JPH09163432A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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Publication number
JPH09163432A
JPH09163432A JP7322969A JP32296995A JPH09163432A JP H09163432 A JPH09163432 A JP H09163432A JP 7322969 A JP7322969 A JP 7322969A JP 32296995 A JP32296995 A JP 32296995A JP H09163432 A JPH09163432 A JP H09163432A
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JP
Japan
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base station
phase difference
mobile station
switching
radio base
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Application number
JP7322969A
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English (en)
Inventor
Takayuki Iseyama
貴之 伊勢山
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドオーバー時に移動局と切替先無線基地
局間で同期バーストの授受をしないで通話チャネルを切
り替えて通信を継続する。 【解決手段】 ハンドオーバーに際して、切替元無線基
地局2を介して移動局1に送信タイミング情報付きの切
替先無線チャネル指定メッセージ(15)を通知する。移動
局1はこのメッセージにより指定された無線チャネルに
通話チャネルを切り替え、しかる後、通知された送信タ
イミング情報を利用して切替先無線基地局3との間で同
期バーストの授受を行わずに上り通信バースト(13)を切
替先無線基地局3に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線通信システムに
係わり、特に複数無線ゾーンで構成される移動通信シス
テムにおいて、受信状態の変化により無線基地局を現在
交信中の無線基地局から隣接無線基地局に切り替えて通
信を継続する移動局のハンドオーバー方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車・携帯電話システムなどの移動通
信の分野では、同一の無線周波数を複数の移動局に割当
て、異なるタイムスロットにおいて無線基地局と移動局
間で通信するTDMA方式が採用されている。かかる、
TDMA方式の複数無線ゾーンで構成される移動通信シ
ステムにおいて、近年、サービス性向上の要求に伴っ
て、ハンドオーバー時の無音時間の短縮化、即ち、ハン
ドオーバーの高速化が要求されてきている。ハンドオー
バーとは、移動局の受信状態が移動局の移動に伴い変化
した時、交信先を隣接無線基地局に切り替えて通信を継
続する方法である。
【0003】図26は従来のデジタル方式自動車電話シ
ステムのブロック図である。図中、1は移動局、2,3
は互いに隣接する無線基地局A,Bであり、それぞれ点
線で示す無線ゾーン4,5内の移動局と無線で通信す
る。6は各無線基地局2、3に接続された交換局であ
り、交換機7、基地局制御装置8が設けられている。9
は公衆網等の固定網である。各無線基地局において、1
0は共通増幅装置であり、各送受信装置に対して共通に
設けられている。11は変復調装置であり、複数の無線
周波数のそれぞれに対応して送受信装置11a,11
b,・・・が設けられている。かかるデジタル方式自動
車電話システムにおいて、移動局1はその移動により電
波を受信する無線基地局を次々に切り替えて屋内の固定
電話機や他の移動局と交信できるようになっている。
【0004】移動局1の電源を投入すると、移動局1は
周辺の無線基地局からのとまり木チャネル(制御チャネ
ル)をスキャンし、各無線基地機局2,3・・・から常
時送信されているとまり木周波数を受信し、最も受信電
界強度の強い無線基地局の制御チャネルに同調する。し
かる後、該制御チャネルで位置情報(位置番号)を受信
し、記憶してある位置情報と比較し、異なる場合には内
蔵のメモリに新たな位置番号を記憶して加入者番号を前
記制御チャネルで無線基地局2に送信し、交換局6の基
地局制御装置8に位置登録をする。これにより、移動局
1は待ち受け状態になる。そして、移動局が移動して受
信電界強度が弱くなると再びスキャンを行い、次々と無
線基地局を切替えてゆく。
【0005】発呼に際して、相手電話番号を操作部より
入力して送信キーを押すと、移動局1はIDコードと相
手電話番号を制御チャネルで無線基地局2に送信し、無
線基地局2は受信した発呼情報を交換局6に送る。無線
基地局制御装置8は受信した発呼情報に含まれるIDコ
ードが登録されているかチェックし、登録されていれ
ば、通信チャネル(無線チャネル)を決定して無線基地
局2を介して移動局1に通知すると共に、該通信チャネ
ルは公衆電話網9に接続する。以後、移動局1は指定さ
れた通信チャネルにて相手端末と通信する。通話中、移
動局は周辺基地局からの信号の受信電界強度を検出して
無線基地局に送り、無線基地局は周辺基地局からの信号
の受信電界強度と通信中基地局からの受信電界強度を比
較し、周辺基地局からの受信電界強度が設定しきい値よ
り大きくなると(強電解検出)、基地局制御装置へハン
ドオーバーを依頼する。基地局制御装置は該ハンドオー
バーの依頼に基づいて無線基地局を現無線基地局より周
辺の所定無線基地局に切替え、すなわち、通信チャネル
を切替え、移動局をして通信を継続させる。
【0006】図27は従来のハンドオーバー制御シーケ
ンス、すなわち、デジタル方式自動車電話システムの移
動局主導型無線チャネル切替シーケンスである。移動局
1は現在、無線基地局2の無線ゾーン4内に存在してお
り、移動等により強電界が検出され、無線基地局(切替
元無線基地局)2から周辺無線基地局(切換先無線基地
局)3に基地局を切り替えるものとする。(1)は「無線状
態報告2」メッセージで、移動局1の無線状態(周辺無
線基地局からの信号受信強度)を報告するためのメッセ
ージである。このメッセージはハンドオーバーを依頼す
る時に移動局1から無線基地局2に対して送信される。
(2)はチャネル切替依頼信号であり、無線基地局2が移
動局1より「無線状態報告2」メッセージを受信する
と、基地局制御装置8に移動局からの無線チャネルの切
替要求を通知する信号である。(3)は「無線状態報告確
認」メッセージであり、「無線状態報2」メッセージを受
信した確認として基地局制御装置から無線基地局2を介
して移動局1に対して送信されるメッセージである。
(4)はTCH起動指令信号(無線チャネル起動指令信
号)であり、基地局制御装置8がチャネル切替依頼信号
に基づいて無線チャネルを選択し、切替先無線基地局3
に対して該無線チャネルを起動するように転送する指令
信号である。
【0007】(5)はTCH起動確認信号であり、切替先
無線基地局3がTCH起動指令信号で起動指令されたT
CH(無線チャンネル)が確かに起動されたことを基地
局制御装置8に報告する信号である。(6)は、割当てチ
ャネル指示信号であり、チャネル切替依頼信号で依頼し
てきた無線基地局2に対して、基地局制御装置が新たに
割り当てる無線チャネルを指示する信号である。(7)は
「切り替え先無線チャネル指定」メッセージであり、ハ
ンドオーバー先の無線チャネルを指定するために、無線
基地局2から移動局1に対して送信されるメッセージで
ある。図28は「切り替え先無線チャネル指定」メッセ
ージの説明図であり、無線チャネルの周波数コード、タ
イムスロット番号等が含まれている。
【0008】(8)〜(11)は同期バーストSB1〜SB4
であり、同期バーストSB1,SB4は切替先無線基地
局3と移動局1の間でフレーム同期確立を行うために授
受される信号、同期バーストSB3,SB4はスーパー
フレーム同期確立及びタイムアライメント調整を行うた
めに授受される信号である。(12)は下り通信バーストで
あり、(13)は上り通信バーストである。通信バースト(1
2),(13)はユーザー情報並びにユーザー情報制御信号、
即ち、音声およびファクシミリ情報等を転送するもので
ある。(14)はTCH起動完了信号であり、切替先無線基
地局3が通信バーストで正常に通信を開始したことを基
地局制御装置8に報告する信号である。以上、説明した
信号を用いて、図27のシーケンスに従ってハンドオー
バーが行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のハン
ドオーバーに際しては、切替先無線ゾーン5における
無線チャネル(通信チャネル)を移動局1に割当て、
これにより、移動局1は割り当てられた切替先無線ゾー
ン5の通信チャネルに周波数を切り替え、しかる後、
フレーム同期確立のために同期バーストの授受を行い、
その後、通信バーストの送受信へと移行して通信中とな
る。このように、従来のハンドオーバーに際しては、移
動局1と切替先無線基地局3との間で同期バーストの授
受が必ず必要となる。このため、同期バースト授受中は
無音状態になり、あるいは、データ送信が出来ない状態
になり、音声やデータ送信が可能となるのは同期バース
ト授受が終了した後となる。以上から本発明の目的は、
ハンドオーバー時に移動局と切替先無線基地局間で同期
バーストを授受する必要がないハンドオーバー方法を提
供することである。本発明の別の目的は、ハンドオーバ
ー時に短時間でチャネル切り替えができるハンドオーバ
ー方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の第1の原
理説明図であり、無線区間で授受される信号のみ示して
いる。1は移動局、2は切替元無線基地局、3は切替先
無線基地局である。又、(1)はハンドオーバーを依頼す
るための「無線状態報告2」メッセージ、(3)は「無線状態
報告確認」メッセージ、(12)は下り通信バースト、(13)
は上り通信バースト、(15)は送信タイミング情報付きの
切替先無線チャネル指定用メッセージである。このメッ
セージは、移動局1に切替先無線基地局3の無線チャネ
ルを通知すると共に、同時に送信タイミング情報を通知
するものである。送信タイミング情報は、移動局1が指
定された無線チャネルに切り替わった後で切替先無線基
地局3より下り通信バーストを受信した時、上り通信バ
ースト(13)を送信すべきタイミングを示している。
【0011】ハンドオーバーに際して、切替元無線基地
局2を介して移動局1に送信タイミング情報付きの切替
先無線チャネル指定メッセージ(15)を通知する。移動局
1はこのメッセージにより指定された無線チャネルに通
話チャネルを切り替え、しかる後、通知された送信タイ
ミング情報を利用して切替先無線基地局3との間で同期
バーストの授受を行わずに上り通信バースト(13)を切替
先無線基地局3に送信する。すなわち、移動局1は指定
された無線チャネルに切り替わってから、切替先無線基
地局3より下り通信バースト(12)を受信した時、同期バ
ーストの授受を行わずに直ちに送信タイミングに基づい
て上り通信バースト(13)を切替先無線基地局3に送信す
る。以上のように、ハンドオーバーに際して移動局に送
信タイミング情報を通知するため、移動局は該送信タイ
ミングで通信バーストを送出することができ、移動局と
切替先無線基地局間で同期バーストを授受する必要がな
く、短時間でチャネル切り替えができる
【0012】図2は本発明の第2の原理説明図であり、
無線区間で授受される信号のみ示している。1は移動
局、2は切替元無線基地局、3は切替先無線基地局であ
る。又、(1)はハンドオーバーを依頼するための「無線状
態報告2」メッセージ、(3)は無線状態報告確認メッセー
ジ、(12)は下り通信バースト、(13)は上り通信バース
ト、(16)は位相差情報付きの切替先無線チャネル指定用
メッセージである。このメッセージは、移動局1に切替
先無線基地局3の無線チャネルを通知すると共に、同時
に位相差情報を通知するものである。位相差情報は、切
替先基地局3で測定した移動局1から送出される信号の
基準タイミングからのずれ(位相差)である。
【0013】ハンドオーバーに際して、切替元無線基地
局2を介して移動局1に位相差情報付きの切替先無線チ
ャネル指定用メッセージ(16)を通知する。移動局1はこ
のメッセージにより指定された無線チャネルに通話チャ
ネルを切り替え、しかる後、通知された位相差情報に基
づいて切替先無線基地局3に対する送信タイミングを割
り出し、該送信タイミングで上り通信バースト(13)を切
替先無線基地局3に送信する。すなわち、移動局1は指
定された無線チャネルに切り替わってから、切替先無線
基地局3より下り通信バースト(12)を受信した時、同期
バーストの授受を行わず前記割り出した送信タイミング
で直ちに上り通信バースト(13)を切替先無線基地局3に
送信する。以上のように、ハンドオーバー時に移動局に
位相差情報を通知するため、移動局は該位相差情報より
送信タイミングを割り出し、該送信タイミングで通信バ
ーストを送出することができ、移動局と切替先無線基地
局間で同期バーストを授受する必要がなく、短時間でチ
ャネル切り替えができる
【0014】
【発明の実施の形態】
(A)第1実施例 (a) 全体の構成 図3はTDMA方式の複数無線ゾーンで構成される移動
通信システム(デジタル方式自動車電話システム)のブ
ロック図である。図中、1は移動局、2,3は互いに隣
接する無線基地局であり、各無線基地局間では同期が取
れており、それぞれ点線で示す無線ゾーン4,5内の移
動局と無線で通信する。移動局1は現在、無線基地局2
の無線ゾーン4内に存在している。移動局1の移動によ
り受信状態が変化して無線基地局2から無線基地局3に
基地局を切り替える場合、無線基地局2を切替元無線基
地局といい、無線基地局3を切換先無線基地局という。
6は各無線基地局2、3に接続された交換局であり、交
換機7、基地局制御装置8が設けられている。9は公衆
網等の固定網である。
【0015】(b) 無線基地局の構成 各無線基地局において、10は高周波増幅器AMPを備
えた共通増幅装置、11は変復調装置であり、複数の無
線周波数(チャネル)F1,F2、F3,F4のそれぞ
れに対応して送受信装置(TRX)11a,11b,1
1c,11dが設けられている。各送受信装置(TR
X)は、大別すると2種類存在し、通信に際して割当
て可能な送受信装置と、位相差測定用として使用され
る送受信装置に分けられている。図中、「割当用」と示
してあるものは、その無線ゾーンで通信チャネルとして
割当て可能な周波数を有する送受信装置であり、「測定
用」と示してあるものは、周辺無線ゾーンで通信中の移
動局から送信される信号を受信し、自無線基地局での位
相差を測定するものである。尚、送受信装置を特に割当
用/測定用に分けず、空き送受信装置が存在する場合に
は、該空き送受信装置を用いて位相差測定をするように
構成することもできる。
【0016】図4は送受信部(TRX)の詳細構成図で
あり、図3と同一部分には同一符号を付している。送受
信装置(TRX)において、21は受信部、22は復調
部、23は送信部、24は変調部、25は位相差測定部
であり、同期ワード検出部25a、基準信号供給部25
b、位相比較部25cを備えている。同期ワード検出部
25aは復調データに含まれる同期ワードを検出し、検
出タイミングを位相比較部25cに入力する。又、基準
信号供給部25bは基準タイミングを位相比較部25c
に入力する。位相比較部25cは検出タイミングと基準
タイミングとの位相差を検出して出力する。12は交換
局6及び移動局1との間のデータ送受信制御を行う送受
信制御部、13は測定した位相差情報を管理する位相差
測定情報管理部、14は移動局1の切替先無線基地局3
に対する送信タイミングを割り出す送信タイミング割り
出し部であり、位相差測定部25で測定した位相差情報
と、切替元無線基地局での移動局のタイムアライメント
指定値(後述)とから送信タイミングを割り出す。
【0017】(c) 位相差測定 無線基地局における位相差測定には2つの場合がある。
第1の位相差測定は、自配下の移動局から送出された信
号の受信タイミングと基準タイミングとの位相差を測定
するものであり、第2の位相差測定は、基地局制御装置
8から指示された自配下でない(隣接ゾーン内に存在す
る)移動局から送出された信号の受信タイミングと基準
タイミングとの位相差を測定するものである。 (c-1) 第1の位相差測定 移動局から送出される信号の無線基地局における受信タ
イミングは、移動局と無線基地局間の距離に応じて変化
する。すなわち、該距離に応じて受信タイミングと基準
タイミング間のずれ量(位相差)が変化する。そこで、各
無線基地局は位相差が零となるように、移動局における
信号送出タイミングを制御する必要がある。このため、
各無線基地局は自配下の移動局から送出された信号の受
信タイミングと基準タイミングとの位相差を測定し、そ
の差が零となるように、移動局の信号送出タイミングを
制御する。この移動局からの信号の送出タイミングを制
御するために、無線基地局より移動局に通知される制御
量がタイムアライメント指定値である。
【0018】(c-2) 第2の位相差測定 ハンドオーバーにより切替元無線基地局から切替先無線
基地局の無線チャネルに切り替わるとき、ハンドオーバ
ーする移動局から送出される信号の切替先無線基地局に
おける受信タイミングと基準タイミングとの位相差が分
かっていれば、移動局と切替先無線基地局間での同期バ
ーストの送受を省略できる。そこで、基地局制御装置8
からの指示により、切替先無線基地局3は隣接ゾーンに
存在する自配下でない移動局1から送出される信号の受
信タイミングと基準タイミングとの位相差を測定する。
【0019】図5、図6は位相差測定の説明図である。
無線ゾーン4内の移動局1は無線周波数F2でタイムス
ロット0を割り当てられて無線基地局2と通信を行って
いる。無線基地局2はこの時、第1の位相差測定を行
い、移動局にタイムアライメント指定値TAを通知し、
位相差が零になるように制御する。図6(a)はタイム
アライメント調整が行われ、位相差が零になっている状
態が示されている。一方、基地局制御装置8は、常時あ
るいはハンドオーバーの依頼があったとき、切替先無線
基地局3に移動局1からの信号の位相差測定を指示す
る。すなわち、基地局制御装置8は、無線周波数F2で
タイムスロット0の信号(移動局1から送信されている
信号)の受信タイミングと基準タイミングとの位相差測
定を切替先無線基地局3に指示する。これにより、切替
先無線基地局3は該位相差を測定し(図6(b)参照)、位
相差情報あるいは位相差より割り出した送信タイミング
情報を基地局制御装置8、切替元無線基地局2を介して
移動局1に通知する。移動局1はこの位相差情報あるい
は送信タイミング情報を利用してハンドオーバーに際し
て切替先無線基地局3との間で同期バーストの送受を行
わずに通信バーストを送出することができる。
【0020】(d) 移動局 図7は移動局の構成図であり、51は送信部、52は受
信部、53は制御チャネルあるいは通信チャネルに応じ
た所定の周波数信号を出力するシンセサイザ、55はマ
イク、56は受信音声を出力するレシーバ、57は無線
基地局に送出するデータを出力する信号送出部、58は
制御チャネルを介して無線基地局より送られてきたデー
タを抽出して出力する信号受信部、59はマイクあるい
は信号送出部から入力された信号を変調する変調部、6
0は無線基地局より送られてきた信号を復調する復調
部、61は発信制御、着信制御等の接続制御を行うマイ
コン構成の制御部、62は受信電波の受信電界強度を検
出する受信電界強度検出部である。
【0021】制御部61は、通常、シンセサイザ53
を制御チャネルに設定して待ち受け状態にする。又、
発信に際して、制御部61は制御チャネルで信号送出部
57より接続要求信号を送信し、無線基地局からの応答
信号を信号受信部58で受信する。そして、無線基地局
からチャネル指定信号を受信すれば、指定された通信チ
ャネル(無線チャネル)に同調するようにシンセサイザ
53を設定し、以後、該通信チャネルを介して相手と通
話する。そして、通話中に適宜周辺基地局からの電波
を受信してその受信電界強度を現交信中の無線基地局に
送信し、無線基地局からチャネル指定信号を受信すれ
ば、該指定された通信チャネルへシンセサイザ53を設
定する(ハンドオーバー)。更に、着信に際して、制
御部61は制御チャネルを介して無線基地局よりチャネ
ル指定信号を受信すれば、指定された通信チャネルへシ
ンセサイザ53を設定し、以後、該通信チャネルを介し
て相手と通話する。又、無線基地局からのタイムアラ
イメント指定値を受信すれば、信号送出部57を制御し
て信号送出タイミングを制御する。
【0022】(e) ハンドオーバーの制御シーケンス (e-1) 信号説明 図8は本発明のハンドオーバー制御シーケンス説明図で
ある。移動局1は現在、無線基地局2の無線ゾーン4内
に存在しており移動により、受信状態が悪化して無線基
地局(切替元無線基地局)2から無線基地局(切換先無
線基地局)3に基地局を切り替えるものとする。又、図
3に示すように、各無線基地局2,3は位相差情報管理
部13と送信タイミング割出部14をそれぞれ装備し、
切替先無線基地局3の位相差情報管理部13は測定した
移動局1の位相差情報を管理し、送信タイミング割り出
し部14はその位相差情報と基地局制御装置8から通知
される移動局1の切替元基地局2でのタイムアライメン
ト指定値を用いて、移動局1がハンドオーバーする時の
送信タイミングを割り出すような構成になっている。
【0023】図8において、(1)は「無線状態報告2」メ
ッセージで、移動局1の無線状態を報告するためのメッ
セージである。このメッセージはハンドオーバーを依頼
する時に移動局1から無線基地局2に対して送信され
る。(2)はチャネル切換依頼信号であり、「無線状態報告
2」メッセージを受信した無線基地局2が、基地局制御
装置8に切替先無線基地局を指定して無線チャネルの切
替を依頼する信号である。(2)′は無線状態報告確認信
号であり、チャネル切替依頼信号を受信したことを通知
する信号である。(3)は「無線状態報告確認」メッセージ
であり、「無線状態報2」メッセージを受信した確認と
して無線基地局2から移動局1に対して送信されるメッ
セージである。(12)は下り通信バースト、(13)は上り通
信バーストである。通信バースト(12),(13)はユーザー
情報並びにユーザー情報制御信号、即ち、音声およびフ
ァクシミリ情報等を転送するものである。(14)はTCH
起動完了信号であり、切替先無線基地局3が通信バース
トで正常に通信を開始したことを基地局制御装置8に報
告する信号である。
【0024】(15)は送信タイミング指示付きの切替先無
線チャネル指定用メッセージである。このメッセージ
は、移動局1に切替先無線基地局3の無線チャネルを通
知すると共に、同時に送信タイミング情報を通知するも
のである。送信タイミング情報は、移動局1が指定され
た無線チャネルに切り替わった後で切替先無線基地局3
より下り通信バーストを受信した時、上り通信バースト
(13)を送信すべきタイミングを示している。(17)は位相
差測定開始信号であり、基地局制御装置8が切替先無線
基地局3に対して、送受信装置(TRX)とタイムスロ
ットを指定して位相差の測定を指示する信号である。(1
8)はタイムアライメント指定値情報報告信号であり、切
替元無線基地局2が基地局制御装置8に対して、通信中
の移動局1が位相差調整をどの程度おこなっているかを
報告する信号である。(19)はタイムアライメント指定値
情報通知信号であり、基地局制御装置8が切替先無線基
地局3に対して、切替元無線基地局2より通知された移
動局1のタイムアライメント指定値を通知するための信
号である。
【0025】(20)は位相差測定開始確認信号であり、切
替先無線基地局3が位相差測定開始信号(17)を受信して
位相差測定を開始したことを基地局制御装置8に報告す
る信号である。(21)は送信タイミング報告指令付きのT
CH起動指令信号であり、基地局制御装置8が切替先無
線基地局3に対して、所定のTCH(無線チャネル)の
起動開始を指示すると共に、送信タイミング情報を報告
するように指令する信号である。尚、切替先無線基地局
3は、位相差測定開始信号(17)により指定された所定
送受信装置(TRX)の該当タイムスロットにおいて測定
した位相差情報と切替元基地局2から基地局制御装置
8を介して通知されている移動局1のタイムアライメン
ト指定値とを用いて送信タイミングを割り出す。
【0026】(22)は送信タイミング報告付きのTCH起
動確認信号であり、送信タイミング報告指令付きのTC
H起動指令信号(21)で指示されたTCHの起動を開始し
たことと、要求された送信タイミング情報を報告するた
めの信号である。(23)は、送信タイミング通知付き割当
てチャネル指示信号であり、ハンドオーバーに際して新
たに移動局に割当てる無線チャネルを通知すると共に、
切替先基地局3に対する移動局1のデータ送信タイミン
グを通知する信号である。
【0027】(e-3) ハンドオーバー動作 基地局制御装置8は、切替先基地局3に対して位相差測
定開始信号(17)を送出し、移動局1からの信号の位相差
を以後継続して測定するよう指示する。この指令時期は
少なくとも切替元基地局2からチャネル切替依頼信号
(2)を受信する前となるように制御する。切替先基地局
3は位相差測定開始信号(17)を受信すると、移動局1か
らの信号の位相差測定を開始し、以後常時、位相差の測
定をおこなう。又、切替先基地局3は位相差測定開始確
認信号(20)により移動局1の位相差の測定を開始したこ
とを基地局制御装置8に通知する。
【0028】以上と並行して、切替元基地局2は移動局
1のタイムアライメント指定値を基地局制御装置8にT
A指定値情報報告信号(18)で報告し、基地局制御装置8
はTA指定値情報報告信号で報告されたタイムアライメ
ント指定値をTA指定値情報信号(19)で、切替先基地局
2に通知する。尚、切替元基地局2が基地局制御装置8
に転送するTA指定値情報報告信号(18)および基地局制
御装置8が切替先基地局3に転送するTA指定値情報信
号(19)は、一定周期で報告及び通知するようにしても良
いし、タイムアライメント指定値に変化があった時にの
み報告及び通知するようにしても良い。
【0029】切替先基地局3は、測定した移動局1の位
相差測定情報とTA指定値情報信号(19)で通知された移
動局1の切替元基地局2でのタイムアライメント指定値
とより、ハンドオーバー時の移動局1の送信タイミング
の割り出しを行い、送信タイミング情報の保存および更
新を行う。図9は送信タイミング決定処理説明図であ
る。図9(a)に示すように、切替元無線基地局2におけ
る移動局1からの信号の受信タイミングが基準タイミン
グより位相差TABS(A)遅れているものとすると、タイ
ムアライメントはTABS(A)となる。このタイムアライ
メント値を切替元無線基地局2より移動局1に通知する
ことにより位相差は零になる。かかる状態において、図
9(b)に示すように切替先無線基地局3における移動局
1からの信号の受信タイミングが基準タイミングより位
相差TABS(B)遅れているものとすれば、移動局の送信
タイミングを次式 TACH=(TABS(A)/2+TABS(B))×2 で示すTACHだけ早くすれば、切替先無線基地局3にお
ける移動局1からの信号受信タイミングは基準タイミン
グと一致する。従って、切替先無線基地局3は上式によ
り送信タイミングの割り出しを行う。
【0030】基地局制御装置8は、切替元基地局2から
チャネル切替依頼信号(2)を受信すると、切替先無線基
地局3において移動局1に割り当てる無線チャネル(通
信チャネル)を決定し、該切替先基地局3に送信タイミ
ング報告指令付きのTCH起動指令信号(21)を送る。す
なわち、基地局制御装置8は送信タイミング報告指令付
きのTCH起動指令信号(21)により、切替先基地局3で
割り当てようとしている通信チャネルの起動指示と移動
局1の送信タイミング情報を報告するように切替先無線
基地局3に指令する。切替先基地局3は、指示されたT
CH(通信チャネル)の起動を行い、要求された送信タ
イミング情報を送信タイミング報告付きのTCH起動確
認信号(22)で基地局制御装置8に報告をする。これによ
り、基地局制御装置8は切替元基地局2に、送信タイミ
ング通知付きの割り当てチャネル指示信号(23)を送り、
該信号により、切替先基地局3で割り当てる無線チャネ
ルの指示と送信タイミング情報を通知する。
【0031】ついで、切替元無線基地局2は移動局1に
送信タイミング指示付きの切替先無線チャネル指定メッ
セージ(15)を通知する。移動局1はこのメッセージによ
り指定された無線チャネルに通信チャネルを切り替え、
しかる後、通知された送信タイミング情報を利用して切
替先無線基地局3との間で同期バーストの授受を行わず
に上り通信バースト(13)を切替先無線基地局3に送信す
る。すなわち、移動局1は指定された無線チャネルに切
り替わってから、切替先無線基地局3より下り通信バー
スト(12)を受信した時、同期バーストの授受を行わずに
直ちに送信タイミングに基づいて上り通信バースト(13)
を切替先無線基地局3に送信する。切替先無線基地局3
は上り通信バースト(13)を受信すれば、基地局制御装置
8にTCH起動完了信号(14)を送る。以上のように、ハ
ンドオーバー時に移動局に送信タイミング情報を通知す
るため、移動局は該送信タイミングで通信バーストを送
出することができ、移動局と切替先無線基地局間で同期
バーストを授受する必要がなく、短時間でチャネル切り
替えができる
【0032】図10は送信タイミング付きの切替先無線
チャネル指定用メッセージの説明図であり、従来の送信
内容に加えて送信タイミング情報が新たに組み込まれて
いる。送信タイミング情報は、1バイトの下位4ビット
で表現され、基準タイミング(標準タイミング)よりn
シンボル(1シンボルは2ビット)早く送信する、ある
いは、現タイミングよりmシンボル遅く送信することを
表現して、送信タイミング情報を作成する。
【0033】(B)第2実施例 (a) 構成 図11は本発明の第2実施例におけるデジタル式自動車
電話システムの構成図であり、図3の第1実施例と同一
部分には同一符号を付している。図11において図3の
第1実施例と異なる点は、送信タイミング割り出し部1
4を基地局制御装置8に設け、基地局制御装置8で送信
タイミングを割り出して切替元無線基地局2を介して移
動局1に通知するようにした点である。すなわち、各無
線基地局2,3は位相差情報管理部13を装備し、基地
局制御装置8は送信タイミング割出部14を装備する。
切替先無線基地局3は測定した移動局1の位相差情報を
管理し、基地局制御装置8は切替先無線基地局3で測定
した位相差情報と切替元基地局2から通知される移動局
1のタイムアライメント指定値とから、移動局1がハン
ドオーバーする時の送信タイミングを割り出して、移動
局1に通知する。
【0034】(b) ハンドオーバー制御 (b-1) 信号説明 図12は第2実施例の制御シーケンス説明図であり、図
8の第1実施例の制御シーケンスと同一信号には同一符
号を付している。(31)は位相差情報報告指令付きのTC
H起動指令信号であり、基地局制御装置8が切替先無線
基地局3に対して、所定のTCH(無線チャネル)の起
動開始を指示すると共に、位相差情報を報告するように
指令する信号である。(32)は位相差情報報告付きのTC
H起動確認信号であり、位相差情報報告指令付きのTC
H起動指令信号(31)で指示されたTCHの起動を開始し
たことと、要求された位相差情報を報告するための信号
である。
【0035】(b-2) ハンドオーバー動作 基地局制御装置8は、切替先基地局3に対して位相差測
定開始信号(17)を送出し、移動局1からの信号の位相差
を以後継続して測定するよう指示する。この指令時期は
少なくとも切替元基地局2からチャネル切替依頼信号
(2)を受信する前となるように制御する。切替先基地局
3は位相差測定開始信号(17)を受信すると、移動局1か
らの信号の位相差測定を開始し、以後常時、位相差の測
定をおこなう。又、切替先基地局3は位相差測定開始確
認信号(20)により移動局1の位相差の測定を開始したこ
とを基地局制御装置8に通知する。以上と並行して、切
替元基地局2は移動局1のタイムアライメント指定値を
基地局制御装置8にTA指定値情報報告信号(18)で報告
し、基地局制御装置8はTA指定値情報報告信号で報告
されたタイムアライメント指定値を保持する。切替元基
地局2が基地局制御装置8に転送するTA指定値情報報
告信号(18)は、一定周期で報告及び通知するようにして
も良いし、タイムアライメント指定値に変化があった時
にのみ報告及び通知するようにしても良い。
【0036】基地局制御装置8は、切替元基地局2から
チャネル切替依頼信号(2)を受信すると、切替先無線基
地局3において移動局1に割り当てる無線チャネル(通
信チャネル)を決定し、該切替先基地局3に位相差情報
報告指令付きのTCH起動指令信号(31)を送る。すなわ
ち、基地局制御装置8は位相差情報報告指令付きのTC
H起動指令信号(31)により、切替先基地局3において割
り当てようとしている通信チャネルの起動指示と移動局
1の位相差情報を報告するように切替先無線基地局3に
指令する。
【0037】切替先基地局3は、指示されたTCH(通
信チャネル)の起動を行い、要求された位相差情報を位
相差情報報告付きのTCH起動確認信号(32)で基地局制
御装置8に報告をする。これにより、基地局制御装置8
は、切替先基地局3において測定した移動局1の位相差
情報とTA指定値情報信号(18)で通知された移動局1の
切替元基地局2でのタイムアライメント指定値とを用い
て、ハンドオーバー時の移動局1の送信タイミングTA
CHの割り出しを行う。送信タイミングTACHの割り出し
が完了すれば、基地局制御装置8は切替元基地局2に、
送信タイミング通知付きの割り当てチャネル指示信号(2
3)を送り、該信号により、切替先基地局3で割り当てる
無線チャネルの指示と送信タイミング情報を通知する。
【0038】ついで、切替元無線基地局2は移動局1に
送信タイミング指示付きの切替先無線チャネル指定メッ
セージ(15)を通知する。移動局1はこのメッセージによ
り指定された無線チャネルに通信チャネルを切り替え、
しかる後、通知された送信タイミング情報を利用して切
替先無線基地局3との間で同期バーストの授受を行わず
に上り通信バースト(13)を切替先無線基地局3に送信す
る。切替先無線基地局3は上り通信バースト(13)を受信
すれば、基地局制御装置8にTCH起動完了信号(14)を
送る。以上のように、ハンドオーバー時に移動局に送信
タイミング情報を通知するため、移動局は該送信タイミ
ングで通信バーストを送出することができ、移動局と切
替先無線基地局間で同期バーストを授受する必要がな
く、短時間でチャネル切り替えができる
【0039】(C)第3実施例 (a) 構成 図13は本発明の第3実施例におけるデジタル式自動車
電話システムの構成図であり、図3の第1実施例と同一
部分には同一符号を付している。図13において図3の
第1実施例と異なる点は、位相差測定情報管理部13及
び送信タイミング割り出し部14を基地局制御装置8に
設け、基地局制御装置8で位相差測定情報を管理すると
共に、送信タイミングを割り出して切替元無線基地局2
を介して移動局1に通知するようにした点である。すな
わち、基地局制御装置8に位相差情報管理部13と送信
タイミング割出部14を装備することにより、切替先基
地局3で測定した移動局1の位相差情報を基地局制御装
置8で管理する。そして、基地局制御装置8は、切替先
基地局3で測定した位相差情報と切替元基地局2から通
知される移動局1のタイムアライメント指定値を用い
て、移動局1がハンドオーバーする時の送信タイミング
TACHを割り出して、切替元無線基地局2を介して移動
局1に通知する。
【0040】(b) ハンドオーバー制御 (b-1) 信号説明 図14は第3実施例のハンドオーバー制御シーケンス説
明図であり、図8に示した第1実施例の制御シーケンス
と同一信号には同一符号を付している。(41)は位相差測
定指令信号であり、基地局制御装置8が切替先無線基地
局3に対して、位相差測定を指示して、測定した位相差
を定期的に又は測定の都度又は前回報告した位相差情報
と変化があった時にのみ報告するように指令する信号で
ある。(42)は位相差測定情報報告信号であり、切替先無
線基地局3が位相差測定指令信号(41)により移動局1の
位相差を測定し、測定した位相差情報を報告するための
信号である。尚、(4)はTCH起動指令信号、(5)はTC
H起動確認信号である。
【0041】(b-2) ハンドオーバー動作 基地局制御装置8は、切替先基地局3に対して位相差測
定指令信号(41)を送出し、移動局1からの信号の位相差
を以後継続して測定するよう指示する。この指令時期は
少なくとも切替元基地局2からチャネル切替依頼信号
(2)を受信する前となるように制御する。切替先基地局
3は位相差測定指令信号(41)を受信すると、移動局1か
らの信号の位相差測定を開始し、以後常時、位相差の測
定をおこなう。切替先基地局3は測定した位相差情報を
位相差測定報告信号(42)により基地局制御装置8に報告
する。位相差測定情報報告信号(42)は、一定周期で報告
するようにしても良いし、位相差情報に変化があった時
にのみ報告するようにしても良い。
【0042】以上と並行して、切替元基地局2は移動局
1のタイムアライメント指定値を基地局制御装置8にT
A指定値情報報告信号(18)で報告し、基地局制御装置8
はTA指定値情報報告信号で報告されたタイムアライメ
ント指定値を保持する。TA指定値情報報告信号(18)
は、一定周期で通知するようにしても良いし、タイムア
ライメント指定値に変化があった時にのみ通知するよう
にしても良い。基地局制御装置8は、切替先基地局3に
おいて測定した移動局1の位相差情報を保存、管理する
と共に、該位相差情報とタイムアライメント指定値とを
用いて、ハンドオーバー時の移動局1の送信タイミング
TACHの割り出しを行って保存する。かかる状態におい
て、基地局制御装置8は、切替元基地局2からチャネル
切替依頼信号(2)を受信すると、ハンドオーバーにより
移動局1に新たに割り当てる無線チャネル(通信チャネ
ル)を決定し、切替先基地局3にTCH起動指令信号
(4)を送る。切替先基地局3は、指示されたTCH(通
信チャネル)の起動を行い、TCH起動確認信号(5)で
基地局制御装置8にTCH(通信チャネル)の起動開始
を報告をする。
【0043】基地局制御装置8はTCH起動確認信号
(5)を受信すれば、切替元基地局2に、送信タイミング
通知付きの割り当てチャネル指示信号(23)を送り、該信
号により、切替先基地局3で割り当てる無線チャネルの
指示と送信タイミング情報を通知する。ついで、切替元
無線基地局2は移動局1に送信タイミング指示付きの切
替先無線チャネル指定メッセージ(15)を通知する。移動
局1はこのメッセージにより指定された無線チャネルに
通信チャネルを切り替え、しかる後、通知された送信タ
イミング情報を利用して切替先無線基地局3との間で同
期バーストの授受を行わずに上り通信バースト(13)を切
替先無線基地局3に送信する。切替先無線基地局3は上
り通信バースト(13)を受信すれば、基地局制御装置8に
TCH起動完了信号(14)を送る。以上のように、ハンド
オーバー時に移動局に送信タイミング情報を通知するた
め、移動局は該送信タイミングで通信バーストを送出す
ることができ、移動局と切替先無線基地局間で同期バー
ストを授受する必要がなく、短時間でチャネル切り替え
ができる。
【0044】(D)第4実施例 (a) 構成 図15は本発明の第4実施例におけるデジタル式自動車
電話システムの構成図であり、図3の第1実施例と同一
部分には同一符号を付している。図15において図3の
第1実施例と異なる点は、位相差測定情報管理部13
を無線基地局から除去し、位相差測定情報の管理を行わ
ないようにした点、移動局1よりハンドオーバーの依
頼が発生した時に、切替先無線基地局3が位相差情報の
測定、送信タイミングの算出を行って、該送信タイミン
グを基地局制御装置8、切替元無線基地局2を介して移
動局1に通知するようにした点である。
【0045】(b) ハンドオーバー制御 (b-1) 信号説明 図16は第4実施例の制御シーケンス説明図であり、図
8の第1実施例の制御シーケンスと同一信号には同一符
号を付している。(51)はTA指定値情報報告付きのチャ
ネル切替依頼信号であり、移動局1からのハンドオーバ
ー要求により、切替元基地局2が基地局制御装置8に対
して転送する信号であり、切替元移動局2での移動局1
のタイムアライメント指定値が含まれている。
【0046】(52)は送信タイミング割出指令付きのTC
H起動指令信号で、基地局制御装置8が切替先基地局3
に対して転送する信号であり、指示したTCH(通信チ
ャネル)の起動開始を指令するための信号である。この
信号(52)には、新たに移動局1に割り当てる通信チャ
ネル情報、及び、切替元基地局2での移動局1のタイ
ムアライメント指定値が含まれている。切替先無線基地
局3は、TCH起動指令信号(52)を受信すると、ハンド
オーバーさせようとしている移動局1の位相差を測定
し、測定した位相差情報と、TCH起動指令信号(52)に
より通知されている切替元基地局での移動局1のタイム
アライメント指定値とを用いてハンドオーバー時におけ
る移動局1の送信タイミングを割り出す。(53)は送信タ
イミング割出応答付きのTCH起動確認信号であり、送
信タイミング割出指令付きのTCH起動指令信号(52)に
応答して、移動局1のハンドオーバー時の送信タイミン
グを報告すると共に、指示されたTCHの起動を開始し
たことを報告するための信号である。
【0047】(b-2) ハンドオーバー動作 移動局が強電界検出すると、切替元無線基地局2はTA
指定値情報報告付きのチャネル切替依頼信号(51)を基地
局制御装置8に送出する。基地局制御装置8は、切替元
基地局2からチャネル切替依頼信号(51)を受信すると、
ハンドオーバーに際して移動局1に新たに割り当てる無
線チャネル(通信チャネル)を決定し、切替先基地局3
に対して、送信タイミング割出指令付きのTCH起動指
令信号(52)を送り、TCH(無線チャネル)の起動を指
示すると共に、移動局1のタイムアライメント指定値を
通知する。
【0048】切替先無線基地局3は、TCH起動指令信
号(52)により指示されたTCHを起動すると共に、ハン
ドオーバーさせようとしている移動局1の位相差を測定
し、測定した位相差情報とTCH起動指令信号(52)によ
り通知されている切替元基地局での移動局1のタイムア
ライメント指定値とを用いてハンドオーバー時における
移動局1の送信タイミングを割り出す。ついで、切替先
無線基地局3は割り出した送信タイミング情報を送信タ
イミング割出応答付きのTCH起動確認信号(53)により
基地局制御装置8に報告すると共に、TCH起動完了を
報告する。基地局制御装置8は、切替先無線基地局3よ
り送信タイミング情報を受信すれば、切替元基地局2に
送信タイミング通知付きの割り当てチャネル指示信号(2
3)を送り、該信号により、切替先基地局3で割り当てる
無線チャネルの指示と送信タイミング情報を通知する。
【0049】ついで、切替元無線基地局2は移動局1に
送信タイミング指示付きの切替先無線チャネル指定メッ
セージ(15)を通知する。移動局1はこのメッセージによ
り指定された無線チャネルに通信チャネルを切り替え、
しかる後、通知された送信タイミング情報を利用して切
替先無線基地局3との間で同期バーストの授受を行わず
に上り通信バースト(13)を切替先無線基地局3に送信す
る。切替先無線基地局3は上り通信バースト(13)を受信
すれば、基地局制御装置8にTCH起動完了信号(14)を
送る。以上のように、ハンドオーバー時に移動局に送信
タイミング情報を通知するため、移動局は該送信タイミ
ングで通信バーストを送出することができ、移動局と切
替先無線基地局間で同期バーストを授受する必要がな
く、短時間でチャネル切り替えができる又、移動局1よ
りハンドオーバー依頼があってから、位相差測定、送信
タイミングの算出を行うため、切替先無線基地局3の負
荷を軽減できる。
【0050】(E)第5実施例 (a) 構成 図17は本発明の第5実施例におけるデジタル式自動車
電話システムの構成図であり、図3の第1実施例と同一
部分には同一符号を付している。図17において図3の
第1実施例と異なる点は、位相差測定情報管理部13
を除去し、位相差測定情報の管理を行わないようにした
点、送信タイミング割り出し部14を基地局制御装置
8に設け、送信タイミングを基地局制御装置8において
算出する点、位相差情報の測定、送信タイミングの算
出を常時行わず、切替元無線基地局2よりハンドオーバ
ーの依頼が発生した時に、位相差情報の測定、送信タイ
ミングの算出を行って移動局に通知するようにした点で
ある。
【0051】(b) ハンドオーバー制御 (b-1) 信号説明 図18は第5実施例の制御シーケンス説明図であり、図
8の第1実施例の制御シーケンスと同一信号には同一符
号を付している。(51)はTA指定値情報報告付きのチャ
ネル切替依頼信号であり、移動局1からのハンドオーバ
ー要求により、切替元基地局2が基地局制御装置8に対
して転送する信号であり、切替元移動局2での移動局1
のタイムアライメント指定値が含まれている。(61)は位
相差測定指令付きのTCH起動指令信号であり、これか
らハンドオーバーさせようとしている移動局1の位相差
測定を指示すると共に、ハンドオーバーに際して移動局
1に割り当てる通信チャネルの起動開始を指示する信号
である。(62)は位相差測定応答付きのTCH起動確認信
号であり、測定した移動局1の位相差情報の報告と、指
示された通信チャネル(TCH)の起動を開始したこと
を報告するための信号である。
【0052】(b-2) ハンドオーバー動作 移動局が強電界検出すると、切替元無線基地局2はTA
指定値情報報告付きのチャネル切替依頼信号(51)を基地
局制御装置8に送出する。基地局制御装置8は、切替元
基地局2からチャネル切替依頼信号(51)を受信すると、
ハンドオーバーに際して移動局1に新たに割り当てる無
線チャネル(通信チャネル)TCHを決定し、切替先基
地局3に対して、位相差測定指令付きのTCH起動指令
信号(61)を送る。切替先無線基地局3は、TCH起動指
令信号(61)により指示されたTCHを起動すると共に、
ハンドオーバーさせようとしている移動局1の位相差を
測定する。ついで、切替先無線基地局3は測定した位相
差情報を位相差測定応答付きのTCH起動確認信号(62)
により基地局制御装置8に報告すると共に、TCH起動
完了を報告する。
【0053】基地局制御装置8は、切替先無線基地局3
より位相差情報を受信すれば、該位相差情報とチャネル
切替依頼信号(51)により通知されている切替元基地局で
の移動局1のタイムアライメント指定値とを用いてハン
ドオーバー時における移動局1の送信タイミングを割り
出す。しかる後、基地局制御装置8は切替元基地局2に
送信タイミング通知付きの割り当てチャネル指示信号(2
3)を送り、該信号により、切替先基地局3で割り当てる
無線チャネルの指示と送信タイミング情報を通知する。
【0054】これにより、切替元無線基地局2は移動局
1に送信タイミング指示付きの切替先無線チャネル指定
メッセージ(15)を通知する。移動局1はこのメッセージ
により指定された無線チャネルに通信チャネルを切り替
え、しかる後、通知された送信タイミング情報を利用し
て切替先無線基地局3との間で同期バーストの授受を行
わずに上り通信バースト(13)を切替先無線基地局3に送
信する。切替先無線基地局3は上り通信バースト(13)を
受信すれば、基地局制御装置8にTCH起動完了信号(1
4)を送る。以上のように、ハンドオーバー時に移動局に
送信タイミング情報を通知するため、移動局は該送信タ
イミングで通信バーストを送出することができ、移動局
と切替先無線基地局間で同期バーストを授受する必要が
なく、短時間でチャネル切り替えができる又、移動局1
よりハンドオーバー依頼があってから、位相差測定、送
信タイミングの算出を行うため、切替先無線基地局3の
負荷を軽減できる。
【0055】(F)第6実施例 (a) 構成 図19は本発明の第6実施例におけるデジタル式自動車
電話システムの構成図であり、図3の第1実施例と同一
部分には同一符号を付している。図19において図3の
第1実施例と異なる点は、送信タイミング割り出し部
14を移動局1に設け、移動局1に位相差信号を送
り、移動局1において、位相差情報より送信タイミン
グを決定し、該決定した送信タイミングで通信バースト
を送出するようにした点である。
【0056】(b) ハンドオーバー制御 (b-1) 信号説明 図20は第6実施例の制御シーケンス説明図であり、図
8の第1実施例の制御シーケンスと同一信号には同一符
号を付している。(16)は位相差情報付きの切替先無線チ
ャネル指定用のメッセージである。このメッセージは、
ハンドオーバー時に移動局1に割り当てる無線チャネル
を通知すると共に、同時に位相差情報を通知するもので
ある。位相差情報は、切替先基地局3で測定した移動局
1から送出される信号の基準タイミングからのずれ(位
相差)である。(31)は位相差情報報告指令付きのTCH
起動指令信号であり、基地局制御装置8が切替先無線基
地局3に対して、所定のTCH(無線チャネル)の起動
開始を指示すると共に、位相差情報を報告するように指
令する信号である。(32)は位相差情報報告付きのTCH
起動確認信号であり、位相差情報報告指令付きのTCH
起動指令信号(31)で指示されたTCHの起動を開始した
ことと、要求された位相差情報を報告するための信号で
ある。(71)は位相差測定情報通知付きの割当てチャネル
指示信号であり、基地局制御装置8が切替元基地局2に
対して、切替先基地局3において割り当てる無線チャネ
ルの指示と切替先基地局3で測定したハンドオーバーす
る移動局の位相差情報を通知するための信号である。
【0057】(b-2) ハンドオーバー制御 基地局制御装置8は、切替先基地局3に対して位相差測
定開始信号(17)を送出し、移動局1からの信号の位相差
を以後継続して測定するよう指示する。この指令時期は
少なくとも切替元基地局2からチャネル切替依頼信号
(2)を受信する前となるように制御する。切替先基地局
3は位相差測定開始信号(17)を受信すると、移動局1か
らの信号の位相差測定を開始し、以後常時、位相差の測
定をおこなう。又、切替先基地局3は位相差測定開始確
認信号(20)により移動局1の位相差の測定を開始したこ
とを基地局制御装置8に通知する。
【0058】かかる状態において、基地局制御装置8
は、切替元基地局2からチャネル切替依頼信号(2)を受
信すると、切替先無線基地局3において移動局1に割り
当てる無線チャネル(通信チャネル)を決定し、該切替
先基地局3に位相差情報報告指令付きのTCH起動指令
信号(31)を送る。すなわち、基地局制御装置8はこのT
CH起動指令信号(31)により、切替先基地局3において
割り当てようとしている通信チャネルの起動を指示する
と共に、移動局1の位相差情報を報告するように切替先
無線基地局3に指令する。切替先基地局3は、指示され
たTCH(通信チャネル)の起動を行い、要求された位
相差情報を位相差情報報告付きのTCH起動確認信号(3
2)で基地局制御装置8に報告をする。これにより、基地
局制御装置8は切替元基地局2に、位相差測定情報通知
付きの割り当てチャネル指示信号(71)を送り、該信号に
より、切替先基地局3で割り当てる無線チャネルと位相
差情報を通知する。
【0059】ついで、切替元無線基地局2は移動局1に
位相差情報付きの切替先無線チャネル指定メッセージ(1
6)を送る。図21は位相差情報付きの切替先無線チャネ
ル指定メッセージの説明図であり、従来の送信内容に新
たに位相差情報Bが組み込まれている。位相差情報は1
バイトの下位4ビットで表現される。
【0060】移動局1は上記メッセージ(16)を受信する
と、該メッセージに含まれる切替先基地局3において測
定した移動局1の位相差情報と、切替元無線基地局2に
おけるタイムアライメント指定値とを用いて送信タイミ
ングTACHの割り出しを行う。しかる後、指定された無
線チャネルを切り替え、ついで、算出した送信タイミン
グで切替先無線基地局3との間で同期バーストの授受を
行わずに上り通信バースト(13)を切替先無線基地局3に
送信する。すなわち、移動局1は指定された無線チャネ
ルに切り替わってから、切替先無線基地局3より下り通
信バースト(12)を受信した時、同期バーストの授受を行
わずに直ちに算出した送信タイミングに基づいて上り通
信バースト(13)を切替先無線基地局3に送信する。切替
先無線基地局3は上り通信バースト(13)を受信すれば、
基地局制御装置8にTCH起動完了信号(14)を送る。以
上のように、ハンドオーバー時に移動局に位相差情報を
通知し、移動局で該位相差情報とタイムアライメント指
定値を用いて送出タイミングを算出し、該送信タイミン
グで通信バーストを送出するようにしたから、移動局と
切替先無線基地局間で同期バーストを授受する必要がな
く、短時間でチャネル切り替えができる。
【0061】(G)第7実施例 (a) 構成 図22は本発明の第7実施例におけるデジタル式自動車
電話システムの構成図であり、図19の第6実施例と同
一部分には同一符号を付している。図22において図1
9の第6実施例と異なる点は、位相差測定情報管理部1
3を基地局制御装置13に設け、切替先無線基地局3で
測定した位相差を基地局制御装置13で管理する点であ
る。
【0062】(b) ハンドオーバー制御 (b-1) 信号説明 図23は第7実施例のハンドオーバー制御シーケンス説
明図であり、図20に示した第6実施例の制御シーケン
スと同一信号には同一符号を付している。(41)は位相差
測定指令信号であり、基地局制御装置8が切替先無線基
地局3に対して、位相差測定をして、測定した位相差を
定期的に又は測定の都度又は前回報告した位相差情報と
変化があった時にのみ報告するように指令する信号であ
る。(42)は位相差測定情報報告信号であり、切替先無線
基地局3が位相差測定指令信号(41)により移動局1の位
相差を測定し、測定した位相差情報を報告するための信
号である。(4)はTCH起動指令信号、(5)はTCH起動
確認信号である。
【0063】(b-2) ハンドオーバー動作 基地局制御装置8は、切替先基地局3に対して位相差測
定指令信号(41)を送出し、移動局1からの信号の位相差
を以後継続して測定するよう指示する。この指令時期は
少なくとも切替元基地局2からチャネル切替依頼信号
(2)を受信する前となるように制御する。切替先基地局
3は位相差測定指令信号(41)を受信すると、移動局1か
らの信号の位相差測定を開始し、以後常時、位相差の測
定をおこなう。切替先基地局3は測定した位相差情報を
位相差測定報告信号(42)により基地局制御装置8に報告
する。位相差測定情報報告信号(42)は、一定周期で報告
するようにしても良いし、位相差情報に変化があった時
にのみ報告するようにしても良い。かかる状態におい
て、基地局制御装置8は、切替元基地局2からチャネル
切替依頼信号(2)を受信すると、切替先無線基地局3に
おいて移動局1に割り当てる無線チャネル(通信チャネ
ル)を決定し、該切替先基地局3にTCH起動指令信号
(4)を送る。すなわち、基地局制御装置8はTCH起動
指令信号(4)により、切替先基地局3において割り当て
ようとしている通信チャネルの起動を指示する。
【0064】切替先基地局3は、指示されたTCH(通
信チャネル)の起動を行い、その旨をTCH起動確認信
号(5)で基地局制御装置8に報告をする。基地局制御装
置8はTCH起動確認信号(5)を受信すれば、切替元基
地局2に対して位相差測定情報通知付きの割り当てチャ
ネル指示信号(71)を送り、該信号により、切替先基地局
3で割り当てる無線チャネルと位相差情報を通知する。
ついで、切替元無線基地局2は移動局1に位相差情報付
きの切替先無線チャネル指定メッセージ(16)を送る。
【0065】移動局1は上記メッセージ(16)を受信する
と、該メッセージに含まれる切替先基地局3において測
定した移動局1の位相差情報と切替元無線基地局2にお
ける自分のタイムアライメント指定値とを用いて送信タ
イミングTACHの割り出しを行う。しかる後、指定され
た無線チャネルに切り替え、ついで、算出した送信タイ
ミングで切替先無線基地局3との間で同期バーストの授
受を行わずに上り通信バースト(13)を切替先無線基地局
3に送信する。切替先無線基地局3は上り通信バースト
(13)を受信すれば、基地局制御装置8にTCH起動完了
信号(14)を送る。以上のように、ハンドオーバー時に移
動局に位相差情報を通知し、移動局で該位相差情報とタ
イムアライメント指定値を用いて送出タイミングを算出
し、該送信タイミングで通信バーストを送出するように
したから、移動局と切替先無線基地局間で同期バースト
を授受する必要がなく、短時間でチャネル切り替えがで
きる。
【0066】(H)第8実施例 (a) 構成 図24は本発明の第8実施例におけるデジタル式自動車
電話システムの構成図であり、図19の第6実施例と同
一部分には同一符号を付している。図24において図1
9の第6実施例と異なる点は、位相差測定情報管理部
13を除去し、位相差測定情報の管理を行わないように
した点、位相差情報の測定を常時行わず、切替元無線
基地局2よりハンドオーバーの依頼が発生した時に位相
差情報の測定を行って移動局に通知するようにした点で
ある。
【0067】(b) ハンドオーバー制御 (b-1) 信号説明 図25は第8実施例の制御シーケンス説明図であり、図
20の第6実施例の制御シーケンスと同一信号には同一
符号を付している。(61)は位相差測定指令付きのTCH
起動指令信号であり、これからハンドオーバーさせよう
としている移動局1の位相差測定を指示すると共に、ハ
ンドオーバー時に移動局1に割り当てる通信チャネルの
起動開始を指示する信号である。(62)は位相差測定応答
付きのTCH起動確認信号であり、測定した移動局1の
位相差情報の報告と、指示された通信チャネル(TC
H)の起動を開始したことを報告するための信号であ
る。
【0068】(b-2) ハンドオーバー動作 移動局が強電界を検出すると、切替元無線基地局2はチ
ャネル切替依頼信号(2)を基地局制御装置8に送出す
る。基地局制御装置8は、切替元基地局2からチャネル
切替依頼信号(2)を受信すると、ハンドオーバーに際し
て移動局1に新たに割り当てる無線チャネル(通信チャ
ネル)を決定し、切替先基地局3に対して、位相差測定
指令付きのTCH起動指令信号(61)を送る。切替先無線
基地局3は、TCH起動指令信号(61)により指示された
TCHを起動すると共に、ハンドオーバーさせようとし
ている移動局1の位相差を測定する。ついで、切替先無
線基地局3は測定した位相差情報を位相差測定応答付き
のTCH起動確認信号(62)により基地局制御装置8に報
告すると共に、TCH起動完了を報告する。
【0069】基地局制御装置8は、切替先無線基地局3
より位相差情報を受信すれば、切替元基地局2に対して
位相差測定情報通知付きの割り当てチャネル指示信号(7
1)を送り、該信号により、切替先基地局3で割り当てる
無線チャネルの指示と位相差情報を通知する。ついで、
切替元無線基地局2は移動局1に位相差情報付きの切替
先無線チャネル指定メッセージ(16)を送る。移動局1は
上記メッセージ(16)を受信すると、該メッセージに含ま
れる切替先基地局3において測定した移動局1の位相差
情報と切替元無線基地局2における自分のタイムアライ
メント指定値とを用いて送信タイミングTACHの割り出
しを行う。しかる後、指定された無線チャネルを切り替
え、ついで、算出した送信タイミングで切替先無線基地
局3との間で同期バーストの授受を行わずに上り通信バ
ースト(13)を切替先無線基地局3に送信する。切替先無
線基地局3は上り通信バースト(13)を受信すれば、基地
局制御装置8にTCH起動完了信号(14)を送る。
【0070】以上のように、ハンドオーバー時に移動局
に位相差情報を通知し、移動局で該位相差情報とタイム
アライメント指定値を用いて送出タイミングを算出し、
該送信タイミングで通信バーストを送出するようにした
から、移動局と切替先無線基地局間で同期バーストを授
受する必要がなく、短時間でチャネル切り替えができ
る。又、切替先無線基地局3は移動局1よりハンドオー
バー依頼があってから、位相差測定を行うためその負荷
を軽減できる。以上、本発明を実施例により説明した
が、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い
種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するも
のではない。
【0071】
【発明の効果】以上本発明によれば、ハンドオーバー時
における切替先無線基地局に対する移動局のデータ送信
タイミングを無線基地局側より該移動局に通知し、移動
局は該通知された送信タイミング情報を利用することに
より切替先無線基地局との間で同期バーストの授受を行
わずにハンドオーバーすることができ、短時間でチャネ
ル切り替えができる。この結果、音声やデータ送信が停
止する時間をなくすことができ、サービス向上に寄与す
ることができる。
【0072】又、本発明によれば、 移動局から送出さ
れる信号の基準タイミングからの位相差を切替先無線基
地局において検出して移動局に通知し、移動局は該通知
された位相差情報に基づいて切替先無線基地局に対する
送信タイミングを割り出し、該送信タイミングでデータ
を切替先無線基地局に送出するようにしたから、移動局
は切替先無線基地局との間で同期バーストの授受を行わ
ずにハンドオーバーすることができ、短時間でチャネル
切り替えができる。この結果、音声やデータ送信が停止
する時間をなくすことができ、サービス向上に寄与する
ことができる。更に、本発明によれば、受信状態が変化
して切替元無線基地局よりハンドオーバー依頼が発生し
てから位相差測定や送信タイミングの算出を行うように
することも可能なため、切替先無線基地局や基地局制御
装置の負荷を軽減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理説明図である。
【図2】本発明の第2の原理説明図である。
【図3】第1実施例のデジタル式自動車電話システムの
構成図である。
【図4】送受信部の構成図である。
【図5】位相測定の説明図(その1)である。
【図6】位相測定の説明図(その2)である。
【図7】移動局の構成図である。
【図8】第1実施例のハンドオーバー制御シーケンスで
ある。
【図9】送信タイミング決定処理の説明図である。
【図10】送信タイミング付きの切替先無線チャネル指
定メッセージの説明図である。
【図11】第2実施例のデジタル式自動車電話システム
の構成図である。
【図12】第2実施例のハンドオーバー制御シーケンス
である。
【図13】第3実施例のデジタル式自動車電話システム
の構成図である。
【図14】第3実施例のハンドオーバー制御シーケンス
である。
【図15】第4実施例のデジタル式自動車電話システム
の構成図である。
【図16】第4実施例のハンドオーバー制御シーケンス
である。
【図17】第5実施例のデジタル式自動車電話システム
の構成図である。
【図18】第5実施例のハンドオーバー制御シーケンス
である。
【図19】第6実施例のデジタル式自動車電話システム
の構成図である。
【図20】第6実施例のハンドオーバー制御シーケンス
である。
【図21】位相差情報付きの切替先無線チャネル指定メ
ッセージ説明図である。
【図22】第7実施例のデジタル式自動車電話システム
の構成図である。
【図23】第7実施例のハンドオーバー制御シーケンス
である。
【図24】第8実施例のデジタル式自動車電話システム
の構成図である。
【図25】第8実施例のハンドオーバー制御シーケンス
である。
【図26】従来のデジタル式自動車電話システムの構成
図である。
【図27】従来のハンドオーバー制御シーケンスであ
る。
【図28】切替先無線チャネル指定メッセージ説明図で
ある。
【符号の説明】
1・・移動局 2・・切替元無線基地局 3・・切替先無線基地局 (15)・・送信タイミング情報付きの切替先無線チャネル
指定メッセージ (16)・・位相差情報付きの切替先無線チャネル指定メッ
セージ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局が基地局制御装置により制御され
    る無線基地局を介して無線通信する無線通信システムに
    おいて、 前記移動局が、他の基地局に切り替えて通信を継続する
    際、 切替先無線基地局に対する移動局の送信タイミング情報
    を無線基地局側より移動局に通知し、 前記移動局は該通知された送信タイミング情報より切替
    先無線基地局との間の同期確立を行うことを特徴とする
    無線通信システム。
  2. 【請求項2】 切替先無線基地局は、基地局制御装置か
    らの指示により、隣接無線基地局で通信中の移動局から
    送出される信号と切替先無線基地局の基準タイミングと
    の位相差を測定し、かつ、測定した位相差情報の管理を
    行い、 該位相差情報に基づいて該移動局の切替先無線基地局に
    対する送信タイミングを割り出し、 該割り出した送信タイミング情報を無線基地局制御装
    置、切替元無線基地局を介して移動局に通知することを
    特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 【請求項3】 切替先無線基地局は、基地局制御装置か
    らの指示により、隣接無線基地局で通信中の移動局から
    送出される信号と切替先無線基地局の基準タイミングと
    の位相差を測定し、かつ、測定した位相差情報の管理を
    行い、 無線基地局制御装置は、該位相差情報に基づいて該移動
    局の切替先無線基地局に対する送信タイミングを割り出
    し、 該割り出した送信タイミング情報を切替元無線基地局を
    介して移動局に通知することを特徴とする請求項1記載
    の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 切替先無線基地局は、基地局制御装置か
    らの指示により、隣接無線基地局で通信中の移動局から
    送出される信号と切替先無線基地局の基準タイミングと
    の位相差を測定し、 無線基地局制御装置は、切替先無線基地局により測定さ
    れた位相差情報の管理を行うと共に、該位相差情報に基
    づいて該移動局の切替先無線基地局に対する送信タイミ
    ングを割り出し、 該割り出した送信タイミング情報を切替元無線基地局を
    介して移動局に通知することを特徴とする請求項1記載
    の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 基地局制御装置は切替元無線基地局を介
    して移動局からの無線基地局へハンドオーバーしたい旨
    の依頼を受信したとき、切替先無線基地局へ移動局から
    の信号の位相差を測定するよう指示し、 切替先無線基地局は、該指示に従って前記移動局から送
    出される信号と切替先無線基地局の基準タイミングとの
    位相差を測定し、該測定した位相差に基づいて移動局の
    切替先無線基地局に対する送信タイミングを割り出し、
    該割り出した送信タイミング情報を無線基地局制御装
    置、切替元無線基地局を介して移動局に通知することを
    特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 基地局制御装置は切替元無線基地局を介
    して移動局からの無線基地局へハンドオーバーしたい旨
    の依頼を受信したとき、切替先無線基地局へ移動局から
    の信号の位相差を測定するよう指示し、 切替先無線基地局は、該指示に従って前記移動局から送
    出される信号と切替先無線基地局の基準タイミングとの
    位相差を測定し、 無線基地局制御装置は、該測定された移動局の位相差情
    報に基づいて移動局の切替先無線基地局に対する送信タ
    イミングを割り出し、 該割り出した送信タイミング情報を切替元無線基地局を
    介して移動局に通知することを特徴とする請求項1記載
    の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 移動局が基地局制御装置により制御され
    る無線基地局を介して無線通信する無線通信システムに
    おいて、 前記移動局が、他の基地局に切り替えて通信を継続する
    際、切替先無線基地局は移動局から送出される信号と切
    替先無線基地局の基準タイミングとの位相差を検出して
    移動局に通知し、 移動局は該通知された位相差情報に基づいて切替先無線
    基地局に対する送信タイミングを割り出し、 該送信タイミングでデータを切替先無線基地局に送出す
    ることにより、切替先無線基地局との間の同期確立を行
    うことを特徴とする無線通信システム。
  8. 【請求項8】 切替先無線基地局は、基地局制御装置か
    らの指示により、隣接無線基地局で通信中の移動局から
    送出される信号と切替先無線基地局の基準タイミングと
    の位相差を測定し、かつ、測定した位相差情報の管理を
    行うことを特徴とする請求項7記載の無線通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 切替先無線基地局は、隣接無線基地局で
    通信中の移動局から送出される信号と切替先無線基地局
    の基準タイミングとの位相差を測定し、 無線基地局制御装置は、切替先無線基地局により測定さ
    れた位相差情報の管理を行うことを特徴とする請求項7
    記載の無線通信システム。
  10. 【請求項10】 基地局制御装置は切替元無線基地局よ
    り所定の無線基地局へハンドオーバーしたい旨の依頼を
    受信したとき、切替先無線基地局へ移動局からの信号の
    位相差を測定するよう指示し、 切替先無線基地局は、基地局制御装置からの該指示によ
    り、ハンドオーバーする移動局の位相差を測定すること
    を特徴とする請求項7記載の無線通信システム。
JP7322969A 1995-12-12 1995-12-12 無線通信システム Withdrawn JPH09163432A (ja)

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