JP2009078725A - 作業車のサスペンション構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】作業車のサスペンション構造において、車体フレーム10と支持ブラケット20とに亘って設けられた走行用のサスペンション機構17を備え、支持ブラケット20に軸受部材18,19を介して前車軸ケース13を前後軸心Y1周りでローリング自在に支持すると共に、支持ブラケット20の下側に軸受部材18,19を連結ボルト32で締め付け固定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、連結ボルト及び軸受部材に無理な引張荷重が作用し難く、連結ボルトの緩みを防止でき、連結ボルト及び軸受部材の破損を防止できる作業車のサスペンション構造を実現することを目的とする。
(構成)
本発明の第1特徴は、作業車のサスペンション構造を次のように構成することにある。
右及び左の前輪を支持する前車軸ケースと、車体フレームの左右軸心周りに上下揺動自在に支持された支持ブラケットと、前記車体フレームと前記支持ブラケットとに亘って設けられた走行用のサスペンション機構とを備え、前記支持ブラケットに軸受部材を介して前記前車軸ケースを前後軸心周りでローリング自在に支持すると共に、前記支持ブラケットの下側に前記軸受部材を連結ボルトで締め付け固定してある。
本発明の第1特徴によると、右及び左の前輪を支持することによる荷重が前車軸ケースに作用すると、前車軸ケースに作用した荷重が、軸受部材を上方へ押し上げる方向の力として作用する。軸受部材は支持ブラケットの下側に連結ボルトで締め付け固定されているので、軸受部材を上方へ押し上げる方向の力が作用すると、軸受部材が支持ブラケット側に押し付けられて、軸受部材に圧縮荷重が作用する。これにより、連結ボルト及び軸受部材に無理な引張荷重が作用し難くなって、連結ボルト及び軸受部材に無理な引張荷重が繰り返し作用することを防止できる。その結果、連結ボルトの緩みを防止できると共に、連結ボルト及び軸受部材の破損を防止できる。
本発明の第1特徴によると、耐久性に優れた作業車のサスペンション構造を実現できる。
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の作業車のサスペンション構造において、次のように構成することにある。
前記支持ブラケットの上側に前記前車軸ケースが位置するように、前記支持ブラケットの上部に前記前車軸ケースを支持してある。
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第2特徴によると、前車軸ケースの上側に位置する支持ブラケットの部分が小さくなり、支持ブラケットが前車軸ケースの上側に突出し難くなって、支持ブラケットが上下揺動した場合における支持ブラケットの上限揺動位置を低く設定できる。その結果、支持ブラケットを上下揺動させる車体フレーム側の空間を確保するための車体フレームへの加工等が少なくなって、車体フレームのフレーム構造を簡素化できる。
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、支持ブラケットを上下揺動させる車体フレーム側の空間を確保しながら、車体フレームの製造コストを削減できる。
図1に基づいてトラクタの全体構成について説明する。図1は、トラクタの全体側面図を示す。図1に示すように、このトラクタは、左右一対の操向操作及び駆動自在な前輪1と、左右一対の駆動自在な後輪2とを走行車体3に備えた四輪駆動仕様に構成されている。走行車体3の前部に、エンジン4等が内装されたボンネット部5を備え、走行車体3の後部に、ステアリングハンドル6、運転座席7等が内装されたキャビン8を備える。
図2〜図5に基づいて、前輪サスペンション15及び支持ブラケット20の詳細構造について説明する。図2は、前輪サスペンション15の全体側面図を示し、図3は、支持ブラケット20の全体斜視図を示す。図4は、支持ブラケット20の全体平面図を示し、図5は、支持ブラケット20の全体正面図を示す。
図6及び図7に基づいて油圧シリンダ17の油圧回路について説明する。図6は、油圧シリンダ17の油圧回路図を示し、図7は、可変絞り43の油圧回路図を示す。図6に示すように、右及び左の油圧シリンダ17は複動シリンダで構成されており、右及び左の油圧シリンダ17のシリンダヘッド側の接続ポートからの圧油を合流したヘッド側合流油路35を介して、右及び左の油圧シリンダ17のシリンダヘッド側がパイロットチェック弁37に接続され、右及び左の油圧シリンダ17のロッド側の接続ポートからの圧油を合流したロッド側合流油路36を介して、右及び左の油圧シリンダ17のロッド側がパイロットチェック弁38に接続されている。
図6に基づいて油圧シリンダ17の作動の一例について説明する。図6に示すように、昇降制御弁49が中立位置49Nに操作され、パイロットチェック弁37,38が開状態に操作されると、パイロットチェック弁47,48が閉状態に操作された状態で、油圧シリンダ17の油室17aとアキュムレータ41が連通し、油圧シリンダ17の油室17bとアキュムレータ42が連通する。これにより、地面の凹凸に応じて前車軸ケース13及び支持ブラケット20が左右軸心X1周りに上下に揺動しようとすると、油圧シリンダ17が伸縮して、油圧シリンダ17の油室17a,17bとアキュムレータ41,42との間で作動油が往復し、油圧シリンダ17がバネ定数K1を備えたサスペンション機構として作動する。
式(1) M×g=PH×AH−MP1×AR
図8〜図11に基づいて油圧シリンダ17の制御について説明する。図8は、制御装置60のブロック図を示し、図9は、制御手段による油圧シリンダ制御のフローチャートを示す。図10は、作業車による作業状態毎のバネ定数及び減衰力の大小関係を説明する表を示し、図11は、制御手段によるピッチング防止制御のフローチャートを示す。
前述の[発明を実施するための最良の形態]においては、支持ブラケット20の後端部を車体フレーム10の左右軸心X1周りに上下揺動自在に支持し、支持ブラケット20の前端部と車体フレーム10とに亘って油圧シリンダ17を設けた例を示したが、支持ブラケット20の異なる部分(例えば支持ブラケット20の前部)を車体フレーム10の左右軸心周りに上下揺動自在に支持するように構成してもよく、支持ブラケット20及び車体フレーム10の異なる位置に亘って油圧シリンダ17を設けるように構成してもよい。
前述の[発明を実施するための最良の形態]及び[発明の実施の第1別形態]においては、左右の油圧シリンダ17によりサスペンション機構を構成した例を示したが、一つの油圧シリンダ17によりサスペンション機構を構成してもよい。この場合、支持ブラケット20の左右中央部と車体フレーム10の左右中央部とに亘って油圧シリンダ17を設ける。また、サスペンション機構として異なる構成を採用してもよく、例えばサスペンションバネを備えたサスペンション機構(図示せず)、又はサスペンションバネ及び油圧シリンダ17を備えたサスペンション機構(図示せず)を採用してもよい。
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]及び[発明の実施の第2別形態]においては、作業車の一例としてトラクタを例に示したが、異なる作業車においても同様に適用できる。
10 車体フレーム
13 前車軸ケース
17 油圧シリンダ(サスペンション機構)
18 前部軸受部材(軸受部材)
19 後部軸受部材(軸受部材)
20 支持ブラケット
32 連結ボルト
X1 左右軸心
Y1 前後軸心
Claims (2)
- 右及び左の前輪を支持する前車軸ケースと、車体フレームの左右軸心周りに上下揺動自在に支持された支持ブラケットと、前記車体フレームと前記支持ブラケットとに亘って設けられた走行用のサスペンション機構とを備え、
前記支持ブラケットに軸受部材を介して前記前車軸ケースを前後軸心周りでローリング自在に支持すると共に、
前記支持ブラケットの下側に前記軸受部材を連結ボルトで締め付け固定してある作業車のサスペンション構造。 - 前記支持ブラケットの上側に前記前車軸ケースが位置するように、前記支持ブラケットの上部に前記前車軸ケースを支持してある請求項1記載の作業車のサスペンション構造。
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2007
- 2007-09-26 JP JP2007250114A patent/JP4875579B2/ja active Active
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