JP2000230875A - 回路内蔵型センサおよびそれを用いた圧力検出装置 - Google Patents
回路内蔵型センサおよびそれを用いた圧力検出装置Info
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Abstract
る。 【解決手段】回路領域(50)及びセンサ領域(60)
がパッシベーション膜(107)で覆われる。センサ領
域は、部分的にパッシべーション膜によって覆われる。 【効果】パッシベーション膜によりセンサ領域及び回路
領域が保護され、かつダイヤフラム部の機械的変位に対
するパッシベーション膜の影響が緩和される。従って、
回路内蔵型センサの動作または特性の安定性が向上す
る。
Description
サ領域と回路領域とが設けられる回路内蔵型センサおよ
びそれを用いた圧力検出装置に関する。
領域と、電気信号を検出する信号検出回路と、電気信号
を処理する信号処理回路等からなる回路領域とを同一半
導体基板上に合わせ持つ回路内蔵型の圧力センサとして
は例えば、An Integrated Silicon Bulk Micromachined
Barometric Pressure Sensor for Engine ControlUnit
and External Mount (Motorola Semiconductor Applic
ation note(1997))がある。
形成したシリコンダイヤフラム部上にピエゾ抵抗を形成
したピエゾ抵抗式圧力変換装置と校正および補正用の抵
抗を含む、オペアンプ,能動素子,受動素子等とが、バ
イポーラ集積回路技術を用いて同一半導体基板に形成さ
れており、外部圧力が下部から印加されるようになって
いる。
は、パッシベーション膜が形成されていないため回路素
子の特性が変動または劣化する可能性がある。特性が変
動または劣化する主要因としては、水分の吸湿とナトリ
ウム,カリウムイオン等の可動イオンの侵入があげられ
る。
ッシベーション膜を形成する。パッシベーション膜とし
ては低温(〜500℃)で形成可能なCVD(Chemical v
aporDeposition)による窒化膜(CVD−SiN)が用
いられる。CVD−SiN膜は耐水性に優れ、また、可
動イオンの拡散速度も酸化膜に比べ遅いというパッシベ
ーション膜に適した特徴を持つためである。
るが、製造コストの低減とチップの小型化には、表面受
圧型が有利である。これは、100μm程度にも及ぶシ
リコン基板のエッチング工程が不要になること、CVD
等の薄膜形成技術により高精度にダイヤフラムの厚みを
コントロールできダイヤフラム厚の薄膜化による小型化
ができるためである。しかし、表面受圧型の場合は、回
路部にも外部圧力が印加されるため、前述のような回路
素子の特性の変動または劣化が起こりやすくなる。特
に、高集積化に適したMOSを回路素子に用いる場合、
バイポーラ素子を回路素子に用いる場合に比べ特性の変
動または劣化が起こりやすく、パッシベーション膜は必
須となる。
はCVD−SiN膜が適している。しかしながら、CV
D−SiN膜は酸化膜,ポリシリコン等に比べ、大きな
内部応力を持つ。また、その内部応力はヒステリシス特
性を持ち、100℃程度の熱サイクルにおいても内部応
力は変化する。このため、単にパッシベーション膜を全
面に形成した場合、CVD−SiN膜の内部応力の変化
によりダイヤフラムの変位が変わり、圧力変換装置の出
力特性が不安定になるという問題がある。
されたものであり、安定した動作または特性を得られる
回路内蔵型センサを提供する。
センサにおいては、半導体基板にダイヤフラム部を有す
るセンサ領域と回路領域とが隣接して設けられる。回路
領域及びセンサ領域はパッシベーションで覆われる。パ
ッシべーション膜の端部は、センサ領域内に位置すると
ともに、ダイヤフラム部の側面と回路領域との間に位置
する。すなわち、センサ領域は、部分的にパッシべーシ
ョン膜によって覆われる。
は、パッシベーション膜によりセンサ領域及び回路領域
が保護される。さらに、センサ領域は、部分的にパッシ
べーション膜によって覆われるので、ダイヤフラム部の
機械的変位に対するパッシベーション膜の影響が緩和さ
れる。従って、回路内蔵型センサの動作または特性の安
定性が向上する。なお、ダイヤフラム部へのパッシベー
ション膜の影響緩和のためには、パッシベーション膜の
端部が、ダイヤフラム部の側面よりも回路領域側に位置
すること、すなわちダイヤフラム部の側面にパッシベー
ション膜が接触しない部分を設けることが好ましい。
ては、同様に半導体基板にダイヤフラム部を有するセン
サ領域と回路領域とが隣接して設けられる。さらに、回
路領域から、センサ領域内におけるダイヤフラム側面と
回路領域との間まで延びる配線があり、この配線と回路
領域がパッシベーション膜で覆われる。
においては、回路領域及びセンサ領域における配線がパ
ッシベーション膜により保護される。従って、回路内蔵
型センサの動作または特性の安定性が向上する。
においては、同様に半導体基板にダイヤフラム部を有す
るセンサ領域と回路領域とが隣接して設けられる。さら
に、半導体基板は、第1導電型の第1の領域と第2導電
型の第2の領域とを有する。第1の領域にはセンサ領域
が設けられ、第2の領域には回路領域が設けられる。こ
こで、第1導電型及び第2導電型は、p型またはn型で
あり、互いに反対導電型である。
センサにおいては、半導体基板におけるセンサ領域を設
ける領域と回路領域を設ける領域とが、第1の領域と第
2の領域との間のpn接合部によって分離される。従っ
て、回路内蔵型センサの動作または特性の安定性が向上
する。
領域としては、ダイヤフラム部の機械的変位により出力
信号が変化する各種のセンサが適用できる。また、回路
領域としては、センサ領域から信号を検出する回路,信
号処理回路,特性補正回路など、各種の回路が適用でき
る。また、パッシベーション膜としては、有機系及び無
機系など各種の材料が適用できるが、窒化シリコン膜な
どの無機系のパッシベーション膜の場合、本発明の効果
は大きい。さらに、動作または特性の安定性のために
は、さらに、第1の領域及び前記第2の領域の接合部上
をパッシベーション膜で覆うこと、または第2の領域の
表面に接触する電位固定用の配線を設けること、あるい
は、さらに、この配線上をパッシベーション膜で覆うこ
とが好ましい。
は、ダイヤフラム部と回路領域内の回路素子とが半導体
基板の同じ表面側に位置する場合や、ダイヤフラム部が
その表面側から圧力を受ける場合に好適である。また、
本発明による各回路内蔵型センサを圧力導入孔を有する
パッケージに収納し、パッケージ内において回路内蔵型
センサをゲル材で覆うことにより、動作または特性が安
定な圧力検出装置が得られる。なお、ダイヤフラム部と
回路領域内の回路素子とが半導体基板の同じ表面側に位
置する場合や、ダイヤフラム部がその表面側から圧力を
受ける場合には、その表面側上に圧力導入孔を配置した
り、その表面と圧力導入孔が対向するように配置する。
で明らかになるであろう。
の実施例を示す図であり、(a)は断面図、(b)は平
面図である。
拡散層2,P型拡散層3および、熱酸化膜4により電気
的に絶縁された素子分離領域が形成されている。また、
N型拡散層2内にはP+ 拡散層7が形成され、ゲート電
極5と合わせてPMOS30が形成されている。また、
P型拡散層3内にはN+ 拡散層6が形成され、ゲート電
極5と合わせてNMOS20が形成されている。PMO
S30,NMOS20は必要に応じて金属配線9により
接続され、信号検出,信号処理等の回路部50を構成し
ている。なお、図1には示していないが、必要に応じて
抵抗,容量素子等も同時に形成される。
4上に下部電極と配線を兼ねるポリシリコン100と、
層間絶縁膜であるCVD酸化膜8およびCVD窒化膜1
01上にアンカー部108によって平面寸法が決められ
る真空封止された空洞領域102と、上部電極を兼ねる
ポリシリコン103,真空封止材を兼ねるCVD酸化膜
104,シールド電極を兼ねるポリシリコン105およ
び、層間絶縁膜を兼ねるCVD酸化膜106から成るダ
イヤフラム40とで構成された静電容量式圧力変換装置
60が形成されている。下部電極は、ポリシリコン10
0を配線として用い、コンタクト部110でポリシリコ
ン100と金属配線9を接続している。上部電極は、コ
ンタクト部109でポリシリコン103とポリシリコン
100を接続し、さらにコンタクト部111でポリシリ
コン100と金属配線9を接続している。また、シール
ド電極は、ポリシリコン105を配線として用い、コン
タクト部112でポリシリコン105と金属配線9を接
続している。
ィングパッドを除く回路部50の全領域と静電容量式圧
力変換装置60の一部の少なくともダイヤフラム40お
よびダイヤフラム40の側面部には接しないように形成
する。ここで、パッシベーション膜107は、耐湿性,
耐可動イオン性に優れたCVD−SiNであることが望
ましい。また、ダイヤフラム40上および、ダイヤフラ
ムの側面部はパッシベーション膜107を形成しないた
め、CVD酸化膜106は700℃以上で形成された緻
密で、かつ、不純物濃度が1モル%以下の吸湿性の少な
い酸化膜あることが好ましい。
路部50に形成するよりも、できるだけダイヤフラム4
0近くまで形成することが望ましい。集積回路は、個々
の素子はお互いに電気的に分離されており、配線層の接
続によって、回路を形成している。本実施例のような集
積化圧力センサにおいては圧力変換装置60もまた一つ
の素子であるから、必要な配線層以外は回路部と電気的
に分離されていることが必要である。本実施例において
は、N型拡散層2とP型拡散層3による接合分離により
電気的に分離している。パッシベーション膜107を単
に回路部50のみに形成し、圧力変換装置60には形成
しなかった場合、PN接合部近傍でパッシベーション膜
107がなく、また、N型拡散層2の電位固定用の金属
配線層9が露出する。これにより、漏れ電流増加,接合
耐圧劣化等の接合分離特性の劣化や金属配線の腐食が起
こりやすくなる。従って、パッシベーション膜107は
金属配線層を覆っていることが好ましく、また、開口部
は製品の使用環境に応じて接合分離位置から十分距離を
とることが望ましい。
7の形成位置について図2を用いて説明する。図2は、
パッシベーション膜 107が圧縮応力を持つ場合のダ
イヤフラムに及ぼす影響を説明するための模式図であ
る。図2(a),(b)において、150は第1のダイヤ
フラム構成膜であり、本実施例では図1の103に相当
する。また、151は第2のダイヤフラム構成膜であ
り、本実施例では図1の104〜106に相当する。ま
た、108はアンカー部、102は空洞領域、107は
パッシベーション膜である。また、152は空洞領域1
02内の圧力と外部の圧力が等しい場合の理想的なダイ
ヤフラムの位置、つまり、ダイヤフラムに変位のない状
態である。(a)は、パッシベーション膜107をダイ
ヤフラム全体に形成した場合、(b)は、アンカー部内
側までパッシベーション膜107を形成した場合であ
る。すなわち、(b)の場合においては、センサ領域と
なる静電容量式圧力変換装置60は、部分的に、パッシ
ベーション膜107によって覆われている。(a)の場
合、圧縮応力に応じて延びようとする力が働くため、ダ
イヤフラムは上側に反る。(b)の場合も同様の力が働
くが、パッシベーション膜が開口しているため、ダイヤ
フラムにはOとCの間に働く。そのため、(b)の場合
は、パッシベーション膜の圧縮応力がダイヤフラムを押
さえ込むような働きをし、結果としてダイヤフラムは下
側に反る。このようにパッシベーション膜107を形成
した場合、特に、CVD−SiNを形成した場合、膜の
内部応力によりダイヤフラムに反りが発生する。CVD
−SiNの内部応力は、CVD装置,成膜条件によって
圧縮応力から引っ張り応力まで変化し、〜数ギガPaに
及ぶ。
てのみ述べたが、実際には円周方向にも同様の力が働く
ため、パッシベーション膜に開口部を設ければ必ず下側
にダイヤフラムが反るというわけではなく、パッシベー
ション膜形成位置によって変化することになる。図2
(c)は、パッシベーション膜が圧縮応力を持つ場合に
ついての、パッシベーション膜形成位置とダイヤフラム
の反り量の関係である。ダイヤフラムの反り量は、上側
に反る場合を+、下側に反る場合を−としている。ま
た、パッシベーション膜形成位置はダイヤフラム中心か
ら外周方向への距離をXとしている。図中、AはX=0
でダイヤフラム全面にパッシベーション膜を形成した場
合、Bはダイヤフラム中心とアンカー部との中間位置、
Cはアンカー部内側、Dはアンカー部の外側でかつ第1
のダイヤフラム構成膜150上、Eは第1のダイヤフラ
ム構成膜150の外側でかつ第1のダイヤフラム構成膜
150の側面を覆う第2のダイヤフラム構成膜151の
側面に接しない位置である。すなわち、A〜Eにおいて
は、回路領域となる回路部50からセンサ領域となる静
電容量式圧力変換装置60の方へ延びるあるいは広がる
パッシベーション膜107の端部の位置が異なる。Aにお
いては、端部の位置がダイヤフラム部の中心であり、実
際には端部はない。B,C及びDにおいて、端部の位置
は、ダイヤフラム部の中心とアンカー部上との間にあ
る。DE間において、端部の位置は、センサ領域内にお
けるダイヤフラム部の側面と回路領域との間にあり、E
においては、ダイヤフラム部の側面よりも回路領域側に
ある。つまり、AからEに行くほどパッシベーション膜
を形成しない領域が広がることになる。ダイヤフラムの
反り量は、上述したように、Aでは上側に反り、Bの位
置より外側になると下側に反る。(c)から、Bの位置
または、Eの位置より外側では反りがほとんどなくなる
ことがわかる。しかし、熱サイクルにより内部応力が変
化することから、ダイヤフラムに反りのないパッシベー
ション膜形成位置も変化する。従って、パッシベーショ
ン膜によるダイヤフラムの反りをなくすためには、Dの
位置より外側、好ましくはEの位置より外側であること
が必要である。
置の違いによる圧力変換装置の出力電圧を製造工程ごと
に調べたものである。成膜前とはパッシベーション膜を
形成する前であり、成膜後とはパッシベーション膜を半
導体基板上の全面に形成した後であり、加工後とは圧力
変換装置上の一部のパッシベーション膜をエッチング除
去した後であり、熱処理後とは、窒素中でアニール処理
を行った後である。また、出力電圧は上部電極と下部電
極間の静電容量を電圧に変換したものであり、ダイヤフ
ラムが上にたわむ(上部電極と下部電極間隔が広がり、
静電容量が減少する)と出力電圧が低くなり、ダイヤフ
ラムが下にたわむ(上部電極と下部電極間隔が狭まり、
静電容量が増加する)と出力電圧が高くなる回路構成と
なっている。
膜の圧縮応力により出力電圧が低くなり、ダイヤフラム
が下側にたわんでいることがわかる。また、加工後はパ
ッシベーション膜形成位置によって出力電圧が変わって
おり、ダイヤフラム上全面に(図2(c)中のAの位
置)形成つまり、加工しなかったものは、成膜後と変化
なく、ダイヤフラム上の一部に(図2(c)中のCの位
置)形成したものは、成膜前よりも出力電圧が高くなっ
ている。これは、成膜前よりも下側にダイヤフラムがた
わんでいることを意味する。これらに対し、ダイヤフラ
ムにかからないように(図2(c)中のEの位置)形成
したものは出力電圧は成膜前の値と同じであり、ダイヤ
フラムのたわみは成膜前と等しいことを意味する。ま
た、熱処理後の出力電圧は、図2(c)中のAの位置お
よび、図2(c)中のCの位置で加工したものは出力電
圧が低くなっており、パッシベーション膜の内部応力の
増加により、ダイヤフラムが下側にたわんだことがわか
る。これらに対し、図2(c)中のEの位置で加工した
ものは熱処理後の出力電圧が安定しており、ダイヤフラ
ムのたわみは成膜前と変わらないことがわかる。
明する。
1上に通常のCMOS製造プロセスでCMOSおよび、
抵抗,容量等の回路素子および、圧力変換装置の下部電
極となるポリシリコン100を形成し、層間絶縁膜であ
るCVD酸化膜8を形成する。なお、本実施例ではゲー
ト電極用のポリシリコン5と圧力変換装置の下部電極と
なるポリシリコン100は工程短縮のため共通としてい
るが別層でもかまわない。
1,CVD酸化膜115を形成する。次にホト,エッチ
ングによりアンカー部108を形成し、CVDによりポ
リシリコンを堆積し、ホト,エッチングによりダイヤフ
ラム構成膜であり、上部電極を兼ねる、ポリシリコン1
03を形成する。ここで、ポリシリコン103は、単層
膜でも、何度かに分けて堆積した積層膜でもかまわない
が、上部電極となるため少なくとも下部電極100に対
向する層には1E19/cm3 以上の不純物がドーピング
されていることが好ましい。
5をフッ酸によりエッチングする。従って、CVD酸化
膜115はフッ酸に対するエッチレートの大きな、例え
ば、高濃度のPSG,BPSG等が好ましい。逆に、C
VD窒化膜101は、下層を保護するためのバリア材で
あるため、フッ酸に対するエッチレートの小さな膜であ
ることが必要で、700℃以上の温度で成膜することが
好ましい。次に、CVD酸化膜を堆積し空洞領域102
を形成し、ホト,エッチングによりダイヤフラム構成膜
であり、気密封止材である、CVD酸化膜104を形成
する。ここで、CVD酸化膜104は気密封止材である
ため、緻密であり、空洞領域102の横方向寸法を確保
するため、つきまわりの悪い成膜条件であることが好ま
しい。また、フッ酸に対するエッチングバリア材である
CVD窒化膜101は、チャージアップを起こしやす
く、層間絶縁膜には不向きであるため、できるだけ除去
しておくことが好ましい。
シリコンを堆積し、ホト,エッチングによりダイヤフラ
ム構成膜であり、シールド電極用のポリシリコン105
を形成する。シールド電極用のポリシリコン105は圧
力変換装置に外部からの電気的ノイズや汚染物質の侵入
を防ぐ働きをする。次に、ダイヤフラム構成膜であり、
層間絶縁膜であるCVD酸化膜106を形成する。次に
コンタクト孔を形成後、金属配線層9を形成する。
膜107を堆積する。ここで、パッシベーション膜10
7はECR(Electron Cyclotron
Resonance)−CVD,プラズマ−CVD等に
よる、耐湿性,耐可動イオン性に優れたCVD−SiN
であることが望ましい。
によりパッシベーション膜107を、圧力変換装置60
の少なくともダイヤフラム40上およびダイヤフラム4
0の側面部には接しないように形成し、本実施例の圧力
センサが完成する。
す。
は、金属配線基板407上に接着され、金属ワイヤ40
2によって、金属配線基板407に配線され、表面保護
と汚染防止のためにシリコンゲル404をコーティング
し、プラスチックパッケージ406内に実装される。4
01は、特性補正用の信号処理チップであり、圧力セン
サチップ400と同様に実装される。
力センサチップ400により電気信号への変換増幅等を
行い、信号処理チップ401で特性を補正し、端子40
3から信号を送る構成となっている。
能を圧力センサ300にオンチップ化した場合の実装例
であり、1チップ化により、小型化,コスト低減を図る
ことができる。
シベーション膜を信号検出回路および、信号処理回路上
に形成しているため、回路素子特性の変動または劣化を
防止できる。また、パッシベーション膜を、圧力変換装
置の少なくともダイヤフラム上およびダイヤフラムの側
面部には接しないように形成するため、安定した圧力変
換装置の出力特性を得られる。これにより、高性能,高
信頼性の圧力センサを提供することができる。
例を示す断面図である。本実施例において、シールド電
極であるポリシリコン105の外周部は全周にわたって
金属配線120と接続されており、金属配線120上に
はパッシベーション膜107が形成されている構造とな
っている。また、金属配線120およびポリシリコン1
05の電位は電源電圧,グランド等の固定電位とする。
これにより、パッシベーション膜107の開口部からの
水分,汚染物質等の侵入を抑制でき、より高信頼性の圧
力センサを提供することができる。
例を示す断面図である。本実施例において、700はポ
リシリコン抵抗であり、701は圧力をポリシリコン抵
抗700の抵抗変化により検出するピエゾ抵抗式圧力変
換装置であり、P型半導体基板1上にピエゾ抵抗式圧力
変換装置701と信号検出回路および、信号処理回路を
持つ、集積化圧力センサである。ポリシリコン抵抗70
0の抵抗変化はダイヤフラム40の変位によって決まる
ため、実施例1と同様にダイヤフラム40の反りの制御
が重要である。
号検出回路および、信号処理回路上に形成しているた
め、回路素子特性の変動または劣化を防止できる。ま
た、パッシベーション膜を、ピエゾ抵抗式圧力変換装置
701の少なくともダイヤフラム上およびダイヤフラム
の側面部には接しないように形成するため、安定した圧
力変換装置の出力特性を得られる。これにより、高性
能,高信頼性の圧力センサを提供することができる。
例を示す断面図である。本実施例において、800はポ
リシリコン抵抗であり、801は気体流量をポリシリコ
ン抵抗800の温度が一定になるようにポリシリコン抵
抗800に流す電流変化により検出する流量変換装置で
あり、N型半導体基板1′上に流量変換装置801と信
号検出回路および、信号処理回路を持つ、集積化流量セ
ンサである。ダイヤフラム40の反りが安定しないとポ
リシリコン抵抗800の抵抗値が変化し、単位電流あた
りに発生する熱量が変化したり、ダイヤフラム形状の変
化により、ポリシリコン抵抗800の冷却特性が変化す
る等の問題が生じる。
号検出回路および、信号処理回路上に形成しているた
め、回路素子特性の変動または劣化を防止できる。ま
た、パッシベーション膜を、流量変換装置の少なくとも
ダイヤフラム上およびダイヤフラムの側面部には接しな
いように形成するため、ダイヤフラムの反りを防止で
き、安定した流量変換装置の出力特性を得られる。これ
により、高性能,高信頼性の流量センサを提供すること
ができる。
回路内蔵型センサの動作または特性を安定化できる。
響を説明するための模式図である。
す。
示す。
拡散層、3…P型拡散層、4…熱酸化膜、5…ポリシリ
コン、6…N+ 拡散層、7…P+ 拡散層、8…CVD酸
化膜、9…金属配線層、20…NMOS、30…PMO
S、40…ダイヤフラム領域、50…回路部、60…静
電容量式圧力変換装置部、100…ポリシリコン、10
1…CVD窒化膜、102…空洞領域、103…ポリシ
リコン、104…CVD酸化膜、105…ポリシリコ
ン、106…CVD酸化膜、107…パッシベーション
膜、108…アンカー部、109…ポリシリコン100
とポリシリコン103とのコンタクト部、110…ポリ
シリコン100と金属配線層9とのコンタクト部、11
1…ポリシリコン100と金属配線層9とのコンタクト
部、112…ポリシリコン105と金属配線層9とのコ
ンタクト部、150…第1のダイヤフラム構成膜、15
2…第2のダイヤフラム構成膜、152…空洞領域内の
圧力と外部の圧力が等しい場合の理想的なダイヤフラム
の位置、120…金属配線層、400…圧力センサチッ
プ、401…信号処理チップ、402…金属ワイヤ、4
03…端子、404…シリコンゲル、405…圧力導入
孔、406…プラスチックパッケージ、407…金属配線
基板、500…圧力センサチップ、700…ポリシリコ
ン抵抗、701…ピエゾ抵抗式圧力変換装置、800…
ポリシリコン抵抗、801…流量変換装置。
Claims (11)
- 【請求項1】半導体基板に設けられ、ダイヤフラム部を
有するセンサ領域と、 前記半導体基板において、前記センサ領域に隣接して設
けられる回路領域と、を備え、 回路領域を覆い、端部が、前記センサ領域内に位置する
とともに、前記ダイヤフラム部の側面と前記回路領域と
の間に位置する、パッシベーション膜を有することを特
徴とする回路内蔵型センサ。 - 【請求項2】請求項1において、前記パッシベーション
膜の前記端部が、前記ダイヤフラム部の前記側面よりも
前記回路領域側に位置することを特徴とする回路内蔵型
センサ。 - 【請求項3】請求項1において、前記パッシベーション
膜が窒化シリコン膜であることを特徴とする回路内蔵型
センサ。 - 【請求項4】請求項1において、前記ダイヤフラム部
と、前記回路領域内の回路素子とが、前記半導体基板の
同じ表面側に位置することを特徴とする回路内蔵型セン
サ。 - 【請求項5】請求項4において、前記ダイヤフラム部
が、前記表面側から圧力を受けることを特徴とする回路
内蔵型センサ。 - 【請求項6】半導体基板に設けられ、ダイヤフラム部を
有するセンサ領域と、 前記半導体基板において、前記センサ領域に隣接して設
けられる回路領域と、を備え、 前記回路領域から、前記センサ領域内における、前記ダ
イヤフラム側面と前記回路領域との間まで延びる配線を
有し、 前記回路領域及び前記配線を覆う、パッシベーション膜
を有することを特徴とする回路内蔵型センサ。 - 【請求項7】半導体基板に設けられ、ダイヤフラム部を
有するセンサ領域と、 前記半導体基板において、前記センサ領域に隣接して設
けられる回路領域と、を備え、 前記半導体基板は、第1導電型の第1の領域と、第2導
電型の第2の領域と、を有し、 前記センサ領域は前記第1の領域に設けられ、前記回路
領域は前記第2の領域に設けられることを特徴とする回
路内蔵型センサ。 - 【請求項8】請求項7において、前記回路領域と、前記
第1の領域及び前記第2の領域の接合部上とを覆う、パ
ッシベーション膜を有することを特徴とする回路内蔵型
センサ。 - 【請求項9】請求項7において、前記第2の領域の表面
に接触する電位固定用の配線を有することを特徴とする
回路内蔵型センサ。 - 【請求項10】請求項9において、前記回路領域と、前
記配線上とを覆う、パッシベーション膜を有することを
特徴とする回路内蔵型センサ。 - 【請求項11】半導体基板に設けられ、ダイヤフラム部
を有するセンサ領域と、前記半導体基板において、前記
センサ領域に隣接して設けられる回路領域と、を備え、
回路領域を覆い、端部が、前記センサ領域内に位置する
とともに、前記ダイヤフラム部の側面と前記回路領域と
の間に位置する、パッシベーション膜を有し、前記ダイ
ヤフラムと、前記回路領域内の回路素子とが、前記半導
体基板の同じ表面側に位置する回路内蔵型センサと、 前記回路内蔵型センサを収納し、前記表面側上に位置す
る圧力導入孔を有するパッケージと、 前記パッケージ内において、前記回路内蔵型センサを覆
うゲル材と、を備えることを特徴とする圧力検出装置。
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