JP2000230216A - 橋梁用の伸縮継手装置 - Google Patents

橋梁用の伸縮継手装置

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JP2000230216A
JP2000230216A JP11032791A JP3279199A JP2000230216A JP 2000230216 A JP2000230216 A JP 2000230216A JP 11032791 A JP11032791 A JP 11032791A JP 3279199 A JP3279199 A JP 3279199A JP 2000230216 A JP2000230216 A JP 2000230216A
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expansion joint
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pair
floor slab
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JP11032791A
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Yoshitane Kuki
義胤 九鬼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、例えば、道路橋における橋梁の伸
縮継手装置に係り、伸縮継手装置の取付や取り替えを簡
単にして、当該継手装置の維持・補修作業の施工性や耐
久性を改善し、自動車の走行性の向上を図ると共に、工
事中・供用時の振動・騒音の発生を軽減することが課題
である。 【解決手段】 橋梁用床版の継ぎ目における支持部材の
上に、一対にして且つ所要間隔を置いて対向配置にされ
ると共に、該対向する方向に移動自在にされて支持され
る受け台7,7と、前記一対の受け台7の間に配設され
当該受け台を離隔させる方向に付勢する複数の弾性部材
10と、前記一対の受け台に亘ってその上に固定手段で
固定して敷設される継手板13と、を少なくとも有して
構成され、前記継ぎ目に着脱自在に装備されている橋梁
用の伸縮継手装置1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、道路橋に
おける橋梁の伸縮継手装置に係り、更に詳しくは、伸縮
継手装置の取付や取り替えを簡単にすることで、当該継
手装置の維持・補修作業の施工性や耐久性を改善し、自
動車の走行性の向上を図ると共に、工事中・供用時の振
動・騒音の発生を軽減する伸縮継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、橋梁の床版端部の遊間部を被覆す
る伸縮継手は、図6に示すように、床版コンクリート2
0内に一部を埋設したアンカーボルト21により伸縮継
手装置22を固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では、補修時に、伸縮継手装置背面のコンクリ
ート15や舗装を破砕機等で破砕し、伸縮継手装置の交
換後に、再度コンクリート15を打設しなければなら
ず、この工事費が嵩み、長時間の交通規制が伴って不便
であり、工事の騒音等の環境破壊を生じるという課題が
ある。本発明に係る伸縮継手装置は、このような課題を
解消するために提案されるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る橋梁用の伸
縮継手装置の上記課題を解決するための要旨は、橋梁用
床版の継ぎ目における支持部材の上に、一対にして且つ
所要間隔を置いて対向配置にされると共に、該対向する
方向に移動自在にされて支持される受け台と、前記一対
の受け台の間に配設され当該受け台を離隔させる方向に
付勢する複数の弾性部材と、前記一対の受け台に亘って
その上に固定手段で固定して敷設される継手板と、を少
なくとも有して構成され、前記継ぎ目に着脱自在に装備
されていることである。
【0005】前記支持部材は、継ぎ目における床版の一
部を切り欠いて形成したもの、または、床版を支持する
主桁,端部横桁,橋脚,橋台のいずれか一つに直接支持
された受け梁によって形成されているもののいずれかで
あること、;前記一対にして対向配置された受け台の背
面と底面とのうち少なくとも一方の面には、衝撃吸収用
の緩衝材が設けられていること、;前記受け台は、金属
製の中空ボックス型框体で、内部の空間に充填材が充填
されていることを含むものである。
【0006】本発明に係る伸縮継手によれば、床版の継
ぎ目において前記伸縮継手が床版等に剛結されること無
く、かつ、着脱自在に装備されることになったので、伸
縮継手の取付作業、取り替え・補修作業が従来に比して
極めて容易となり、工期の短縮になる。更に、自動車等
の走行性も向上する。受け台が中空ボックス型框体でそ
の内部空間に充填材が充填されているので、該受け台の
剛性が高くなっていて走行荷重による振動が少なく、走
行音が減少する。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る橋梁用の伸縮
継手装置について図面を参照して説明する。なお、発明
の理解容易のため従来例に対応する部分には従来例と同
一符号を付けて説明する。
【0008】橋梁用の伸縮継手装置1は、図1に示すよ
うに、例えば、高架橋の床版2,2において、対向面の
上部を橋軸直角方向に切り欠いておく。床版2の上部の
符号3はアスファルト舗装面を示している。
【0009】前記切欠き部が、床版の継ぎ目における支
持部材4,4である。該支持部材4の底面に、ゴム等の
弾性体によって形成した衝撃吸収用の緩衝材であるクッ
ション5を敷設する。このクッション5は、自動車等の
載荷重による垂直反力を分散させるものである。クッシ
ョン5の高さを替えることで、走行路面との高さの調節
が可能である。
【0010】前記支持部材4,4の背面に、緩衝材であ
るクッション6をそれぞれに敷設する。このクッション
6も、ゴム等の弾性体で形成したものであって、適宜厚
さにして、床版2と受け台7の背面との密着性を高める
と共に、圧縮力を分散させるものである。
【0011】前記受け台7は、図2乃至図3に示すよう
に、支持部材4のクッション5の上に、一対にして且つ
所要間隔の遊間部を置いて橋軸方向に対向配置にされる
と共に、該対向する橋軸方向に摺動して移動自在にされ
て支持されている。
【0012】この受け台7は、鋼製等の金属製であり、
内部が中空のボックス型框体で、橋軸直角方向に凹凸に
した櫛形に形成されている。
【0013】一対の受け台7,7における対向面の前記
遊間部は、例えば、冬場での収縮により最大遊間時とな
った場合でも、受け台の先端部が相手側床版2の支持部
材4上で支持されるようにされ、夏場の最小遊間時とな
った場合でも対向面が互いに当接しないような間隔にさ
れている。
【0014】また、この受け台7は、中空ボックス型框
体なので、車両通過時における反響音が内部で響いて拡
声されるので、これを抑えるため、ボックス内部に例え
ばモルタルなどの充填材を充填する。符号8は、充填用
の孔及び空気抜け穴を示すものである。
【0015】更に、受け台7には、図3に示すように、
橋軸方向に平行にして、上面から所要深さにして、か
つ、橋軸直角方向に適宜間隔をおいた弾性部材挿入孔9
が設けられている。
【0016】前記弾性部材挿入孔9には、図1に示すよ
うに、弾性部材としての圧縮コイルバネ10が、それぞ
れに圧縮状態にして当該受け台7,7を離隔させる方向
に付勢するようにして嵌装される。
【0017】前記弾性部材挿入孔9には、蓋材11(橋
軸方向に長い蓋材11b、短い蓋材11a)が嵌合され
るようになっている。
【0018】受け台7の上面には、図3に示すように、
橋軸直角方向にボルト孔12が列設されている。
【0019】更に、受け台7,7の上には、ゴムなどの
弾性部材で形成される伸縮継手板13が敷設され、前記
ボルト孔12を利用して、伸縮継手板13の取付孔にボ
ルト14が挿通されて、受け台7に締結されるものであ
る。
【0020】また、伸縮継手装置1の新設においては、
舗装面3との高さ調整と、伸縮継手板13の保護のため
に、後打コンクリート15を打設する。
【0021】このようにして構成される本発明の橋梁用
の伸縮継手装置1は、例えば、高架橋の床版2におい
て、床版に受け台を固定しない構造にて、弾性部材10
で受け台7,7を互いに離隔させる方向に付勢させただ
けで、着脱自在にして設置しているので、伸縮継手装置
1の交換・補修作業等が容易になったものである。
【0022】本発明の他の例として、図4に示すよう
に、前記一対の受け台7,7の対向面の遊間部16(図
2参照)には、鋼芯等を埋設したゴムなどの弾性体17
aで、その高さを受け台7と同じにした遊間パッキング
17を詰めるものである。
【0023】この遊間パッキング17が、上下方向の変
位に強く、橋軸方向若しくは橋軸直角方向の変位には弱
いという構造上の性質により、前記遊間部16を埋めて
継手板13の上下方向の変位を少なくし、当該遊間部1
6における空洞による反響音の発生を抑えるものであ
る。
【0024】更に、他の例として、図5に示すように、
床版2の伸縮量が大きい場合には、例えば、受け梁用支
持部材18である橋脚の上に、一端を固定し他端を自由
にした受け梁19を設けて、この上に、受け台7,7お
よび継手板13を装備するようにするものである。
【0025】このように、直接的に主桁,端部横桁,橋
脚,橋台のいずれか一つの受け梁用支持部材18から支
持される様にすることで、受け台7の上下方向の高さを
薄くできる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る橋梁
用の伸縮継手装置は、橋梁用床版の継ぎ目における支持
部材の上に、一対にして且つ所要間隔を置いて対向配置
にされると共に、該対向する方向に移動自在にされて支
持される受け台と、前記一対の受け台の間に配設され当
該受け台を離隔させる方向に付勢する複数の弾性部材
と、前記一対の受け台に亘ってその上に固定手段で固定
して敷設される継手板とを少なくとも有して構成され、
前記継ぎ目に着脱自在に装備されているので、床版の継
ぎ目において前記伸縮継手が床版等に剛結されること無
く、かつ、着脱自在で、伸縮継手の取付作業、取り替え
・補修作業が従来に比して極めて容易となり、工期の短
縮になるという優れた効果を奏するものである。
【0027】また、前記支持部材は、継ぎ目における床
版の一部を切り欠いて形成したもの、または、床版を支
持する主桁,端部横桁,橋脚,橋台のいずれか一つに直
接支持された受け梁によって形成されているもののいず
れかであることや、前記一対にして対向配置された受け
台の背面と底面とのうち少なくとも一方の面には、衝撃
吸収用の緩衝材が設けられていることにより、伸縮継手
装置として低コストにできるばかりでなく、緩衝材によ
り自動車の走行性も向上するという優れた効果を奏する
ものである。
【0028】更に、前記受け台は、金属製の中空ボック
ス型框体で、内部の空間に充填材が充填されているの
で、該受け台の剛性が高くなっていて走行荷重による振
動が少なく、走行音が減少して、周囲環境にも優しくな
るという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る橋梁用の伸縮継手装置の使用状態
における断面図である。
【図2】同本発明に係る橋梁用の伸縮継手装置の使用状
態の一部斜視図である。
【図3】同本発明に係る橋梁用の伸縮継手装置における
受け台の斜視図である。
【図4】同他の実施例における遊間パッキング17の例
を示す斜視図(イ)、(ロ)である。
【図5】同他の実施例に係る橋梁用の伸縮継手装置の使
用状態の断面図である。
【図6】従来例に係る橋梁用の伸縮継手装置の断面図で
ある。
【符号の説明】 1 橋梁用の伸縮継手装置、2 床版、3 アスファル
ト舗装面、4 支持部材、5,6 クッション、7 受
け台、8 孔、9 弾性部材挿入孔、10 圧縮コイル
バネ、11 蓋材、12 ボルト孔、13 伸縮継手
板、14 ボルト、15 後打コンクリート、16 遊
間部、17 遊間パッキング、18 受け梁用支持部
材、19 受け梁。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】橋梁用床版の継ぎ目における支持部材の上
    に、一対にして且つ所要間隔を置いて対向配置にされる
    と共に、該対向する方向に移動自在にされて支持される
    受け台と、 前記一対の受け台の間に配設され当該受け台を離隔させ
    る方向に付勢する複数の弾性部材と、 前記一対の受け台に亘ってその上に固定手段で固定して
    敷設される継手板と、 を少なくとも有して構成され、前記継ぎ目に着脱自在に
    装備されていること、 を特徴とする橋梁用の伸縮継手装置。
  2. 【請求項2】支持部材は、継ぎ目における床版の一部を
    切り欠いて形成したもの、または、床版を支持する主
    桁,端部横桁,橋脚,橋台のいずれか一つに直接支持さ
    れた受け梁によって形成されているもののいずれかであ
    ること、 を特徴とする請求項1に記載の橋梁用の伸縮継手装置。
  3. 【請求項3】一対にして対向配置された受け台の背面と
    底面とのうち少なくとも一方の面には、衝撃吸収用の緩
    衝材が設けられていること、 を特徴とする請求項1または2に記載の橋梁用の伸縮継
    手装置。
  4. 【請求項4】受け台は、金属製の中空ボックス型框体
    で、内部の空間に充填材が充填されていること、 を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の橋梁用
    の伸縮継手装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006111718A1 (en) * 2005-04-18 2006-10-26 George Leslie England Bridge structures
JP2008019651A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Masatoshi Okura 落橋防止装置及びその工法
JP2009155920A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 East Nippon Expressway Co Ltd 橋梁伸縮装置部の防音構造体
JP2010071059A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Gaeart Tk:Kk 橋脚上の道路継目部構築工法
KR100956944B1 (ko) * 2009-05-29 2010-05-11 이종근 교량용 신축이음 조인트
CN102518036A (zh) * 2011-10-31 2012-06-27 中交一航局第四工程有限公司 桥梁伸缩缝安装施工方法
CN112832113A (zh) * 2020-12-31 2021-05-25 操琴琴 一种安全装配式桥梁

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