JP2000227485A - 時計装置 - Google Patents

時計装置

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JP2000227485A
JP2000227485A JP2708599A JP2708599A JP2000227485A JP 2000227485 A JP2000227485 A JP 2000227485A JP 2708599 A JP2708599 A JP 2708599A JP 2708599 A JP2708599 A JP 2708599A JP 2000227485 A JP2000227485 A JP 2000227485A
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Fumihiko Kato
文彦 加藤
Yoshimichi Namikata
義道 南方
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 携帯型の電子機器で時計表示を行なう際に、
大容量のバックアップ電源が不要で、消費電力の低減を
図れるようにすると共に、主電源が再投入される度に時
計設定を行なう必要がなく、操作性が改善するようにす
る。 【解決手段】 マイクロコントローラ60の内部時計6
1と、バックアップ電源72を有する外部時計71とを
設けると共に、時計設定/未設定情報をフラッシュメモ
リに記憶させておく。主電源からの電源供給が絶たれた
と判断されたときには、外部時計71で現在時刻を保持
しておき、主電源の電源供給が絶たれた後に再度電源供
給が行なわれた場合には、フラッシュメモリ74に記憶
されている時計設定/未設定情報を読み出し、この時計
設定/未設定情報が「設定」になっていたら、時計合わ
せが過去に行なわれ、外部時計71と内部時計61は整
合しているものとして、外部時計71の時刻データを内
部時計61にコピーする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯型の電子機
器のディスプレイに時計を表示するのに用いて好適な時
計装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリを使った音声記録/再生装
置のような携帯型の電子機器では、例えば液晶ディスプ
レイが設けられており、このディスプレイに現在の時刻
が表示できるようになっている。このように、携帯型の
電子機器のディスプレイに現在時刻を表示させる場合、
マイクロコントローラの内部時計を用いて時計表示を実
現する方法と、マイクロコントローラとは別に外部時計
回路を設け、この外部時計を用いて時計表示を実現する
方法とが考えられる。
【0003】マイクロコントローラの時計機能を使う方
法は、特別な外部回路を用意する必要がなく、ディスプ
レイに現在時刻を簡単に表示することができるという利
点がある。ところが、この方法では、主電源がオフのと
きにも時計機能が維持されるように、マイクロコントロ
ーラ全体にバックアップ電源を設ける必要がある。この
ため、大容量のバックアップ電源が必要になるという問
題がある。
【0004】これに対して、外部に時計回路を設ける方
法では、外部の時計回路に対してバックアップ電源を設
ければ、主電源がオフされている間でも時計機能を維持
できるため、大容量のバックアップ電源は不要である。
ところが、外部時計の時刻をディスプレイに表示させる
ためには、外部の時計回路とマイクロコントローラとを
通信させる必要がある。このため、マイクロコントロー
ラを低速モードに設定して消費電力の低減を図ることが
できなくなる。
【0005】つまり、消費電力の低減を図るために、ス
タンバイ時には、マイクロコントローラを低速モードに
設定することが考えられる。ところが、マイクロコント
ローラを低速モードで動作させると、マイクロコントロ
ーラの通信機能が使えなくなる。このため、外部時計を
用いた場合には、スタンバイ時にも時計を表示させよう
とすると、スタンバイ時にもマイクロコントローラをノ
ーマルモードで動作させる必要があり、消費電力の低減
を図れない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、携帯型の
電子機器において現在時刻の表示を行なう場合、マイク
ロタンピュータの内部時計を用いて時計表示を実現する
方法では、マイクロコントローラ全体をバックアップす
る大容量のバックアップ電源が必要になるという問題が
ある。また、外部時計を用いて時計表示を実現する方法
では、スタンバイ時にマイクロコントローラを低速モー
ドに設定することができなくなり、消費電力の低減が図
れなくなるという問題がある。
【0007】そこで、マイクロコントローラの内部時計
を用いて時計表示を行なうと共に、外部に時計回路を設
け、主電源がオフされたときには外部時計で現在時刻を
保持しておくことが考えられる。ところが、この場合、
ユーザが時計設定を行なっていないと、マイクロコント
ローラの内部時計の時刻と外部時計の時刻とが異なって
いることがある。このように、マイクロコントローラの
内部時計の時刻と、外部時計の時刻との整合していない
と、電源再投入時に正しい時刻を表示できない。
【0008】そこで、主電源が再投入される度に、時計
設定モードに設定して、マイクロコントローラの内部時
計の時刻と外部時計の時刻との整合性を図るようにする
ことが考えられる。ところが、このようにすると、主電
源が再投入される度に時計設定を行なわなければならな
くなり、使い勝手が良くない。
【0009】したがって、この発明の目的は、大容量の
バックアップ電源が不要で、消費電力の低減を図れる時
計装置を提供することにある。
【0010】この発明の他の目的は、主電源が再投入さ
れる度に時計設定を行なう必要がなく、操作性が改善さ
れた時計装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、計時機能を
有した制御手段と、制御手段に接続された外部計時手段
と、制御手段と外部計時手段に電源を供給する主電源手
段と、主電源手段の電源が絶たれた時にバックアップす
る副電源手段と、主電源からの電源供給の有無を判別す
る判別手段と、外部計時手段に対する時計合わせが行な
われたか否かを識別する識別情報を記憶する記憶手段
と、判別手段にて、主電源からの電源供給が絶たれたと
判断されたときには、外部計時手段の計時結果のみを計
時し、判別手段にて、主電源の電源供給が絶たれた後に
再度電源供給が行なわれたと判断された場合には、記憶
手段に記憶されている外部計時手段に対する時計合わせ
が過去に行なわれか否かを識別する識別情報に基づい
て、外部計時手段の計時結果を制御手段の計時手段に複
写を許可又は禁止する制御手段とを備えてなる時計装置
である。
【0012】マイクロコントローラの内部時計と、バッ
クアップ電源を有する外部時計とが設けられる。このた
め、スタンバイ時には、マイクロコントローラを低速モ
ードに設定して、消費電力の低減が図れる。主電源が停
止されたときには、外部電源により現在時刻が保持され
る。このため、主電源が切られても、外部時計が動いて
いる限り、主電源が再投入されると、正しい時間が表示
される。
【0013】そして、フラッシュメモリに、既に時計を
設定したか否かを示す時計設定/未設定情報が書き込ま
れる。この時計設定/未設定情報を利用することで、主
電源が再投入される度に時刻設定モードに設定させるこ
となく、時計処理部の時刻と外部時計の時刻とを整合さ
せておくことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。この発明は、例えば、フ
ラッシュメモリを使った音声記録/再生装置の時計表示
に適用される。
【0015】図1は、この発明が適用できる音声記録/
再生装置1の全体の構成を示すものである。図1Aに示
すように、音声記録/再生装置1の前面には、ディスプ
レイ2が設けられると共に、録音釦3、消去釦4、ファ
イル釦5、重要マーク釦6、停止釦7が配設される。ま
た、音声記録/再生装置1の前面には、インジケータラ
ンプ8、スピーカ9及びマイクロホン10が配設され
る。
【0016】ディスプレイ2は例えば液晶ディスプレイ
からなるもので、このディスプレイ2には、録音したフ
ァイルの要件数や現在の要件番号、時刻等が表示され
る。なお、録音を行なったときの一連の音声情報が要件
として管理され、ファイルには、複数の要件が集められ
る。
【0017】録音釦3は、録音状態に設定/休止するた
めの釦である。この録音釦3が短押しされると、録音状
態に設定される。録音状態でマイクロホン10から音声
が入力されると、この外部音声が音声記録/再生装置1
内にあるフラッシュメモリに記録される。そして、録音
時には、インジケータ8が赤く点灯される。録音中に、
録音釦1が押されると、録音が休止される。
【0018】消去釦4は、音声記録/再生装置1内にあ
るフラッシュメモリに記録された要件を消去するための
釦である。再生中に、消去釦4が短押し又は停止中に長
押しされると、1件消去モードに設定され、再度、消去
釦4が短押しされると、消去が実行される。ファイル内
全消去は、停止釦7を押しながら、消去釦4を長押しの
後、消去釦4を短押しする。
【0019】ファイル釦5は、ホルダのアイコン切り換
えを行なうものである。重要マーク釦6は録音要件の優
先順位を切り換えるものである。
【0020】図1Bに示すように、音声/再生装置1の
側面には、再生釦11、FF/REW釦12、ホールド
スイッチ13が配設される。
【0021】停止中に再生釦11が短押しされると、こ
れまで音声記録/再生装置1内にあるフラッシュメモリ
に記録されていた音声が再生され、その再生音がスピー
カ9から出力される。再生中に再生釦11が短押しされ
ると、再生一時停止状態に設定される。録音中に、再生
釦11が短押しされると、今まで録音していた音声が再
生される。また、録音中に再生釦11が長押しされる
と、リピート再生となり、停止中に、再生釦11が長押
しされると、スキャン再生となる。
【0022】FF/REW釦12が短押しされると、サ
ーチ動作となり、また、再生中にFF/REW釦12が
短押しされたときも、サーチ動作となる。再生中に、F
F/REW釦12が長押しされると、キュー/レビュー
となる。
【0023】ホールドスイッチ13は、ホールドのオン
/オフを設定するものである。ホールドオンに設定する
と、全てのキー入力が受け付けられなくなる。
【0024】図1Cに示すように、音声記録/再生装置
1の上面には、メニュー釦14、回転式音量ボリューム
15が配設される。メニュー釦14は、短押しでメニュ
ーモードに入り、以後、FF/REW釦12で設定が行
なわれる。回転式音量ボリューム15は、再生音量を設
定するものである。
【0025】図2は、この発明が適用された音声記録/
再生装置の構成を示すブロック図である。図2におい
て、21は信号処理部である。信号処理部21は、音声
データのエンコード/デコード処理を行なうものであ
り、DSP(Digital Signal Processor)で構成するこ
とができる。この信号処理部21は、A/Dコンバータ
22と、エンコーダ23と、デコーダ24と、D/Aコ
ンバータ25と、インターフェース26とからなる。エ
ンコーダ23は、例えば、ADPCM(Adaptive Diffe
rential Pulse Code Modulation )により、オーディオ
データを圧縮符号化するものであり、デコーダ24は、
ADPCMの復号を行なうものである。なお、符号化方
式はADPCMに限らず、ATRAC(Adaptive Trans
form Acoustic Coding)等の他の方式を用いるようにし
ても良い。
【0026】31は制御部である。制御部31はシステ
ム全体を制御するもので、マイクロコントローラで構成
することができる。制御部31には、操作部32から入
力が与えられる。操作部32は、図1の音声記録/再生
装置上の各釦に対応する。操作部32からの入力は、操
作制御部33に供給される。操作制御部33で、操作情
報の認知、振り分け等の処理が行なわれる。操作制御部
33の出力がモード生成部34に与えられる。モード生
成部34により、操作部32からの入力に基づいて、モ
ード制御命令が生成される。モード生成部34の出力が
モード制御部35に供給される。モード制御部35は、
モード生成部34の出力に基づいて、モードを設定す
る。
【0027】設定されたモードに応じて、RAM制御部
36により、バッファRAM37の読み出し/書き込み
が制御される。また、設定モードに応じて、表示駆動部
38により表示信号が発生され、この表示信号に基づい
て、表示部39の表示がなされる。なお、表示部39
は、図1におけるディスプレイ2に対応している。
【0028】41はフラッシュメモリである。フラッシ
ュメモリは、不揮発性の半導体メモリからなるもので、
音声の記録媒体として使用される。フラッシュメモリ4
1は不揮発性の半導体メモリであるから、主電源がオフ
されても、そのデータは保持されている。
【0029】音声記録時には、マイクロホン51(図1
のマイクロホン10に対応する)により外部音声が入力
される。マイクロホン51の出力がアンプ52、AGC
(Automatic Gain Control)回路53を介して、信号処
理回路21のA/Dコンバータ22に供給される。
【0030】A/Dコンバータ22で、アナログのオー
ディオ信号がディジタルデータに変換される。A/Dコ
ンバータ22の出力がエコーダ23に供給される。エン
コーダ23で、A/Dコンバータ22からのディジタル
オーディオデータが、例えばADPCMで圧縮符号化さ
れる。
【0031】エンコーダ23の出力がインターフェース
26を介して、制御部31のバッファRAM37に供給
され、バッファRAM37に一旦蓄積される。バッファ
RAM37の出力がフラッシュメモリ41に蓄積され
る。
【0032】再生時には、フラッシュメモリ41から所
望のデータが読み出される。フラッシュメモリ41の出
力がバッファRAM37に一旦蓄積された後、信号処理
部21のインターフェース26を介して、デコーダ24
に供給される。デコーダ24で、ADPCMの復号処理
が行なわれる。デコーダ24の出力がD/Aコンバータ
25に供給される。D/Aコンバータ25により、ディ
ジタルオーディオデータがアナログオーディオ信号に変
換される。
【0033】D/Aコンバータ25の出力がフィルタ回
路54、アンプ55を介して、スピーカ56(図1のス
ピーカ9に対応する)に供給される。スピーカ56か
ら、フラッシュメモリ41の再生データに基づく音声が
出力される。
【0034】このような音声記録/再生装置1は、フラ
ッシュメモリ41に音声データを記録させるもので、小
型、軽量で、携帯に便利であり、機械的な振動に強く、
手軽に扱えることから、例えば、読み上げ原稿を記録し
たり、商談や取材に使うのに好適である。また、この音
声記録/再生装置1でフラッシュメモリ41に音楽デー
タを記録し、ヘッドホンステレオとして利用することも
考えられる。
【0035】この音声記録/再生装置1のディスプレイ
2(表示部39)には、ファイル数やファイル番号と共
に、現在時刻を示す時計が表示できる。図3は、上述の
音声記録/再生装置1において時計表示を行なうための
部分の構成を示すものである。
【0036】図3において、マイクロコントローラ60
は、図2における制御部31に対応しており、時計表示
に必要な部分を機能ブロックで示したものである。マイ
クロコントローラ60には、時計処理部61が設けられ
る。時計処理部61は、マイクロコントローラ60の内
部時計である。マイクロコントローラ60には、電源部
73から主電源が供給される。
【0037】また、マイクロコントローラ60の外部
に、外部時計71が設けられる。マイクロコントローラ
60と、外部時計71との間では、インターフェース部
62を介して、時計データのやり取りを行なうことがで
きる。
【0038】この外部時計71は、バックアップ電源7
2によりバックアアップされており、主電源が切られた
後でも、暫くの間、動作可能である。
【0039】つまり、電源部73からは、各部に主電源
が供給されている。主電源のスイッチ76がオンしてい
る間では、バックアップ用のスイッチ77もオンしてお
り、バックアップ電源72が充電されている。
【0040】主電源のスイッチ76がオフすると、各部
への主電源の供給が止められると共に、バックアップ用
のスイッチ77がオフする。このため、バックアップ電
源72からの電源が外部時計71に供給される。このバ
ックアップ電源72により、主電源が切られても、暫
く、外部時計71を動作させておくことができる。
【0041】また、マイクロコントローラ60に対し
て、フラッシュメモリ74が設けられる。フラッシュメ
モリ74は、図2におけるフラッシュメモリ41に対応
するもので、不揮発性の半導体メモリからなる。フラッ
シュメモリ74は、オーディオデータを記憶する記憶領
域75aと、制御データを記憶する記憶領域75bとが
あり、この制御データの記憶領域75bには、時計設定
/未設定情報の記憶領域が含まれている。フラッシュメ
モリ74は、メモリ制御部63により制御される。
【0042】また、マイクロコントローラ60には、操
作部64から入力が与えられる。操作部64は、図1に
おける音声記録/再生装置1上の各釦に対応する。操作
部64からの入力は、操作制御部65に供給される。操
作制御部65で、操作情報の認知、振り分け等の処理が
行なわれる。操作制御部65の出力がモード制御部66
に与えられる。モード制御部66により、操作部64か
らの入力に基づいて、モードが設定される。
【0043】また、この設定モードに応じて、表示制御
67により表示信号が発生され、この表示信号に基づい
て、表示部68の表示がなされる。なお、表示部68
は、図1におけるディスプレイ2(図2における表示部
39)に対応している。
【0044】このように、マイクロコントローラ60に
は内部の時計処理部61が設けられると共に、外部時計
71が設けられる。表示部68に時刻を表示させるとき
には、マイクロコントローラ60の時計処理部61で計
時された時刻が表示部68に送られ、表示部68に表示
される。
【0045】スタンバイ時には、マイクロコントローラ
60は、低速モードに設定される。低速モードでは、マ
イクロコントローラ60の動作が低速になり、通信機能
等の余分な機能は動作しなくなり、消費電力の低減が図
られる。この例では、通常時には、マイクロコントロー
ラ60の内部の時計処理部61を用いて時計表示を行な
うため、通信機能を使う必要がなく、スタンバイ時にマ
イクロコントローラ60を低速モードに設定できる。
【0046】マイクロコントローラ60にはバックアッ
プ電源が設けられていないため、バッテリの交換等で主
電源が切られると、時計処理部61の時計は停止する。
このときには、外部時計71により、現在時刻が保持さ
れる。そして、主電源が再投入されるときに、外部時計
71の時刻データがマイクロコントローラ60に転送さ
れ、時計処理部61にコピーされる。これにより、主電
源が再投入されたときにも、正しい時刻を表示させるこ
とができる。
【0047】ところで、上述のように、マイクロコント
ローラ60の時計処理部61と、外部時計71とを設け
るようにした場合には、時計処理部61の時刻と外部時
計71の時刻とを整合させておく必要がある。主電源が
再投入される度に常に時刻設定モードに設定されること
が考えられるが、このようにすると、操作性が良くな
い。
【0048】そこで、この例では、フラッシュメモリ7
4の制御データ領域75bに時計設定/未設定情報が記
録される。この時計設定/未設定情報は、既に時計を設
定したか否かを示すものである。時計を設定すれば、こ
の時計設定/未設定情報は「設定」となり、時計を設定
していなければ、この時計設定/未設定情報は「未設
定」となる。この時計設定/未設定情報を利用すること
で、主電源が再投入される度に時刻設定モードに設定さ
せることなく、時計処理部61の時刻と外部時計71の
時刻とを整合させておくことができる。
【0049】つまり、主電源が切られると、時計処理部
61の時計は停止するが、バックアップ電源72が持続
する限り、外部時計71により、現在時刻が保持され
る。そして、主電源が再投入されるときに、この時計設
定/未設定情報から、既に時計を設定したか否かが判断
される。
【0050】既に時計を設定していれば、時計処理部6
1の時刻と外部時計71の時刻とが整合している。この
ため、主電源が再投入されるときに、外部時計71が動
いていて、時計設定/未設定情報が「設定」となってい
たら、時計処理部61の時刻と外部時計71の時刻とは
整合しているものとして、主電源が再投入されるとき
に、外部時計71の時刻データがマイクロコントローラ
60に転送され、この外部時計71の時刻データが時計
処理部61にコピーされる。
【0051】時計がいまだに未設定なら、時計処理部6
1の時刻と外部時計71の時刻とは整合していない。こ
のため、主電源が再投入されるときに、外部時計71が
動いていて、時計設定/未設定情報が「未設定」となっ
ていたら、時計設定モードとなる。そして、この時計設
定モードで、ユーザが時計の設定を行なえば、時計処理
部61の時刻と外部時計71の時刻とが整合するように
なる。
【0052】この時計設定モードで、ユーザが時計の設
定を行なえば、時計設定/未設定情報が「設定」とな
り、次回、主電源が切られ、電源が再投入されるとき
に、この時計設定/未設定情報が参照されるため、外部
時計71が動いていれば、外部時計71の時刻データが
時計処理部61にコピーされる。
【0053】図4は上述の処理を示すフローチャートで
ある。図4において、主電源が投入されてリセットされ
ると、マイクロコントローラ60が電源が再投入された
ことを判断し、この処理ループに入る。そして、フラッ
シュメモリ74の制御データ領域75bの時計設定/未
設定情報が読み込まれる(ステップS1)。この時計設
定/未設定情報から、時計設定されているか否かが判断
される(ステップS2)。時計設定/未設定情報が「設
定」となっていれば、既に時計が設定されており、「未
設定」になっていれば、時計は設定されていない。
【0054】時計設定/未設定情報が「未設定」になっ
ており、時計は設定されていないと判断されると、時計
設定モードとなる(ステップS3)。時計設定モードに
なると、ユーザは時計設定を行なえる。
【0055】ユーザが時計設定を行なったか否かが判断
され(ステップS4)、ユーザが時計設定を行なうと、
マイクロコントローラ60内の時計処理部61の時刻が
ユーザにより設定された時刻になる。そして、時計処理
部61の時刻データが外部時計71にコピーされ、時計
処理部61の時刻と外部時計71の時刻とが整合される
(ステップS5)。また、ユーザが時計設定を行なう
と、時計設定/未設定情報が時計情報が「設定」となる
(ステップS6)。この時計設定/未設定情報がフラッ
シュメモリ74の制御データ領域75bに書き込まれて
(ステップS7)、この処理ループが終了される。
【0056】ステップS4で、ユーザが時計設定を行な
っていないと判断されると、時計設定/未設定情報が時
計情報が「未設定」となる(ステップS8)。この時計
設定/未設定情報がフラッシュメモリ74の制御データ
領域75bに書き込まれて(ステップS7)、この処理
ループが終了される。
【0057】ステップS2で、時計設定/未設定情報が
「設定」になっており、時計は設定されていると判断さ
れると、外部時計71が停止しているか否かがチェック
される(ステップS10)。外部時計71にはバックア
ップ電源72が設けられているため、外部時計71はバ
ックアップ電源72が持続している間、動作が続く。バ
ックアップ電源72がなくなると、外部時計71は停止
する。
【0058】外部時計71が停止されていれば、ステッ
プS3に進み、時計設定モードとなる。そして、ユーザ
が時計設定を行なったか否かが判断され(ステップS
4)、時計設定を行なったら、設定された時刻データが
外部時計71にコピーされ(ステップS5)、時計設定
/未設定情報が時計情報が「設定」となり(ステップS
6)、この時計設定/未設定情報がフラッシュメモリ7
4の制御データ領域75bに書き込まれる(ステップS
7)。ユーザが時計設定を行なっていないと判断される
と、時計設定/未設定情報が時計情報が「未設定」とな
り(ステップS8)、この時計設定/未設定情報がフラ
ッシュメモリ74の制御データ領域75bに書き込まれ
る(ステップS7)。
【0059】ステップS10で外部時計71が動いてい
ると判断されたら、外部時計71の時刻データが時計処
理部61にコピーされ(ステップS11)、この処理ル
ープが終了される。
【0060】図5〜図7は主電源が切られてから、主電
源が再投入されたときの動作を示すものである。図5は
時計設定/未設定情報が「未設定」であり、主電源が再
投入されたときに外部時計71が動いているときの動作
を示すものである。
【0061】図5において、時点T1より以前では、マ
イクロコントローラ60の時計処理部61の時計(図5
C)も、外部時計71(図5D)も動いている。ところ
が、時計設定/未設定情報(図5E)が「未設定」であ
るから、時計設定が過去に行なわれておらず、時計処理
部61の時刻(図4C)と外部時計71の時刻(図4
D)は整合していない。このような状態は、初期設定時
や、時計設定モードでもユーザが時計設定を行わなかっ
た場合に考えられる。
【0062】時点T1で主電源がオフされると(図5
A)、図5Cに示すように、マイクロコントローラ60
の時計処理部61の時計が停止する。このとき、バック
アップ電源72の電源が保持されていれば(図5B)、
図5Dに示すように、外部時計71の計時は続いてい
る。
【0063】時点T2で主電源が復帰すると、時計設定
/未設定情報(図5E)が参照され、この時計設定/未
設定情報が「未設定」なので、時計設定モードとなり、
図5Cに示すように、時計が設定される。
【0064】時点T3で時計が設定されると、設定され
た時刻データがマイクロコントローラ60から外部時計
71にコピーされる。そして、新たに設定された時計
で、マイクロコントローラ60の時計処理部61の時計
と、外部時計71とが動作する。これと共に、図5Eに
示すように、時計設定/未設定情報が「設定」とされ
る。
【0065】図6は時計設定/未設定情報が「設定」で
あり、主電源が再投入されたときに外部時計71が動い
ているときの動作を示すものである。
【0066】図6において、時点T11より以前では、
マイクロコントローラ60の時計処理部61の時計(図
6C)も、外部時計71(図6D)も動いている。そし
て、時計設定/未設定情報(図6E)が「設定」である
から、過去に時計設定は行なわれており、時計処理部6
1の時刻(図6C)と外部時計71の時刻(図6D)は
整合している。
【0067】時点T11で主電源がオフされると(図6
A)、図6Cに示すように、マイクロコントローラ60
の時計処理部61の時計が停止する。このとき、バック
アップ電源72の電源が保持されていれば(図6B)、
図6Dに示すように、外部時計71の計時は続いてい
る。
【0068】時点T12で主電源が復帰すると、時計設
定/未設定情報(図6E)が参照され、この時計設定/
未設定情報が「設定」であったら、外部時計71が動作
しているかどうかが判断される。この場合、時計設定/
未設定情報が「設定」であり、外部時計71が動作して
いるので、外部時計71の時刻データ(図6D)がマイ
クロコントローラ60の時計処理部61(図6C)にコ
ピーされる。そして、このコピーされた時刻から、マイ
クロコントローラ60の時計処理部61の計時が行なわ
れる。
【0069】図7は時計設定/未設定情報が「設定」で
あり、主電源が再投入されたときに外部時計71が止ま
っているときの動作を示すものである。
【0070】図7において、時点T21より以前では、
マイクロコントローラ60の時計処理部61の時計(図
7C)も、外部時計71(図7D)も動いている。そし
て、時計設定/未設定情報(図7E)が「設定」である
から、時計設定は行なわれており、時計処理部61の時
刻(図7C)と外部時計71の時刻(図7D)は整合し
ている。
【0071】時点T21で主電源がオフされると(図7
A)、図7Cに示すように、マイクロコントローラ60
の時計処理部61の時計が停止する。このとき、バック
アップ電源72の電源が保持されていれば(図7B)、
図7Dに示すように、外部時計71の計時は続いてい
る。
【0072】時点T22でバックアップ電源72(図7
B)が無くなると、図7Dに示すように、外部時計71
が停止する。
【0073】時点T23で主電源が復帰すると、時計設
定/未設定情報(図7E)が参照され、この時計設定/
未設定情報が「設定」であったら、外部時計71が動作
しているかどうかが判断される。この場合、時計設定/
未設定情報が「設定」であり、外部時計71が停止して
いるので、時計設定モードとなり、図7Cに示すよう
に、時計が設定される。
【0074】時点T24で時計が設定されると、設定さ
れた時刻データがマイクロコントローラ60の時計処理
部61から外部時計71にコピーされる。そして、新た
に設定された時計で、マイクロコントローラ60の時計
処理部61の時計と、外部時計71とが動作する。これ
と共に、図7Eに示すように、時計設定/未設定情報が
「設定」とされる。
【0075】なお、上述の例では、時計設定/未設定情
報を、音声情報を記録するフラッシュメモリに蓄積する
ようにしている。このように、音声情報を記録するフラ
ッシュメモリを用いると、新たにメモリを用意する必要
がない。勿論、この時計設定/未設定情報を蓄積するの
は、フラッシュメモリに限定されるものではない。他の
不揮発性半導体メモリや、バックアップされたRAM等
に記録するようにしても良い。
【0076】
【発明の効果】この発明によれば、マイクロコントロー
ラの内部時計と、バックアップ電源を有する外部時計と
が設けられる。このため、スタンバイ時には、マイクロ
コントローラを低速モードに設定して、消費電力の低減
が図れ、主電源が停止されたときには、外部電源により
現在時刻が保持される。このため、主電源が切られて
も、外部時計が動いている限り、主電源が再投入される
と、正しい時間が表示される。
【0077】そして、フラッシュメモリに、既に時計を
設定したか否かを示す時計設定/未設定情報が書き込ま
れる。この時計設定/未設定情報を利用することで、主
電源が再投入される度に時刻設定モードに設定させるこ
となく、時計処理部の時刻と外部時計の時刻とを整合さ
せておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用できる音声記録/再生装置の一
例の正面図、側面図、及び平面図である。
【図2】この発明が適用できる音声記録/再生装置の一
例の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明が適用された時計装置の一例の構成を
示すブロック図である。
【図4】この発明が適用された時計装置の一例の説明に
用いるフローチャートである。
【図5】この発明が適用された時計装置の一例の説明に
用いるタイミング図である。
【図6】この発明が適用された時計装置の一例の説明に
用いるタイミング図である。
【図7】この発明が適用された時計装置の一例の説明に
用いるタイミング図である。
【符号の説明】
60・・・マイクロコントローラ,61・・・時計処理
部,68・・・表示部,71・・・外部時計,74・・
・フラッシュメモリ,ディスプレイ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計時機能を有した制御手段と、 上記制御手段に接続された外部計時手段と、 上記制御手段と上記外部計時手段に電源を供給する主電
    源手段と、 上記主電源手段の電源が絶たれた時にバックアップする
    副電源手段と、 上記主電源からの電源供給の有無を判別する判別手段
    と、 外部計時手段に対する時計合わせが行なわれたか否かを
    識別する識別情報を記憶する記憶手段と、 上記判別手段にて、上記主電源からの電源供給が絶たれ
    たと判断されたときには、上記外部計時手段の計時結果
    のみを計時し、 上記判別手段にて、主電源の電源供給が絶たれた後に再
    度電源供給が行なわれたと判断された場合には、上記記
    憶手段に記憶されている外部計時手段に対する時計合わ
    せが過去に行なわれか否かを識別する識別情報に基づい
    て、上記外部計時手段の計時結果を上記制御手段の計時
    手段に複写を許可又は禁止する制御手段とを備えてなる
    時計装置。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段はフラッシュメモリから構
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の時計装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1233325A3 (en) * 2001-02-16 2005-09-21 Nec Corporation Terminal device and real-time clock control method

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