JP2001172901A - まくらぎの防振装置 - Google Patents
まくらぎの防振装置Info
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Abstract
に行え、まくらぎの製造コストの低減化を図ることがで
きるようにしたまくらぎの防振装置を提供する。 【解決手段】鉄道軌道を形成するコンクリートスラブ1
に打設されたコンクリート道床2上のまくらぎ5を防振
ユニット10を介して敷設する。防振ユニット10の防
振箱11内に、まくらぎ5の両端部5aを嵌入するとと
もに、まくらぎ5の周面と防振箱11の内面とが対向す
る各々の対向面間にそれぞれ介在し添設される弾性パッ
ド13,14及び15を、防振箱11の各々の内面11
a,11c,11c側に添設し固着する。防振箱11の
前後両内側面11cに添設される側部用弾性パッド15
をボルト18及びナット19にて、防振箱11の外側か
ら締結し固着可能にする。
Description
まくらぎの防振装置に係り、更に詳しくは、コンクリー
ト道床上に敷設されるまくらぎの防振構造に改良を施し
たまくらぎの防振装置に関するものである。
上に敷設されるまくらぎには、車両の通過時やレールの
移動による水平方向の力を緩和するために、例えば、本
出願人が既に出願し登録された特許番号2908295
号に開示されているように、まくらぎの両端部に防振箱
からなる防振装置を設けてなる構成を有するものがあ
る。
は、図5及び図6に示すように、鉄道軌道のコンクリー
トスラブ1の上にコンクリート道床2を打設し、このコ
ンクリート道床2上に形成した凹溝3に、2本一対のレ
ールRが締結固定具4にて支持されるPCコンクリート
からなるまくらぎ5を嵌合して敷設する際、このまくら
ぎ5の両端部5a,5aに防振ユニット10をそれぞれ
設けることにより、まくらぎ5を弾性支承してなる防振
構造となっている。
に、例えばFRPなどの強化プラスチック、鉄あるいは
鋳物などの高剛性材にて成型された上面及び内側端面が
解放する有底長方形態を有する防振箱11からなるもの
で、この防振箱11の内底面11aには、後述する底部
用弾性パッド13が位置決め可能な複数の起立片12が
設けられている。
端部5aが嵌入されるとともに、このまくらぎ5の周面
と防振箱11の内面、つまり、防振箱11の内底面11
a、外側端面側内面11b及び前後両内側面11cとが
対向する各々の対向面間に、軟質ゴムなどの底部用弾性
パッド13,端部用弾性パッド14及び側部用弾性パッ
ド15を介在し添設してなる構成を有する。
振箱11の内底面11aに位置決めされる底部用弾性パ
ッド13は、図8及び図9に示すように、その表裏両面
に複数条のリブ13Aが格子状に形成され、これらのリ
ブ13Aの形成により、補強及び防振効果を高めてい
る。
た従来構造のまくらぎの防振装置にあっては、まくらぎ
4の端部5aに防振ユニット10を組付ける際、図10
及び図11に示すように、防振箱11の内底面11aに
起立片12にて底部用弾性パッド13を位置決めして固
着する一方、まくらぎ端部5aの端面6A及び前後両側
面6Bに、連繋的に一体形成された端部用弾性パッド1
3と側部用弾性パッド14をコ字形状に屈曲させて介在
し、まくらぎ5の端面6A及び前後両側面6Bに接着す
るか、または、図12に示すように、まくらぎ5内に予
め埋設されたインサート部材7にボルト8を締結して固
着した後に、まくらぎ5の端部5aを防振箱11内に嵌
入して組み付けているのが現状である。
10の組付けを製作工場にて行わねばならず、また、レ
ール敷設現場で接着による組付けを行う場合には、予
め、まくらぎ5の側面6Bに側部用弾性パッド14を接
着し、図示しない締結ベルトにて仮止めし吊支しながら
現場に持ち運ぶ必要があるばかりでなく、防振ユニット
10のまくらぎ5への各組付部品の組付け作業が複雑
で、施工に手間が掛かり、しかも、まくらぎ5内にイン
サート部材7を埋設してなるものでは、まくらぎ自体の
製造コストが大幅に高騰する。
ので、まくらぎへの防振ユニットの組付け作業が容易に
行え、まくらぎの製造コストの低減化を図ることができ
るようにしたまくらぎの防振装置を提供することを目的
とする。
ために、本発明に係る請求項1に記載の発明は、上面及
び内側端面が解放する有底形態を有する防振ユニットの
防振箱内に、まくらぎの両端部を嵌入するとともに、該
まくらぎの周面と前記防振箱の内面とが対向する各々の
対向面間に弾性パッドをそれぞれ介在し添設して、鉄道
軌道のコンクリート道床上に敷設してなるまくらぎの防
振装置において、前記防振箱の各々の内面側に前記各々
の弾性パッドを添設し固着してなることを特徴とする。
面に底部用弾性パッドを位置決め載置して添設し、その
前後両内側面に側部用弾性パッドを外側からそれぞれ固
着可能に添設して、これらの弾性パッドにて前記防振箱
の外側端面側内面に添設される端部用弾性パッドを保持
可能にしてなる一方、前記側部用弾性パッドを座金を介
して前記防振箱の左右両内側面にボルトにて締結可能に
してなることを特徴とする。
ることにより、防振ユニットの防振箱の各々の内面側に
各々の弾性パッドを固着し添設してなるために、まくら
ぎへの防振ユニットの製作工場またはレール敷設現場で
の組付け作業が容易に行えるとともに、まくらぎ自体の
製造コストの低減化が図れる。
から図4示す図面を参照しながら詳細に説明する。な
お、本発明に係る図示の実施形態において、図5から図
12に示す従来のまくらぎの防振装置と構成が重複する
部分は同一符号を用いて説明する。
防振装置の全体構成を示すもので、鉄道軌道のコンクリ
ートスラブ1の上にコンクリート道床2を打設し、この
コンクリート道床2上に形成した凹溝3に、2本一対の
レールRが締結固定具4にて支持されるPCコンクリー
トからなるまくらぎ5を敷設してなるとともに、このま
くらぎ5の両端部5a,5aには、防振ユニット10が
それぞれ設けられている。
に、例えばFRPなどの強化プラスチック、鉄あるいは
鋳物などの高剛性材にて成型された上面及び内側端面が
解放する有底長方形態を有する防振箱11からなり、こ
の防振箱11内にまくらぎ5の端部5aを嵌入してなる
構成を有する。
内面とが対向する各々の対向面間には、従来構造と同様
な軟質ゴムなどの底部用弾性パッド13,端部用弾性パ
ッド14及び側部用弾性パッド15がそれぞれ添設さ
れ、これら各々の弾性パッド13,14,15は、図3
に示すように、防振箱11の内面側にそれぞれ単独に固
着保持されている。
は、図11に示す従来構造と同様に、起立片12にて底
部用弾性パッド13が位置決めされて添設されるととも
に、その外側端面側内面11bに添設される端部用弾性
パッド14を、その前後両内側面11cに添設される側
部用弾性パッド15にて保持可能にしている。
添設される側部用弾性パッド15には、図4に示すよう
に、ボルト挿通孔16が貫通させて形成され、このボル
ト挿通孔16に座金17を埋設一体化させて設け、この
座金17を介してボルト18を外側からボルト挿通孔1
6に向け挿通し、座金17の内側に設けたナット19に
螺合させることにより、側部用弾性パッド15を締結し
固着可能になっているものである。
11の各々の内面側に各々の弾性パッド13,14,1
5を固着し添設してなることから、まくらぎ5への防振
ユニット10の組付け作業が製作工場またはレール敷設
現場にて容易に行えるとともに、従前のように、まくら
ぎ5にインサート部材を埋設する必要がないために、ま
くらぎ自体の製造コストの低減化が図れ、しかも、レー
ル敷設現場への持ち運びも容易に行える。
されず、本発明の要旨を免脱しない範囲で種々変更実施
可能なことは云うまでもない。
らぎの防振装置によれば、まくらぎの端部に嵌入される
防振ユニットの防振箱の各々の内面側に各々の弾性パッ
ドを固着し添設してなることから、まくらぎへの防振ユ
ニットの製作工場またはレール敷設現場での組付け作業
を容易に行うことができるとともに、まくらぎ自体の製
造コストの低減化を図ることができ、しかも、レール敷
設現場への持ち運びも容易に行うことができるなどの効
果を有する。
施形態を示す側面図である。
面図である。
図である。
ト道床への敷設状態を示す説明図である。
縦断面図である。
面図である。
縦断面図である。
設状態を概略的に示す平面図である。
立て分解図である。
立て状態を示す平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】上面及び内側端面が解放する有底形態を有
する防振ユニットの防振箱内に、まくらぎの両端部を嵌
入するとともに、該まくらぎの周面と前記防振箱の内面
とが対向する各々の対向面間に弾性パッドをそれぞれ介
在し添設して、鉄道軌道の道床上に敷設してなるまくら
ぎの防振装置において、前記防振箱の各々の内面側に前
記各々の弾性パッドを添設し固着してなることを特徴と
するまくらぎの防振装置。 - 【請求項2】前記防振箱の内底面に底部用弾性パッドを
位置決め載置して添設し、その前後両内側面に側部用弾
性パッドを外側からそれぞれ固着可能に添設して、これ
らの弾性パッドにて前記防振箱の外側端面側内面に添設
される端部用弾性パッドを保持可能にしてなることを特
徴とする請求項1に記載のまくらぎの防振装置。 - 【請求項3】前記側部用弾性パッドを座金を介して前記
防振箱の左右両内側面にボルトにて締結可能にしてなる
ことを特徴とする請求項2に記載のまくらぎの防振装
置。
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JP35573099A JP3615678B2 (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | まくらぎの防振装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104594139A (zh) * | 2015-01-20 | 2015-05-06 | 北京宝曼科技有限公司 | 在有水条件下具有优异减振效果的减振系统 |
CN110528340A (zh) * | 2019-07-10 | 2019-12-03 | 西南交通大学 | 声子晶体隔振器及浮置板轨道隔振设备 |
KR102121029B1 (ko) * | 2020-02-06 | 2020-06-10 | 정주건설 주식회사 | 도상 콘크리트 시공방법 |
CN113550179A (zh) * | 2021-07-27 | 2021-10-26 | 株洲时代新材料科技股份有限公司 | 一种轨道减振扣件 |
WO2024021393A1 (zh) * | 2022-07-23 | 2024-02-01 | 浙江天铁实业股份有限公司 | 叠加型隔振器 |
CN117845664A (zh) * | 2024-01-02 | 2024-04-09 | 北京城建设计发展集团股份有限公司 | 一种盾构隧道整体式减振结构及施工方法 |
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JP7431571B2 (ja) * | 2019-12-18 | 2024-02-15 | 積水化学工業株式会社 | 埋込栓付きまくらぎ及びその製造方法 |
-
1999
- 1999-12-15 JP JP35573099A patent/JP3615678B2/ja not_active Expired - Fee Related
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