JPWO2003019971A1 - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

1または複数の端末局(1C)との間で無線通信可能な1または複数の第1基地局(2)が、基幹ネットワークである第1の通信回線に接続される。また、1または複数の第2基地局(3)が、ローカルエリアネットワークである第2の通信回線に接続され、第1基地局(2)との間で制御情報に関する無線通信を行い、端末局(1)との間でデータに関する無線通信を行う。そして、第1の通信回線に接続されたサービス制御局(4)が、第2基地局(3)にアクセスした端末局(1)を第1基地局(2)を介して管理する。

Description

技術分野
本発明は、端末局と基地局との間の無線通信を行い、無線通信サービスを提供する無線通信システムおよび無線通信方法、並びに、それらに使用する基地局に関するものである。
背景技術
従来、端末局と基地局との間の無線通信を行い、無線通信サービスを提供する無線通信システムとしては、移動体電話機を端末局としたセルラー方式の移動体通信システムなどがある。移動体通信システムとしては、PHS(Personal Handyphone System)、PDC(Personal Digital Cellular)、W−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式などがある。
このような移動体通信システムは、無線アクセス技術、有線ネットワーク技術、および回線使用に対する課金や端末局の管理などのサービス制御技術に基づいてサービスを提供する。
一例として、移動体通信システムの1つであるPHSについて説明する。なお、PHSは、日本で実施されているTDMA−TDD(Time Division Multiple Access−Time Division Duplex)方式の既存の移動体通信システムである。第7図は、PHSの構成を示すブロック図である。第8図は、PHSで使用されるフレームフォーマットを示す図である。第9図は、PHSの制御チャネルを示すタイミングチャートである。
第7図において、端末局1Cは、例えばPHS電話機といった端末装置である。また、基地局102は、自己のセル内の1または複数の端末局1Cと無線通信を行うとともに、基幹ネットワークであるISDN(Integrated Services Digital Network)網L1に接続された装置である。なお、第7図では、基地局102は1台のみ記載しているが、実際には、複数の基地局102が設けられ、ISDN網L1を介して互いに接続される。
また、サービス制御局104は、基地局102が接続されているISDN網L1に接続され、端末局1Cの位置登録、基地局102での回線の使用量に基づく課金などの処理を行う装置である。
PHSでは、その無線リンク部分において、1フレームが5ミリ秒で伝送され、第8図に示すように、1フレームは、8つのスロットSL1〜SL8に分割され、4つのスロットSL1〜SL4が上り回線に使用され、残りの4つのスロットSL5〜SL8が下り回線に使用される。各4つのスロットのうちの1つのスロットSL2,SL6が、セル内のすべての端末局1Cにより制御チャネルCCHに使用される。そして、残りのスロットSL1,SL3,SL4,SL5,SL7,SL8のうちの各組のスロット(SL1,SL5),(SL3,SL7),(SL4,SL8)が、1台の端末局1Cの通信チャネルTCH1,TCH2,TCH3にそれぞれ使用される。
また、制御チャネルCCHには、第9図に示すように、報知チャネルBCCH、個別セルチャネルSCCH、一斉呼び出しチャネルPCHなどがあり、これらが所定のスロットSL2,SL6に所定の順番で繰り返し割り当てられる。
通信チャネルは、端末局1Cへの着信や端末局1Cからの発信が発生した際に、その時点で空いているスロットに割り当てられる。なお、着信の際の着信情報は、一斉呼び出しチャネルPCHを介して基地局102から端末局1Cへ送信される。そして、個別セルチャネルSCCHを介して、チャネル確立要求が端末局1Cから基地局102へ送信され、チャネル割り当てが基地局102から端末局1Cへ送信された後、両者で無線通信が確立される。
なお、ここでは、既存の無線通信システムの一例としてPHSについて説明したが、他の無線通信システムでも、基地局102と端末局1Cとの間で無線通信が行われる。
一般に、既存の無線通信システムでは、端末局1Cと基地局102との無線通信における回線容量は、その規格により決められている。例えば、PDCにおけるデータ通信の回線容量は9.6kbpsであり、PIAFS(PHS Internet Access Forum Standard)規格によるデータ通信の回線容量は、32kbpsまたは64kbpsである。
その一方で、電子機器の進歩に伴って電子機器の処理能力は日々向上しているため、処理可能なデータの量も増加しており、通信システムにおける通信容量拡大の要求は高まりつつある。
しかしながら、通信容量を拡大するためには、既存の無線通信システムとは独立して新規の無線通信システムを構築したり、既存の無線通信システムに使用される基地局102および端末局1Cの両者の大幅な仕様変更が必要であり、それに伴う装置の新設、交換などに多くのコストを要する。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、既存の無線通信システムの設備を活用しつつ安価で通信容量を拡大することができる無線通信システムおよび無線通信方法、並びに、その無線通信システムで使用される基地局を得ることを目的とする。
発明の開示
本発明の無線通信システムは、基幹ネットワークである第1の通信回線に接続され、1または複数の端末局との間で無線通信可能な第1基地局と、ローカルエリアネットワークである第2の通信回線に接続され、第1基地局との間で制御情報に関する無線通信を行い、その端末局との間でデータに関する無線通信を行う第2基地局と、第1の通信回線に接続され、第1基地局にアクセスした端末局を管理するとともに、第2基地局にアクセスした端末局を第1基地局を介して管理するサービス制御局とを備える。
これにより、既存の無線通信システムの設備を活用しつつ安価で通信容量を拡大することができる。
さらに、本発明の無線通信システムは、上記発明の無線通信システムに加え、第2基地局が各端末局との無線通信での回線使用量をそれぞれ第1基地局に送信し、第1基地局が第2基地局からの各端末局の回線使用量をそれぞれサービス制御局に送信し、サービス制御局が各端末局の回線使用量に基づいて各端末局の課金管理を行うようにしたものである。
これにより、端末局による第1基地局の利用に対する課金管理をするサービス制御局により、端末局による第2基地局の利用に対する課金管理も行うことができ、新たに別のサービス制御局を設ける必要がなく、高速な無線通信サービスを提供する無線通信システムを安価で実現することができる。
さらに、本発明の無線通信システムは、上記各発明の無線通信システムに加え、第1基地局がTDMA方式の無線通信を実行し、第2基地局が、第1基地局の制御チャネルに基づいて第1基地局による無線通信のフレームに同期するフレームパルス信号を生成し、そのフレームパルス信号に同期して端末局との無線通信を実行するようにしたものである。
これにより、第2基地局と端末局との間の無線通信の同期のための回路の規模を小さくすることができる。すなわち、第1基地局と端末局との間の無線通信の同期と独立して第2基地局と端末局との間の無線通信の同期のための回路を第2基地局および端末局に別途設ける場合に比べ、回路規模が小さくなる。
さらに、本発明の無線通信システムは、上記各発明の無線通信システムに加え、第2基地局が、1つの端末局に対して1つの周波数帯域を割り当て、フレーム内の通信チャネル用の全スロットをその端末局に割り当てて、その端末局との間で第1基地局に同期したTDMA方式の無線通信を実行するようにしたものである。
これにより、PHS基地局などのように第1基地局がTDMA方式の無線通信を実行する場合に、第2基地局により簡単にTDMA方式で回線容量を増加させることができる。
さらに、本発明の無線通信システムは、上記各発明の無線通信システムに加え、第1基地局として、既存のセルラー式移動体通信システムの基地局を使用するものである。
これにより、第2基地局およびそれらを接続するローカルエリアネットワークを既存のセルラー式移動体通信システムに追加することで、この無線通信システムを安価で実現できる。
さらに、本発明の無線通信システムは、上記各発明の無線通信システムに加え、第2基地局が、端末局に対する自己の識別子として基地局識別子を有し、第1基地局に対する自己の識別子として、第1基地局に収容可能な端末局の端末局識別子を有するようにしたものである。
これにより、既存のセルラー式移動体通信システムの第1基地局の機能に変更をほとんど加えることなく、より安価でこの無線通信システムを実現できる。
さらに、本発明の無線通信システムは、上記各発明の無線通信システムに加え、第2基地局が、自己にアクセスした端末局の制御情報を、第1基地局が端末局との間で制御情報を送受するための制御チャネルを介して、第1基地局との間で送受するようにしたものである。
これにより、第1基地局と第2基地局との間にチャネルを別途開設する必要がなく、また、第1基地局の機能に変更をほとんど加えることなく、より安価でこの無線通信システムを実現できる。
さらに、本発明の無線通信システムは、上記各発明の無線通信システムに加え、端末局が第2基地局および第1基地局を介してサービス制御局に位置登録されるようにしたものである。
これにより、第1基地局に直接アクセスできない場合でも、第2基地局にアクセスできれば、端末局がこの無線通信システムを利用可能になり、より確実に高速な無線通信サービスをユーザに提供することができる。
さらに、本発明の無線通信システムは、上記各発明の無線通信システムに加え、第2基地局が接続されるローカルエリアネットワークをイーサネット(商標)網としたものである。
これにより、イーサネット用のネットワークインタフェースは安価で入手可能であるので、この無線通信システムを安価で実現することができる。
本発明の基地局は、別の無線通信システムの基地局および1または複数の端末局と無線通信を行う無線通信部と、ローカルエリアネットワークに接続されたネットワークインタフェース部と、無線通信部を制御して、無線通信部と無線通信を行う端末局の制御情報を、別の無線通信システムの基地局を介して別の無線通信システムのサービス制御局へ送信させる制御部とを備える。
これにより、既存の無線通信システムの設備を活用しつつ安価で通信容量を拡大する無線通信システムを実現することができる。
さらに、本発明の基地局は、上記発明の基地局に加え、制御部が、各端末局との無線通信での回線使用量をそれぞれ別の無線通信システムの基地局に送信し、サービス制御局に各端末局の回線使用量に基づいて各端末局の課金管理を行わせるようにしたものである。
これにより、別の無線通信システムの基地局の利用に対する課金管理をするサービス制御局により、端末局によるこの基地局の利用に対する課金管理も行わせることができ、新たに別のサービス制御局を設ける必要がなく、この基地局の属する無線通信システムを安価で実現することができる。
さらに、本発明の基地局は、上記各発明の基地局に加え、別の無線通信システムが提供するTDMA方式の無線通信の制御チャネルに基づいて別の無線通信システムの無線通信におけるフレームに同期するフレームパルス信号を生成するフレームパルス生成部を備え、無線通信部がフレームパルス生成部により生成されたフレームパルス信号に同期して端末局との無線通信を実行するようにしたものである。
これにより、この基地局と端末局との間の無線通信の同期のための回路の規模を小さくすることができる。すなわち、別の無線通信システムから独立してこの基地局と端末局との間の無線通信の同期のための回路をこの基地局および端末局に別途設ける場合に比べ、回路規模が小さくなる。
さらに、本発明の基地局は、上記各発明の基地局に加え、無線通信部が、1つの端末局に対して1つの周波数帯域を割り当て、フレーム内の通信チャネル用の全スロットをその端末局に割り当てて、その端末局との間で、別の無線通信システムに同期したTDMA方式の無線通信を実行するようにしたものである。
これにより、PHS基地局などのように別の無線通信システムの基地局がTDMA方式の無線通信を実行する場合に、この基地局によりTDMA方式で簡単に回線容量を増加させることができる。
さらに、本発明の基地局は、上記各発明の基地局に加え、無線通信部が、端末局に対する自己の識別子として基地局識別子を有し、別の無線通信システムの基地局に対する識別子として、既存のセルラー式移動体通信システムである別の無線通信システムの端末局識別子を有するものである。
これにより、既存のセルラー式移動体通信システムの基地局の機能に変更をほとんど加えることなく、この基地局の属する無線通信システムをより安価で実現できる。
さらに、本発明の基地局は、上記各発明の基地局に加え、無線通信部が、アクセスしてきた端末局の制御情報を、別の無線通信システムの制御チャネルを介して、既存のセルラー式移動体通信システムである別の無線通信システムの基地局との間で送受するようにしたものである。
これにより、この基地局と既存のセルラー式移動体通信システムの基地局との間にチャネルを別途開設する必要がなく、また、既存のセルラー式移動体通信システムの基地局の機能に変更をほとんど加えることなく、この基地局の属する無線通信システムをより安価で実現できる。
さらに、本発明の基地局は、上記各発明の基地局に加え、制御部が、無線通信部を制御し、アクセスしてきた端末局の制御情報を別の無線通信システムの基地局へ送信してサービス制御局に位置登録させるようにしたものである。
これにより、別の無線通信システムの基地局に直接アクセスできない場合でも、この基地局にアクセスできれば、高速な無線通信サービスをユーザに提供することができる。
さらに、本発明の基地局は、上記各発明の基地局に加え、ローカルエリアネットワークとしてイーサネット網を使用可能としたものである。
イーサネット用のネットワークインタフェースは安価で入手可能であるので、これにより、安価でこの基地局を実現することができる。
本発明の無線通信方法は、基幹ネットワークに接続された第1基地局を介してその基幹ネットワークに接続されたサービス制御局に端末局の位置登録をするステップと、ローカルエリアネットワークに接続された第2基地局と端末局との間で無線通信を行うステップと、第2基地局と端末局との間の無線通信での回線使用量を、第2基地局からサービス制御局へ第1基地局を介して送信するステップとを備える。
これにより、既存の無線通信システムの設備を活用しつつ安価で通信容量を拡大することができる。
さらに、本発明の無線通信方法は、上記発明の無線通信方法に加え、第1基地局および第2基地局を介してサービス制御局に端末局の位置登録をするようにしたものである。
これにより、第1基地局に直接アクセスできない場合でも、第2基地局にアクセスできれば、端末局がこの無線通信システムを利用可能になり、より確実に高速な無線通信サービスをユーザに提供することができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
第1図は、本発明の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。第1図において、端末局1は、第2基地局3と無線通信を行う移動体電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、コンピュータなどといった装置である。なお、端末局1が第1基地局2の制御チャネルを介して制御情報を送受することができるようにしてもよい。その場合には、第1基地局2に直接アクセスして位置登録が可能となる。
また、第1基地局2は、PHSなどの既存無線通信システム11の基地局である。なお、既存無線通信システム11がPHSである場合、第1基地局2は、TDMA−TDD方式で無線通信を行う。
また、第2基地局3は、インターネットINに接続された新設無線通信システム12の基地局であって、端末局1に高速な無線データ通信サービスを提供する基地局である。
なお、第1図では、第1基地局2および第2基地局3はそれぞれ1台のみ記載しているが、実際には、複数の第1基地局2および複数の第2基地局3が設けられ、複数の第1基地局2はISDN網L1を介して互いに接続され、複数の第2基地局3はイーサネット網L2を介して互いに接続される。また、第2基地局3は、対応する第1基地局2のセル内に設置される。その際、第2基地局3を第1基地局2と同一の場所に設置するようにしても勿論よい。ただし、第1基地局2と第2基地局3を常に一対一に対応させる必要はない。
さらに、この第2基地局3は、端末局1に対する自己の識別子として基地局識別子CS−IDを有するとともに、第1基地局2に対する自己の識別子として、第1基地局2に収容可能な端末局1C,1としての端末局識別子PS−IDを有する。
また、サービス制御局4は、既存無線通信システム11のサービス制御局であって、端末局1Cおよび端末局1について位置登録や課金を管理する装置である。
また、ゲートウェイ6は、新設無線通信システム12をインターネットINに接続する装置である。
すなわち、新設無線通信システム12とは別の無線通信システムである既存無線通信システム11を利用することで本実施の形態に係る無線通信システムが実現される。
第2図は、本実施の形態に係る無線通信システムにおける第2基地局3の構成を示すブロック図である。第2図において、アンテナ21は、電波を感受または放射する装置であり、RF回路22は、アンテナ21により感受されたRF(Radio Frequency)信号を受信するとともに、RF信号を増幅してアンテナ21に印加して放射させる回路である。
また、復調部23は、RF回路22で受信されたRF信号を復調する回路である。また、変調部24は、送信する信号をRF信号へ変調する回路である。
また、チャネルコーデック部25は、例えばTDMAといった所定のアクセス方式に従って、1または複数の端末局1から受信され復調されたデータを復号するとともに、後に変調され端末局1へ送信されるデータを符号化する回路である。
なお、これらのアンテナ21、RF回路22、復調部23、変調部24、チャネルコーデック部25などにより、既存無線通信システム11の第1基地局2および1または複数の端末局1と無線通信を行う無線通信部31が構成される。
ネットワークインタフェース部26は、イーサネット網L2に接続され、無線通信部31により受信されたデータをイーサネット網L2へ送信したり、イーサネット網L2から受信したデータを無線通信部31へ供給し端末局1へ送信させたりする回路である。
制御部27は、無線通信部31を制御する回路である。
フレームパルス生成部32は、同期パルス生成部28、DLL部29などにより構成され、既存無線通信システム11が提供するTDMA方式の無線通信の制御チャネルに基づいて、既存無線通信システム11の無線通信におけるフレームに同期するフレームパルス信号を生成する回路群である。第3図は、第2図に示す第2基地局3のフレームパルス生成部32により生成されるフレームパルス信号の一例を示すタイミングチャートである。
同期パルス生成部28は、第3図に示すように、復調部23により復調された信号から論理制御チャネルLCCHの開始(または終了)を検出したときにLCCH同期パルス信号を出力する回路である。なお、第1基地局2がPHS基地局である場合、PHSのフレーム周期は5ミリ秒であるので、5ミリ秒の所定の整数倍の間隔で、論理制御チャネルLCCHの開始(または終了)が検出される。
DLL部29は、第3図に示すように、フレーム周期と同一の周期を有するパルス信号である基準パルス信号を、遅延ロックループに基づき、同期パルス生成部28によるLCCH同期パルス信号に同期させ、フレームパルス信号として出力する回路である。なお、基準パルス信号は、例えば、図示せぬ発振器により生成された所定クロック周波数のパルス信号におけるパルスを図示せぬカウンタにより所定の割合だけ間引いて生成される。また、第1基地局2がPHS基地局である場合、この基準パルス信号の周期は5ミリ秒とされる。
第4図は、本実施の形態に係る無線通信システムにおける端末局1の構成を示すブロック図である。第4図において、アンテナ41は、電波を感受または放射する装置であり、RF回路42は、アンテナ41により感受されたRF信号を受信するとともに、RF信号を増幅してアンテナ41に印加して放射させる回路である。
また、復調部43は、RF回路42で受信されたRF信号を復調する回路である。また、変調部44は、送信する信号をRF信号へ変調する回路である。
また、コーデック部45は、例えばTDMAといった所定のアクセス方式に従って、第2基地局3から受信され復調されたデータを復号するとともに、後に変調され第2基地局3へ送信されるデータを符号化する回路である。
また、コンピュータ46は、各種情報処理を行い、コーデック部45を制御したり、コーデック部45との間でデータの授受を行う装置である。なお、端末局1が移動体電話機である場合には、内蔵のマイクロコンピュータがコンピュータ46とされる。また、端末局1がPDAやハンドヘルドコンピュータである場合には、その装置自体がコンピュータ46となり、第4図におけるその他の構成要素がそれらの装置に内蔵されたり、その他の構成要素が内蔵されるPCカードなどが所定のインタフェースを介してその装置に接続される。
なお、端末局1が従来の端末局1Cと同様にして第1基地局2を利用して音声通信などを行う場合には、従来の端末局1Cと同様の回路を第4図に示す回路に追加すればよい。
次に、上記無線通信システムにおける無線通信方法について説明する。
第5図は、本実施の形態に係る無線通信システムでの無線通信のシーケンスの一例を示す図である。第6図は、本実施の形態に係る無線通信システムでのスロットに対するチャネルの割り当ての一例を示す図である。
まず、端末局1は、セル間を移動した場合あるいは起動した場合、位置登録を実行する。この際、端末局1は、既存無線通信システム11の第1基地局2の制御チャネルCCH1を利用可能な場合には、その制御チャネルCCH1を介して第1基地局2との間で制御情報を送受して、既存無線通信システム11のサービス制御局4に位置登録させる(ステップS1a)。
一方、既存無線通信システム11の第1基地局2の制御チャネルCCH1が使用可能ではない場合には、端末局1は、第2基地局3との間で制御チャネルCCH2を介して制御情報を送受し(ステップS1b1)、第2基地局3が、第1基地局2の制御チャネルCCH1を介してその制御情報を第1基地局2との間で送受して、既存無線通信システム11のサービス制御局4に位置登録させる(ステップS1b2)。この場合、第1基地局2からの制御情報におけるエリア情報などは、第2基地局3により、第2基地局3に対応するものに書き換えられる。
例えば、第6図に示すように各スロットに各チャネルが割り当てられる場合には、下り方向では、まず、第1基地局2のスロットSL2に割り当てられた制御チャネルCCH1を介して第1基地局2から第2基地局3へ制御情報が転送され、その制御情報が、同フレーム内の第2基地局3のスロットSL3に割り当てられた制御チャネルCCH2を介して第2基地局3から端末局1へ転送される。また、この場合、上り方向では、まず、第2基地局3のスロットSL7に割り当てられた制御チャネルCCH2を介して端末局1から第2基地局3へ制御情報が転送され、その制御情報が、次フレーム内の第1基地局2のスロットSL6に割り当てられた制御チャネルCCH1を介して第2基地局3から第1基地局2へ転送される。
なお、制御チャネルCCH1と制御チャネルCCH2は、同一周波数に割り当てるようにしてもよいし、それぞれ異なる周波数に割り当てるようにしてもよい。制御チャネルCCH1と制御チャネルCCH2とを同一周波数に割り当てる場合には、第1基地局2と第2基地局3がそれぞれ異なる基地局識別子CS−IDを有する。この場合、第2基地局3は、第1基地局2から受信した制御情報に含まれる基地局識別子CS−IDの値を自己のものに置き換えた後に、その制御情報を端末局1へ送信する。また、この場合、第2基地局3は、端末局1から受信した制御情報に含まれる基地局識別子CS−IDの値を自己のものから第1基地局2のものに置き換えた後に、その制御情報を第1基地局2へ送信する。また、この場合、制御チャネルCCH1と制御チャネルCCH2は、互いに異なるLCCHフレームで構成される。
なお、制御チャネルCCH1と制御チャネルCCH2とを異なる周波数に割り当てる場合には、このような基地局識別子CS−IDの変換処理は特に必要ない。
次に、リンクチャネル確立フェーズでは、端末局1が、まず、制御チャネルCCH2を介して、ユーザデータ用の高速通信チャネルである高速パケットチャネルUPCHの割当要求を第2基地局3へ送信する(ステップS2)。第2基地局3は、高速パケットチャネルUPCHの割当要求を受信すると、キャリアセンスを行い、その時点で空いている周波数帯域を調べ、その端末局1に1つの周波数帯域を割り当てるとともに、制御チャネル用のスロットを除くフレーム内の通信チャネル用のすべてのスロットを割り当て、制御チャネルCCH2で、割り当てたスロットを端末局1へ通知する(ステップS3)。なお、この際、第2基地局3と端末局1との間でチャネルUPCHが開設されたことをサービス制御局4に通知する場合には、その情報を含む制御情報が、第2基地局3から第1基地局2へ制御チャネルCCH1を介して送信され、その後、第1基地局2からサービス制御局4へISDN網L1を介して送信される。
また、例えば、第6図に示すように各チャネルが各スロットに割り当てられる場合には、スロットSL7に割り当てられた上り方向の制御チャネルCCH2を介してUPCH割当要求が端末局1から第2基地局3へ送信される。そして、3つの下り方向の高速パケットチャネルUPCH1,UPCH2,UPCH3がスロットSL1,SL2,SL4に割り当てられ、3つの上り方向の高速パケットチャネルUPCH1,UPCH2,UPCH3がスロットSL5,SL6,SL8に割り当てられる。これら各組の高速パケットチャネルUPCH1,UPCH2,UPCH3の割り当て後、スロットSL3に割り当てられた下り方向の制御チャネルCCH2を介してUPCH割当通知が第2基地局3から端末局1へ送信される。
この後、PHSと同様のLAPDC(Link Access Procedure for Digital Cordless)でサービスチャネル確立フェーズの処理が行われる。
そして、高速通信フェーズにおいて、第2基地局3と端末局1との間で高速パケットチャネルUPCHを介してデータ通信が実行される(ステップS4)。このデータ通信でのデータは、第2基地局3によりイーサネット網L2との間で送受される。このとき、第2基地局3のチャネルコーデック部25は、端末局1の端末局識別子PS−IDごとに、転送したデータパケット数をカウントして、各端末局1の回線使用量を測定する。
なお、高速通信フェーズでは、第2基地局3のネットワークインタフェース部26においてTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を終端し、第2基地局3と端末局1との間では他の所定のプロトコルを使用するようにしてもよい。
その後、このデータ通信が終了すると、第2基地局3は、制御チャネルCCH1を介して第1基地局2へランダムアクセスし、今回のデータ通信によるデータ転送量すなわち回線使用量を端末局1の識別子PS−IDとともに、暗号化後第1基地局2に送信する(ステップS5)。第1基地局2は、その第2基地局3におけるデータ転送量を、端末局1の識別子とともにサービス制御局4へ送信する。サービス制御局4は、その識別子を有する端末局1に対してそのデータ転送量に基づく額を課金する処理を行う。
このようにして、上記無線通信システムにおいて、端末局1により、新設無線通信システム12の高速な無線通信サービスが享受される。
次に、上記無線通信システムの第2基地局3の動作について説明する。
第2図に示す第2基地局3では、無線通信部31により受信されたユーザデータが、ネットワークインタフェース部26によりイーサネット網L2に送出され、イーサネット網L2からのユーザデータは、無線通信部31に供給される。
一方、フレームパルス生成部32の同期パルス生成部28は、TDMA方式で動作する第1基地局2の制御チャネルについての復調後のビット列から、論理制御チャネルLCCHの開始または終了を検出し、その検出のタイミングで第3図に示すようにLCCH同期パルス信号を生成し、DLL部29に供給する。なお、論理制御チャネルLCCHの開始または終了は、論理制御チャネルの開始スロットまたは終了スロット内の固有ビット列を検出することで検知される。DLL部29は、フレーム周期と同一周期の基準パルス信号をLCCH同期パルス信号に同期させてフレームパルス信号とし、無線通信部31のチャネルコーデック部25に供給する。そして、チャネルコーデック部25は、フレームパルス信号に同期したフレームを第1基地局2のスロット数と同数のスロットに分割して、第1基地局2のスロットに同期したスロットを使用して、TDMA方式でチャネルコーデックを行う。これにより、第6図に示すように、第1基地局2によるスロットと第2基地局3によるスロットが同期する。また、第2基地局3からの無線信号に同期して端末局1のコーデック部45を動作させることで、第2基地局3と端末局1との間の無線通信の同期をとることができる。
チャネルコーデック部25は、端末局1へのユーザデータを各チャネルの送信データに符号化し、符号化後の送信データを変調部24に供給する。変調部24は、チャネルコーデック部25からの各チャネルの送信データを所定の変調方式で変調し、変調後のRF信号をRF回路22に供給し、RF回路22はそのRF信号を増幅してアンテナ21に印加し、電波として放射させる。
また、アンテナ21で感受されたRF信号がRF回路22で受信され、所定の復調方式で復調し、復調後の受信データをチャネルコーデック部25に供給する。チャネルコーデック部25は、端末局1からのユーザデータを、各チャネルの受信データから復号し、ネットワークインタフェース部26へ供給する。
このように、第2基地局3では、イーサネット網L2からのデータがネットワークインタフェース部26および無線通信部31を介して端末局1へ無線で送信されるとともに、端末局1からのデータが無線通信部31により受信され、ネットワークインタフェース部26を介してイーサネット網L2へ送出される。
以上のように、上記実施の形態によれば、1または複数の端末局1C,1との間で無線通信可能な第1基地局2が基幹ネットワークであるISDN網L1に接続され、第2基地局3が、ローカルエリアネットワークであるイーサネット網L2に接続される。そして、第2基地局3が、第1基地局2との間で制御情報に関する無線通信を行い、その制御信号に基づいて端末局1との間でデータに関する無線通信を行う。また、ISDN網L1に接続されるサービス制御局4が、第1基地局2にアクセスした端末局1Cを管理するとともに、第2基地局3にアクセスした端末局1を第1基地局2を介して管理する。これにより、既存無線通信システム11の設備を活用しつつ通信容量を安価で拡大することができる。
また、上記実施の形態によれば、第2基地局3が、各端末局1との無線通信での回線使用量をそれぞれ第1基地局2に送信し、第1基地局2が、第2基地局3からの各端末局1の回線使用量をそれぞれサービス制御局4に送信し、サービス制御局4が、各端末局1の回線使用量に基づいて、各端末局1の課金管理を行う。これにより、端末局1による第1基地局2の利用に対する課金管理をするサービス制御局4により、端末局1による第2基地局3の利用に対する課金管理も行うことができ、新たに別のサービス制御局を設ける必要がなく、高速な無線通信サービスを提供する無線通信システムを安価に実現することができる。
さらに、上記実施の形態によれば、第1基地局2が、TDMA方式の無線通信を実行し、第2基地局3が、第1基地局2の制御チャネルに基づいて第1基地局2による無線通信のフレームに同期するフレームパルス信号を生成し、そのフレームパルス信号に同期して端末局1との無線通信を実行する。これにより、第2基地局3と端末局1との間の無線通信の同期のための回路の規模を小さくすることができる。すなわち、第1基地局2と端末局1C,1との間の無線通信の同期と独立して第2基地局3と端末局1との間の無線通信の同期のための回路を第2基地局3および端末局1に別途設ける場合に比べ、回路規模が小さくなる。
さらに、上記実施の形態によれば、第2基地局3が、1つの端末局1に対して1つの周波数帯域を割り当て、フレーム内の通信チャネル用の全スロットをその端末局1に割り当てて、その端末局1との間で第1基地局2に同期したTDMA方式の無線通信を実行する。これにより、PHS基地局などのように第1基地局2がTDMA方式の無線通信を実行する場合に、第2基地局3により簡単にTDMA方式で回線容量を増加させることができる。
さらに、上記実施の形態によれば、第1基地局2として、既存のセルラー式移動体通信システムの基地局を使用するので、第2基地局3およびそれらを接続するイーサネット網L1を既存のセルラー式移動体通信システムに追加することで、安価でこの無線通信システムを実現できる。
さらに、上記実施の形態によれば、第2基地局3が、端末局1に対する自己の識別子として基地局識別子CS−IDを有し、第1基地局2に対する自己の識別子として、第1基地局2に収容可能な端末局1C,1の端末局識別子PS−IDを有する。これにより、既存のセルラー式移動体通信システムの第1基地局2の機能に変更をほとんど加えることなく、より安価でこの無線通信システムを実現できる。
さらに、上記実施の形態によれば、第2基地局3が、自己にアクセスした端末局1の制御情報を、第1基地局2が端末局1C,1との間で制御情報を送受するための制御チャネルCCH1を介して、第1基地局2との間で送受する。これにより、第1基地局2と第2基地局3との間に別途チャネルを開設する必要がなく、また、第1基地局2の機能に変更をほとんど加えることなく、より安価でこの無線通信システムを実現できる。
さらに、上記実施の形態によれば、端末局1が第2基地局3および第1基地局2を介してサービス制御局4に位置登録されるようにしたので、第1基地局2に直接アクセスできない場合でも、第2基地局3にアクセスできれば、端末局1がこの無線通信システムを利用可能になり、より確実に高速な無線通信サービスをユーザに提供することができる。
さらに、上記実施の形態によれば、第2基地局3が接続されるローカルエリアネットワークにイーサネット網L2が使用される。イーサネット用のネットワークインタフェースは安価で入手可能であるので、これにより、この無線通信システムを安価で実現することができる。
なお、上記実施の形態では、第2基地局3が接続されるローカルエリアネットワークにイーサネット網L2を使用しているが、イーサネットの規格はいずれのものでもよい。また、このイーサネット網L2は、ブリッジやルータなどにより物理的な長さを延長して構成される。したがって、ここでいうローカルエリアネットワークとは、狭い範囲に敷設されるネットワークに限定されるものではなく、ローカルエリアネットワーク技術を使用したコンピュータネットワークのことをいう。また、イーサネット網L2の代わりに、他の規格のローカルエリアネットワークを使用するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、ゲートウェイ6は1台であるが、複数台設けるようにしてもよい。
さらに、上記実施の形態では、既存無線通信システム11の一例としてPHSを挙げているが、既存の他の無線通信システムとしてもよい。その際、既存無線通信システム11は、多元アクセス方式としてTDMA方式を採用している必要は特にない。
さらに、上記実施の形態では、第2基地局3と端末局1は、TDMA−TDD方式で動作しているが、既存無線通信システム11がPHSである場合であっても、TDMA−FDD(TDMA−Frequency Division Duplex)方式で動作するようにしてもよい。また、既存無線通信システム11がPHSである場合であっても、第2基地局3と端末局1が、FDMA(Frequency Division Multiple Access)方式、CDMA(Code Division Multiple Access)方式などで動作するようにしてもよい。
さらに、上記実施の形態では、第2基地局3は、上り回線の通信チャネルUPCHと下り回線の通信チャネルUPCHにそれぞれ同数のスロットを割り当てているが、各回線のデータ伝送量やその他の必要に応じて、上り回線の通信チャネルUPCHと下り回線の通信チャネルUPCHとに異なる数のスロットを割り当てて、上り方向と下り方向の回線容量が非対称になるようにしてもよい。
産業上の利用可能性
以上のように、既存の無線通信システムの設備を活用しつつ安価で通信容量を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施の形態に係る無線通信システムの構成を示すブロック図である。
第2図は、本実施の形態に係る無線通信システムにおける第2基地局の構成を示すブロック図である。
第3図は、第2図に示す第2基地局のフレームパルス生成部により生成されるフレームパルス信号の一例を示すタイミングチャートである。
第4図は、本実施の形態に係る無線通信システムにおける端末局の構成を示すブロック図である。
第5図は、本実施の形態に係る無線通信システムでの無線通信のシーケンスの一例を示す図である。
第6図は、本実施の形態に係る無線通信システムでのスロットに対するチャネルの割り当ての一例を示す図である。
第7図は、PHSの構成を示すブロック図である。
第8図は、PHSで使用されるフレームフォーマットを示す図である。
第9図は、PHSの制御チャネルを示すタイミングチャートである。

Claims (19)

  1. 基幹ネットワークである第1の通信回線に接続され、1または複数の端末局との間で無線通信可能な第1基地局と、
    ローカルエリアネットワークである第2の通信回線に接続され、上記第1基地局との間で制御情報に関する無線通信を行い、その端末局との間でデータに関する無線通信を行う第2基地局と、
    上記第1の通信回線に接続され、上記第1基地局にアクセスした端末局を管理するとともに、上記第2基地局にアクセスした端末局を上記第1基地局を介して管理するサービス制御局と、
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記第2基地局は、各端末局との無線通信での回線使用量をそれぞれ前記第1基地局に送信し、
    前記第1基地局は、前記第2基地局からの各端末局の回線使用量をそれぞれ前記サービス制御局に送信し、
    前記サービス制御局は、上記各端末局の回線使用量に基づいて、各端末局の課金管理を行うこと、
    を特徴とする請求の範囲第1項記載の無線通信システム。
  3. 前記第1基地局は、TDMA方式の無線通信を実行し、
    前記第2基地局は、前記第1基地局の制御チャネルに基づいて前記第1基地局による無線通信のフレームに同期するフレームパルス信号を生成し、そのフレームパルス信号に同期して端末局との無線通信を実行すること、
    を特徴とする請求の範囲第1項記載の無線通信システム。
  4. 前記第2基地局は、1つの端末局に対して1つの周波数帯域を割り当て、フレーム内の通信チャネル用の全スロットをその端末局に割り当てて、その端末局との間で前記第1基地局に同期したTDMA方式の無線通信を実行することを特徴とする請求の範囲第3項記載の無線通信システム。
  5. 前記第1基地局は、既存のセルラー式移動体通信システムの基地局であることを特徴とする請求の範囲第1項記載の無線通信システム。
  6. 前記第2基地局は、端末局に対する自己の識別子として基地局識別子を有し、前記第1基地局に対する自己の識別子として、前記第1基地局に収容可能な端末局に割り当てられる端末局識別子を有することを特徴とする請求の範囲第5項記載の無線通信システム。
  7. 前記第2基地局は、自己にアクセスした端末局の制御情報を、前記第1基地局が端末局との間で制御情報を送受するための制御チャネルを介して、前記第1基地局との間で送受することを特徴とする請求の範囲第5項記載の無線通信システム。
  8. 前記端末局は、前記第2基地局および前記第1基地局を介して前記サービス制御局に位置登録されることを特徴とする請求の範囲第7項記載の無線通信システム。
  9. 前記ローカルエリアネットワークは、イーサネット網であることを特徴とする請求の範囲第1項記載の無線通信システム。
  10. 別の無線通信システムの基地局および1または複数の端末局と無線通信を行う無線通信部と、
    ローカルエリアネットワークに接続されたネットワークインタフェース部と、
    上記無線通信部を制御して、上記無線通信部と無線通信を行う端末局の制御情報を、前記別の無線通信システムの基地局を介して前記別の無線通信システムのサービス制御局へ送信させる制御部と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  11. 前記制御部は、各端末局との無線通信での回線使用量をそれぞれ前記別の無線通信システムの基地局に送信し、前記サービス制御局に上記各端末局の回線使用量に基づいて各端末局の課金管理を行わせることを特徴とする請求の範囲第10項記載の基地局。
  12. 前記別の無線通信システムが提供するTDMA方式の無線通信の制御チャネルに基づいて前記別の無線通信システムにおける無線通信のフレームに同期するフレームパルス信号を生成するフレームパルス生成部を備え、
    前記無線通信部は、上記フレームパルス生成部により生成されたフレームパルス信号に同期して前記端末局との無線通信を実行すること、
    を特徴とする請求の範囲第10項記載の基地局。
  13. 前記無線通信部は、1つの端末局に対して1つの周波数帯域を割り当て、フレーム内の通信チャネル用の全スロットをその端末局に割り当てて、その端末局との間で、前記別の無線通信システムに同期したTDMA方式の無線通信を実行することを特徴とする請求の範囲第12項記載の基地局。
  14. 前記別の無線通信システムは既存のセルラー式移動体通信システムであり、
    前記無線通信部は、端末局に対する自己の識別子として基地局識別子を有し、前記別の無線通信システムの基地局に対する自己の識別子として前記別の無線通信システムの端末局識別子を有すること、
    を特徴とする請求の範囲第10項記載の基地局。
  15. 前記別の無線通信システムは既存のセルラー式移動体通信システムであり、前記無線通信部は、アクセスしてきた前記端末局の制御情報を、前記別の無線通信システムの制御チャネルを介して、前記別の無線通信システムの基地局との間で送受することを特徴とする請求の範囲第10項記載の基地局。
  16. 前記制御部は、前記無線通信部を制御し、アクセスしてきた前記端末局の制御情報を前記別の無線通信システムの基地局へ送信して、前記サービス制御局に位置登録させることを特徴とする請求の範囲第15項記載の基地局。
  17. 前記ローカルエリアネットワークは、イーサネット網であることを特徴とする請求の範囲第10項記載の基地局。
  18. 基幹ネットワークに接続された第1基地局を介して上記基幹ネットワークに接続されたサービス制御局に端末局の位置登録をするステップと、
    ローカルエリアネットワークに接続された第2基地局と上記端末局との間で無線通信を行うステップと、
    上記第2基地局と上記端末局との間の無線通信での回線使用量を、上記第2基地局から上記サービス制御局へ上記第1基地局を介して送信するステップと、
    を備えることを特徴とする無線通信方法。
  19. 前記第1基地局および第2基地局を介して前記サービス制御局に前記端末局の位置登録をすることを特徴とする請求の範囲第18項記載の無線通信方法。
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