JP2004133049A - イヤークリップ眼鏡、およびそれに用いるモダン - Google Patents
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Abstract
【課題】フロント枠を着用者の眼部適正位置に安定かつ持続的に対置させて保持できる実用的なイヤークリップ眼鏡と、それに用いるモダンを提供する。
【解決手段】眼鏡テンプルのモダン機構部に、着用者の耳珠側近傍に当接可能な前方ステーと;この前方ステーの上部に枢支して自由端を上下にチルト可能に操作できる後方ステーとを設け、着用者がフロント枠を眼部前面に対置させると共に、テンプルは左右側頭部に充行い、かつ、テンプル後端の各モダンの前方ステーは左右の各耳の耳珠側に当接させて、後方ステーは当該各耳の後部付根側へチルトせしめ、前記前方ステーと後方ステーとで左右両耳を挟着クリップできるようした。
【選択図】 図5
【解決手段】眼鏡テンプルのモダン機構部に、着用者の耳珠側近傍に当接可能な前方ステーと;この前方ステーの上部に枢支して自由端を上下にチルト可能に操作できる後方ステーとを設け、着用者がフロント枠を眼部前面に対置させると共に、テンプルは左右側頭部に充行い、かつ、テンプル後端の各モダンの前方ステーは左右の各耳の耳珠側に当接させて、後方ステーは当該各耳の後部付根側へチルトせしめ、前記前方ステーと後方ステーとで左右両耳を挟着クリップできるようした。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロント枠が滑り下がらない眼鏡に関する提案、さらに詳しくは、テンプル後端部に設けたモダンの前方ステーと後方ステーとで耳介の付根近傍を巧みに挟込んでクリップ出来るようにすることにより、フロント枠を着用者の眼部適正位置に対置させた状態を安定かつ持続的に保持することができる着用性の良好なイヤークリップ眼鏡と、それに用いるモダンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、常識的な通常の眼鏡は、レンズを装着したフロント枠を着用者の眼部前面に対置させて、これをフロント枠の中央に設けた鼻当パッドを着用者の鼻に当接させたときに生ずる摩擦力と、テンプルおよびモダンの側頭部に対する挟着力とによって着用される。
【0003】
ところが、レンズとレンズを保持する枠材料の重量は相当に重く、また着用者の鼻からは汗や皮脂が滲出する。このため、その眼鏡は鼻当パッドが着用者の鼻面に当接していても、レンズを含むフロント枠の重みで汗・皮脂の滲出した鼻面を滑り下がり易くなるのであり、眼鏡を適正位置に保持することが困難になる。そして、その傾向は特に厚手のレンズを装着した眼鏡に極端に現れるのである。
【0004】
また、眼鏡は、長く使用している裡にブリッジの両側が外側に反り返ったり、左右のテンプルが曲がるなど変形して左右側頭部に対する挟着力が低下する傾向があり(左右のテンプルの間隔が着用者の頭幅より広くなる現象=俗称「テンプルのバンザイ」)、これもまた眼鏡の滑り下がり原因となる。
【0005】
しかして、着用中に前述のように眼鏡が滑り下がると、視力矯正眼鏡にあっては適正関係にあるべき着用者の瞳孔に対するレンズの光軸位置が乖離して外界が見難くなり、眼精疲労となる。また、サングラスや所謂「伊達メガネ」にあっては滑り下がると、フロント枠が顔の好ましくない箇所に移動して顔貌イメージを崩すことになるので、装飾品としての眼鏡のファッション性を損なう。
【0006】
従来、眼鏡の滑り下がりを改善しようとする提案としては、鼻当パッドに軟質のシリコーンゴムを採用するもの(例えば、特許文献1参照)、眼鏡テンプルの後端に幅広しゃもじ状の当て具を設けて着用者の後頭頚部を包むように構成したもの(特許文献2参照)、あるいはテンプル後端部に長さ調節自在なボウコード<弓形の弦線> を備えるクッションモダン(特許文献3参照)が知られている。
【0007】
【特許文献1】
実開昭56−139118号公報(請求項4、請求項5、および第5図)
【特許文献2】
特公平6−53179号公報(第1頁左欄、第1図)
【特許文献3】
特開平7−209616号公報(請求項1、段落[0024]、図4)
しかしながら、上掲従来の提案には、次のような不満が残った。
(1) 特許文献1に提案のシリコーンゴムを用いた鼻当パットにあっては、汗や皮脂の分泌が微量なときはシリコーンゴム固有の柔軟性と摩擦性能の作用によって眼鏡フロント枠の滑り下がりを大分抑制できるけれども、夏や運動時のように汗や皮脂の分泌が激しいときには殆ど要をなさない。
(2) 特許文献2に提案の幅広しゃもじ状の当て具をテンプル後端に装着した巨大モダンにあっては、余りにも嵩張ってデザイン的に問題があることに加え、
夏などは暑苦しく、眼鏡の掛外しも面倒という欠点が避けられない。
(3) 特許文献3に提案のボウコード(弓形の弦線)を備えるクッションモダンをテンプル後端に装着する方式は、ソフトな合成樹脂性のボウコードを用いているため、ボウコードの長さを的確に調節したときには当該コードが着用者の耳介後部の付根に靱やかにフィットしてフロント枠の滑り下がりを相当に抑制できるのであるが、耳介の付根に沿ってボウコードが長さ方向に滑り動くことを完全に抑制することができず、フロント枠のレンズが重かったりす
ると、やはり、フロント枠は滑り下がらざるを得なかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の眼鏡に前述の如き問題点があり、これまで提案された改善策では十分満足できる結果が得られなかったことに鑑みて為されたものであって、フロント枠を着用者の眼部適正位置に対置させた状態を安定かつ持続的に保持することができる実用的なイヤークリップ眼鏡と、それに用いるモダンを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するために採用した手段】
本発明者が上記目的を達成するために採用した手段を、添附図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
【0010】
即ち、本発明は、レンズを保持するフロント枠1と;このフロント枠1の左右両端に後方に持ち出し延設された一対のテンプル2・2と;これらテンプル2の後端部に設けられた分岐部材であって、着用者Pの耳珠(tragus:外耳道開口部前方の小隆起<“メローニ図解医学辞典” 482頁L欄>)側近傍に当接可能な前方ステー31、および同前方ステー31の上部に枢支されて自由端を上下にチルト操作可能な後方ステー32を備えるモダン3とを目的達成の手段として採用したものであって、
着用者Pが前記フロント枠1を自己の眼部前面に対置させると共に、テンプル2・2は左右側頭部に充行い、かつ、テンプル2・2後端の各モダン3の前方ステー31は左右の各耳の耳珠側に当接させ、後方ステー32は当該各耳の後部付根側へチルトさせて、これら前方ステー31と後方ステー32とにより左右両耳を各々挟着クリップできるイヤークリップ眼鏡を実現した点に特徴がある。
【0011】
本発明はまた、テンプル2の後端部に装着される眼鏡用部品として、
着用者Pの耳珠側近傍に当接可能な前方ステー31と、この前方ステー31の上部に枢支されて自由端を上下にチルト操作可能な後方ステー32とを連関結合させることによって、耳珠近傍と耳介の付根後部とを前記前方ステー31と後方ステー32とで挟込みクリップできるように構成した点にも特徴がある。
【0012】
さらに本発明は、テンプル2として、当該テンプル2の後端部に、着用者Pの耳珠側近傍に当接可能な前方ステー31が一体に設け、この前方ステー31の上部に後方ステー32を枢支して自由端を上下にチルト操作可能に構成することにより、耳珠近傍と耳介の付根後部とを前記前方ステー31と後方ステー32との間に挟込みクリップできるように構成した点にも特徴がある。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体的に適用して作製した実施の形態(イヤークリップ眼鏡とモダン)を例示して、本発明の構成を更に詳しく説明する。
【0014】
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態を表わす図1〜図5において、符号1で指示するものは眼鏡のフロント枠であり、その左右両側にはブリッジBにより一体に接続されたフルリム11・11を備え、これらフルリム11・11には各々レンズL・Lが抱持されている。このフロント枠1の左右両端には、L型に屈曲して後方へ持ち出したブラケット智21・21が接続されており、その各々の持出端部にはテンプル2・2が折畳み操作自由に連結してある。
【0015】
つぎに、図1〜図5において、符号3で指示するものはイヤークリップ機能を発揮する高密度ポリエチレン樹脂を主体として作製されたモダンである。本実施形態におけるモダン3は、前方ステー31と、この前方ステー31の上部に枢軸35ににて枢支された後方ステー32とが二股を呈する分岐部材として構成されており、後方ステー32の自由端部は上下に揺動させることにより前方ステー31に対し任意角度にチルト操作可能にしてある。そして、このモダン3の基部36には、接続孔36aが開設されており、上記テンプル2・2の後端部の各々に当該モダン3・3の前記接続孔36aを被挿させることにより、第1実施形態のイヤークリップ眼鏡が出来上がる。
【0016】
そこで、上記第1実施形態におけるモダン3の前方ステー31と後方ステー32との連結部分について更に具体的に説明しておくと、本実施形態におけるモダン3の前方ステー31と後方ステー32とを連結する接続部分には図2に示すごときカム機構が配設されている。即ち、後方ステー32の基部には、周縁の所要箇所(着用した際に耳介の付根部に対応する位置)に安定停止部33aを有するカム33を固定しておく一方、前方ステー31には上部のヒンジ片31aの底部から圧縮コイルバネ34aによって付勢された弾圧子34を内挿して、前方ステー31上部のヒンジ片31aに後方ステー32の基部を枢軸35(本実施形態では洋白製のピボット)にてヒンジ連結し、かつ、基部に固定したカム33と前記弾圧子34とを当接させておくのである。かくして、後方ステー32は、枢軸34を支点として上下にチルト操作可能となり、カム33の安定停止部33aと弾圧子34とが当接する位置まで傾動付勢力が作用して両者33aと34が会合したとき安定することになる。
【0017】
こうして作製された第1実施形態のイヤークリップ眼鏡を着用するときには、まず、着用者Pは左右両テンプル2を開き、各モダン3の前方ステー31は左右の耳珠側に当接させ、かつ、後方ステー32を上方へチルトさせた状態で自分の両側頭部に充行う(図4参照)。ついで、左右のレンズL・Lの光軸と自分の両眼の瞳孔とが合致する眼部前面の適正位置にフロント枠1を対置させ、後方ステー32を下方へチルトさせるならば、当該モダン3の前方ステー31は耳珠側、後方ステー32は耳介の後部付根部を挟込むようにクリップすることになるので、当該眼鏡全体は着用者Pの顔の理想的位置に安定に保持されることになるのである。
【0018】
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態は図6に示される。図6中のフロント枠1は、レンズL・Lの上弦部を囲う左右のハーフリム12・12を含んで成り、中央部にはブリッジBを有する。なお、前記左右のレンズL・Lは両端を前記各ハーフリム12に固定したナイロン製コード(図示せず)によって吊支されている。
【0019】
第2実施形態におけるテンプル2・2は、上記フロント枠1の左右両端に固定されたL型のブラケット智21・21にヒンジ連結されて折畳み自在になっており、その後端には上記第1実施形態と全く同じ構成のモダン3が装着してある。
【0020】
〔第3実施形態〕
本発明の第3実施形態は図7に示される。図7に示されるリムレス眼鏡の構成は、本発明者が嘗て提案した登録第3007846号実用新案「3点支持レンズクリップ式リムレス眼鏡」と基本的に同一であって、フロント枠1は左右一対のレンズL・Lを横方向に並立状態に連結して保持するブリッジBにて組み立てられており、このフロント枠1の左右両端に連結したブラケット智21・21にヒンジ連結されたテンプル2・2の後端には、前方ステー31と後方ステー32とを有するモダン3が装着してある。こゝに用いられているモダン3も、上記第1実施形態と全く同じ構成である。
【0021】
〔第4実施形態〕
本発明の第4実施形態は図8に示される。この第4実施形態におけるフロント枠1は、弯曲状のリムバー13に横長左右一体型のポリカーボネート樹脂製カラーレンズLを固定して成り、このフロント枠1の左右両端にはL型のブラケット智21・21が固定され、このブラケット智21・21には、更にテンプル2・2がヒンジ連結されている。そして、このテンプル2・2の後端部に、前方ステー31と後方ステー32とを有するモダン3が装着してある。こゝに採用するモダン3もまた、上記第1実施形態と全く同じ構成である。
【0022】
本明細書・図面に具体的に例示する本発明の実施の形態は概ね上記のとおりであるが、本発明は前述の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の設計変更が可能であることは当然であり、次に例示する設計変更例は本発明の技術的範囲に属することは云うまでもない。
(1) モダン3の前方ステー31、後方ステー32、および基部36などの主体部の素材としては、前述の実施形態例では高密度ポリエチレン樹脂を用いる例を上げ
たけれども、それ以外の合成樹脂(例えば、ナイロン、シリコーン樹脂、
PPS樹脂などの如きエンジリアリングプラスチック材料)、竹木、さらに
好みによっては金属材料でも採択可能である。
(2) また、前述の実施形態例においては、前方ステー31と後方ステー32との枢支部位にカム機構を用いる例を掲げているが、前方ステー31の上部に後方ステー32を連結してモダン3を構成する枢軸35として、摩擦抵抗の大なる増摩性樹脂製のピボットを用いたり、あるいは摩擦抵抗の大なる増摩性樹脂を付着したピボットを用い、後方ステー32のチルト操作時に前記増摩性樹脂に軋摩抵抗を生じさせて後方ステー32の停止位置を安定にすることも可能である。
(3) また、本発明のイヤークリップ方式のモダン3をテンプル2の後端部に装着するに構造としては、当該テンプルの挿入の深さを微調整することにより、モダン3・3による左右両耳のクリップ位置を各人毎に変更調整できるよう
にすることも可能である。
(4) 更に、前述の実施形態例においては、テンプル2とモダン3とは別体に作製する例についてのみ説明しているが、テンプル2とモダン3の前方ステー31とを同材質で一体に成形することも可能であって、この場合には前方ステー31の上部に後方ステー32の基端部を枢支して後方ステー32の自由端を上下に
チルト操作可能に連結するものとする。
【0023】
【発明の効果】
以上、実施形態を挙げて具体的に説明したとおり、本発明を適用して構成したイヤークリップ眼鏡は、テンプル後端部に設けたモダンの前方ステーと後方ステーとで耳介の付根近傍を巧みに挟込んでクリップすることができるので、一旦、用法に従って着用するならば、フロント枠を着用者の眼部適正位置に対置させた状態を安定かつ持続的に保持することができ、その着用性は頗る良好である。
【0024】
また、本発明において使用されるテンプルのモダン部は、前方ステーに後方ステーをチルト操作可能に枢支してあるだけであるので、その構成は頗る簡素にして外観デザインも良好であって、コスト的に安価に作製でき、しかもファッション性の要求も満足することができる。
【0025】
このように本発明によれば、前示の特許文献1〜3に開示された先行公知技術の難点を悉く解消することができるうえに、経済的にも安価に提供することができるから、その産業上の利用価値は頗る大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態であるイヤークリップ眼鏡の斜視図である。
【図2】図2は、第1実施形態におけるテンプル後端のモダンの構造を示した部分拡大構造説明図である。
【図3】図3は、第1実施形態におけるモダンの後方ステーのチルト動作を表わした部分側面図である。
【図4】図4は、第1実施形態のイヤークリップ眼鏡を着用者が掛けようとする寸前の状態を表わした説明図である。
【図5】図5は、第1実施形態のイヤークリップ眼鏡におけるモダンの後方ステーを下方へチルトさせて耳介を前方ステーと後方ステーとの間に挟み込んだ状態を表わした説明図である。
【図6】図6は、本発明をハーフリム眼鏡に適用した第2実施形態の斜視図である。
【図7】図7は、本発明をリムレス眼鏡に適用した第3実施形態の斜視図である。
【図8】図8は、本発明をサングラスに適用した第4実施形態の斜視図である。
【符号の説明】
1 フロント枠
11 フルリム
12 ハーフリム
13 リムバー
2 テンプル
21 ブラケット智
3 モダン
31 前方ステー
31a ヒンジ片
32 後方ステー
33 カム
33a 安定停止部
34 弾圧子
34a 圧縮コイルバネ
35 枢軸
36 (モダンの)基部
36a (モダンの)接続孔
L レンズ
P 着用者
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロント枠が滑り下がらない眼鏡に関する提案、さらに詳しくは、テンプル後端部に設けたモダンの前方ステーと後方ステーとで耳介の付根近傍を巧みに挟込んでクリップ出来るようにすることにより、フロント枠を着用者の眼部適正位置に対置させた状態を安定かつ持続的に保持することができる着用性の良好なイヤークリップ眼鏡と、それに用いるモダンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のとおり、常識的な通常の眼鏡は、レンズを装着したフロント枠を着用者の眼部前面に対置させて、これをフロント枠の中央に設けた鼻当パッドを着用者の鼻に当接させたときに生ずる摩擦力と、テンプルおよびモダンの側頭部に対する挟着力とによって着用される。
【0003】
ところが、レンズとレンズを保持する枠材料の重量は相当に重く、また着用者の鼻からは汗や皮脂が滲出する。このため、その眼鏡は鼻当パッドが着用者の鼻面に当接していても、レンズを含むフロント枠の重みで汗・皮脂の滲出した鼻面を滑り下がり易くなるのであり、眼鏡を適正位置に保持することが困難になる。そして、その傾向は特に厚手のレンズを装着した眼鏡に極端に現れるのである。
【0004】
また、眼鏡は、長く使用している裡にブリッジの両側が外側に反り返ったり、左右のテンプルが曲がるなど変形して左右側頭部に対する挟着力が低下する傾向があり(左右のテンプルの間隔が着用者の頭幅より広くなる現象=俗称「テンプルのバンザイ」)、これもまた眼鏡の滑り下がり原因となる。
【0005】
しかして、着用中に前述のように眼鏡が滑り下がると、視力矯正眼鏡にあっては適正関係にあるべき着用者の瞳孔に対するレンズの光軸位置が乖離して外界が見難くなり、眼精疲労となる。また、サングラスや所謂「伊達メガネ」にあっては滑り下がると、フロント枠が顔の好ましくない箇所に移動して顔貌イメージを崩すことになるので、装飾品としての眼鏡のファッション性を損なう。
【0006】
従来、眼鏡の滑り下がりを改善しようとする提案としては、鼻当パッドに軟質のシリコーンゴムを採用するもの(例えば、特許文献1参照)、眼鏡テンプルの後端に幅広しゃもじ状の当て具を設けて着用者の後頭頚部を包むように構成したもの(特許文献2参照)、あるいはテンプル後端部に長さ調節自在なボウコード<弓形の弦線> を備えるクッションモダン(特許文献3参照)が知られている。
【0007】
【特許文献1】
実開昭56−139118号公報(請求項4、請求項5、および第5図)
【特許文献2】
特公平6−53179号公報(第1頁左欄、第1図)
【特許文献3】
特開平7−209616号公報(請求項1、段落[0024]、図4)
しかしながら、上掲従来の提案には、次のような不満が残った。
(1) 特許文献1に提案のシリコーンゴムを用いた鼻当パットにあっては、汗や皮脂の分泌が微量なときはシリコーンゴム固有の柔軟性と摩擦性能の作用によって眼鏡フロント枠の滑り下がりを大分抑制できるけれども、夏や運動時のように汗や皮脂の分泌が激しいときには殆ど要をなさない。
(2) 特許文献2に提案の幅広しゃもじ状の当て具をテンプル後端に装着した巨大モダンにあっては、余りにも嵩張ってデザイン的に問題があることに加え、
夏などは暑苦しく、眼鏡の掛外しも面倒という欠点が避けられない。
(3) 特許文献3に提案のボウコード(弓形の弦線)を備えるクッションモダンをテンプル後端に装着する方式は、ソフトな合成樹脂性のボウコードを用いているため、ボウコードの長さを的確に調節したときには当該コードが着用者の耳介後部の付根に靱やかにフィットしてフロント枠の滑り下がりを相当に抑制できるのであるが、耳介の付根に沿ってボウコードが長さ方向に滑り動くことを完全に抑制することができず、フロント枠のレンズが重かったりす
ると、やはり、フロント枠は滑り下がらざるを得なかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の眼鏡に前述の如き問題点があり、これまで提案された改善策では十分満足できる結果が得られなかったことに鑑みて為されたものであって、フロント枠を着用者の眼部適正位置に対置させた状態を安定かつ持続的に保持することができる実用的なイヤークリップ眼鏡と、それに用いるモダンを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するために採用した手段】
本発明者が上記目的を達成するために採用した手段を、添附図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
【0010】
即ち、本発明は、レンズを保持するフロント枠1と;このフロント枠1の左右両端に後方に持ち出し延設された一対のテンプル2・2と;これらテンプル2の後端部に設けられた分岐部材であって、着用者Pの耳珠(tragus:外耳道開口部前方の小隆起<“メローニ図解医学辞典” 482頁L欄>)側近傍に当接可能な前方ステー31、および同前方ステー31の上部に枢支されて自由端を上下にチルト操作可能な後方ステー32を備えるモダン3とを目的達成の手段として採用したものであって、
着用者Pが前記フロント枠1を自己の眼部前面に対置させると共に、テンプル2・2は左右側頭部に充行い、かつ、テンプル2・2後端の各モダン3の前方ステー31は左右の各耳の耳珠側に当接させ、後方ステー32は当該各耳の後部付根側へチルトさせて、これら前方ステー31と後方ステー32とにより左右両耳を各々挟着クリップできるイヤークリップ眼鏡を実現した点に特徴がある。
【0011】
本発明はまた、テンプル2の後端部に装着される眼鏡用部品として、
着用者Pの耳珠側近傍に当接可能な前方ステー31と、この前方ステー31の上部に枢支されて自由端を上下にチルト操作可能な後方ステー32とを連関結合させることによって、耳珠近傍と耳介の付根後部とを前記前方ステー31と後方ステー32とで挟込みクリップできるように構成した点にも特徴がある。
【0012】
さらに本発明は、テンプル2として、当該テンプル2の後端部に、着用者Pの耳珠側近傍に当接可能な前方ステー31が一体に設け、この前方ステー31の上部に後方ステー32を枢支して自由端を上下にチルト操作可能に構成することにより、耳珠近傍と耳介の付根後部とを前記前方ステー31と後方ステー32との間に挟込みクリップできるように構成した点にも特徴がある。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体的に適用して作製した実施の形態(イヤークリップ眼鏡とモダン)を例示して、本発明の構成を更に詳しく説明する。
【0014】
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態を表わす図1〜図5において、符号1で指示するものは眼鏡のフロント枠であり、その左右両側にはブリッジBにより一体に接続されたフルリム11・11を備え、これらフルリム11・11には各々レンズL・Lが抱持されている。このフロント枠1の左右両端には、L型に屈曲して後方へ持ち出したブラケット智21・21が接続されており、その各々の持出端部にはテンプル2・2が折畳み操作自由に連結してある。
【0015】
つぎに、図1〜図5において、符号3で指示するものはイヤークリップ機能を発揮する高密度ポリエチレン樹脂を主体として作製されたモダンである。本実施形態におけるモダン3は、前方ステー31と、この前方ステー31の上部に枢軸35ににて枢支された後方ステー32とが二股を呈する分岐部材として構成されており、後方ステー32の自由端部は上下に揺動させることにより前方ステー31に対し任意角度にチルト操作可能にしてある。そして、このモダン3の基部36には、接続孔36aが開設されており、上記テンプル2・2の後端部の各々に当該モダン3・3の前記接続孔36aを被挿させることにより、第1実施形態のイヤークリップ眼鏡が出来上がる。
【0016】
そこで、上記第1実施形態におけるモダン3の前方ステー31と後方ステー32との連結部分について更に具体的に説明しておくと、本実施形態におけるモダン3の前方ステー31と後方ステー32とを連結する接続部分には図2に示すごときカム機構が配設されている。即ち、後方ステー32の基部には、周縁の所要箇所(着用した際に耳介の付根部に対応する位置)に安定停止部33aを有するカム33を固定しておく一方、前方ステー31には上部のヒンジ片31aの底部から圧縮コイルバネ34aによって付勢された弾圧子34を内挿して、前方ステー31上部のヒンジ片31aに後方ステー32の基部を枢軸35(本実施形態では洋白製のピボット)にてヒンジ連結し、かつ、基部に固定したカム33と前記弾圧子34とを当接させておくのである。かくして、後方ステー32は、枢軸34を支点として上下にチルト操作可能となり、カム33の安定停止部33aと弾圧子34とが当接する位置まで傾動付勢力が作用して両者33aと34が会合したとき安定することになる。
【0017】
こうして作製された第1実施形態のイヤークリップ眼鏡を着用するときには、まず、着用者Pは左右両テンプル2を開き、各モダン3の前方ステー31は左右の耳珠側に当接させ、かつ、後方ステー32を上方へチルトさせた状態で自分の両側頭部に充行う(図4参照)。ついで、左右のレンズL・Lの光軸と自分の両眼の瞳孔とが合致する眼部前面の適正位置にフロント枠1を対置させ、後方ステー32を下方へチルトさせるならば、当該モダン3の前方ステー31は耳珠側、後方ステー32は耳介の後部付根部を挟込むようにクリップすることになるので、当該眼鏡全体は着用者Pの顔の理想的位置に安定に保持されることになるのである。
【0018】
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態は図6に示される。図6中のフロント枠1は、レンズL・Lの上弦部を囲う左右のハーフリム12・12を含んで成り、中央部にはブリッジBを有する。なお、前記左右のレンズL・Lは両端を前記各ハーフリム12に固定したナイロン製コード(図示せず)によって吊支されている。
【0019】
第2実施形態におけるテンプル2・2は、上記フロント枠1の左右両端に固定されたL型のブラケット智21・21にヒンジ連結されて折畳み自在になっており、その後端には上記第1実施形態と全く同じ構成のモダン3が装着してある。
【0020】
〔第3実施形態〕
本発明の第3実施形態は図7に示される。図7に示されるリムレス眼鏡の構成は、本発明者が嘗て提案した登録第3007846号実用新案「3点支持レンズクリップ式リムレス眼鏡」と基本的に同一であって、フロント枠1は左右一対のレンズL・Lを横方向に並立状態に連結して保持するブリッジBにて組み立てられており、このフロント枠1の左右両端に連結したブラケット智21・21にヒンジ連結されたテンプル2・2の後端には、前方ステー31と後方ステー32とを有するモダン3が装着してある。こゝに用いられているモダン3も、上記第1実施形態と全く同じ構成である。
【0021】
〔第4実施形態〕
本発明の第4実施形態は図8に示される。この第4実施形態におけるフロント枠1は、弯曲状のリムバー13に横長左右一体型のポリカーボネート樹脂製カラーレンズLを固定して成り、このフロント枠1の左右両端にはL型のブラケット智21・21が固定され、このブラケット智21・21には、更にテンプル2・2がヒンジ連結されている。そして、このテンプル2・2の後端部に、前方ステー31と後方ステー32とを有するモダン3が装着してある。こゝに採用するモダン3もまた、上記第1実施形態と全く同じ構成である。
【0022】
本明細書・図面に具体的に例示する本発明の実施の形態は概ね上記のとおりであるが、本発明は前述の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の設計変更が可能であることは当然であり、次に例示する設計変更例は本発明の技術的範囲に属することは云うまでもない。
(1) モダン3の前方ステー31、後方ステー32、および基部36などの主体部の素材としては、前述の実施形態例では高密度ポリエチレン樹脂を用いる例を上げ
たけれども、それ以外の合成樹脂(例えば、ナイロン、シリコーン樹脂、
PPS樹脂などの如きエンジリアリングプラスチック材料)、竹木、さらに
好みによっては金属材料でも採択可能である。
(2) また、前述の実施形態例においては、前方ステー31と後方ステー32との枢支部位にカム機構を用いる例を掲げているが、前方ステー31の上部に後方ステー32を連結してモダン3を構成する枢軸35として、摩擦抵抗の大なる増摩性樹脂製のピボットを用いたり、あるいは摩擦抵抗の大なる増摩性樹脂を付着したピボットを用い、後方ステー32のチルト操作時に前記増摩性樹脂に軋摩抵抗を生じさせて後方ステー32の停止位置を安定にすることも可能である。
(3) また、本発明のイヤークリップ方式のモダン3をテンプル2の後端部に装着するに構造としては、当該テンプルの挿入の深さを微調整することにより、モダン3・3による左右両耳のクリップ位置を各人毎に変更調整できるよう
にすることも可能である。
(4) 更に、前述の実施形態例においては、テンプル2とモダン3とは別体に作製する例についてのみ説明しているが、テンプル2とモダン3の前方ステー31とを同材質で一体に成形することも可能であって、この場合には前方ステー31の上部に後方ステー32の基端部を枢支して後方ステー32の自由端を上下に
チルト操作可能に連結するものとする。
【0023】
【発明の効果】
以上、実施形態を挙げて具体的に説明したとおり、本発明を適用して構成したイヤークリップ眼鏡は、テンプル後端部に設けたモダンの前方ステーと後方ステーとで耳介の付根近傍を巧みに挟込んでクリップすることができるので、一旦、用法に従って着用するならば、フロント枠を着用者の眼部適正位置に対置させた状態を安定かつ持続的に保持することができ、その着用性は頗る良好である。
【0024】
また、本発明において使用されるテンプルのモダン部は、前方ステーに後方ステーをチルト操作可能に枢支してあるだけであるので、その構成は頗る簡素にして外観デザインも良好であって、コスト的に安価に作製でき、しかもファッション性の要求も満足することができる。
【0025】
このように本発明によれば、前示の特許文献1〜3に開示された先行公知技術の難点を悉く解消することができるうえに、経済的にも安価に提供することができるから、その産業上の利用価値は頗る大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態であるイヤークリップ眼鏡の斜視図である。
【図2】図2は、第1実施形態におけるテンプル後端のモダンの構造を示した部分拡大構造説明図である。
【図3】図3は、第1実施形態におけるモダンの後方ステーのチルト動作を表わした部分側面図である。
【図4】図4は、第1実施形態のイヤークリップ眼鏡を着用者が掛けようとする寸前の状態を表わした説明図である。
【図5】図5は、第1実施形態のイヤークリップ眼鏡におけるモダンの後方ステーを下方へチルトさせて耳介を前方ステーと後方ステーとの間に挟み込んだ状態を表わした説明図である。
【図6】図6は、本発明をハーフリム眼鏡に適用した第2実施形態の斜視図である。
【図7】図7は、本発明をリムレス眼鏡に適用した第3実施形態の斜視図である。
【図8】図8は、本発明をサングラスに適用した第4実施形態の斜視図である。
【符号の説明】
1 フロント枠
11 フルリム
12 ハーフリム
13 リムバー
2 テンプル
21 ブラケット智
3 モダン
31 前方ステー
31a ヒンジ片
32 後方ステー
33 カム
33a 安定停止部
34 弾圧子
34a 圧縮コイルバネ
35 枢軸
36 (モダンの)基部
36a (モダンの)接続孔
L レンズ
P 着用者
Claims (10)
- レンズを保持するフロント枠1と;このフロント枠1の左右両端に後方に持ち出し延設された一対のテンプル2・2と;これらテンプル2の後端部に設けられた分岐部材であって、着用者Pの耳珠側近傍に当接可能な前方ステー31、および同前方ステー31の上部に枢支されて自由端を上下にチルト操作可能な後方ステー32を備えるモダン3とから成り、
着用者Pが前記フロント枠1を自己の眼部前面に対置させると共に、テンプル2・2は左右側頭部に充行い、かつ、テンプル2・2後端の各モダン3の前方ステー31は左右の各耳の耳珠側に当接させ、後方ステー32は当該各耳の後部付根側へチルトさせて、これら前方ステー31と後方ステー32とにより左右両耳を各々挟着クリップできるように構成したことを特徴とするイヤークリップ眼鏡。 - テンプル2と前方ステー31とが一体に形成されており、この前方ステー31の上部に後方ステー32の基端部が枢支されて自由端が上下にチルト操作可能に構成したことを特徴とする請求項1記載のイヤークリップ眼鏡。
- モダン3における前方ステー31の上部に後方ステー32を連結する枢支部位に、周縁の所要箇所に安定停止部33aが形成されたカム33を配設する一方、このカム33は弾圧子34に当接して、当接位置が常時弾力的に押圧されて後方ステー31が当該カム33の安定停止部33aに傾動するように枢支したことを特徴とする請求項1記載のイヤークリップ眼鏡。
- 前方ステー31の上部に後方ステー32を連結してモダン3を構成する枢軸35として、摩擦抵抗の大なる増摩性樹脂製のピボット、又は摩擦抵抗の大なる増摩性樹脂を付着したピボットを用い、後方ステー32のチルト操作時に前記増摩性樹脂が軋摩抵抗が生じて後方ステー32の停止位置を安定にすることを特徴とする請求項1記載のイヤークリップ眼鏡。
- フロント枠1が左右一対のレンズの全周を囲うフルリム11・11を含んで成ることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載のイヤークリップ眼鏡。
- フロント枠1が左右一対のレンズの上弦部又は下弦部を保持するハーフリム12・12を含んで成ることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載のイヤークリップ眼鏡。
- フロント枠1が、左右一対のレンズを横方向に並立状態に連結して保持するブリッジBによって構成されている一方、前方ステー31と後方ステー31とを有するモダン3を後端部に装着したテンプル2・2が前記フロント枠1の左右両端に連結したブラケット智21・21に枢支されて、全体がリムレス形態を成していることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載のイヤークリップ眼鏡。
- フロント枠1が着用者Pの左右両眼を覆う一枚の調光又は色付きレンズを含んでおり、このレンズの左右両端にテンプル2・2が各々後方へ延設され、さらに、これらテンプル2の後端部に前方ステー31と後方ステー32とを備えるモダン3が各々装着されて、サングラス形態に構成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載のイヤークリップ眼鏡。
- テンプル2の後端部に装着される眼鏡用部品であって、着用者Pの耳珠側近傍に当接可能な前方ステー31と;この前方ステー31の上部に枢支されて自由端を上下にチルト可能に操作できる後方ステー32とを具備することを特徴とするイヤークリップ眼鏡用のモダン。
- テンプルの後端部に、着用者の耳珠側近傍に当接可能な前方ステーが一体に設けられており、この前方ステーの上部に後方ステー32が枢支されて自由端が上下にチルト操作可能に構成されていることを特徴とするイヤークリップ眼鏡用のモダン。
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-
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