JP2000233623A - 車高調整装置を有するホイールショベル - Google Patents
車高調整装置を有するホイールショベルInfo
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Abstract
高変動を抑制する。 【解決手段】車高調整用油圧シリンダ2と油圧ポンプ1
3およびタンクとの間にボール式3位置切換弁8を設置
する。ボデイ8aに内蔵されたボール8bを外部操作に
中立位置に切り換えると、油圧シリンダ2は油圧ポンプ
13およびタンクから遮断され、リークをほぼゼロとす
ることができる。油圧シリンダ2をサスペンションとし
て機能させるアキュムレータ7を下部走行体81に設置
し、ボール式3位置切換弁8をアキュムレータ7に近接
して下部走行体81に設置する。これにより、設計上の
サスペンション性能が得られる。
Description
するホイールショベルに関する。
車輪で移動する作業車両は高速走行化の傾向にあり、高
速走行時のオペレータの乗り心地性をより向上させるた
め、例えば特開平7−132723号公報には車体とア
クスルとの間にサスペンション機構を備えた作業車両が
開示されている。この作業車両では、車体の左右側面に
復動式の油圧シリンダを装着してそのボトム室同士を配
管を介して接続し、その配管の途中に絞りとアキュムレ
ータが設けられ、油圧シリンダの各シリンダロッドがそ
れぞれアクスルにピン結合されている。そしてこのよう
なサスペンション機構により、走行時のアクスルの振動
を吸収、減衰し、走行時の乗り心地を向上させている。
この作業車両には、車高調整用のスプール式の3ポート
3位置の電磁制御弁が設けられ、この電磁制御弁の切換
により油圧シリンダを伸縮して車高を調整可能としてい
る。
両では、スプール式電磁制御弁を用いており、走行時な
ど車高調整をしないときは、油圧シリンダを油圧源もし
くはタンクから遮断するために電磁制御弁を中立位置に
切り換えている。しかしながら、スプール式制御弁は中
立時のリークが多いので、走行中もしくは停車中に車高
が変動するおそれがある。
からのリークによる車高変動を抑制するようにした車高
調整装置を有するホイールショベルを提供することにあ
る。
1、図5および図6を参照して説明する。 (1)請求項1の発明は、圧油を発生する油圧源13
と、走行体81のアクスル1と旋回体83の車体フレー
ム87との間に設けられ、圧油の給排により車体フレー
ム87の高さを調節する油圧シリンダ2と、油圧シリン
ダ2に対して油を給排制御する給排手段とを備えた車高
調整装置を有するホイールショベルに適用される。そし
て、車高調整時に油圧シリンダ2への油の給排経路を切
り換える車高調整弁8と、給排経路を油圧シリンダ2か
ら遮断するストップ弁8とにより給排手段を構成するこ
とにより、上述した目的を達成する。 (2)請求項2の発明は、請求項1の車高調整装置を有
するホイールショベルにおいて、油圧シリンダ2に接続
され当該油圧シリンダ2をサスペンションとして機能さ
せるアキュムレータ7を備え、このアキュムレータ7と
ストップ弁8を走行体81に設置し、油圧源13を旋回
体83に設けたことを特徴とする。 (3)請求項3の発明は、請求項1の車高調整装置を有
するホイールショベルにおいて、車高調整弁8とストッ
プ弁8を一体化弁としたことを特徴とする。 (4)請求項4の発明は、請求項3の車高調整装置を有
するホイールショベルにおいて、一体化弁をボール式3
位置切換弁8とし、このボール式3位置切換弁8を、ポ
ンプポート8P、タンクポート8T、およびサービスポ
ート8Aを設けたボデイ8aと、ボデイ8aに内蔵さ
れ、外部操作によりポンプポート8Pとサービスポート
8Aを接続する第1の位置と、サービスポート8Aとタ
ンクポート8Tを接続する第2の位置と、3つのポート
のいずれも接続しない第3の位置とに操作されるボール
8bとで構成したことを特徴とする。 (5)請求項5の発明は、請求項4の車高調整装置を有
するホイールショベルにおいて、油圧シリンダ2に接続
され当該油圧シリンダ2をサスペンションとして機能さ
せるアキュムレータ7を備え、このアキュムレータ7と
ボール式3位置切換弁8を走行体81に設置し、油圧源
13を旋回体83に設けたことを特徴とする。
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
施の形態について説明する。図1は、本発明が適用され
るホイールショベルの側面図(一部断面図)である。図
1に示すように、ホイールショベルは、下部走行体81
と、旋回装置82を介して下部走行体81の上部に旋回
可能に連結された上部旋回体83とを有する。上部旋回
体83にはブーム84A、アーム84B、バケット84
Cからなる作業用フロントアタッチメント84(以下、
アタッチメントと呼ぶ)と運転室85とが設けられ、運
転室85の入口にはオペレータが搭乗した際に解除位置
(A位置)に、降車する際にロック位置(B位置)にそ
れぞれ操作されるゲートロックレバー86が設けられて
いる。下部走行体81には、シャシフレーム87(以
下、フレームと呼ぶ)と、走行用の油圧モータ88、ト
ランスミッション89、プロペラシャフト90およびタ
イヤ91が設けられ、プロペラシャフト90からの駆動
力はアクスル1,1'を介してタイヤ91に伝達される。
本実施の形態では、後側のアクスル1'はフレーム87
に直接固定され、前側のアクスル1は以下のようなサス
ペンション機構を介してフレーム87に連結される。
ベルの正面図(図1の矢視A図)であり、主にサスペン
ション機構の構成を示す。図2に示すように、フレーム
87の左右端部には伸縮可能なシリンダ2を有するシリ
ンダブロック3がそれぞれ装着されており、ピストンロ
ッド2aの先端はピン92を介して回動可能にアクスル
1に連結されている。また、フレーム87の左右端部の
一方(図では左側)にはリンク4の一端がピン93を介
して回動可能に連結され、その他端はフレーム87の底
部に設けられた開口部87aを通ってアクスル1の中央
部(センターラインCL上)に達し、ピン94を介して
回動可能に連結されている。これによって、ピン93を
支点にしてリンク4は矢印の如く回動し、ピストンロッ
ド2aの伸縮の範囲内でフレーム87に対してアクスル
1は主に上下動する。また、場合によってはピストンロ
ッド2aの伸縮の範囲内でピン94を支点にしてアクス
ル1は揺動する。
ベルを底面から見た図(図1の矢視B図)であり、主に
油圧配管の配置を示す。なお、図3においてアクスル1
は不図示とする。図3に示すように、左右のシリンダブ
ロック3は配管5を介して接続され、その配管5の途中
(中央)には配管6を介してアキュムレータ7が接続さ
れている。アキュムレータ7にはさらに、切換レバー8
aの手動操作によってその位置が切り換えられる方向切
換弁8が配管9を介して接続され、方向切換弁8は配管
10を介してセンタージョイント11に接続されてい
る。油圧回路の詳細は図5により後述する。なお、後述
する油圧ポンプ13とタンクは上部旋回体83(図1参
照)に設置され、車高調整時には、センタージョイント
11を介して油圧ポンプ13からの圧油が下部走行体8
1に設置されている油圧シリンダ2やアキュムレータ7
などに供給されたり、油圧シリンダ2から油が方向切換
弁8とセンタジョイント11を介してタンクへ排出され
る。
て内部のガスと油とを分離するいわゆるダイヤフラム式
であり、ブラダによって内部のガスと油とを分離するい
わゆるブラダ式アキュムレータと比較すると、およそ次
のような特徴を有している。すなわち、ダイヤフラム式
は全体が円形状を有しており、長手方向の高さはブラダ
式に比べ低くなっている。また、ダイヤフラム式はその
構造上、姿勢に制約がなく、長手方向を鉛直方向に向け
て配置する(以降、これを縦置きと呼ぶ)ことも、長手
方向を水平方向に向けて配置する(以降、これを横置き
と呼ぶ)ことも可能である。これに対してブラダ式はそ
の構造上、横置きにして用いることは困難である。図3
に示すように、本実施の形態ではダイヤフラム式のアキ
ュムレータ7を横置きにして搭載している。
-IV線断面図)であり、主にアキュムレータ7の取り付
け状態を示す。図4に示すようにフレーム87は、上板
87bと、上板87bの下面の左右にそれぞれ溶接され
た断面コの字状の側板87cとによって基本的に構成さ
れ、上板87bと側板87cの間には横長のスペースが
形成されている。そして、上板87bの下面にはさらに
断面L字状(図3参照)のブラケット87dが溶接さ
れ、そのブラケット87dにはバンド40と一体化され
た脚部材40aがボルト41で締結されている。バンド
40は略C字状に形成され、その内側にはアキュムレー
タ7が取り付けられている。バンド40の両端部にはボ
ルト42が挿通され、ボルト42にはナット43が螺合
されており、ボルト42を締め付けるとバンド40が収
縮し、これによってアキュムレータ7が固定される。な
お、前述した配管5は配管固定部材44を介して左右の
側板87cに吊持されている。
ス内において、アキュムレータ7は、その上端部がフレ
ーム87の上板87bから突出せず、かつその下端部が
側板87cの下端面から突出することなく配置されてい
る。すなわち、アキュムレータ7はその全部がフレーム
87の上端面および下端面の内側に収まっている。この
ようにアキュムレータ7を配置することで、アキュムレ
ータ7はフレーム87の内部に格納され、飛散物などか
ら保護されるとともに、美観が向上する。また、アキュ
ムレータ7は横置きで装着されているため、アキュムレ
ータ7に接続された配管6の下方への出っ張りを防止す
ることができる。なお、この場合、左右の油圧シリンダ
2を接続する配管5は側板87cの最下面より下方に突
出して横架されるが、配管6の出っ張りがないためその
突出量は最小化することができる。本実施の形態ではダ
イヤフラム式のアキュムレータ7を用いるが、これに代
えてブラダ式のアキュムレータを搭載する場合にはその
高さが高くなって、左右の側板87cと上板87bによ
って形成されるスペース内にアキュムレータを格納する
ことが困難となる。
ペンションの構成を示す油圧回路図であり、本実施の形
態に係わるサスペンションは、走行時のサスペンション
機能に加えて車高調整機能とサスペンションロック機能
とを有している。図5に示すように、アキュムレータ7
は前述した方向切換弁8とセンタージョイント11を介
し、さらに油圧パイロット切換弁12を介してメイン油
圧源13に接続されている。油圧パイロット切換弁12
のパイロットポート12aは電磁切換弁14とロックバ
ルブ15を介してパイロット油圧源16に接続されてい
る。ロックバルブ15は運転室85に設けられたゲート
ロックレバー86の操作によってその位置が切り換えら
れる。すなわち、ゲートロックレバー86が解除位置に
操作されると位置(イ)に切り換えられ、ロック位置に
操作されると位置(ロ)に切り換えられる。電磁切換弁
14は、後述する電気信号Iによってそのソレノイド1
4aが励磁されると位置(ロ)に、ソレノイド14aが
消磁されると位置(イ)にそれぞれ切り換えられる。
に位置(ロ)に切り換えられると、油圧パイロット切換
弁12のパイロットポート12aにはパイロット油圧源
16からのパイロット圧が供給され、油圧パイロット切
換弁12は位置(ロ)に切り換えられる。これによっ
て、メイン油圧源13からの圧油が方向切換弁8に供給
され、車高を高くする調整が可能となる。また、ロック
バルブ15と電磁切換弁14の少なくとも一方が位置
(イ)に切り換えられると、油圧パイロット切換弁12
のパイロットポート12aはタンクに連通され、油圧パ
イロット切換弁12は位置(イ)に切り換えられる。こ
れによって、方向切換弁8はタンクと連通され、車高を
高くする調整が禁止されて車高を低くする調整が可能と
なる。
り、例えば図6に示すようなボールバルブで構成され
る。方向切換弁8が位置(イ)に切り換えられるとAポ
ート8AはPポート8Pに連通し、位置(ハ)に切り換
えられるとAポート8AはTポート8Tに連通する。ま
た、位置(ロ)に切り換えられると、図6に示すように
Aポート8AはPポート8P、Tポート8Tから完全に
ブロックされ、つまりAポート8Aからの漏れ量はほぼ
ゼロとなる。この方向切換弁8は、Pポート(ポンプポ
ート)8P、Tポート(タンクポート)8TおよびAポ
ート(サービスポート)8Aが設けられたボデイ8a
と、ボデイ8aに内蔵され、上記(イ)位置、(ロ)位
置および(ハ)に外部操作により切り換えられるボール
8bとから構成される。したがって、方向切換弁8は、
圧油の流れを切り換える方向切換弁としての機能と、圧
油の流れを遮断する漏れ量がほぼゼロのストップ弁とし
ての機能を兼ね備える。そして、(イ)位置と(ロ)位
置との間でボール8bが操作される場合には、ボール8
bの操作量に応じた開口面積となり、いわゆるメータリ
ング性を持ったストップ弁とすることができる。
続される管路6には面積A1の絞り6aが、一対のシリ
ンダブロック3をそれぞれ連通する管路5には面積A2
の絞り5aがそれぞれ設けられ、これらの絞り5a,6
aには少なくともA1>A2の関係が成立している。シリ
ンダ2が収縮して管路5内に高圧油が供給されると、そ
の圧油は絞り5a,6aを介してアキュムレータ7に蓄
圧され、蓄圧された圧油は車体を中立位置に復帰させる
ように各々のシリンダ2に供給される。この場合、アキ
ュムレータ7は主に振動を吸収するばねとして機能し、
抵抗体としての絞り5a,6aは主に振動を減衰するダ
ンパとして機能する。これらのばねやダンパの特性は、
アキュムレータ7に封入されたガス圧や絞り5a,6a
の面積によって決定される。
岐され、一方はパイロットチェック弁17を介してシリ
ンダ2のボトム室2bに接続され、他方は面積A3(<
A1)の絞り5bとパイロットチェック弁17を介して
シリンダ2のロッド室2cに接続されている。パイロッ
トチェック弁17のパイロットポートは電磁切換弁18
を介してパイロット油圧源16に接続されており、電磁
切換弁18の切換によってパイロットチェック弁17の
駆動が制御される。電磁切換弁18は、後述する電気信
号Iによってそのソレノイド18aが励磁されると位置
(ロ)に、ソレノイド18aが消磁されると位置(イ)
にそれぞれ切り換えられる。
れると、パイロット油圧源16からの圧油がパイロット
チェック弁17のパイロットポートへ供給される。これ
によって、パイロットチェック弁17は単なる開放弁と
して機能し、各シリンダ2の油室2b,2cからの圧油
の移動が可能となる(アンロック状態)。なお、このと
きボトム室2bとロッド室2cの圧油の流れは絞り5b
によって規制され、すなわち、絞り5bは主に振動を減
衰するダンパとして機能する。電磁切換弁18が位置
(イ)に切り換えられると、パイロット油圧源16から
の圧油の供給は停止され、これによって、パイロットチ
ェック弁17は通常のチェック弁として機能し、各シリ
ンダ2の油室2b,2cからの圧油の排出が禁止される
(ロック状態)。
ョンの電気回路図である。図7に示すように、電気回路
は走行、駐車、作業の各モードに対応してT接点21
T、P接点21P、W接点21Wに切り換えられるブレ
ーキスイッチ21と、運転室85からの操作によって車
高調整を指令する車高調整スイッチ22と、電源23
と、リレー24,25,26とによってリレー回路を構成
し、このリレー回路によって電磁切換弁14,18のソ
レノイド14a,18a、駐車ブレーキ解除用のソレノ
イド27および作業ブレーキ作動用のソレノイド28へ
の電気信号Iの供給がそれぞれ制御される。
の共通接点21sは電源23に、T接点21Tはリレー
24のa接点24aとリレー25のコイル25cと駐車
ブレーキ解除用のソレノイド27に、W接点21Wはリ
レー26のコイル26cと作業ブレーキ作動用のソレノ
イド28にそれぞれ接続され、P接点21Pは開放され
ている。ブレーキスイッチ21がW接点21W側へ切り
換えられると、作業ブレーキ作動用のソレノイド28が
励磁されて作業ブレーキが作動するとともに、駐車ブレ
ーキ解除用のソレノイド27が消磁されて駐車ブレーキ
が作動する。ブレーキスイッチ21がP接点21P側へ
切り換えられると、駐車ブレーキ解除用のソレノイド2
7が消磁されて駐車ブレーキが作動する。なお、作業ブ
レーキ、駐車ブレーキは周知のものであり、その図示は
省略する。
ー24の共通接点24sに、リレー24のb接点24b
はリレー26のa接点26aに、リレー26の共通接点
26sは電源23にそれぞれ接続され、リレー26のb
接点26bは開放されている。また、電磁切換弁14の
ソレノイド14aは車高調整スイッチ22に、車高調整
スイッチ22はリレー25のa接点25aに、リレー2
5の共通接点25sは電源23にそれぞれ接続され、リ
レー25のb接点25bは開放されている。したがっ
て、ブレーキスイッチ21がP接点21P側あるいはW
接点21W側へ切り換えられるとリレー25がa接点2
5a側へ切り換えられ、この状態で車高調整スイッチ2
2がオンされると、電磁切換弁14のソレノイド14a
は電源23と接続されて励磁される。また、ブレーキス
イッチ21がP接点21P側に切り換えられ、車高調整
スイッチ22がオンされると、リレー24およびリレー
26がそれぞれb接点24b側およびa接点26a側に
切り換えられ、電磁切換弁18のソレノイド18aは電
源23と接続されて励磁される。すなわち、駐車モード
で車高調整スイッチ22をオン操作することにより、パ
イロットチェック弁17が開放状態となり、他の車高調
整条件が成立していれば方向切換弁8の操作により車高
調整が可能となる。さらに、ブレーキスイッチ21がT
接点21T側に切り換えられると、リレー24はa接点
24a側へ切り換えられ、電磁切換弁18のソレノイド
18aは電源23と接続されて励磁される。これによ
り、走行時にパイロットチェック弁17は開放とされ
て、油圧シリンダ2をサスペンションとして利用するこ
とができる。
ョンの動作をより具体的に説明する。 (1)走行モード 走行モードにおいては、図7に示すようにブレーキスイ
ッチ21がT接点21T側へ切り換えられる。これによ
って、作業ブレーキ作動用のソレノイド28が消磁され
て作業ブレーキが解除されるとともに、駐車ブレーキ解
除用のソレノイド27が励磁されて駐車ブレーキが解除
される。また、リレー25のコイル25cが通電されて
リレー25はb接点25b側へ切り換えられ、これによ
って、電磁切換弁14のソレノイド14aへの回路が切
断されてソレノイド14aは消磁され、電磁切換弁14
は位置(イ)となる。さらに、リレー26のコイル26
cへの回路が切断されてリレー26はa接点26a側へ
切り換えられるとともに、リレー24のコイル24cへ
の回路が切断されてリレー24はa接点24a側へ切り
換えられ、ソレノイド18aは励磁されて電磁切換弁1
8は位置(ロ)となる。なお、走行モードにおけるソレ
ノイド14aの消磁、およびソレノイド18aの励磁
は、車高調整スイッチ22の操作とは無関係である。
ソレノイド14aが消磁されると電磁切換弁14は位置
(イ)に切り換えられ、油圧パイロット切換弁12のパ
イロットポート12aはタンクに連通される。これによ
って、油圧パイロット切換弁12は位置(イ)に切り換
えられ、方向切換弁8のPポートはタンクに連通され
る。また、前述したようにソレノイド18aが励磁され
ると電磁切換弁18は位置(ロ)に切り換えられ、パイ
ロット油圧源16からの圧油がパイロットチェック弁1
7のパイロットポートに供給される。これによって、パ
イロットチェック弁17は単なる開放弁として機能し、
各シリンダ2のボトム室2bとロッド室2c、およびア
キュムレータ7間での圧油の移動が可能となってサスペ
ンション機能が発揮される。なお、走行モードにおいて
は、方向切換弁8は図6に示す中立位置に切り換えられ
ており、切換レバー8aはフレーム87の下部に設けら
れているので走行中に切換レバー8aが操作されること
はなく、方向切換弁8からの圧油の流出は阻止される。
つまり、誤操作により走行時に車高が下がることがな
い。
業車両の高速走行時、路面の凹凸により高サイクルの振
動がタイヤ91,アクスル1を介してピストンロッド2
aに入力されると、高圧側のシリンダ2(収縮している
方のシリンダ)からの圧油(動的な圧油)の一部は絞り
5a,6aを介してアキュムレータ7へと移動し、アキ
ュムレータ7に蓄圧された後、車体を中立位置に復帰さ
せるように各々のシリンダ2へ供給される。このとき、
アキュムレータ7はピストンロッド2aの振動を吸収す
るバネとして機能し、アキュムレータ7のガス圧が高い
ほど堅いサスペンションとなる。また、絞り5a,5b,
6aは振動の伝達を規制するダンパとして機能し、絞り
が小さいほどシリンダ2がストロークしにくくなって減
衰性が増加する。このような圧油の移動を伴うシリンダ
2の伸縮により、フレーム87に対してアクスル1が上
下動または揺動し、走行中にタイヤ91が路面から外力
を受けた場合であっても、その外力がフレーム87へと
直接伝達されるのを防止する。なお、この場合、左右の
タイヤ91の双方が同一方向の外力を受けた場合等で左
右のシリンダ2が同方向に伸縮するとアクスル1が上下
動し、また、左右のタイヤの一方のみが外力を受けた場
合等で左右のシリンダ2が互いに逆方向に伸縮するとア
クスル1が揺動する。
により低サイクルの振動がピストンロッド2aに入力さ
れると、高圧側のシリンダ2から低圧側のシリンダ2へ
と圧油(静的な圧油)が供給され、各シリンダ2の圧力
は等しくなる。これによって、路面に凹凸があってもタ
イヤ91の接地圧を等しく保持することができ、作業車
両の安定性を高めることができる。一方、作業車両の停
止時においては、各シリンダ2の圧力は等しくなって圧
油の流れは停止し、アタッチメント84からの重力Wと
シリンダ2内のピストン2pに作用する力Fとが均衡
(W=F)した位置でシリンダ2は静止する。なお、こ
の場合、ピストン2pに作用する力Fは、ボトム室2側
のピストン2pの受圧面積をS1、ロッド室2c側のピ
ストン2pの受圧面積をS2、シリンダ2内の圧力をP
とすると、F=P×(S1−S2)となる。
ッチ21がP接点21P側へ切り換えられる。これによ
って、駐車ブレーキ解除用のソレノイド27と作業ブレ
ーキ作動用のソレノイド28はともに消磁され、駐車ブ
レーキは作動されて作業ブレーキは解除される。ここ
で、車高調整スイッチ22がオフ(開)されると、電磁
切換弁14のソレノイド14aが消磁されるとともに、
リレー24のコイル24cへの回路が切断されてリレー
24がa接点24a側へ切り換えられ、電磁切換弁18
のソレノイド18aが消磁される。
8aが消磁されると電磁切換弁14,18はともに位置
(イ)に切り換えられる。これによって、油圧パイロッ
ト切換弁12は位置(イ)に切り換えられ、方向制御弁
8のPポートはタンクと連通されるとともに、パイロッ
トチェック弁17のパイロットポートへの圧油の供給は
停止され、パイロットチェック弁17はチェック弁とな
って各シリンダ2の油室2b,2cからの圧油の移動は
禁止される。すなわち、車高調整スイッチ22がオフさ
れているときに方向切換弁8が操作されたとしても、油
圧シリンダ2に対する圧油の給排が禁止され、車高が不
所望に変動することがない。
ント84の種類によって車高を所望の高さ位置に調整す
ることができるが、この調整は駐車モードで行う。以
下、高さ位置の調整(車高調整)について説明する。初
期条件として、標準的な重量wのアタッチメント84が
装着され、図8(a)に示すように、シリンダ2の収縮
方向と伸張方向のストローク可能量L1,L2がそれぞれ
等しい(L1=L2)位置でピストン2pが静止している
とする。ここで、図8(b)に示すように、重量W'
(>W)のアタッチメント84'に交換すると、シリン
ダ2が収縮して前側の車高が低くなり、収縮方向のスト
ローク可能量L1'が小さくなる(L1'<L1)。また、
図8(c)に示すように、重量W''(<W)のアタッチ
メント84''に交換すると、シリンダ2が伸張して前側
の車高が高くなり、伸張方向のストローク可能量L2''
が小さくなる(L2''<L2)。このようにアタッチメ
ント84を交換すると、車高が低くまたは高くなり、収
縮方向または伸張方向のストローク可能量L1'',L2''
が小さくなってサスペンション機能を十分に発揮できず
乗り心地が悪化する。これを防ぐため、車高調整を行
い、アタッチメント84を交換した場合に適正な車高
(例えばL1'=L2',L1''=L2'')に保つ。
ブレーキスイッチ21がP接点21P側へ切り換えられ
るので、リレー25,26のコイル25c,26cは通電
されずリレー25,26はそれぞれa接点25a,26a
側へ切り換えられる。ここで、車高調整を行おうとして
車高調整スイッチ22がオン(閉)されると電磁切換弁
14のソレノイド14aが励磁されるとともに、リレー
24のコイル24cが通電されてリレー24がb接点2
4b側へ切り換えられ、電磁切換弁18のソレノイド1
8aが励磁される。
8aが励磁されると電磁切換弁14,18はともに位置
(ロ)に切り換えられる。また、車高調整を行う場合に
はゲートロックレバー86をロック操作し、ロックバル
ブ15を位置(ロ)に切り換える。これによって、パイ
ロット油圧源16からの圧油は油圧パイロット切換弁1
2のパイロットポート12aへ供給され、油圧パイロッ
ト切換弁12は位置(ロ)に切り換えられるとともに、
パイロット油圧源16からの圧油はパイロットチェック
弁17のパイロットポートへ供給され、パイロットチェ
ック弁17は開放弁とされる。
状態(L1'<2')にあり、L1'=L2'の状態とするため
シリンダ2を伸張させる場合には、切換レバー8aを操
作して方向切換弁8を位置(イ)に切り換える。する
と、メイン油圧源13からの圧油が方向切換弁8を介し
て各シリンダ2の油室2b,2cにそれぞれ供給され、
これによって、ピストン2pに作用する力F(伸張方向
の力)は大きくなってシリンダ2は伸張し、車高が高く
なる。また、シリンダ2が図8(c)の状態(L1''>
L2'')にあり、L1''=L2''の状態とするためシリン
ダ2を収縮させる場合には、切換レバー8aを操作して
方向切換弁8を位置(ハ)に切り換える。すると、各シ
リンダ2の油室2b,2cからの圧油がタンク方向切換
弁8を介してタンクに排出され、これによってピストン
2pに作用する力Fが小さくなってシリンダ2が収縮
し、車高が低くなる。このようにして車高を調整し、車
高が所定値(L1'=L2’,L1''=L2''の成立する値)
に到達すると切換レバー8aを操作して方向切換弁8を
位置(ロ)に切り換える。
21W側に切り換えられる。これによって、作業ブレー
キ作動用のソレノイド28が励磁され、駐車ブレーキ解
除用のソレノイド27が消磁されて、作業ブレーキと駐
車ブレーキがともに作動される。また、リレー25のコ
イル25cが通電されずリレー25はa接点25a側へ
切り換えられるとともに、リレー26のコイルが通電さ
れてリレー26はb接点26b側へ切り換えられる。し
たがって、車高調整スイッチ22が誤ってオン操作さ
れ、リレー24のコイル24cが通電されても電磁切換
弁18のソレノイド18aは励磁されず、電磁切換弁1
8は位置(イ)に切り換えられてパイロットチェック弁
17はチェック弁として機能する。したがって、車高調
整スイッチ22と方向切換弁8が誤操作されても車高変
動が禁止される。
ターロックを用いてさらなる安全性を図っている。車高
調整スイッチ22が誤ってオン操作されると電磁切換弁
14のソレノイド14aは励磁され、電磁切換弁14は
位置(ロ)に切り換えられるが、作業モードにおいては
ゲートロックレバー86がロック操作されるので、ロッ
クバルブ15は位置(イ)に切り換えられ、したがっ
て、油圧パイロット12のパイロットポート12aには
圧油が供給されず、方向切換弁8のPポートはタンクに
連通される。作業モード時、このようにパイロットチェ
ック弁17がチェック弁として機能し、方向切換弁8a
のPポートがタンクと連通されることで、各シリンダ2
の油室2b,2cからの圧油の移動が確実に禁止され、
切換レバー8aを誤って操作しても車高が変化しない。
の圧油はロックバルブ15を介して不図示の作業用パイ
ロットバルブへと供給されるので、例えばアタッチメン
ト84を駆動しようとして不図示の操作レバーが操作さ
れると、操作レバーの操作量に比例したパイロット圧油
がパイロット式コントロール弁に導かれてコントロール
弁が操作され、これによって掘削などの作業が可能とな
る。このとき、各シリンダ2の油室2b,2cからの圧
油の移動は禁止されているので、シリンダ2はストロー
クされず掘削による反力(掘削反力)はアキュムレータ
7に吸収されることなく、サスペンションロック状態で
安定して作業を行うことができる。
果を説明する。 (1)油圧シリンダ2への圧油の給排を制御して車高調
整する油圧回路において、圧油の給排を切り換える切換
弁の機能と、油圧シリンダ2を油圧ポンプ13およびタ
ンクから遮断するストップ弁の機能をボール式3位置切
換弁8により実現したので、切換弁8を中立位置に切り
換えておけば、油圧シリンダ2からの圧油の漏れ(リー
ク)を確実に抑制して車高が不所望に低下することがな
い。また、切換弁とストップ弁を一体化したので小型化
が図れる。さらに、ボデイ8aに内蔵したボール8bの
操作量に応じたメータリング(流量制御特性)が得られ
るので、車高調整時の上部旋回体83の動きが円滑にな
る。さらにまた、ボール式3位置切換弁8をセンタージ
ョイント11の下流に配置したので、すなわち、アキュ
ムレータ7や油圧シリンダ2に近接させて設けたので、
ストップ弁8とアキュムレータ7との油圧配管長(とく
に管路9の管路長)を短くでき、主にアキュムレータ7
の容量に基づいて設計されたサスペンション性能に与え
る影響を小さくできる。さらにこの実施の形態では、管
路9をゴムホースとしているので高圧で弾性変形してサ
スペンション性能が悪化することが予想される。そこ
で、サスペンション用油圧回路の最高圧力(たとえば9
0kg/cm2)よりも十分高い耐圧(たとえば350kg/c
m2)のゴムホースを用い、弾性変形量を小さくしてサス
ペンション性能の悪化を抑制している。
にダイヤフラム式のアキュムレータ7を設けたので、同
一容量のブラダ式と比較するとその高さは低くなり、し
たがって、左右の側板87cと上板87bによって形成
されたスペース内に、効率よく(スペースを有効に使っ
て)アキュムレータ7を配置することができる。また、
アキュムレータ7を横向きに配置したので、アキュムレ
ータ7に接続された配管6を下向きに取り出す必要はな
く、配管6も含めたアキュムレータ7の高さを低くする
ことができる。
クレバー86の操作に連動して切り換えられる切換弁1
2,14,15を設け、駐車ブレーキを作動し、かつ、ゲ
ートロックレバー86をロック位置(作業禁止状態)へ
操作した状態でのみ、つまり駐車モード選択時にのみ方
向切換弁8のPポートへ圧油を供給し、切換レバー8a
の操作による車高調整を可能としたので、走行時および
作業時に車高調整されることはない。その結果、走行時
に車高調整機能を考慮する必要がないので、サスペンシ
ョン性能に係わる各部の設定が容易になるとともに、作
業時においてはチェック弁17によって各シリンダ2の
油室2b,2cからの圧油の移動を禁止したので、掘削
反力を感じながら違和感なく作業することができる。
〜26等によってリレー回路を設け、走行時および作業
時に誤って車高調整スイッチ22がオン操作されても、
あるいは作業時に切換レバー8aが操作されても(走行
中は操作不可能)、車高調整を禁止したので(いわゆる
インターロック)、不所望な車高調整を防止することが
できる。
油圧シリンダ2を油圧ポンプ13またはタンクに接続す
る切換弁機能と、油圧シリンダ2を油圧ポンプ13およ
びタンクから遮断してリークを少なくするストップ弁機
能を一つのボール式3位置切換弁8により実現した。し
かしながら、本発明は車高調整用兼サスペンション用油
圧シリンダのリークを確実に防止して車高変動を抑制す
ることを第1の目的としているから、特開平7−132
723号公報に開示されているようなスプール式の3位
置切換弁を用いる場合において、リークの少ない構造の
ストップ弁をスプール式の3位置切換弁と直列に配置し
てもよい。この場合のストップ弁としては、図6のよう
なボール式の開閉弁や、パイロットポートに作用する圧
力に応じて開放弁となったりチェック弁となるパイロッ
ト式チェック弁などを使用することができる。
のような効果を奏する。 (1)車高調整用油圧シリンダに対する給排手段を、車
高調整弁とストップ弁とで構成するようにしたので、車
高調整用油圧シリンダからリークする油量が抑制され、
上部旋回体の車高が不所望に下がるおそれが防止され
る。 (2)油圧シリンダにサスペンション機能を持たせるア
キュムレータとともにストップ弁あるいはボール式3位
置切換弁を下部走行体に設置してアキュムレータや油圧
シリンダに近接させたので、ストップ弁とアキュムレー
タとの油圧配管長を短くでき、主にアキュムレータの容
量に基づいて設計されたサスペンション性能に与える影
響を小さくできる。 (3)車高調整弁とストップ弁を一体化弁やボール式3
位置切換弁とすれば、小型化が図れる。
置を有するホイールショベルの側面図。
置を有するホイールショベルの正面図(図1の矢視A
図)。
置を有するホイールショベルを底から見た図(図1の矢
視B図)。
置を有するホイールショベルの断面図(図3のIV-IV線
断面図)。
置の油圧回路図。
置のボール式3位置方向切換弁の断面図。
置を有するホイールショベルの電気回路図。
置のシリンダの伸縮状態を示す図。
換弁 13:油圧ポンプ 8a:ボデイ 8b:ボール
Claims (5)
- 【請求項1】圧油を発生する油圧源と、 走行体のアクスルと旋回体の車体フレームとの間に設け
られ、圧油の給排により前記車体フレームの高さを調節
する油圧シリンダと、 前記油圧シリンダに対して油を給排制御する給排手段と
を備えた車高調整装置を有するホイールショベルにおい
て、 前記給排手段は、 車高調整時に前記油圧シリンダへの油の給排経路を切り
換える車高調整弁と、 前記給排経路を前記油圧シリンダから遮断するストップ
弁とを備えることを特徴とする車高調整装置を有するホ
イールショベル。 - 【請求項2】請求項1の車高調整装置を有するホイール
ショベルにおいて、前記油圧シリンダに接続され当該油
圧シリンダをサスペンションとして機能させるアキュム
レータを備え、このアキュムレータと前記ストップ弁を
前記走行体に設置し、前記油圧源を前記旋回体に設けた
ことを特徴とする車高調整装置を有するホイールショベ
ル。 - 【請求項3】請求項1の車高調整装置を有するホイール
ショベルにおいて、前記車高調整弁と前記ストップ弁を
一体化弁としたことを特徴とする車高調整装置を有する
ホイールショベル。 - 【請求項4】請求項3の車高調整装置を有するホイール
ショベルにおいて、前記一体化弁はボール式3位置切換
弁とし、このボール式3位置切換弁を、 ポンプポート、タンクポート、およびサービスポートを
設けたボデイと、 このボデイに内蔵され、外部操作によりポンプポートと
サービスポートを接続する第1の位置と、サービスポー
トとタンクポートを接続する第2の位置と、3つのポー
トのいずれも接続しない第3の位置とに操作されるボー
ルとで構成したことを特徴とする車高調整装置を有する
ホイールショベル。 - 【請求項5】請求項4の車高調整装置を有するホイール
ショベルにおいて、前記油圧シリンダに接続され当該油
圧シリンダをサスペンションとして機能させるアキュム
レータを備え、このアキュムレータとボール式3位置切
換弁を前記走行体に設置し、前記油圧源を前記旋回体に
設けたことを特徴とする車高調整装置を有するホイール
ショベル。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11036047A JP2000233623A (ja) | 1999-02-15 | 1999-02-15 | 車高調整装置を有するホイールショベル |
PCT/JP2000/000715 WO2000047433A1 (fr) | 1999-02-09 | 2000-02-09 | Vehicule de chantier a roues |
DE60039157T DE60039157D1 (de) | 1999-02-09 | 2000-02-09 | Baufahrzeug mit rädern |
KR10-2004-7006294A KR100485993B1 (ko) | 1999-02-09 | 2000-02-09 | 휠식 작업차량 |
US09/890,854 US6820877B1 (en) | 1999-02-09 | 2000-02-09 | Wheeled type working vehicle |
EP00902880A EP1160107B1 (en) | 1999-02-09 | 2000-02-09 | Wheel type working vehicle |
KR10-2001-7009977A KR100444193B1 (ko) | 1999-02-09 | 2000-02-09 | 휠식 작업차량 |
US10/801,670 US7104548B2 (en) | 1999-02-09 | 2004-03-17 | Wheeled type working vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=12458808
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2000233623A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7104548B2 (en) | 1999-02-09 | 2006-09-12 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Wheeled type working vehicle |
JP2012017589A (ja) * | 2010-07-07 | 2012-01-26 | Sanyo Kiki Co Ltd | フロントローダの制御装置 |
JP2012240831A (ja) * | 2011-05-24 | 2012-12-10 | Nippon Yusoki Co Ltd | リーチ型フォークリフト |
-
1999
- 1999-02-15 JP JP11036047A patent/JP2000233623A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7104548B2 (en) | 1999-02-09 | 2006-09-12 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Wheeled type working vehicle |
JP2012017589A (ja) * | 2010-07-07 | 2012-01-26 | Sanyo Kiki Co Ltd | フロントローダの制御装置 |
JP2012240831A (ja) * | 2011-05-24 | 2012-12-10 | Nippon Yusoki Co Ltd | リーチ型フォークリフト |
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A521 | Written amendment |
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