JP2000230696A - 産業機械の油止めカバー - Google Patents

産業機械の油止めカバー

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JP2000230696A
JP2000230696A JP11030892A JP3089299A JP2000230696A JP 2000230696 A JP2000230696 A JP 2000230696A JP 11030892 A JP11030892 A JP 11030892A JP 3089299 A JP3089299 A JP 3089299A JP 2000230696 A JP2000230696 A JP 2000230696A
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JP
Japan
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grease
cover
industrial machine
oil retaining
oil
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Pending
Application number
JP11030892A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Itsukida
修 五木田
Ryohei Suzuki
木 良 平 鈴
Noriyuki Ando
藤 典 之 安
Kazuhiko Sugano
野 一 彦 菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Nippon Valqua Industries Ltd
Nihon Valqua Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd, Nippon Valqua Industries Ltd, Nihon Valqua Kogyo KK filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】産業機械の外部に露出した軸摺動部に充填され
たグリースが周囲に付着してしまうことを防止する産業
機械の油止めカバーを提供する。 【解決手段】外部に露出され、グリースが充填された軸
摺動部に装着される産業機械の油止めカバーであって、
合成樹脂製の分割体2,3から構成され、充填された油
を封止することが可能なカバー本体4と、このカバー本
体4の組付状態を開閉可能に保持する締結手段11とを
備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業機械の油止め
カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】建設工事において切削は不可欠な作業で
あるが、例えば、この種の作業を行う機械に、油圧ショ
ベルがある。油圧ショベルは、上部旋回体、下部走行体
とから構成され、上部旋回体のブームに連結されたブー
ムシリンダが伸縮することにより、切削時、排土時など
の姿勢が制御されている。また、外部に露出したブーム
シリンダの取付部は、軸部分が摺動するため、グリース
が周期的に補給され、グリースが充填された状態で常に
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、油圧ショベ
ルを、木の生い茂った山林、植林された公園などを掘り
起こすために使用する場合がある。このような場所で油
圧ショベルを走行させると、特に近年、油圧ショベルが
小型化の傾向にあり、ブームシリンダの固定部が背の高
さほどの位置にあることもあって、作業している間に、
ブームシリンダの固定部に充填されたグリースが、知ら
ない間に木の枝、葉などに付着してしまうことがままあ
った。すると、周囲で作業をしている人や、散歩してい
る人が近づいた時に、グリースが不用意に付着してしま
うという問題があった。また、給油の際に、はみ出した
グリースが作業中、飛散し、操作室のフロントガラスに
付着し、前が見えなくなるという問題もある。
【0004】本発明は、このような土木建設作業中につ
いての都市環境面からの要請と作業の困難性を解決する
ために、産業機械の外部に露出した軸摺動部に充填され
たグリースが周囲に付着してしまうことを防止する産業
機械の油止めカバーを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
および目的を達成するために発明されたものであって、
本発明の産業機械の油止めカバーは、外部に露出され、
グリースが充填された軸摺動部に装着される産業機械の
油止めカバーであって、合成樹脂製の分割体から構成さ
れ、充填された油を封止することが可能なカバー本体
と、このカバー本体の組付状態を保持する開閉可能な締
結手段とを備えたことを特徴としている。
【0006】このような構成により、グリースの充填部
が外部に直接露出しなくなるのでグリースの付着を防止
することができる。また、分割体の取り付けおよび取り
外しは、締結手段の脱着により、容易に行うことができ
る。
【0007】さらに、前記カバー本体にグリース装填用
の小孔が形成されていれば、グリースの補給を今まで通
り行うことができる。
【0008】さらに、前記カバー本体にドレン孔が形成
されていれば、カバー本体内に溜まったグリース、ゴミ
などを容易に排出することができる。また、前記カバー
本体を、ブームシリンダの先端部に装着すれば、背の高
さに近い位置でのグリースの飛散を防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例について説明する。
【0010】図1および図2は本発明の一実施例による
産業機械の油止めカバーを示したものである。
【0011】この油止めカバー1は、直角な二方向に開
口部Aと開口部Bとを備えた有底の円筒状に形成されて
いるが、開閉自在な2つの分割体から構成されている。
一方の分割体2と他方の分割体3とは、二カ所のヒンジ
Cで開閉自在に連結されている。そして、開口部B側の
縁部に連続して形成されたフランジ部12,12を互い
に合致させて組み付けることにより、カバー本体4が構
成されている。
【0012】このカバー本体4は、使用されるリチウム
系グリースに対する耐蝕性を有し、強度と軽量化の点か
ら、またコストの面からポリプロピレンによって形成さ
れるのが好ましいが、材質は特に限定されない。また、
透明体であっても、着色されていても良い。着色する場
合は、産業機械のボディの色に合わせることが好まし
い。
【0013】一方、開口部Aと開口部Bとの内周面に
は、それぞれフェルト等の緩衝材6,7が貼着され、こ
れにより、装着性が良好にされるとともに、グリースが
外部に漏れないように開口部A,Bをシールすることが
可能にされている。一方の分割体2には、ドレン孔8が
形成され、他方の分割体3には、グリース装填用の小孔
9が形成されている。なお、ドレン孔8には、通常、ゴ
ミなどが侵入しないように、ゴムなどからなるキャップ
10が装着される。また、小孔9には、グリースを装填
するホースが常時挿入されており、グリースはこのホー
スを介して自動補給される。
【0014】さらに、カバー本体4の外周面には、その
組付状態を開閉可能に保持するバックル11が具備さ
れ、後にこのバックル11をフランジ部12,12に跨
って係止させることにより、カバー本体4が閉じた姿勢
に保持される。
【0015】このようにして油止めカバー1を、例えば
図3に示したように、油圧ショベル15におけるブーム
シリンダ16の取付部Dに着脱自在に取り付けることが
できる。
【0016】すなわち、図4に拡大して示したように、
ブームシリンダ16とブーム17に取付られた軸18と
の連結部に、油止めカバー1を開いた状態から開口部A
を軸18に、開口部Bをブームシリンダ16にそれぞれ
合致させ、続いて、バックル11をフランジ部12,1
2に係止させることで分割体2,3を一体化することが
できる。
【0017】このように、油止めカバー1が装着される
ことにより、この取付部Dに充填されたグリースは、油
止めカバー1からはみ出ることがない。また、グリース
の補充は、図示しないホースを介して、小孔9から補給
される。一方、雨水などが油止めカバー1内に滞留した
場合には、キャップ10をドレン孔8から一旦取り外し
て、ここから排出すればよい。この際、軸摺動部から飛
散した廃油も同時に排出することができる。
【0018】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されない。例えば、
分割体を固定する締結手段はバックル11に限定されな
い。このバックル11に代えて、図5に示したように、
ゴムあるいは合成樹脂製のバンド14などを着脱自在に
巻回することもできる。これらのバンドは一本とするこ
ともできる。さらに、油止めカバー1の取付箇所はブー
ムシリンダの取付部に限定されず、装置摺動部等、グリ
ースの飛散がする様々な場所に設置することができる。
また、油圧ショベルでなくても、他の産業機械に適用す
ることができる。さらに、カバー本体を構成する分割体
は2つに限定されない。例えば、3つの分割体とするこ
ともできる。また、締結手段はバックルやバンドに代え
て、突起とこれを嵌合する凹所などを分割体の端面に設
けることによって構成しても良い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
グリースの充填部が油止めカバーで覆われているので、
産業機械の稼働中にグリースが他の箇所に付着するよう
なことはない。また、油止めカバーが分割体から構成さ
れているので、取付、取り外しが容易であるとともに、
締結手段により、組み付けた状態で固定することができ
る。また、グリース装填用の小孔を設けておけば、グリ
ースの補充に邪魔になることがない。さらに、ドレン孔
を設けておけば水抜きなどを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例による油止めカバー
を展開した状態で示す斜視図である。
【図2】図2は、同実施例による油止めカバーを組み付
けた状態の斜視図である。
【図3】図3は、同実施例による油止めカバーが取り付
けられたパワーショベルの斜視図である。
【図4】図4は、同実施例による油止めカバーが取り付
けられたパワーショベルの拡大斜視図である。
【図5】図5は、本発明の他の実施例による油止めカバ
ーの斜視図である。
【符号の説明】
1 油止めカバー 2,3 分割体 4 カバー本体 8 ドレン孔 9 小孔 14 バンド 16 ブームシリンダ
フロントページの続き (72)発明者 鈴 木 良 平 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 安 藤 典 之 東京都中央区銀座6−13−3 日本バルカ ー工業株式会社東京事業所内 (72)発明者 菅 野 一 彦 愛知県新城市川田字本宮道150 日本バル カー工業株式会社新城工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部に露出され、グリースが充填された
    軸摺動部に装着される産業機械の油止めカバーであっ
    て、合成樹脂製の分割体から構成され、充填された油を
    封止することが可能なカバー本体と、 このカバー本体の組付状態を開閉可能に保持する締結手
    段とを備えたことを特徴とする産業機械の油止めカバ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記カバー本体にグリース装填用の小孔
    が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の産
    業機械の油止めカバー。
  3. 【請求項3】 前記カバー本体にドレン孔が形成されて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の産業機
    械のカバー。
  4. 【請求項4】 前記カバー本体は、ブームシリンダの先
    端部に装着されることを特徴とする請求項1に記載の産
    業機械の油止めカバー。
JP11030892A 1999-02-09 1999-02-09 産業機械の油止めカバー Pending JP2000230696A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6735821B1 (en) * 2002-11-26 2004-05-18 Peter E. Christman, Jr. Joint cover
WO2020026463A1 (ja) * 2018-08-03 2020-02-06 有限会社山一建設 シリンダ装置のグリス止め
JP7480034B2 (ja) 2020-12-28 2024-05-09 住友重機械工業株式会社 射出成形機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6735821B1 (en) * 2002-11-26 2004-05-18 Peter E. Christman, Jr. Joint cover
WO2020026463A1 (ja) * 2018-08-03 2020-02-06 有限会社山一建設 シリンダ装置のグリス止め
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