JP2001274974A - 放射線画像の連結処理方法および放射線画像処理装置 - Google Patents

放射線画像の連結処理方法および放射線画像処理装置

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JP2001274974A
JP2001274974A JP2000084253A JP2000084253A JP2001274974A JP 2001274974 A JP2001274974 A JP 2001274974A JP 2000084253 A JP2000084253 A JP 2000084253A JP 2000084253 A JP2000084253 A JP 2000084253A JP 2001274974 A JP2001274974 A JP 2001274974A
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radiation image
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Ryoji Sasada
良治 笹田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄積性蛍光体シートに記録された放射線画像
のうち、読み取られた放射線画像においてシート端縁部
の画像が欠落して、他の領域とは異なる濃度補正がなさ
れた領域が、他の領域と明確に識別できるようにする。 【解決手段】 一部分同士が互いに重複するように連ね
られた2枚の蓄積性蛍光体シート31,32に亘って記録さ
れた単一の放射線画像Pを、各蓄積性蛍光体シート31,
32からそれぞれ読み取って得られた放射線画像P1,P2に
基づいて再構成する際に、読取不可部分Spに対応する
領域について他の領域とは濃度補正を行った場合に、当
該領域Spを明確に表示する異処理範囲表示手段17を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放射線画像の連結処
理方法および放射線画像処理装置に関し、詳細には、複
数枚の蓄積性蛍光体シートを連ねて記録された被写体の
放射線画像を再構成する際の、画像の連結処理の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、極めて広い放射線露出域にわたる
放射線画像を得るものとしてCR(Computed Radiograp
hy)システムが広く実用化されている。このCRシステ
ムは、放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外
線等)を照射すると、この放射線エネルギーの一部が蓄
積され、その後可視光等の励起光を照射すると蓄積され
たエネルギーに応じて輝尽発光を示す蓄積性蛍光体シー
トに、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記録し、
この放射線画像が記録されたシートにレーザビーム等の
励起光を走査して、記録されちゃ放射線画像に応じた輝
尽発光光を生じせしめ、発光する輝尽発光光をフォトマ
ルチプライヤ等の光電読取手段により読み取って画像信
号を得、この画像信号に基づき写真感光材料等の記録媒
体、CRT等の表示装置に被写体の放射線画像を可視像
として出力させるシステムである(特開昭55-12429号、
同56-11395号、同56-11397号など)。
【0003】このCRシステムで用いられている蓄積性
蛍光体シートには従来より、その撮影対象に応じて、半
切、大角、四切り、六切り等のサイズが用意されている
が、整形外科等においては、脊柱の湾曲度を計測するな
どのために、頸部から腰部に至るまでの長尺画像を1枚
の画像として観察したいという要望が多く、上述したサ
イズに比べて一定方向に長い長尺の単一の蓄積性蛍光体
シートを用いることが検討されていた。
【0004】しかし蓄積性蛍光体シートから画像情報を
読み取る放射線画像読取装置は、そのような長尺シート
に適合するように、シート搬送路を始めとして大幅に設
計し直す必要があり、長尺シート専用のものとなるため
コスト面で不利になる。
【0005】そこで従来サイズの2枚のシートを連ね
て、見かけ上は長尺のシートとし、この見かけ上長尺の
シートに上記長尺の画像を撮影記録し、読取りの際には
各シートからそれぞれ独立して読み取り、得られた2つ
の放射線画像に基づいて単一の長尺放射線画像を再構成
するように連結処理すれば、既存の放射線画像読取装置
を用いて読取りを行うことができ、上述したコスト面等
の問題は生じない。
【0006】またこの方法は、3枚以上の蓄積性蛍光体
シートを連ねてさらに長尺の被写体を撮影記録したり、
直交する2軸方向にそれぞれシートを連ねて幅広長尺の
被写体の画像を撮影記録することも可能となり、被写体
に応じた適応性に優れている。
【0007】ところで、このように2枚以上のシートを
連ねて撮影記録を行なう場合、連ねられた複数枚のシー
トのうち隣接する2枚のシートに注目すれば、シートの
端縁同士を突き当てて連ねる方式や、2枚のシートの一
部分同士を重複させて連ねる方式が考えられるが、端縁
同士を突き当てて連ねる方式では、その境界部分で画像
の欠落が生じるという問題がある。一方、2枚のシート
の一部分同士を重複させて連ねる方式ではそのような画
像の記録に欠落が生じることはない。
【0008】そして、このような一部分同士を重複させ
て連ねた2枚のシートに放射線画像を記録し、各シート
からそれぞれ読み取って得られた2つの放射線画像を連
結する場合、その重複部分については、被写体に近い側
のシートから読み取られた放射線画像を用いるのが好ま
しい。
【0009】その理由は、被写体から遠い側の第1の蓄
積性蛍光体シートの、被写体に近い側の第2の蓄積性蛍
光体シートの一部分が重複した領域には、重複していな
い部分よりも線量が減衰された放射線が照射されるた
め、第1のシートから読み取って得られた放射線画像の
上記重複した領域は、重複していない領域よりも低濃度
になり、重複領域についてこの低濃度の画像を用いて放
射線画像の再構成を行えば、再構成後の放射線画像にお
いて、帯状の重複領域だけが他の領域よりも低濃度とな
って、シャーカステンに掛けて観察した場合その帯状部
分が他の部分より明るくなり、帯状部分の周辺部分(非
重複領域に相当する画像部分)の読影の邪魔になる(読
影性能の低下)のに対し、第2のシートから読み取って
得られた放射線画像の上記重複した領域は、重複してい
ない領域と同一の濃度であるため、重複領域についてこ
の画像を用いて放射線画像の再構成を行っても、再構成
後の放射線画像において、帯状の重複領域だけが、他の
領域よりも低濃度になることがないからである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、蓄積性蛍光体
シートから放射線画像を読み取るに際して、その放射線
画像読取装置の構成上、シートの端縁部に記録された画
像を読み取ることができない場合もある。この場合、重
複領域の画像の一部として用いられるべき第2のシート
の端縁部の画像が読み飛ばされてしまい、そのまま再構
成を行なったのでは再構成された連結画像(合成画像)
において当該画像部分が欠落してしまう。したがって、
重複領域の一部(第2のシートの端縁部に相当する部
分)については、低濃度の、第1のシートから読み取ら
れた画像部分を用いざるを得ない。
【0011】この場合、上述したように第1のシートか
ら読み取られた放射線画像のうち重複領域は他の領域よ
りも低濃度のため、再構成後の放射線画像において、重
複部分の一部に帯状の低濃度領域が残存してしまうとい
う問題が残る。
【0012】そこで本出願人は、その低濃度の画像部分
に対して、シートの非重複部分から得られた画像の濃度
と略一致するように一律に濃度をシフトする等の補正処
理を施すことにより、上述した読影性能の低下を抑制す
る技術を提案している(特願平11-78562号、同11-31543
8 号)。
【0013】ところで、放射線画像を観察読影する場
合、その絶対濃度や濃度変化の状態等を観察読影するこ
とにより、正常、異常、または疑義有等の診断を行なう
ため、上述したように、周囲の部分の読影性能が低下す
るのを防止するために濃度補正が施された帯状部分自体
については、本来の濃度やコントラストが保持されてい
る訳ではないので、他の領域と同一視した診断に供すの
は適切ではない。
【0014】しかしながら濃度補正処理を行う目的を達
成した結果、読影者は、再構成された放射線画像から、
濃度補正処理を行った部分と、そうでない部分(濃度補
正処理を行っていない部分)とを見分けることができ
ず、濃度補正処理が施されている部分についても他の部
分と同一視して診断に用いられるおそれがある。
【0015】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、連結部分のうち濃度補正処理がなされている部分
が他の領域と同一視されるのを防止することができる放
射線画像の連結処理方法および放射線画像処理装置を提
供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の放射線画像の連
結処理方法および放射線画像処理装置は、連結部分のう
ち濃度補正処理がなされている部分については、その範
囲を示す指標を連結された放射線画像中に表すことによ
り、視覚的に喚起して、その指標の表された範囲が読影
の対象として他の領域と同一視されるのを防止したもの
である。
【0017】すなわち本発明の放射線画像の連結処理方
法は、隣接する2枚の蓄積性蛍光体シートの一部分同士
が互いに重複して連ねられた複数枚の蓄積性蛍光体シー
トに亘って単一の放射線画像が記録され、これら複数枚
の各蓄積性蛍光体シートから各別に読み取って得られた
複数個の放射線画像のうち、前記重複部分から読み取っ
て得られた画像部分の少なくとも一部に対して該重複部
分以外の画像部分とは異なる画像処理を施したうえで、
前記単一の放射線画像を再構成するように連結処理する
放射線画像の連結処理方法において、前記再構成された
放射線画像において前記異なる画像処理が施された画像
範囲を示す指標を、該再構成された放射線画像に表すこ
とを特徴とするものである。
【0018】ここで、「重複する部分のうち少なくとも
一部」は、具体的には、相対的に被写体に近い側の蓄積
性蛍光体シートに記録された放射線画像のうち、放射線
画像として読み取ることができない読飛ばし領域に対応
する部分などを意味する。
【0019】重複部分以外の画像部分(非重複部分)と
は異なる画像処理とは、具体的には例えば濃度補正処
理、階調を補正する階調補正処理、鮮鋭度を補正する周
波数処理、補間演算処理などを適用することができる。
なお例えば上述した濃度補正処理を適用する場合は、
上記一部における画像の濃度を、2枚の蓄積性蛍光体シ
ートが互いに重複する部分以外のシート部分(非重複部
分)から読み取って得られた放射線画像の濃度に略一致
させるように補正する処理や、上記一部の近傍部分も含
めて滑らかに濃度が変化するように濃度値を補間して補
正する処理等(特願平11-315438 号における図9等に開
示されている処理)を適用することができる。
【0020】すなわち、画像の濃度を一律にシフトする
(一定の濃度シフト値を加算する)方法や、一定値(一
定の濃度シフト係数)を乗じる方法等種々の方法を適用
することができ、そのシフトすべき一定値や乗じるべき
一定値は、例えば、被写体に相対的に近い(重複部分に
関する限りにおいて)側に配されたシートから読み取ら
れた放射線画像のうち、重複領域の画像として読み取る
ことができた部分(重複領域のうち読み取ることができ
ずに欠落した部分を除いた部分)の濃度の平均値と、こ
の読み取ることができた部分に対応する他方の放射線画
像における部分の濃度の平均値とに基づいて求めること
ができる。濃度補正の具体的方法としてはまた、上記重
複領域と非重複領域との境界の近傍部分(境界を含む。
以下、同じ。)についてと、この境界近傍部分以外の部
分についてとで、さらにそれぞれ異なる補正処理を適用
するのが好ましい。すなわち重複領域と非重複領域とで
は照射放射線量が異なるため、その境界において濃度差
による境界線が認められるが、この境界線は、照射放射
線の散乱等の影響により、その鮮鋭度が低下する。この
ような場合に、境界線を挟んで濃度の低い側(重複領
域)に対して一律に濃度を高める補正を行なうと、境界
線の近傍における濃度が非重複領域よりも高くなり、ア
ーチファクトを生じるおそれがある。
【0021】そこで、境界近傍部分については境界近傍
部分以外の部分とは異なる濃度補正処理を行なうことに
より、上述したようなアーチファクトの発生を抑制する
ことができる。
【0022】具体的には、境界近傍部分以外の部分につ
いては既述したような、境界からの距離に拘わらず一定
の濃度シフト値を加算する濃度補正処理、または一定の
濃度シフト係数を乗じる濃度補正処理を適用し、境界近
傍部分については、境界からの距離に応じて変化する濃
度シフト値を加算する濃度補正処理、またはこの距離に
応じて変化する濃度シフト係数を乗じる濃度補正処理を
適用するのが好ましい。
【0023】なお境界近傍部分とは具体的には、上述し
たように境界線の鮮鋭度が低下し、ぼけて拡がった境界
線の幅の範囲の部分、またはこの範囲よりもわずかに広
い範囲まで含む部分をいうものである。
【0024】また1つの放射線画像として再構成された
後の放射線画像の、前記濃度の補正が施された部分およ
びこの部分の近傍領域について、さらにメディアンフィ
ルタ処理等の平滑化処理を施すのが好ましい。これは、
上述したように重複領域のうち、濃度補正した第1の放
射線画像(被写体から相対的に遠い側のシートから読み
取って得られた放射線画像)と、第2の放射線画像(被
写体に相対的に近い側のシートから読み取って得られた
放射線画像)のうち、重複領域の画像として読み取るこ
とができた部分との間に、若干の濃度差が生じて境界線
の像が生じた場合にも、この境界線像を抑制することが
でき、再構成された放射線画像の観察読影性能を向上さ
せることができるからである。
【0025】なお、上述した重複領域の画像を再構成す
るにあたっては、重複領域の検出を行う必要があるが、
重複領域をどのように検出するかについては、種々の方
法を採ることができる。
【0026】すなわち、シートに放射線画像を撮影記録
するのに先だって、シートの重複部分に放射線透過率の
極めて低い材料で形成された位置合わせ用マーカを予め
配置したうえで撮影記録を行い、各シートから読み取っ
て得られた2つの放射線画像中にそれぞれ現れた位置合
わせ用マーカの像を、位置合わせの基準として、両放射
線画像の位置合わせを行なえば、重複領域を検出するこ
とができ、また、上述したマーカを用いなくても、重複
領域における画像の特徴点を含む領域をテンプレートと
して切り出し、このテンプレートを他方のシートから読
み取られた放射線画像においてテンプレートマッチング
を施すことで、両放射線画像の位置合わせを行なえば重
複領域を検出することができ、さらに、上述したような
マーカを用いた位置合わせや、テンプレートマッチング
による位置合わせよりも簡便には、一方の放射線画像に
形成された境界線像を検出して行う方法によっても重複
領域を検出することができる。つまり、一方の蓄積性蛍
光体シートの、他の蓄積性蛍光体シートの一部分が重複
した領域には、重複していない部分よりも線量が減衰さ
れた放射線が照射されるため、重複した領域と重複して
いない領域との間に、放射線画像の濃度差による境界線
像が形成されるため、この境界線像をエッジ検出処理等
により検出し、この検出された境界線像から、放射線画
像読取装置で読み取ることができないシート端縁からの
距離分だけ重複領域側(低濃度側)の位置に、他方のシ
ートから読み取られた放射線画像の重複側端縁を一致さ
せることで、両放射線画像の位置合わせを行い、重複領
域を求めるものである。
【0027】なお蓄積性蛍光体シートに被写体の画像を
蓄積記録させる撮影記録操作においては、放射線源から
拡がって放射線が出射するため、被写体から遠い側の蓄
積性蛍光体シートと、被写体に近い側の蓄積性蛍光体シ
ートとで、記録される被写体の画像のサイズが僅かに異
なり、被写体から遠いシートの方が近いシートよりも、
記録画像が大きくなる。このため、再構成された画像に
おいて、この連結処理前の2つの放射線画像のサイズの
相違が、連結処理後の合成画像の観察読影に悪影響を与
える場合には、被写体から遠い側のシートから読み取ら
れた放射線画像および/または被写体に近い側のシート
から読み取られた放射線画像を相対的に拡大縮小処理し
て、両放射線画像のサイズを一致させるようにしてもよ
い。
【0028】また、「単一の放射線画像が記録され」と
は、「1つの被写体が記録され」という意味ではなく、
「被写体や被写体の背景をも含めた画像が全体として1
つ記録され」という意味である。
【0029】異なる画像処理が施された画像範囲を示す
指標としては、図 に示すような種々の形態の標識を適
用することができ、また、2つの放射線画像の位置合わ
せのために、撮影時にシートの重複部分に予め配置した
位置合わせ用マーカの像を標識として用いることもでき
る。
【0030】本発明の放射線画像処理装置は、本発明の
放射線画像の連結処理方法を実施するための装置であっ
て、隣接する2枚の蓄積性蛍光体シートの一部分同士が
互いに重複して連ねられた複数枚の蓄積性蛍光体シート
に亘って単一の放射線画像が記録され、これら複数枚の
各蓄積性蛍光体シートから各別に読み取って得られた複
数個の放射線画像のうち、前記重複部分から読み取って
得られた画像部分の少なくとも一部に対して該重複部分
以外の画像部分とは異なる画像処理を施したうえで、前
記単一の放射線画像を再構成するように連結処理する連
結処理手段を備えた放射線画像処理装置において、前記
再構成された放射線画像において前記異なる画像処理が
施された画像範囲を示す指標を、該再構成された放射線
画像に表す異処理範囲表示手段をさらに備えたことを特
徴とするものである。
【0031】なお、重複部分から読み取って得られた画
像部分の少なくとも一部に対する、上記異なる画像処理
としては、上記一部における画像の濃度を、2枚の蓄積
性蛍光体シートが互いに重複する部分以外のシート部分
から読み取って得られた放射線画像の濃度に略一致させ
るように補正する処理を適用するのが好ましく、また、
上記異なる画像処理が施される部分とは、具体的には例
えば、被写体に相対的に近い側の蓄積性蛍光体シートに
記録された放射線画像のうち、放射線画像として読み取
ることができない読飛ばし領域に対応する部分などであ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明の放射線画像の連結処理方法およ
び放射線画像処理装置によれば、連結処理される重複部
分のうち、非重複領域の画像とは異なる画像処理(濃度
補正処理等)がなされている部分については、その連結
して得られた放射線画像中に、その異なる画像処理範囲
を示す指標を表すことにより、当該範囲が本来とは異な
る画像処理がなれていることを視覚的に喚起して、指標
で表された範囲が、誤って他の領域と同一視されるのを
防止することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の放射線画像の連結
処理方法および放射線画像処理装置の具体的な実施の形
態について、図面を用いて説明する。
【0034】図1は本発明の放射線画像連結処理方法を
実施する放射線画像処理装置の一実施形態の構成を示す
図、図2は一部同士が互いに重複した2枚の蓄積性蛍光
体シートに被写体の1つの放射線画像が記録される様子
を示す図であり、図3は図2に示された2枚の蓄積性蛍
光体シートからそれぞれ読み取られた、図1に示す放射
線画像処理装置により連結処理される2つの放射線画像
を示す図である。
【0035】ここでまず図示の放射線画像処理装置によ
り連結処理される放射線画像(図3)P1,P2につい
て説明する。
【0036】図3(1)に示す放射線画像P1および同
図(2)に示す放射線画像P2は、図2に示すように、
互いに一部分同士が互いに重複して連ねられた2枚の蓄
積性蛍光体シート31,32に亘って被写体の放射線画
像Pが記録され、各シート31,32からそれぞれ各別
に、図示しない放射線画像読取装置により読み取られた
画像であるが、本来各シート31,32には、図3
(1)および(2)の破線で示す画像も記録されてい
る。しかし、放射線画像読取装置には、必ずしもシート
31,32の端縁部に記録されている画像を完全に読み
取ることができないものも存在する。
【0037】すなわち放射線画像読取装置は一般に、蓄
積性蛍光体シートの蛍光体を励起する励起光を出射する
光源と、この光源から出射された励起光を放射線画像が
蓄積記録された蓄積性蛍光体シートに繰り返し主走査す
る主走査手段と、シートを主走査方向に対して略直交す
る方向に相対的に副走査する搬送ベルト等の副走査手段
と、励起光の走査によりシートから発せられる、担持す
る放射線画像に応じた輝尽発光光を光電的に読み取る光
電読取手段とを備えた構成であるが、実際に読取りを開
始するためには、シートの副走査方向先端部を検出する
必要があり、この先端検出は、図4(1)に示すよう
に、励起光が図面の紙面奥行き方向に主走査を行ってい
る部分(主走査線)にシートが副走査されて来るまでの
間、PD(フォトダイオード)等の光検出器を含む先端
検出手段が、励起光の、搬送ベルトおよびシートからの
反射光レベルを監視することによって行われている。そ
して、シートの先端部が主走査線上に到達すると、励起
光はシートで反射されるため反射光レベルが変化し、先
端検出手段によるこの変化の検出結果に基づいて、読取
開始指示手段が、光電検出手段に対して実際の読取開始
指示を出力することで、光電読取りが開始される。
【0038】しかし上記反射光レベルが変化するのは、
主走査線上にシートが到達して励起光がシートを照射し
始めたからであり、このシートへの照射が開始されてか
ら、反射光レベルの変化の検出、光電読取手段への読取
開始指示、光電読取手段による読取りの開始、という一
連の処理がなされるため、この読取装置では、上述した
ような、端縁部まで画像が記録されているシートから
は、当該端縁部に記録されている画像を読み出すことが
できない。これは、図4(2)に示すように、励起光に
よる主走査線上(ただし、搬送ベルトを避けた位置)に
設けられたPDが、この主走査線上に到達したシートで
遮られることによって、シートの先端を検出するように
した方式においても同様である。
【0039】このようにシート31,32には、その端
縁部まで放射線画像が記録されているが、その端縁部分
に記録されている画像を読み取ることができない場合、
読み取って得られた放射線画像P1,P2はそれぞれ、
図3(1),(2)の実線で示すものとなる。
【0040】次に図示の放射線画像処理装置は、このよ
うにして各シート31,32から読み取って得られた、
各シート31,32の各端縁部に記録された画像(図3
における破線部)が欠落した2個の放射線画像P1,P
2を、被写体の放射線画像Pを再構成するように、これ
ら2個の放射線画像P1,P2をそれぞれ表す放射線画
像データS1,S2を連結処理する放射線画像処理装置
であって、隣接する2枚のシート31,32のうち、重
複領域に関する限り被写体から遠い側に配された第1の
シート31から得られた第1の放射線画像P1(実線)
と、被写体に近い側に配された第2のシート32から得
られた第2の放射線画像P2(実線)との、シート3
1,32が重複した部分に対応する重複部分を求める重
複部分検出手段14と、第1の放射線画像P1において
検出された重複部分の画像濃度を、第1の放射線画像P
1におけるこの重複する部分以外の画像部分の濃度に略
一致させるように補正する補正処理手段15と、重複部
分の濃度が補正された後の第1の放射線画像P1と第2
の放射線画像P2とを、これらの重複部分を重ね合わせ
て1つの放射線画像P(画像データS)として連結処理
する連結処理手段16と、連結処理により再構成された
放射線画像Pにおいて濃度の補正処理がなされた画像範
囲を示す指標Kを、その再構成された放射線画像Pに表
す異処理範囲表示手段17とを備えた構成である。
【0041】ここで、重複部分検出手段14による重複
部分の検出方法の一例を説明する。
【0042】まず第1のシート31の、第2のシート3
2との重複部分は、重複していない部分よりも照射され
る線量が低下するため、この第1のシート31から読み
取って得られた第1の放射線画像P1には、当該重複部
分と非重複部分との間に画像の濃度差による境界線像1
c(図3(1)参照)が形成される。そしてこの境界線
像1cは、第2のシート32の端縁32a(図2参照)
によるものであるから、この境界線像1cに第2のシー
ト32から読み取って得られた第2の放射線画像P2の
端縁2aを一致させれば、第2の放射線画像P2におけ
る重複部分を求めることができる。ただし、第2の放射
線画像P2には、読取不可部分があるため、得られた第
2の放射線画像P2には、第2のシート32の端縁32
aに対応する端縁2a(図3(2)参照)が存在せず、
シート32の端縁32aから読取不可部分に対応する一
定距離mだけ重複部分内側にずれた位置に対応する部分
が、第2の放射線画像P2としての端縁2a′となる。
【0043】このため、上記第1の放射線画像P1の境
界線像1cから上記一定距離mだけ重複部分内側にずれ
た位置に、第2の放射線画像P2の端縁2a′を一致さ
せれば、両画像P1,P2の位置合わせを行うことがで
き、重複部分を検出することができる。
【0044】なお、読取不可部分に対応する一定距離m
は、放射線画像読取装置に固有の距離であるため、予め
求めることができる。
【0045】また、重複領域を求める方法としては、上
述した境界線像1cを利用した方法の他、種々の方法を
適用することができ、例えば、2枚のシートに被写体の
放射線画像を撮影記録する際に、両シートの重複配置部
分に、放射線透過率の極めて低いマーカを配置して、両
シートにそれぞれ記録されたマーカの像を一致させるよ
うにして位置合わせを行うことで、重複部分を求めるこ
とができる。
【0046】補正処理手段15による濃度の補正方法
は、第1の放射線画像P1において検出された重複部分
の画像濃度を、第1の放射線画像P1におけるこの重複
する部分以外の画像部分の濃度に略一致させるように補
正する方法の他、第2の放射線画像P2において重複部
分として残存している部分(重複部分のうち、本来の端
縁2aから実際の端縁2a′までの読取不可部分m、を
除いた部分)の濃度に、第1の放射線画像P1の重複部
分における、この残存部分に対応する部分の濃度を一致
させるように、第1の放射線画像P1の重複部分の全体
を濃度補正する方法などを適用することができる。具体
的な補正処理は、被写体の像の階調に拘わらず一律に一
定値を加算して補正する処理であってもよいし、一定値
を乗じて補正する処理であってもよい。
【0047】連結処理手段16による連結処理は、重複
部分以外の非重複部分については、第1の放射線画像P
1および第2の放射線画像P2をそれぞれそのまま用
い、重複部分については原則的に第2の放射線画像P2
を用いるが、上述したように第2の放射線画像P2に
は、重複部分中に読取不可による画像欠落部分(端縁2
aと端縁2a′とで挟まれた読取不可部分m)が存在す
るため、この欠落部分については、補正手段15により
濃度補正がなされた後の第1の放射線画像P1を用い
て、両画像P1,P2を連結処理する。
【0048】異処理範囲表示手段17は、連結処理して
単一の画像として再構成された放射線画像Pにおいて、
第1の放射線画像P1の、上記補正処理手段15による
濃度補正がなされて放射線画像Pの一部に用いられてい
る範囲(読取不可部分m)を、指標Kにより表すもので
あり、指標Kとしては例えば図6に示すような矩形白抜
きのマーク等を適用することができる。
【0049】なお、濃度補正範囲は、図示の水平方向に
延びる帯状帯域であるから、その帯状帯域の上側境界が
指標Kの上辺に、下側境界が指標Kの下辺にそれぞれ一
致するように、指標Kが設定され、図示のごとく、帯状
帯域の左右端にそれぞれ1つずつ表すのが好ましい。た
だし、この帯状帯域が狭い場合等、帯状帯域の高さに合
わせて指標Kを表示すると指標K自体の高さが低くなっ
て判読しずらくなる場合もあることに鑑み、帯状帯域よ
りも広い範囲を示すような大きさの指標K(その上辺
が、帯状帯域の上側境界よりも上側に位置し、その下辺
が下側境界よりも下側に位置する指標K)を設定しても
よい。
【0050】指標Kのその他の実施形態として、図7
(1)〜(6)にそれぞれ示すマークや表示を適用する
こともできる。
【0051】本実施形態の放射線画像処理装置を構成す
る各手段による処理は、各放射線画像P1,P2をそれ
ぞれ表すデジタル画像信号S1,S2に対して施される
ものであるが、説明の煩雑化を避けるため、画像(P
1,P2等)領域での説明としたものである。
【0052】次に本実施形態の放射線画像処理装置の作
用について説明する。
【0053】まず図2に示すように、2枚の蓄積性蛍光
体シート31,32に亘って被写体の放射線画像Pが記
録されたこれら2枚の各シート31,32から、各別に
読み取って得られた2つの放射線画像P1,P2をそれ
ぞれ表す2つの放射線画像データS1,S2が、重複部
分検出手段14に入力される。
【0054】重複部分検出手段14は、第1の放射線画
像P1を表す第1の画像データS1については、上述し
た境界線像1cを求める作用により、境界線像1cと重
複部分側端縁1bとの間の部分を重複部分として検出
し、一方、第2の放射線画像P2を表す第2の画像デー
タS2については、その画像P2の実際の端縁2a′か
ら、上記第1の放射線画像P1における境界線像1cか
ら重複側端縁1bまでの距離から読取不可部分の長さm
を減算した距離の範囲を、重複部分として検出する。
【0055】このようにして両放射線画像P1,P2の
重複範囲が画像データS1,S2上で検出されると、第
1の画像データS1は補正手段15に入力され、重複部
分検出手段14により検出された重複部分について、第
1の放射線画像P1の非重複部分の濃度と略一致するよ
うに、重複部分の濃度が補正される。
【0056】その重複部分が濃度補正された第1の画像
データS1と、第2の画像データS2とは、連結処理手
段16に入力され、連結処理手段16は、重複部分検出
手段14により検出された両画像データS1,S2の重
複部分に基づいて、非重複部分については、第1の画像
データS1および第2の画像データS2をそれぞれ用
い、重複部分のうち、第2の放射線画像P2において画
像が欠落した部分(端縁2aと端縁2a′とで挟まれた
読取不可部分)については、補正手段15により濃度補
正が施された後の第1の画像データS1を用いて、重複
部分のうち、第2の放射線画像P2において画像が欠落
していない残存部分については、第2の画像データS2
を用いて、両画像データS1,S2を連結処理する。
【0057】以上の作用により、両画像データS1,S
2を連結処理して得られた画像データSが表す画像Pは
図5に示すように、重複領域の一部においても、観察読
影性能を低下させる低濃度の領域が残存しないものとな
る。一方、重複部分のうち、濃度補正がなされた第1の
画像データS1が用いられる、読取不可部分に対応する
領域Spは異処理範囲表示手段17に入力される。
【0058】このように本実施形態の放射線画像処理装
置によれば、隣接する2枚の蓄積性蛍光体シート31,
32の一部分同士が互いに重複するように連ねられて、
被写体の1つの放射線画像Pが記録され、これら2枚の
各蓄積性蛍光体シート31,32から各別に読み取って
得られた2個の放射線画像P1,P2を、1つの放射線
画像Pを再構成するように連結処理するに際して、それ
らの放射線画像P1,P2が、シート31,32の端縁
部の画像が欠落したものであっても、連結処理後の再構
成された放射線画像Pにおいて、重複領域の一部にも、
観察読影性能を低下させる低濃度の領域が形成されるの
を防止することができる。
【0059】しかし、このように補正手段15により読
取不可部分が濃度補正された結果、連結処理して得られ
た画像Pを観察読影する読影者は、補正手段15により
濃度補正がなされて用いられた範囲を、他の領域と視覚
上識別することができない。一方、濃度補正がなされて
用いられた領域は他の領域とは異なる処理がなされたこ
ととなり、診断読影の対象として他の領域と同一視され
るべきではない。
【0060】そこで本実施形態の画像処理装置において
は、連結処理手段16により得られた画像データSにお
いて、異処理範囲表示手段17が、補正処理手段15に
よる濃度補正がなされて放射線画像データSの一部に用
いられている範囲Sp(読取不可部分mに対応)を、図
6に示すように指標Kにより表す。すなわち上辺が境界
線像1cに一致し、下辺が端縁2a′に一致するような
矩形白抜き指標Kが、画像データSの左右端部にそれぞ
れ1つずつ設定される。そしてこのように指標Kが設定
された画像データSが出力される。
【0061】以上の作用により本実施形態の放射線画像
処理装置によれば、得られた画像Pを観察読影する者に
対して、指標Kにより表された、濃度補正がなされて用
いられた範囲を、他の領域から明確に区別するように視
覚的に喚起させることができ、診断において、指標Kで
表された範囲が誤って他の領域と同一視されるのを防止
することができる。
【0062】なお図5に示した、再構成された放射線画
像Pから解されるように、第1の放射線画像P1の重複
部分と非重複部分の境界(境界線像1cに相当)、およ
び第1の放射線画像P1の重複部分と第2の放射線画像
P2との境界(第2の放射線画像P2の端縁2a′に相
当)に、若干の濃度差が生じて観察時にこれらが境界線
像として視認され目障りとなる場合もあるため、さらに
平滑化処理手段を追加して、再構成された放射線画像P
のこれら境界近傍について、メディアンフィルタ処理等
の平滑化処理を施し、これら境界線像を目立たなくする
ようにしてもよい。
【0063】また本実施形態の放射線画像処理装置にお
いては、連結処理手段16により連結処理するのに先だ
って、第1の放射線画像P1の重複部分について濃度補
正処理を施したが、本発明の放射線画像の連結処理方法
および放射線画像処理装置は、この態様に限るものでは
なく、両画像P1,P2の連結処理後に、重複部分のう
ち第1の放射線画像P1が用いられる部分(境界線像1
cから重複部分内側に距離mの範囲)について、上記濃
度補正処理を施すものであってもよい。
【0064】また連結処理に先だって濃度補正を施す場
合にあっても、上記重複部分の全体を濃度補正する必要
はなく、重複部分のうち第1の放射線画像P1が用いら
れる部分についてのみ濃度補正処理を施すようにしても
よい。
【0065】ところで上記第1の放射線画像P1に形成
される境界線像1cは、上述したように、第1の蓄積性
蛍光体シート31の、第2の蓄積性蛍光体シート32と
の重複部分と非重複部分との境界に形成されるが、この
境界部分では第2の蓄積性蛍光体シート32の端縁32
aにより照射放射線がわずかに回折したり、散乱される
ため、境界線像1cの鮮鋭度が低下し、例えば図8
(1)に示すように、本来形成されるべき境界線像1c
を挟んだ±n画素の範囲で濃度が変化する場合がある。
【0066】このような場合に、境界線像1cを境界と
して重複領域側の画像の濃度を一律にシフト(例えば一
定値D0を加算(+D0))させると、補正処理後の濃
度は同図(2)に示すようなものとなり、これでは境界
線像1c近傍に擬画像(アーティファクト)が生じて観
察読影性に悪影響を与える虞がある。
【0067】そこで本実施形態の放射線画像処理装置の
補正処理手段15による濃度補正処理方法として、濃度
補正が必要とされる第1の放射線画像P1における上記
重複部分のうち、境界線像1cの近傍部分とこの境界線
像1cの近傍部分以外の部分とについて、互いに異なる
濃度補正処理を適用するのが好ましい。
【0068】以下、この補正処理手段15による濃度補
正処理について詳細に説明する。なお上記境界線像1c
を挟んで濃度が変化する範囲である±n画素の範囲は、
以下の説明においては±4画素とする。
【0069】上述した境界線像1cの近傍部分とは図8
(1)に示した、ぼけた境界線像の幅の範囲であり、本
来はぼけていない境界線像1c(または一義的に検出さ
れた境界線像1c)から±n画素の範囲内の部分Paを
いうものであり、境界線像1cの近傍部分以外の部分と
は、上記重複部分(厳密にはこの重複部分のうち濃度補
正処理が適用される部分(境界線像1cからm画素の範
囲の部分))のうちこの境界線像1cの近傍部分Paを
除いた部分Pbをいうものである(図9)。
【0070】補正処理手段15は、境界線像近傍部分P
aを除いた部分Pbについては濃度補正処理Bを施し、
境界線像近傍部分Paについては、濃度補正処理Bとは
異なる補正処理内容の濃度補正処理Aを施す。
【0071】ここで濃度補正処理Bは、前述した実施形
態における補正処理手段15による濃度の補正処理と略
同じ処理内容の補正処理であり、図10に示すように、
第1の放射線画像P1のうち第2の放射線画像P2との
重複部分Pc内に、例えば縦4画素×横21画素のテン
プレートMを設定し、このテンプレートM内の84画素
の濃度値(画像データ値)の平均値Av(Pi )を求め、
この濃度平均値Av(Pi )を、テンプレートM内のi方
向における中心列Pi の代表値とする。テンプレートM
を矢印i方向に1画素ずつ移動して、各列Pi ごとの代
表値(濃度平均値)Av(Pi )を求める。続いて第2の
放射線画像P2における重複部分内であって、第1の放
射線画像P1の重複部分内に設定したテンプレートMに
対応する部分に、テンプレートMと同一のテンプレート
M′を設定し、このテンプレートM′内の84画素の濃
度値(画像データ値)の平均値Av(Pi )′(<Av(P
i))をテンプレートM′内のi 方向における中心列Pi
の代表値とする。このテンプレートM′をテンプレー
トMと同様に矢印i方向に1画素ずつ移動して各列Pi
ごとの代表値(濃度平均値)Av(Pi )′を求める。そ
して第1の放射線画像P1と第2の放射線画像P2との
対応する列Pi の代表値Av(Pi ),Av(Pi )′の差
Su(Pi )(=Av(Pi )′−Av(Pi );列ごとの平
均濃度差)を各列Pi ごとに求め、第1の放射線画像P
1における境界線像近傍部分以外の部分Pbにおける各
画素Pijの濃度に、対応する列iの濃度差Su(Pi )を
加算処理して、上記部分Pbの濃度補正処理を行う。な
お部分Pbにおける各画素Pijに加算される濃度値Su
(Pi )は、列方向(i方向)の位置ごとにそれぞれ異
なる値となりうるが、同一列iに位置する画素に関する
限り行方向(j方向)の位置が異なる画素Pi(j-1),P
ij,Pi(j+1),…に対して全て同じ値である。
【0072】次に境界線像近傍部分Paに適用される濃
度補正処理Aについて、図11を用いて説明する。なお
この説明においては、境界線像近傍部分Paは、第2の
放射線画像P2との重複部分だけでなく、境界線像1c
を挟んで、重複部分とは反対側(図示上側)を含むもの
としているが、これは望ましい形態に過ぎず、重複部分
とは反対側の部分を含まないものであってもよい。
【0073】図11(1)に示す、境界線像近傍部分P
aにおいて矢印j方向に並ぶ10個の画素Pi0〜Pi9に
ついて以下の処理を施す。なお、図示上側から5番目の
画素Pi4と6番目の画素Pi5との境界が、境界線像1c
となるように10個の画素を設定する。
【0074】濃度補正処理Aは、まず上記のように設定
した10個の画素を矢印i方向における中心として図示
左右の各10個の画素を含む、合計21画素分の濃度値
の平均値を、同一の行(j=0,1,…,9)ごとに算
出する。すなわち、画素Pi0については、この画素Pi0
を中心として左方向に連なる10個の画素P(i-10)0,P
(i-9)0, … ,P(i-1)0と右方向に連なる10個の画素P
(i+1)0, P(i+2)0, …,P(i+10)0 および中心となる画
素Pi0の合計21画素の濃度値の平均値Av(Pi0)を求
める。同様に次の行の画素Pi1についても21個の画素
P(i-10)1 〜P(i+10)1 の濃度値の平均値Av(Pi1)を
求め、以下同様に各行ごとに(jを変化させて)濃度平
均値Av(Pij)(0≦j≦9)を算出する。
【0075】得られた各行ごとの濃度平均値Av(Pij)
は例えば同図(2)に示す分布を示すものとなる。これ
は境界線像近傍部分Paは前述したように境界線像1c
を挟んだ図示上下方向±4画素の幅内で濃度が徐々に変
化しているためである。なお図示において最も下側の行
についての濃度平均値Av(Pi9)が急激に高い値を示し
ているのは、画素Pi9の属性が境界線像近傍部分以外の
部分Pbであるため、前述した濃度補正処理Bによる濃
度補正が既に施されているからである。
【0076】次に最上段の行(j=0)の濃度平均値Av
(Pi0)と最下段の行(j=9)の濃度平均値Av(Pi
9)とを用いて、その間の各行(j=1,2,…,8)
に対応した補間濃度値Av(Pi1)′,Av(Pi2)′,
…,Av(Pi8)′を、線形補間により求める(Av(Pi
j)′=Av(Pi0)+{Av(Pi9)−Av(Pi0)}j/
9)。この補間濃度値Av(Pij)は、図11(2)の破
線に示すように、矢印j方向について、最上段の行の画
素Pi0の濃度と最下段の行の画素Pi9の濃度(補正後)
との間を滑らかに濃度変化させた補間値を示す。次いで
各行を対応させて(対応するjごとに)、補間濃度値Av
(Pij)′と濃度平均値Av(Pij)との差Su(Pij)
(=Av(Pij)′−Av(Pij))を求め、得られた差Su
(Pij)を、対応する画素Pijの濃度値Pijに加算す
る。
【0077】以上の作用を数式で表すと、式(1)に示
すものとなる。
【0078】
【数1】 上記操作を、矢印i方向に注目画素を1画素ずつ移動さ
せて(i→i+1)同様に行うことにより、濃度補正処
理の対象となる画像部分PaおよびPb内の全ての画素
の濃度を補正することができる。
【0079】このように、互いに異なる画像部分に対し
てそれぞれ処理内容の濃度補正処理Aおよび濃度補正処
理Bを適用して濃度補正処理を施すことにより、濃度補
正処理による新たなアーチファクトの形成を抑制するこ
とができ、連結画像の観察読影性能を向上させることが
できる。
【0080】なお、上記実施形態においては、境界線像
近傍部分Paとして、第1の放射線画像P1と第2の放
射線画像P2との画像の重複部分のみならず、重複部分
ではない、境界線像1cよりも上側の非重複部分をも含
み、この非重複部分についても濃度補正処理を施した
が、本発明の画像連結処理方法および画像処理装置は、
必ずしもこの非重複部分についてまで濃度補正処理を施
すことを要するものではなく、例えば上記濃度補正処理
Aを、境界線像1cの直上に最上段の行の画素Pi1を設
定し、境界線像1cの直下に次段の行の画素Pi2を設定
して最下段の行の画素(例えば上記n=4のときは、P
i5が該当する)の濃度値と最上段の行の画素Pi1の濃度
値との間で線形補間することにより、「重複部分」につ
いてのみ濃度補正処理を施すようにしてもよいことはい
うまでもない。
【0081】また上記実施形態の画像処理装置は、濃度
補正処理Aにおいて、各画素Pijを中心としたi方向2
1画素の平均値Av(Pij)と補間値Pij′との差Su(P
ij)を、当該画素Pijの濃度値Pijに加算することによ
り、濃度補正処理を施すものであるが、さらに、i方向
について補正用加算値Su(Pij)が急激に変化するのを
抑制するのが望ましく、各画素Pijを中心としたi方向
21画素の平均値Av(Pij)を、その注目画素Pijをさ
らに1画素ずつ左右方向に移動して得られた4つの濃度
平均値Av(P(i-2)j),Av(P(i-1)j),Av(P(i+1)
j),Av(P(i+2)j)との加算平均(={Av(P(i+2)
j)+Av(P(i+1)j)+Av(Pij)+Av(P(i-1)j)+A
v(P(i-2)j)}/5)として平滑化し、または補正用
加算値Su(Pij)を、その注目画素Pijをさらに1画素
ずつ左右方向に移動して得られた4つの補正用加算値Su
(P(i-2)j),Su(P(i-1)j),Su(P(i+1)j),Su
(P(i+2)j)との加算平均(={Su(P(i-2)j)+Su
(P(i-1)j)+Su(Pij)+Su(P(i+1)j)+Su(P(i+
2)j)}/5)として平滑化するのが好ましい。
【0082】なおこれらの方法の他に、注目画素につい
て濃度平均値Av(Pij)を求めるときの加算画素数を、
中心画素Pijから左右方向に10画素ずつ(加算画素数
は計21画素)から、15画素ずつ(加算画素数は計3
1画素)や20画素ずつ(加算画素数は計41画素)に
増加させることによって、i方向についての平滑化を図
るようにしてもよい。
【0083】また上記本実施形態の画像処理装置による
濃度補正処理Aは、境界線像1cが水平方向以外の斜め
方向に現れている場合には、境界線像近傍部分Paと境
界線像近傍部分以外の部分Pbとの境界を、境界線像1
cに平行となるように斜め方向に設定し、上記上下方向
に連なる10個の画素列を、i方向の位置ごとに、最上
段から第5番目の画素と第6番目の画素との間に常に境
界線像1cが配されるように設定すればよい。
【0084】なお相異なる濃度補正がなされた部分をそ
れぞれ表すように、異処理範囲表示手段17が、互いに
異なる指標Kを表示するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放射線画像連結処理方法を実施する放
射線画像処理装置の一実施形態の構成を示す図
【図2】一部同士が互いに重複した2枚の蓄積性蛍光体
シートに被写体の1つの放射線画像が記録される様子を
示す図
【図3】図2に示された2枚の蓄積性蛍光体シートから
それぞれ読み取られた2つの放射線画像を示す図
【図4】画像読取時に重複部分の一部分が欠落すること
を説明する図
【図5】図1に示した放射線画像処理装置により連結処
理された放射線画像を示す図
【図6】指標Kが表示された放射線画像Pを表す図
【図7】指標Kの他の態様を示す図
【図8】境界線像近傍部分における濃度分布の詳細を示
す図、(1)は濃度補正前、(2)は濃度補正後をそれ
ぞれ表す
【図9】境界線像近傍部分と境界線像近傍部分以外の部
分とをそれぞれ示す図
【図10】境界線像近傍部分以外の部分について適用す
る濃度補正処理を説明する図
【図11】境界線像近傍部分について適用する濃度補正
処理を説明する図
【符号の説明】
14 重複部分検出手段 15 補正手段 16 連結処理手段 17 異処理範囲表示手段 31 第1の蓄積性蛍光体シート 1a 第1の放射線画像に表れた境界線像 1b 第1の放射線画像の重複部分側端縁 32 第2の蓄積性蛍光体シート 32a 第2の蓄積性蛍光体シートの重複部分側端縁 2a′ 第2の放射線画像の端縁 P1 第1の放射線画像 P2 第2の放射線画像 P 元の放射線画像および再構成された放射線画像 Pa 境界線像近傍部分 Pb 境界線像近傍部分以外の部分 S1 第1の放射線画像データ S2 第2の放射線画像データ S 再構成された放射線画像データ Sp 異処理範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 3/00 400 G21K 4/00 L 5C076 G21K 4/00 A61B 6/00 303K H04N 1/04 H04N 1/04 E Fターム(参考) 2G083 AA03 BB03 BB05 DD16 DD20 EE10 2H013 AC06 AC08 4C093 AA26 CA12 CA21 CA50 EB05 FD07 FF08 FF09 FF35 FF37 FF38 FG13 5B057 AA08 BA03 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB08 CB12 CB16 CB19 CC03 CE08 CE10 CE11 CH18 DA07 DA08 DA15 DA16 DA17 DB02 DB05 DB09 DC22 5C072 AA01 BA10 RA06 RA10 UA17 UA20 VA01 VA07 5C076 AA12 AA14 AA19 AA27 BA06 CA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する2枚の蓄積性蛍光体シートの一
    部分同士が互いに重複して連ねられた複数枚の蓄積性蛍
    光体シートに亘って単一の放射線画像が記録され、これ
    ら複数枚の各蓄積性蛍光体シートから各別に読み取って
    得られた複数個の放射線画像のうち、前記重複部分から
    読み取って得られた画像部分の少なくとも一部に対して
    該重複部分以外の画像部分とは異なる画像処理を施した
    うえで、前記単一の放射線画像を再構成するように連結
    処理する放射線画像の連結処理方法において、 前記再構成された放射線画像において前記異なる画像処
    理が施された画像範囲を示す指標を、該再構成された放
    射線画像に表すことを特徴とする放射線画像の連結処理
    方法。
  2. 【請求項2】 前記重複部分から読み取って得られた画
    像部分の少なくとも一部に対する、前記異なる画像処理
    が、 前記一部における画像の濃度を、前記2枚の蓄積性蛍光
    体シートが互いに重複する部分以外のシート部分から読
    み取って得られた放射線画像の濃度に略一致させるよう
    に補正する処理であることを特徴とする請求項1記載の
    放射線画像の連結処理方法。
  3. 【請求項3】 前記異なる画像処理が施される部分が、
    被写体に相対的に近い側の蓄積性蛍光体シートに記録さ
    れた放射線画像のうち、放射線画像として読み取ること
    ができない読飛ばし領域に対応する部分であることを特
    徴とする請求項1または2記載の放射線画像の連結処理
    方法。
  4. 【請求項4】 隣接する2枚の蓄積性蛍光体シートの一
    部分同士が互いに重複して連ねられた複数枚の蓄積性蛍
    光体シートに亘って単一の放射線画像が記録され、これ
    ら複数枚の各蓄積性蛍光体シートから各別に読み取って
    得られた複数個の放射線画像のうち、前記重複部分から
    読み取って得られた画像部分の少なくとも一部に対して
    該重複部分以外の画像部分とは異なる画像処理を施した
    うえで、前記単一の放射線画像を再構成するように連結
    処理する連結処理手段を備えた放射線画像処理装置にお
    いて、 前記再構成された放射線画像において前記異なる画像処
    理が施された画像範囲を示す指標を、該再構成された放
    射線画像に表す異処理範囲表示手段をさらに備えたこと
    を特徴とする放射線画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記重複部分から読み取って得られた画
    像部分の少なくとも一部に対する、前記異なる画像処理
    が、 前記一部における画像の濃度を、前記2枚の蓄積性蛍光
    体シートが互いに重複する部分以外のシート部分から読
    み取って得られた放射線画像の濃度に略一致させるよう
    に補正する処理であることを特徴とする請求項4記載の
    放射線画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記異なる画像処理が施される部分が、
    被写体に相対的に近い側の蓄積性蛍光体シートに記録さ
    れた放射線画像のうち、放射線画像として読み取ること
    ができない読飛ばし領域に対応する部分であることを特
    徴とする請求項4または5記載の放射線画像処理装置。
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