JP2000232976A - 画像合成システム - Google Patents

画像合成システム

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JP2000232976A
JP2000232976A JP11305610A JP30561099A JP2000232976A JP 2000232976 A JP2000232976 A JP 2000232976A JP 11305610 A JP11305610 A JP 11305610A JP 30561099 A JP30561099 A JP 30561099A JP 2000232976 A JP2000232976 A JP 2000232976A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一被写体を分割撮影して得られた分割画像
データを合成して簡易に合成画像データを得る。 【解決手段】 撮影手段1において蓄積性蛍光体シート
IP1〜IP3に分割画像を記録し、読取手段2におい
て各シートより分割画像データS1〜S3を得る。この
際、IDT3より読取りを行うシートが一連の関連する
画像である旨の情報およびシートのバーコード情報が付
帯情報Fとして入力される。分割画像データS1〜S3
は合成手段4において付帯情報Fに基づいて合成されて
合成画像データGが得られる。合成画像データGはデー
タベース8に記憶され、必要に応じて再生手段7におい
て再生され、計測端末9において計測されて診断に供さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全脊柱の放射線画
像のように被写体の撮影を分割して行うことにより得ら
れた各分割画像を合成して合成画像を得る画像合成シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録シートなどに記録された放射線画像
を読取って画像データを得、この画像データに適切な画
像処理を施した後、画像を再生記録することは種々の分
野で行われている。例えば、本願出願人により多数出願
されている蓄積性蛍光体シートを利用した放射線画像記
録再生システムもその1つである。
【0003】一方、このようなシステムにおいて、脊柱
側湾症の診断を行うために、撮影対象となる被写体の全
脊柱の長さに対応した記録領域を有する長尺の蓄積性蛍
光体シートを使用して、全脊柱の放射線画像の撮影を行
い、全脊柱の放射線画像を再生記録して診断に供するこ
とも行われている(特開平3−287248号)。
【0004】しかしながら、長尺の蓄積性蛍光体シート
はその取り扱いが容易ではなく、このような長尺のシー
トから画像データを得るためにはそれ専用の読取装置が
必要である。このため、従来の蓄積性蛍光体シートを複
数枚用いて同一被写体の放射線画像を分割して撮影を行
うことにより複数の分割画像を得、この分割画像を表す
分割画像データを後で合成して合成画像を表す合成画像
データを得るようにした放射線画像情報記録読取装置が
提案されている(特開平3−287249号)。
【0005】さらに、同一被写体の放射線画像を分割し
て撮影を行うに際し、基準となる格子状のパターンを被
写体と同時に蓄積性蛍光体シートに記録し、このパター
ンに基づいて各分割画像を合成して合成画像を得る方法
が提案されている(特開平10−268451号)。こ
の方法によれば、各分割画像に含まれるパターンを再構
成するように各分割画像を合成することにより、各分割
画像の順序および方向を誤ることなく合成画像を作成す
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、放射線
画像記録再生システムにおいては、上述した分割画像の
みならず、例えば胸部の放射線画像のように単一の画像
の撮影、読取りも行われるものである。このため、上記
特開平10−268451号に記載された方法において
分割画像が記録された蓄積性蛍光体シートから読取りを
行って合成画像を得るには、撮影から合成が完了するま
でオペレータが分割画像が記録された蓄積性蛍光体シー
トおよび分割画像を表す画像データの対応付けを監視し
続ける必要があるため、オペレータの負担が非常に大き
い。また、画像データをモニタなどに再生すれば、その
画像が一連の分割画像である旨を確認することができる
が、多数の画像データがある場合には、全ての画像デー
タを表示して確認する必要があるため、作業が非常に煩
わしいものとなる。
【0007】また、上記特開平10−268451号に
記載された方法においては、格子状のパターンを自動検
出し、このパターンに基づいて分割画像の相対的な位置
関係や向きを修正して合成画像を得ているが、パターン
が誤って検出されると適切に合成を行うことができな
い。さらに、合成画像においてこの格子状のパターンが
可視像として現れてしまうため、合成画像が非常に見に
くいものとなってしまう。この場合、オペレータがモニ
タなどに表示された分割画像を観察しながら各分割画像
の相対的な位置関係や向きを判断して合成を行うことも
可能であるが、その作業は熟練を要し、またオペレータ
の負担も大きい。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、分割画像から簡易に合成画像を得ることができる画
像合成システムを提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による画像合成シ
ステムは、同一被写体を分割撮影することにより得られ
た各分割画像を表す分割画像データを合成して、前記被
写体の合成画像を表す合成画像データを得る画像合成シ
ステムにおいて、前記各分割画像データおよび、該各分
割画像データが一連の関連する画像であることを表す情
報を含む付帯情報を入力する入力手段と、前記付帯情報
に基づいて、前記各分割画像データを合成して合成画像
データを得る合成手段と、前記合成画像データを出力す
る出力手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】ここで、「付帯情報」は、例えば複数の蓄
積性蛍光体シートのそれぞれに各分割画像が記録されて
いる場合において、蓄積性蛍光体シートに付されたバー
コードを読取ることにより得られる分割画像データと対
応するバーコード情報、および各シートから得られる画
像データが一連の画像を分割撮影することにより得られ
た分割画像データであることを示す情報からなるもので
ある。
【0011】なお、本発明においては、前記合成手段
は、前記各分割画像データ間の位置ずれを補正するため
の位置ずれ補正情報を決定する手段と、該位置ずれ補正
情報に基づいて、前記各分割画像データ間の位置ずれを
補正する位置ずれ補正手段とを備えることが好ましい。
【0012】ここで、「位置ずれ」とは、各分割画像デ
ータ間における平行移動、回転および大きさなどのずれ
のことをいう。また、「位置ずれ補正情報」とは、各分
割画像データ間の位置ずれ量そのものの他、例えば分割
画像データをアフィン変換して合成する場合にはアフィ
ン変換の係数など、その情報に基づいて各分割画像デー
タ間の位置ずれを補正することができる情報のことをい
う。
【0013】また、本発明においては、前記分割画像デ
ータと前記付帯情報とを互いに関連付けて記憶する分割
画像記憶手段をさらに備えることが好ましく、合成手段
が位置ずれ補正情報を決定する手段と位置ずれ補正手段
とを備えている場合は、前記分割画像データと、前記付
帯情報および前記位置ずれ補正情報の少なくとも一方と
を互いに関連付けて記憶する分割画像記憶手段を備える
ことが好ましい。
【0014】また、前記合成手段は、前記各分割画像の
合成条件を一致させる手段をさらに備えることが好まし
い。
【0015】ここで、「合成条件を一致させる」とは、
各分割画像の濃度およびコントラストを一致させること
をいう。
【0016】また、本発明においては、前記各分割画像
データおよび前記付帯情報を取得するデータ取得手段を
さらに備えるようにしてもよい。
【0017】この場合、前記データ取得手段は、前記各
分割画像データの取得条件を一致させる手段をさらに備
えることが好ましい。
【0018】ここで、「取得条件を一致させる」とは、
例えば蓄積性蛍光体シートに分割画像を記録した場合に
おける分割画像データの読取条件、規格化条件、さらに
は得られた分割画像データに対して画像処理を施す際の
画像処理条件を一致させることをいう。
【0019】また、前記付帯情報は、前記各分割画像の
撮影時における相対的な位置関係を表す位置情報、さら
には、前記分割画像の向きに関する向き情報を含むこと
が好ましい。
【0020】さらに、本発明においては、前記合成画像
データを記憶する合成画像記憶手段を備えることが好ま
しい。
【0021】さらにまた、前記合成画像を表示する表示
手段をさらに備えることが好ましく、この場合前記表示
手段に表示された前記合成画像を修正する修正手段をさ
らに備えることが好ましい。
【0022】本発明の画像合成システムは、互いに隣接
する2つの分割画像は、これら両分割画像の隣接する端
縁同士を突き当てて連なるものであってもよいし、それ
ぞれ他方の側の分割画像にも同一の画像部分(重複画
像)を有する分割画像であってもよいが、各分割画像デ
ータが、隣接する他の分割画像との間にこのような重複
画像を有する分割画像を表す分割画像データであること
が望ましい。合成手段による両分割画像の合成をこの重
複画像を一致させることにより行えば、合成が容易であ
るとともにその合成の精度を高めることができるからで
ある。
【0023】すなわち各分割画像データは、隣接する2
枚の記録シートの一部分同士が互いに重複するように連
ねられた複数枚の記録シートに亘って前記被写体を撮影
して各記録シートから得られた分割画像を表す分割画像
データであればよい。なお、画像読取装置などを用い
て、各記録シートから分割画像を読み取る場合には、そ
の画像読取装置の種類によっては、各記録シートの端縁
部まで完全に読み取ることができないものも存在し、そ
のような場合、端縁部に記録されていた画像が欠落する
ことになる。したがって、記録シートの端縁部同士を付
き当てた状態で被写体の画像の撮影がなされた各記録シ
ート、すなわち重複領域のない記録シートから読み取っ
て得られた分割画像を合成しても、欠落部分の画像を再
生することは不可能である。これに対して、記録シート
の一部分同士を重複させて画像を記録したものにあって
は、各記録シートの端縁部の画像が多少欠落した場合に
も、シートの重複領域に対応した重複画像が存在するた
め、合成画像において画像が欠落するのを防止すること
ができる。
【0024】上述した記録シートとしては、例えば励起
光を照射されることにより、照射された放射線エネルギ
に応じた光量の輝尽発光光を発光する蓄積性蛍光体シー
トなどを適用するのが好ましい。
【0025】さらに、隣接する分割画像間において重複
画像を有する画像合成システムにおいては、合成手段
を、隣接する2枚の記録シートからそれぞれ得られた2
つの分割画像を各々表す2つの分割画像データのうち、
これら2枚の記録シートの重複した領域については、撮
影時において被写体に近い側の記録シートから得られた
分割画像における重複画像を表す重複画像データを採用
して、これら2つの分割画像データを合成するものとす
るのが好ましい。重複領域について、被写体から遠い側
の記録シートは被写体に近い側の記録シートによってあ
る程度照射光量または照射放射線量が遮られるため、到
達光量または到達放射線量が非重複領域についての到達
光量または到達放射線量よりも低下し合成画像において
濃度の不連続部分が生じるのに対して、被写体に近い側
の記録シートについてはそのようなことがなく、したが
って重複領域と非重複領域との間で濃度が連続した合成
画像を得ることができるからである。また被写体から遠
い側の記録シートへの到達光量または到達放射線量が低
下することにより、当該遠い側の記録シートの重複領域
における画像の粒状は非重複領域における画像の粒状よ
りも相対的に悪化するため、上述した濃度の不連続を解
消するために、単に重複部分における濃度を非重複領域
の濃度と一致させるように濃度補正処理を行なったとし
ても、その悪化した粒状を、非重複領域における粒状と
同等のレベルまで改善することはできないからである。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、分割画像データおよび
付帯情報が入力手段より入力され、この付帯情報に基づ
いて各分割画像データが合成されて合成画像データが得
られる。ここで、付帯情報には入力された各分割画像デ
ータが一連の関連する画像であることを表す情報が含ま
れているため、入力された画像データは分割画像データ
であることが付帯情報により分かることとなる。したが
って、同一被写体を分割撮影する際に、撮影から合成ま
でオペレータが蓄積性蛍光体シートや画像データを監視
したり、画像データを一旦表示して分割画像であるか否
かを確認しなくとも、付帯情報に基づいて分割画像デー
タを合成することができ、これによりオペレータの負担
を軽減することができる。また、格子状のパターンを用
いる必要もないため、上記特開平10−268451号
に記載された方法のように、合成画像に格子状のパター
ンが含まれることもなくなる。
【0027】また、合成時に各分割画像の濃度条件、コ
ントラスト条件などの合成条件を合致させることによ
り、各分割画像の濃度、コントラストが同一のものとな
るため、合成画像において各分割画像毎に濃度やコント
ラストが異なることがなくなり、これにより合成画像の
品質を向上させることができる。
【0028】さらに、分割画像データおよび付帯情報を
取得する取得手段をさらに備えることにより、分割画像
データおよび付帯情報の取得、これらのデータの入力、
合成および出力を1つのシステムで行うことができるこ
ととなる。
【0029】この場合、取得手段に分割画像データの読
取条件、規格化条件あるいは画像処理条件などの取得条
件を一致させる手段を設けることにより、各分割画像デ
ータにより表される分割画像の見え方を一致させること
ができ、これにより合成画像の品質を向上させることが
できる。
【0030】また、各分割画像の撮影時における相対的
な位置関係を表す位置情報を付帯情報に含ませることに
より、各分割画像を配置する順序を誤ることなく合成画
像を得ることができる。
【0031】さらに、分割画像の向きに関する情報を付
帯情報に含ませることにより、各分割画像の向きを誤る
ことなく合成画像を得ることができる。
【0032】さらにまた、合成画像データを記憶する合
成画像記憶手段、分割画像データと付帯情報とを互いに
関連付けて、さらには分割画像データと付帯情報および
位置ずれ補正情報の少なくとも一方を互いに関連付けて
記憶する分割画像記憶手段を備えることにより、本発明
によるシステムをデータベース化することができ、合成
画像や分割画像の参照を容易に行うことができることと
なる。
【0033】また、合成画像を表示する表示手段を備え
ることにより、オペレータは各分割画像が正しく合成さ
れているか否かを確認することができる。この場合、合
成画像を修正する修正手段を備えることにより、分割画
像が正しく合成されていない場合に直ちに修正を行うこ
とができる。
【0034】本発明の画像合成システムに適用される、
互いに隣接する2つの分割画像が、それぞれ他方の側の
分割画像にも同一の画像部分(重複画像)を有する分割
画像であるシステムにおいては、合成手段による両分割
画像の合成をこの重複画像を一致させることにより行う
ことにより、合成が容易になりしかもその合成の精度を
高めることができる。さらに、画像読取装置などを用い
て、各記録シートから分割画像を読み取る場合に、その
画像読取装置が各記録シートの端縁部まで完全に読み取
ることができないものである場合であって、各記録シー
トの端縁部の画像が読取りの際に多少欠落した場合に
も、シートの重複領域に対応した重複画像が存在するた
め、合成画像において画像が欠落するのを防止すること
ができる。
【0035】さらに、隣接する分割画像間において重複
画像を有する画像合成システムにおいて、合成手段を、
隣接する2枚の記録シートからそれぞれ得られた2つの
分割画像を各々表す2つの分割画像データのうち、これ
ら2枚の記録シートの重複した領域については、撮影時
において被写体に近い側の記録シートから得られた分割
画像における重複画像を表す重複画像データを採用し
て、これら2つの分割画像データを合成するものとする
ことにより、重複領域と非重複領域との間で均一な濃度
の合成画像を得ることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。
【0037】図1は本発明の第1の実施形態による画像
合成システムの構成を示す概略ブロック図である。図1
に示すように、第1の実施形態による画像合成システム
は、被写体の全脊柱の放射線画像を分割撮影し、複数の
蓄積性蛍光体シートに全脊柱の分割画像を記録する撮影
手段1と、分割画像が記録された蓄積性蛍光体シートを
それぞれ光電的に読み取って各分割画像を表す分割画像
データS1,S2,S3を得る読取手段2と、後述する
付帯情報Fを読取手段2に入力するIDターミナル(I
DT)3と、付帯情報Fに基づいて各分割画像データS
1〜S3を合成して合成画像データGを得る合成手段4
と、合成画像データGにより表される合成画像を表示す
るモニタ5と、必要な場合にモニタ5に表示された合成
画像を修正するための修正手段6と、合成画像データG
をフイルムに記録して再生する再生手段7と、合成画像
データGを記憶するデータベース8と、合成画像の計測
を行う計測端末9とを備えてなる。
【0038】撮影手段1においては、図2(a)に示す
ように長尺のカセッテ10に3枚の蓄積性蛍光体シート
IP1,IP2,IP3をそれぞれシートの一部が重複
するように、あるいは端部が揃うように収納して、図3
に示すように放射線源11から発せられ被写体12を透
過した放射線13を長尺カセッテ10に収納された各シ
ートIP1〜IP3に照射することにより、被写体12
の全脊柱の放射線画像を各シートIP1〜IP3に分割
して記録するものである。
【0039】読取手段2においては、まず長尺カセッテ
10に収納されて分割画像が記録されたシートIP1〜
IP3を各シートIP1〜IP3のサイズに適合した標
準カセッテに入れ替えた後に分割画像の読取りが行われ
る。ここで、各シートIP1〜IP3には図4(a)に
示すようにバーコードBが付されており、図4(b)に
示すように、各シートIP1〜IP3を収納する標準カ
セッテ15におけるバーコードBに対応する位置には、
バーコードBを読み取るための読取り窓16が形成され
ている。ここで、IDT3にはバーコードリーダが設け
られており、分割画像の読取りを行う際に、バーコード
リーダによりシートIP1〜IP3の順番でバーコード
Bを読取って各シートIP1〜IP3のバーコード情報
を得、さらにこれら3枚のシートIP1〜IP3に記録
された画像が互いに関連した分割画像を表すものである
旨を表す情報をIDT3へ入力することにより、この情
報とバーコード情報とから付帯情報Fが生成される。な
お、IDT3より付帯情報Fが入力されない場合は、読
取手段2において読取られるシートは通常の撮影がなさ
れたシートであることから、後の合成手段4において何
ら合成がなされることなく画像データが出力されること
となる。
【0040】図5に示すように読取手段2は、不図示の
搬送手段により矢印A方向に搬送されるシートIP1〜
IP3に対する励起光としてのレーザ光20を発するレ
ーザ光源21と、レーザ光20を反射偏向してシートI
P1〜IP3に照射するガルバノメータミラーなどの偏
向手段22と、シートIP1〜IP3におけるレーザ光
20が照射された箇所から発せられる、分割画像の画像
情報を担持する輝尽発光光を集光する集光ガイド24
と、集光ガイド24により集光された輝尽発光光を光電
的に検出するフォトマルチプライヤ(光電子増倍管)2
5とを備える。さらにフォトマルチプライヤ25は、対
数増幅器26に接続され、さらにこの対数増幅器26
は、A/D変換器27に接続され、A/D変換器27は
画像処理手段28に接続されている。
【0041】集光ガイド24内に入射した輝尽発光光
は、集光ガイド24の内部を全反射を繰り返して進み、
出射端面から出射してフォトマルチプライヤ25に受光
され、分割画像を表す輝尽発光光の光量がフォトマルチ
プライヤ25によってアナログ画像信号に変換される。
フォトマルチプライヤ25から出力されたアナログ画像
信号は対数増幅器26により対数的に増幅されてA/D
変換器27に入力され、ここでデジタルの画像データに
変換され、さらに画像処理手段28において階調変換な
どの画像処理が施されて分割画像データS1〜S3が得
られる。このようにして得られた分割画像データS1〜
S3は合成手段4に入力されて合成される。
【0042】この合成は、シートIP1〜IP3におけ
る重なり部分あるいは接触部分における分割画像データ
S1〜S3の相関値が求められ、この相関値が最大とな
るときの分割画像データS1〜S3の平行移動量、回転
量および拡大縮小量を位置ずれ量として求め、これに基
づいて下記の式(1)によるアフィン変換の係数を決定
し、この係数に基づいて分割画像データS1〜S3をア
フィン変換することにより行われる。以下、このアフィ
ン変換による分割画像データS1〜S3の合成について
説明する。なお、分割画像データS1と分割画像データ
S2との合成および分割画像データS2と分割画像デー
タS3との合成は、アフィン変換の係数のみが異なるも
のであるため、ここでは分割画像データS1と分割画像
データS2との合成についてのみ説明する。
【0043】
【数1】
【0044】但し、(x1,y1):分割画像データS
1の座標値 (x2,y2):分割画像データS2の座標値 ここで、式(1)に基づく座標変換では、分割画像デー
タS1により表される分割画像を拡大もしくは縮小する
こと、分割画像の全体を回転すること、および分割画像
を平行移動することの全てが同時に行われる。
【0045】式(1)に含まれる係数a,b,c,dは
下記のように決定される。式(1)は、 x2=ax1+by1+c (2) y2=−bx1+ay1+d (3) に分けられる。ここで、分割画像データS1において分
割画像データS2との相関値が高い2点の座標を(x1
1,y11)、(x12,y12)とし、これに対応す
る分割画像データS2における2点の座標を(x21,
y21)、(x22,y22)とすると、 x21=ax11+by11+c (4) x22=ax12+by12+c (5) y21=−bx11+ay11+d (6) y22=−bx12+ay12+d (7) となる。ここで、求めるべき係数はa,b,c,dの4
つであるため、式(4)〜(7)を解くことにより係数
a,b,c,dを求めることができる。
【0046】そして、求められた係数に基づいて分割画
像データS1をアフィン変換して分割画像データS1お
よびS2の位置合わせを行い、さらに同様に分割画像デ
ータS2およびS3の位置合わせを行った後、これらを
加算することにより合成画像データGが得られる。
【0047】次いで、第1の実施形態の動作について説
明する。図6は第1の実施形態の動作を示すフローチャ
ートである。まず、3枚の蓄積性蛍光体シートIP1〜
IP3を収納した長尺カセッテ10を撮影手段1にセッ
トして、図3に示すように被写体12の全脊柱の放射線
画像を3枚のシートIP1〜IP3に分割して記録する
ことにより分割撮影を行う(ステップS1)。そして、
長尺カセッテ10からシートIP1〜IP3を取り出す
とともに、各シートIP1〜IP3をそれぞれ標準サイ
ズのカセッテ15に入れ替える(ステップS2)。な
お、この入替え作業は暗室内で行う。次に、IDT3に
おいてこれから読取りを行うシートIP1〜IP3は互
いに関連した分割画像を表すものである旨の情報、より
具体的には縦に連続して並べられた分割画像を表す旨の
情報を入力するとともに(ステップS3)、標準カセッ
テ15の読取り窓16よりシートIP1〜IP3の順番
でバーコードリーダによりシートIP1〜IP3に付さ
れたバーコードBを読取る(ステップS4)。この互い
に分割画像を表すものである旨の情報およびバーコード
リーダにより読取られたバーコード情報は付帯情報Fと
して合成手段4に入力される。なお、IDT3におい
て、各分割画像の撮影時における相対的な位置関係を表
す位置情報や分割画像の向きに関する情報を付帯情報F
に含めることにより、合成手段4における合成時に、各
分割画像を配置する順序や向きを誤ることなく合成画像
を得ることができることとなる。
【0048】読取手段2においては、上述したようにシ
ートIP1〜IP3に記録された分割画像の読取りが行
われ、各シートIP1〜IP3に記録された分割画像を
表す分割画像データS1〜S3が得られる(ステップS
5)。なお、この場合、シートIP1の読取りの後にシ
ートIP2,IP3の読取りが行われるが、全てのシー
トIP1〜IP3に対して同一の読取条件(フォトマル
チプライヤ25のゲイン、レーザ光20の強度など)、
および同一の画像処理条件(画像処理手段28における
階調処理条件、規格化条件など)にて読取りおよび画像
処理が行われる。そして、得られた分割画像データS1
〜S3は合成手段4に入力される。
【0049】合成手段4においては、付帯情報Fに基づ
いて分割画像データS1〜S3を合成して合成画像デー
タGが得られる(ステップS6)。また、合成の際に、
各分割画像データS1〜S3により表される画像の濃度
およびコントラストが同一となるように各分割画像デー
タS1〜S3に対して処理を施してもよい。得られた合
成画像データGはモニタ5に入力されここで合成画像が
表示される(ステップS7)。オペレータはモニタ5に
表示された合成画像を観察して、各分割画像データS1
〜S3により表される分割画像が適切に連結されている
か否かを確認し(ステップS8)、必要であれば修正手
段6により適切な合成画像となるように各分割画像の修
正が行われる(ステップS9)。
【0050】そして、分割画像が適切に合成されている
ことが確認されると(ステップS8)、合成画像データ
Gはデータベース8に記憶されるとともに(ステップS
10)、必要に応じて再生手段7に入力され、フイルム
に記録されて出力される(ステップS11)。なお、再
生手段7においては長尺のフイルムに合成画像をそのま
ま記録してもよく、合成画像を縮小することにより得ら
れる縮小合成画像を記録してもよい。さらには、必要な
部分のみを拡大して記録してもよい。
【0051】また、このようにして得られた合成画像デ
ータGは必要に応じて計測端末9に入力され、ここで、
全脊柱の長さ、角度などの計測が行われ、計測結果に基
づいて診断が行われる。具体的には、計測端末9に設け
られたモニタに合成画像を表示し、計測目的の指定を行
った後にマウスなどの入力手段を用いて計測ポイントと
なる点を指定する。この場合、計測ポイントを指定しや
すいように合成画像を拡大して表示することもできる。
そして指定された計測ポイントの座標から目的に応じた
長さおよび角度が算出され、算出結果をモニタに表示す
ることにより診断が行われる。なお、この計測結果を合
成画像データGと関連付けて、データベース8に記憶し
てもよい。
【0052】このように、本実施形態によれば、付帯情
報Fに基づいて分割画像データS1〜S3を合成して合
成画像データGを得るようにしたため、合成手段4に入
力された画像データが分割画像データS1〜S3である
ことが付帯情報Fから分かることとなる。したがって、
撮影から合成までオペレータがシートIP1〜IP3や
分割画像データS1〜S3を監視したり、分割画像デー
タS1〜S3を一旦表示して分割画像であるか否かを確
認しなくとも、付帯情報Fに基づいて分割画像データS
1〜S3を合成することができ、これによりオペレータ
の負担を軽減することができる。また、分割撮影を行う
際に特別なパターンを同時に撮影しなくとも、付帯情報
Fにのみ基づいて分割画像データS1〜S3を合成する
ことができるため、合成画像に格子状のパターンが含ま
れることもなくなる。
【0053】また、合成時に各分割画像データS1〜S
3により表される分割画像の濃度およびコントラストを
合わせるようにすれば、合成画像において各分割画像毎
に濃度やコントラストが異なることがなくなり、これに
より合成画像の品質を向上させることができる。なお合
成画像を、表示装置やプリンタ等の再生装置のハード的
制約等のために、最終的に縮小処理する場合には、合成
処理の段階で、合成手段4が、合成しようとする複数の
分割画像を予め縮小処理したうえで合成処理するように
してもよい。分割画像を合成処理した後に縮小処理する
場合は、合成処理の位置合わせ精度は高いものの合成処
理に要する処理時間が長くなるのに対して、分割画像を
予め縮小処理してから合成処理を行うことにより、この
合成処理に要する処理時間を大幅に短縮することができ
るからである。
【0054】さらに、分割画像データS1〜S3を得る
際の読取条件および画像処理条件を全てのシートIP1
〜IP3において一致させるようにすれば、各分割画像
データS1〜S3により表される分割画像の見え方を一
致させることができ、これにより合成画像の品質を向上
させることができる。
【0055】なお、上記第1の実施形態においては、デ
ータベース8に合成画像データGを記憶しているが、分
割画像データS1〜S3と付帯情報Fとを互いに関連付
けてデータベース8に記憶してもよい。また、上述した
アフィン変換の係数あるいは分割画像データS1〜S3
の位置ずれ量を位置ずれ補正情報として分割画像データ
S1〜S3と関連付けてデータベース8に記憶してもよ
く、分割画像データS1〜S3と付帯情報Fおよび位置
ずれ補正情報とを関連付けてデータベース8に記憶して
もよい。この場合、合成画像データGを記憶するデータ
ベースと、分割画像データS1〜S3および付帯情報F
さらには位置ずれ補正情報を記憶するデータベースとを
別個に設けてもよい。さらに合成画像データGに、対応
する分割画像データS1〜S3を表す情報を対応付けて
データベースに記憶させるようにしてもよい。後述する
実施形態においても同様である。
【0056】また、上記第1の実施形態においては、3
枚のシートIP1〜IP3に分割画像を記録して合成画
像を得ているが、2枚あるいは4枚以上のシートにそれ
ぞれ分割画像を記録して合成画像を得るようにしてもよ
い。さらに、上記実施形態では3枚のシートIP1〜I
P3を縦に並べて撮影を行っているが、例えば4枚のシ
ートIP1〜IP4を図7に示すように並べて被写体の
撮影を行うことにより得られる4つの分割画像データに
基づいて、合成画像を得ることもできる。この場合、I
DT3からは各シートIP1〜IP4から得られる分割
画像データは図7に示すように並べられたものである旨
を付帯情報Fとして入力することにより、合成手段4に
おいて適切に合成画像データGを得ることができる。
【0057】さらに、上記第1の実施形態においては、
各シートIP1〜IP3を標準カセッテ15に入れ替え
た後にバーコードBの読取りを行っているが、図2
(b)に示すように長尺カセッテ10における各シート
IP1〜IP3のバーコードBに対応した位置に読取り
窓17を形成し、標準カセッテ15に入れ替える前にバ
ーコードBの読取りを行ってもよい。なお、図2(b)
に示すように読取り窓17を有する長尺カセッテ10を
使用した場合は、撮影前にバーコードBの読取りを行う
ようにしてもよい。
【0058】次いで、本発明の第2の実施形態について
説明する。
【0059】図8は本発明の第2の実施形態による画像
合成システムを備えたいわゆるビルトインタイプの放射
線画像記録読取装置の構成を示す図である。図8に示す
ように、この放射線画像記録読取装置は、蓄積性蛍光体
シートIPを搬送する複数のローラからなる循環搬送手
段と、この循環搬送手段の通路上に設けられた画像記録
部32、画像読取部33、消去部34、および画像処理
部35から構成されるものである。
【0060】画像記録部32においては、シート保持部
37から画像記録部32に搬送された2枚の蓄積性蛍光
体シートIP1,IP2の一部を重ねて、あるいは端部
が揃うように紙面縦方向に並べて停止させ、放射線源4
1から放射線42を発し、その放射線42をシートIP
1,IP2に入射せしめることにより、被写体36の放
射線画像をシートIP1,IP2に対して分割して記録
する。被写体36の分割画像が蓄積記録された各蓄積性
蛍光体シートIP1,IP2は循環搬送手段により画像
読取部33へシートIP1,IP2の順に搬送される。
なお、画像記録部32におけるシートIP,IP2の位
置決めを行う構成については、特開平3−287248
号にその詳細が記載されている。
【0061】画像読取部33は、励起光としてのレーザ
光43を発するレーザ光源44と、レーザ光43をシー
トIP1,IP2上の主走査方向に走査せしめるガルバ
ノメータミラーなどの主走査手段45と、シートIP
1,IP2を副走査方向に定速搬送するローラ47など
からなる副走査方向搬送手段およびレーザ光43の走査
によりシートIP1,IP2から発せられた輝尽発光光
を読取って各シートIP1,IP2に記録された分割画
像を表す画像データを得るフォトマルチプライヤなどの
光電読取手段46が設けられている。
【0062】光電読取手段46において読取られた画像
データは、画像処理部35に入力されて画像処理が施さ
れて分割画像データS1,S2とされ、さらに上記第1
の実施形態と同様に付帯情報Fに基づいて合成されて合
成画像データGが得られる。読取りが終了したシートI
P1,IP2は循環搬送手段により消去部34へ送られ
る。
【0063】消去部34には蛍光灯などの消去用光源4
8が多数設けられており、シートIP1,IP2は消去
用光源48による可視光照射を受けてシートIP1,I
P2上の残存放射線エネルギの放出が行われる。消去が
終了したシートIP1,IP2は循環搬送手段によりシ
ート保持部37に搬送されここで一旦保持された後、画
像記録部32に搬送され再度撮影に供され、以下上記と
同様に画像読取部33、消去部34に循環搬送される。
【0064】なお、第2の実施形態による放射線画像読
取装置には種々の入力を行う入力部50が設けられてお
り、分割画像の撮影を行う場合には、この入力部50よ
り分割画像の撮影を行う旨を表す情報が入力され、画像
記録部32におけるシートIP1,IP2の配置に基づ
いて装置内において付帯情報Fが生成される。ここで、
第2の実施形態における放射線画像記録読取装置におい
ては、シートIP1,IP2の撮影時における配置から
読取りまで自動的に行われるため、分割画像の撮影を行
う旨を表す情報のみ入力すれば、読み取られるシートI
P1,IP2に記録された画像が互いに関連した分割画
像であることを表す付帯情報Fが装置において自動的に
生成されることとなり、これにより、詳細な付帯情報F
をオペレータが入力する必要がなくなる。なお、この場
合、分割画像を配置する順序や分割画像の向きの情報に
ついても装置において生成されることとなる。
【0065】次いで、第2の実施形態の動作について説
明する。まず、画像記録部32に2枚のシートIP1,
IP2を搬送し、一部が重なるように、あるいは端部が
揃うように配置するとともに、放射線源41を駆動して
被写体36の放射線画像をシートIP1,IP2に分割
して記録する。放射線画像が記録されたシートIP1,
IP2は画像読取部33に順次搬送され、ここで、上記
第1の実施形態と同様に読取りが行われシートIP1,
IP2に記録された分割画像を表す画像データが得られ
る。これらの画像データは画像処理部35に入力され、
所定の画像処理が施されて分割画像データS1,S2が
得られる。この際、画像読取部33における読取条件、
および画像処理部35における画像処理条件はシートI
P1,IP2に対して同一のものとなるように設定され
る。さらに画像処理部35においては、入力部50から
入力された付帯情報Fに基づいて上記第1の実施形態と
同様に分割画像データS1,S2が合成されて合成画像
データGが得られる。得られた合成画像データGは放射
線画像読取装置から出力され、上記第1の実施形態と同
様にモニタに表示されて修正がなされる、データベース
に記憶される、再生手段において再生される、あるいは
計測端末において計測がなされる。
【0066】読取りが終了したシートIP1,IP2は
消去部34に搬送されて消去が行われ、シート保持部3
7に保持され、再度の放射線画像の記録、読取りに供さ
れる。
【0067】このように、第2の実施形態においても、
付帯情報Fに基づいて分割画像データS1,S2を合成
して合成画像データGを得るようにしたため、撮影から
合成までオペレータがシートIP1,IP2や分割画像
データS1,S2を監視したり、分割画像データS1,
S2を一旦表示して分割画像であるか否かを確認しなく
とも、付帯情報Fに基づいて合成画像データGを得るこ
とができ、これによりオペレータの負担を軽減すること
ができる。また、同一被写体を分割撮影する際に特別な
パターンを同時に撮影しなくとも、付帯情報Fにのみ基
づいて合成画像データGを得ることができる。
【0068】なお、上記第1および第2の実施形態にお
いては、複数の蓄積性蛍光体シートに対して同時に放射
線画像の記録を行っているが、図9に示すように、放射
線源11を矢印B方向に往復移動させる手段55を設
け、配置された各シートIP1〜IP3に対して順次放
射線画像の記録を行うようにしてもよい。なお、図9に
おいては長尺カセッテ10を省略している。この場合、
蓄積性蛍光体シートではなく図10に示すように半導体
センサ56およびこれを矢印B方向に往復移動させる手
段57を設け、放射線源11および半導体センサ56を
連動するように移動して放射線画像の記録を行うように
してもよい。この場合、半導体センサ56からは直ちに
放射線画像を表す画像データが出力されるため、蓄積性
蛍光体シートから放射線画像を読み取るための読取手段
が不要となる。
【0069】上述した本発明の各実施形態においては、
隣接する2枚の蓄積性蛍光体シートは、それらの一部が
互いに重複したものであっても、端縁同士を突き当てて
揃えたものであってもよいが、望ましくはシートの一部
を互いに重複させて重複領域を設けた上で、被写体の放
射線画像を記録すべきである。
【0070】すなわち、例えば図11に示すように、2
枚の蓄積性蛍光体シートIP1,IP2を図示縦方向に
連ねて各シートIP1,IP2にそれぞれ分割画像を記
録する場合、第1のシートIP1の下端部と第2のシー
トIP2の上端部とが互いに重複するように連ねたうえ
で、両シートIP1,IP2に亘って被写体12の放射
線画像を記録する。このように配置されて放射線画像が
記録された各シートIP1,IP2には、それぞれ被写
体の分割画像が記録されるが、第1のシートIP1に記
録された第1の分割画像P1と第2のシートP2に記録
された第2の分割画像P2とには、図12に示すよう
に、各シートIP1,IP2の重複領域に対応した重複
画像が存在する。そして、このように合成しようとする
2つの画像P1,P2に、同一画像部分である重複画像
が存在すると、合成手段4による両画像P1,P2の合
成処理のための位置合わせが、端縁同士を突き当てて連
ねられたシートにそれぞれに記録された分割画像を位置
合わせするよりも容易になる。これは、2つの分割画像
P1,P2の重複画像同士が一致するように位置合わせ
を行なうことができるからである。なおこのような合成
手段による位置合わせ処理としては、一方の分割画像に
おける重複画像と他方の分割画像における重複画像との
間で、パターンマッチングを行なって位置合わせを行な
う処理などを適用すればよい。
【0071】また図11に示したように、隣接する2枚
のシートの一部分同士を重複させて分割画像P1,P2
を記録した場合、合成手段4が各分割画像P1,P2を
合成するに際して、各分割画像P1,P2をそれぞれ表
す分割画像データS1,S2のうち、各分割画像P1,
P2に含まれる重複画像に対応する2つの重複画像デー
タのうち一方のみを採用して合成するが、この場合、重
複領域に関する限り撮影時に被写体12に近い側のシー
ト(図11に示した態様においては第2のシートIP
2)から得られた第2の分割画像データS2における重
複画像データを採用するのが望ましい。重複領域に関す
る限り被写体12から遠い側の第1のシートIP1に
は、第2のシートIP2を透過した放射線画像が記録さ
れるため、非重複領域(重複領域以外の領域)よりも到
達する放射線量が減衰したものとなる。この結果、第1
のシートIP1から読み取って得られた分割画像P1の
うち、重複領域に対応する重複画像は非重複領域に対応
する画像よりも濃度が低くなり、重複画像データとして
第1の分割画像データS1側のデータを採用して画像を
合成すると、合成画像全体として重複画像部分に濃度の
不連続部分が生じ、合成画像を用いた診断に悪影響を与
えることになる。
【0072】これに対して、第2のシートIP2は第1
のシートIP1との重複部分についても、非重複部分と
同様に放射線が到達するため、第2のシートIP2から
得られた分割画像P2には重複領域に対応した重複画像
と非重複領域に対応した画像部分との間に濃度の不連続
が生じることがない。したがって上述したように、重複
画像データとして、被写体12に近い側の第2のシート
IP2から読み取って得られた第2の分割画像データS
2における重複画像データを採用して2つの分割画像デ
ータS1,S2を合成することにより、合成して得られ
た合成画像データが表す合成画像において、濃度の不連
続部分が生じるのを防止することができ、診断に悪影響
を与えることがない。
【0073】なお上述したように隣接した2枚のシート
のうちいずれが被写体に近い側に配されて撮影が行われ
たかの情報は、オペレータがIDT3に入力することに
より付帯情報Fの一部として合成手段4に通知するもの
であってもよいし、例えば常に図示下側のシートが被写
体に近い側に配されることが決まっている(長尺カセッ
テの構造上の理由等により)等の場合には、何らの通知
をすることなく合成手段4が常にその決まったルールに
したがって合成処理を行うようにしてもよいし、上述し
たように被写体から遠い側のシートから読み取って得ら
れた分割画像には重複画像と非重複領域に対応した画像
部分との間に濃度差すなわち濃度境界線が生じることを
利用して、合成手段4が両分割画像データS1,S2に
ついてこの濃度境界線をエッジ検出手法等により検出
し、濃度境界線が検出されなかった側の分割画像データ
S2(またはS1)が、被写体に近い側に配されたシー
トから読み取って得られた分割画像データであると判定
解析するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による画像合成システ
ムの構成を示す概略ブロック図
【図2】長尺カセッテの構成を示す図
【図3】撮影手段の構成を示す図
【図4】蓄積性蛍光体シートおよび標準カセッテの構成
を示す図
【図5】読取手段の構成を示す図
【図6】第1の実施形態の動作を示すフローチャート
【図7】蓄積性蛍光体シートの配置の他の例を示す図
【図8】本発明の第2の実施形態による放射線画像記録
読取装置の構成を示す図
【図9】本発明の変形例を示す図
【図10】本発明の変形例を示す図
【図11】シートの一部を重複させて連ねた状態を示す
【図12】図11に示した各シートからそれぞれ得られ
た分割画像を示す図
【符号の説明】
1 撮影手段 2 読取手段 3 IDT 4 合成手段 5 モニタ 6 修正手段 7 再生手段 8 データベース 9 計測端末 10 長尺カセッテ 15 標準カセッテ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一被写体を分割撮影することにより得
    られた各分割画像を表す分割画像データを合成して、前
    記被写体の合成画像を表す合成画像データを得る画像合
    成システムにおいて、 前記各分割画像データおよび、該各分割画像データが一
    連の関連する画像であることを表す情報を含む付帯情報
    を入力する入力手段と、 前記付帯情報に基づいて、前記各分割画像データを合成
    して合成画像データを得る合成手段と、 前記合成画像データを出力する出力手段とを備えたこと
    を特徴とする画像合成システム。
  2. 【請求項2】 前記合成手段は、前記各分割画像データ
    間の位置ずれを補正するための位置ずれ補正情報を決定
    する手段と、 該位置ずれ補正情報に基づいて、前記各分割画像データ
    間の位置ずれを補正する位置ずれ補正手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像合成システム。
  3. 【請求項3】 前記分割画像データと前記付帯情報とを
    互いに関連付けて記憶する分割画像記憶手段をさらに備
    えたことを特徴とする請求項1記載の画像合成システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記分割画像データと、前記付帯情報お
    よび前記位置ずれ補正情報の少なくとも一方とを互いに
    関連付けて記憶する分割画像記憶手段をさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項2項記載の画像合成システム。
  5. 【請求項5】 前記合成手段は、前記各分割画像の合成
    条件を一致させる手段をさらに備えたことを特徴とする
    請求項1から4のいずれか1項記載の画像合成システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記各分割画像データおよび前記付帯情
    報を取得するデータ取得手段をさらに備えたことを特徴
    とする請求項1から5のいずれか1項記載の画像合成シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記データ取得手段は、前記各分割画像
    データの取得条件を一致させる手段をさらに備えたこと
    を特徴とする請求項6記載の画像合成システム。
  8. 【請求項8】 前記付帯情報は、前記各分割画像の撮影
    時における相対的な位置関係を表す位置情報を含むこと
    を特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の画像
    合成システム。
  9. 【請求項9】 前記付帯情報は、前記分割画像の向きに
    関する向き情報を含むことを特徴とする請求項1から8
    のいずれか1項記載の画像合成システム。
  10. 【請求項10】 前記合成画像データを記憶する合成画
    像記憶手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1か
    ら9のいずれか1項記載の画像合成システム。
  11. 【請求項11】 前記合成画像を表示する表示手段をさ
    らに備えたことを特徴とする請求項1から10のいずれ
    か1項記載の画像合成システム。
  12. 【請求項12】 前記表示手段に表示された前記合成画
    像を修正する修正手段をさらに備えたことを特徴とする
    請求項11記載の画像合成システム。
  13. 【請求項13】 前記各分割画像データが、隣接する他
    の分割画像との間に重複画像を有する分割画像を表す分
    割画像データであることを特徴とする請求項1から12
    のうちいずれか1項に記載の画像合成システム。
  14. 【請求項14】 前記各分割画像データが、隣接する2
    枚の記録シートの一部分同士が互いに重複するように連
    ねられた複数枚の記録シートに亘って前記被写体を撮影
    して前記各記録シートから得られた分割画像を表す分割
    画像データであることを特徴とする請求項1から13の
    うちいずれか1項に記載の画像合成システム。
  15. 【請求項15】 前記記録シートが、励起光を照射され
    ることにより、照射された放射線エネルギに応じた光量
    の輝尽発光光を発光する蓄積性蛍光体シートであること
    を特徴とする請求項14記載の画像合成システム。
  16. 【請求項16】 前記合成手段が、前記隣接する2枚の
    記録シートからそれぞれ得られた前記2つの分割画像を
    各々表す2つの分割画像データのうち、前記2枚の記録
    シートの重複した領域については、前記撮影時において
    前記被写体に近い側の記録シートから得られた分割画像
    における前記重複画像を表す重複画像データを採用し
    て、前記2つの分割画像データを合成することを特徴と
    する請求項14または15記載の画像合成システム。
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