JP2000233435A - パーティクル低減ふっ素樹脂チューブの製造方法 - Google Patents

パーティクル低減ふっ素樹脂チューブの製造方法

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JP2000233435A
JP2000233435A JP11037028A JP3702899A JP2000233435A JP 2000233435 A JP2000233435 A JP 2000233435A JP 11037028 A JP11037028 A JP 11037028A JP 3702899 A JP3702899 A JP 3702899A JP 2000233435 A JP2000233435 A JP 2000233435A
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JP
Japan
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tube
particles
fluororesin
molding
clean air
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JP11037028A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzo Atsumi
雄三 渥美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichias Corp
Original Assignee
Nichias Corp
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Publication date
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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/27Cleaning; Purging; Avoiding contamination

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーティクル低減ふっ素樹脂チューブの製
造方法を提供する。 【解決手段】 定法によりPFA樹脂を溶融押し出し
成形後、チューブ中にクリーンエアを流し、チューブ内
のパーティクルをパージ処理する。 【効果】 製造後のPFA樹脂チューブ内に発生する
パーティクルをパージ処理により低減させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ふっ素樹脂チュー
ブの製造方法に係るもので、特にパーティクル低減ふっ
素樹脂チューブの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造分野では、洗浄装置や
薬液供給装置を構成する部材に、優れた耐熱性、耐薬品
性、電気絶縁性等を有するふっ素樹脂が使用されてい
る。
【0003】ふっ素樹脂チューブもその1つである。こ
のふっ素樹脂チューブには、テトラフルオロエチレンと
パーフルオロアルキルビニールエーテル共重合体(PF
A)やテトラフルオロエチレンと六ふっ化プロピレン共
重合体(FEP)が多用され、一般に溶融押し出し法で
製造されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近時、半導体における
高集積化が進むにつれて、使用部材に要求されるクリー
ン度も高くなっている。
【0005】そこで、上記溶融押し出し法で製造される
ふっ素樹脂チューブについては、パーティクルの低減化
が強く要望されている。
【0006】ここで、前記パーティクルとは、溶融押し
出し法で成形されたチューブ内面に付着した微粒子、ふ
っ素樹脂から溶出する重合触媒残渣、低分子量物(オリ
ゴマー)等を含むものである。
【0007】前記低分子量物(オリゴマー)は、樹脂中
に存在していて、成形時の熱により気化し、それが周囲
の雰囲気中で冷やされ固化してチューブ内面に付着した
ものと推定されている。
【0008】本発明は、ふっ素樹脂またはふっ素樹脂を
ベースとする樹脂混和物を溶融押し出し法でチューブ状
に成形するふっ素樹脂チューブ製造方法に改良を加え、
パーティクルの低減化を可能としたふっ素樹脂チューブ
の製造方法を提供することを主たる目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ふっ素樹脂またはふっ素樹脂をベースとす
る樹脂混和物を溶融押し出してチューブ状に成形するふ
っ素樹脂チューブの製造方法において、チューブ成形
後、または成形中クリーンエアをチューブ中に流し、チ
ューブ内のパーティクルをパージ処理することを要旨と
している。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態とし
ては、定法によりPFA樹脂を溶融押し出し成形後、チ
ューブ中にクリーンエアを流し、チューブ内のパーティ
クルをパージ処理した。
【0011】上記方法によれば、成形後のチューブ中に
流したクリーンエアにより、チューブ内面に付着した微
粒子、ふっ素樹脂から溶出する重合触媒残渣、低分子量
物等のパーティクルはパージされるので、パーティクル
を低減したふっ素樹脂チューブが得られた。
【0012】
【実施例】実施例1 定法によりPFA樹脂を溶融押し出して内径8mm、外
径10mmのチューブを成形した後、チューブ中にクリ
ーンエアを2〜3l/min(圧力0.5kgf/cm 2)で2
0min間通してパージ処理を施し、パーティクル低減P
FAチューブを製造した。
【0013】実施例2 定法によりPFA樹脂を溶融押し出して内径8mm、外
径10mmのチューブを成形中、成形チューブの先端か
らチューブ中にクリーンエアを2〜3l/min(圧力
0.5kgf/cm2)を20min間通してパージ処理を施
し、パーティクル低減PFAチューブを製造した。
【0014】図1〜図2に、チューブの押し出し成形中
にクリーンエアを通してパージ処理する手段を示す。同
図中、1は押し出し成形装置の押出しダイ、1aはエア
出口、2はサイジングダイ、3は水槽、4は引取り機、
Aは溶融樹脂、aは成形チューブである。
【0015】溶融樹脂原料は押出しダイ1から押し出さ
れたあと、サイジングダイ2で所要の径のチューブに成
形され、水槽3で冷却硬化され、引取り機4により前方
に向けて送り出される。この送り出されたチューブaの
先端からチューブ内にクリーンエアを供給してパージ処
理を施すことにより、パーティクル低減PFAチューブ
が得られる。チューブ内に供給されたエアは押出しダイ
1に設けられている出口1aを通って外に排気される。
【0016】上記方法によれば、チューブ成形中に発生
する分解ガス(オリゴマー揮発成分など)が固化してチ
ューブ内表面に付着する前にパージ処理することができ
る。
【0017】比較例1 定法によりPFA樹脂を溶融押し出し成形し、内径8m
m、外径10mmのPFAチューブを製造した。
【0018】上記実施例および比較例でそれぞれ製造し
たPFAチューブ(長さ30m)を供試体とし、図3に
示す試験機によりPFAチューブ内のパーティクルを測
定した結果を、下記表1に示す。
【0019】図3で、Pは供試体チューブ、5は超純水
発生装置、6はフィルター(0.1μm)、7はパーテ
ィクル用カウンター(0.2μm)であり、超純水発生
装置5より超純水を流量3.8l/minで供試体チュー
ブP内に循環させ、その超純水を連続的にパーティクル
用カウンター7により測定した。
【0020】
【表1】 上記値は、測定開始から20分間に測定された0.2μ
m以上の大きさのパーティクルの総数である。
【0021】上記表1に示す如く、本発明によれば、ふ
っ素樹脂チューブの成形時の製造方法を改良することに
より、チューブ内で発生するパーティクル量が約1/2
に低減できたことが確認された。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ふっ素樹脂チューブ成形時の製造方法を改良することに
より、チューブ内に発生するパーティクル量を低減させ
たふっ素樹脂チューブを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂チューブの押し出し成形装置の概略図であ
る。
【図2】前記装置の一部の拡大断面図である。
【図3】パーティクル測定器の概略図である。
【符号の説明】
1 押出しダイ 2 サイジングダイ 3 水槽 4 引取り機 A 溶融樹脂 a 成形チューブ 5 超純水発生装置 6 フィルター 7 パーティクル用カウンター P ふっ素樹脂チューブ(供試体)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ふっ素樹脂またはふっ素樹脂をベースと
    する樹脂混和物を溶融押し出してチューブ状に成形する
    ふっ素樹脂チューブの製造方法において、チューブ成形
    後、または成形中クリーンエアをチューブ中に流し、チ
    ューブ内のパーティクルをパージ処理することを特徴と
    するパーティクル低減ふっ素樹脂チューブの製造方法。
JP11037028A 1999-02-16 1999-02-16 パーティクル低減ふっ素樹脂チューブの製造方法 Pending JP2000233435A (ja)

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