JP2020008654A - アイウエアおよびテンプル - Google Patents

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Abstract

【課題】フロントの傾斜角度だけ調整するメガネに比べて、フロントの傾斜角度が調整できるとともに、テンプルの開き角度が調整できるアイウエアを提供する。【解決手段】フロントと、前記フロントに連結し、当該フロントと挟む角度が最も小さい折畳位置から当該フロントと挟む角度が最も大きい開き位置までの範囲において回転可能なテンプルと、を備え、前記テンプルまたは/および前記フロントに、当該フロントまたは/および当該テンプルの姿勢を調整する変形機構が設けられており、前記変形機構は、少なくとも一つの、前記フロントの上下方向の成分を有する方向に変形することで前記姿勢を調整する第1変形部と、少なくとも一つの、前記開き位置において、前記フロントの左右方向の成分を有する方向に変形することで前記姿勢を調整する第2変形部とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、アイウエアおよびテンプルに関する。
特許文献1には、メガネのフロントの傾斜角度を調整して、レンズの眼球に対する傾斜角度や角膜頂点間距離を調整するために、リム1のヨロイ智2とテンプル4とを折畳み可能に連結して成る眼鏡フレームにおいて、前記ヨロイ智2は上下方向に厚みの薄い1枚の金属製板状ブラケットから成り、この薄板ブラケットの両端部近傍には止孔21・22を上下方向にそれぞれ穿設してこれら止孔21・22に各々止軸Sを挿着することにより、リム1の合せ端部11・12同士の連結およびヨロイ智2とテンプル4とのヒンジ連結を可能とすると共に、前記金属製薄板ブラケットを上下方向に塑性変形させてリム1の傾斜角度を微調整可能としたことを特徴とする薄型ヨロイ智を有する眼鏡フレームが開示されている。
特開平9−5678号公報
しかしながら、上下方向の板厚が薄い薄板ヨロイでは、左右方向の厚みが厚い。このため、ヨロイが左右方向に変形し難くなる。そして、ヨロイの左右方向の調整によるヨロイに連結されているテンプルの開き角度の調整ができなくなってしまう。よって、様々な使用者の異なる頭部の幅サイズに合わせてテンプルの開き角度を調整することができず、メガネの着用感が悪くなる問題が生じてしまう。
そこで、本発明は、フロントの傾斜角度だけを調整するメガネに比べて、フロントの傾斜角度が調整できるとともに、テンプルの開き角度が調整できるアイウエアを提供することを目的とする。
本発明の一態様におけるアイウエアは、フロントと、前記フロントに連結し、当該フロントと挟む角度が最も小さい折畳位置から当該フロントと挟む角度が最も大きい開き位置までの範囲において回転可能なテンプルと、を備え、前記テンプルまたは/および前記フロントに、当該フロントまたは/および当該テンプルの姿勢を調整する変形機構が設けられており、前記変形機構は、少なくとも一つの、前記フロントの上下方向の成分を有する方向に変形することで前記姿勢を調整する第1変形部と、少なくとも一つの、前記開き位置において、前記フロントの左右方向の成分を有する方向に変形することで前記姿勢を調整する第2変形部とを有する。
また、前記第1変形部は、塑性変形することによって前記姿勢を調整し、前記第2変形部は、弾性変形することによって前記姿勢を調整してもよい。
また、前記第1変形部は、前記フロントの前記上下方向の成分を有する方向を板厚方向とする薄い板状部材であり、前記第2変形部は、前記フロントの前記左右方向の成分を有する方向を板厚方向とする薄い板状部材であり、前記第1変形部および前記第2変形部は、それぞれの長手方向に並べるように一体に形成されてもよい。
また、前記第1変形部は、前記第2変形部よりも前記テンプルの回転中心側に形成されてもよい。
また、前記第2変形部は、バネ部材であり、当該バネ部材が弾性変形することにより前記テンプルが前記開き位置に位置する際の開き角度を大きくしてもよい。
また、前記第1変形部および前記第2変形部は、少なくとも一種類の金属によって形成されてもよい。
また、前記テンプルおよび前記フロントを連結する丁番をさらに有し、前記丁番の前記テンプル側の丁番部分は、前記第1変形部および前記第2変形部と一体に形成されてもよい。
また、前記変形機構は、前記テンプルに設けられてもよい。
また、前記変形機構は、前記テンプルと一体に形成されてもよい。
本発明の一態様におけるテンプルは、フロントを備えるアイウエアに使用されるテンプルであって、前記テンプルを前記アイウエアに取り付けた場合の前記フロントの上下方向に対応する第1方向と、前記フロントの左右方向に対応する第2方向との、異なる二つの方向に当該テンプルを変形させる変形機構を備える。
また、前記第1方向への前記テンプルの変形は塑性変形であり、前記第2方向への前記テンプルの変形は弾性変形であってもよい。
また、前記変形機構は、前記テンプルの長手方向の一端側に形成されており、前記第1方向を板厚方向とし、当該第1方向に変形可能な薄い板状部材である第1変形部と、前記第2方向を板厚方向とし、当該第2方向に変形可能な薄い板状部材である第2変形部とを有してもよい。
また、前記第1変形部は、前記第2変形部よりも前記テンプルの端部の近くに形成されてもよい。
また、前記第1変形部および前記第2変形部と一体に形成され、かつ、当該第1変形部よりも前記長手方向の前記一端側に形成されている連結部をさらに有してもよい。
本発明によれば、アイウエアのフロントの傾斜角度が調整できるとともに、テンプルの開き角度が調整できる。
本実施の形態が適用されるアイウエアの全体構成図である。 本実施の形態が適用されるフロントの構成を説明するための図である。 本実施の形態が適用されるテンプルの全体構成を説明するための図である。 (a)、(b)は、本実施の形態が適用されるテンプルの構成を詳細に説明するための図である。 本実施の形態が適用される変形機構の構成を説明するための図である。 本実施の形態が適用される第1変形部による調整を説明するための図である。 本実施の形態が適用される第2変形部による調整の一例を説明するための図である。 本実施の形態が適用される第2変形部による調整の他の一例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付して表している。図面は模式的なものであり、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
[実施例]
<メガネ100>
まず、図1および図2を用いて、本実施の形態が適用されるメガネ100の全体構造について説明する。図1は、本実施の形態が適用されるメガネ100の全体構成図であり、図2は、本実施の形態が適用されるフロント140の構成を説明するための斜視図である。
図1に示すように、メガネ100は、アイウエアの一例であり、一対のレンズ110と、フレーム120とを備えている。なお、本実施の形態では、レンズ110を一対のものとして説明するが、必ずしも一対である必要がない。また、本実施の形態では、レンズ110をメガネ100の構成として説明するが、レンズ110自体は、必ずしもメガネ100に必要な構成ではない。
フレーム120は、例えば、フロント140と、フロント140の左右側の両端に回転可能に連結されている一対のテンプル180と、一対のテンプル180の後方側に取り付けられている一対のモダン160とを備えている。また、フレーム120は、一対のレンズ110を保持するとともに、使用者の目および頭部に対してレンズ110およびフロント140を適切な姿勢に保持する。
フロント140は、一対のレンズ110を支持する。テンプル180は、モダン160とともに使用者の側頭部を押圧して、この部位を挟持する。また、モダン160は、使用者の耳の上部および後方に接触して、メガネ100の落下を防止する。なお、モダン160は、必ずしもメガネ100に必要な構成ではない。
以下の説明では、便宜上のために、図1に示すフロント140の長手方向を第2方向の一例である「左右方向」とする。また、メガネ100が着用される際に、使用者から見た左側(図1の右側)を「左側」とし、使用者から見た右側(図1の左側)を「右側」とする。さらに、フロント140の短手方向を第1方向の一例である「上下方向」とし、フロント140の厚み方向を「前後方向」とする。
なお、本実施の形態が適用されるメガネ100は、後述する眉間部(ブリッジ)142を中心として左右対称に形成されている。このため、以下の説明では、左右対称の構成について左右を区別せず、図面の何れかの一方側にある構成にのみ符号を付して説明する。
フロント140は、例えば、左右方向に沿って伸びる板状構成であり、使用者の顔面に沿うように前方に突出するように湾曲している。また、フロント140は、中央にある眉間部142と、眉間部142の裏面の左右両側に取り付けられている一対のノーズパッド144と、眉間部142の左右両端に形成されている一対のリム146と、一対のリム146の各端部に形成されている一対のヨロイ147と、一対のヨロイ147の裏面に取り付けられている一対の第1丁番部分148とを有している。
眉間部142は、フロント140(メガネ100)の左部分および右部分を繋ぐ。また、眉間部142は、例えば、湾曲した板状部材であり、樹脂等によって形成されている。
ノーズパッド144は、使用者の鼻を両脇から挟むことでフロント140を支持し、このフロント140の使用者の目に対する高さ等を維持する。また、ノーズパッド144は、例えば、樹脂のパット部144aおよび金属の支持部144bを有するクリングスタイプである。なお、パット部144aおよび支持部144bの変形によって、フロント140が使用者の鼻および目に対する姿勢(例えば、角膜頂点間距離)を微調整することが可能になる。
リム146は、レンズ110を保持する。また、リム146は、例えば、レンズ110の形状を沿うように形成されているリング状部材であり、樹脂等によって形成されている。
ヨロイ147には、第1丁番部分148が形成されている。また、ヨロイ147は、例えば、湾曲した板状部材であり、樹脂等によって形成されている。
第1丁番部分148は、連結部の一例として機能し、テンプル180側に形成されている板状形状を有する第2丁番部分230と組み合わせることで、テンプル180をフロント140に対して回転可能に連結している。すなわち、第1丁番部分148と第2丁番部分230とは、丁番を構成している。
また、第1丁番部分148は、例えば、金属等によって形成され、上下方向から見ると約半円形状を有し、この半円形状の中央部分に上下方向に第1丁番部分148を貫通するねじ穴148hが形成されている。このねじ穴148hは、テンプル180の回転中心の一例として機能する。また、前後方向から見ると、第1丁番部分148の上下方向の中央部分に、第1丁番部分148が凹字形状になるように溝(以下「凹字状溝」とする)が形成されている。
この第1丁番部分148の凹字状溝にテンプル180の端部(第2丁番部分230)が挿入される。そして、第1丁番部分148は、凹字状溝の両側面148a、148bを用いてテンプル180を支持し、凹字状溝の底面148c(ヨロイ147の裏面とほぼ平行する面)を用いてテンプル180の端部と接触することによってテンプル180の回転を停止させる。なお、第2丁番部分230を凹字形状とし、第1丁番部分148を板状形状として、丁番を構成してもよい。
テンプル180は、側頭部にフィットするように湾曲しているL字状の部材である。また、テンプル180は、フロント140と挟む角度が最も小さい折畳位置からこのフロント140と挟む角度が最も大きい開き位置までの範囲において回転可能に連結されている。
なお、以下では、テンプル180におけるL字の長手方向を単に「長手方向」とし、長手方向と交差する断面方向を単に「断面方向」とする。また、テンプル180とフロント140と挟む角度が最も小さい位置を「折畳位置」とし、テンプル180の回転可能範囲の最大位置、すなわち、回転可能範囲においてテンプル180とフロント140と挟む角度が最も大きい位置を「開き位置」とする。また、テンプル180とフロント140と挟む角度を「開き角度」とする。さらに、左右方向の中央側に向かう側を「内側」とし、その逆を「外側」とする。
<テンプル180>
続いて、図3乃至図5を用いて、テンプル180の構成について詳細に説明する。
図3は、本実施の形態が適用されるテンプル180の全体構成を説明するための図である。また、図4は、本実施の形態が適用されるテンプル180の構成を詳細に説明するための図であり、4(a)は、テンプル180の側面図であり、図4(b)は、テンプル180の平面図である。さらに、図5は、本実施の形態が適用されるテンプル芯材200の構成を説明するための図である。なお、以下の説明では、便宜上のため、テンプル180を開き位置に位置するものとして説明する。
本実施の形態が適用されるテンプル180は、テンプルカバー190と、一部がこのテンプルカバー190に挿し込まれているテンプル芯材200と、断面方向からテンプルカバー190およびテンプル芯材200にねじ込んでいるねじ195とを備えている。
テンプルカバー190は、使用者の顔面(頭部)の両側および両耳と接触し、使用者からの左右方向の力や上下方向の力を受けるとともに、受けた力を一体に連結されているテンプル芯材200に伝達する。テンプル芯材200は、フロント140およびテンプル180の相対的姿勢を調整し、変形機構の一例として機能する。また、ねじ195は、テンプル芯材200をテンプルカバー190に一体に連結させている。このテンプルカバー190およびねじ195は、必ずしもメガネ100に必要な構成ではない。
テンプルカバー190は、図3および図4の(a),(b)に示すように、ねじ195を境界に、ねじ195よりも前方側に形成されている先端部190aと、ねじ195よりも後方側に形成されている後端部190bとを有している。また、先端部190aには第1切欠き191と、第2切欠き192とが形成されており、後端部190bには装着穴196が形成されている。
先端部190aは、メガネ100が装着される際に、テンプル芯材200の一部を隠す飾りの効果を有する。この先端部190aにおいては、テンプル芯材200の一部、具体的には、テンプル芯材200におけるねじ195よりも前方側の部分(後述する第2丁番部分230、第1変形部210および第2変形部220)が挿し込まれていない。よって、テンプル芯材200におけるねじ195よりも前方側の部分は、先端部190aに対して、揺動して変形可能に形成されている。言い換えれば、先端部190aは、テンプル芯材200を保持する機能を有していない。一方、メガネ100が着用される際に、先端部190aは、左右方向の外側から内側にあるテンプル芯材200の一部を隠す機能を有する。
第1切欠き191は、後述するテンプル芯材200の上下方向の変形を妨げないように形成されている。また、第1切欠き191は、図3および図4(b)に示すように、先端部190aの最も前方の内側に形成されている斜面である。この第1切欠き191によって、テンプル芯材200の前方側の一部(後述する第1変形部210)が先端部190aに覆われなくなり、その結果、テンプル芯材200の前方側の一部の上下方向に揺動して変形できる範囲が確保されている。
第2切欠き192は、後述するテンプル芯材200の左右方向の変形を妨げないために形成されている。この第2切欠き192によって、先端部190aの断面形状は、凹字状に形成されている。この第2切欠き192によって、テンプル芯材200の前方側の他の一部(後述する第2変形部220)は、先端部190a(凹字状の深さ方向)に対して揺動可能となり、すなわち、テンプル芯材200の前方側の他の一部の左右方向に揺動して変形できる範囲が確保されている。
後端部190bは、テンプル芯材200を保持する。また、後端部190bは、中央部分に装着穴196が形成されており、パイプ形状を有している。この後端部190bの装着穴196に、テンプル芯材200の他の部分、具体的には、テンプル芯材200におけるねじ195よりも後方側の部分(後述する芯240)が完全に挿し込まれている。また、ねじ195によって、テンプル芯材200におけるねじ195よりも後方側の部分(芯240)は、この後端部190bと一体に固定されている。よって、後端部190bは、受けた力をテンプル芯材200におけるねじ195よりも後方側の部分(芯240)に伝達することができる。すなわち、後端部190bとテンプル芯材200におけるねじ195よりも後方側の部分とは、一緒に移動(揺動)する。
<テンプル芯材200>
次に、本実施の形態が適用されるテンプル芯材200について説明する。
メガネ100の着用のフィット感を向上するために、フロント140の姿勢の調整にかかる上下方向およびテンプル180の姿勢の調整にかかる左右方向という二つの方向でメガネ100の姿勢を調整することが考えられる。
しかしながら、このような二つの交差する方向に調整するために、例えば、上下方向の姿勢の調整を行う専用の変形機構と、左右方向の姿勢の調整を行うほかの専用の変形機構とを別体に設ける場合、変形機構が複雑になってしまうという問題が生じる。
そこで、本実施の形態が適用される変形機構の一例として機能するテンプル芯材200は、後述するような一つの部品により、上下方向のフロント140の傾斜角度の調整および左右方向のテンプル180にかかる開き角度の調整を行うことができるように構成することで、簡易な構造で二つの方向の調整を行うことができる。
まず、図3乃至図5を用いて、テンプル芯材200の構成について詳細に説明する。図5は、本実施の形態が適用されるテンプル芯材200の構成を説明するための図である。なお、以下の説明では、便宜上のため、特別な説明がない場合には、テンプル芯材200を開き位置に位置するものとして説明する。また、メガネ100が着用される場合における使用者の頭部の関係の説明において、テンプルカバー190とテンプル芯材200と分けずにテンプル180として説明する。
本実施の形態が適用されるテンプル芯材200は、変形機構の一例とする機能を有し、例えば、一種類の高強度の金属、βチタン(ベータチタン)等によって構成されている。また、前後方向の前方から後方に向かって、テンプル芯材220は、第2丁番部分230と、第1変形部210と、第2変形部220と、芯240とを順に備えている。
これらの第2丁番部分230、第1変形部210、第2変形部220および芯240は、一体に形成されている。すなわち、テンプル芯材200は、第2丁番部分230、第1変形部210、第2変形部220および芯240という4つの部分からなる1つの部品である。なお、本実施の形態では、第2丁番部分230は、テンプル芯材200(テンプル180)に形成されているが、第1丁番部分148とともにフロント140側に形成されてもよい。
第2丁番部分230は、連結部の一例として機能し、図4(a)および図4(b)に示すように、板状形状を有する部分であり、中央部分に第1丁番部分148と連結するためのねじ穴230hが形成されている。このねじ穴230hは、テンプル180の回転中心の一例として機能する。また、第2丁番部分230は、図4(b)に示すように、上方から下方に向かってみると、内側(図4(b)の下方側)に形成されている湾曲面231と、前方側(図4(b)の右側)に形成されている平面232とを備えている。
そして、第2丁番部分230は、フロント140に形成されている第1丁番部分148の間に挿し込まれて、テンプル180の回転中心の一例であるねじ(図示せず)によって両者が連結されている。なお、第2丁番部分230は、ねじを使用するものに限られず、例えばバネを使用するものであってもよい。この第2丁番部分230と第1丁番部分148との連結によって、テンプル180は折畳位置から開き位置までの範囲において回転可能に構成されている。
また、折畳位置から開き位置に入る前の各位置、すなわち、開き位置が除かれた回転範囲の各位置において、第2丁番部分230の湾曲面231が第1丁番部分148の凹字状溝の底面148cに向かうように形成されている。一方、開き位置において、平面232は底面148cと接触する。このように、テンプル180が回転され続けると、平面232が第1丁番部分148の底面148cと接触することによって、テンプル180の回転が停止される。すなわち、この平面部232は、テンプル180の回転による開き位置(開き位置における開き角度)を定め、テンプル180の回転ブレーキとして機能する。
第1変形部210は、第2丁番部分230から後方に向かって展延するように形成され、上方から下方に向かってみると略三角形状を有する板状の部分(以下、「三角板部分」とする)である。この三角板部分の広い側が第2丁番部分230に向かい、細い側が第2変形部220に向かっている。すなわち、第1変形部210は、前方側にある第2丁番部分230と後方側にある第2変形部220とを滑らかに繋げている。
また、第1変形部210は、上下方向を三角板部分の板厚方向としている。すなわち、第1変形部210では、上下方向の厚みが薄く、左右方向の少なくとも一部の厚みが上下方向の厚みよりも厚く形成されている。このように、第1変形部210は、厚みが薄く形成されており、上下方向に変形しやすくなっている。また、第1変形部210の上下方向の変形は、塑性変形である。この上下方向の塑性変形の詳細について後述する。
第2変形部220は、第1変形部210から後方に向かって展延するように形成されているバネに相当する部分(バネ部材)である。また、上方から下方に向かってみると、第2変形部220は、略Z字状に形成されており、前方から後方に向かって、左右方向の内側に向かって湾曲しているバネ部221と、板状の固定部222とを有している。このバネ部221は、固定部222よりも左右方向の内側に形成されている。また、バネ部221は、前方側にあるバネ部221aと、後方側にあるバネ部221bとを有している。
また、第2変形部220は、左右方向を板厚方向とし、すなわち、左右方向の厚みが薄く、上下方向の厚みが厚く形成されている。本実施の形態では、第2変形部220は、前方から後方に亘って板厚が厚くなっている。
なお、第1変形部210および第2変形部220の上下方向の厚みと左右方向の厚みの比率は、例えば、テンプル芯材200の材料に応じて定めることができ、前方から後方に亘って厚みを変化させてもよいし、均一な厚みであってもよい。
このように、バネ部221bと固定部222との厚みを厚くすることによって、外力によって変形するバネ部221bの強度と、ねじ195がねじ込まれるねじ穴225のねじ部分の長さとを十分に確保することができる。また、バネ部221aの厚みをより薄くすることによって、バネ部221aはバネ部221bよりも変形しやすい。そして、バネ部221aの変形によりバネ部221a前後方向の長さの変更が可能となる。このように、第2変形部220のバネ部221は、左右方向に変形しやすくなっている。また、第2変形部220の左右方向の変形は、弾性変形である。この左右方向の弾性変形の詳細について後述する。
芯240は、第2変形部220からさらに後方に向かって伸びるように形成されている。この芯240の断面は、略正方形または円形である。テンプルカバー190の後端部190bに形成されている装着穴196に挿し込まれており、ねじ195によってテンプルカバー190と一体に固定されている。
<第1変形部210および第2変形部220による調整>
続いて、図6乃至図8を用いて、本実施の形態にかかるテンプル芯材200の第1変形部210および第2変形部220による調整について詳細に説明する。なお、以下の説明では、便宜上のために、テンプルカバー190が取り付けられていないものとして説明する。また、メガネ100が着用される場合における使用者の頭部の関係の説明において、テンプルカバー190とテンプル芯材200と分けずにテンプル180として説明する。さらに、便宜上のために、モダン160が取り付けられていないものとして説明する。
図6は、本実施の形態が適用される第1変形部210による調整を説明するための図である。また、図7は、本実施の形態が適用される第2変形部220による調整の一例を説明するための図であり、図8は、本実施の形態が適用される第2変形部220による調整の他の一例を説明するための図である。
メガネ100は、ノーズパッド144(図2参照)およびテンプル180(テンプル芯材200)によって、顔面に対する姿勢が調整され、適切な位置に保持されている。具体的には、ノーズパッド144は使用者の鼻を両脇から挟むことでフロント140を支持し、フロント140(レンズ110)と使用者の目(眼球)との相対的な位置関係を定める。そして、テンプル180は、このノーズパッド144によって定められた相対的な位置関係を適切に維持するように、上方から使用者の側頭部を一定の押圧力で押圧するとともに、使用者の頭部を頭部の幅方向の両側から挟持する。このように、使用者の顔面、頭部に対して、メガネ100の上下方向の位置および左右方向の位置が定められ、適切な位置に保持される。
ここで、「適切な位置」とは、顔の正面(前後方向)からみると、フロント140(レンズ110)が両目に対して水平になっている位置、かつ、顔の側面(左右方向)からみると、レンズ110の光軸が使用者の視線とそろえる位置、すなわち、前傾角が適切な角度である位置をいう。なお、レンズの違いによってこの最適な前傾角が異なり、例えば、遠用常用メガネは5乃至10度、近用メガネでは約15度である。
しかしながら、人間の顔は完全に左右対称ではない。顔の左右側にある目や耳等の顔面器官の形状、位置等が異なり、例えば、左耳と右耳との高さが異なる場合が普通に存在している。この左耳と右耳との高低差は、人によって異なる。この両耳の高低差によって、フロント140の左右両端の高低差が生じてしまう。よって、着用感が悪化し、目に負担を与えるおそれがある。なお、以下では、フロント140の左右両端の高低差による問題を「傾斜角度問題」とする。
また、両耳の位置は人によって異なる。例えば、両耳が目に対して高い位置にあることも、低い位置にあることも普通に存在する。両耳の位置が高い場合、前傾角は、大きくなる。一方、両耳の位置が低い場合、前傾角は、逆方向に傾斜してしまう。よって、レンズ110の光軸が使用者の視線と揃わなくなり、着用感が悪化し、目に負担を与えるおそれがある。なお、以下では、フロント140の前傾角による問題を「前傾角問題」とし、前傾角問題を生じさせる位置を「前傾角変化位置」とする。
さらに、性別、体系、骨格、および年齢等によって、頭部の形状や輪郭が異なる場合も普通に存在している。例えば、人によって頭部の幅サイズは異なる。テンプル180にかかる開き角度が頭部のサイズに対して大きすぎると、レンズ110の位置のズレ、着用時のゆるみなどが生じる。一方、テンプル180にかかる開き角度が頭部のサイズに対して小さすぎると、テンションが側頭部にかかることによって、使用者は痛みを感じてしまう。よって、着用感が悪化し、目に負担を与えるおそれがある。なお、以下では、頭部の幅サイズによる問題を「開き角度問題」とする。
従って、メガネ100を装着する際、すなわち、メガネ100の開き位置において、各人の顔面や頭部の特徴に合わせてメガネ100を最も適切な姿勢に調整する必要がある。
<第1変形部210による調整>
以下では、図6を用いて、第1変形部210による調整について詳細に説明する。図6に示す第1変形部210は、耳の位置(例えば、目に対する高さ、両耳の高低差等)を起因とする「傾斜角度問題」や「前傾角問題」を解決するための構成である。
ここで、上述したように、ノーズパッド144(図2参照)によってフロント140における使用者の目に対する位置が定められている。よって、フロント140に取り付けられている第1丁番部分148の位置と、この第1丁番部分148と連結されている第2丁番部分230の位置ともノーズパッド144によって定められている。このため、テンプル180と使用者の左右両耳との接触位置によって、レンズ110(フロント140)前後方向の前傾角および左右方向の傾斜角度が変化する。
このように、本実施の形態の第1変形部210は、自身の変形しやすい上下方向の厚みの薄い部分を用いて、テンプル180(テンプル芯材200)を上方または下方に変形させることによって、テンプル180とフロント140との相対的な位置を調整して、レンズ110(フロント140)を使用者の目に対して最も適切な位置(姿勢)に調整する。
このような第1変形部210を用いて「傾斜角度問題」に対応する場合、通常、一方のテンプルの第1変形部210を変形して、2つのテンプルの位置を合わせるように調整すればよい。ただし、一対のテンプル180それぞれの第1変形部210を変形して姿勢を調整することも可能である。
一方、第1変形部210を用いて「前傾角問題」に対応する場合は、原則として、一対のテンプル180それぞれの第1変形部210を変形して、フロント140が適切な前傾角となるように調整する。
以下では、図6を用いて、一方のテンプル180の調整のみを基本状況として説明する。図6は、耳の位置A、BおよびCを例示列挙して、色々耳の位置に対して第1変形部210が適切な調整を行えることを説明するための図である。
耳の位置Aは、目に対して、第1変形部210によってテンプル180の位置を調整しなくでも、レンズ110(フロント140)の姿勢が「適切な位置」に維持されている位置である。
具体的には、メガネ100が位置Aにある耳(図示せず)に掛けると、テンプル180は耳との接触によってフロント140の左右方向の端部(ヨロイ147)を持ち上げることがない。このため、「傾斜角度問題」が生じない。また、耳の位置Aは前傾角変化位置ではないため、この位置における「前傾角問題」が生じない。
よって、耳が位置Aにある場合では、使用者の着用感が悪くなることがないため、着用感を改善するための調整を行う必要がない。
一方、耳の位置B及びCは、第1変形部210によってテンプル180の位置を調整しないと、レンズ110(フロント140)の姿勢が「適切な位置」に維持されなくなる位置である。
具体的には、第1変形部210によって調整が行われていない場合、メガネ100を位置Bにある耳(図示せず)に掛けると、テンプル180が高い位置の耳に接触することとなり、テンプル180やフロント140の姿勢が変化してしまい、「傾斜角度問題」や「前傾角問題」が生じてしまう。よって、耳が位置Bにある場合は、使用者の着用感が悪化し、着用感を改善するための調整を行う必要がある。
また、第1変形部210によって調整が行われていない場合、メガネ100を位置Cにある耳(図示せず)に掛けると、テンプル180が低い位置の耳に接触することとなり、テンプル180やフロント140の姿勢が変化してしまい、やはり「傾斜角度問題」や「前傾角問題」が生じてしまう。よって、耳が位置Cにある場合は、使用者の着用感が悪化し、着用感を改善するための調整を行う必要がある。
本実施の形態では、第1変形部210を用いてレンズ110(フロント140)およびテンプル180の姿勢の調整を行う。
具体的には、耳の位置Bに対して調整を行う場合は、外力を与えて、第1変形部210の後方側にある部分を上下方向の上方に変形する。これによって、第1変形部210は、第1変形部210の前方側にある部分により、レンズ110(フロント140)の姿勢を「適切な位置」に支持するとともに、後方側にある部分により、テンプル180を上方に向けて傾斜させることができ、耳の位置Bに適切に接触することが可能となる。
また、耳の位置Cに対して調整を行う場合は、外力を与えて、第1変形部210の後方側にある部分を上下方向の下方に変形する。これによって、第1変形部210は、第1変形部210の前方側にある部分により、レンズ110(フロント140)の姿勢を「適切な位置」に支持するとともに、後方側にある部分により、テンプル180を下方に向けて傾斜させることができ、耳の位置Cに適切に接触することが可能となる。
このように、姿勢が調整されたテンプル180は、メガネ100を位置Bや位置Cにある耳に掛けても、目に対して、レンズ110(フロント140)の姿勢が「適切な位置」に維持されるようになっている。すなわち、「傾斜角度問題」および「前傾角問題」を解決することができる。
なお、上述した耳の位置B、Cのような、第1変形部による調整が必要な場合において、第1変形部210は塑性変形するため、テンプル180は、変形後の形状を維持することができる。よって、メガネ100を着用する度に、上下方向に調整を行う必要がなくなり、着用性が向上される。
また、本実施の形態では、第1変形部210がフロント140側に配置されているため、第1変形部210がモダン160(図1参照)側に配置されている場合に比べて、第1変形部210の小さな変形により、テンプル180の耳に掛ける側を大きく移動させることができる。よって、様々位置にある耳に柔軟に対応することができ、広い範囲で調整対応することができる。
<第2変形部220による調整>
以下では、図7および図8を用いて、第2変形部220による調整について詳細に説明する。図7および図8に示す第2変形部220は、「開き角度問題」を解決するための構成である。
また、図7および図8は、頭部の幅サイズW1およびW3を例示列挙して、色々頭部の幅サイズに合わせて第2変形部220が弾性変形することでメガネ100を使用者の頭部にフィットすることを説明するための図である。
図7の場合では、第2変形部220は、小さな頭部幅サイズW1を有する使用者の頭部に合わせて小さな弾性変形をし、メガネ100をこの使用者の頭部にフィットさせる。
一方、図8の場合では、第2変形部220は、小さな頭部幅サイズW1よりも大きな頭部幅寸法W3を有する使用者の頭部に合わせて大きな弾性変形をし、メガネ100をこの使用者の頭部にフィットさせる。
この第2変形部の弾性変形によって、色々な人の頭部幅サイズに合わせてメガネ100をフィットさせることが可能となる。また、この弾性変形による調整は、メガネ100が着用されるたびに、頭部のサイズに合わせて最適な姿勢に調整するため、着用性が向上される。
[変形例]
以下では、テンプル芯材200の変形例について説明する。
本実施の形態のテンプル芯材200は、一つの第1変形部210と、一つの第2変形部220とを備えている構成として説明したが、第1変形部210を二以上備える構成や、第2変形部220を二以上備える構成としてもよい。各変形部を二以上備えることで、変形の自由度を向上させて、細かい調整をすることが可能となる。
本実施の形態のテンプル芯材200は、第1変形部210は、第2変形部220よりも回転中心の一例であるねじ穴230h側に配置されている構成として説明したが、第1変形部210、第2変形部220の配置関係が逆になっていてもよい。
本実施の形態のテンプル芯材200は、第2丁番部分230と、第1変形部210と、第2変形部220とがテンプル180(テンプル芯材200)に配置されている構成として説明したが、これらの構成要素がフロント140、テンプル180に分散して配置されてもよく、またフロント140にのみ配置されてもよい。
本実施の形態のテンプル芯材200は、一種類の高強度の金属、例えば、βチタン(ベータチタン)によって構成されているとして説明したが、使用状況に応じて、テンプル芯材200を二種類以上の金属を用いて形成してもよい。例えば、第2丁番部分230を第1の種類の金属(例えば、チタン)によって形成し、第1変形部210、第2変形部220および芯240を第2の種類の金属(例えば、金)によって形成してもよい。また、テンプル芯材200を金属以外の素材を用いて形成したり、金属と金属以外の素材とを組み合わせて形成してもよい。
以上、本発明について実施例及び変形例を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施例及び変形例に記載の範囲には限定されない。上記実施例及び変形例に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100 メガネ
140 フロント
148 第1丁番部分
180 テンプル
200 テンプル芯材
210 第1変形部
220 第2変形部
230 第2丁番部分
240 芯
なお、上述した耳の位置B、Cのような、第1変形部による調整が必要な場合において、第1変形部210は塑性変形するため、テンプル180は、変形後の形状を維持することができる。よって、メガネ100を着用する度に、上下方向に調整を行う必要がなくなり、着用性が向上される。
また、本実施の形態では、第1変形部210がフロント140側に配置されているため、第1変形部210がモダン160(図1参照)側に配置されている場合に比べて、第1変形部210の小さな変形により、テンプル180の耳に掛ける側を大きく移動させることができる。よって、様々位置にある耳に柔軟に対応することができ、広い範囲で調整対応することができる。

Claims (14)

  1. フロントと、
    前記フロントに連結し、当該フロントと挟む角度が最も小さい折畳位置から当該フロントと挟む角度が最も大きい開き位置までの範囲において回転可能なテンプルと、
    を備え、
    前記テンプルまたは/および前記フロントに、当該フロントまたは/および当該テンプルの姿勢を調整する変形機構が設けられており、
    前記変形機構は、
    少なくとも一つの、前記フロントの上下方向の成分を有する方向に変形することで前記姿勢を調整する第1変形部と、
    少なくとも一つの、前記開き位置において、前記フロントの左右方向の成分を有する方向に変形することで前記姿勢を調整する第2変形部と
    を有することを特徴とするアイウエア。
  2. 前記第1変形部は、塑性変形することによって前記姿勢を調整し、
    前記第2変形部は、弾性変形することによって前記姿勢を調整することを特徴とする請求項1に記載のアイウエア。
  3. 前記第1変形部は、前記フロントの前記上下方向の成分を有する方向を板厚方向とする薄い板状部材であり、
    前記第2変形部は、前記フロントの前記左右方向の成分を有する方向を板厚方向とする薄い板状部材であり、
    前記第1変形部および前記第2変形部は、それぞれの長手方向に並べるように一体に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のアイウエア。
  4. 前記第1変形部は、前記第2変形部よりも前記テンプルの回転中心側に形成されていることを特徴とする請求項3に記載のアイウエア。
  5. 前記第2変形部は、バネ部材であり、当該バネ部材が弾性変形することにより前記テンプルが前記開き位置に位置する際の開き角度を大きくすることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載のアイウエア。
  6. 前記第1変形部および前記第2変形部は、少なくとも一種類の金属によって形成されていることを特徴とする請求項5に記載のアイウエア。
  7. 前記テンプルおよび前記フロントを連結する丁番をさらに有し、
    前記丁番の前記テンプル側の丁番部分は、前記第1変形部および前記第2変形部と一体に形成されていることを特徴とする請求項6に記載のアイウエア。
  8. 前記変形機構は、前記テンプルに設けられていることを特徴とする請求項7に記載のアイウエア。
  9. 前記変形機構は、前記テンプルと一体に形成されていることを特徴とする請求項8に記載のアイウエア。
  10. フロントを備えるアイウエアに使用されるテンプルであって、
    前記テンプルを前記アイウエアに取り付けた場合の前記フロントの上下方向に対応する第1方向と、前記フロントの左右方向に対応する第2方向との、異なる二つの方向に当該テンプルを変形させる変形機構を備えることを特徴とするテンプル。
  11. 前記第1方向への前記テンプルの変形は塑性変形であり、
    前記第2方向への前記テンプルの変形は弾性変形であることを特徴とする請求項10に記載のテンプル。
  12. 前記変形機構は、前記テンプルの長手方向の一端側に形成されており、
    前記第1方向を板厚方向とし、当該第1方向に変形可能な薄い板状部材である第1変形部と、
    前記第2方向を板厚方向とし、当該第2方向に変形可能な薄い板状部材である第2変形部とを有することを特徴とする請求項11に記載のテンプル。
  13. 前記第1変形部は、前記第2変形部よりも前記テンプルの端部の近くに形成されていることを特徴とする請求項12に記載のテンプル。
  14. 前記第1変形部および前記第2変形部と一体に形成され、かつ、当該第1変形部よりも前記長手方向の前記一端側に形成されている連結部をさらに有することを特徴とする請求項13に記載のテンプル。
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