるとよい。これにより、第2の基端部32bと第2の壁部31bとの間に隙間が生じることにより外光がHMD100内に入ってしまうことが抑制される。
第2の壁部31bは、第2の減光部材30bのうち右側に位置する第2の内壁311bと、第2の減光部材30bのうち左側に位置する第2の外壁312bと、を含む。
さらに、第2の壁部31bは、第2の減光部材30bのうち上側に位置する第2の上壁314bと、第2の減光部材30bのうち下側に位置する第2の下壁315bとを含む。
第2の壁部31bは、第2の内壁311b、第2の上壁314b、第2の外壁312b、及び第2の下壁315bにより筒状を構成している。
本実施形態においては、第2のレンズ12aの光軸に沿う方向における、第2の外壁312bの長さは、第2の内壁311bの長さよりも長い。具体的な寸法については上述の第1の減光部材30aと同様である。
また、本実施形態においては、第2の外壁312bは、第2の基端部32bから後方に向かうに従い、右側に傾斜している。具体的な傾斜角度等については上述の第1の減光部材30aと同様である。
また、第2の上壁314bは、右側から左側へ向かうに従い、第2のレンズ12bの光軸に沿う方向における長さが長くなるように傾斜している。同様に、第2の下壁315bは、右側から左側へ向かうに従い、第2のレンズ12bの光軸に沿う方向における長さが長くなるように傾斜している。
また、第2の内壁311bの先端部には、右側に屈曲する第2の屈曲部317bが設けられている。このように第2の屈曲部317bを有することにより、装着状態において、第2の減光部材30bが使用者の顔面に接触する際に、第2の屈曲部317bの屈曲部分が使用者の顔面に接触することとなる。これにより、先端部の端面が使用者の顔面に接触する場合と比較して、使用者が覚える違和感を小さくすることができる。なお、本実施形態においては、上述の第1の壁部31aと同様に、第2の壁部31bのうち第2の内壁部311b以外の部分には屈曲部を設けないこととした。
また、第2の基端部32bは、装置本体10に対して取り付け及び取り外し可能に構成される。図1、図2においては、第2の基端部32bが装置本体10に対して取り付けられて、固定された状態を示している。また、第2の基端部32bは、第1の基端部32aと同様に係合爪を有しており、装置本体10において第2のレンズ12bの周辺に設けられる係合孔に嵌入されることにより、第2の減光部材30bが装置本体10に取り付けられて、装置本体10に対して固定されるとよい。このような構成により、第2の減光部材30bを装置本体10に対して簡易な構造で取り付け及び取り外しすることが可能となる。
[装着状態における使用者の顔面と減光部材の位置関係]
次に、主に、図5を参照して、本実施形態の装着状態における使用者の顔面と減光部材の位置関係について説明する。図5は、本実施形態の装着状態における使用者の顔面と減光部材との位置関係の一例を示す模式図である。
なお、以下の説明においては、第1の減光部材30aと第2の減光部材30bとを区別することなく、単に減光部材30と称することとする。減光部材30が備える各構成についても同様とする。また、第1のレンズ12aと第2のレンズ12bについても区別することなく、単にレンズ12と称することとする。
減光部材30は、使用者の眼や、レンズ12に外光が入射することを抑制するものである。しかしながら、減光部材30を使用者の肌に密着させて、隙間無く使用者の眼を覆った場合、使用者は密着による違和感を覚えてしまう可能性がある。
そこで、本実施形態においては、装着状態において、減光部材30と使用者の顔面との間に隙間Gが生じ易くなるように、減光部材30を構成した。
本実施形態においては、外壁312と使用者との間に隙間Gが形成され、内壁311の先端部に設けられる屈曲部317が使用者の顔面に接触し易くなるように、減光部材30を構成した。隙間Gが形成されることにより、装着状態において、使用者は違和感を覚えにくくなる。
なお、個人差はあるものの、眼Eの外側(目尻側)からの外光は、使用者にとって気になりにくい。そのため、外壁312と使用者の顔面との間に隙間Gを形成したとしても、表示部11に表示される映像を快適に鑑賞することができる。一方で、眼Eの内側(目頭側)からの外光は、快適な映像の鑑賞を行うのに支障となる可能性が高いため、内壁311側においては使用者との間に隙間が形成されないことが好ましい。本実施形態においては、内壁311側においては、減光部材30が使用者の顔面に接触することを前提として、内壁311の先端部に屈曲部317を設けることとした。
図4を参照して上述したように、本実施形態の減光部材30においては、使用者が快適な映像鑑賞を行うのに好ましい寸法を採用した。具体的には、レンズ12の光軸に沿う方向における、内壁311側の長さを11mmとし、外壁312側の長さを24mmとした。この寸法よりも、内壁311側の長さが短いと、使用者との顔面との間に隙間が生じやすくなり、内壁311側の長さが長いと、使用者の肌に屈曲部317が食い込み過ぎてしまう可能性が高くなる。また、上記の寸法よりも、外壁312側の長さが短いと、隙間Gが大きくなってしまい使用者にとって外光が気になりやすくなり、外壁312側の長さが長いと、使用者の顔面に外壁312が接触しやすくなり、使用者が違和感を覚えてしまう可能性が高くなる。
出願人の検証によると、長さH1は、20mm以上26mm以下であり、長さH2は、8mm以上14mm以下であれば、使用人は快適な映像鑑賞を行うことができる。
また、上述のように、レンズ12の光軸Lに対する外壁312の傾斜角度θを10°とした。傾斜角度θが10°よりも小さいと、使用者の眼やレンズに外光が入射されるのを抑制するために、レンズ12の光軸Lに沿う方向における、外壁312側の長さを長くする必要が生じ、減光部材30が大型化してしまう。また、傾斜角度θが10°よりも大きいと、外壁312の先端部が使用者の顔面に接触しやすくなってしまう。
出願人の検証によると、傾斜角度θは、5°以上15°以下であれば、使用者は快適な映像鑑賞を行うことができる。
以上説明した適度な隙間Gを形成しやすくする構成を採用した本実施形態の減光部材30においては、使用者が違和感無く映像を鑑賞できると共に、HMD100内部に熱がこもったり、レンズ12が曇ったり、使用者の顔面に塗られた化粧が減光部材30に付着したりすることを抑制することができる。
また、図5に示す例においては、光軸Lに対する、眼球のうちレンズ12に最も近い点と外壁312とを結ぶ直線の角度Φは、約104°である。人間の視野角は約100°であることから、図5に示す例においては、外壁312側において外壁312以外の物が使用者の視野に入ることはない。そのため、使用者は高い没入感を得ることができる。
10 装置本体、11 表示部、12a 第1のレンズ、12b 第2のレンズ、20 装着部、21 支持部、22 バンド部、30a 第1の減光部材、31a 第1の基端部、311a 第1の内壁、312a 第1の外壁、314a 第1の上壁、315a 第1の下壁、317a 第1の屈曲部、32a 第1の壁部、321a 係合爪、30b 第2の減光部材、31b 第2の基端部、311b 第2の内壁、312b 第2の外壁、314b 第2の上壁、315b 第2の下壁、317b 第2の屈曲部、32b 第2の壁部、321b 係合爪、100 ヘッドマウントディスプレイ。

Claims (10)

  1. 装置本体と、
    使用者の頭部に装着されると共に、前記装置本体を支持する装着部と、
    前記装置本体に収容されており、画像を表示する表示部と、
    前記装置本体に収容されており、前記表示部からの画像光を使用者の右眼に導く第1のレンズと、
    前記装置本体に収容されており、前記表示部からの画像光を使用者の左眼に導く第2のレンズと、
    前記第1のレンズの縁を囲むように前記装置本体に設けられる環状の第1の基端部と、該第1の基端部から前記装置本体の後方に延伸する筒状の第1の壁部と、を含む第1の減光部材と、
    前記第2のレンズの縁を囲むように前記装置本体に設けられる環状の第2の基端部と、該第2の基端部から前記装置本体の後方に延伸する筒状の第2の壁部と、を含む第2の減光部材と、
    を有し、
    前記第1の壁部は、前記第1の減光部材のうち右側に位置する第1の外壁を含み、
    前記第2の壁部は、前記第2の減光部材のうち左側に位置する第2の外壁を含み、
    前記第1の外壁は、前記第1の基端部から前記装置本体の後方に延伸するに従い左側に傾斜しており、
    前記第2の外壁は、前記第2の基端部から前記装置本体の後方に延伸するに従い右側に傾斜しており、
    前記第1の壁部は、前記第1の減光部材のうち左側に位置する第1の内壁を含み、
    前記第2の壁部は、前記第2の減光部材のうち右側に位置する第2の内壁を含み、
    前記第1のレンズの光軸に沿う方向における、前記第1の外壁の長さは、前記第1の内壁の高さより高く、
    前記第2のレンズの光軸に沿う方向における、前記第2の外壁の長さは、前記第2の内壁の高さよりも高い、
    ことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  2. 装置本体と、
    使用者の頭部に装着されると共に、前記装置本体を支持する装着部と、
    前記装置本体に収容されており、画像を表示する表示部と、
    前記装置本体に収容されており、前記表示部からの画像光を使用者の右眼に導く第1のレンズと、
    前記装置本体に収容されており、前記表示部からの画像光を使用者の左眼に導く第2のレンズと、
    前記第1のレンズの縁を囲むように前記装置本体に設けられる環状の第1の基端部と、該第1の基端部から前記装置本体の後方に延伸する筒状の第1の壁部と、を含む第1の減光部材と、
    前記第2のレンズの縁を囲むように前記装置本体に設けられる環状の第2の基端部と、該第2の基端部から前記装置本体の後方に延伸する筒状の第2の壁部と、を含む第2の減光部材と、
    を有し、
    前記第1の壁部は、前記第1の減光部材のうち左側に位置する第1の内壁を含み、
    前記第2の壁部は、前記第2の減光部材のうち右側に位置する第2の内壁を含み、
    前記第1の内壁の先端部には、左側に屈曲する第1の屈曲部が設けられており、
    前記第2の内壁の先端部には、右側に屈曲する第2の屈曲部が設けられている、
    ことを特徴とするヘッドマウントディスプレイ。
  3. 前記第1の壁部は、前記第1の減光部材のうち右側に位置する第1の外壁を含み、
    前記第2の壁部は、前記第2の減光部材のうち左側に位置する第2の外壁を含み、
    前記第1のレンズの光軸に沿う方向における、前記第1の外壁の長さは、前記第1の内壁の高さより高く、
    前記第2のレンズの光軸に沿う方向における、前記第2の外壁の長さは、前記第2の内壁の高さよりも高い、
    ことを特徴とする請求項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  4. 前記第1の外壁の長さと前記第1の基端部の長さの合計、及び第2の外壁の長さと前記第2の基端部の長さの合計は、20mm以上26mm以下であり、
    前記第1の内壁の高さと前記第1の基端部の高さの合計、及び第2の内壁の長さと前記第2の基端部の長さの合計は、8mm以上14mm以下である、
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  5. 前記第1のレンズの光軸に対する前記第1の外壁の傾斜角度は、5°以上15°以下であり、
    前記第2のレンズの光軸に対する前記第2の外壁の傾斜角度は、5°以上15°以下である、
    ことを特徴とする請求項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  6. 前記第1の壁部は、左側から右側へ向かうに従い、前記第1のレンズの光軸に沿う方向における長さが長くなるように傾斜する第1の上壁及び第1の下壁を含み、
    前記第2の壁部は、右側から左側へ向かうに従い、前記第2のレンズの光軸に沿う方向における長さが長くなるように傾斜する第2の上壁及び第2の下壁を含む、
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  7. 前記第1の壁部及び前記第2の壁部は、可撓性を有する材料からなる、
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  8. 前記第1の基端部及び前記第2の基端部は、前記装置本体に対してそれぞれ取り付け及び取り外し可能に構成される、
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載のヘッドマウントディスプレイ。
  9. ヘッドマウントディスプレイの装置本体に収容されるレンズの縁を囲む環状であり、前記装置本体に対して取り付け及び取り外し可能に構成される基端部と、
    前記基端部から突出する筒状の壁部と、
    を有し、
    前記壁部は、
    右側又は左側のいずれか一方に位置する内壁と、
    右側又は左側のいずれか他方に位置する外壁と、
    を含み、
    前記外壁の高さは、前記内壁の高さよりも高く、
    前記外壁は、前記基端部から突出する方向に向かうに従い前記内壁側に傾斜している、
    ことを特徴とする減光部材。
  10. ヘッドマウントディスプレイの装置本体に収容されるレンズの縁を囲む環状であり、前記装置本体に対して取り付け及び取り外し可能に構成される基端部と、
    前記基端部から突出する筒状の壁部と、
    を有し、
    前記壁部は、
    右側又は左側のいずれか一方に位置する内壁と、
    右側又は左側のいずれか他方に位置する外壁と、
    を含み、
    前記外壁の高さは、前記内壁の高さよりも高く、
    前記内壁の先端部には、外側に屈曲する屈曲部が設けられる、
    ことを特徴とする減光部材。
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