JP2000231443A - デジタイザのセンサコイルスキャン方法 - Google Patents

デジタイザのセンサコイルスキャン方法

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JP2000231443A
JP2000231443A JP3256699A JP3256699A JP2000231443A JP 2000231443 A JP2000231443 A JP 2000231443A JP 3256699 A JP3256699 A JP 3256699A JP 3256699 A JP3256699 A JP 3256699A JP 2000231443 A JP2000231443 A JP 2000231443A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 送受信デジタイザにおいて、スキップスキャ
ンの際の読取り高さの変動幅をより小さくする。 【解決手段】 複数のY軸コイル、又はX軸コイルと送
信手段又は受信手段を選択的に接続する接続手段を有す
るタブレットと、からなるデジタイザのセンサコイルス
キャン方法であって、複数のX軸コイルのうちの一つか
ら送信し、送信を止めた直後に、コイルの近傍の他のX
軸コイルであって所定のスキャン方向に進めたコイルで
受信し、受信を止めた直後に、受信したコイルと同一の
コイルで送信し、送信を止めた直後に、コイルの近傍の
他のX軸コイルであって所定のスキャン方向に進めたコ
イルで受信するというプロセスをX軸コイルについて繰
り返し、同様のプロセスをY軸コイルについても繰り返
して、その結果得られた受信信号を処理することにより
位置指示器の前記タブレットに対する座標情報を検出す
るセンサコイルスキャン方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電磁作用により位
置指示器の座標情報を検出し、コンピュータに座標情報
を入力するデジタイザ及びそのセンサコイルスキャン方
法に関する。特に、位置指示器とタブレットとの間で電
磁的な相互作用をするデジタイザ及びその座標検出方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタイザはコンピュータに座標情報を
入力する機器であって、位置指示器(スタイラスペン、
カーソル等と呼ばれるもの)とタブレット(板状のも
の)とからなる。位置指示器とタブレットとが電磁的な
結合をするものについて、送受信デジタイザと呼ばれる
従来の技術が知られている。
【0003】送受信デジタイザは、図2に示すように、
タブレット側に設けられたループコイル群(X軸コイル
X01−X40及びY軸コイルY51−Y80。ここ
で、それぞれ40本及び30本としたのは例示である。
また、図2には省略して5本又は4本を描いてあ
る。)、そのループコイル群との間で電磁的な相互作用
をするコイルを有する位置指示器420(コイルとコン
デンサからなる共振回路を内蔵しており、それらの素子
の値から定まる固有共振周波数、例えば500キロヘル
ツにより共振することにより電磁的結合を実現する)、
特定周波数(位置指示器の固有共振周波数)の信号をル
ープコイル群に送出する送信回路430、ループコイル
群から出力される信号を受信する受信回路440、その
受信した信号を処理し指示器の状態を検出する信号処理
回路450を有する。送信回路と受信回路との双方がタ
ブレット側にあるのでこの種のデジタイザを送受信デジ
タイザと呼ぶことにする。ここで、X軸コイルとは、X
軸方向に配設されたコイルをいう。言換えれば、その長
手方向が、Y軸に平行なコイルである。その出力値がX
座標の検出に用いられるので、X軸コイルと呼ばれる。
また、Y軸コイルとは、Y軸方向に配設されたコイル、
言換えれば、その長手方向が、X軸に平行に設けられた
コイルをいう。その出力値がY座標の検出に用いられる
のでY軸コイルと呼ばれる。これらのループコイルは位
置検出コイル又はセンサコイルと呼ばれることもある
(以下、本明細書では、特に混同するおそれがない場合
には単に「コイル」と略す)。
【0004】従来の送受信デジタイザの動作を簡単に説
明する。送信回路430からの信号をいずれのコイルに
供給するか(またはいずれのコイルからの信号を受信回
路440に渡すか)は、送受切替スイッチ435、X軸
コイル選択スイッチ406及びY軸コイル選択スイッチ
416の働きによる。これらの3つのスイッチは図示し
ない制御回路により制御される。X軸コイル又はY軸コ
イルの一つが選択されてから32マイクロ秒の間(以
下、「単位期間」という)、そのコイルに500キロヘ
ルツの信号が供給される。(32マイクロ秒、500キ
ロヘルツの大きさは例示である。)それにより交番磁界
が発生し、もしもその近傍に位置指示器420が存在す
れば、位置指示器420内の共振回路が励振され、共振
を始める。次の単位期間に、タブレット側の同じコイル
を選択し続けたまま、送受切替スイッチ435を切り替
えることにより今度は位置指示器420からタブレット
側に返ってくる交番磁界を受信し、その信号を受信回路
440に渡す。位置指示器420内の共振回路の共振は
減衰していくもののすぐには消滅しないので、受信回路
440により信号を検出できる。この信号の大きさ(電
圧レベル)は、タブレット側の選択されたコイルが位置
指示器420の位置に近ければ近いほど大きなものとな
る。
【0005】この一連の動作をX軸コイルX01からX
40まで行い、さらにY軸コイルY51からY80まで
行うことにより、X軸、Y軸それぞれの信号のレベルの
分布が取得できる。コイルピッチを適当にとれば、隣合
う3つのコイルに信号を取得できる。このレベル分布を
放物線とみなしてその頂点を求めることにより位置指示
器の座標を求めることができる。この計算をX軸、Y軸
それぞれ行うことにより、位置指示器420のタブレッ
トに対する2次元座標が求められる。この計算は図示し
ない制御回路と信号処理回路450などの働きによる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上に述べた送受信デジ
タイザでは、デジタイザの電源投入の際、又は一旦位置
指示器が検出できる範囲外に出てから再び入った際に
は、位置指示器がいずれの場所にあるかの概略位置が不
明なため、位置検出領域全体に対してセンサコイルのス
キャンをかける必要が生じる。この際のスキャンを概略
位置検出動作と呼ぶ。概略位置が分かってしまえば、そ
の近傍のセンサコイルのみにスキャンをかければよいの
で、座標検出に要する時間は比較的短くてすむ(詳細位
置検出動作)。しかし、概略位置検出に要する時間は比
較的長く掛かる。特にデジタイザの座標検出領域が広く
なればなるほど(たとえばA0サイズ)長時間かかって
くる。
【0007】概略位置検出動作のやり方にはオールスキ
ャンを選ぶかスキップスキャンを選ぶかという選択の余
地があることが知られている。オールスキャンは文字ど
おりX軸ループコイルのすべて、Y軸ループコイルのす
べてに対してスキャンをかけることである。上の例で
は、40本と30本、計70本のコイルをスキャンする
ことになる。スキップスキャンの例としては、山本正育
と米田武とが共同で提案したものがある(特開平8−2
86814)。
【0008】スキップスキャンの一例について図面を参
照しつつ説明する。図3は、スキップスキャン方法の一
例を示す図である。図3は、センサコイルを多数配設し
たタブレットと位置指示器との関係を横方向から見て
「模式的」に表している。「模式的」というのは、セン
サコイルについては実際の形状(ループ形状)を無視し
て直線であるかのように一重丸、又は二重丸で表し、位
置指示器については鉛筆のシルエットのような形状によ
り輪郭のみを表していることを意味する。左から1番
目、3番目、5番目、7番目(奇数番目)のコイルを一
重丸で表している。左から2番目、4番目、6番目(偶
数番目)のコイルを二重丸で表している。以下、左から
1番目のコイルをコイル1というように省略して表現す
る。コイル1、コイル3、コイル5をそれぞれ中心とす
る曲線弧が描かれている。これらの曲線弧は、コイル
1、コイル3、コイル5から発せられた交番磁界が位置
指示器内の共振回路を励振し、位置指示器を検出する限
界を示している。
【0009】さらに、図3で下から上へ向く矢印はコイ
ルから発して位置指示器へ向かう交番磁界を表し、上か
ら下へ向く矢印は位置指示器(さらにいえば、その中に
ある共振回路を構成するコイル)から発してタブレット
側のセンサコイルへ向かう交番磁界を表している。図3
には位置指示器を4つ表示してあるが、4つの位置指示
器が同時にタブレット上に存在することを意味するもの
ではなく、図に描かれた位置に位置指示器が位置する場
合にデジタイザがこの位置指示器を検出可能であること
を意味する。
【0010】ここで、「読み取り高さ」という概念を考
える。「読み取り高さ」とは、位置指示器がタブレット
からどれだけ高いところに存在する場合にそれを検出で
きるかという高さの限界をいう。通常、タブレット板面
からの鉛直距離をもって表される。上述した送受信デジ
タイザにおいて奇数番のコイルのみを検出に用い、偶数
番のコイルをスキップする(飛ばす)というスキップス
キャンを実行することを考える。すると、図3を見てわ
かるように、検出に用いる奇数番のコイルの真上におい
ては読み取り高さが高く、スキップする偶数番のコイル
の真上にあっては、読み取り高さが低い。その結果、タ
ブレット板面上で場所によって読み取り高さが異なると
いう現象が生じる。図3に破線で描いた水平線2本はこ
の事情を表している。2本の水平線のうち高いほうは、
検出に用いるコイルの近くにおける読み取り高さを表
し、低いほうの水平線はスキップするコイルの近くにお
ける読み取り高さを表している。
【0011】この現象は、「読み取り高さに変動幅があ
る」と捉えることができる。この変動幅の大きさは、ス
キップ率が大きくなるほど大きい。図3において交番磁
界の限界を示す曲線弧を山にたとえれば、スキップ率が
大きくなることにより隣り合う山のピッチが大きくな
り、それだけ谷が深くなるからである。ここで、スキッ
プ率とは、検出するコイルを飛ばす割合であって、2本
に1本を飛ばす場合は50パーセント、4本のうち3本
を飛ばす場合は75パーセントとなる。
【0012】読み取り高さの変動幅が大きいことがデジ
タイザによる座標入力操作にどのような影響を与えるか
を考える。そもそも上述したようにスキップスキャンは
大型のデジタイザほどその必要性が高い。ところで、大
型のデジタイザの用途の一つとして、その板面に大きな
図面を貼り付けて、それをコンピュータに座標情報を入
力しようとする場合に用いるという用途がある。そのよ
うな入力操作では、広い板面上を飛び飛びに入力する
(位置指示器を用いて飛び飛びの場所を操作者が指示す
る)ことが頻繁になされる。したがって、位置指示器が
どこにあるかを見失って、概略位置が不明な状態からの
位置検出の必要性が高くなる。
【0013】もしも、厚い図面を貼り付けている場合
や、紙を何枚も重ね貼りした場合には、入力場所によっ
ては、「読み取り高さの変動幅」の狭間に入ってしまう
ことになる可能性がある。この場合に、スキップしたコ
イルでもう一度検出動作をやり直すこととする解決法も
考えられる。しかし、概略位置検出動作にかかる時間を
短くするというスキップスキャンの本来の目的からは遠
くなる解決法である。
【0014】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであり、スキップスキャンの際の「読取り高さの
変動幅」をより小さくしたデジタイザ及びセンサコイル
スキャン方法を提供するものである。
【0015】
【課題を解決する手段】この課題を解決すべく、本発明
にあっては、共振回路を有する位置指示器と、該位置指
示器内の共振回路を共振させ得る信号を送信する送信手
段、前記位置指示器内の共振回路から共振の結果返って
くる信号を受信し得る受信手段、該受信手段により受信
した信号を処理し位置指示器の状態を検出する信号処理
手段、複数のX軸コイル、複数のY軸コイル、該Y軸コ
イル又は前記X軸コイルと前記送信手段又は受信手段を
選択的に接続する接続手段を有するタブレットと、から
なるデジタイザのセンサコイルスキャン方法であって、
前記複数のX軸コイル又はY軸コイルのうちの一つから
送信し、該送信を止めた直後に、該コイルの近傍のそれ
に平行な他のセンサコイルであって所定の空間的距離を
隔てたコイルで受信するというプロセスを前記複数のセ
ンサコイルのうちのいくつかについて繰り返して、その
結果得られた受信信号を処理することにより前記位置指
示器の前記タブレットに対する座標情報を検出すること
とした。
【0016】前記所定の空間的間隔を隔てることは、一
定の数のコイルを飛ばして隣のコイルを選択することと
するのが望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施の形態について説明する。
【0018】図1は、本発明に係るスキャン方法の説明
図である。装置構成は図2に示す従来の装置の構成と同
じである。図1は、スキップ率50パーセントで、奇数
番のコイルのみを検出に用いることとした場合について
図示している。奇数番のコイルとは、X軸コイルについ
ては、X01、X03、X05、…(途中省略)…、X
39をいい、Y軸コイルについては、Y51、Y53、
Y55、…(途中省略)…、Y79をいう。今、図1が
X軸コイルを示しているものと考えると、図1の一重丸
で示したものが左からX01、X03、X05、X07
を示していることとなる。
【0019】以下、図1と図2とを同時に参照しつつ、
本発明に係るスキャン方法について説明する。便宜上、
X座標の概略位置検出におけるスキップスキャンのそれ
について説明する。Y座標の概略位置検出も同様になさ
れる。
【0020】まず、第一単位期間において、図示しない
制御部の制御により、送受切替スイッチ435が送信回
路からの信号をX軸コイル選択スイッチ406に接続す
るとともに、X軸コイル選択スイッチ406がX軸コイ
ルX01を選択する(このことを以下単に「X01から
送信する」と表現する)。このときX01から上方に向
けて交番磁界が発せられる(図1においてもっとも左の
一重丸から上方に向いている上向きの矢印3本)。そし
て、この付近にもしも位置指示器が存在すれば、その交
番磁界は位置指示器に設けられた共振回路を励振し、共
振回路は振動を始める。
【0021】次に、第二単位期間において、図示しない
制御部の制御により、送受切替スイッチ435が第一単
位期間における接続を切断し、X軸コイル選択スイッチ
406がX軸コイルX03を選択し、X軸コイルX03
に発生した信号は受信回路440に送られ、さらにその
出力は信号処理回路450に送られる(このことを以下
単に「X03で受信する」と表現する)。もしも、この
付近に位置指示器が存在していれば、送信回路430か
らの信号を切断することにより、共振回路の強制振動は
終わり、自由振動に移る。この自由振動は減衰していく
が、すぐにはなくならないから、共振回路を構成するコ
イルから交番磁界が発生する状態が暫時保たれる。その
交番磁界の影響でX軸コイルX03には信号が発生す
る。それを受信回路440で検出して信号処理回路45
0に送ることとなる。
【0022】さらに、第三単位期間において、X03か
ら送信し、第四単位期間において、X05で受信する。
第五単位期間において、X05で送信し、第六単位期間
において、X07で受信する。以下、同様に繰り返し
て、第三十七単位期間において、X37で送信し、第三
十八単位期間において、X39で受信する。このような
スキャン方法を採用する際の読取り高さを測定すると、
図1に示す点線のように、ほぼ一定の高さをもつことが
わかる。
【0023】ここで、このような結果をもたらすべくコ
イル配置及びそのスキャン方法が満たすべき条件につい
て整理して考えてみる。まず第一に、センサコイルが等
間隔で多数配設されていること、第二に、連続するn本
のうち(n−1)本をスキップするスキップスキャンで
ありスキップ率が一定していること(nは、2,3,4等
の整数)、第三に、検出に用いるコイルを一方の端から
他方の端へ順番に番号付けして考えたとき、1番目のコ
イルで送信する送信期間、2番目のコイルで受信する受
信期間、2番目のコイルで送信する送信期間、3番目のコ
イルで受信する受信期間というように繰り返して続いて
いくスキャン方法であることである。
【0024】スキップ率については、上述したが2本に
1本をスキップする場合は50パーセント、3本に2本を
スキップする場合は67パーセント、4本に3本をスキ
ップする場合は75パーセントとなる。スキップ率75
パーセントのときを例にとって検出に用いるコイルを考
えると、X04、X08、X12、X16、X20、X
24、X28、X32、X36、X40を検出に用い、
他のコイルをスキップすることになる。
【0025】
【実施例】[実施例1]ここで、nを1とする特別の場合
について考えてみる。nが1のとき、n−1はゼロとな
るから、もはやスキップするとはいえない。しかし、従
来の送受信デジタイザのスキャン方法とは違う新しいス
キャン方法である。つまり、X軸コイルのスキャンにつ
いて具体的に言えば、第一単位期間にX01で送信、第
二単位期間にX02で受信、第三単位期間にX02で送
信、第四単位期間にX03で受信、第五単位期間にX0
3で送信、第六単位期間にX04で受信、第七単位期間
にX04で送信、…(途中省略)…、第七十六単位期間に
X39で受信、第七十七単位期間にX39で送信、第七
十八単位期間にX40で受信するというスキャン方法で
ある。Y軸コイルについても同様である。このnが1で
あるとした特別の場合も、読取り高さの変動が小さいと
いう効果は同様に得られる。
【0026】[実施例2]上述の実施形態では、X軸コイ
ルもY軸コイルもそれぞれ等間隔に配設され、スキップ
率も一定であるとした。その場合には、読取り高さはほ
ぼ一定の高さをタブレット板面上の全面において得られ
る。しかし、この等間隔性が厳密に守られない場合で
も、読取り高さの変動を小さくするという本発明の課題
を達成できる。検出に用いるコイル間では、読取り高さ
がほぼ直線的に得られるからである。
【0027】[実施例3]上述の実施形態では、X軸とY
軸との双方について、スキップスキャンをすることとし
たが、スキップスキャンをいずれか一軸についてのみ実
行して、位置指示器の検出がなされた場合には、詳細位
置検出動作に入ることとする実施例も可能である。
【0028】[実施例4]上述の実施形態では、スキャン
方向を定め、順を追ってスキップスキャンすることとし
たが、順次スキャンせずに、ランダムに選んでスキャン
することとする実施例も可能である。その場合でも、あ
る単位期間において送信を実行したら、その送信に用い
たコイルと所定の空間距離を隔てたコイル(同じ軸に属
するコイル)で、その直後の単位期間において受信する
ということを守りさえすれば、読取り高さの変動を小さ
くするという本発明の効果を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】上述の構成によって、概略位置検出動作
を速く行える。送受信デジタイザのスキップスキャンに
おいて、読取り高さの変動幅を小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスキャン方法の説明図
【図2】送受信デジタイザの構成図
【図3】スキップスキャン方法の一例を示す図
【符号の説明】
X01−X40 X軸コイル Y51−Y80 Y軸コイル 406 X軸コイル選択スイッチ 416 Y軸コイル選択スイッチ 420 位置指示器 430 送信回路 435 送受切替スイッチ 440 受信回路 450 信号処理回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振回路を有する位置指示器と、 該位置指示器内の共振回路を共振させ得る信号を送信す
    る送信手段、前記位置指示器内の共振回路から共振の結
    果返ってくる信号を受信し得る受信手段、該受信手段に
    より受信した信号を処理し位置指示器の状態を検出する
    信号処理手段、ほぼ同一平面内に設けられ互いに直交す
    る2方向(X軸方向とY軸方向)に多数配設されたセン
    サコイル、該センサコイルと前記送信手段又は受信手段
    を選択的に接続する接続手段を有するタブレットとから
    なるデジタイザのセンサコイルスキャン方法であって、 前記複数のセンサコイルのうちの一つから送信し、 該送信を止めた直後に、該コイルの近傍のそれに平行な
    他のセンサコイルであって所定の空間的距離を隔てたコ
    イルで受信するというプロセスを前記複数センサコイル
    のうちのいくつかについて繰り返し、 その結果得られた受信信号を処理することにより前記位
    置指示器の前記タブレットに対する座標情報を検出する
    ことを特徴とするセンサコイルスキャン方法。
  2. 【請求項2】 前記センサコイルが前記X軸方向と前記
    Y軸方向とのそれぞれについて等間隔に設けられ、 前記所定の空間的距離を隔てたコイルとは、隣のコイル
    であることを特徴とする請求項1記載のセンサコイルス
    キャン方法。
  3. 【請求項3】 前記センサコイルが前記X軸方向と前記
    Y軸方向とのそれぞれについて等間隔に設けられ、 前記所定の空間的距離を隔てたコイルとは、一定の数の
    コイルを飛ばして隣のコイルであることを特徴とする請
    求項1記載のセンサコイルスキャン方法。
  4. 【請求項4】 前記コイルを飛ばす数が1本であること
    を特徴とする請求項3記載のセンサコイルスキャン方
    法。
  5. 【請求項5】 前記コイルを飛ばす数が2本であること
    を特徴とする請求項3記載のセンサコイルスキャン方
    法。
  6. 【請求項6】 前記コイルを飛ばす数が3本であること
    を特徴とする請求項3記載のセンサコイルスキャン方
    法。
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