JP3064433U - ハンドホ―ルの構造 - Google Patents

ハンドホ―ルの構造

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JP3064433U
JP3064433U JP1999003816U JP381699U JP3064433U JP 3064433 U JP3064433 U JP 3064433U JP 1999003816 U JP1999003816 U JP 1999003816U JP 381699 U JP381699 U JP 381699U JP 3064433 U JP3064433 U JP 3064433U
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housing
handhole
valve
hole
main body
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JP1999003816U
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Inventor
光男 早乙女
Original Assignee
有限会社北関東工業
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期の使用においてもハンドホールの本体
内に雨水が侵入することを防止すると共に地下水の侵入
をも防止する。 【解決手段】略箱形であるハンドホール本体1の底面を
貫通する穴4が設けられ、該穴に、本体の内部に溜まっ
た水分を該穴を介して排出するが本体の内部への水分の
逆流を防止する機能を有する逆流防止弁5が嵌着され
る。逆流防止弁は、上端に拡径部(6)を有するハウジ
ング(7)と、該ハウジング内に収容される開閉可能な
弁手段(8,9)と、該ハウジングの上端開口部に着脱
可能に嵌着される穴あきキャップ手段(10)とを有す
る。穴あきキャップ手段は、フィルタ(11)を挟んで
着脱可能に連結された上下一対の穴あき部材(12,1
2)とから構成され得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本考案はハンドホールの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にハンドホールは、コンクリート成形品である略箱形の本体と、該本体の 上面開口を閉塞する鋳鉄製の蓋体とから構成されており、本体の大きさに応じて 現場の道路や地面を掘削し、底面に基礎を敷いてレベル調整した上で、本体を据 え付け固定し、蓋体を載置することによって施工される。ハンドホールを用いる ことによって現場でコンクリート打ちする必要がなくなり、あるいはその手間が 大幅に省略されるため、現場工事の簡素化が図られる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のハンドホールでは長期間の使用において雨水が本体の内部に 侵入して電気系統にトラブルを発生させることがあった。
【0004】 この問題を解決するために、本体の底面に穴をあけることが提案されたが、底 面の穴から地下水が侵入するという新たな問題を伴うため、普及するには至って いない。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、長期の使用においてもハンドホールの本体内に雨水が侵入す ることを防止すると共に地下水の侵入をも防止することを目的とする。
【0006】 すなわち本考案によるハンドホールの構造は、略箱形である本体の底面を貫通 する穴が設けられ、該穴に、本体の内部に溜まった水分を該穴を介して排出する が本体の内部への水分の逆流を防止する機能を有する逆流防止弁が嵌着されるこ とを特徴とする(請求項1)。
【0007】 請求項2は、請求項1記載のハンドホールの構造において、上記逆流防止弁が 、上端に拡径部を有するハウジングに収容され、該ハウジングの上端拡径部が上 記本体底面の穴のまわりに係着された状態で着脱可能に逆流防止弁が取り付けら れることを特徴とする。
【0008】 請求項3は、請求項1または2記載のハンドホールの構造において、逆流防止 弁が、上端に拡径部を有するハウジングと、該ハウジング内に収容される開閉可 能な弁手段と、該ハウジングの上端開口部に着脱可能に嵌着される穴あきキャッ プ手段とを有することを特徴とする。
【0009】 請求項4は、請求項3記載のハンドホールの構造において、弁手段が、ハウジ ング内に遊動自在に収容される球形弁と、該球形弁の径よりも小さな開口径を有 するリング状の固定パッキンとを有し、上方からの水圧を受けたときには球形弁 がパッキンから離れて開くことにより水分の移動を許容するが、下方からの水圧 を受けたときには球形弁がパッキンに密接して閉じることにより水分の逆流を防 止するよう構成されてなることを特徴とする。
【0010】 請求項5は、請求項3または4記載のハンドホールの構造において、穴あきキ ャップ手段が、フィルタを挟んで着脱可能に連結された上下一対の穴あき部材と からなることを特徴とする。
【0011】 請求項6は、請求項3ないし5記載のいずれかのハンドホールの構造において 、穴あきキャップ手段の外周部に複数の突起が設けられると共に、ハウジングの 上端拡径部の内面側に開口部に臨んで該突起を係合可能な複数の係止凹溝が形成 されることを特徴とする。
【0012】 請求項7は、請求項6のハンドホールの構造において、上記係止凹溝がハウジ ングの頂部から垂直方向に延長する垂直部と該垂直部の下端から水平方向に延長 する水平部とを有することを特徴とする。
【0013】 請求項8は、請求項1ないし7記載のいずれかのハンドホールの構造において 、本体の底面の中央部が所定深さに座掘りされており、その中心に上記貫通穴が 設けられることを特徴とする。
【0014】
【考案の実施の形態】
本考案の一実施例によるハンドホールを示す図1およびその矢視部拡大図であ る図2を参照して、このハンドホールは、コンクリート成形品である上面が開口 された略箱形の本体1の底面2の中央部が所定深さに座掘り3されており、その 中心に底面2を貫通する穴4が設けられている。穴4には逆流防止弁5が嵌着さ れる。
【0015】 逆流防止弁5については図3に示されており、上端に拡径部6を有するハウジ ング7と、ハウジング7内に遊動自在に収容される球形弁8と、球形弁8の径よ りも小さな開口径を有するリング状の固定パッキン9と、ハウジング7の上端開 口部に着脱可能に嵌着される穴あきキャップ10とを有する。球形弁8と固定パ ッキン9とにより開閉可能な弁手段が構成され、上方からの水圧を受けたときに は球形弁8がパッキン9から離れて開くことにより水分の移動を許容するが、下 方からの水圧を受けたときには球形弁がパッキンに密接して閉じることにより水 分の逆流を防止するよう構成されている。本実施例ではハウジング7はABS樹 脂、球形弁8および固定パッキン9は合成ゴムで形成されている。
【0016】 穴あきキャップ10はフィルタ11を挟んで着脱可能に連結された上下一対の 穴あき部材12,12とからなる。本実施例ではフィルター11には不織布が用 いられ、穴あき部材12,12はABS樹脂で形成され、水分の流通を妨げない よう任意形状および任意配列の開口を有している。穴あきキャップ10にフィル タ11を組み込むことにより粒子径の大きなゴミを取り除き、弁の開閉作用を円 滑に維持することができる。穴あき部材12,12は任意の手段により着脱可能 であるので、フィルタ11は交換可能である。
【0017】 穴あきキャップ10をハウジング7の上端開口部に対して着脱可能とする構成 として、本実施例では、穴あきキャップ10の外周部に180度間隔で一対の突 起13,13を設け、これら突起13,13を係合可能な係止凹溝(符号なし) をハウジング7の上端拡径部6の内面側に開口部に臨んで180度間隔で形成し ている。係止凹溝としては、ハウジング7の頂部から垂直方向に延長する垂直部 と該垂直部の下端から水平方向に延長する水平部とを有する略L字形の係止凹溝 とすることが好ましい。かかる構成により、穴あきキャップ10の突起13,1 3をハウジング7の上端拡径部6の内面側に形成した係止凹溝の垂直部に合わせ て嵌め込み、垂直部の下端位置まで押し込んだ後に回転することにより、穴あき キャップ10をしっかりと位置決めすることができる。言うまでもなく、上記と 反対の操作により穴あきキャップ10をハウジング7から容易に取り外すことが できる。
【0018】 ハウジング7の底面も水分の流通を妨げないよう、任意形状および任意配列の 開口を有している。ハウジング7は底面部をも一体的に有するように形成されて いてもよいが、本実施例ではハウジング7を底面開口に形成し、ABS樹脂で成 形された別部材としての穴あき部材14をこの底面開口部に嵌着する構成を採用 している。底面の穴あき部材14は着脱可能とする必要がないので、接着剤等で 固着してよい。
【0019】 図2に明らかなように、逆流防止弁5は、上端拡径部6の下面部を本体底面2 の座掘り部3に、より詳しくは貫通穴4のまわりの座掘り面3上に係着した状態 で、貫通穴4に着脱可能に取り付けられている。
【0020】
【考案の効果】
本考案によれば、ハンドホールにおいて略箱形である本体の底面を貫通して設 けられる穴に逆流防止弁が嵌着され、本体の内部に溜まった雨水等の水分を円滑 に排出すると共に、地下水等の水分が本体の内部に逆流することを防止するため 、地中に埋設された状態で長期に亘って使用されても本体内部に水分が溜まるこ とがなく、本体内部に配線された電気系統にトラブルを発生させることがない。
【0021】 逆流防止弁のキャップ手段にフィルタ機能を持たせることにより逆流防止弁の 弁開閉作用が円滑に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるハンドホールの構造を
示す断面図である。
【図2】図1中矢視部の拡大断面図である。
【図3】逆流防止弁の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハンドホール本体 2 底面 3 座掘り面 4 貫通穴 5 逆流防止弁 6 上端拡径部 7 ハウジング 8 球形弁 9 固定パッキン 10 穴あきキャップ 11 フィルタ 12 穴あき部材 13 突起 14 底面の穴あき部材

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略箱形である本体の底面を貫通する穴が
    設けられ、該穴に、本体の内部に溜まった水分を該穴を
    介して排出するが本体の内部への水分の逆流を防止する
    機能を有する逆流防止弁が嵌着されることを特徴とする
    ハンドホールの構造。
  2. 【請求項2】 上記逆流防止弁が、上端に拡径部を有す
    るハウジングに収容され、該ハウジングの上端拡径部が
    上記本体底面の穴のまわりに係着された状態で着脱可能
    に逆流防止弁が取り付けられることを特徴とする請求項
    1記載のハンドホールの構造。
  3. 【請求項3】 逆流防止弁が、上端に拡径部を有するハ
    ウジングと、該ハウジング内に収容される開閉可能な弁
    手段と、該ハウジングの上端開口部に着脱可能に嵌着さ
    れる穴あきキャップ手段とを有することを特徴とする請
    求項1または2記載のハンドホールの構造。
  4. 【請求項4】 弁手段が、ハウジング内に遊動自在に収
    容される球形弁と、該球形弁の径よりも小さな開口径を
    有するリング状の固定パッキンとを有し、上方からの水
    圧を受けたときには球形弁がパッキンから離れて開くこ
    とにより水分の移動を許容するが、下方からの水圧を受
    けたときには球形弁がパッキンに密接して閉じることに
    より水分の逆流を防止するよう構成されてなることを特
    徴とする請求項3記載のハンドホールの構造。
  5. 【請求項5】 穴あきキャップ手段が、フィルタを挟ん
    で着脱可能に連結された上下一対の穴あき部材とからな
    ることを特徴とする請求項3または4記載のハンドホー
    ルの構造。
  6. 【請求項6】 穴あきキャップ手段の外周部に複数の突
    起が設けられると共に、ハウジングの上端拡径部の内面
    側に開口部に臨んで該突起を係合可能な複数の係止凹溝
    が形成されることを特徴とする請求項3ないし5記載の
    いずれかのハンドホールの構造。
  7. 【請求項7】 上記係止凹溝がハウジングの頂部から垂
    直方向に延長する垂直部と該垂直部の下端から水平方向
    に延長する水平部とを有することを特徴とする請求項6
    のハンドホールの構造。
  8. 【請求項8】 本体の底面の中央部が所定深さに座掘り
    されており、その中心に上記貫通穴が設けられることを
    特徴とする請求項1ないし7記載のいずれかのハンドホ
    ールの構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011066997A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Haneda Concrete Industrial Co Ltd 電線共同溝の特殊部

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