JP2000228084A - 電圧発生回路 - Google Patents

電圧発生回路

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JP2000228084A
JP2000228084A JP11028447A JP2844799A JP2000228084A JP 2000228084 A JP2000228084 A JP 2000228084A JP 11028447 A JP11028447 A JP 11028447A JP 2844799 A JP2844799 A JP 2844799A JP 2000228084 A JP2000228084 A JP 2000228084A
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voltage
power supply
signal
circuit
supply line
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光恵 ▲高▼橋
Mitsue Takahashi
Tadaaki Yamauchi
忠昭 山内
Mitsuya Kinoshita
充矢 木下
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Mitsubishi Electric Corp
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current
    • G05F1/46Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc
    • G05F1/56Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices
    • G05F1/565Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is dc using semiconductor devices in series with the load as final control devices sensing a condition of the system or its load in addition to means responsive to deviations in the output of the system, e.g. current, voltage, power factor

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作タイミングが既知であり、かつ大量の電
流を短時間に消費する負荷に対して安定的に動作電圧を
供給可能な電圧発生回路を提供する。 【解決手段】 電圧発生回路100は、基準電圧信号V
iと内部電源電圧Vccとを比較する電圧比較回路20
と、電圧比較回路の出力電圧Voに応じて電流を供給し
てVccを維持するための電流供給トランジスタQP1
とを備える。電圧発生回路100は、基準電圧信号発生
回路30をさらに備える。基準電圧信号発生回路30
は、負荷の動作タイミングに先立って一定期間活性化さ
れる制御信号ACTに応じて、制御信号ACTの非活性
時にはVi=Vrefと設定し、制御信号ACTの活性
時にはVi=Vref+ΔVに昇圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電圧発生回路に
関し、より特定的には、半導体記憶装置におけるセンス
アンプに代表される外部から与えられるタイミング信号
に応じて動作する負荷に対して、安定した内部電源電圧
を供給することが可能な電圧発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置の大容量化の要請に伴う
微細加工化の進展により、半導体装置内の内部回路の耐
圧が低くなってきている。このような状況に対応するた
めに、半導体記憶装置は内部に電源回路を備え、たとえ
ば5V、3.3Vといった外部電源電圧VCEを適当な
内部電源電圧Vcc(たとえば2.5V、2.0V等)
に降圧して使用している。
【0003】半導体記憶装置に備えられるセンスアンプ
回路は、メモリセルデータが読出されたビット線対間に
生じた微小な電圧差を増幅するが、その増幅動作には特
に高速性が要求される。これらのセンスアンプ回路も上
記の内部に設けられた電源回路から内部電源電圧Vcc
の供給を受けて動作するのが一般的である。
【0004】半導体記憶装置においては、1回の行選択
動作にあたって同一のワード線に接続される全てのメモ
リセルのデータをビット線対に読出す必要があるため、
同時に多数のセンスアンプ回路が動作する。よって、セ
ンスアンプ回路の動作時には短時間に大量の電荷が供給
され、センスアンプ回路に電源電圧を供給するVcc配
線の電圧は一時的に低下する。この現象は、ビット線対
に生じた微小な電圧差の速やかな増幅を妨げ、動作速度
の低下を招く。
【0005】よって、上述したセンスアンプに代表され
る急激に大量の電荷を消費する負荷に対しても、安定的
に内部電源電圧Vccを供給することのできる内部電源
電圧発生回路が求められている。
【0006】図19は、このような用途に使用される従
来の技術の代表的な内部電源電圧発生回路500の構成
を説明するための概略ブロック図である。
【0007】図19を参照して、内部電源電圧発生回路
500は、内部電源電圧Vccを内部電源配線515に
よって負荷(センスアンプ)517に供給するための回
路である。
【0008】内部電源電圧Vccの制御目標電圧は、一
定値の直流電圧Vref1で与えられる。内部電源電圧
発生回路500は、内部電源電圧Vccと基準電圧Vr
ef1との差、(Vcc−Vref1)に応じた出力電
圧Voを発生する電圧比較回路501と、出力電圧Vo
をゲートに受け外部電源電圧Vceを供給する外部電源
配線511と内部電源配線515とを接続する電流供給
トランジスタ505とを備える。
【0009】電圧比較回路501には、代表的にはカレ
ントミラーアンプが使用される。電源スイッチ502を
介して外部電源電圧VCEおよび接地電圧Vssが与え
られる。
【0010】内部電源電圧発生回路500は、内部電源
電圧Vccが基準電圧Vref1よりも低下した場合に
は、電圧比較回路501の出力電圧Voに応じて電流供
給トランジスタ505をオンさせ、外部電源配線511
から内部電源配線515に電源電流Icを供給すること
により、内部電源電圧Vccを一定に保つことを目的と
する回路である。
【0011】しかしながら、内部電源電圧発生回路50
0においては、実際に内部電源電圧Vccが低下してか
ら電流供給トランジスタ505が導通するまでの間に
は、電圧比較回路501の応答時間に相当する一定の制
御遅れが存在する。この制御遅れは、たとえば負荷が半
導体記憶装置におけるセンスアンプのように短時間の間
に並列して多数同時に動作するような場合において、問
題となる。
【0012】図20は、負荷で短時間に大電流が消費さ
れた場合における内部電源電圧発生回路500の問題点
を説明するための概念図である。
【0013】図20を参照して、Vcc′は、内部電源
電圧発生回路500によるフィードバック制御を行なわ
ないと仮定した場合の内部電源電圧Vccの変化を示す
波形である。
【0014】時刻t1において負荷が活性化され電流が
消費され,消費電流によって内部電源電圧Vccは一時
的に低下する。
【0015】この場合において、内部電源電圧発生回路
500を動作させても、内部電源電圧Vccの低下が実
際に電圧比較回路501への出力Voに現われるまでに
Δtのタイムラグが存在するときには、上記Δtの間電
流供給トランジスタ505は導通しないため、Vccは
Vcc′と同様に低下する。
【0016】次に、時刻t1から電圧比較回路501の
応答時間に相当するタイムラグΔtが経過したの時刻t
2において、比較出力電圧Voが低下し始め、これに応
じて電流供給トランジスタ505が徐々に導通し、電源
電流Icが外部電源配線511から内部電源配線515
に向かって流れる。この電源電流Icにより内部電源電
圧Vccは回復し、再び基準電圧Vref1のレベルに
復帰する。
【0017】しかし、内部電源電圧Vccが基準電圧V
ref1に復帰した後においても、同様の応答時間が電
圧比較回路501には存在するため、電流供給トランジ
スタ505は速やかにオフされることなく、内部電源電
圧Vccは基準電圧よりも上昇してしまう。電圧比較回
路501の応答時間Δtが大きい場合には、内部電源電
圧Vccが基準電圧に比較して上昇し過ぎるといったケ
ースも生じるおそれがあり、このような場合には内部電
源電圧Vccを低下させる回路を別途設けることが必要
となってしまう。
【0018】このように、負荷が急激に大電流を消費す
るような場合においては、カレントミラーアンプに代表
される応答時間を考慮せざるを得ない電圧比較回路によ
る内部電源電圧Vccのフィードバック制御を行なうの
みでは、内部電源電圧Vccを安定的に供給することは
困難である。
【0019】そこで、予め動作タイミングが既知である
負荷に対して動作電源電圧を安定的に供給するための内
部電源電圧発生回路が、特開平10−27026号公報
に開示されている。
【0020】図21は、上記公報に記載される内部電源
電圧発生回路510の全体構成を示す回路図である。
【0021】図21を参照して、内部電源電圧発生回路
510は、負荷512に対して動作電圧VCIを供給す
るための回路である。
【0022】動作電圧VCIはトランジスタQ2を介し
てフィードバック電圧信号DCIとして電圧比較回路5
11に与えられる。電圧比較回路511は、フィードバ
ック電圧信号DCIと基準電圧Vref2との電圧差に
応じた出力電圧をノードS1に出力する。電流供給トラ
ンジスタQ1はノードS1の電圧に応じて、動作電圧V
CIが低下した場合において外部電源電圧VCEから負
荷512に電流を供給し、動作電圧VCIを一定に保と
うとする。
【0023】内部電源電圧発生回路510においては、
基準電圧Vref2を基準電圧発生回路513によって
生成する。基準電圧発生回路513は、外部電源と接地
配線との間に直列に接続される電流源I2と抵抗R2
3,R24とを含む。抵抗R23の両端にはトランジス
タQ8のソースおよびドレインが接続されている。トラ
ンジスタQ8のゲートには制御信号S8が与えられ、制
御信号S8によってトランジスタQ8がオンしている間
においては抵抗R23は短絡される。低電流源I2と抵
抗R23との間に相当するノードN6に生じる電圧が基
準電圧Vref2として電圧比較回路511に与えられ
る。
【0024】基準電圧発生回路513をこのような構成
とすることにより、制御信号S8に応じて基準電圧Vr
ef2をパルス状に変化させることができる。
【0025】すなわち、負荷512の動作タイミングが
予め判明していれば、負荷512の活性化タイミングに
先立って制御信号S8を制御して基準電圧Vref2を
通常よりも高い値に設定することにより、電流供給トラ
ンジスタQ1を負荷512の作動タイミングに予め合致
させてオンすることができる。
【0026】これにより、応答遅れを内包する電圧比較
回路511を用いても、その動作タイミングが予め判明
していれば短時間に大電流を消費する負荷に対しても有
効な制御を行ない、動作電圧VCIを安定的に制御する
ことにより、図20で述べた問題点を解決しようとする
ものである。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】内部電源電圧発生回路
510に含まれる基準電圧発生回路513は、基準電圧
を抵抗の短絡の有無によって接地電圧から外部電源電圧
VCEの範囲内で調整するものである。
【0028】しかしながら、このような構成では基準電
圧発生回路513において、外部電源電圧VCE〜低電
流源I2〜抵抗R23〜抵抗R24〜Vss電源の経路
に常に電流が流れているため、無駄な消費電力が発生す
る。また、抵抗体、トランジスタ等の比較的多くの回路
素子が必要とされ、レイアウト面で不利である。これら
の問題は、今後さらなる半導体記憶装置の大規模化が予
測される状況下では、非常に不利な要因である。
【0029】また、基準電圧発生回路513において
は、動作電圧VCIの基準値と外部電源電圧VCEとの
電圧差が小さい場合には、制御信号S8によって生じさ
せることのできるパルス振幅が小さくなり応答性の向上
に対する効果が薄くなる。この問題を解決するためにフ
ィードバック電圧信号DCIを分圧回路を介して生成さ
せると、上述したレイアウトの問題がさらに顕著とな
る。
【0030】今後の半導体記憶装置の開発動向を考える
と、今後もさらに低電圧動作化が進展することは必至で
あり、外部電源電圧VCEおよび内部回路の動作電圧V
CIがいずれも今後さらに小さくなると予想される下
で、この問題はさらに顕在化すると考えられる。
【0031】この発明の目的は、このような問題点を解
決するためになされたものであって、予め動作タイミン
グが既知であり大量の電流を短期間に消費する負荷に対
して、無用の消費電力を生じることなく、有効なレイア
ウト効率を有し、かつ十分な応答性をもって内部電源電
圧を供給することが可能な内部電源電圧発生回路の構成
を提供することである。
【0032】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電圧発生
回路は、制御信号に応答して電流を消費する活性期間を
開始する負荷に対して動作電源電圧を供給するための電
圧発生回路であって、動作電源電圧を負荷に供給する第
1の電源配線と、動作電源電圧の制御目標電圧である第
1の電圧よりも高い第2の電圧が供給される第2の電源
配線と、制御信号に応じて、負荷の活性期間においては
基準電圧信号のレベルを第2の電圧よりも高く設定する
とともに、負荷の非活性期間においては基準電圧信号の
レベルを第1の電圧に設定する基準電圧信号発生回路
と、基準電圧信号と第1の電源配線の電圧レベルとを比
較して偏差電圧信号を出力する電圧比較回路と、偏差電
圧信号のレベルに応じて第2の電源配線から第1の電源
配線へ電流を供給する電流供給回路とを備える。
【0033】請求項2記載の電圧発生回路は、請求項1
記載の電圧発生回路であって、基準電圧信号発生回路
は、負荷の活性期間の開始に先立って活性状態に移行
し、かつ所定時間の間活性状態を維持した後、非活性状
態に移行するモード変換信号を発生するモード変換信号
発生回路を含み、モード変換信号は、活性状態において
第1の信号電圧を有し、かつ、非活性状態において第1
の信号電圧より低い第2の信号電圧を有し、基準電圧信
号発生回路は、モード変換信号の状態に応じて、基準電
圧信号の電圧レベルを切り換える基準電圧信号昇圧回路
をさらに含み、基準電圧信号昇圧回路は、モード変換信
号が非活性状態である場合には基準電圧信号を第1の電
圧に設定し、モード変換信号が活性状態である場合には
基準電圧信号を第1の信号電圧に第1の電圧に応じた昇
圧電圧を加えた電圧レベルに設定する。
【0034】請求項3記載の電圧発生回路は、請求項2
記載の電圧発生回路であって、電圧発生回路は、第1の
電圧を伝達する制御目標電圧配線をさらに備え、基準電
圧信号昇圧回路は、基準電圧信号を発生する第1のノー
ドと、モード変換信号が伝達される第2のノ−ドと、制
御目標電圧配線と第1のノードとの間を、モード変換信
号が活性状態である場合に遮断し、モード変換信号が非
活性状態である場合に接続するスイッチ手段と、第1の
ノードと第2のノードとの間に接続されるキャパシタと
を有する。
【0035】請求項4記載の電圧発生回路は、請求項2
記載の電圧発生回路であって、所定時間は第2の電圧の
レベルに応じて設定される。
【0036】請求項5記載の電圧発生回路は、請求項4
記載の電圧発生回路であって、モード変換信号発生回路
は、負荷の活性期間の開始時に活性化される制御信号を
反転して出力する第1のインバータと、互いに異なる設
定遅延時間を有し、入力された信号を設定遅延時間だけ
遅延させて出力する第1複数個の信号遅延回路と、第1
のインバータの出力ノードと第1複数個の信号遅延回路
との間にそれぞれ設けられ、いずれか1個が選択的に接
続状態となる第1複数個の遅延時間切換スイッチと、第
1複数個の信号遅延回路の各々と接続されたノードと第
1のインバータの入力ノードとを2入力とし、モード変
換信号を生成する論理積演算ゲートとを含む。
【0037】請求項6記載の電圧発生回路は、制御信号
に応答して電流を消費する活性期間を開始する負荷に対
して動作電源電圧を供給するための電圧発生回路であっ
て、動作電源電圧を負荷に供給する第1の電源配線と、
動作電源電圧の制御目標電圧である第1の電圧よりも高
い第2の電圧が供給される第2の電源配線と、第1の電
圧と第1の電源配線の電圧レベルとを比較して偏差電圧
信号を出力する電圧比較回路と、制御ノードの電圧に応
じて第2の電源配線から第1の電源配線へ電流を供給す
る電流供給回路と、負荷の非活性期間においては、制御
ノードと電圧比較回路とを接続し、負荷の活性期間にお
いては、制御ノードと電圧比較回路とを遮断するととも
に、電流供給回路を作動させることが可能な第3の電圧
を制御ノードに伝達する切換制御回路とを備える。
【0038】請求項7記載の電圧発生回路は、請求項6
記載の電圧発生回路であって、負荷の活性期間の開始に
先立って活性状態に移行し、かつ所定時間の間活性状態
を維持した後、非活性状態に移行するモード変換信号を
発生するモード変換信号発生回路と、第3の電圧を供給
する第3の電源配線とをさらに備え、切換制御回路は、
モード変換信号をゲートに受けて制御ノードと第3の電
源配線とを接続する第1のトランジスタと、モード変換
信号をゲートに受けて電圧比較回路と制御ノードとを接
続する第2のトランジスタとを含む。
【0039】請求項8記載の電圧発生回路は、請求項7
記載の電圧発生回路であって、電流供給回路は、制御ノ
ードと接続されるゲートをに有して第1の電源配線と第
2の電源配線との間に結合されるPチャネル型MOSト
ランジスタを含み、第3の電源配線は接地電圧を伝達す
る。
【0040】請求項9記載の電圧発生回路は、請求項7
記載の電圧発生回路であって、所定時間は、第2の電圧
のレベルに応じて設定される。
【0041】請求項10記載の電圧発生回路は、請求項
7記載の電圧発生回路であって、第2のトランジスタと
第3の電源配線の間に接続されて、第1の状態と第2の
状態とを所定時間内に複数回繰り返すパルス信号である
外部電源電圧補償信号を発生する外部電源電圧補償回路
をさらに備え、第1の状態の電圧レベルは第3の電圧に
等しく、第2の状態の電圧レベルは、第2の電圧のレベ
ルに応じて設定される。
【0042】請求項11記載の電圧発生回路は、請求項
10記載の電圧発生回路であって、外部電源電圧補償回
路は、矩形波信号を発生するリングオシレータ回路と、
リングオシレータ回路の出力を所定時間遅延して遅延矩
形波信号を発生する補助遅延回路と、矩形波信号をゲー
トに受け、かつ遅延矩形波信号をソースもしくはドレイ
ンの一方に受ける第1の補助トランジスタと、第1の補
助トランジスタのソースもしくはドレインの他方と接続
される中間ノードと、外部電源電圧補償信号を発生する
信号出力ノードと、中間ノードに接続されるゲートを有
し、第2の電源配線と信号出力ノードとを接続する第2
の補助トランジスタと、中間ノードに接続されるゲート
を有し、第3の電源配線と信号出力ノードとを接続する
第2の補助トランジスタと異なる極性を有する第3の補
助トランジスタとを含む。
【0043】請求項12記載の電圧発生回路は、制御信
号に応答して電流を消費する活性期間を開始する負荷に
対して動作電源電圧を供給するための電圧発生回路であ
って、動作電源電圧を負荷に供給する第1の電源配線
と、動作電源電圧の制御目標電圧である第1の電圧より
も高い第2の電圧が供給される第2の電源配線と、第2
の電源配線より動作電圧の供給を受けて、第1の電圧と
第1の電源配線の電圧レベルとを比較し偏差電圧信号を
制御ノードに出力する電圧比較回路と、制御ノードの電
圧に応じて第2の電源配線から第1の電源配線へ電流を
供給する電流供給回路と、制御ノードに印加した場合
に、電流供給回路によって第1の電源配線に電流を供給
させることが可能な所定の電圧を供給する第3の電源配
線と、負荷の活性期間において、制御ノードと第3の電
源配線とを接続する第1のスイッチ回路と、第2の電源
配線と電圧比較回路との間に設けられ、負荷の活性期間
において、両者を遮断する第2のスイッチ回路とを備え
る。
【0044】請求項13記載の電圧発生回路は、請求項
12記載の電圧発生回路であって、負荷の活性期間の開
始に先立って活性状態に移行し、かつ所定時間の間活性
状態を維持した後、非活性状態に移行するモード変換信
号を発生するモード変換信号発生回路をさらに備え、第
1のスイッチ回路は、モード変換信号をゲートに受けて
制御ノードと第3の電源配線とを接続する第1のトラン
ジスタを含み、第2のスイッチ回路は、モード変換信号
をゲートに受けて第2の電源配線と電圧比較回路とを接
続する第2のトランジスタを含む。
【0045】請求項14記載の電圧発生回路は、請求項
13記載の電圧発生回路であって、電流供給回路は、制
御ノードと接続されるゲートをに有して第1の電源配線
と第2の電源配線との間に結合されるPチャネル型MO
Sトランジスタを含み、第3の電源配線は接地電圧を伝
達する。
【0046】請求項15記載の電圧発生回路は、請求項
13記載の電圧発生回路であって、所定時間は、第2の
電圧のレベルに応じて設定される。
【0047】請求項16記載の電圧発生回路は、請求項
13記載の電圧発生回路であって、第1のトランジスタ
と第3の電源配線の間に接続され、外部電源電圧補償信
号を発生する外部電源電圧補償回路をさらに備え、外部
電源電圧補償信号は、第1の状態と第2の状態を所定時
間内に第2複数回繰り返すパルス信号であり、第1の状
態の電圧レベルは第3の電圧に等しく、第2の状態の電
圧レベルは、第2の電圧のレベルに応じて設定される。
【0048】請求項17記載の電圧発生回路は、請求項
16記載の電圧発生回路であって、外部電源電圧補償回
路は、矩形波信号を発生するリングオシレータ回路と、
リングオシレータ回路の出力を所定時間遅延して遅延矩
形波信号を発生する補助遅延回路と、矩形波信号をゲー
トに受け、かつ遅延矩形波信号をソースもしくはドレイ
ンの一方に受ける第1の補助トランジスタと、第1の補
助トランジスタのソースもしくはドレインの他方と接続
される中間ノードと、外部電源電圧補償信号を発生する
信号出力ノードと、中間ノードに接続されるゲートを有
し、第2の電源配線と信号出力ノードとを接続する第2
の補助トランジスタと、中間ノードに接続されるゲート
を有し、第3の電源配線と信号出力ノードとを接続する
第2の補助トランジスタと異なる極性を有する第3の補
助トランジスタとを含む。
【0049】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中
同一符号は同一または相当部分を示す。
【0050】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1の内部電源電圧発生回路100の全体構成を説明
するための概略ブロック図である。
【0051】図1を参照して、内部電源電圧発生回路1
00は、負荷に対して内部電源電圧Vccを供給するた
めの回路である。内部電源電圧発生回路100は、内部
電源電圧Vccと、基準電圧信号Viとの電圧差に応じ
て出力電圧を制御ノードに出力する電圧比較回路20
と、制御ノードの電圧Voに応じて外部電源電圧VCE
を供給する外部電源配線11から内部電源電圧Vccを
供給する内部電源配線15に電源電流Icを供給するた
めの電流供給トランジスタQP1とを備える。
【0052】内部電源電圧発生回路100は、さらに負
荷の動作タイミングに応答して活性化される負荷活性化
タイミング信号ACTと内部電源電圧Vccの制御目標
電圧となる一定直流電圧Vrefとを受けて基準電圧信
号Viを発生する基準電圧信号発生回路30をさらに備
える。
【0053】本発明の実施の形態1の内部電源電圧発生
回路100においては、負荷活性化タイミング信号AC
Tに応答して基準電圧信号Viの電圧レベルをパルス状
に変化させるが、負荷の作動タイミングすなわち負荷活
性化タイミング信号ACTの活性化時においては、Vi
を外部電源電圧Vrefを昇圧して発生する。
【0054】すなわち、負荷の動作タイミングに合わせ
て、電流供給トランジスタQP1を十分に導通させるこ
とにより、内部電源電圧Vccの電圧変動を抑制し安定
的に電圧を供給することを目的とするものである。
【0055】なお、以下本発明の実施の形態の説明にお
いては、内部電源電圧発生回路によって動作電圧を供給
され、動作タイミングが既知でありかつ短時間に大量の
電流を消費する負荷の代表例として半導体記憶装置にお
けるセンスアンプを考える。
【0056】図2は内部電源電圧発生回路100の具体
的な構成を示す回路図である。図2では、特に基準電圧
発生回路30の具体的な構成について説明する。
【0057】図2を参照して、基準電圧発生回路30
は、モード変換信号発生回路40とVi昇圧回路45と
を含む。モード変換信号発生回路40は、負荷活性化タ
イミング信号ACTを受けてモード変換信号MDおよび
その反転信号/MDを生成する。詳細なタイミングにつ
いては後ほど詳しく述べるが、負荷活性化タイミング信
号ACTは、負荷であるセンスアンプの活性化に対応し
て活性化されて、“L”レベルから“H”レベルに立上
がる信号である。
【0058】モード変換信号発生回路40は、信号AC
Tを反転するインバータ41と、インバータ41の出力
を遅延時間tdだけ遅延させて出力する遅延回路42
と、遅延回路42の出力と信号ACTとのNAND論理
演算を行なう論理ゲート43と、論理ゲート43の出力
を反転するインバータ44とを有する。
【0059】インバータ44の出力ノードには信号AC
Tの立上がりタイミングにおいて期間tdの間活性化
(“H”レベル)されるパルス状の電圧信号であるモー
ド変換信号MDが生成される。
【0060】遅延回路42は、複数段のインバータを含
み、インバータの段数を変えることによって遅延時間t
dを調整することが可能である。また、反転信号/MD
も同様に生成され、当該のtdの期間において活性化
(“L”レベル)される。
【0061】モード変換信号MDおよび反転信号/MD
はVi昇圧回路45に与えられる。Vi昇圧回路45
は、基準電圧信号Viを出力するノードNiと、電圧V
refを受ける入力ノードと、ゲートにモード変換信号
MDを受けて入力ノードとノードNiとを接続するP型
トランジスタQP2と、信号/MDをゲートに受けて入
力ノードと出力ノードとを接続するN型トランジスタQ
N2とトランジスタQP2のゲートとノードNiとの間
に接続されるキャパシタCiとを有する。
【0062】モード変換信号MDが非活性状態(“L”
レベル)の間は、トランジスタQN2とトランジスタQ
P2との双方がオンし、基準電圧信号ViはVrefに
設定されるとともに、キャパシタCiは、電圧Vref
によって充電される。
【0063】負荷活性化タイミング信号ACTの活性化
に応じて一定期間tdの間モード変換信号MDは活性化
(“H”レベル)される。この場合において、トランジ
スタQN2およびQP2はいずれもオフとなるが、基準
電圧信号Viは、信号MDの“H”レベルに相当する電
圧にキャパシタCiの充電電圧による昇圧ΔVを加えた
電圧となる。昇圧電圧ΔVは、主にキャパシタCiの容
量値によって調節することができ、さらに外部電源電圧
VCEとは無関係に設定することができる。
【0064】電圧比較回路20は、負荷活性化タイミン
グ信号ACTの活性化よりも早いタイミングで活性化さ
れる信号RASをゲートに受けるトランジスタQN1を
介して、外部電源配線11と接地配線15との間に接続
され、電流の供給を受ける。この電流によって、電圧比
較回路20は駆動され、基準電圧信号Viと内部電源電
圧Vccとの電圧差に応じた出力電圧をノードNoに出
力する。
【0065】上記の構成を有する基準電圧信号発生回路
30によって生成された基準電圧信号Viに基づいて内
部電源電圧Vccのフィードバック制御を行なうことに
より、負荷の動作が開始されるタイミングに合致させ
て、内部電源電圧Vccの低下が電圧比較回路20によ
って検出される前であっても電流供給トランジスタQP
1をオンさせることによって内部電源配線15に電源電
流Icを供給することができ、負荷が動作開始時に急激
に多くの電流を消費しても安定的に内部電源電圧のレベ
ルを維持することが可能となる。また、基準電圧信号V
iを外部電源電圧VCEのレベルの制限を受けずにΔV
だけ昇圧することができるので、低電圧動作化が進み外
部電源電圧VCEと内部回路の動作電圧の制御目標電圧
Vrefとの差が小さくなった場合においても、コンパ
クトな構成の制御回路の下で内部電源電圧の制御応答性
を十分に確保することができる。
【0066】図3は、内部電源電圧発生回路100の負
荷となるセンスアンプ17の構成および動作を説明する
ための回路図である。
【0067】図3を参照して、センスアンプ17はメモ
リセル列18に設けられている。メモリセル列18は、
メモリセルMC1〜MCnとビット線対BL,/BLと
を含む。メモリセルMC1〜MCnのそれぞれはビット
線BL1に接続される。
【0068】センスアンプ17は、メモリセルから
“L”レベルデータが読出された場合に、/BLに
“H”レベルデータに対応する電圧を伝達するためのP
型トランジスタQP5と、これに応じてBLに“L”レ
ベルデータを伝達するためのN型トランジスタQN4と
を含む。同様に、センスアンプ17は、メモリセルから
“H”レベルデータが読出された場合に、/BLに
“L”レベルデータに対応する電圧を伝達するためのN
型トランジスタQN5と、これに応じてBLに“H”レ
ベルデータを伝達するためのP型トランジスタQP4と
を含む。
【0069】P型トランジスタQP4,QP5のソース
には制御信号ZSOPをゲートに受けるP型トランジス
タQP3を介して内部電源電圧Vccが供給される。同
様にN型トランジスタQN4,QN5のソースには制御
信号SONをゲートに受けるN型トランジスタQN3を
介して接地電圧Vssが供給される。
【0070】メモリセル列はビット線対に垂直な方向に
隣り合って多数設けられており、メモリセル列ごとにセ
ンスアンプが設けられる。同一のワード線に対応づけら
れるメモリセル列は1回の行選択動作時において同時に
活性化されるため、これらに対応して設けられるセンス
アンプも共通の内部電源配線15によって動作電源電圧
を供給される。よって、内部電源配線15は同時に動作
する多数のセンスアンプに接続されることとなるため、
短時間に大量の電流を供給する必要が生じる。
【0071】図4は内部電源電圧発生回路100の動作
を説明するための動作波形図である。
【0072】図4を参照して、まず時刻t11におい
て、センスアンプの作動に先立って行選択動作を活性化
するための制御信号RASが活性化(“H”レベル)さ
れる。制御信号RASの活性化から予め設定される期間
の経過後、センスアンプを活性化するためにセンスアン
プ17中のN型トランジスタを活性化するための制御信
号SONが時刻t13において活性化される。同様に、
センスアンプ17中のP型トランジスタを活性化するた
めの制御信号ZSOPは、制御信号t14において活性
化される。
【0073】これらの活性化タイミングが既知である信
号の活性化に先立って、センスアンプの活性化よりも早
いタイミングで負荷活性化タイミング信号ACTが時刻
t12において活性化(“H”レベル)される。負荷活
性化タイミング信号には、上記信号RASの立上がりタ
イミングを起点として新たに生成される信号を用いても
よいし、半導体記憶装置において一般的に信号RAS信
号の活性化からセンスアンプが活性化されるまでの間に
活性化されるバンク活性化信号等を共用することも可能
である。
【0074】上述したように、モード変換信号発生回路
40は、負荷活性化タイミング信号ACTの活性化に伴
い、遅延回路42において設定される遅延時間tdの間
モード変換信号MDを活性化(“H”レベル)する。
【0075】基準電圧信号Viは、モード変換信号MD
が非活性状態(“L”レベル)である場合には、トラン
ジスタQN2,QP2の導通により内部電源基準電圧V
refと等しくなる。この間キャパシタCiは充電され
ており、モード変換信号MDが活性化され、トランジス
タQN2,QP2がオフされた場合には、ノードNiに
生じる基準電圧信号Viは内部電源基準電圧Vrefか
らΔVだけ昇圧された電圧となる。
【0076】これに応じて電圧比較回路20の出力電圧
はステップ状に低下するため、電流供給トランジスタQ
P1は導通する。これにより、負荷であるセンスアンプ
が活性化されVcc配線15から大量の電流が供給され
るタイミングと合致させて電源電流Icを供給すること
ができる。
【0077】以上述べたように、実施の形態1の内部電
源電圧発生回路100においては、電圧比較回路20に
おいて内部電源電圧Vccと比較される基準電圧信号V
iを昇圧のタイミング、期間および振幅を調整すること
が可能な昇圧パルスによって変化させ、負荷が電流を消
費するタイミングと合致させて電流供給トランジスタに
よって電源電流Icを外部電源配線より供給することに
より、内部電源電圧Vccを安定的に制御することがで
きる。
【0078】[実施の形態2]実施の形態1において
は、電圧比較回路20において内部電源電圧Vccと比
較される基準電圧をパルス状に変化させることにより電
流供給トランジスタQP1をタイムリーに導通させるこ
とにより内部電源電圧Vccの制御性を確保した。実施
の形態2においては、このような基準電圧をパルス状に
変化させる回路を設けることなく、負荷の動作タイミン
グに合わせて電流供給トランジスタQP1を強制的かつ
速やかにオンさせることにより内部電源電圧Vccの安
定性を確保しようとするものである。
【0079】図5は、本発明の実施の形態2の内部電源
電圧発生回路200の全体構成を説明するための概略ブ
ロック図である。
【0080】図5を参照して、内部電源電圧発生回路2
00は、内部電源電圧Vccと内部電源電圧の制御目標
電圧であるVrefとの電圧差に応じて出力電圧Vo′
を出力する電圧比較回路20と、電流供給トランジスタ
QP1のゲートに接続される制御ノードNoと、制御ノ
ードNoの電圧に応じて導通し外部電源電圧配線11か
ら内部電源電圧配線15に電源電流Icを供給する電流
供給トランジスタQP1と、制御ノードNoの接続形態
を切替えるための制御ノード切替回路50とを備える。
【0081】制御ノード切替回路50は、電圧比較回路
20と制御ノードNoとを接続するスイッチ51と、制
御ノードNoと接地配線13との間に接続されるN型ト
ランジスタQN6と、トランジスタQN6のゲートと外
部電源電圧配線11と接続するスイッチ52とを備え
る。
【0082】内部電源電圧発生回路200は、実施の形
態1の内部電源電圧発生回路100と比較して、電圧比
較回路20において内部電源電圧Vccと比較される基
準電圧が予め定められた一定の直流電圧Vrefである
点が異なる。さらに、電圧比較回路20と電流供給トラ
ンジスタQP1のゲートとは直接には接続されず、電流
供給トランジスタQP1のゲートに接続される制御ノー
ドNoの電圧はスイッチ51および52のオン/オフに
よって制御される。
【0083】スイッチ51とスイッチ52とは、選択的
にいずれか一方がオンされるスイッチである。スイッチ
51がオンしている場合には、制御ノードの電圧Voは
電圧比較回路20の出力電圧Vo′に等しい。一方、ス
イッチ52がオンしている場合には、スイッチ51のオ
フにより内部ノードと電圧比較回路20の出力とが切り
離されるとともに、トランジスタQN6を強制的にオン
させることにより、制御ノードの電圧Voは接地電圧V
ssに設定される。
【0084】図6は内部電源電圧発生回路200の具体
的な構成を示す回路図である。図6においては、スイッ
チ51および52の具体的な構成および制御方法が示さ
れる。
【0085】図6を参照して、内部電源電圧発生回路2
00は、図5のスイッチ51に相当するN型トランジス
タQN7およびQP7と、トランジスタQP7と、トラ
ンジスタQN7,QP7を制御するための制御信号M
D,/MDを発生するモード変換信号発生回路40とを
さらに備える。
【0086】ここでモード変換信号発生回路40の構成
およびモード変換信号MDおよび反転信号/MDの活性
化タイミングおよび状態は図4で説明したものと同様で
あるので説明は繰返さない。すなわち、モード変換信号
は、活性化タイミングおよび活性化期間をモード変換信
号発生回路40によって調整することが可能な信号であ
り、この信号を用いて電流供給トランジスタのオン/オ
フを制御することによって、所望の制御特性を得ようと
するものである。
【0087】トランジスタQN7は信号/MDをゲート
に受けて電圧比較回路20と制御ノードNoと接続す
る。同様にトランジスタQP7は、モード変換信号MD
をゲートに受けて電圧比較回路20と制御ノードNoと
接続する。
【0088】また、内部ノードN0と接地配線13と接
続するN型トランジスタQN6のゲートにはモード変換
信号/MDが与えられることにより、図5におけるスイ
ッチ52と同様に作用し、トランジスタQN7,QP7
とトランジスタQN6とは互いに選択的にいずれか一方
が活性化される。
【0089】すなわち、モード変換信号MDの非活性状
態(“L”レベル)時においては、トランジスタQN7
およびQP7が導通し、制御ノードNoと電圧比較回路
20とが接続されるとともに、トランジスタQN6はオ
フするので、制御ノードの電圧Voは、電圧比較回路2
0が実際の内部電源電圧と基準電圧の比較結果として出
力する電圧Vo′と等しくなる。
【0090】一方、モード変換信号MDの活性化
(“H”レベル)時においては、トランジスタQN6の
導通により制御ノードNoは接地配線13と接続され、
さらに、このタイミングにおいてトランジスタQN7,
QP7がオフされる。
【0091】これにより電圧比較回路20の出力ノード
と制御ノードNoとが遮断されるため制御ノードの電圧
Voは速やかに接地電圧Vssに移行する。逆に、トラ
ンジスタQN7およびQP7を設けることなく、電圧比
較回路20と制御ノードNoとを接続したままでトラン
ジスタQN6のオンによって制御ノードの電圧Voを接
地電圧Vssに引き下げて電流供給トランジスタQP1
をオンさせることには以下の問題がある。
【0092】まず、負荷の動作直前の時点における電圧
比較回路20の出力電圧は、P型トランジスタQP1を
オフさせる“H”レベルに相当する電圧を有することが
一般的であり、トランジスタQN6を強制的にオンさせ
ても制御ノードの電圧が低下するには一定の時間を要す
るため、電流供給トランジスタQP1の導通タイミング
もそれだけ遅れてしまう。
【0093】また、負荷の動作直前の時点における電圧
比較回路20の出力電圧は特定できないため、上記のタ
イミングの遅れも不定であり、負荷の動作タイミングと
電流供給トランジスタのオンタイミングとの調整が困難
となる。
【0094】さらに、内部電源電圧Vccが実際に基準
電圧Vrefより低下しない限り出力電圧Vo′は一定
の値を維持するので、トランジスタQN6を通じて無用
の消費電流が電圧比較回路の出力ノードから接地配線1
3に流れる。さらに、制御ノードの電圧Voも完全にV
ssまで下げることができなくなる可能性もあり、電流
供給トランジスタの電流供給能力が所望のレベルより低
下してしまうおそれも否定できない。
【0095】よって、負荷の動作タイミングに合わせて
制御ノードNoを強制的に接地配線13と接続するトラ
ンジスタを設けるとともに、制御ノードNoと電圧比較
回路20とを切り離すトランジスタを設けることによっ
て、上記の問題点の発生を回避して負荷の動作開始タイ
ミングと電流供給トランジスタQP1のオンタイミング
とを容易に合致させ、電源電流Icを十分に供給するこ
とにより内部電源電圧Vccを安定的に制御することが
可能となる。
【0096】[実施の形態3]実施の形態3において
は、実施の形態2の場合と同様に負荷の動作タイミング
に合わせて電流を内部電源配線15に供給するととも
に、電圧比較動作が不要となる当該期間において電圧比
較回路20の電源を遮断することによる消費電力低減効
果をさらに狙うものである。
【0097】図7は本発明の実施の形態3の内部電源電
圧発生回路300の全体構成を説明するための概略ブロ
ック図である。
【0098】図7を参照して、内部電源電圧発生回路3
00は、図5の内部電源電圧発生回路200と比較し
て、電圧比較回路20と制御ノードNoとを接続するス
イッチ51を具備せず、代わりに外部電源配線11と電
圧比較回路20との間にスイッチ60を備える点で異な
る。
【0099】スイッチ52と60とは、実施の形態2の
場合と同様に選択的にいずれか一方がオンされ他方はオ
フされる関係にある。
【0100】図7においては電圧比較回路20への電源
供給を制御するためのスイッチ60を接地配線側ではな
く外部電源配線側に設けたが、その理由を以下に説明す
る。
【0101】図8は、電圧比較回路用電源スイッチを接
地配線側に接地した場合の問題点を説明するための回路
図である。
【0102】図8を参照して、点線で示す電圧比較回路
20は、代表的な例としてカレントミラーアンプで構成
されており、内部ノードNaと接続されるゲートを有す
る2つのP型トランジスタQP11およびQP12を有
する。トランジスタQP11は外部電源配線11と電圧
比較回路20の出力ノードNbとを接続する。トランジ
スタQP12は、外部電源配線11と内部ノードNaと
を接続する。
【0103】電圧比較回路20は、さらにノードNbと
ノードNcとの間に接続されゲートに内部電源電圧Vc
cを受けるN型トランジスタQN11と、ノードNaと
ノードNcとの間に接続されゲートに電圧Vrefを受
けるN型トランジスタQN12とを有する。電圧比較回
路20においてはN型トランジスタQN11とQN12
とのゲートに与えられる電圧の差に応じた電圧が出力ノ
ードNbに生じる。図8においては、電圧比較回路20
はスイッチ61によって定電流源21を介して接地配線
13と接続され、これにより電圧比較回路20に電源が
供給されることとなる。
【0104】この回路において、選択的にいずれか一方
がオンされ他方がオフされるスイッチ52と61とにお
いて、スイッチ52がオンされスイッチ61がオフされ
ている場合を考えてみる。
【0105】この場合には、ノードNoを接地配線13
と強制的に接続することにより制御ノードの電圧Voを
接地電圧Vssとし電流供給トランジスタQP1を導通
させることが目的である。しかしながら、スイッチ61
がオフされても、外部電源配線11と接地配線13との
間に、外部電源配線11〜トランジスタQP11〜ノー
ドNb〜ノードNo〜トランジスタQN6〜接地配線1
3の経路および、外部電源配線11〜トランジスタQP
12〜ノードNa〜トランジスタQN12〜ノードNc
〜トランジスタQN11〜ノードNb〜ノードNo〜ト
ランジスタQN6〜接地配線13の経路によって電流が
流れ続けてしまうこととなる。これにより、制御ノード
Noの電圧を完全にVssに引き下げることができない
おそれがあるばかりでなく、無用の消費電力を発生させ
てしまうこととなる。
【0106】一方、図7に示すように電圧比較回路20
への電源供給スイッチ60を外部電源配線11側に設け
れば、スイッチ52の導通に伴って、外部電源配線11
とトランジスタQP11およびQP12とは切り離され
ることとなり、図8で説明したような電流経路は発生し
なくなり、上述した問題点も発生しない。
【0107】図9は内部電源電圧発生回路300の具体
的な構成を示す回路図である。図9を参照して、内部電
源電圧発生回路300は、図7のスイッチ60に相当す
るP型トランジスタQP6と、トランジスタQP6を制
御するモード変換信号MDを発生するためのモード変換
信号発生回路40とをさらに備える。
【0108】モード変換信号発生回路40は、実施の形
態1および実施の形態2で使用するものと構成および動
作は同様であるので説明は繰返さない。
【0109】内部電源電圧発生回路300においては、
モード変換信号発生回路40の出力のうちモード変換信
号MDをトランジスタQP6およびトランジスタQN6
のゲートに与える。このような構成とすることにより、
負荷の動作タイミングに相当する期間においてモード変
換信号MDが活性化(“H”レベル)されると、トラン
ジスタQN6がオンして電流供給トランジスタQP1を
速やかにオンさせるとともに、トランジスタQP6がオ
フされて電圧比較回路20への電源の供給が中断され、
電力の消費がカットされる。
【0110】これにより、内部電源電圧発生回路300
においては、負荷の動作タイミングに合わせて電流供給
トランジスタQP1を強制的にオンさせることにより内
部電源電圧Vccを安定的に制御するとともに、当該期
間において電圧比較回路20の電力消費をカットし、回
路全体の低消費電力化を図ることができる。
【0111】なお、実施の形態2と3とを組合わせた構
成の内部電源電圧発生回路とすることによって、両者の
効果を併せて得ることも勿論可能である。
【0112】[実施の形態4]本発明の実施の形態1〜
3においては、負荷において電流が消費されるタイミン
グに合わせて、遅延回路で設定できる一定期間の間電流
供給トランジスタを強制的に導通させることにより外部
電源配線から内部電源配線に電流を供給した。
【0113】しかし、電流供給トランジスタが導通した
場合に流れる電源電流Icは、外部電源電圧VCEと内
部電源電圧Vccとの電圧差に依存するため、一定の電
流供給トランジスタの導通時間の下では、内部電源電圧
配線に供給される電荷量すなわち、電源電流Icの時間
積分値が外部電源電圧VCEのレベルに依存して変化し
てしまう。一方、内部で動作する負荷によって消費され
る電流、すなわち電荷量は、外部電源電圧のレベルには
無関係であることが一般的である。
【0114】そこで、実施の形態4においては、さまざ
まな外部電源電圧VCEのレベルの下においても常に負
荷に対して一定量の電荷を供給することができる内部電
源電圧発生回路の提供について説明する。
【0115】図10は本発明の実施の形態4の内部電源
電圧発生回路400の構成を説明するための概略ブロッ
ク図である。
【0116】図10を参照して、内部電源電圧発生回路
400は、図6で説明した内部電源電圧発生回路200
と比較して、モード変換信号MDを発生するモード変換
信号発生回路の構成が異なる。
【0117】その他の構成および動作については内部電
源電圧発生回路200の場合と同様であるので説明は繰
返さない。
【0118】内部電源電圧発生回路400のモード変換
信号発生回路140は、既に説明したモード変換信号発
生回路40と同様に、負荷活性化タイミング信号ACT
を受けてモード変換信号MDおよびその反転信号/MD
を発生するが、回路構成が異なる。
【0119】モード変換信号発生回路140は、信号A
CTを受けて反転するインバータ141と、インバータ
141の出力ノードと接続されるノードNeと、内部ノ
ードNfと信号ACTとを2入力としてNAND論理演
算結果を出力する論理ゲート146と、論理ゲート14
6の出力をさらに反転するインバータ148とを含む。
内部ノードNeとNfとの間にはスイッチと遅延回路と
のペアが複数個(n+1個)並列に接続される。
【0120】遅延回路144−0〜144−nのそれぞ
れは異なる遅延時間を有し、対応して設けられるスイッ
チがオンすることにより内部ノードNeと内部ノードN
fとの間に接続されることとなる。スイッチ142−0
〜142−nのいずれか1つのスイッチを選択してオン
させることにより、モード変換信号MDの活性期間をn
+1通りの遅延時間の中から選択的に決定することがで
きる。
【0121】すなわち、内部電源電圧発生回路400に
おいては、外部電源電圧VCEのレベルが既知である場
合において、電圧VCEのレベルによって決定される電
源電流Icの大きさと負荷で消費される電荷量との関係
に応じて、電流供給トランジスタの導通期間すなわちモ
ード変換信号の活性期間を遅延回路の切換の選択により
調整することが可能となる。これにより、さまざまな外
部電源電圧VCEの下においても、外部電源配線11か
ら内部電源配線15に供給される電荷量を一定量に調整
することができる。
【0122】図11はモード変換信号発生回路140の
具体的な構成を説明するための回路図である。図11に
は、複数個並列に配置され、かつ互いに異なる遅延時間
を有するn+1個の遅延回路の構成が主に示される。
【0123】図11を参照して、ノードNeとノードN
fとの間に、遅延回路144−0〜nが互いに並列に接
続される。代表例として、遅延回路144−1の構成に
ついて詳細に説明する。
【0124】遅延回路144−1は、1個の単位遅延回
路145を含む。単位遅延回路145は、トランジスタ
QP21およびQN21で構成されるインバータと、ト
ランジスタQP22およびQN22で構成されるインバ
ータとを含む。この2個の直列に接続されたインバータ
によって、単位遅延回路145は入力された信号を単位
遅延時間tuだけ遅延させて出力する。
【0125】これらのインバータは、外部電源電圧VC
Eの供給を受けて動作する。これにより、単位遅延時間
tuは外部電源電圧VCEのレベルによっても変化す
る。具体的には、VCEのレベルが高い場合の方がイン
バータの駆動電流は大きくなるため、単位遅延時間tu
は短く設定されるという特性を有する。この特性は意図
する調整の方向性と合致するものであるから、インバー
タの供給する駆動電圧を外部電源電圧とすること、もし
くは外部電源電圧に依存した電圧とすることによって、
より調整が容易となる。
【0126】遅延回路140−2は直列に接続された2
個の単位遅延回路145を含む。よって、遅延回路14
4−2は入力信号を遅延時間2・tuだけ遅延させて出
力する。同様に単位遅延回路140−3は3個の直列に
接続された単位遅延回路を含み、入力信号を3・tuだ
け遅延させて出力する。このように合計n個ある遅延回
路のi番目の遅延回路144−i(i:0〜n)は、i
個の単位遅延回路145を含み、入力信号をi・tu遅
延させて出力する。
【0127】遅延回路144−0〜144−nのそれぞ
れに対応してヒューズ142−0〜142−nが設けら
れる。これらのヒューズの選択によって内部ノードNe
とNfとの間には、選択的に1つの遅延回路が接続され
ることとなる。既に述べたように負荷活性化タイミング
信号ACTに応じて生成されるモード変換信号MD,の
活性化期間は、遅延回路によって付与される遅延時間に
等しいため、n+1個のうちのいずれの遅延回路を選択
するかによって、モード変換信号MDの活性化期間すな
わち、電流供給トランジスタの強制導通期間を定めるこ
とが可能となる。
【0128】[実施の形態4の変形例1]図12は本発
明の実施の形態4の変形例1の内部電源電圧発生回路4
10の構成を示す概略ブロック図である。
【0129】図12を参照して、内部電源電圧発生回路
410は、図2で説明した内部電源電圧発生回路100
と比較して、モード変換信号MD、反転信号/MDを発
生する回路として、モード変換信号発生回路40の代わ
りにモード変換信号発生回路140を備える点が異な
る。その他の構成およびモード変換信号MD,/MDに
対応した動作については既に説明したとおりであるので
説明は繰返さない。
【0130】また、モード変換信号発生回路140の構
成および動作についても実施の形態4の内部電源電圧発
生回路400で説明したとおりである。内部電源電圧発
生回路410は、並列に多数接続された互いに遅延時間
の異なる遅延回路の選択によってモード変換信号MD,
/MDの活性化期間を調整することができるモード変換
信号発生回路140を用いて、実施の形態1で説明した
内部電源電圧発生回路100が奏する効果に加えて、異
なる外部電源電圧VCEのレベルの下においても、電流
供給トランジスタの強制導通期間における外部電源配線
11からの電荷供給量を一定に保つことを可能とする。
【0131】[実施の形態4の変形例2]図13は本発
明の実施の形態4の変形例2の内部電源電圧発生回路4
20の構成を示す概略ブロック図である。
【0132】図13を参照して、内部電源電圧発生回路
420は、モード変換信号MDを発生するモード変換信
号発生回路140を除いては、図9で説明した内部電源
電圧発生回路300と同一の構成を有する。また、モー
ド変換信号発生回路140の構成および動作は実施の形
態4の内部電源電圧発生回路400において説明したと
おりである。
【0133】すなわち、内部電源電圧発生回路420
は、活性化期間を調整することが可能なモード変換信号
発生回路140によってモード変換信号/MDを発生
し、この/MDに基づいて、トランジスタQP6および
トランジスタQN6の導通を制御し、実施の形態4で説
明した効果と実施の形態3で説明した効果とを同時に併
せて共有することが可能な回路である。
【0134】[実施の形態5]実施の形態5において
は、実施の形態4で述べた電流供給トランジスタの強制
導通期間における電荷供給量の外部電源電圧VCEのレ
ベルに対する依存性を解消するために、高周波のパルス
信号によって電流供給トランジスタの導通を制御するこ
とを考える。
【0135】図14は実施の形態5の内部電源電圧発生
回路450の構成を示す概略ブロック図である。
【0136】図14を参照して、内部電源電圧発生回路
450は、図6で説明した内部電源電圧発生回路200
と比較して、電流供給トランジスタのゲートと接続され
る制御ノードNoの電圧を強制的に変化させるためのト
ランジスタQN6のソースが接地配線13ではなく外部
電圧補償信号発生回路240に接続されている点が異な
る。その他の構成および動作については内部電源電圧発
生回路200の場合と同様であるので説明は繰返さな
い。
【0137】外部電圧補償信号発生回路240は、制御
信号MDの活性期間中に複数回活性状態(“L”レベ
ル:接地電圧Vss)と非活性状態(“H”レベル)と
を繰り返すパルス信号である外部電圧補償信号MCを発
生する。
【0138】図15は内部電源電圧発生回路450の動
作を説明するための動作波形図である。
【0139】既に説明したように、モード変換信号MD
および信号/MDによって一定の活性期間内においてト
ランジスタQN7,QP7がオフされ、電圧比較回路2
0の出力が制御ノードNoと切り離されると同時にトラ
ンジスタQN6がオンし、制御ノードNoと外部電圧補
償信号発生回路240とが接続される。これにより、制
御ノードNoに外部電圧補償信号MCが伝達され、制御
ノードの電圧Voは、パルス状に変化する。
【0140】制御信号Mcが非活性状態(接地電圧Vs
sレベル)であるときに、電流供給トランジスタQP1
はオンし、電源電流Icが外部電源配線11より内部電
源配線15に供給される。モード変換信号MDの活性期
間内において、電流供給トランジスタQP1は、制御信
号Mcの状態に応じて複数回オン/オフを繰り返す。
【0141】よって、モード変換信号MDの活性期間内
における電流供給トランジスタQP1のオン時間の合計
は、外部電圧補償信号MCの活性状態期間と非活性状態
期間との時間比によって変化する。
【0142】すなわち、内部電源電圧発生回路450
は、モード変換信号MDの活性期間内における外部電圧
補償信号MCのパルス数を一定とした下で、活性状態期
間と非活性状態期間との時間比を外部電源電圧VCEの
レベルに依存して変化させることによって、外部電源電
圧VCEのレベルに依存した電源電流Icの変化を相殺
して、モード変換信号の活性期間内における供給電荷量
を外部電源電圧VCEのレベルに依存しない一定値に調
整する。
【0143】図16は外部電圧補償信号発生回路240
の具体的な構成を示す回路図である。
【0144】図16を参照して、外部電圧補償信号発生
回路240は、リングオシレータ回路72と、リングオ
シレータ回路72の出力を反転するインバータ74と、
インバータ74の出力を反転してノードNxに出力する
インバータ75と、内部ノードNxの状態を反転して出
力するインバータ76と、インバータ76の出力を反転
してノードNyに出力するインバータ77とを含む。外
部電圧補償信号発生回路240は、さらにノードNxに
接続されるゲートを有しノードNyとノードNzとを接
続するN型トランジスタQN30と、ノードNzと接続
されるゲートを有し外部電源配線11と接地配線13と
の間に互いに直列に接続されるP型トランジスタQP3
1およびトランジスタQN31を含む。互いに接続され
たトランジスタQP31とトランジスタQN31のドレ
インに外部電圧補償信号MCが生成される。
【0145】リングオシレータ回路72は、複数(奇
数)個のインバータを有し、一定周波数の矩形波パルス
信号を発生する。
【0146】次に外部電圧補償信号発生回路240の動
作をタイミングチャートを用いて説明する。図17は、
外部電圧補償信号発生回路240の動作を説明するため
の動作波形図である。
【0147】リングオシレータ回路72によって発生さ
れるパルス信号は、インバータ列74〜77によって遅
延され、ノードNxおよびノードNyにおいて位相の異
なるパルス電圧信号VxおよびVyが得られる。トラン
ジスタQN30のゲートをノードNxと接続しソースを
Nyと接続することによってトランジスタQN30のド
レインに接続されたノードNzには、ノードNxの状態
とノードNyの状態との論理積(AND)演算を行なっ
た結果に相当するパルス電圧信号Vzが生成される。
【0148】パルス電圧信号Vyのパルス電圧信号Vx
に対する位相遅れは、インバータ76および77におけ
る遅延時間に相当する。よって、両者の論理積演算結果
であるパルス電圧信号Vzのパルス幅(“H”レベル期
間)は、インバータ76および77による遅延時間が大
きくなるにしたがってより狭くなり、遅延時間が小さく
なるにしたがってより広くなる特性を有する。
【0149】一般に、インバータ回路における遅延時間
は、インバータの駆動電源電圧レベルが高いほど短くな
る依存性を有するため、リングオシレータ回路の出力パ
ルス信号を遅延するこれらのインバータを、外部電源電
位VCEで駆動することにより、パルス電圧信号Vzの
パルス幅を、外部電源電位VCEのレベルに応じて変化
させることが可能である。
【0150】すなわち、外部電源電位VCEが高い場合
には、パルス電圧信号Vzの“H”レベル期間はより短
くなり、外部電源電位VCEが低い場合には、パルス電
圧信号Vzの“H”レベル期間はより長くなるように設
定することができる。
【0151】外部電圧補償信号MCの活性状態期間
(“L”レベル)は、パルス電圧信号Vzの“H”レベ
ル期間と等しいので、外部電源電位VCEが高くなるほ
ど、電流供給トランジスタQP1のゲートに伝達される
外部電圧補償信号MCの活性状態期間をより短く設定さ
れる。一方、外部電源電位VCEが低くなるほど、外部
電圧補償信号MCの活性状態期間はより長く設定され
る。
【0152】よって、活性状態期間内におけるパルス電
圧信号Vzのパルス数が一定となるようにリングオシレ
ータ回路72のインバータ段数を調整した下において
は、外部電源電位VCEの上昇に応じて、電流供給トラ
ンジスタQP1のオン時間の合計をより短く設定するこ
とができるとともに、外部電源電位VCEの低下に応じ
て、電流供給トランジスタQP1のオン時間の合計をよ
り長く設定することができる。
【0153】これにより、モード変換信号の活性期間内
における電流供給トランジスタQP1による電荷供給量
を、外部電源電圧VCEのレベルに依存した電源電流I
cの変化を相殺して、外部電源電圧VCEのレベルに依
存しない一定値に調整することが可能となる。
【0154】さらに、ノードNxとノードNyとの間に
接続されるインバータの段数を調整することで、電流供
給トランジスタQP1のオン時間の合計を大幅に変化さ
せることができ、モード変換信号の活性期間内における
電荷供給量のレベルを調整することが可能である。
【0155】また、インバータ回路の遅延時間の駆動電
源電圧レベルに対する依存性は、一般的に駆動電源電圧
レベルが低い領域でより顕著である。よって、将来のさ
らなる低電圧化の進展の下においても、実施の形態5の
内部電源電圧発生回路450は、電荷供給量の外部電源
電圧VCEに対する依存性の解消を有効に図ることがで
きる。
【0156】[実施の形態5の変形例]図18は本発明
の実施の形態5の変形例の内部電源電圧発生回路460
の構成を示す概略ブロック図である。
【0157】図18を参照して、内部電源電圧発生回路
460は、電流供給トランジスタのゲートと接続される
制御ノードNoの電圧を強制的に変化させるためのトラ
ンジスタQN6が接地配線13ではなく外部電圧補償信
号発生回路240に接続されている点が異なる。その他
の構成および動作については内部電源電圧発生回路30
0の場合と同様であるので説明は繰返さない。
【0158】外部電圧補償信号発生回路240は、実施
の形態5で説明したとおりであるので説明は繰り返さな
い。
【0159】すなわち、内部電源電圧発生回路460
は、電流供給トランジスタQP1の導通期間に内部電源
配線15に供給される電荷量を外部電源電圧VCEのレ
ベルに依存しない一定値に調整することを可能とし、実
施の形態5で説明した効果と実施の形態3で説明した効
果とを同時に享受することが可能な回路である。
【0160】また、本発明の実施の形態においては、半
導体記憶装置に備えられるセンスアンプを負荷として代
表的に例示して説明を行なってきたが、本願発明の適用
は、センスアンプを負荷とする場合に限られるものでは
ない。すなわち、その動作タイミングおよび動作期間が
既知である負荷に対しては、これに応じたモード変換信
号を発生させることにより、同様の効果を得ることが可
能となる。
【0161】なお、実施の形態1〜5においては、例示
として各回路の具体的な構成を示したが、本願発明の実
施はこれらの回路構成に限定されるものではない。例え
ば、電流供給トランジスタや各種のスイッチとして用い
られるトランジスタ等を、ゲートに与えられる電圧信号
の極性を考慮しつつ異なる極性のトランジスタで構成す
ることは勿論可能であるし、モード変換信号、基準電圧
信号等の制御信号を発生する回路についても、同様の制
御信号を発生することが可能な回路であれば本願発明に
適用することが可能である。
【0162】すなわち、今回開示された実施の形態は全
ての点で例示であって、制限的なものではないと考えら
れるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく
て特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均
等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれること
が意図される。
【0163】
【発明の効果】請求項1、2記載の電圧発生回路は、負
荷の活性期間の開始に応じて基準電圧信号を外部電源電
圧の制約を受けない昇圧電圧分だけステップ状に変化さ
せて内部電源電圧の制御を行なうので、低電圧動作化が
進み外部電源電圧VCEと内部回路の動作電圧Vref
との差が小さくなった場合においても、内部電源電圧の
制御応答性を十分に確保することができる。
【0164】請求項3記載の電圧発生回路は、少ない回
路素子によって構成される基準電圧発生回路によって基
準電圧信号をステップ的に昇圧させることができるの
で、請求項1記載の電圧発生回路が奏する効果に加え
て、レイアウト面積を低減することができる。
【0165】請求項4、5記載の電圧発生回路は、電流
供給回路が電流を供給する所定時間を外部電源電圧のレ
ベルに応じて設定するため、請求項3記載の電圧発生回
路が奏する効果に加えて、電流供給回路によって供給さ
れる電荷量を外部電源電圧のレベルに依存しない一定値
に調整することが可能である。
【0166】請求項6、7、8記載の電圧発生回路は、
負荷の活性期間の開始に応じて、電圧比較回路と電流供
給回路とを切り離すとともに電流供給回路を強制的にオ
ンさせるので、負荷の動作開始タイミングと電流供給回
路のオンタイミングとを容易に合致させることができ、
内部電源電圧Vccを安定的に制御することが可能とな
る。
【0167】請求項9記載の電圧発生回路は、電流供給
回路が電流を供給する所定時間を、外部電源電圧のレベ
ルに応じて設定するため、請求項7記載の電圧発生回路
が奏する効果に加えて、電流供給回路によって供給され
る電荷量を外部電源電圧のレベルに依存しない一定値に
調整することが可能である。
【0168】請求項10、11記載の電圧発生回路は、
外部電源電圧に応じて設定される振幅を有する高周波パ
ルス信号である外部電源電圧補償信号に基づいて電流供
給回路を動作させるため、請求項7記載の電圧発生回路
が奏する効果に加えて、電流供給回路によって供給され
る電荷量を外部電源電圧のレベルに依存しない一定値に
調整することが可能である。
【0169】請求項12、13、14記載の電圧発生回
路は、負荷の活性期間の開始に応じて、電流供給回路を
強制的にオンさせるとともに電圧比較回路への駆動電流
の供給を停止するので、内部電源電圧Vccを安定的に
制御するとともに低消費電力化を図ることが可能とな
る。
【0170】請求項15記載の電圧発生回路は、電流供
給回路が電流を供給する所定時間を、外部電源電圧のレ
ベルに応じて設定するため、請求項12記載の電圧発生
回路が奏する効果に加えて、電流供給回路によって供給
される電荷量を外部電源電圧のレベルに依存しない一定
値に調整することが可能である。
【0171】請求項16、17記載の電圧発生回路は、
外部電源電圧に応じて設定される振幅を有する高周波パ
ルス信号である外部電源電圧補償信号に基づいて電流供
給回路を動作させるため、請求項12記載の電圧発生回
路が奏する効果に加えて、電流供給回路によって供給さ
れる電荷量を外部電源電圧のレベルに依存しない一定値
に調整することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の内部電源電圧発生回
路100の構成を説明するための概略ブロック図であ
る。
【図2】 内部電源電圧発生回路100の具体的な構成
を示す回路図である。
【図3】 内部電源電圧発生回路100の負荷となるセ
ンスアンプ17の構成および動作を説明するための回路
図である。
【図4】 内部電源電圧発生回路100の動作を説明す
るための動作波形図である。
【図5】 本発明の実施の形態2の内部電源電圧発生回
路200の構成を説明するための概略ブロック図であ
る。
【図6】 内部電源電圧発生回路200の具体的な構成
を示す回路図である。
【図7】 本発明の実施の形態3の内部電源電圧発生回
路300の構成を説明するための概略ブロック図であ
る。
【図8】 電源スイッチ60を接地配線側に設けた場合
の問題点を説明するための回路図である。
【図9】 内部電源電圧発生回路300の具体的な構成
を示す回路図である。
【図10】 本発明の実施の形態4の内部電源電圧発生
回路400の構成を説明するための概略ブロック図であ
る。
【図11】 モード変換信号発生回路140の具体的な
構成を説明するための回路図である。
【図12】 実施の形態4の変形例1の内部電源電圧発
生回路410の構成を示す概略ブロック図である。
【図13】 実施の形態4の変形例2の内部電源電圧発
生回路420の構成を示す概略ブロック図である。
【図14】 実施の形態5の内部電源電圧発生回路45
0の構成を示す概略ブロック図である。
【図15】 内部電源電圧発生回路450の動作を説明
するための動作波形図である。
【図16】 外部電圧補償信号発生回路240の具体的
な構成を示す回路図である。
【図17】 外部電圧補償信号発生回路240の動作を
説明するための動作波形図である。
【図18】 実施の形態5の変形例の内部電源電圧発生
回路460の構成を説明するための概略ブロック図であ
る。
【図19】 従来の技術の内部電源電圧発生回路500
の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図20】 負荷で短時間に大電流が消費された場合に
おける内部電源電圧発生回路500の問題点を説明する
ための概念図である。
【図21】 従来の技術の内部電源電圧発生回路510
の構成を説明するための回路図である。
【符号の説明】
11 外部電源配線、13 接地電圧配線、17 セン
スアンプ、18 メモリセル列、20 電圧比較回路、
30 基準電圧信号発生回路、40,140モード変換
信号発生回路、45 基準電圧信号昇圧回路、50 制
御ノード切替回路、51,52 出力トランジスタドラ
イブ用スイッチ、60,61 電圧比較回路電源スイッ
チ、240 外部電圧補償信号発生回路、QP1 電流
供給トランジスタ、VCE 外部電源電圧、Vcc 内
部電源電圧、Vss 接地電圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 充矢 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B015 JJ03 JJ11 JJ37 KB63 KB65 KB73 QQ10 QQ11 QQ15 QQ18 5B024 AA01 AA03 BA23 BA27 CA07 CA13 5H730 DD04

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御信号に応答して電流を消費する活性
    期間を開始する負荷に対して動作電源電圧を供給するた
    めの電圧発生回路であって、 前記動作電源電圧を負荷に供給する第1の電源配線と、 前記動作電源電圧の制御目標電圧である第1の電圧より
    も高い第2の電圧が供給される第2の電源配線と、 前記制御信号に応じて、負荷の前記活性期間においては
    基準電圧信号のレベルを前記第2の電圧よりも高く設定
    するとともに、前記負荷の非活性期間においては前記基
    準電圧信号のレベルを前記第1の電圧に設定する基準電
    圧信号発生回路と、 前記基準電圧信号と前記第1の電源配線の電圧レベルと
    を比較して偏差電圧信号を出力する電圧比較回路と、 前記偏差電圧信号のレベルに応じて前記第2の電源配線
    から前記第1の電源配線へ電流を供給する電流供給回路
    とを備える、電圧発生回路。
  2. 【請求項2】 前記基準電圧信号発生回路は、前記負荷
    の前記活性期間の開始に先立って活性状態に移行し、か
    つ所定時間の間前記活性状態を維持した後、非活性状態
    に移行するモード変換信号を発生するモード変換信号発
    生回路を含み、 前記モード変換信号は、前記活性状態において第1の信
    号電圧を有し、かつ、前記非活性状態において前記第1
    の信号電圧より低い第2の信号電圧を有し、 前記基準電圧信号発生回路は、前記モード変換信号の状
    態に応じて、前記基準電圧信号の電圧レベルを切り換え
    る基準電圧信号昇圧回路をさらに含み、 基準電圧信号昇圧回路は、前記モード変換信号が非活性
    状態である場合には前記基準電圧信号を前記第1の電圧
    に設定し、前記モード変換信号が活性状態である場合に
    は前記基準電圧信号を前記第1の信号電圧に前記第1の
    電圧に応じた昇圧電圧を加えた電圧レベルに設定する、
    請求項1記載の電圧発生回路。
  3. 【請求項3】 前記電圧発生回路は、前記第1の電圧を
    伝達する制御目標電圧配線をさらに備え、 前記基準電圧信号昇圧回路は、 前記基準電圧信号を発生する第1のノードと、 前記モード変換信号が伝達される第2のノ−ドと、 前記制御目標電圧配線と前記第1のノードとの間を、前
    記モード変換信号が活性状態である場合に遮断し、前記
    モード変換信号が非活性状態である場合に接続するスイ
    ッチ手段と、 前記第1のノードと前記第2のノードとの間に接続され
    るキャパシタとを有する、請求項2記載の電圧発生回
    路。
  4. 【請求項4】 前記所定時間は、前記第2の電圧のレベ
    ルに応じて設定される、請求項2記載の電圧発生回路。
  5. 【請求項5】 前記モード変換信号発生回路は、 前記負荷の活性期間の開始時に活性化される制御信号を
    反転して出力する第1のインバータと、 互いに異なる設定遅延時間を有し、入力された信号を前
    記設定遅延時間だけ遅延させて出力する前記第1複数個
    の信号遅延回路と、 前記第1のインバータの出力ノードと前記第1複数個の
    信号遅延回路との間にそれぞれ設けられ、いずれか1個
    が選択的に接続状態となる第1複数個の遅延時間切換ス
    イッチと、 前記第1複数個の信号遅延回路の各々と接続されたノー
    ドと前記第1のインバータの入力ノードとを2入力と
    し、前記モード変換信号を生成する論理積演算ゲートと
    を含む、請求項4記載の電圧発生回路。
  6. 【請求項6】 制御信号に応答して電流を消費する活性
    期間を開始する負荷に対して動作電源電圧を供給するた
    めの電圧発生回路であって、 前記動作電源電圧を負荷に供給する第1の電源配線と、 前記動作電源電圧の制御目標電圧である第1の電圧より
    も高い第2の電圧が供給される第2の電源配線と、 前記第1の電圧と前記第1の電源配線の電圧レベルとを
    比較して偏差電圧信号を出力する電圧比較回路と、 制御ノードの電圧に応じて前記第2の電源配線から前記
    第1の電源配線へ電流を供給する電流供給回路と、 前記負荷の非活性期間においては、前記制御ノードと前
    記電圧比較回路とを接続し、前記負荷の前記活性期間に
    おいては、前記制御ノードと前記電圧比較回路とを遮断
    するとともに、前記電流供給回路を作動させることが可
    能な第3の電圧を前記制御ノードに伝達する切換制御回
    路とを備える、電圧発生回路。
  7. 【請求項7】 前記負荷の前記活性期間の開始に先立っ
    て活性状態に移行し、かつ所定時間の間前記活性状態を
    維持した後、非活性状態に移行するモード変換信号を発
    生するモード変換信号発生回路と、 前記第3の電圧を供給する第3の電源配線とをさらに備
    え、 前記切換制御回路は、 前記モード変換信号をゲートに受けて前記制御ノードと
    前記第3の電源配線とを接続する第1のトランジスタ
    と、 前記モード変換信号をゲートに受けて前記電圧比較回路
    と前記制御ノードとを接続する第2のトランジスタとを
    含む、請求項6記載の電圧発生回路。
  8. 【請求項8】 前記電流供給回路は、前記制御ノードと
    接続されるゲートをに有して前記第1の電源配線と前記
    第2の電源配線との間に結合されるPチャネル型MOS
    トランジスタを含み、 前記第3の電源配線は接地電圧を伝達する、請求項7記
    載の電圧発生回路。
  9. 【請求項9】 前記所定時間は、前記第2の電圧のレベ
    ルに応じて設定される、請求項7記載の電圧発生回路。
  10. 【請求項10】 前記第2のトランジスタと前記第3の
    電源配線の間に接続されて、第1の状態と第2の状態と
    を前記所定時間内に複数回繰り返すパルス信号である外
    部電源電圧補償信号を発生する外部電源電圧補償回路を
    さらに備え、 前記第1の状態の電圧レベルは前記第3の電圧に等し
    く、前記第2の状態の電圧レベルは、前記第2の電圧の
    レベルに応じて設定される、請求項7記載の電圧発生回
    路。
  11. 【請求項11】 前記外部電源電圧補償回路は、 矩形波信号を発生するリングオシレータ回路と、 前記リングオシレータ回路の出力を所定時間遅延して遅
    延矩形波信号を発生する補助遅延回路と、 前記矩形波信号をゲートに受け、かつ前記遅延矩形波信
    号をソースもしくはドレインの一方に受ける第1の補助
    トランジスタと、 前記第1の補助トランジスタのソースもしくはドレイン
    の他方と接続される中間ノードと、 前記外部電源電圧補償信号を発生する信号出力ノード
    と、 前記中間ノードに接続されるゲートを有し、前記第2の
    電源配線と前記信号出力ノードとを接続する第2の補助
    トランジスタと、 前記中間ノードに接続されるゲートを有し、前記第3の
    電源配線と前記信号出力ノードとを接続する前記第2の
    補助トランジスタと異なる極性を有する第3の補助トラ
    ンジスタとを含む、請求項10記載の電圧発生回路。
  12. 【請求項12】 制御信号に応答して電流を消費する活
    性期間を開始する負荷に対して動作電源電圧を供給する
    ための電圧発生回路であって、 前記動作電源電圧を負荷に供給する第1の電源配線と、 前記動作電源電圧の制御目標電圧である第1の電圧より
    も高い第2の電圧が供給される第2の電源配線と、 前記第2の電源配線より動作電圧の供給を受けて、前記
    第1の電圧と前記第1の電源配線の電圧レベルとを比較
    し偏差電圧信号を制御ノードに出力する電圧比較回路
    と、 制御ノードの電圧に応じて前記第2の電源配線から前記
    第1の電源配線へ電流を供給する電流供給回路と、 前記制御ノードに印加した場合に、前記電流供給回路に
    よって前記第1の電源配線に電流を供給させることが可
    能な所定の電圧を供給する第3の電源配線と、 前記負荷の前記活性期間において、前記制御ノードと前
    記第3の電源配線とを接続する第1のスイッチ回路と、 前記第2の電源配線と前記電圧比較回路との間に設けら
    れ、前記負荷の前記活性期間において、両者を遮断する
    第2のスイッチ回路とを備える、電圧発生回路。
  13. 【請求項13】 前記負荷の前記活性期間の開始に先立
    って活性状態に移行し、かつ所定時間の間前記活性状態
    を維持した後、非活性状態に移行するモード変換信号を
    発生するモード変換信号発生回路をさらに備え、 前記第1のスイッチ回路は、前記モード変換信号をゲー
    トに受けて前記制御ノードと前記第3の電源配線とを接
    続する第1のトランジスタを含み、 前記第2のスイッチ回路は、前記モード変換信号をゲー
    トに受けて前記第2の電源配線と前記電圧比較回路とを
    接続する第2のトランジスタを含む、請求項12記載の
    電圧発生回路。
  14. 【請求項14】 前記電流供給回路は、前記制御ノード
    と接続されるゲートをに有して前記第1の電源配線と前
    記第2の電源配線との間に結合されるPチャネル型MO
    Sトランジスタを含み、 前記第3の電源配線は接地電圧を伝達する、請求項13
    記載の電圧発生回路。
  15. 【請求項15】 前記所定時間は、前記第2の電圧のレ
    ベルに応じて設定される、請求項13記載の電圧発生回
    路。
  16. 【請求項16】 前記第1のトランジスタと前記第3の
    電源配線の間に接続され、外部電源電圧補償信号を発生
    する外部電源電圧補償回路をさらに備え、 外部電源電圧補償信号は、第1の状態と第2の状態を前
    記所定時間内に第2複数回繰り返すパルス信号であり、 前記第1の状態の電圧レベルは前記第3の電圧に等し
    く、前記第2の状態の電圧レベルは、前記第2の電圧の
    レベルに応じて設定される、請求項13記載の電圧発生
    回路。
  17. 【請求項17】 前記外部電源電圧補償回路は、 矩形波信号を発生するリングオシレータ回路と、 前記リングオシレータ回路の出力を所定時間遅延して遅
    延矩形波信号を発生する補助遅延回路と、 前記矩形波信号をゲートに受け、かつ前記遅延矩形波信
    号をソースもしくはドレインの一方に受ける第1の補助
    トランジスタと、 前記第1の補助トランジスタのソースもしくはドレイン
    の他方と接続される中間ノードと、 前記外部電源電圧補償信号を発生する信号出力ノード
    と、 前記中間ノードに接続されるゲートを有し、前記第2の
    電源配線と前記信号出力ノードとを接続する第2の補助
    トランジスタと、 前記中間ノードに接続されるゲートを有し、前記第3の
    電源配線と前記信号出力ノードとを接続する前記第2の
    補助トランジスタと異なる極性を有する第3の補助トラ
    ンジスタとを含む、請求項16記載の電圧発生回路。
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