JP2000228781A - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JP2000228781A
JP2000228781A JP11028387A JP2838799A JP2000228781A JP 2000228781 A JP2000228781 A JP 2000228781A JP 11028387 A JP11028387 A JP 11028387A JP 2838799 A JP2838799 A JP 2838799A JP 2000228781 A JP2000228781 A JP 2000228781A
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和彦 北亦
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剛 江上
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/02Buffering or recovering information during reselection ; Modification of the traffic flow during hand-off

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドオーバ時の無音状態を短くする、又は
無音状態を解消できる携帯電話機を提供する。 【解決手段】 ハンドオーバに際して、切り替え先の基
地局にリンクチャネル確立要求(S303)を行って割
り当てられた新たな通信チャネルが、当該基地局への接
続処理を、切り替え前の基地局との通話を継続しながら
並行して行うことができるタイミングのタイムスロット
を用いたチャネルであるか否かを判断し(S306)、
両者を並行して行うことが可能な通信チャネルを割り当
てられた場合のみ、ハンドオーバ動作を継続して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばTDMA/
TDD(時分割多重双方向通信)方式を用いて移動局と
基地局との間で通信を行うコードレス電話システムにお
ける移動局としての携帯電話機に関し、特に、ハンドオ
ーバ動作の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の無線ゾーンによりエリアを構成す
るコードレス電話システムにおいて、携帯電話機が複数
の無線ゾーン間を移動しながら通信を継続するために
は、それまで通信を行っていた基地局から、別の基地局
に対して、通信を継続しながら通信チャネルを切り替え
る処理(このような処理を、「ハンドオーバ」とい
う。)を行う必要が生じる。
【0003】ハンドオーバについては標準規格も設定さ
れており、種々の文献(例えば、「第二世代コードレス
電話システム標準規格(RCR STD−28):財団
法人電波システム開発センター発行」等)に詳細な説明
が記載されている。ここで、従来のハンドオーバにおけ
る携帯電話機側での処理内容について簡単に説明する。
【0004】図9は、従来の携帯電話機においてハンド
オーバを行う場合の処理内容について説明するためのタ
イミング図である。なお、同図において「受信」とある
のは、この信号がオンとなっているタイミングで基地局
等からの信号の受信が行われることを示しており、ま
た、「送信」とあるのは、この信号がオンのタイミング
で基地局等への信号の送信が行われることを示してい
る。
【0005】携帯電話機側では、通信開始のときから、
通信に用いているチャネルのレベルや受信品質、具体的
には受信電界強度(以下、「RSSI」と表記する。)
の値やエラーの発生状況(フレーム・エラー・レート)
等を監視している。そして、前記レベルや受信品質の劣
化が検出された場合、例えばRSSIが所定の閾値を下
回ったことが検出された場合にハンドオーバ動作を開始
する。
【0006】ハンドオーバ動作を開始すると、携帯電話
機側において所定の制御チャネル(以下、「Cチャネ
ル」、又は「CCH」と表記する。)の受信を開始し、
検出されたRSSIの値が所定値以上である他の基地局
を探索する(CCH探索処理区間)。この探索処理は、
具体的には、携帯電話機側において受信すべきチャネル
をCチャネルに切り替え、一定期間(通常約100〜数
100ミリ秒程度)、RSSIの値をモニターしながら
継続してCチャネルを受信することにより行う。
【0007】なお、ここで説明する従来の携帯電話シス
テムにおいて、各基地局は制御信号をCチャネルにおい
て100ミリ秒(20フレーム)ごとに間欠送信してお
り、また、隣接する基地局同士は20フレーム内の互い
に異なるタイムスロットを用いて制御信号を送信してい
る。従って、従来の携帯電話機において基地局の探索を
行う場合には、100ミリ秒の間に最大80の基地局の
制御信号を受信することができる。
【0008】RSSIの値が所定値以上である他の基地
局が探索された場合には、当該他の基地局の識別子(以
下、「CS−ID」という。)と、RSSIの値とを対
応づけて携帯電話機内部のメモリに記憶する。この処理
により、ハンドオーバ可能な他の基地局のCS−ID
が、順次メモリに記憶されることになる。次に、携帯電
話機側では、探索された基地局の中から、まず、最も適
切と判断される基地局、具体的にはメモリに記憶された
RSSIの値がもっとも大きい基地局に対してリンクチ
ャネル確立要求を送信する。当該要求を受けた基地局
は、当該携帯電話機に対して割り当て可能な通信チャネ
ル(以下、「Tチャネル」、又は「TCH」と表記す
る。)があれば、当該Tチャネルの割り当てを行う(リ
ンクチャネル確立処理区間)。
【0009】その後、割り当てられたTチャネルにおい
て、切り替え先の基地局と携帯電話機との間の同期処理
や、所定のメッセージ交換等が行われた後に、携帯電話
機による通話が可能となる(通話再開処理区間)。従来
の携帯電話機においては、通話再開処理区間における処
理には、通常約400ミリ秒が必要とされていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したよう
に、上記従来の携帯電話機では、CCH探索処理を開始
してから通話再開までの期間(設定や条件等により異な
るが、通常約1秒程度)、無音状態が発生するという問
題点を有していた。一方、今後、従来のような同一エリ
ア(一斉呼出エリア)内におけるハンドオーバだけでは
なく、別のエリアの基地局へのハンドオーバ(以下、
「局間ハンドオーバ」という。)の実現が予定されてい
る。この局間ハンドオーバが行われるようになると、エ
リア内の基地局を統括する公衆網の交換機レベルでの切
り替え処理等を行う必要があるため、上記通話再開処理
区間がさらに長くなり(最大4秒程度となることが予想
されている。)、従って、無音状態もさらに長くなる。
【0011】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであって、ハンドオーバ時の無音状態を短く
すること、ひいては無音状態を解消することができる携
帯電話機を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る携帯電話機は、ハンドオーバ機能を有
し、時分割多重通信を行う携帯電話機であって、ハンド
オーバ開始時に、切り替え先の基地局を探索する探索手
段と、前記探索手段により探索された基地局に通信チャ
ネルの割り当てを要求することにより、新たな通信チャ
ネルの割り当てを受ける要求手段と、新たな通信チャネ
ルのタイムスロットと、現在通信中の通信チャネルのタ
イムスロットとが、当該携帯電話機において同時に通信
可能であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段
により可能であると判定された場合に、前記新たな通信
チャネルへの接続処理を行う接続手段と、前記接続手段
による接続処理の間、前記現在通信中の通信チャネルに
おける通信を継続させる通信制御手段とを含むことを特
徴としている。
【0013】このような構成を有する本発明の携帯電話
機においては、切り替え先の基地局から割り当てられた
通信チャネルのタイムスロットのタイミングが、切り替
え前の基地局を経由した通話を継続した状態で、新たな
基地局とのメッセージ交換等のハンドオーバ処理を行う
ことが可能なタイミングであった場合にのみ、通話再開
処理に移行する。従って、通話再開処理区間において
も、切り替え前の基地局を経由した通話を継続できるた
め、当該区間において無音状態となることを防止するこ
とができ、もって、ハンドオーバ時の無音状態を短くす
ることができる。
【0014】さらに、前記探索手段は、現在通信中の通
信チャネルのタイムスロットと重ならないタイミングの
タイムスロットを用いて制御信号を送信している基地局
の中から、切り替え先の基地局を探索し、前記通信制御
手段はさらに、前記探索手段が切り替え先の基地局を探
索する間も、前記現在通信中の通信チャネルのタイムス
ロット及び前記新たな通信チャネルのタイムスロットの
それぞれに対応する周波数シンセサイザを切り替える制
御を行うことにより、前記現在通信中の通信チャネルに
おける通信を継続させるようにすれば、CCH探索処理
区間においても無音状態を解消することができるため、
実施の形態で説明するように、結果として、ハンドオー
バ時の無音状態を解消することも可能となる。ただし、
このようにするには、本願出願の時点においては二つの
シンセサイザ回路を備えることが必要とされる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る携帯電話機の
実施の形態について、図面を参照しながら説明する。 (1)携帯電話機の構成 図1は、本発明の第1の実施の形態に係る携帯電話機の
構成を示す機能ブロック図である。同図に示されるよう
に、本実施の形態の携帯電話機は、アンテナ10、送受
信切替部11、無線部12、モデム部13、TDMA/
TDD部14、音声処理部15、マイク16、スピーカ
17、制御部18を備えている。
【0016】送受信切替部11は、タイミング発生部1
80からのタイミング指示に従って、アンテナ10を介
したTDDによる送信と受信とを切り替えるスイッチで
ある。無線部12は、送信部121、シンセサイザ12
2、受信部123、RSSI検出部124を含んでい
る。なお、本実施の形態の無線部12はシンセサイザ1
22として、二つのシンセサイザ122A及び122B
を備えている。
【0017】送信部121は、送信周波数への変換を行
うミキサ、増幅器等から構成され、モデム部13より入
力される音声及び制御信号の変調信号を送信波に変換し
て送信する。シンセサイザ122は、キャリア番号とロ
ーカル周波数(局部発振周波数)とを対応させたテーブ
ルを記憶しており、シンセサイザ制御部183よりキャ
リア番号の指定を含む周波数切替指示が出された場合
に、その番号のローカル周波数信号を生成して、送信部
121及び受信部123に供給する。なお、本実施の形
態で用いるシンセサイザ122では、周波数切替指示の
入力から、安定したローカル周波数信号を生成するまで
には、ロック時間として約300μ秒を要するが、二つ
のシンセサイザ122A及び122Bを切り替えること
により、当該ロック時間にかかわらず、隣接するタイミ
ングのタイムスロット間においても、周波数(キャリ
ア)の切り替えを行うことができる。詳細については後
述する。
【0018】受信部123は、アンテナ10より送受信
切替部11を介して入力されるCチャネル及びTチャネ
ルの受信波を中間周波数信号に変換し、中間周波数信号
を増幅してモデム部13に出力する。RSSI検出部1
24は、受信部123による中間周波数信号の増幅と同
時に受信信号の強さをRSSIとして検出し、制御部1
8に出力する。本実施の形態のRSSI検出部124
は、Tチャネルにおいて通信を行っている際には、当該
TチャネルのRSSIを検出して通信品質の監視に供
し、ハンドオーバ動作を行う場合には、CチャネルのR
SSIを検出して、切り替え先の基地局の探索に供す
る。
【0019】以上に説明した無線部12の各部は、後述
する制御部18によるタイミング制御や周波数切替指示
等に従って、TDMA/TDD方式による送受信を行
う。ここで、TDMA/TDD方式による送受信を行う
場合のフレーム構成について説明する。図2は、本実施
の形態におけるTDMA/TDD方式のフレーム構成を
示す図である。
【0020】本実施の形態におけるTDMA/TDD方
式では、5ミリ秒を1フレームとし、さらに1フレーム
を8スロットに分割して、第1スロット〜第4スロット
を下り(基地局→携帯電話機)通信専用のスロット(以
下、「下り専用スロット」という。)、第5スロット〜
第8スロットを上り(携帯電話機→基地局)通信専用の
スロット(以下、「上り専用スロット」という。)とし
て割り当てる(図2(a)参照)。第1スロット〜第4
スロットのいずれか一つの下り専用スロットと、その
2.5ミリ秒後に対応する上り専用スロット(第5スロ
ット〜第8スロットのいずれか)とが対応して一つのチ
ャネルを構成している。従って、下りスロットとして第
2スロットを用いている場合であれば、当該基地局への
上りスロットは第6スロットとなる(図2(b)参
照)。
【0021】なお、本実施の形態の携帯電話機では、シ
ンセサイザ回路を二つ(122A及び122B)備えて
いるので、前述の如く、隣接するスロット間(例えば第
2スロットと第3スロット)においても異なるキャリア
番号のチャネルを用いた送受信を行うことが可能である
(図2(b)参照)。即ち、シンセサイザ122Aによ
り第2スロットを受信している間(若しくはそれ以前)
にシンセサイザ122Bの生成周波数を安定化させるよ
うにすれば、第2スロットと第3スロットとの間でシン
セサイザを切り替えるだけで、第3スロットで別のチャ
ネルを受信することができるからである。これは他の隣
接スロット間においても同様である。
【0022】ここで、本実施の形態の携帯電話システム
において、各基地局は制御信号をCチャネルにおいて1
00ミリ秒(20フレーム)ごとに間欠送信しており、
また、隣接する基地局同士は20フレーム内の互いに異
なるタイムスロットを用いて制御信号を送信している。
従って、本実施の形態の携帯電話機において基地局の探
索を行う場合、100ミリ秒の間に最大80の基地局の
制御信号を受信することができることになる。
【0023】モデム部13は、無線部12とTDMA/
TDD部14との間で、π/4シフトQPSK(直交位
相変換)等による変調及び復調を行うモデムである。T
DMA/TDD部14は、TDMA/TDD方式による
時分割多重双方向通信の制御を行う。音声処理部15
は、マイク16、スピーカ17を介して入出力する音声
の音声符号化処理及び復号化処理や増幅等を行う。
【0024】制御部18は、ROM、RAMを備えてお
り、ROMに記録された各種プログラムを実行すること
により携帯電話機全体の制御を行う。本実施の形態の携
帯電話機は、ハンドオーバ動作において、CCH探索処
理、リンクチャネル確立処理、通話再開処理を行うが、
本実施の形態の制御部18は、CCH探索処理において
切り替え先として探索された基地局から割り当てられた
新たなTチャネルが所定の条件を満たすか否かを判定
し、当該所定の条件を満たす場合のみ通話再開処理(新
たなTチャネルへの接続処理)へと進むように制御を行
う。ここで、所定の条件とは、それまで通話していたT
チャネルによる通信を継続しながら通話再開処理を行う
ことができるか否かである。本実施の形態の携帯電話機
ではシンセサイザ回路を二つ備えているため、新たなT
チャネルのタイムスロットのタイミングと、切り替え前
の通話に用いていたTチャネルのタイムスロットのタイ
ミングとが重ならない場合に前記所定の条件が満たされ
ることになる。
【0025】制御部18は、当該条件を満たす場合にの
み、それまで通話していたTチャネルによる通信を継続
しながら通話再開処理を行うように制御することによ
り、当該処理を行っている区間の無音状態を解消するこ
とができる。制御部18は、タイミング発生部180、
メモリ181、比較判定部182、シンセサイザ制御部
183、CPU184、タイミング判定部185を含ん
でいる。
【0026】タイミング発生部180は、TDMA/T
DDのスロットタイミングを発生し、比較判定部18
2、シンセサイザ制御部183、CPU184、無線部
12、送受信切替部11に出力する。メモリ181は、
RSSI検出部124により随時検出される受信信号の
RSSIを記憶する。記憶されたRSSIは、Tチャネ
ルを用いた通話中においては、比較判定部182による
通信品質の監視に供され、CCH探索処理においては、
比較判定部182による切り替え先の基地局となり得る
か否かの判定に供される。また、CCH探索処理におい
て、切り替え先となり得る基地局が探索された場合、具
体的には、制御信号のRSSIが所定の閾値以上である
基地局が探索された場合には、当該基地局のCS−ID
とRSSIの値とが対応づけて格納される。
【0027】比較判定部182は、Tチャネルによる通
話中においては、メモリ181に記憶されているRSS
Iの値を所定の閾値と比較することにより、通信品質の
監視を行う。RSSIの値が所定の閾値を下回ると、そ
の旨を通知する信号をCPU184に出力し、この信号
を受けてハンドオーバ動作が開始される。また、比較判
定部182は、CCH探索処理においては、メモリ18
1に記憶されている基地局のRSSIの値を所定の閾値
と比較することにより、当該基地局が切り替え先の候補
となり得るか否かの判定を行う。RSSIの値が所定の
閾値以上であれば、当該基地局のCS−ID及びRSS
Iの値は、そのままメモリ181に記憶される。
【0028】シンセサイザ制御部183は、タイミング
発生部180から出力されたスロットタイミングに同期
して、シンセサイザ122A及び122Bに対して、キ
ャリア番号を指定した周波数切替指示を出力する。この
周波数切替指示の内容の制御はCPU184により行わ
れる。タイミング判定部185は、CCH探索処理にお
いて切り替え先の基地局として探索された基地局に対
し、リンクチャネル確立要求を行うことにより、新たに
割り当てられたTチャネルのスロットタイミングが、適
切なタイミングであるか否かを判定し、判定結果をCP
U184に通知する。新たに割り当てられたTチャネル
のスロットタイミングは、リンクチャネル確立処理にお
いて取得することができるため、当該タイミングが、切
り替え前の通話に用いていたTチャネルのスロットタイ
ミングと重ならない場合に、適切なタイミングであると
判定する。
【0029】この判定は、同一エリア内でのハンドオー
バ、局間ハンドオーバのいずれの場合であっても、リン
クチャネル確立処理において取得される絶対スロット番
号及び相対スロット番号から、新たなTチャネルでの通
話時のスロットタイミングを算出することができるの
で、算出されたタイミングと、切り替え前のスロットタ
イミングとを比較することにより実現することができ
る。なお、ここで「絶対スロット番号」とは、図2のフ
レーム構成図において下り専用スロットとしてどのタイ
ムスロットを用いるかを示す1から4までの数値であ
り、「相対スロット番号」とは、リンクチャネル割り当
てメッセージから2.5秒後のスロットを1番とした場
合の相対的なスロット番号である。
【0030】(2)制御部18の処理内容 次に、ハンドオーバ動作を行う際の制御部18の処理内
容について説明する。図3は、ハンドオーバ動作を行う
際の制御部18の処理内容を示すフローチャートであ
る。以下、図4のタイミング図等も参照して、制御部1
8の処理内容について詳細に説明する。
【0031】前述の如く、比較判定部182は、通話開
始時から、基地局との通信に用いているTチャネルの通
信品質として、RSSIの値を監視している。そして、
RSSIの値が所定の閾値を下回った場合、即ち通信品
質の劣化が検出された場合(S101:Yes)には、
その旨を通知する信号がCPU184に出力され、ハン
ドオーバ動作が開始される。ハンドオーバ動作において
は、まずCCH探索処理が実行される(S102)。
【0032】図5は、CCH探索処理の詳細な内容を示
すフローチャートである。同図に示されるように、CC
H探索処理では、シンセサイザ制御部183の制御によ
り、受信部123において受信すべきチャネルをCチャ
ネルに切り替える(S201)。次に、送受信切替部1
1を受信側として所定の期間(100*Nミリ秒の
間)、継続してCチャネルの受信を行うことにより(図
4参照)、基地局の探索を行う(S202)。即ち、こ
の場合に制御信号を受信できる基地局の数は、最大であ
る80となる。
【0033】ここで、本実施の形態の携帯電話機は、複
数のシンセサイザ(122A及び122B)を備えるこ
とにより、隣接したタイムスロットにおいてもチャネル
を切り替えて通信を行うことが可能であるから、切り替
え前の基地局を経由した通話を継続しながらCCH探索
処理を行うようにすることも可能である。具体的には、
シンセサイザ122Aの設定を切り替え前の基地局を経
由した通話に用いるTチャネルのキャリアに設定してお
き、シンセサイザ122Bの設定をCチャネルとする。
そして、元の基地局との通話に用いるタイムスロットの
タイミングにおいてのみ、シンセサイザ122Aを用い
て通話を行い、他のタイミングではシンセサイザ122
Bを用いて制御信号の受信を行うようにすることで、元
の基地局を経由した通話を継続しながらCCH探索処理
を行うようにすることができる。従って、この場合に
は、制御信号を受信できる基地局の数は60と減少する
ものの、CCH探索処理区間における無音状態をも解消
することが可能である。
【0034】さて、比較判定部182により、RSSI
の値が所定の閾値以上であると判定される基地局が存在
した場合には(S203:Yes)、当該基地局のCS
−ID及びRSSIの値がメモリ181に格納される
(S204)。さらに、所定の期間(100ミリ秒〜数
100ミリ秒)、CCH探索処理を実行することによ
り、全ての基地局の探索が終了したと判断された場合に
は(S205:Yes)、メモリ181に記憶されてい
る切り替え先候補の基地局について、RSSIの値が大
きい順にメモリ181内で整列して(S206)、CC
H探索処理を終了する。
【0035】なお、本実施の形態のCCH探索処理区間
内において、元の基地局を経由した通話を継続しない場
合には、CCH探索処理区間においては、送信処理は特
に行わない(図4参照)。従って、CCH探索処理区間
において、受信部123の受信チャネルはCチャネルに
切り替える必要があり、図4に示す実施の形態では、そ
の際に送信側もCチャネルに切り替えるようにしている
が(リンクチャネル確立要求を行う際には送信側もCチ
ャネルに切り替える必要がある。)、この時点では、送
信部121の送信チャネルについては切り替えなくても
かまわない。
【0036】一方、CCH探索処理区間内において、元
の基地局を経由した通話を継続させる場合には、CCH
探索処理区間における受信チャネルは切り替え前の基地
局を経由した通話に用いるTチャネルとしておくのが好
ましい。そのようにしておいてCCH探索処理の開始前
の通話と同一のタイミングで切り替え前の基地局への送
信を継続することにより、元の基地局を経由した通話を
継続させることが可能となるからである。なお、局間ハ
ンドオーバが実現した場合には、当該送信タイミング以
外においては、受信ゲートを開いて制御信号の受信を行
うようにしてもよい。
【0037】以上のように、CCH探索処理を終了する
と、図3のフローチャートに戻って、基地局が探索でき
たか否かの判断を行う(S103)。ここで、基地局が
探索できなかった場合とは、具体的には、制御信号を受
信した基地局の中でRSSIの値が所定の閾値以上であ
る基地局が存在しなかった場合を意味する。このような
場合(S103:Yes)の処理方法としては、種々の
方法が考えられるが、本実施の形態では、それまで通信
を行っていた元の基地局に復帰し、それまでと同様のT
チャネルを用いて通話を継続するようにしている(S1
04)。
【0038】基地局が探索できた場合(S103:N
o)には、探索された基地局に対するリンクチャネル確
立処理を行う。ここで、探索された基地局は一つの場合
も複数の場合もあり得るが、本実施の形態では、探索さ
れた基地局のうち、もっとも適切と考えられる基地局、
具体的にはRSSIの値がもっとも大きい基地局から順
にリンクチャネルの確立要求を出していき、Tチャネル
の割り当てを受けることができた場合、若しくはTチャ
ネルの割り当てを受けることができなかった場合でも所
定の条件を満たすに至った場合にリンクチャネル確立処
理を終了するようにしている。
【0039】図6は、本実施の形態におけるリンクチャ
ネル確立処理の詳細な内容を示すフローチャートであ
る。以下、図7のタイミング図も参照しながら、本実施
の形態におけるリンクチャネル確立処理について詳細に
説明する。図6に示されるように、リンクチャネル確立
処理では、まず変数kに1を設定する(S301)。こ
の変数の意味については後述する。
【0040】リンクチャネル確立処理を開始する時点で
は、受信部123の受信チャネルは既にCチャネルに切
り替えられているので(図7参照)、まず、k番目の基
地局の制御信号を受信し、当該制御信号のタイミングを
保持する(S302)。この変数kは、図5のフローチ
ャートのステップS206においてRSSIの値が大き
い順に整列された基地局の順番に対応しているものであ
る。最初に本ステップを通過する際には、kの値は1
(S301参照)であるから、1番目の基地局がリンク
チャネル確立要求の対象となる。なお、上記ステップS
206における整列は、1番目から順にRSSIの値が
大きい基地局となるように行われているものとする。
【0041】また、基地局のCCHの受信及びタイミン
グの保持は、以下に説明するように行われる。即ち、C
CH探索処理においては、順次制御信号の受信を続ける
とともに、それぞれの制御信号から基地局のCS−ID
を検出していく。なお、本実施の形態の携帯電話システ
ムでは、制御信号及び通信信号はそれぞれユニークワー
ド(以下、「UW」と表記する。)と呼ばれるビット配
列を含んでおり、制御信号のUWは32ビット、通信信
号のUWは16ビットであるため、制御信号の受信モー
ドに切り替える際には、32ビットのUWが検出可能と
なるように設定を変更する必要がある。
【0042】リンクチャネル確立処理を開始するに際
し、比較判定部182は、メモリ181からk番目の基
地局のCS−IDを取得しており、受信信号から検出さ
れたCS−IDと順次比較していく。受信信号からk番
目の基地局のCS−IDが取得されたと判定された場合
に、当該CCHの受信タイミングを保持する。以後、保
持されたタイミングに基づいて、当該基地局に対しリン
クチャネル確立要求を行う。
【0043】なお、リンクチャネル確立要求の対象とな
る基地局からの制御信号の送信が100ミリ秒(20フ
レーム)ごとに行われることから、本実施の形態では、
上記制御信号のタイミングの保持の後は、それまで通信
を行っていた元の基地局を経由した通話を継続させるよ
うにしている(図7参照、同図の例ではリンクチャネル
確立処理区間において最初に制御信号を受信した基地局
が、リンクチャネル確立処理の対象であった場合を図示
している。)。即ち、次にリンクチャネル確立処理の対
象基地局からの制御信号が受信できるまでの19フレー
ムにおいては、元の基地局を経由した通話を行うように
する。具体的には、リンクチャネル確立処理の対象とな
る基地局となる制御信号を受信した後は、受信部123
の受信チャネルを元の基地局との通信に用いていたTチ
ャネルに切り替えることにより(図7下段参照)、下り
通信スロットにおいて元の基地局との通話を継続させ
る。なお、この場合には上記UWの検出モードを32ビ
ットから16ビットに切り替える。
【0044】次に、上り通信スロットにより、対象とな
る基地局に対してリンクチャネル確立要求を行う(S3
03)。リンクチャネル確立要求を行うタイミングは、
ステップS302で保持されたタイミングから2.5+
5*R(ミリ秒)後とする。ここでRは、当該処理を行
うために生成する乱数であり、1から18までのいずれ
かの整数である。リンクチャネル確立要求を行った後
は、タイマtを起動しておく(S304)。
【0045】また、リンクチャネル確立要求は、送信部
121の送信チャネルを制御チャネルに切り替えた後に
所定の制御信号を基地局に対して送信することにより行
う。本実施の形態では、CCH探索処理を開始する際
に、受信チャネル及び送信チャネルの両方を制御チャネ
ルに切り替えているため、ここでのチャネル切替は不要
であるが、CCH探索処理区間内においても、元の基地
局を経由した通話を継続する場合には、適切なタイミン
グでチャネルの切り替えを行う必要がある。
【0046】なお、リンクチャネル確立要求を行った後
は、上り通信スロットについても、元の基地局との通信
を継続させるため、送信チャネルを元のTチャネルに切
り替える(図7下段参照)。以後、当該基地局からTチ
ャネルの割り当てを受けることができなかった場合や、
割り当てられた新たなTチャネルのスロットタイミング
が、本実施の形態における前述の所定の条件に適合しな
かった場合等のように、再度リンクチャネル確立要求を
行う必要が生じるまでは、元の基地局を経由して、その
ままTチャネルを用いた通話を継続することができる。
【0047】一方、受信部123では、間欠送信されて
いる基地局の制御信号を再度受信すべく、受信部123
の受信チャネルをCチャネルに切り替え、UW32ビッ
トのモードに切り替える処理を、ステップS302にて
保持されたタイミングから100ミリ秒毎に行う。携帯
電話機側からリンクチャネル確立要求を行っても、基地
局側から直後に送信される制御信号においてリンクチャ
ネルの割り当てが受けられるとは限らない場合もあるこ
とから、所定の期間だけ間欠送信されている制御信号の
受信を行い、所定期間受信の後にTチャネルの割り当て
を受けられない場合に、当該基地局からのTチャネルの
割り当てを受けることができなかったものと判定するこ
とにしたものである。
【0048】なお、本実施の形態では、Tチャネルの割
り当てを受けられた場合(S305:Yes)には、割
り当てられたTチャネルが適切であるか否かの判定を行
う(S306)。ここで、割り当てられたTチャネルが
適切であるか否かの判定においては、当該チャネルを用
いて通話再開処理を行うに際して、切り替え前の基地局
を経由した通話を継続しながら、並行して通話再開処理
を行うことができるか否かが基準となる。より具体的に
は、切り替え前の基地局を経由した通話に用いていたタ
イムスロットと、新たに割り当てられたTチャネルのタ
イムスロットとが、並行して利用できる関係にあるか否
かが問題となる。本実施の形態の携帯電話機は二つのシ
ンセサイザ回路122A及び122Bを備えているた
め、割り当てられた新たなTチャネルのスロットタイミ
ングと、元の基地局を経由した通話に用いていたタイム
スロットのスロットタイミングとが異なっていれば、割
り当てられたTチャネルは適切であると判定される。
【0049】なお、例えばシンセサイザ回路を一つしか
備えていない場合を仮定すると、このステップの判定に
おいては、新たなTチャネルのスロットタイミングと、
元の基地局を経由した通話に用いていたTチャネルのス
ロットタイミングとが、間に1スロットをはさんだ関係
にある場合(例えば、元のTチャネルにおいて用いられ
ていたスロットが図2における第1スロットである場合
には、新たなTチャネルにおけるスロットが第3スロッ
トである場合)に新たなチャネルが適切であると判定さ
れることとなる。シンセサイザ回路を一つしか備えてい
ない場合には、当該シンセサイザ回路により生成される
周波数を安定化させるまでのロック時間を考慮する必要
があるからである。
【0050】なお、新たに割り当てられたTチャネルの
スロットタイミングがどのタイミングであるかの判断に
ついては、タイミング判定部185の処理内容として説
明したように、例えば、次のような方法が考えられる。
即ち、同一エリア内でのハンドオーバ、局間ハンドオー
バのいずれの場合であっても、絶対スロット番号及び相
対スロット番号を用いて算出された新たなTチャネルの
スロットタイミングから判断することができる。
【0051】新たに割り当てられたTチャネルが適切で
あると判定された場合(S306:Yes)には、リン
クチャネル確立処理は終了して、図3のフローチャート
へと戻る。ここで、リンクチャネル確立要求を出してか
ら最初の制御信号の受信でTチャネルの割り当てを受け
られなかった場合には(S305:No)、タイマtの
値が予め定められた制御信号の最大受信期間Tに到達し
たか否かを判定するようにしている(S307)。Tの
値としては1.2秒程度に設定しておく。これは、例え
ばRCR STD−28で規定されているものである。
【0052】最大受信期間Tに達していない場合(S3
07:No)には、ステップS305へと戻って制御信
号の再度の受信を行う。なお、制御信号の再度の受信を
行うまでの19フレームの間に関しても、上記に説明し
たような方法により通話を継続させることが可能であ
る。制御信号の最大受信期間Tだけ受信を行ってもTチ
ャネルの割り当てを受けることができない場合(S30
7:Yes)には、当該基地局からのTチャネル割り当
てを受けられなかったものと判断し、変数kの値に1を
加算する(S308)。さらに、変数kの値が、切り替
え先の候補として探索された基地局の総数nを超えた
か、又はリンクチャネル確立要求を行うべき基地局の最
大数mを超えたか否かを判定し(S309)、超えてい
れば(S309:Yes)、リンクチャネル確立を行え
ないままリンクチャネル確立処理を終了して、図3のフ
ローチャートへと戻る。ステップS309の判定結果が
Noである場合には、ステップS302へと戻り、元の
基地局を経由した通話を継続しつつ、別の基地局に対し
て再度リンクチャネル確立要求を行う。なお、ステップ
S306において、割り当てられた新たなTチャネルが
適切でないと判断された場合には(S306:No)、
本実施の形態では、ステップS308へと進み、変数k
の値を加算するようにしている。ただし、この場合は、
ステップS303へと進み、再度同一の基地局にリンク
チャネル確立要求を行うようにしてもよいし、ステップ
S307へと進み、制御信号の最大受信期間Tに達する
までは、再度同一の基地局からのチャネルの割り当てを
待つようにしてもよい。
【0053】リンクチャネル確立処理を終了すると、図
3のフローチャートに戻って、切り替え先のTチャネル
の割り当てを受けることができたか否かを判定する(S
106)。なお、割り当てられたチャネルが全て適切で
なかった場合等には、割り当てを受けることができなか
った場合と同様に取り扱う。即ち、適切なTチャネルの
割り当てを受けることができなかった場合には、元の基
地局に復帰して通話を継続する(S104)。Tチャネ
ルの割り当てを受けられた場合には(S106:Ye
s)、通話再開処理へと進む(S107)。
【0054】図8は、通話再開処理の詳細な内容を示す
フローチャートである。なお、図4及び図7のタイミン
グ図に示された通話再開処理区間の信号の形状は、新た
に割り当てられたTチャネル(以下、「新TCH」と表
記する。)のタイムスロットが、それまで用いていたT
チャネル(以下、「旧TCH」と表記する。)のタイム
スロットよりも一つ後のタイミングであって両者が隣接
している場合の例を図示したものである。
【0055】通話再開処理においては、例えばシンセサ
イザ122Aを旧TCHに固定し、シンセサイザ122
Bを新TCHに固定する。そして、旧TCHのタイムス
ロットと新TCHのタイムスロットとのタイミングに合
わせて二つのシンセサイザ間の切替を行うことにより、
当該二つのTチャネルをそれぞれ用いた通信を並行して
行うことができる。即ち、旧TCHを用いた通話を継続
しながら、新TCHを用いて切り替え先の基地局との接
続処理(同期処理、所定のメッセージ交換等)を行うこ
とができ、もってハンドオーバ時の無音状態を短くする
(CCH探索処理区間においても、元の基地局を経由し
た通話を継続する場合には、無音状態を解消する)こと
ができる。
【0056】図8のフローチャートに戻って、通話再開
処理では、上記したようなシンセサイザ122の切り替
え処理を行いつつ、切り替え先の基地局との接続処理を
行う。具体的には、まず新TCHのU波の測定を行う
(S401)。ここで、U波とは、当該スロットの妨害
波を意味する。従って、U波の測定値が所定値よりも大
きい場合には所定の処理を行う必要があるが、ここでは
U波による問題は生じないものとする。
【0057】また、ステップS403からS408まで
は、切り替え先の基地局との接続処理(同期処理及びメ
ッセージ交換処理)を表しているが、この間の処理につ
いては、既述のようにシンセサイザの切り替えを行いな
がら、旧TCHにおける通話と並行して実行する以外
は、標準規格に準拠した公知の処理であるので、ここで
の詳細な説明は省略する。
【0058】なお、局間ハンドオーバが発生した場合に
は、S403以下の処理、即ち新たなTチャネルとの同
期処理に先だって、局間ハンドオーバの際に必要な処理
(基地局側での回線切り替え処理等)が行われることと
なるが(図7、通話再開処理の最初の点線部分)、それ
らの具体的な処理内容に関してもここでの詳細な説明は
省略する。ただし、当該部分においては、元の基地局を
経由した通話は継続しているため、局間ハンドオーバが
発生した場合においても無音区間は生じない。
【0059】以上の処理を終了すると、ハンドオーバ先
の基地局に通話が移行し(S409)、元の基地局との
通信が切断されて(S410)、通話再開処理が終了す
る。以上によりハンドオーバ動作が終了し、新たな基地
局との間で通話が再開する(図3参照)。以上に説明し
たように、本実施の形態のようなハンドオーバ動作を行
うことによって、無音状態となるのは、局間ハンドオー
バが実施された場合においても、CCH探索処理区間の
100〜数100ミリ秒のみとなる。また、上記したよ
うに、CCH探索処理区間においても元の基地局を経由
した通話を継続させるようにすれば、無音状態を解消す
ることも可能となる。なお、本実施の形態ではリンクチ
ャネル確立処理区間においても無音状態を避けるように
したが、当該区間において無音状態が生じることを許容
した場合でも、最大1秒程度の無音状態が生じるのみで
あるので、ハンドオーバ時の無音状態を短くするという
効果は得られるものと考えられる。
【0060】<変形例>以上、本発明の実施の形態につ
いて説明したが、本発明の内容が、上記実施の形態に示
された具体例に限定されないことは勿論であり、例え
ば、以下のような変形例を考えることができる。 (1)上記実施の形態においては、CCH探索処理にお
いて切り替え先の基地局が探索されなかった場合、若し
くは、切り替え先の基地局が探索できても、リンクチャ
ネル確立処理において適切なTチャネルの割り当てを受
けることができなかった場合には元の基地局に復帰し、
その直後に再度ステップS101の判定を行うようにし
ていた(図3、S104及びS101参照)。しかしな
がら、一旦通信品質の劣化が検出され、ハンドオーバ動
作を一度実行したような状況であれば、ステップS10
4において元の基地局に復帰しても、直後にステップS
101の判定を実行したのでは、再度同様の判定結果と
なる可能性が極めて大きく、また、再度ハンドオーバ動
作を実行しても、先の場合と同様に、切り替え先の基地
局が探索できないか、若しくは、新たなTチャネルの割
り当てを受けることができないという結果に終わる可能
性も大きいため、処理効率としては悪いものとなる可能
性もある。
【0061】従って、例えば以下のような工夫をするこ
とが考えられる。即ち、一度ハンドオーバを行いステッ
プS104を通過して元の基地局に復帰した際にタイマ
を起動する。以後、当該タイマがカウント終了するまで
は、ステップS101において通信品質の劣化が検出さ
れたとしてもハンドオーバ処理を開始しないこととし、
当該元の基地局との通話を継続するようにする。タイマ
のカウント値としては例えば固定値として数秒から数1
0秒程度に設定することが考えられるが、可変とするこ
とも可能である。具体的には、直前にハンドオーバ処理
が成功した際にCCH探索処理で探索された基地局の数
に基づき、探索された基地局の数が少なかったような場
合にはタイマのカウント値を小さくするようにしてもよ
い。
【0062】(2)さらに、本実施の形態では、CCH
探索処理区間においても、切り替え前の基地局を経由し
た通話を継続させることができる旨を説明したが、この
場合には、20フレームの間に制御信号を受信できる基
地局の数が、最大である80から60に減少することに
なる。従って、例えばCCH探索処理において基地局の
探索ができなかった場合や(図3、S103:No)、
適切なTチャネルの割り当てを受けることができなかっ
た場合などには、当該限定を外し、全ての基地局を探索
の対象として再度CCH探索処理を行うようにしてもよ
い。
【0063】(3)また、ステップS104を通過して
元の基地局に復帰した場合には、復帰した回数をカウン
トしておくようにしてもよい。このようにしておけば、
当該カウント値が増加する毎に、CCH探索処理におい
て基地局探索を行う時間を長くしたり、CCH探索処理
においてCCH探索に用いる所定の閾値を低くしたりす
ることもできる。
【0064】(4)本実施の形態では、CCH探索処理
において探索された基地局のCS−IDとRSSIの値
とを対応づけてメモリ181に記憶するようにしたが、
基地局が探索された場合に当該探索されたタイミングを
メモリ181に記憶しておくようにしてもよい。そのよ
うにすれば、リンクチャネル確立処理(図6参照)のス
テップS302において、一度制御チャネルを受信して
タイミングを保持することなく直接リンクチャネル確立
要求を行うことも可能となるからである。
【0065】(5)また、上記実施の形態では、シンセ
サイザ122を二つ備える場合について特に詳細に説明
したが、実施の形態でも簡単に説明したようにシンセサ
イザを一つしか備えていない場合でも、通話再開処理区
間における無音状態を解消することは可能である。スロ
ットタイミングとして、元の基地局を経由した通話に用
いていたタイムスロットのタイミングと、新たに割り当
てられたタイムスロットのタイミングとの間にシンセサ
イザ122の周波数切り替えに要するロック時間を確保
できる場合にのみ、通話再開処理へと進むようにすれば
よいからである。ただし、この場合はCCH探索処理区
間における無音状態を解消することはできない。CCH
探索処理区間において、元の基地局を経由した通話を継
続しつつ、上記ロック時間を確保しながら制御信号の受
信を行うようにした場合、タイムスロットの構造上、上
記の条件を満たす新たなTチャネルの割り当てを受ける
ことはできないからである。
【0066】(6)さらに本実施の形態では、本発明の
携帯電話機を、いわゆる第二世代コードレス電話システ
ム(PHSシステム)に適用する場合について詳細に説
明したが、ハンドオーバ時に、元の基地局を経由する通
信を継続しながらハンドオーバ処理を行うに際し、新た
に割り当てられたTチャネルを取捨する本発明の骨子
は、他のコードレス電話システムに適用することも可能
である。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る携帯電話機
によれば、切り替え先として探索された基地局から割り
当てられた新たなTチャネルのタイムスロットと、現在
通信中のTチャネルのタイムスロットとが、当該子機に
おいて同時に通信可能であるか否かを判定し、同時に通
信可能である場合に前記新たなTチャネルへの接続処理
を行うとともに、接続処理の間、前記現在通信中のTチ
ャネルにおける通信を継続させるので、当該接続処理の
間に無音状態となることを防止でき、従ってハンドオー
バ動作を行う際の無音状態を短くすることができるとい
う効果がある。
【0068】また、現在通信中のTチャネルのタイムス
ロットと重ならないタイミングのタイムスロットを用い
て制御信号を送信している基地局の中から、切り替え先
の基地局を探索し、切り替え先の基地局を探索する間
も、現在通信中のTチャネルのタイムスロット及び新た
なTチャネルのタイムスロットのそれぞれに対応する周
波数シンセサイザを切り替える制御を行うことにより、
現在通信中のTチャネルにおける通信を継続させるよう
にとすれば、現在通信中のTチャネルを用いた通信を継
続させながら、新たな基地局の探索処理を行うことがで
き、従って、結果としてハンドオーバ時の無音状態を解
消することも可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における携帯電話機の全体
構成を示す図である。
【図2】(a)、(b)とも、TDMA/TDD方式に
おけるフレーム構成を示す図である。
【図3】ハンドオーバ動作を行う際の制御部18の処理
内容を示すフローチャートである。
【図4】ハンドオーバ動作について説明するためのタイ
ミング図である。
【図5】CCH探索処理の詳細な内容を示すフローチャ
ートである。
【図6】リンクチャネル確立処理の詳細な内容を示すフ
ローチャートである。
【図7】リンクチャネル確立処理について説明するため
のタイミング図である。
【図8】通話再開処理の詳細な内容を示すフローチャー
トである。
【図9】従来の携帯電話機におけるハンドオーバ処理に
ついて説明するためのタイミング図である。
【符号の説明】
10 アンテナ 11 送受信切替部 12 無線部 121 送信部 122A,122B シンセサイザ 123 受信部 124 RSSI検出部 13 モデム部 14 TDMA/TDD部 15 音声処理部 16 マイク 17 スピーカ 18 制御部 180 タイミング発生部 181 メモリ 182 比較判定部 183 シンセサイザ制御部 184 CPU 185 タイミング判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 優 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA23 CC05 EE02 EE10 EE71 HH01 JJ35 JJ39

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドオーバ機能を有し、時分割多重通
    信を行う携帯電話機であって、 ハンドオーバ開始時に、切り替え先の基地局を探索する
    探索手段と、 前記探索手段により探索された基地局に通信チャネルの
    割り当てを要求することにより、新たな通信チャネルの
    割り当てを受ける要求手段と、 新たな通信チャネルのタイムスロットと、現在通信中の
    通信チャネルのタイムスロットとが、当該携帯電話機に
    おいて同時に通信可能であるか否かを判定する判定手段
    と、 前記判定手段により可能であると判定された場合に、前
    記新たな通信チャネルへの接続処理を行う接続手段と、 前記接続手段による接続処理の間、前記現在通信中の通
    信チャネルにおける通信を継続させる通信制御手段とを
    含むことを特徴とする携帯電話機。
  2. 【請求項2】 前記携帯電話機は、局部発振信号を生成
    する二つの周波数シンセサイザを備え、 前記判定手段は、 前記新たな通信チャネルのタイムスロットと、前記現在
    通信中の通信チャネルのタイムスロットとが、互いに重
    ならないタイミングにあるか否かを判定し、 前記周波数シンセサイザの一方は前記新たな通信チャネ
    ルに対応し、前記周波数シンセサイザの他方は前記現在
    通信中の通信チャネルに対応し、 前記通信制御手段は、前記接続処理の間、前記現在通信
    中の通信チャネルのタイムスロット及び前記新たな通信
    チャネルのタイムスロットのそれぞれの区間において対
    応する周波数シンセサイザを選択する制御を行うことを
    特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
  3. 【請求項3】 前記探索手段は、 現在通信中の通信チャネルのタイムスロットと重ならな
    いタイミングのタイムスロットを用いて制御信号を送信
    している基地局の中から、切り替え先の基地局を探索
    し、 前記通信制御手段はさらに、 前記探索手段が切り替え先の基地局を探索する間も、前
    記現在通信中の通信チャネルのタイムスロット及び前記
    新たな通信チャネルのタイムスロットのそれぞれに対応
    する周波数シンセサイザを切り替える制御を行うことに
    より、前記現在通信中の通信チャネルにおける通信を継
    続させることを特徴とする請求項2に記載の携帯電話
    機。
  4. 【請求項4】 前記携帯電話機は、局部発振信号を生成
    する一つの周波数シンセサイザを備え、 前記判定手段は、 前記新たな通信チャネルのタイムスロットと、前記現在
    通信中の通信チャネルのタイムスロットとが、前記周波
    数シンセサイザの周波数切り替えに要するロック時間以
    上の時間間隔をおいているか否かを判定し、 前記通信制御手段は、 前記接続処理の間、前記現在通信中の通信チャネルのタ
    イムスロット及び前記新たな通信チャネルのタイムスロ
    ットのそれぞれに対応する局部発振周波数で発振するよ
    うに前記周波数シンセサイザの周波数切り替えを制御す
    ることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
  5. 【請求項5】 前記要求手段は、 前記判定手段により可能でないと判定された場合に、前
    記探索手段により探索された他の基地局に通信チャネル
    の割り当てを要求することを特徴とする請求項1から4
    のいずれかに記載の携帯電話機。
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