JP2000224377A - 放射線画像データ取得方法および装置並びに放射線固体検出器 - Google Patents

放射線画像データ取得方法および装置並びに放射線固体検出器

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JP2000224377A JP11021002A JP2100299A JP2000224377A JP 2000224377 A JP2000224377 A JP 2000224377A JP 11021002 A JP11021002 A JP 11021002A JP 2100299 A JP2100299 A JP 2100299A JP 2000224377 A JP2000224377 A JP 2000224377A
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electrode
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光読出方式の検出器を使用する放射線画像デ
ータ取得方法および装置において、検出器から出力され
る画像信号に含まれる暗電流成分を低減する。 【解決手段】 画像領域S外のストライプ電極15の長
手方向の両端部に、放射線に対して感応しない不感部
a,bが設けられた検出器10を使用する。電流検出ア
ンプ51から出力された画像信号を不図示のA/D変換
器でデジタル値の画像データに変換しメモリ110に入
力する。補正データ算出回路120が、副走査の開始部
に対応する不感部aの画像データDaと副走査の終了部
に対応する不感部bの画像データDbとに基づいて、各
エレメント15aの長手方向の各位置に応じて、副走査
の開始部ほど大きく終了部ほど小さくなるように漸次変
化する補正データDhを求める。減算回路130が、各
エレメント15a毎に、画像領域部Sの画像データDs
から補正データDhを差し引く減算処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線固体検出
器、特にストライプ電極を有する検出器から放射線画像
情報を表す画像信号を取得する放射線画像データ取得方
法および装置並びにこれに使用する放射線固体検出器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、医療診断等を目的とする放射線撮
影において、放射線を検出して放射線画像情報を表す画
像信号を出力する放射線固体検出器(半導体を主要部と
するもの)を使用した放射線画像記録読取装置装置が知
られている。この装置に使用される検出器としては、種
々のタイプのものが提案、実用化されている。
【0003】例えば、放射線を電荷に変換する電荷生成
プロセスの面からは、放射線が照射されることにより蛍
光体から発せられた蛍光を光電変換素子で検出して得た
信号電荷を光電変換素子の蓄電部に一旦蓄積し、蓄積電
荷を画像信号(電気信号)に変換して出力する光変換方
式の放射線固体検出器(例えば特開昭59-211263 号、特
開平2-164067号、PCT国際公開番号WO92/06501号、
SPIE Vol.1443 Medical Imaging V;Image Physics(199
1) ,p.108-119 等)、或いは、放射線が照射されるこ
とにより放射線導電体内で発生した信号電荷を電荷収集
電極で集めて蓄電部に一旦蓄積し、蓄積電荷を電気信号
に変換して出力する直接変換方式の放射線固体検出器
(MATERIAL PARAMETERS IN THICK HYDROGENATED AMORPH
OUS SILICONRADIATION DETECTORS,Lawrence Berkeley L
aboratory.University of California,Berkeley.CA 947
20 Xerox Parc.Palo Alto.CA 94304、Metal/Amorphous
Silicon Multilayer Radiation Detectors,IEE TRANSAC
TIONS ON NUCLEAR SCIENCE.VOL.36.NO.2.APRIL 1989、
特開平1-216290号等)等がある。
【0004】また、蓄積された電荷を外部に読み出す電
荷読出プロセスの面からは、該蓄電部と接続されたTF
T(薄膜トランジスタ)を走査駆動して読み出すTFT
読出方式のものや、読取光(読取用の電磁波)を検出器
に照射して読み出す光読出方式のもの等がある。
【0005】また本願出願人は、特願平10-232824号 や
同10−271374号において改良型直接変換方式の放射線固
体検出器を提案している。改良型直接変換方式の放射線
固体検出器とは、直接変換方式、且つ光読出方式のもの
であり、記録用の放射線に対して透過性を有する第1の
導電体層、該第1の導電体層を透過した記録用の放射線
の照射を受けることにより光導電性(正確には放射線導
電性)を呈する記録用光導電層、第1の導電体層に帯電
される電荷と同極性の電荷に対しては略絶縁体として作
用し、かつ、該電荷と逆極性の電荷に対しては略導電体
として作用する電荷輸送層、読取用の電磁波の照射を受
けることにより光導電性(正確には電磁波導電性)を呈
する読取用光導電層、読取用の電磁波に対して透過性を
有する第2の導電体層を、この順に積層して成るもので
あり、記録用光導電層と電荷輸送層との界面(蓄電部)
に、画像情報を担持する信号電荷(潜像電荷)を蓄積す
るものである。第1の導電体層および第2の導電体層は
電極として機能するものである。また、この方式におけ
る固体検出素子は、記録用光導電層、電荷輸送層および
読取用光導電層を主要部とするものである。
【0006】また、この改良型直接変換方式を含む光読
出方式においては、更に蓄電部に蓄積された信号電荷を
読み出す方式として、例えば読取光が照射される側の電
極である第2の導電体層(以下読取電極という)を平板
状のものとし、この読取電極側にレーザ等のスポット状
の読取光を走査して信号電荷を検出する方式、或いは読
取電極を多数の線状電極をクシ歯状に配列して成るスト
ライプ電極とし、ストライプ電極の長手方向すなわち各
線状電極の長手方向と略直角な方向を主走査方向とし長
手方向を副走査方向として、スポット状の読取光を主走
査方向および副走査方向に走査して信号電荷を検出する
方式および前記主走査方向に延びたライン光源を該スト
ライプ電極の長手方向(すなわち副走査方向)に走査し
て信号電荷を検出する方式の3つの方式がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光読出
方式の検出器において、蓄電部に蓄積された電荷を読み
出すと、読取光が照射された部分に対応する蓄電部に蓄
積された電荷の量に応じた電流だけでなく、前記対応す
る蓄電部近傍または蓄電部全体に蓄積されている電荷の
量に応じた暗電流が流れるという問題がある。また、読
取電極をストライプ電極とした検出器においては、線状
電極の長手方向における読取光が照射された注目画素部
分以外の画素部分から暗電流が線状電極に流れ込むとい
う問題がある。つまり、ストライプ電極を有するものを
含む光読出方式の検出器においては、検出器から出力さ
れる画像信号には本来の画像信号成分以外に暗電流成分
が含まれ、出力された画像信号に基づいて再生出力され
た画像に暗電流によるオフセットがかかって濃度が上が
ってしまうという問題を生じ、特にストライプ電極を有
するものの場合には、前記長手方向全体の暗電流成分が
注目画素部分の信号に加算され、この問題が顕著に現れ
る。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、光読出方式の検出器から出力される画像信号に
含まれる暗電流成分を低減するように画像信号の補正を
行う放射線画像データ取得方法および装置並びにこれに
使用する放射線固体検出器に関するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による放射線画像
データ取得方法は、照射された放射線の線量に応じた量
の電荷を蓄積する蓄電部と蓄電部上に積層された複数の
線状電極から成るストライプ電極とを有して成る光読出
方式の放射線固体検出器を使用し、この放射線固体検出
器から放射線画像情報を表す画像信号を取得する放射線
画像データ取得方法であって、放射線固体検出器とし
て、ストライプ電極の長手方向の一部に対応する部分に
放射線に感度のない不感部が形成されているものを使用
し、画像信号のうちストライプ電極の長手方向につい
て、線状電極毎に、不感部の成分に基づいて、画像信号
に含まれる暗電流成分が低減されるように不感部以外の
成分を補正することを特徴とする。
【0010】「ストライプ電極」とは、前記複数の線状
電極をクシ歯状に形成してなる電極を意味する。「スト
ライプ電極の長手方向」とは、線状電極の長手方向を意
味する。
【0011】「放射線に感度のない不感部」を検出器上
に形成するに際しては、不感部を設けようとする部分に
おいて、記録用光導電層が積層される部分に光導電層を
設ける代わりに、放射線に感度を持たない部材を設けて
放射線に感度を全く持たないように構成してもよいし、
或いはその部分の記録用導電体層を鉛等の放射線吸収の
大きな部材で覆い、該記録用光導電層に記録用の放射線
が全く照射されないか若しくは照射されたとしても微小
量の放射線が照射され、実質的には放射線の線量に応じ
た電荷を蓄電部には蓄積しないように構成してもよい。
【0012】「不感部の成分に基づいて、画像信号に含
まれる暗電流成分が低減されるように不感部以外の成分
を補正する」とは、不感部以外の部分について、暗電流
成分を含む画像信号から暗電流成分を低減させることを
意味するものであり、例えば、不感部の成分を不感部以
外の成分から差し引くことにより画像信号に含まれる暗
電流成分を低減させることに限定されるものではなく、
不感部の成分に基づいて種々の演算処理を行い、結果と
して、不感部以外の部分について、暗電流成分を含む画
像信号から暗電流成分を低減させることができるもので
あれば、どのような補正方法を用いてもよい。
【0013】なお、「不感部の成分を不感部以外の成分
から差し引く」とは、不感部に対応する画像信号の成分
すなわち不感部信号そのものを不感部以外の部分に対応
する画像信号の成分から差し引くことに限られるもので
はなく、前記不感部信号に基づいてストライプ電極の長
手方向の不感部以外の各位置についての補正信号を求
め、この補正信号を前記各位置についての不感部の成分
とみなして、この求めた補正信号を前記不感部以外の部
分に対応する画像信号の成分から差し引くことも含むも
のとする。
【0014】上記本発明による放射線画像データ取得方
法においては、不感部を設けることにより得られる放射
線画像情報に不具合が生じないように、画像信号放射線
固体検出器としてストライプ電極の長手方向における画
像領域外の領域に不感部が設けられているものを使用す
るのが好ましい。ここで「画像領域」とは、求める放射
線画像が通常撮影される領域であり、放射線画像情報を
表す電荷を蓄積させるための検出器上の領域を意味す
る。
【0015】また、上記本発明による放射線画像データ
取得方法においては、放射線固体検出器として、ストラ
イプ電極の片方の端部に不感部が設けられているものを
使用することができる。
【0016】さらに、本発明による放射線画像データ取
得方法においては、放射線固体検出器として、ストライ
プ電極の両端部に不感部が設けられているものを使用す
ると共に、画像信号のうち両端部に設けられた各不感部
の成分に基づいてストライプ電極の長手方向の不感部以
外の各位置における画像信号に対する補正成分を求め、
この求めた補正成分に基づいて前記補正を行うようにし
てもよい。
【0017】また、放射線固体検出器として、ストライ
プ電極の一部の線状電極にのみ不感部が設けられたもの
を使用すると共に、不感部が設けられていない線状電極
について、ストライプ電極の長手方向の不感部以外の各
位置における画像信号に対する補正成分を求め、画像信
号のうち前記不感部以外の成分から、この求めた補正成
分を差し引くようにしてもよい。
【0018】さらにまた、放射線固体検出器として、ス
トライプ電極の一方の端部に不感部が設けられた線状電
極と、他方の端部に不感部が設けられた線状電極とを含
むもの、すなわちストライプ電極の一方と他方の夫々片
方の端部に不感部を設けた検出器を使用すると共に、い
ずれか一方の端部に不感部を有するストライプ電極およ
び何れの端部にも不感部を有しない線状電極について
(つまり全ての線状電極について)、線状電極の一方の
端部に設けられた不感部の成分および他方の端部に設け
られた不感部の成分に基づいて、ストライプ電極の長手
方向の不感部以外の各位置における画像信号に対する補
正成分を求め、画像信号のうち不感部以外の成分から、
求めた補正成分を差し引くようにしてもよい。
【0019】検出器として、ストライプ電極の一方と他
方の夫々片方の端部に不感部を設けたものを使用する場
合には、前記一方と他方とを交互に配置するようにする
とより好ましい。なお、「交互」とあるが、線状電極1
本毎に限らず、前記一方と他方とが、数本おきに互い違
いとなるように配置してもよい。
【0020】また、本発明による放射線画像データ取得
方法においては、連続して並んだ複数の線状電極のうち
の一部の線状電極についての画像信号をストライプ電極
の一方の端部において取得し、残りの線状電極について
の画像信号をストライプ電極の他方の端部において取得
するようにするのが望ましい。
【0021】「連続して並んだ複数の線状電極」とは、
互いに隣接する2本の線状電極に限定されるものではな
く、連続して並んだ3本以上の線状電極であってもよ
い。
【0022】「一部の線状電極についての画像信号をス
トライプ電極の一方の端部において取得し、残りの線状
電極についての画像信号をストライプ電極の他方の端部
において取得する」とは、1本おきまたは数本毎に、前
記一方の端部と他方の端部とを互い違いにして、各線状
電極についての画像信号を取得することを意味する。例
えば4本の線状電極についての画像信号を取得するに際
しては、右側2本についてはストライプ電極の一方の端
部において取得し、残りの左側2本についてはストライ
プ電極の他方の端部において取得する等である。
【0023】また、検出器上に設けられた線状電極が、
例えば100本など多数ある場合においては、前述の
「連続して並んだ複数の線状電極」を順次繰り返し適用
するようにすればよい。つまり、線状電極1本おきまた
は数本毎に、前記一方の端部と他方の端部とを繰り返し
互い違いにして、各線状電極についての画像信号を取得
するようにすればよい。
【0024】本発明による放射線画像データ取得装置
は、上記方法を実現する装置、すなわち、照射された放
射線の線量に応じた量の電荷を蓄積する蓄電部と、この
蓄電部上に積層された複数の線状電極から成るストライ
プ電極とを有して成る放射線固体検出器と、ストライプ
電極の長手方向に読取光を走査して放射線画像情報を表
す画像信号を取得する読取手段とを有して成る放射線画
像データ取得装置であって、放射線固体検出器が、スト
ライプ電極の一部に対応する部分において放射線に感度
のない不感部が形成されているものであり、画像信号の
うちストライプ電極の長手方向について、各ストライプ
電極毎に、不感部の成分に基づいて、画像信号に含まれ
る暗電流成分が低減されるように不感部以外の成分を補
正する暗電流低減手段を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0025】上記本発明による放射線画像データ取得装
置は、放射線固体検出器を、ストライプ電極の両端部に
不感部が設けられているものとし、暗電流低減手段を、
画像信号のうち該両端部に設けられた各不感部の成分に
基づいてストライプ電極の長手方向の不感部以外の各位
置における画像信号に対する補正成分を求め、この求め
た補正成分に基づいて前記補正を行うものとすることが
できる。
【0026】また、放射線固体検出器を、ストライプ電
極の一部の線状電極にのみ不感部が設けられているもの
とし、暗電流低減手段を、不感部が設けられていない線
状電極について、画像信号のうちの不感部が設けられた
線状電極の不感部の成分に基づいて、ストライプ電極の
長手方向の不感部以外の各位置における画像信号に対す
る補正成分を求めるものとすることもできる。
【0027】なお、放射線固体検出器を、ストライプ電
極の一方の端部に不感部が設けられた線状電極と、他方
の端部に不感部が設けられた線状電極とを含むものと
し、暗電流低減手段を、不感部を有するストライプ電極
および不感部が設けられていない線状電極について、線
状電極の一方の端部に設けられた不感部の成分および他
方の端部に設けられた不感部の成分に基づいて、ストラ
イプ電極の長手方向の不感部以外の各位置における画像
信号に対する補正成分を求め、画像信号のうち不感部以
外の成分から補正成分を差し引くものとすることもでき
る。
【0028】また、上記本発明による放射線画像データ
取得装置においては、読取手段を、連続して並んだ複数
の線状電極のうちの一部の線状電極についての画像信号
をストライプ電極の一方の端部において取得し、連続し
て並んだ複数の線状電極のうちの残りの線状電極につい
ての画像信号をストライプ電極の他方の端部において取
得するものとするのが望ましい。例えば、ライン光源を
ストライプ電極の長手方向に走査して信号電荷を検出す
る方式を採用する場合には、線状電極1本おきまたは数
本毎に、前記一方の端部と他方の端部とを繰り返し互い
違いにして、電流検出アンプを各線状電極の前記一方の
端部或いは他方の端部に接続するとよい。
【0029】本発明による放射線固体検出器は、上記方
法および装置に使用する検出器、すなわち、照射された
放射線の線量に応じた量の電荷を蓄積する蓄電部と、こ
の蓄電部上に積層された複数の線状電極から成るストラ
イプ電極とを有して成る放射線固体検出器であって、ス
トライプ電極の一部に対応する部分において放射線に感
度のない不感部が形成されているものであることを特徴
とする。
【0030】上記本発明による放射線固体検出器は、ス
トライプ電極の長手方向における所望の画像領域外の領
域に不感部を設けたものとするのが望ましい。
【0031】また、不感部を、ストライプ電極の片方の
端部、或いは両端部に設けたものとすることもできる。
【0032】なお、上記本発明による放射線固体検出器
は、ストライプ電極の一方の端部に不感部が設けられた
線状電極と、他方の端部に不感部が設けられた線状電極
とを含むものとすることもできる。
【0033】更に、上記本発明による放射線固体検出器
は、連続して並んだ複数の線状電極のうちの一部の線状
電極についての画像信号を取得する、ストライプ電極の
一方の端部に接続された電流検出アンプと、連続して並
んだ複数の線状電極のうちの残りの線状電極についての
画像信号を取得する、ストライプ電極の他方の端部に接
続された電流検出アンプとを備えたものとするのが望ま
しい。
【0034】
【発明の効果】本発明による放射線画像データ取得方法
および装置によれば、放射線固体検出器として、ストラ
イプ電極の長手方向の一部、例えば画像領域外の一方の
端部或いは両端部に対応する部分に放射線に感度のない
不感部が形成されているものを使用し、画像信号のうち
の不感部の成分或いは不感部の成分に基づいて求めた補
正成分に基づいて、画像信号に含まれる暗電流成分が低
減されるように不感部以外の成分を補正するようにした
ので、暗電流成分が低減された画像信号に基づいて再生
出力された画像には暗電流によるオフセットが生じるこ
とがなく、濃度の適正な画像を得ることができる。
【0035】また、不感部を全ての線状電極毎に設けな
くても、不感部が設けられた線状電極の不感部の成分に
基づいて、不感部が設けられていない線状電極について
も補正成分を求めることができるから、画像領域に極力
影響を与えないように不感部を設けることができるの
で、好都合である。
【0036】また、線状電極1本おきまたは数本毎に、
ストライプ電極の一方の端部と他方の端部とを繰り返し
互い違いにして、電流検出アンプを各線状電極の前記一
方の端部或いは他方の端部に接続する等して、連続して
並んだ複数の線状電極のうちの一部の線状電極について
の画像信号をストライプ電極の一方の端部において取得
し、残りの線状電極についての画像信号を他方の端部に
おいて取得するようにすれば、隣接する線状電極の不感
部の成分を用いて、ストライプ電極の長手方向の不感部
以外の各位置における画像信号に対する補正成分を求め
ることができるから、線状電極の線抵抗に起因する、長
手方向の各位置における暗電流成分の変動要因を補正す
ることもできる。また、読取手段を構成する電流検出ア
ンプをストライプ電極の片方に集中させて配置するので
はなく、一方の端部と他方の端部の夫々近傍に面積的に
略均等に配置することができるので、電流検出アンプを
検出器と一体構成させる上でも、好都合である。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明による
放射線画像データ取得方法および装置を適用した、放射
線画像撮影読取装置の概略図であり、図1(A)は斜視
図、図1(B)は検出器のX−Z断面図、図1(C)は
X−Y断面図である。図1(A)においては、検出器1
0に静電潜像を記録する記録装置の一部分(電源等)と
読取用の面状光源30を制御する光源制御手段40およ
び電流検出回路50も併せて示している。図1に示すよ
うに、この放射線画像撮影読取装置1は、放射線固体検
出器10と、検出器10から電荷を読み出すための検出
器10に積層された面状光源30、面状光源30を制御
する光源制御手段40および電流検出回路50からなる
読取部20とから構成されている。
【0038】検出器10は、放射線画像情報を静電潜像
として記録し、読取用の電磁波(以下読取光と称す)で
走査されることにより、前記静電潜像に応じた電流を発
生するものであり、具体的には、記録用の放射線(例え
ば、X線等;以下記録光と称す)に対して透過性を有す
る第1の導電体層11、記録光の照射を受けることによ
り導電性を呈する記録用光導電層12、導電体層11に
帯電される電荷(潜像極性電荷;例えば負電荷)に対し
ては略絶縁体として作用し、かつ、該電荷と逆極性の電
荷(輸送極性電荷;上述の例においては正電荷)に対し
ては略導電体として作用する電荷輸送層13、読取光の
照射を受けることにより導電性を呈する読取用光導電層
14、読取光に対して透過性を有する第2の導電体層1
5を、この順に積層してなるものである(特願平10−23
2824号記載の静電記録体を参照)。読取用電極としての
導電体層15は、多数の線状電極(図中の斜線部)がク
シ歯状に配列されて成るものである。以下導電体層15
をストライプ電極15と称し、各線状電極をエレメント
15a(エレメント番号e1〜en)と称す。
【0039】面状光源30は、導電層31,EL層3
2,導電層33からなるEL発光体であり、上述のよう
に検出器10に積層されたものである。検出器10のス
トライプ電極15と導電層31との間には絶縁層34が
設けられる。導電層31は、検出器10のストライプ電
極15の各エレメント15aと交差(本例では略直交)
するようにクシ歯状に形成されており、これにより、ク
シ歯31a(図中斜線部)によるライン状の光源が面状
に多数配列するように構成される。各クシ歯31aは光
源制御手段40に接続されている。また、各クシ歯31
aはEL層32からのEL光に対して透明なもので形成
されている。EL層32から発せられるEL光の波長
は、検出器10から静電潜像を読み取るのに適した波長
である。
【0040】光源制御手段40は、クシ歯31aとそれ
に対向する導電層33との間に、クシ歯31aを個別に
所定の電圧を印加するものである。クシ歯31aを順次
切り替えながら、夫々のクシ歯31aと導電層33との
間に所定の直流電圧を印加すると、クシ歯31aと導電
層33とに挟まれたEL層32からEL光が発せられ、
クシ歯31aを透過したEL光はライン状の読取光(以
下ライン光という)として利用される。すなわち、面状
光源30としては、ライン状の微小光源を面状に多数配
列したものと等価となり、ストライプ電極15の長手方
向の一方の端から他方の端までの全部についてクシ歯3
1aを順次切り替えてEL発光させることにより、ライ
ン光でストライプ電極15の全面を電気的に走査するこ
とになる。
【0041】電流検出回路50は、ストライプ電極15
の各エレメント15a毎に、反転入力端子に接続された
電流検出アンプ51を多数有している。検出器10の導
電体層11は接続手段52の一方の入力および電源53
の負極に接続されており、電源53の正極は接続手段5
2の他方の入力に接続されている。図示していないが、
接続手段52の出力は各電流検出アンプ51の非反転入
力端子に接続されている。面状光源30から読取光とし
てのライン光がストライプ電極15側に露光されること
により、各電流検出アンプ51は、各エレメント15a
に流れる電流を、接続された各エレメント15aについ
て同時(並列的)に検出する。なお、電流検出アンプ5
1の構成の詳細については、本発明の要旨に関係がない
のでここでは詳細な説明を省略するが、周知の構成を種
々適用することが可能である。電流検出アンプ51の構
成によっては、接続手段52および電源53並びに各エ
レメントとの接続態様が上記例とは異なるものとなる。
【0042】上記構成の放射線画像撮影読取装置1にお
いて、検出器10に静電潜像を記録する際には、先ず接
続手段52を電源53側に切り替え、導電体層11とス
トライプ電極15との間に直流電圧を印加し、両者を帯
電させる。次に記録光を不図示の被写体に爆射し、被写
体を透過した被写体の放射線画像情報を担持する放射線
(記録光)を検出器10に照射する。すると、検出器1
0の記録用光導電層12内で正負の電荷対が発生し、そ
の内の負電荷が所定の電界分布に沿ってストライプ電極
15の各エレメント15aに集中せしめられ、記録用光
導電層12と電荷輸送層13との界面である蓄電部16
に該負電荷が蓄積される。この蓄積される負電荷(潜像
電荷)の量は照射放射線量に略比例するので、この潜像
電荷が静電潜像を担持することとなり、該静電潜像が検
出器10に記録される。一方、記録用光導電層12内で
発生する正電荷は導電体層11に引き寄せられて、電源
53から注入された負電荷と電荷再結合し消滅する。
【0043】次に、検出器10から静電潜像を読み取る
際には、先ず接続手段52を検出器10の導電体層11
側に接続して、光源制御手段40により、クシ歯31a
を順次切り替えながら、夫々のクシ歯31aと導電層3
3との間に所定の直流電圧を印加して、EL層32から
発せられるライン光で検出器10の全面を電気的に走査
する。
【0044】このライン光による走査により副走査位置
に対応するライン光が入射した光導電層14内に正負の
電荷対が発生し、その内の正電荷が蓄電部16に蓄積さ
れた負電荷(潜像電荷)に引きつけられるように電荷輸
送層13内を急速に移動し、蓄電部16で潜像電荷と電
荷再結合し消滅する。一方、光導電層14に生じた負電
荷は電源53から導電体層15に注入される正電荷と電
荷再結合し消滅する。このようにして、検出器10に蓄
積されていた負電荷が電荷再結合により消滅し、この電
荷再結合の際の電荷の移動による電流が検出器10内に
生じる。この電流を各エレメント15a毎に接続された
各電流検出アンプ51が同時に検出する。読取りの際に
検出器10内を流れる電流は、潜像電荷すなわち静電潜
像に応じたものであるから、この電流を検出することに
より静電潜像を読み取る、すなわち静電潜像を表す画像
信号を取得することができる。
【0045】ところで、上記構成の装置1においては、
検出器10として、画像情報を記録することのできる画
像領域S外である、ストライプ電極15の長手方向の両
端部に、放射線に対して感応しない不感部a,bが設け
られたものを使用している。ストライプ電極15の全エ
レメント15aは、この不感部a,bに対応するように
検出器10の端部まで延在している。図2は、この不感
部a,bを示すために、検出器10のストライプ電極1
5についての平面図を示したものである。
【0046】図3は、この不感部a,bの形成方法を示
す図である。不感部a,bは、図3(A)(図1(C)
と同じ)に示すように、各エレメント15aに対応する
記録用光導電層12が積層される側に光導電層を設けず
に放射線に感度を持たない部材17を設けるように構成
してもよいし、図3(B)に示すように、記録用の導電
体層11を鉛等の放射線吸収の大きな部材18で覆い、
記録用光導電層12に記録用の放射線が全く照射されな
いか若しくは照射されたとしても微小量の放射線が照射
され、対応する蓄電部16には画像情報を表す電荷を殆
ど蓄積しない部分として形成すればよい。
【0047】このように不感部a,bを設けた場合、各
エレメントe1〜en毎に接続された電流検出アンプ5
1から出力される画像信号の波形は、図4に示すよう
に、画像領域部分の両側(画像領域外)、つまりストラ
イプ電極の長手方向への走査(副走査)の開始部分と終
了部分が不感部a,bに応じた電圧値を有すると共に、
画像領域部分は蓄電部16に蓄積された電荷の量に応じ
て放射線画像情報を表す信号電圧が生じる。
【0048】上述のように、ストライプ電極読出方式の
検出器においては、各エレメントの読取光が照射されて
いる注目画素に対応する蓄電部16に蓄積されている電
荷の量に応じた電流だけでなく、注目画素以外の部分に
対応する蓄電部16に蓄積されている電荷の総量に応じ
た電流が暗電流として、対応するエレメントに流れ込
む。この際、ストライプ電極15への読取光の副走査に
よって、蓄電部16に蓄積されている電荷は画像信号と
して順次読み出されるので、各エレメントに対応するよ
うに積層された蓄電部16に蓄積されている総電荷量は
漸次少なくなる。このため、図4に示すように、アンプ
51から出力される画像信号としては、走査開始部の不
感部aの方が終了部の不感部bよりも暗電流成分が大き
くなる。画像領域部については、暗電流成分に画像情報
を表す信号成分が重畳される。なお、走査終了部の不感
部bでは、蓄電部16に蓄積された全電荷が読み出され
ているはずなので、本来であれば暗電流成分は殆ど生じ
ないが、場合によっては電荷を完全に読み取ることがで
きず検出器10内に残留電荷として読み残すことがあ
り、この場合には読み残した残留電荷に応じた暗電流成
分が生じることになり、電流検出アンプ51から出力さ
れる画像信号に基づいて画像再生すると、暗電流による
オフセットがかかって濃度が上がった画像となってしま
う。
【0049】一方、本発明を適用した上記装置1におい
ては、図1に示すように、画像信号に含まれる暗電流成
分を低減するように画像信号の補正を行う暗電流低減手
段100が設けられている。以下、暗電流低減手段10
0について詳しく説明する。
【0050】図1に示すように、電流検出アンプ51に
接続された暗電流低減手段100は、メモリ110,補
正データ算出回路120および減算回路130を有す
る。アンプ51から出力された画像信号は不図示のA/
D変換器でデジタル値の画像データに変換された後、暗
電流低減手段100のメモリ110に入力される。補正
データ算出回路120は、副走査の開始部に対応する不
感部aの画像データDaと副走査の終了部に対応する不
感部bの画像データDbとに基づいて、各エレメント1
5aの長手方向すなわち副走査方向の各位置に応じて、
副走査の開始部ほど大きく終了部ほど小さくなるように
漸次変化する補正データDhを求める。この漸次変化す
る補正データDhは、具体的には、図4に点線で示すよ
うに、各エレメント毎に、不感部aに対応する副走査の
開始部と不感部bに対応する副走査の終了部のデータD
a,Dbを線形補間して求めるとよい。
【0051】減算回路130は、各エレメント毎に、画
像領域部Sの画像データDsから前記補正データDhを
差し引く減算処理を行う。これにより、減算回路130
から出力される画像データDssは、暗電流成分が低減
された信号として得られる。
【0052】この、暗電流成分が低減された画像データ
Dssに基づいて画像再生すれば、再生出力された画像
には暗電流によるオフセットが生じることがなく、濃度
の適正な画像を得ることができる。
【0053】上記実施の形態においては、ストライプ電
極の全エレメントの両端部に不感部が設けられた検出器
を使用するものについて説明したが、本発明に使用する
検出器としては、必ずしも全エレメントの両端部に不感
部を設けたものでなくてもよい。例えば、図2に示すス
トライプ電極15のエレメントe1〜enのうち、奇数
番目のエレメントの両端部に不感部a,bを設け、偶数
番目のエレメントの両端部には不感部を設けない、つま
り不感部a,bがエレメント1本おきに設けられた態様
としてもよい。なお、1本おきに限らず、数本おきのエ
レメントの両端部に不感部a,bを設けたものとしても
よいのは勿論である。
【0054】このように、エレメント1本または数本お
きにその両端部に不感部を設けた態様の検出器を使用す
る場合には、上述した暗電流低減手段100が、不感部
を有しないエレメント(上述した1本おきの例では偶数
番目のエレメント)についても、不感部を有するエレメ
ントの不感部のデータDa,Dbを使用して、その長手
方向についての補正データDhを求めるようにする。こ
の場合、不感部を有するエレメントに挟まれたエレメン
ト夫々について、不感部を有するエレメントの補正デー
タそのものを不感部を有しないエレメントの補正データ
として使用するようにしてもよい。例えば、エレメント
e2についての補正データDh2を求める場合には、エ
レメントe1についての補正データDh1またはe3に
ついての補正データDh3そのものをエレメントe2の
補正データDh2として使用する等である。
【0055】また、副走査の開始部および終了部夫々に
ついて、不感部を有するエレメントに挟まれたエレメン
トの各配置位置に応じて、不感部を有するエレメントの
各不感部のデータを使用して(補間して)求めたデータ
をその挟まれたエレメントの各不感部のデータとみな
し、このデータに基づいてそのエレメントについての補
正データを求めてもよい(手法1とする)。例えば、エ
レメントe1とe3の走査開始部の不感部データDa
1,Da3を使用して補間して求められたデータDa2
をエレメントe2の走査開始部の不感部のデータとみな
し、またエレメントe1とe3の走査終了部の不感部の
データDb1,Db3を使用して補間して求められたデ
ータDb2をエレメントe2の走査終了部の不感部のデ
ータとみなし、求められた両データDa2,Db2に基
づいてエレメントe2についての長手方向の補正データ
Dh2を求める等である。
【0056】このように、不感部を有しないエレメント
についても、不感部を有するエレメントのデータに基づ
いて補正データを求めるようにすれば、不感部を一部の
エレメントに設けただけでも、画像領域全体についての
補正データを求めることができるようになる。
【0057】また、上記実施の形態においては、エレメ
ント(全部または一部)の両端部に不感部が設けられた
検出器を使用するものについて説明したが、本発明に使
用する検出器としては、必ずしもこれに限定されるもの
ではなく、例えば、副走査の開始部や副走査の終了部に
対応する部分、すなわちエレメントの片方の端部に不感
部を設けた検出器を使用してもよい。全てのエレメント
でなくてもよいのは上記の両端部に不感部を設けたもの
の説明と同様である。
【0058】例えば、図2において、副走査の開始部
(アンプが接続されている側)に不感部を設けた検出器
とする場合には、上記暗電流低減手段100は、開始部
aの不感部のデータDaを補正データDhとして使用
し、画像領域部SのデータDsから補正データDh(=
Da)を差し引くようにする。図5(A)は、この場合
の画像信号の例を示した図である。
【0059】また、図2において、副走査の終了部(ア
ンプが接続されていない側)に不感部を設けた検出器と
する場合には、上記暗電流低減手段100は、終了部b
の不感部のデータDbを補正データDhとして使用し、
画像領域部SのデータDsから補正データDh(=D
b)を差し引くようにする。図5(B)は、この場合の
画像信号の例を示した図である。
【0060】なお、これらの場合においても、不感部の
設けられていない側の端部について見込みのデータ値を
不感部のデータとして使用することによって両端部に不
感部が設けられているものとみなし、上述の両端部に不
感部が設けられたものと同様に、各エレメントの長手方
向における位置に応じて、副走査の開始部ほど大きく副
走査の終了部ほど小さくなるように漸次変化する補正デ
ータを求めるようにしてもよい。
【0061】また、このようにストライプ電極の一方と
他方の夫々片方の端部に不感部を設けた検出器とする場
合には、前記一方と他方とを交互に配置するようにする
とより好ましい。なお、「交互」とあるが、線状電極1
本毎に限らず、数本おきに互い違いにとなるように配置
してもよい。
【0062】この場合における不感部を有するエレメン
トについての補正データの求め方は、前述の片方に不感
部を設けたものと同様にしてもよいが、不感部の設けら
れていない反対側の端部については、隣接する他方の不
感部を有するエレメントの不感部のデータ(そのものま
たは補間したデータ)を、この反対側の端部の不感部の
データとみなすことによって両端部に不感部が設けられ
ているものとみなし(手法2とする)、上述の両端部に
不感部が設けられたものと同様に、ストライプ電極の長
手方向における位置に応じて、副走査の開始部ほど大き
く副走査の終了部ほど小さくなるように漸次変化する補
正データを求めるようにしたほうが好ましい。
【0063】また、片方の端部に不感部を有するエレメ
ントについてだけでなく、不感部を有するエレメントに
挟まれた不感部を有しないエレメントについても、その
長手方向についての補正データを求めるようにするとよ
い。具体的には、上述した手法1,手法2或いはその他
のものの組合せを行えばよく、不感部の設けられたエレ
メントの不感部のデータを使用して、エレメント15a
の並び方向に補間して求めたデータを不感部が設けられ
ていないエレメントの各不感部のデータとみなし、この
データに基づいて不感部が設けられていないエレメント
の長手方向についての補正データを求めるようにすれば
よい。
【0064】このように、不感部を有しないエレメント
についても、不感部を片方の端部に有するエレメントの
データに基づいて補正データを求めるようにすれば、不
感部を一部に設けただけでも、画像領域全体についての
補正データを求めることができるようになる。
【0065】なお、上記実施の形態においては、全ての
電流検出アンプ51を各エレメント15aのストライプ
電極15の一方の端部側に接続するようにしたものにつ
いて説明したが、アンプ51がエレメント15aのどち
ら側に接続されているかは、各エレメント15aの線抵
抗が十分小さいときには問題とならない。
【0066】また、読取光による走査を、ライン光によ
って行うものについて説明したが、ビーム光で各エレメ
ントを順次主走査方向に走査し、その後副走査方向に走
査するようにしてもよいのは勿論である。ビーム光で走
査する場合には、電流検出アンプを1つ設け、ビーム光
の主走査方向への走査に連動してスイッチでストライプ
電極を順次切り換え接続するようにしてもよいし、各エ
レメント毎にアンプを設けてもよい。
【0067】一方、各エレメント15aの線抵抗が無視
できない場合には、各エレメント15aの線抵抗に起因
する、長手方向の各位置における暗電流成分の変動要因
を補正するような構成にするのが望ましい。以下、この
態様について、図6を参照して簡単に説明する。
【0068】先ず、エレメント15aの1本おきまたは
数本毎に、ストライプ電極15aの一方の端部と他方の
端部とを繰り返し互い違いにして、電流検出アンプ51
を各エレメント15aの前記一方の端部或いは他方の端
部に接続する。図6に示す態様においては、エレメント
15aの2本毎に不感部a側と不感部b側とに電流検出
アンプ51を接続している。このように、電流検出アン
プ51をストライプ電極15の片方に集中させて配置す
るのではなく、一方の端部と他方の端部の夫々近傍に面
積的に略均等に配置すれば、電流検出アンプ51と検出
器10とを一体構成させる上でも、好都合である。な
お、不感部は、図6に示すように、ストライプ電極15
の両側に設けてもよいし、いずれか一方にのみ設けても
よい。
【0069】各電流検出アンプ51には、メモリ11
0’,補正データ算出回路120’および減算回路13
0’を有する暗電流低減手段100’が接続される。
【0070】図1に示したものと同様に、アンプ51か
ら出力された画像信号はA/D変換器でデジタル値の画
像データに変換された後、暗電流低減手段100’のメ
モリ110’に入力される。補正データ算出回路12
0’は、副走査の開始部に対応する不感部aの画像デー
タDaと副走査の終了部に対応する不感部bの画像デー
タDbとに基づいて、各エレメント15aの副走査方向
の各位置に応じて、副走査の開始部ほど大きく終了部ほ
ど小さくなるように漸次変化する補正データDhを求め
る。この際、各エレメント15aのうち、連続して隣接
する4本毎に、この4本のエレメント15aの不感部の
成分DaおよびDbを平均化するなど、このDaおよび
Dbに基づいて、長手方向の不感部以外の各位置におけ
る画像信号に対する補正成分を求める。例えばエレメン
トe1〜e4については、エレメントe1とe2の走査
開始部の不感部データDa1,Da2、およびエレメン
トe3とe4の走査終了部の不感部データDb3,Db
4を使用して、これらエレメントe1〜e4についての
長手方向の補正データDh1〜Dh4を求める。他のエ
レメントe5等についても、前述の処理を順次繰り返
す。
【0071】減算回路130’は、各エレメント毎に、
画像領域部Sの画像データDsから前記補正データDh
を差し引く減算処理を行う。これにより、減算回路13
0’から出力される画像データDss’は、単に暗電流
成分が低減されるだけでなく、エレメント15aの線抵
抗に起因する、長手方向の各位置における変動要因も低
減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による放射線画像データ取得方法および
装置を適用した、放射線画像撮影読取装置の概略図
【図2】検出器のストライプ電極(読取電極)について
示した平面図
【図3】不感部の形成方法を示す図(A),(B)
【図4】アンプから出力される画像信号の波形図の一例
と補正データを示す図
【図5】不感部を電極の一方の端部に設けた場合におけ
る、アンプから出力される画像信号の波形図の一例と補
正データを示す図;(A),(B)
【図6】本発明による放射線画像データ取得方法および
装置を適用した、他の態様の放射線画像撮影読取装置の
概略図
【符号の説明】
1 放射線画像撮影読取装置 10 放射線固体検出器 20 読取装置 30 面状光源 40 光源制御手段 50 電流検出回路 51 電流検出アンプ 52 接続手段 100 暗電流低減手段 110 メモリ 120 補正データ算出回路 130 減算回路 100' 暗電流低減手段 110' メモリ 120' 補正データ算出回路 130' 減算回路

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射された放射線の線量に応じた量の電
    荷を蓄積する蓄電部と前記蓄電部上に積層された複数の
    線状電極から成るストライプ電極とを有して成る放射線
    固体検出器を使用し、該放射線固体検出器から放射線画
    像情報を表す画像信号を取得する放射線画像データ取得
    方法において、 前記放射線固体検出器として、前記ストライプ電極の長
    手方向の一部に対応する部分に前記放射線に感度のない
    不感部が形成されているものを使用し、 前記画像信号のうち前記ストライプ電極の長手方向につ
    いて、前記線状電極毎に、前記不感部の成分に基づい
    て、前記画像信号に含まれる暗電流成分が低減されるよ
    うに前記不感部以外の成分を補正することを特徴とする
    放射線画像データ取得方法。
  2. 【請求項2】 前記放射線固体検出器として、前記不感
    部が前記ストライプ電極の長手方向における画像領域外
    の領域に設けられているものを使用することを特徴とす
    る請求項1記載の放射線画像データ取得方法。
  3. 【請求項3】 前記放射線固体検出器として、前記不感
    部が前記ストライプ電極の片方の端部に設けられている
    ものを使用することを特徴とする請求項2記載の放射線
    画像データ取得方法。
  4. 【請求項4】 前記放射線固体検出器として、前記不感
    部が前記ストライプ電極の両端部に設けられているもの
    を使用すると共に、 前記画像信号のうち該両端部に設けられた各不感部の成
    分に基づいて前記ストライプ電極の長手方向の不感部以
    外の各位置における前記画像信号に対する補正成分を求
    め、 前記補正成分に基づいて、前記補正を行うことを特徴と
    する請求項2記載の放射線画像データ取得方法。
  5. 【請求項5】 前記放射線固体検出器として、前記不感
    部が前記ストライプ電極の一部の前記線状電極にのみ設
    けられたものを使用すると共に、 前記不感部が設けられていない前記線状電極について、
    前記画像信号のうちの前記不感部が設けられた前記線状
    電極の不感部の成分に基づいて、前記ストライプ電極の
    長手方向の不感部以外の各位置における前記画像信号に
    対する補正成分を求めることを特徴とする請求項3また
    は4記載の放射線画像データ取得方法。
  6. 【請求項6】 連続して並んだ複数の前記線状電極のう
    ちの一部の線状電極についての前記画像信号を、前記ス
    トライプ電極の一方の端部において取得し、 前記連続して並んだ複数の線状電極のうちの残りの線状
    電極についての前記画像信号を、前記ストライプ電極の
    他方の端部において取得することを特徴とする請求項1
    から5いずれか1項記載の放射線画像データ取得方法。
  7. 【請求項7】 照射された放射線の線量に応じた量の電
    荷を蓄積する蓄電部と前記蓄電部上に積層された複数の
    線状電極から成るストライプ電極とを有して成る放射線
    固体検出器と、該放射線固体検出器から放射線画像情報
    を表す画像信号を取得する読取手段とを有して成る放射
    線画像データ取得装置において、 前記放射線固体検出器が、前記ストライプ電極の一部に
    対応する部分において前記放射線に感度のない不感部が
    形成されているものであり、 前記画像信号のうち前記ストライプ電極の長手方向につ
    いて、前記各ストライプ電極毎に、前記不感部の成分に
    基づいて、前記画像信号に含まれる暗電流成分が低減さ
    れるように前記不感部以外の成分を補正する暗電流低減
    手段を備えたことを特徴とする放射線画像データ取得装
    置。
  8. 【請求項8】 前記放射線固体検出器が、前記不感部が
    前記ストライプ電極の両端部に設けられているものであ
    り、 前記暗電流低減手段が、前記画像信号のうち該両端部に
    設けられた各不感部の成分に基づいて前記ストライプ電
    極の長手方向の不感部以外の各位置における前記画像信
    号に対する補正成分を求め、該補正成分に基づいて前記
    補正を行うものであることを特徴とする請求項7記載の
    放射線画像データ取得装置。
  9. 【請求項9】 前記放射線固体検出器が、前記不感部が
    前記ストライプ電極の一部の前記線状電極にのみ設けら
    れているものであり、 前記暗電流低減手段が、前記不感部が設けられていない
    前記線状電極について、前記画像信号のうちの前記不感
    部が設けられた前記線状電極の不感部の成分を使用し
    て、該ストライプ電極の長手方向の不感部以外の各位置
    における前記画像信号に対する補正成分を求めるもので
    あることを特徴とする請求項7または8記載の放射線画
    像データ取得装置。
  10. 【請求項10】 前記読取手段が、連続して並んだ複数
    の前記線状電極のうちの一部の線状電極についての前記
    画像信号を前記ストライプ電極の一方の端部において取
    得し、前記連続して並んだ複数の線状電極のうちの残り
    の線状電極についての前記画像信号を前記ストライプ電
    極の他方の端部において取得するものであることを特徴
    とする請求項7から9いずれか1項記載の放射線画像デ
    ータ取得装置。
  11. 【請求項11】 照射された放射線の線量に応じた量の
    電荷を蓄積する蓄電部と前記蓄電部上に積層された複数
    の線状電極から成るストライプ電極とを有して成る放射
    線固体検出器であって、前記ストライプ電極の一部に対
    応する部分において前記放射線に感度のない不感部が形
    成されているものであることを特徴とする放射線固体検
    出器。
  12. 【請求項12】 前記不感部が、前記ストライプ電極の
    長手方向における所望の画像領域以外の領域に設けられ
    ていることを特徴とする請求項11記載の放射線固体検
    出器。
  13. 【請求項13】 前記不感部が、前記ストライプ電極の
    両端部の少なくとも一方に設けられていることを特徴と
    する請求項12記載の放射線固体検出器。
  14. 【請求項14】 連続して並んだ複数の前記線状電極の
    うちの一部の線状電極についての前記画像信号を取得す
    る、前記ストライプ電極の一方の端部に接続された電流
    検出アンプと、前記連続して並んだ複数の線状電極のう
    ちの残りの線状電極についての前記画像信号を取得す
    る、前記ストライプ電極の他方の端部に接続された電流
    検出アンプとを備えていることを特徴とする請求項11
    から13いずれか1項記載の放射線固体検出器。
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