JP2001119525A - 画像情報読取方法および装置 - Google Patents

画像情報読取方法および装置

Info

Publication number
JP2001119525A
JP2001119525A JP29976299A JP29976299A JP2001119525A JP 2001119525 A JP2001119525 A JP 2001119525A JP 29976299 A JP29976299 A JP 29976299A JP 29976299 A JP29976299 A JP 29976299A JP 2001119525 A JP2001119525 A JP 2001119525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching
image information
image
reading
detector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP29976299A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Kuwabara
孝夫 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP29976299A priority Critical patent/JP2001119525A/ja
Publication of JP2001119525A publication Critical patent/JP2001119525A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像検出器に蓄積された潜像電荷の量に応じ
た画像信号を積分アンプを用いて取得する画像情報読取
方法および装置において、積分アンプのモード切替えに
起因する切替ノイズを低減する。 【解決手段】 積分アンプ35のモードを切り替える信
号Scおよび積分アンプ35を蓄積モードに切り替えた
後の第1時間Gaおよびリセットモードに切り替える前
の第2時間Gbを指定する信号G2を出力する制御回路
45を設ける。積分アンプ35の出力信号S0をA/D
変換器50に直接入力し、第1時間Gaおよび第2時間
Gbにおける出力電圧S0をデジタルデータDa,Db
に変換する。メモリ60は、データDa,Dbを保持す
る。演算手段70は、メモリ60から読み出したデータ
Da,Dbの差分D1(=Db−Da)を求め、切替ノ
イズ成分に重畳された本来の画素値成分であるデータD
1のみを抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報を担持す
る電荷を潜像電荷として蓄積する蓄電部を有して成る画
像検出器を使用して、画像情報が前記蓄電部に静電潜像
として記録された画像検出器から電荷を読み出して画像
情報を読み取る画像情報読取方法および装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像検出器を用いた装置、例
えばファクシミリ、複写機或いは放射線画像撮像装置な
どが知られている。
【0003】例えば、医療用放射線画像撮像装置などに
おいては、被験者の受ける被爆線量の減少、診断性能の
向上などのために、X線などの放射線に感応するセレン
板などの光導電体(層)を有する光読出方式の放射線固
体検出器(静電記録体)を画像検出器として用い、該放
射線固体検出器にX線を照射し、照射されたX線の線量
に応じた量の電荷を放射線固体検出器内の蓄電部に潜像
電荷として蓄積させることにより、放射線画像情報を蓄
電部に静電潜像として記録すると共に、読取光としての
レーザビーム或いはライン光源で放射線画像情報が記録
された放射線固体検出器を走査することにより、該放射
線固体検出器から放射線画像情報を読み取る方法や装置
が知られている(例えば、米国特許第 5268569号、国際
公開1998年第 59261号、特開平 9-5906号、本願出願人
による特願平 10-232824号、同10-271374号および同11-
87922号など)。
【0004】この方法や装置おいて画像検出器として使
用される放射線固体検出器としては、種々のタイプのも
のが提案されているが、検出器内で画像情報を担持する
潜像電荷を発生させる電荷生成プロセスの面からは、光
変換方式と直接変換方式の2つの方式のものがあり、一
方、前記蓄電部に蓄積された潜像電荷の量に応じた電電
荷を外部に読み出す電荷読出プロセスの面からは、TF
T(薄膜トランジスタ)読出方式と光読出方式の2つの
方式のものがある。
【0005】なお、TFT読出方式とは、TFTを走査
駆動して、蓄積部に蓄積した潜像電荷を画像信号(電圧
値)に変換して出力するものであり、光読出方式とは、
読取用の電磁波(一般には可視光が用いられる)を照射
して蓄積部に蓄積した潜像電荷を画像信号に変換して出
力するものである。
【0006】ここで、電荷読出プロセスにおいては、T
FT読出方式および光読出方式の何れにおいても、潜像
電荷の量に応じた電流を検出する手段である電流(電
荷)検出アンプとして積分アンプを用いるのが一般的で
ある。そして、電流検出の際には、該積分アンプを、電
荷を蓄積する蓄積モード(イネーブルモード)と電荷を
放電(リセット)するリセットモードに切り替える必要
がある。なお、積分アンプやモードを切り替える切替手
段は、画像検出器と一体的に構成される場合と、別体に
構成される場合がある。
【0007】一方、積分アンプのモードを切り替える
と、切替え時に、積分アンプの出力信号にノイズが生
じ、このノイズが再生画像に現れて問題となる。以下、
このノイズを切替ノイズという。
【0008】この切替ノイズを低減する方法として、例
えば米国特許第 5648660号には、蓄積モードに切り替え
た直後の積分アンプの出力値と、リセットモードに切り
替える直前(読出し終了に相当する)の積分アンプの出
力値とを、夫々別々のコンデンサに保持し、両コンデン
サに保持された各出力値の一方をオペアンプの反転入力
端子に、他方を非反転入力端子に夫々入力して両者の差
を求めることにより前記切替ノイズの影響を低減する方
法が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、米国特
許第 5648660号に開示されている方法では、積分アンプ
の前記各出力値を保持するために、積分アンプ1つに対
して、アナログサンプルホールド回路として2つのコン
デンサと2つのアナログスイッチが必要になる。一方、
読取時間の短縮化のために、読出ライン1つずつに1つ
の積分アンプが設けられるのが一般的であり、読出ライ
ンは、通常、主(または副)走査方向の画素分だけあ
り、積分アンプも読出ラインの数分だけ設けられるの
で、米国特許第5648660号に開示されている方法を適用
しようとすれば、積分アンプの数に応じてアナログサン
プルホールド回路も複数設けなければならず、回路が複
雑且つ規模が大きくなり、またコストが高くなるという
問題がある。
【0010】本発明は、上記問題に鑑みなされたもので
あり、潜像電荷の量に応じた画像信号を積分アンプを用
いて取得する場合において、積分アンプのモード切替え
に起因する切替ノイズを回路の複雑化などを招くことな
く低減することができる画像情報読取方法および装置を
提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による画像情報読
取方法は、アナログサンプルホールド回路を用いること
なく、蓄積モードに切り替えた後と、リセットモードに
切り替える前の積分アンプの各出力値の差を求めること
により前記切替ノイズの影響を低減するようにしたこと
を特徴とするものである。
【0012】即ち、本発明による画像情報読取方法は、
画像情報を担持する電荷を潜像電荷として蓄積する2次
元状に分布した蓄電部を有して成る画像検出器を使用し
て、画像情報が前記蓄電部に静電潜像として記録された
画像検出器に流れる、潜像電荷の量に応じた量の電流を
積分アンプにより検出することによって、画像情報を読
み取る画像情報読取方法であって、積分アンプを蓄積モ
ードに切り替えた後と、その後リセットモードに切り替
える前の積分アンプの各出力値を夫々デジタルデータに
変換し、該2つのデジタルデータの差を求めることを特
徴とするものである。
【0013】蓄積モードに切り替えた後の積分アンプの
出力値をデジタルデータに変換するタイミングとして
は、具体的には、TFT読出方式の画像検出器を用いる
場合には、蓄積モードに切り替えた後読取対象画素位置
のTFTがオンして蓄電部からの電荷転送が開始する前
まで、光読出方式の画像検出器を用いて読取光をパルス
的に照射する場合には、蓄積モードに切り替えた後読取
光が読取対象画素位置に照射される前までであるのが望
ましい。ここで「前まで」とあるのは、蓄積モードに切
り替えた後この「前」までの間における所定の期間でよ
く、必ずしも蓄積モードに切り替えた後この「前」まで
の間変換し続ける必要はない。一方、光読出方式の画像
検出器を用いて読取光を連続して照射しながら走査する
場合には、蓄積モードに切り替えた直後であるのが望ま
しい。
【0014】リセットモードに切り替える前の積分アン
プの出力値をデジタルデータに変換するタイミングとし
ては、具体的には、TFT読出方式の画像検出器を用い
る場合には、読取対象画素位置のTFTがオフした後リ
セットモードに切り替える前まで、光読出方式の画像検
出器を用いて読取光をパルス的に照射する場合には、読
取光の読取対象画素位置への照射が停止した後リセット
モードに切り替える前までであるのが望ましい。ここで
「前まで」とあるのは、TFTがオフしたり読取光の照
射が停止た後リセットモードに切り替える前までの間に
おける所定の期間でよく、必ずしもこの間変換し続ける
必要はない。一方、光読出方式の画像検出器を用いて読
取光を連続して照射しながら走査する場合には、リセッ
トモードに切り替える直前であることが望ましい。
【0015】本発明による画像情報読取方法において
は、光読出方式の画像検出器に前記積分アンプが読出ラ
イン毎に設けられ、読取光を連続して照射しながら画像
検出器の全面を走査する場合のように、同一読出ライン
における読出電流が連続的に変化する場合には、積分ア
ンプの蓄積モードへの切替えタイミングおよびリセット
モードへの切替えタイミングを、夫々読出ライン毎にず
らすのが望ましい。
【0016】本発明による画像情報読取装置は、画像情
報を担持する電荷を潜像電荷として蓄積する2次元状に
分布した蓄電部を有して成る画像検出器と、画像情報が
前記蓄電部に静電潜像として記録された画像検出器に流
れる、前記潜像電荷の量に応じた量の電流を検出する積
分アンプと、該積分アンプを蓄積モードとリセットモー
ドに切り替える切替手段とを備えて成る画像情報読取装
置であって、積分アンプを蓄積モードに切り替えた後
と、その後リセットモードに切り替える前の積分アンプ
の各出力値を夫々デジタルデータに変換する変換手段
と、変換された2つのデジタルデータを保持する記憶手
段と、記憶手段から読み出した2つのデジタルデータの
差を求める演算手段とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0017】本発明による画像情報読取装置において
は、切替手段を、蓄積モードへの切替えタイミングおよ
びリセットモードへの切替えタイミングを、夫々読出ラ
イン毎にずらすものとするのが望ましい。
【0018】
【発明の効果】本発明による画像情報読取方法および装
置によれば、積分アンプを蓄積モードに切り替えた後
と、その後リセットモードに切り替える前の該積分アン
プの各出力値をデジタルデータとして保持し該2つのデ
ジタルデータの差を求めるようにしたので、アナログサ
ンプルホールド回路を用いることなく切替ノイズを低減
することが可能となり、アナログサンプルホールド回路
を用いる場合に比べて、回路の複雑化、規模の拡大化、
コストアップを抑えることができる。
【0019】なお、読出ライン毎に積分アンプが設けら
れ、各積分アンプの出力をマルチプレクサなどにより1
つの信号ラインに選択出力する場合において、全積分ア
ンプを同時に蓄積モードにしたりリセットモードにする
と、全読出ラインについてデジタルデータへの変換が終
了するまで全積分アンプを蓄積モードにしておく必要が
生じ、読出ライン夫々については、本来であれば不要な
時間を蓄積モードにすることになり、切替ノイズ以外の
ノイズ、例えばデジタルデータへの変換に伴うノイズや
オフセットノイズなどが混入する機会が増える。これに
対して、蓄積モードへの切替えタイミングおよびリセッ
トモードへの切替えタイミングを、夫々読出ライン毎に
ずらすようにすれば、積分アンプを蓄積モードに維持す
る時間(積分時間)を各読出ラインにおける各画素毎の
読取りに必要な時間だけにすることができ、切替ノイズ
以外のノイズが混入する機会を最小限に抑えることがで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の一実施の形態による画像情
報読取装置の概略構成を、1画素分について示した図、
図2は本発明の一実施の形態による画像情報読取方法を
用いて、画像情報の1画素分を読み取る方法を説明する
タイミングチャートである。
【0022】図1に示すように、この画像情報読取装置
1は、画像情報を担持する記録光Pの光量に応じた電荷
を発生する検出部21aおよび発生した電荷を潜像電荷
として蓄積する蓄電部21bを有する固体検出素子21
と、オペアンプ32、コンデンサ33およびSW(スイ
ッチ)34からなる積分アンプ35と、SW34のオン
/オフを制御する切替回路40と、制御回路45と、積
分アンプ35のアナログの出力信号をデジタルデータD
0に変換するA/D変換器50と、異なる2つのタイミ
ングにおけるA/D変換器50の出力データDa,Db
を保持する記憶手段としてのメモリ60と、該メモリ6
0から読み出した前記2つのタイミングにおけるデータ
Da,Dbの差分D1を求める演算手段70とを備えて
いる。
【0023】蓄電部21bと積分アンプ35(より詳し
くはオペアンプ32の反転入力端子(−))との間に
は、蓄電部21bに蓄積されている潜像電荷の量に応じ
た量の電荷を所定のタイミングで積分アンプ35側に転
送させる転送部22が設けられている。この転送部22
は、TFT読出方式の画像検出器を用いる場合にはTF
T(薄膜トランジスタ)が該当し、光読出方式の画像検
出器を用いる場合には読取光のパルス照射が該当する。
【0024】また、制御回路45からは、切替回路40
を制御する制御信号G1が該切替回路40に入力され、
前記2つのタイミングを指定する制御信号G2がA/D
変換器50に入力される。なお、2つのタイミングと
は、積分アンプ35を蓄積モードに切り替えた後の該積
分アンプ35の出力値をデジタルデータに変換するタイ
ミング(以下第1時間ともいう)と、その後リセットモ
ードに切り替える前の該積分アンプ35の出力値をデジ
タルデータに変換するタイミング(以下第2時間ともい
う)である。
【0025】以下上記構成の画像情報読取装置1におい
て、画像情報の1画素分を読み取る方法について、図2
に示すタイミングチャートを参照して説明する。
【0026】図2において、Scは切替回路40からS
W34に入力される信号を示す。積分アンプ35は、信
号ScがH(ハイ)レベル時にSW34がオフして蓄積
モードになり、L(ロー)レベル時にSW34がオンし
てリセットモードになる。Sgは転送部22に入力され
る信号を示す。SgがHレベル時に蓄電部21bに蓄積
された潜像電荷の量に応じた量の電荷が積分アンプ35
側に転送される。ここで、「蓄電部21bに蓄積された
潜像電荷の量に応じた量の電荷」といったのは、固体検
出素子21の構成によっては、蓄電部21bに蓄積され
た潜像電荷全てが積分アンプ35側に転送されるとは限
らないからである。G2は制御回路45からA/D変換
器50に入力される、前記2つのタイミングを指定する
制御信号であって、Gaが第1時間を指定し、Gbが第
2時間を指定している。
【0027】SW34をオンさせて積分アンプ35をリ
セットモードにすると共に転送部22をオフした状態
で、画像情報を担持する記録光Pを検出部21aに照射
すると、該検出部21aで電荷が発生し、発生した電荷
は潜像電荷として蓄電部21bに蓄積される。次に、S
W34をオフさせて積分アンプ35を蓄積モードにした
後、転送部22をオンさせると、蓄電部21bに蓄積さ
れた潜像電荷の量に応じた量の電荷が積分アンプ35側
に転送され、オペアンプ32とコンデンサ33とによっ
て積分されて電圧値の信号S0に変換され、該信号S0
がA/D変換器50に直接入力される。これから判るよ
うに、積分時間は、SW34オフ下の転送部22のオン
時間によって決定される。
【0028】メモリ60は、Ga(図2)で示す第1時
間におけるA/D変換器50の出力データDaと、Gb
(図2)で示す第2時間におけるA/D変換器50の出
力データDbとを保持する。演算手段70は、メモリ6
0から読み出した第1時間におけるデータDaと第2時
間におけるデータDbとの差分D1(=Db−Da)を
求める。これにより、第1時間から第2時間までの電圧
変化分を検出することができる。
【0029】積分アンプ35から出力される信号S0の
レベルは、蓄電部21bに蓄積された潜像電荷の電荷量
に応じて漸次上昇する。
【0030】一方、SW34をオン/オフさせたときに
は切替ノイズが生じ、この切替ノイズによる成分をも積
分アンプ35が積分するので、切替ノイズ成分と本来の
画素値成分との和が積分アンプ35の出力信号S0とな
って現れる。
【0031】しかしながら、本発明においては、上述の
ように、第1時間から第2時間まで、即ち積分アンプを
蓄積モードに切り替えた後と、その後リセットモードに
切り替える前の該積分アンプの電圧変化分を検出するよ
うにしているので、切替ノイズ成分に重畳された本来の
画素値成分であるデータD1のみを抽出することができ
るから、切替ノイズの影響を低減することができる。
【0032】次に、TFT読出方式の画像検出器を用い
た装置に本発明を適用した具体的な実施の形態について
説明する。
【0033】図3はTFT読出方式の画像検出器を用い
た、本発明の一実施の形態による画像情報読取装置の概
略構成を示した図、図4は画像情報を読み取る方法を説
明するタイミングチャートである。図1と図3との違い
は、固体検出素子21を2次元状に配列した画像検出器
10を示したことと、これに応じて、積分アンプを複数
設けると共に、何れかの積分アンプの出力信号を選択し
て出力するマルチプレクサ36を設けたことにある。ま
た、図2と図4との違いは、マルチプレクサ36を設け
たことに応じて、積分開始前におけるA/D変換器50
の出力データDaと積分終了後におけるA/D変換器5
0の出力データDbとを、各積分アンプについて、夫々
保持することができるようにしたことにある。
【0034】この画像情報読取装置1に使用される画像
検出器10は、光変換方式且つTFT読出方式の放射線
固体検出器である。ここで、光変換方式の放射線固体検
出器とは、放射線を一旦光に変換した後に、この光によ
り電荷を発生させるようにしたものであって、例えば、
絶縁基板上に光電変換素子(検出電荷を蓄積する蓄電部
を有する)が2次元状に配列されて成る2次元画像検出
器(放射線固体検出器)と、この2次元画像検出器上に
形成された、画像情報を担持する放射線が照射されると
該画像情報を担持する可視光を発する蛍光体(シンチレ
ータ)とを有して成るものがある(例えば特開昭59-211
263 号、特開平2-164067号、PCT国際公開番号WO92
/06501号、Signal,noise,and read out considerations
in thedevelopment of amorphous silicon photodiode
arrays for radiotherapy anddiagnostic x-ray imagi
ng,L.E.Antonuk et.al ,University of Michigan,R.
A.Street Xerox,PARC,SPIE Vol.1443 Medical Imagin
g V;Image Physics(1991) ,p.108-119 など)。
【0035】画像検出器10は、図3に示すように、画
像情報を担持する放射線を検出する固体検出部20と、
固体検出部20から電荷を読み出して画像信号を出力す
る読出手段としての読出回路30とを有する。固体検出
部20は、固体検出素子としての光電変換素子(検出部
としての光電変換部21aと蓄電部21bから成る)2
1および蓄電部21bに蓄電した潜像電荷を転送するT
FTから成る転送部22を2次元状(主走査方向C1〜
Cn,副走査方向R1〜Rm)に多数配列して形成され
たものである。読出回路30は、各行(R1〜Rm)毎
に各TFTのゲートと副走査線27bを介して共通に接
続された走査パルス発生器31、固体検出部20から信
号線27aを介して列(C1〜Cn)毎に転送された潜
像電荷を外部に読み出す積分アンプ35a〜35nを光
電変換素子21の縦列分(n個)だけ有する積分アンプ
部35、各積分アンプ35a〜35nの出力信号が入力
されるマルチプレクサ36、および切替回路40を備え
ている。ここで、マルチプレクサ36は、各積分アンプ
35a〜35nの出力信号の内の何れか1つを選択して
A/D変換器50に入力するものである。
【0036】制御回路45からは、マルチプレクサ36
に制御信号G2が、走査パルス発生器31に制御信号G
3が夫々入力されている。
【0037】メモリ60は、図2に示したと同じよう
に、第1時間GaにおけるA/D変換器50の出力デー
タDaと、第2時間GbにおけるA/D変換器50の出
力データDbとを保持する。この際、図4に示すよう
に、列C1〜Cn毎に、第1時間および第2時間夫々に
おいて、少しずつタイミングをずらしてA/D変換して
各データDa,Dbを取得する。このとき、マルチプレ
クサ36は、メモリ60が各積分アンプ35a〜35n
の出力データDa,Dbを保持することができるよう
に、信号G2と同期して、各積分アンプ35a〜35n
の出力信号の内の何れか1つを選択する。これを、各行
(R1〜Rm)即ち副走査方向につても同様に行うこと
で、固体検出部20全体の出力データDa,Dbがメモ
リ60に保持される。なお、図4から判るように、蓄積
モードへの切替えタイミングおよびリセットモードへの
切替えタイミングは、列C1〜Cn夫々即ち全読出ライ
ンに共通であり、全読出ラインについてデジタルデータ
への変換が終了するまで全積分アンプ35a〜35nが
同時に蓄積モードとなる。
【0038】演算手段70は、メモリ60から読み出し
た第1時間GaにおけるデータDaと第2時間Gbにお
けるデータDbとの差分D1(=Db−Da)を各光電
変換素子21夫々について求める、即ち固体検出部20
全体の各画素値を求める。これにより、切替ノイズ成分
に重畳された本来の画素値成分であるデータD1のみを
抽出することができる。
【0039】上記説明は、光変換方式且つTFT読出方
式の放射線固体検出器を用いた装置に本発明を適用した
ものについて説明したものであるが、上記実施の形態は
TFT読出方式の画像検出器であればどのようなものに
も適用することができる。例えば直接変換方式の検出器
においてTFT読出方式を採るものにも同様の方法を適
用することができる。また、光読出方式の画像検出器を
用いて読取光をパルス的に照射する場合にも同様の方法
を適用することができる。
【0040】ここで、直接変換方式の放射線固体検出器
とは、放射線を光導電層に照射して直接電荷を発生させ
るようにしたものであって、例えば、記録用の放射線の
照射を受けることにより導電性を呈する光導電層と、該
光導電層で発生した電荷を収集する、2次元状に配列さ
れた多数の電荷収集電極および各電荷収集電極毎に接続
された蓄電部としてのコンデンサで構成された2次元画
像検出器とから成るものがあり、各電荷収集電極により
収集された電荷が画像情報を担持する潜像電荷となって
コンデンサに蓄積されるものである(例えば、(i) MATE
RIAL PARAMETERS IN THICK HYDROGENATED AMORPHOUS SI
LICON RADIATION DETECTORS,Lawrence Berkeley Labora
tory.University of California,Berkeley.CA 94720 Xe
rox Parc.Palo Alto.CA 94304)、(ii)Metal/Amorphous
Silicon Multilayer Radiation Detectors,IEE TRANSAC
TIONS ON NUCLEAR SCIENCE.VOL.36.NO.2.APRIL 1989)
、(iii) 特開平1−216290号など)。
【0041】次に、光読出方式の画像検出器を用いると
共に読取光をパルス的に照射しながら走査する装置に本
発明を適用した具体的な実施の形態について説明する。
【0042】図5は光読出方式の画像検出器を用いた、
本発明の一実施の形態による画像情報読取装置の概略構
成を示した図である。なお、図5(A)は検出器を斜視
図で示した図、図5(B)は図5(A)のP矢指部のX
Z断面図、図5(C)は図5(A)のQ矢指部のXY断
面図である。図1と図5との違いは、図1と図3との関
係と同じである。
【0043】画像検出器10は、改良型直接変換方式の
放射線固体検出器である。ここで、改良型直接変換方式
の放射線固体検出器とは、本願出願人が特願平10−2328
24号や同10−271374号、同11−242876号などにおいて提
案しているものであり、直接変換方式と光読出方式とを
組み合わせた方式のものである。具体的には、記録用の
放射線に対して透過性を有する第1電極層(導電体
層)、該第1電極層を透過した記録用の放射線の照射を
受けることにより導電性を呈する記録用光導電層、第1
電極層に帯電される電荷と同極性の電荷に対しては略絶
縁体として作用し、かつ、該同極性の電荷と逆極性の電
荷に対しては略導電体として作用する電荷輸送層、読取
用の電磁波の照射を受けることにより導電性を呈する読
取用光導電層、読取用の電磁波に対して透過性を有する
第2電極層(導電体層)を、この順に積層して成るもの
である。記録用光導電層と電荷輸送層との界面に蓄電部
が形成される。前記各層から構成された検出器から画像
信号を取得するに際しては光読出方式が用いられ、検出
器自体は多数の検出素子が2次元状に分布配設されてい
るものではないが、読取用の電磁波としての読取光で走
査されることにより、実質的に2次元画像検出器として
機能する。
【0044】図5に示した画像検出器10も、第1電極
層(導電体層)11、記録用光導電層12、電荷輸送層
13、読取用光導電層14、第2電極層(導電体層)1
5が、この順に積層されてなる。第2電極層15の電極
は、多数のエレメント(線状電極)16a(図ではC1
〜C5の5本のみを示す)がストライプ状に配列された
ストライプ電極16となっている。この画像検出器10
においては、記録用光導電層12、電荷輸送層13、読
取用光導電層14が固体検出素子の主要部を構成する。
【0045】また、図5に示すように、読取光を発する
光源としてのEL発光体90が画像検出器10と一体化
されている。勿論一体型に限らず別体のものとしてもよ
い。
【0046】EL発光体90は、電極層(導電層)9
1、EL層92、電極層(導電層)93、および絶縁層
94からなり、絶縁層94側が画像検出器10の第2電
極層15側に積層されている。電極層91の電極は、ス
トライプ電極16のエレメント16aと交差(本例では
略直交)するように多数のエレメント(線状電極)91
a(図ではR1〜R5の5本のみを示す)がストライプ
状に配列されてなるものであり、これにより、エレメン
ト91a(図中斜線部)によるライン状の光源が面状に
多数配列するように構成される。
【0047】読出回路30は、各エレメント16a毎に
接続された積分アンプ(図では35a〜35eまでのみ
を示す)を有する積分アンプ部35、各積分アンプ35
a〜35eの出力信号が入力されるマルチプレクサ3
6、および切替回路40を備えている。
【0048】また、この読出回路30にはSW37およ
び電源38が設けられており、画像検出器10の第1電
極層11はSW37の一方の入力および電源38の負極
に接続されており、電源38の正極はSW37の他方の
入力に接続されている。
【0049】制御回路45からは、マルチプレクサ36
に制御信号G2が入力されている。
【0050】この検出器10の記録用光導電層12と電
荷輸送層13との界面に形成される蓄電部19に蓄積さ
れた潜像電荷(負電荷)を読み出す際には、先ずSW3
7を第1電極層51側に接続し、EL発光体90のエレ
メント91aを順次切り換えながら、夫々のエレメント
91aと電極層93との間に所定の直流電圧を印加して
ライン状の読取光を順次発光させ、このパルス的に発せ
られる読取光で検出器10をエレメント16aの長手方
向に走査する。該走査により検出器10の内部で電荷移
動が生じ、該電荷移動による電流が各エレメント16a
毎に接続された積分アンプ35a〜35eにより並列的
に検出される。各積分アンプ35a〜35nの出力信号
は、マルチプレクサ36に入力され、マルチプレクサ3
6により選択された何れかの積分アンプの出力信号が、
A/D変換器50に入力される。
【0051】メモリ60は、図2に示したと同じよう
に、第1時間GaにおけるA/D変換器50の出力デー
タDaと、第2時間GbにおけるA/D変換器50の出
力データDbとを保持する。演算手段70は、メモリ6
0から読み出した第1時間GaにおけるデータDaと第
2時間GbにおけるデータDbとの差分D1(=Db−
Da)を各画素夫々について求める。これにより、切替
ノイズ成分に重畳された本来の画素値成分であるデータ
D1のみを抽出することができる。
【0052】この際、TFT読出方式と同じように、図
4に示すように、エレメント16a(C1〜Cn)毎
に、第1時間および第2時間夫々において、少しずつタ
イミングをずらしてA/D変換された各データDa,D
bをメモリ60に保持する。このとき、マルチプレクサ
36は、メモリ60が各積分アンプの出力データDa,
Dbを保持することができるように、信号G2と同期し
て、各積分アンプの出力信号の内の何れか1つを選択す
る。これを、エレメント16aの長手方向即ち副走査方
向につても同様に行うことで、検出器10全体の出力デ
ータDa,Dbがメモリ60に保持される。
【0053】次に、光読出方式の画像検出器を用いると
共に読取光を連続して照射しながら走査する装置に本発
明を適用した具体的な実施の形態について説明する。
【0054】図6は光読出方式の画像検出器を用いた、
本発明の一実施の形態による画像情報読取装置の概略構
成を示した図、図7は画像情報を読み取る方法を説明す
るタイミングチャートである。なお、図6(A)は検出
器を斜視図で示した図、図6(B)は図6(A)のP矢
指部のXZ断面図、図6(C)は図6(A)のQ矢指部
のXY断面図である。図1と図6との違いは、図1と図
3との関係と同じであり、また、図2と図7との違い
は、図2と図4との関係と同じである。
【0055】図5に示した読取光をパルス的に照射する
ものとの違いは、EL発光体90に換えて、LEDアレ
イなどを用いたライン光源90を検出器10の第2電極
層(導電体層)15側に配置し、エレメント16aの長
手方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)に
延びたライン状の読取光をライン光源90から発せなが
ら、該ライン光源90をエレメント16aの長手方向に
相対的に移動させることにより、読取光を照射しながら
検出器10を副走査方向に走査する点である。
【0056】なお、上記図5と同様に、EL発光体90
を用いて、隣接する複数のエレメント91aと電極層9
3との間に所定の直流電圧を同時に印加し、各エレメン
ト91a部分から発せられるライン状の読取光をオーバ
ーラップさせながらエレメント91aを順次切換えるな
どして、読取光を連続的に照射しながら走査することも
できる。
【0057】このように、ライン光源90を用い、読取
光を照射しながら副走査方向に走査して読み出す場合に
は、図4に示したものと同じタイミングを用いることも
できるが、検出器10の出力電流の応答波形の違いに基
づき、図4に示したものとは異なり、図7に示すよう
に、蓄積モードへの切替えタイミングおよびリセットモ
ードへの切替えタイミングを、読出ライン(C1〜Cn
毎)即ちエレメント16a毎にずらす、つまり、読出ラ
イン毎に、蓄積モードに切り替えた直後を第1時間Ga
とし、リセットモードに切り替える直前を第2時間Gb
としてもよい。
【0058】図8は画像検出器の出力電流の応答波形の
一例を示した図であって、図8(A)は光読出方式の画
像検出器を用い、読取光を照射しながら副走査方向に走
査して読み出す場合(上記図6の態様)、図8(B)は
TFT読出方式の画像検出器を用いたり、光読出方式の
画像検出器を用いて読取光をパルス的に照射する場合
(上記図3および図5の態様)を示している。
【0059】光読出方式の画像検出器に読取光を連続的
に照射しながら副走査方向に走査する場合には、図8
(A)に示すように、走査に伴って滑らかに電流が変化
する応答を呈する。したがって、検出器から流れる電流
に応じた電圧を積分アンプで検出するに際しては、光読
出方式の画像検出器の場合には、図7に示すように、蓄
積モードへの切替えタイミングおよびリセットモードへ
の切替えタイミングをエレメント16a毎にずらして
も、積分アンプを蓄積モードに切り替えた後の積分アン
プの出力電圧値を略正確に検出することができる。
【0060】これに対して、TFT読出方式の画像検出
器を用いたり、光読出方式の画像検出器を用いて読取光
をパルス的に照射する場合には、図8(B)に示すよう
に、信号Sgとしての、転送部(TFT)22のゲート
を制御した際或いは読取光の照射を断続した際に、TF
Tがオンした瞬間および読取光を照射した瞬間に大電流
が流れ、その後時間の経過と共に急速に電流が少なくな
る応答を呈する。したがって、この場合には、積分アン
プを蓄積モードに切り替えた後の積分アンプの出力電圧
値に関しては、C1については正確に検出することがで
きるがCnについては正確に検出することができなくな
るので、図7に示した方法を用いることは困難である。
【0061】以上、本発明の好ましい実施の形態につい
て説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限りにおい
て、種々の変更を行うことが可能であり、アナログサン
プルホールド回路を用いることなく、積分アンプを蓄積
モードに切り替えた後と、その後リセットモードに切り
替える前の該積分アンプの各出力値をデジタルデータと
して保持し該2つのデジタルデータの差を求めるもので
ある限りどのようなものであってもよい。
【0062】例えば図3〜図7に示した態様は、マルチ
プレクサを設けて、各積分アンプの出力信号の内の何れ
か1つを順次選択するようにしたものであるが、図9に
示すように、マルチプレクサを設けることなく、各積分
アンプの出力信号を夫々別個にデジタルデータに変換
し、積分アンプを蓄積モードに切り替えた後と、その後
リセットモードに切り替える前の該積分アンプの各出力
値のデジタルデータを全積分アンプについて同一のタイ
ミングでメモリに保持するようにしてもよい。この方法
は、TFT読出方式および光読出方式の何れにも適用で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による画像情報読取装置
の概略構成を、画像検出器1画素分について示した図
【図2】本発明の一実施の形態による画像情報読取方法
を用いて、画像情報の1画素分を読み取る方法を説明す
るタイミングチャート
【図3】TFT読出方式の画像検出器を用いた、本発明
の一実施の形態による画像情報読取装置の概略構成を示
した図
【図4】TFT読出方式の画像検出器を用いた場合にお
ける画像情報を読み取る方法を説明するタイミングチャ
ート
【図5】光読出方式の画像検出器を用いると共に読取光
をパルス的に照射しながら走査する、本発明の一実施の
形態による画像情報読取装置の概略構成を示した図であ
って、検出器を斜視図で示した図(A)、(A)のP矢
指部のXZ断面図(B)、(A)のQ矢指部のXY断面
図(C)
【図6】光読出方式の画像検出器を用いると共に読取光
を連続して照射しながら走査する、本発明の一実施の形
態による画像情報読取装置の概略構成を示した図であっ
て、検出器を斜視図で示した図(A)、(A)のP矢指
部のXZ断面図(B)、(A)のQ矢指部のXY断面図
(C)
【図7】光読出方式の画像検出器を用いると共に読取光
を連続して照射しながら走査する場合における画像情報
を読み取る方法を説明するタイミングチャート
【図8】画像検出器の出力電流の応答波形の一例を示し
た図であって、光読出方式の画像検出器を用い、読取光
を照射しながら副走査方向に走査して読み出す場合
(A)、TFT読出方式の画像検出器を用いたり、光読
出方式の画像検出器を用いて読取光をパルス的に照射す
る場合(B)
【図9】本発明の他の実施の形態による画像情報読取装
置の概略構成を示した図
【符号の説明】
1 画像情報読取装置 10 画像検出器 20 固体検出部 21 固体検出素子 30 読出回路 35 積分アンプ 40 切替手段 45 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA10 AB01 AB10 BA05 BA14 CA02 CA14 CB11 DB01 DD09 DD12 FB09 FB13 FB16 GA10 5B047 AA17 AB02 BB06 DA03 DC07 5C024 AA12 CA05 FA01 GA04 GA07 GA33 GA41 GA48 HA14 HA23 JA06 JA31 5C051 DC03 DE03 DE13 DE15 5J022 AA01 BA02 CD02 CE01 CF02 CF03 CF08 CF10 CG01 CG04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報を担持する電荷を潜像電荷とし
    て蓄積する蓄電部を有して成る画像検出器を使用して、
    画像情報が前記蓄電部に静電潜像として記録された前記
    画像検出器から、積分アンプを蓄積モードとリセットモ
    ードに切り替えることにより前記潜像電荷の量に応じた
    量の電荷を読み出して画像情報を読み取る画像情報読取
    方法において、 前記積分アンプを蓄積モードに切り替えた後と、その後
    リセットモードに切り替える前の該積分アンプの各出力
    値を夫々デジタルデータに変換し、該2つのデジタルデ
    ータの差を求めることを特徴とする画像情報読取方法。
  2. 【請求項2】 前記積分アンプの蓄積モードへの切替え
    タイミングおよびリセットモードへの切替えタイミング
    を、夫々読出ライン毎にずらすことを特徴とする請求項
    1記載の画像情報読取方法。
  3. 【請求項3】 画像情報を担持する電荷を潜像電荷とし
    て蓄積する蓄電部を有して成る画像検出器と、画像情報
    が前記蓄電部に静電潜像として記録された前記画像検出
    器から、前記潜像電荷の量に応じた量の電荷を読み出す
    積分アンプと、該積分アンプを蓄積モードとリセットモ
    ードに切り替える切替手段とを備えて成る画像情報読取
    装置において、 前記積分アンプを蓄積モードに切り替えた後と、その後
    リセットモードに切り替える前の該積分アンプの各出力
    値を夫々デジタルデータに変換する変換手段と、該変換
    された2つのデジタルデータを保持する記憶手段と、該
    記憶手段から読み出した前記2つのデジタルデータの差
    を求める演算手段とを備えたことを特徴とする画像情報
    読取装置。
  4. 【請求項4】 前記切替手段が、前記蓄積モードへの切
    替えタイミングおよび前記リセットモードへの切替えタ
    イミングを、夫々読出ライン毎にずらすものであること
    を特徴とする請求項3記載の画像情報読取装置。
JP29976299A 1999-10-21 1999-10-21 画像情報読取方法および装置 Withdrawn JP2001119525A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29976299A JP2001119525A (ja) 1999-10-21 1999-10-21 画像情報読取方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29976299A JP2001119525A (ja) 1999-10-21 1999-10-21 画像情報読取方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001119525A true JP2001119525A (ja) 2001-04-27

Family

ID=17876673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29976299A Withdrawn JP2001119525A (ja) 1999-10-21 1999-10-21 画像情報読取方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001119525A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002103308A1 (fr) * 2001-06-18 2002-12-27 Hamamatsu Photonics K.K. Photodetecteur
JP2007306481A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Shimadzu Corp 光または放射線撮像装置
JP2010068231A (ja) * 2008-09-10 2010-03-25 Toshiba Corp アナログ信号処理回路

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002103308A1 (fr) * 2001-06-18 2002-12-27 Hamamatsu Photonics K.K. Photodetecteur
JP2003004529A (ja) * 2001-06-18 2003-01-08 Hamamatsu Photonics Kk 光検出装置
US7075050B2 (en) 2001-06-18 2006-07-11 Hamamatsu Photonics K.K. Photodetector including integration capacitance section and A/D converter circuit
JP4722332B2 (ja) * 2001-06-18 2011-07-13 浜松ホトニクス株式会社 光検出装置
JP2007306481A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Shimadzu Corp 光または放射線撮像装置
JP2010068231A (ja) * 2008-09-10 2010-03-25 Toshiba Corp アナログ信号処理回路
US8179467B2 (en) 2008-09-10 2012-05-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Analog-signal processing circuit for improving accuracy of arithmetic mean of signals

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7227926B2 (en) Imaging apparatus and imaging system
US7436444B2 (en) Radiation image pick-up apparatus having reading element, drive circuit for driving reading element, and control circuit for controlling drive circuit
JP2003209665A (ja) 画像読取方法および画像記録読取装置
JP2005526985A (ja) 結像および照射量測定用のx線検出器配列
JP4156120B2 (ja) 放射線画像撮影方法および装置
KR20090087067A (ko) 촬상장치
US7573057B2 (en) Radiation image information detecting method and apparatus
JP2003031837A (ja) 画像検出器およびその製造方法、画像記録方法および読取方法並びに画像記録装置および読取装置
JP2004154409A (ja) 乳房用画像撮像装置
JP2001119525A (ja) 画像情報読取方法および装置
US6900452B2 (en) Image information recording/reading method and apparatus
JP3827876B2 (ja) 放射線画像データ取得方法および装置並びに放射線固体検出器
JPH01253679A (ja) 放射線撮像素子
JP6485725B1 (ja) 固体撮像装置、及びそれを備える撮像装置
JP4050129B2 (ja) 画像読取方法および装置
JP4265964B2 (ja) 放射線画像読取方法および装置
US20040086204A1 (en) Method and apparatus for image readout
JPS6248435B2 (ja)
JP2000235075A (ja) 放射線固体検出器の電荷読出方法および装置、並びに放射線固体検出器
JP2000227480A (ja) 放射線固体検出器の電荷読出方法および放射線固体検出器
US20030076434A1 (en) Method and apparatus for acquiring line signals
JP2001119583A (ja) 画像情報読取方法および装置
JP2007316408A (ja) 放射線画像記録読取装置
JP2005123834A (ja) 画像読取方法および装置
JP2000065940A (ja) 放射線固体検出器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070109