JP2000227480A - 放射線固体検出器の電荷読出方法および放射線固体検出器 - Google Patents

放射線固体検出器の電荷読出方法および放射線固体検出器

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JP2000227480A
JP2000227480A JP11029799A JP2979999A JP2000227480A JP 2000227480 A JP2000227480 A JP 2000227480A JP 11029799 A JP11029799 A JP 11029799A JP 2979999 A JP2979999 A JP 2979999A JP 2000227480 A JP2000227480 A JP 2000227480A
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solid
radiation
detector
charge
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JP11029799A
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English (en)
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Kazuo Shimura
一男 志村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光変換・TFT読出方式の放射線固体検出器
において、簡易な構成により、動画像用の画像信号を取
得する。 【解決手段】 副走査パルス発生器38および主走査パ
ルス発生器39と接続された走査制御手段40を設け
る。走査制御手段40は、動画像読出モード時には、検
出器全体の電荷が4フィールドに分けてインターレース
読出しが行われるように、4ラインおきに走査線27b
が順次オンし、且つフィールド毎に異なる走査線27b
がオンするように、副走査パルス発生器38を制御す
る。また、主走査方向についても、各フィールド夫々に
おいて、4画素毎に1画素を読み出すように、間引き読
出しを行うように、主走査パルス発生器39を介してS
W34,35を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、行列状に配列され
た各固体検出素子に蓄積された放射線画像情報を担持す
る電荷を行毎に読み出して放射線画像情報を表す画像信
号を取得する放射線固体検出器の電荷読出方法およびそ
れに使用する放射線固体検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、医療診断等を目的とする放射線撮
影において、放射線を検出して得た電荷を固体検出素子
の蓄電部に一旦蓄積し、該蓄積した電荷を放射線画像情
報を表す画像信号に変換して出力する放射線固体検出器
が各種提案、実用化されている。例えば、放射線を電荷
に変換する電荷生成プロセスの面からは、光変換方式の
放射線固体検出器と直接変換方式の放射線固体検出器の
2つの方式が提案され、また蓄積された電荷を外部に読
み出す電荷読出プロセスの面からは、TFT(薄膜トラ
ンジスタ)読出方式と光読出方式の2つの方式が提案さ
れている。
【0003】ここで、光変換方式の放射線固体検出器と
は、絶縁基板上に多数の光電変換素子(固体検出素子)
を行列状に形成した固体検出部(画像読取部)と、この
固体検出部上に形成された蛍光体とから成るものであ
り、放射線が照射されることにより蛍光体から発せられ
た蛍光を光電変換素子で検出して得た信号電荷を光電変
換素子の蓄電部に一旦蓄積し、蓄積電荷を画像信号(電
気信号)に変換して出力するものである(例えば特開昭
59-211263 号、特開平2-164067号、PCT国際公開番号
WO92/06501号、SPIE Vol.1443 Medical Imaging V;Im
age Physics(1991) ,p.108-119 等)。
【0004】また直接変換方式の放射線固体検出器と
は、絶縁基板上に行列状に形成された多数の電荷収集電
極と、この電荷収集電極上に形成された放射線が照射さ
れると放射線情報を担持する電荷を発生する放射線導電
体とを積層して成る固体検出部を有するものであり、放
射線が照射されることにより放射線導電体内で発生した
信号電荷を電荷収集電極で集めて蓄電部に一旦蓄積し、
蓄積電荷を電気信号に変換して出力するものである(MA
TERIAL PARAMETERS IN THICK HYDROGENATED AMORPHOUS
SILICON RADIATION DETECTORS,Lawrence Berkeley Labo
ratory.University of California,Berkeley.CA 94720
Xerox Parc.Palo Alto.CA 94304、Metal/Amorphous Sil
icon Multilayer Radiation Detectors,IEE TRANSACTIO
NS ON NUCLEAR SCIENCE.VOL.36.NO.2.APRIL 1989、特開
平1-216290号等)。この方式における固体検出素子は、
電荷収集電極と放射線導電体を主要部とするものであ
る。
【0005】TFT読出方式とは、固体検出素子の蓄電
部に蓄積された信号電荷を、該蓄電部と接続されたTF
Tを走査駆動して読み出す方式であり、光読出方式と
は、固体検出素子に読取光(読取用の電磁波)を照射し
て読み出す方式である。
【0006】また本願出願人は、特願平10-232824号 や
同10−271374号において改良型直接変換方式の放射線固
体検出器を提案している。改良型直接変換方式の放射線
固体検出器とは、直接変換方式、且つ光読出方式のもの
であり、記録用の放射線に対して透過性を有する第1の
導電体層、該第1の導電体層を透過した記録用の放射線
の照射を受けることにより光導電性(正確には放射線導
電性)を呈する記録用光導電層、第1の導電体層に帯電
される電荷と同極性の電荷に対しては略絶縁体として作
用し、かつ、該電荷と逆極性の電荷に対しては略導電体
として作用する電荷輸送層、読取用の電磁波の照射を受
けることにより光導電性(正確には電磁波導電性)を呈
する読取用光導電層、読取用の電磁波に対して透過性を
有する第2の導電体層を、この順に積層して成るもので
あり、記録用光導電層と電荷輸送層との界面(蓄電部)
に、画像情報を担持する信号電荷(潜像電荷)を蓄積す
るものである。第1の導電体層および第2の導電体層は
電極として機能するものである。また、この方式におけ
る固体検出素子は、記録用光導電層、電荷輸送層および
読取用光導電層を主要部とするものである。
【0007】なお、この改良型直接変換方式において信
号電荷を読み出す方式としては、例えば第2の導電体層
(以下読取電極という)を平板状のものとし、この読取
電極側にレーザ等のスポット状の読取光を走査して信号
電荷を検出する方式と、読取電極をクシ歯状のストライ
プ状電極とし、ストライプ状電極の長手方向と略直角な
方向に延びたライン光源を該ストライプ状電極の長手方
向に走査して信号電荷を検出する方式がある。
【0008】そして、何れの読出方式を採るものであっ
ても、該検出器は、夫々が画素に対応する複数個の固体
検出素子が実質的に行列状に配列された2次元の検出器
となっている。ここで「実質的」とは、検出器自体とし
ては個別の固体検出素子を行列状に配列して成るものと
は言えないが、信号電荷を読み出して得た画像信号を処
理する過程においては、例えばサンプリング点の信号を
所定画素の信号と考えることができるので、このように
称しているものである。なお、読取電極をストライプ状
電極としたものは、その並び方向については、ストライ
プ状電極そのものが画素に対応する。
【0009】上記各種方式の放射線固体検出器から出力
された画像信号は、外部に出力され、後段の信号処理装
置により種々の信号処理が施された後にCRT等の出力
手段により可視情報等として出力される。このように、
放射線固体検出器を用いることにより、被写体の放射線
画像を表す画像信号をリアルタイムで得、直ちに可視画
像等として出力することができる。
【0010】なお、上述した各種方式の放射線固体検出
器を使用して放射線画像を撮影し、検出器内の蓄積電荷
を読み出して画像信号を得るに際しては、より高速に画
像信号を取得するために、行すなわちライン毎に、その
ラインの各素子(一部または全部)の蓄積電荷を並列的
に読み出すことがよく行われている。このような方式
を、以下「ライン読出方式」という。
【0011】ところで、胃の検査等においては、被写体
を移動させ、この被写体の移動による造影剤の動き等を
ほぼリアルタイムで動画像として観察しつつ、放射線画
像として残して(記録して)おきたい場合には、動画像
よりも高解像度の静止画像として撮影を行うことがあ
る。
【0012】ここで、画像信号を動画像として再生出力
する場合には、検出器を構成する固体検出素子から画像
信号をテレビレート程度の高周期(例えば30画像/1
秒)で次々に読み出さなければならない。すなわち、動
画像を得る場合には、1 /30秒毎の静止画を連続して
出力するという、出力速度の高速化が要求される。この
出力速度の高速化のために、各素子から個々に蓄積電荷
を読み出して画像信号を取得するのではなく、隣接する
数個の素子の電荷を纏めて読み出して、比較的低解像度
の画像信号を得ることにより高速化を図るという方法が
ある(例えば、特開平7−72258号等)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、隣接す
る数個の素子の電荷を纏めて読み出す方法を採るには、
検出素子複数個分の電荷を纏めるための特別な読出回路
が必要となり、回路が複雑化し、コストアップを招くと
ともに、配線或いは回路量の増加により、固体検出素子
から成る固体検出部の開口率が低下するという問題があ
る。
【0014】また、ライン読出方式に際して、全てのラ
インを読み出すのではなく、数ライン毎に間引いて読み
出すことにより、高速化を図るという方法も考えられる
が、常に一定のラインを間引くと、間引いたライン分の
画像が出力されないため、解像度の低下した画像が出力
されるという問題がある。また、動画像確認後に、動画
像モードで読み出して得た画像信号を用いて静止画像を
再構成しようとしても、同様に間引いたライン分の画像
信号が出力されていないため、高解像度が必要とされる
静止画再生の用途としては利用に耐え得ず、静止画像を
得るためには、改めて静止画モードで再撮影をせざるを
得ないという問題がある。
【0015】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、複雑な回路を用いることなく動画像用の画像信号
を取得することができるとともに、出力される動画像の
解像度を劣化させず、静止画像の再構成に利用すること
をも可能ならしめる放射線固体検出器の電荷読出方法お
よび装置並びにそれに使用する放射線固体検出器を提供
することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による放射線固体
検出器の電荷読出方法は、行列状に配列された各固体検
出素子に蓄積された放射線画像情報を担持する電荷を、
固体検出素子の行毎に読み出して放射線画像情報を表す
画像信号を取得する放射線固体検出器の電荷読出方法で
あって、固体検出素子の電荷を列方向について複数フィ
ールドに分けて読み出すことを特徴とする。
【0017】なお、本発明においては、検出器上の前記
固体検出素子の主走査方向の並びを「行」といい、副走
査方向の並びを「列」という。
【0018】「行毎に読み出す」とは、各行についての
電荷を、並列的に列方向すなわち副走査方向に読み出す
ことを意味する。なお、各行それぞれについて所望画像
領域の電荷を並列的に読み出すものであればよく、必ず
しも各行の全素子分でなくともよい。当該行の全素子分
の電荷を読み出すのが最も好ましいのはいうまでもな
い。
【0019】「フィールド」とは、フレームに対応する
言葉であり、例えば、検出器全体の行から成るものをフ
レームとしたとき、該フレームを複数に分割して成るも
の、換言すれば部分行から成るものをフィールドとい
う。そして、検出器全体の行から読み出された電荷に基
づいて得た画像信号によって形成される1画像はフレー
ム画像であり、このフレーム画像を前記分割に対応して
複数に分割した部分行から成る各画像はフィールド画像
である。つまり、フレーム画像は全体画像を意味し、フ
ィールド画像は部分画像を意味し、分割した複数のフィ
ールド画像を纏めることによってフレーム画像を再正す
ることができる。
【0020】なお、本発明による電荷読出方法において
は、必ずしも検出器全体の行を読み出すものに限られ
ず、検出器上の所望領域分の行の電荷を複数フィールド
に分けて読出しを行うものであればよく、また各フィー
ルド毎に少なくとも異なる行の電荷を読み出すものであ
ればよい。換言すれば、必ずしも全ての行の電荷を読み
出すものでなくてもよし、どのような読み出し方をする
ものであってもよい。例えば、各フィールドの行が一部
重なるものであってもよい。
【0021】本発明による電荷読出方法においては、前
記複数フィールドに分けて行う読出しがインターレース
読出しであることが望ましい。
【0022】「インターレース読出し」とは、各フィー
ルド毎に、所定間隔で読み出す行を順次変更して読み出
す間引き読出しを意味する。読み出す行をランダムに変
更してもよいが、フィールド毎に順次隣の行にシフトす
るのが好ましい。
【0023】また、本発明による電荷読出方法において
は、各フィールドの読出し終了毎に、少なくとも次に読
み出すフィールド分の蓄積電荷を消滅させた後に、再蓄
積を行ってから、次のフィールドについて読出しを行う
のが望ましい。蓄積電荷を消滅させる方法としてはどの
ような方法を用いてもよい。例えば、蓄積電荷を消滅さ
せるリセット(放電)スイッチを各素子に対応させて検
出器内に設け、これをオンさせて電荷を放電するように
してもよい。また、次に読み出すフィールド分の全ライ
ン(行)を同時にオンさせて、それらの電荷を纏めて副
走査方向に転送した後に主走査方向に読み出し、読み出
された電荷を捨てるようにしてもよい。
【0024】また、本発明による電荷読出方法において
は、行方向について、間引き読出しを行うのが望まし
い。
【0025】「行方向について、間引き読出しを行う」
に際しては、副走査方向の読出し時に間引き読出しを行
ってもよいし、1行分を一旦副走査方向に読み出した後
の主走査方向の読出し時に間引き読出しを行ってもよ
い。後者の方が、読出し時間が若干短くなる。なお、副
走査方向の読出しは元々並列的な読出しのため間引き読
出しを行っても読出し時間が短くなるということはな
い。
【0026】また、本発明による電荷読出方法において
は、各フィールド毎に、行方向について、読み出されな
かった欠落分を補間して当該行分の画像信号を求めるよ
うにするとより望ましい。
【0027】「欠落分を補間」する方法としては、行方
向について、読み出されなかった素子の電荷量を補間す
ることができる限りどのような方法を使用してもよく、
隣接素子分を用いて補間する方法等、周知の補間方法を
適用することができる。
【0028】また、本発明による電荷読出方法において
は、各フィールド毎に、列方向についても、読み出され
なかった欠落分を補間して所望領域分、好ましくは検出
器の全領域分の画像信号を求めるようにするとより望ま
しい。
【0029】「欠落分を補間」する方法としては、読み
出されなかった行の電荷量を補間することができる限り
どのような方法を使用してもよく、隣接行分を用いて補
間する方法、当該フィールド以外の既に読み出されたフ
ィールドの画像データを用いて補間する方法等、周知の
補間方法を適用することができる。例えば、上1/4,
上中1/4,下中1/4,下1/4という4フィールド
読出しとする場合に、上1/4フィールドを読み出した
ときには、残りのフィールド分として、既に読み出した
分を用いて、全体の画像信号を求めるようにしてもよ
い。
【0030】なお、本発明による電荷読出方法において
は、放射線固体検出器として光読出方式のものを使用す
ることができる。
【0031】本発明による放射線固体検出器は上記電荷
読出方法に使用されるもの、すなわち、画像情報を担持
する放射線を検出して放射線画像情報を担持する電荷を
蓄積する行列状に配列された固体検出素子と、電荷を固
体検出素子の行毎に列方向に転送する副走査手段と、該
副走査手段によって転送された電荷を行方向に読み出し
て放射線画像情報を表す画像信号を取得する主走査手段
とを有してなる放射線固体検出器であって、固体検出素
子の電荷を列方向について複数フィールドに分けて読み
出すように副走査手段を制御する走査制御手段を有する
ものであることを特徴とする。
【0032】ここで、走査制御手段の制御対象となる
「副走査手段」は、当該検出器と一体のものであるか別
体のものであるかは問わない。
【0033】本発明による放射線固体検出器の走査制御
手段を、複数フィールドに分けて行う読出しとしてイン
ターレース読出しを行わせるように副走査手段を制御す
るものとするのが望ましい。
【0034】また、本発明による放射線固体検出器は、
各フィールドの読出し終了毎に、少なくとも次に読み出
すフィールド分の蓄積電荷を消滅させるリセット手段を
備えたものとするのが望ましい。
【0035】また、本発明による放射線固体検出器の走
査制御手段を、行方向について、間引き読出しが行われ
るように主走査手段を制御するものとするのが望まし
い。
【0036】ここで、行方向について間引き読出しを行
うようにした放射線固体検出器にあっては、各フィール
ド毎に、行方向について、読み出されなかった欠落分を
補間して当該行分の画像信号を求める補間手段を備えた
ものとするのが望ましい。
【0037】また、本発明による放射線固体検出器は、
各フィールド毎に、列方向について、読み出されなかっ
た欠落分を補間して所望領域分の画像信号を求める補間
手段を備えたものとするのが望ましい。
【0038】なお、本発明による放射線固体検出器は、
光読出方式の検出器であってもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明による電荷読出方法および放射線
固体検出器によれば、所望領域の固体検出素子の電荷を
複数フィールドに分けて列方向すなわち副走査方向に読
み出すようにしたので、読出しのための複雑な回路を用
いる必要が無く、読出方法の制御だけで動画像用の画像
信号を取得することができるようになる。また、複雑な
回路を用いないので、低コストであり、開口率の低下も
生じない。
【0040】また、インターレース読出しを行い、フィ
ールド毎に読出ラインを順次変更して、複数フィールド
で所望領域分の全ラインの画像信号を読み出すようにす
れば、視覚的な残像効果と相俟って解像度の劣化という
問題も生じない。また、複数フィールドで所望領域分の
全ラインの画像信号を読み出しているので、この全ライ
ン分の画像信号を高解像度の静止画像の再構成に利用す
ることも可能となるので、静止画像を得るために改めて
静止画モードで再撮影をする必要がなくなる。
【0041】また、各フィールドの読み出し終了毎に、
少なくとも次に読み出すフィールド分の蓄積電荷を消滅
させた後に、再蓄積を行ってから、次のフィールドにつ
いて読出しを行うようにすれば、各フィールドの画像信
号に基づいて出力される画像にはボケが生ぜず、俊敏な
動きにも追従できる。
【0042】なお、被写体の動きが遅いときには、この
ような消滅と再蓄積を行うことなく、当該フィールドの
次の読出しまで電荷蓄積を継続させると、感度の向上を
図ることができる。
【0043】また、行方向について間引き読出しを行う
ようにすれば、取得された間引き等が行われた画像信号
に基づいて縮小画像を構成する際に、縦横の縮小比を合
わせることが可能となる。
【0044】また、行方向について、読み出されなかっ
た欠落分を補間して当該行分の画像信号を求めるように
すれば、行方向に鮮鋭度の高い画像を形成することがで
き、動画像の鮮鋭度をより向上させることができる。
【0045】また、列方向について、読み出されなかっ
た欠落分を補間して所望領域分の画像信号を求めるよう
にすれば、列方向についても鮮鋭度の高い画像を形成す
ることができ、動画像の鮮鋭度を一層向上させることが
できる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の第1
の実施の形態による放射線固体検出器10の概略構成を
示すブロック図である。放射線固体検出器10は、光変
換方式且つTFT読出方式の放射線固体検出器である。
【0047】図示するように、該検出器10は、画像情
報を担持する放射線を検出する固体検出部20と、固体
検出部20から電荷を読み出して画像信号を出力する読
出手段としての読出回路30とを有する。固体検出部2
0は、光電変換部21aと蓄電部21bとから成る固体
検出素子としての光電変換素子21および蓄電部21b
に蓄電した信号電荷を転送するTFTから成る転送部2
2が行列状に形成されたものである。読出回路30は、
各行毎に各TFTのゲートと走査線27bを介して共通
に接続された副走査手段としての副走査パルス発生器3
8、固体検出部20から列毎に信号線27aを介して転
送された信号電荷を外部に読み出す出力アンプ32、コ
ンデンサ33、この両者に接続されたSW(スイッチ)
34、および出力アンプ32に接続されたSW35、お
よびマルチプレクサ31を有する。出力アンプ32やコ
ンデンサ33等は、光電変換素子21の縦列分だけ設け
られている。SW34,35は主走査手段としての主走
査パルス発生器39と接続されている。
【0048】この検出器10の固体検出部20の検出面
側には不図示の蛍光体が設けられており、副走査パルス
発生器38により走査線27bをオフ状態にして転送部
22をオフすると共に主走査パルス発生器39によりS
W34をオンにして被写体等を透過した放射線を蛍光体
に照射すると、放射線の線量に応じた光が蛍光体から発
せられ、放射線の線量に応じた電荷が光電変換部21a
で発生し蓄電部21bに蓄電される。次に図中最上部の
走査線27bから各ライン毎に順次オン状態にして各走
査線27bに接続された転送部22をオンさせ、またS
W34をオフすると、蓄電部21bに蓄電された電荷が
ライン毎(1ライン分同時に)に出力アンプ32側に転
送され、出力アンプ32とコンデンサ33とによって積
分され、電圧値の画像信号S1に変換されて該画像信号
S1がライン毎に並列的に各出力アンプ32から出力さ
れる。この際、1ライン分の画像信号S1が各出力アン
プ32の出力部に得られる毎に、主走査パルス発生器3
9によりSW35を順次切り換えながら、その1ライン
分の画像信号S1を外部に出力することによって、検出
器10内に蓄積された信号電荷のライン読出しを行う。
【0049】ところで、図示するように、この検出器1
0には、走査制御手段40が設けられており、副走査パ
ルス発生器38を介して転送部22と接続され、また主
走査パルス発生器39を介してSW34,35とも接続
されている。
【0050】走査制御手段40は、蓄電部21bに蓄電
された画像情報を表す信号電荷を読み出す際に、静止画
読出モード時には、上述のように1ライン毎に順次ライ
ン読出しが行われるように副走査パルス発生器38を制
御する。一方、動画像読出モード時には、蓄電部21b
に蓄電された電荷を副走査方向について複数フィールド
に分けて読出しが行なわれるように副走査パルス発生器
38を制御する。例えば、検出器全体の電荷が4フィー
ルドに分けてインターレース読出しが行われるようにす
る場合には、4ラインおきに走査線27bが順次オン
し、且つフィールド毎に異なる走査線27bがオンする
ように、副走査パルス発生器38を制御する。図2は、
この副走査方向のインターレース読出しについて示した
図である。図中右側に示す番号は、ライン(行)番号を
表す。
【0051】図示するように、各フィールド毎に読出し
対象ラインが変更されて、4つのフィールド全体で、検
出器の全ラインの読出しが行われる。ここで、各フィー
ルドは4ラインおきに読み出しが行われるので、1フィ
ールド分の読み出しに要する動作時間は静止画読出モー
ド時、つまり1フレーム分を読み出す場合の約1/4と
なり、画像信号の出力時間を高速化することができ、動
画像読出しに好適となる。なお、1フレーム分を読み出
すのに要する動作時間は4フィールド分であり、静止画
読出モード時と殆ど同じであるのはいうまでもない。
【0052】このように、4つのフィールドに分けて全
ライン分の信号電荷を読み出すようにすれば、全フィー
ルド、常に同じ行を間引き読み出しするのとは異なり、
所望領域についての全ての行の電荷が読み出されるの
で、各フィールドの画像はラインが間引かれた低解像度
の画像となるが、動画像再生時には、視覚的な残像効果
と相俟って動画像出力時の解像度を劣化させることがな
い。また、4つのフィールドで全ライン分の電荷を読み
出し、検出器全体によって取得可能な全ライン分の画像
信号を取得するようにしているので、このフィールド分
割して取得された全ライン分の画像信号を使用して高解
像度の静止画像を再構成することもできる。
【0053】また、この走査制御手段40は、主走査方
向(行方向)についても間引き読出しが行われるよう
に、主走査パルス発生器39を介してSW34,35を
制御するものとして構成されている。図3は、この主走
査方向の間引き読出しについて示した図である。図中上
側に示す番号は、列番号を表す。
【0054】図示するように、図2に示した副走査方向
のインターレース読出しを行うに際して、各フィールド
夫々において、主走査方向について4画素毎に1画素を
読み出すように、また各フィールド毎に画素位置が異な
るように間引き読出しが行われる。このように読み出し
て得た画像信号S1に基づいて縮小画像を形成すれば、
各フィールド毎に、縦横同サイズで縮小した画像を再生
することができる。
【0055】なお、本例においては、各フィールド毎に
画素位置が異なるように間引き読出しを行っているが、
これに限らず、各フィールドで、常に同じ画素位置の電
荷を読み出すようにしてもよいのは勿論である。
【0056】さらに、この検出器10には、図1に示す
ように補間手段41が設けられている。この補間手段4
1は、各フィールド毎に、主走査方向について読み出さ
れなかった欠落画素分のデータを補間して当該行の全画
像信号を求め、また副走査方向についても読み出されな
かった欠落行分のデータを補間して全ライン分の画像信
号を求める。
【0057】図4は、補間手段41による副走査方向に
ついての補間処理の方法の一例を示す図である。例え
ば、上述の図2に示すようにしてインターレース読出し
を行ったときに第1フィールドにおいて取得された画像
データが、図4(A)で示すように第1,5,9・・・
ラインのものである場合に、例えば第3ラインのデータ
を補間処理によって求める際には、第1ラインと第5ラ
インのそれぞれ対応する列位置のデータを用いて求め
る。また、第2ラインのデータを補間処理によって求め
る際には、第1ラインと先に求めた第3ラインのそれぞ
れ対応する列位置のデータを用いて求め、第4ラインの
データについては、第5ラインと先に求めた第3ライン
のそれぞれ対応する列位置のデータを用いて求める。
【0058】主走査方向についての補間も、この副走査
方向についての補間処理に準じて行う。
【0059】このように、主走査方向および副走査方向
行について読み出されなかった欠落分を補間すれば、何
れのフィールドの画像も鮮鋭度の高い画像を形成するこ
とができ、鮮鋭度の高い動画像を形成することができる
ようになる。
【0060】なお、この補間処理の方法は上述の例に限
らないのはいうまでもない。例えば、第1,5ラインの
データを用いて、ライン位置に応じた重み付け計算をし
て直ちに第2,4ラインのデータを求めるようにしても
よい。
【0061】また、走査制御手段40は、各フィールド
の読み出し終了毎に、次に読み出すフィールド分の蓄積
電荷を消滅させるリセット手段としても機能するように
構成されている。走査制御手段40がリセット手段とし
て機能する際には、次に読み出すフィールド分の全走査
線27bが同時にオンするように副走査パルス発生器3
8を制御する。なお、この制御によって次のフィールド
分の電荷が纏めて副走査方向に転送され、各出力アンプ
32の出力部にはそれに応じた画像信号が発生するが、
SW35をオンさせないように主走査パルス発生器39
を制御することによって、この画像信号を無効なものと
して取り扱うことができ、結果的に読み出された電荷を
捨てることができる。
【0062】出力アンプ32から出力される画像信号S
1は、上述のようにして、フィールド毎に読出ラインを
換えてインターレース読み出しを行うと、各フィールド
の読出し終了後には、読み出されなかったラインの蓄電
部21bに電荷が読み残される。この読み残した残留電
荷をそのままにした状態で次の撮影を行うと、該残留電
荷が次のフィールドの画像に対してノイズとなって現れ
る。しかしながら、前述のように、次の撮影前に、次に
読み出すフィールド分の蓄積電荷を消滅させるようにす
れば、残留電荷の影響を受けることがなく、ボケのない
画像を得ることができる。
【0063】上記説明は、光変換方式且つTFT読出方
式の放射線固体検出器に本発明を適用したものについて
説明したものであるが、上記実施の形態はTFT読出方
式の検出器であればどのようなものにも適用することが
でき、例えば上述した直接変換方式の検出器においてT
FT読出方式を採るものにも同様の方法を適用すること
ができる。
【0064】次に光読出方式の放射線固体検出器に本発
明を適用したものについて説明する。図5は特願平10−
232824号や同10−271374号に記載の改良型直接変換方式
の放射線固体検出器(静電記録体)に本発明を適用した
構成の一例を示す図であり、図5(A)は斜視図、図5
(B)はX−Z断面図、図5(C)はX−Y断面図であ
る。
【0065】この検出器50は、読取光用および消去光
用の面状光源としてのEL発光体60、読出回路70が
一体化されたものである。勿論各々専用の光源を設けて
もよいし、一体型に限らず光源および光源走査手段(後
述する)を検出器と別体のものとしてもよい。また、面
状光源ではなく、ライン光源を用い、該ライン光源を副
走査方向に移動させるように構成してもよい。
【0066】検出器50の固体検出部56は、第1の導
電体層51、記録用光導電層52、電荷輸送層53、読
取用光導電層54、第2の導電体層55が、この順に積
層されてなる。導電体層55は、クシ歯状に形成されて
いる(以下クシ歯部分(図中の斜線部)をクシ電極55
aと称す)。記録用光導電層52、電荷輸送層53、読
取用光導電層54が固体検出素子の主要部を構成する。
【0067】EL発光体60は、導電層61と、EL層
62と、導電層63とからなり、絶縁層64を介して第
2の導電体層55側に積層される。導電層61は、検出
器50のクシ電極55aと交差(本例では略直交)する
ようにクシ歯状に形成されており、これにより、クシ歯
61a(図中斜線部)によるライン状の光源が面状に多
数配列するように構成される。
【0068】読出回路70は導電体層55の各クシ歯5
5a毎に接続された多数の電流検出アンプ71、各電流
検出アンプ71に接続されたSW75、各SW75に接
続された主走査パルス発生器79、およびEL発光体6
0の発光を制御する副走査手段としての光源走査手段7
8を有しており、読取光や消去光の走査露光により各ク
シ歯55aに流れる電流をクシ歯55a毎に並列的に検
出して1ライン分の画像信号を求めた後、主走査方向に
順次出力するものである。検出器50の導電体層51は
接続手段72の一方の入力および電源73の負極に接続
されており、電源73の正極は接続手段72の他方の入
力に接続されている。電流検出アンプ71としては、上
述した出力アンプとコンデンサから成る積分アンプ構成
とすることができるが、これに限らず、後述する読取光
や消去光の走査によって検出器50の固体検出部56か
ら流れ出す電流を検出することができるものである限
り、どのような構成を取ってもよい(例えば特願平10−
232824号参照)。
【0069】この検出器50の記録用光導電層52と電
荷輸送層53との界面の蓄電部57に蓄積された信号電
荷(負電荷)を読み出す際には、先ず接続手段52を検
出器50の導電体層51側に接続し、EL発光体60に
より、クシ歯61aを順次切り換えながら、夫々のクシ
歯61aと導電層63との間に所定の直流電圧を印加し
て読取光をライン状に順次発光させ、該読取光でクシ歯
55aの長手方向すなわち副走査方向に走査する。
【0070】該走査により、光導電層54内に正負の電
荷対が発生し、その内の正電荷が蓄電部57に蓄積され
た信号電荷に引きつけられるように電荷輸送層53内を
急速に移動し、蓄電部57で信号電荷と電荷再結合し消
滅する。この過程における電荷の移動による電流が固体
検出部56内に生じ、各クシ歯55a毎に接続された各
電流検出アンプ71により、該電流が各クシ歯55a毎
に検出され、電圧値の画像信号S1に変換された画像信
号S1が並列的に出力される。ライン状の読取光の走査
による固体検出部56内を流れる電流は信号電荷に応じ
たものであるから、この電流を検出し画像信号S1を取
得することは信号電荷を1ライン毎に読み出すことに対
応する。つまり、ライン状の読取光で検出器を走査する
ということは、光変換方式の副走査パルス発生器38の
作用と等価なものとなる。
【0071】このようにして1ライン分の画像信号S1
が各出力アンプ71の出力部に得られたら、主走査パル
ス発生器79によりSW75を順次切り換えながら、そ
の1ライン分の画像信号S1を外部に出力する。
【0072】ところで、この検出器50には、光源走査
手段78および主走査パルス発生器79と接続された走
査制御手段45が設けられている。
【0073】この走査制御手段45は、動画像読出モー
ド時には、蓄電部57に蓄電された電荷を副走査方向に
ついて複数フィールドに分けて読出しが行なわれるよう
に光源走査手段78を制御する。この複数フィールドに
分けて読出しを行うには、上述した光変換方式のものと
は異なり、EL発光体60から発せられるライン状の読
取光の、クシ歯55aの長手方向すなわち副走査方向へ
の走査速度を速くする。例えば、4フィールド読出しと
するのであれば、4倍の速度にすると共に、各フィール
ド毎に、副走査方向の走査の開始位置を1ライン分ずつ
変えて、各フィールドの画像信号を求める。
【0074】主走査方向についての間引き読出しは、上
述の光変換方式のものと同様に、主走査パルス発生器7
9を介してSW75を制御することによって行う。
【0075】また、この検出器50には面状光源として
のEL発光体60が設けられているので、各フィールド
の読み出し終了毎に、次に読み出すフィールド分の蓄積
電荷を消滅させるに際しては、EL発光体60により、
検出器50のクシ歯55a側の全面を一度に照射するよ
うに面発光させると共に、SW75をオンさせないよう
に主走査パルス発生器79を制御して、このときに各出
力アンプ71の出力部に発生する画像信号が無効なもの
として取り扱われるようにするとよい。このように、光
読出方式の検出器50においては、EL発光体60をリ
セット手段の一部として機能させることができ、極めて
簡易なリセット手段を構成することができる。
【0076】以上、本発明の好ましい実施の形態につい
て説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限りにお
いて、種々の変更を行うことが可能である。例えば、上
記走査制御手段40をリセット手段としても機能させる
のではなく、蓄積電荷を消滅させるリセットスイッチを
各素子に対応させて検出器内に設けると共に、リセット
スイッチをオンさせて蓄積電荷を放電させる回路を設け
る等、専用のリセット手段を検出器内等に設けるように
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による放射線固体検出器
(光変換方式)の概略構成を示すブロック図
【図2】副走査方向のインターレース読出しについて示
した図
【図3】主走査方向の間引き読み出しについて示した図
【図4】補間手段による副走査方向についての補間処理
を説明する図
【図5】本発明の実施の形態による放射線固体検出器
(光読出方式)の概略構成を示すブロック図;斜視図
(A)、X−Z断面図(B)、X−Y断面図(C)
【符号の説明】
10 放射線固体検出器(TFT読出方式) 20 固体検出部 30 読出回路 38 副走査パルス発生器 39 主走査パルス発生器 40,45 走査制御手段 41 補間手段 50 放射線固体検出器(光読出方式) 56 固体検出部 70 読出回路 78 光源制御手段 79 主走査パルス発生器

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配列された各固体検出素子に蓄
    積された放射線画像情報を担持する電荷を、前記固体検
    出素子の行毎に読み出して前記放射線画像情報を表す画
    像信号を取得する放射線固体検出器の電荷読出方法にお
    いて、 前記固体検出素子の電荷を列方向について複数フィール
    ドに分けて読み出すことを特徴とする電荷読出方法。
  2. 【請求項2】 前記複数フィールドに分けて行う読出し
    がインターレース読出しであることを特徴とする請求項
    1記載の電荷読出方法。
  3. 【請求項3】 各フィールドの読出し終了毎に、少なく
    とも次に読み出すフィールド分の蓄積電荷を消滅させた
    後に、再蓄積を行ってから、次のフィールドについて前
    記読出しを行うことを特徴とする請求項1または2記載
    の電荷読出方法。
  4. 【請求項4】 行方向について、間引き読出しを行うこ
    とを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の電荷
    読出方法。
  5. 【請求項5】 各フィールド毎に、行方向について、読
    み出されなかった欠落分を補間して当該行分の画像信号
    を求めることを特徴とする請求項4記載の電荷読出方
    法。
  6. 【請求項6】 各フィールド毎に、列方向について、読
    み出されなかった欠落分を補間して所望領域分の画像信
    号を求めることを特徴とする請求項1から5いずれか1
    項記載の電荷読出方法。
  7. 【請求項7】 前記放射線固体検出器が光読出方式の検
    出器であることを特徴とする請求項1から6いずれか1
    項記載の電荷読出方法。
  8. 【請求項8】 画像情報を担持する放射線を検出して放
    射線画像情報を担持する電荷を蓄積する行列状に配列さ
    れた固体検出素子と、前記電荷を該固体検出素子の行毎
    に列方向に転送する副走査手段と、該副走査手段によっ
    て転送された前記電荷を行方向に読み出して前記放射線
    画像情報を表す画像信号を取得する主走査手段とを有し
    てなる放射線固体検出器において、 前記固体検出素子の電荷を列方向について複数フィール
    ドに分けて読み出すように前記副走査手段を制御する走
    査制御手段を有するものであることを特徴とする放射線
    固体検出器。
  9. 【請求項9】 前記走査制御手段が、前記複数フィール
    ドに分けて行う読出しとしてインターレース読出しを行
    わせるように前記副走査手段を制御するものであること
    を特徴とする請求項8記載の放射線固体検出器。
  10. 【請求項10】 各フィールドの読出し終了毎に、少な
    くとも次に読み出すフィールド分の蓄積電荷を消滅させ
    るリセット手段を備えたことを特徴とする請求項8また
    は9記載の放射線固体検出器。
  11. 【請求項11】 前記走査制御手段が、行方向につい
    て、間引き読出しが行われるように前記主走査手段を制
    御するものであることを特徴とする請求項8から10い
    ずれか1項記載の放射線固体検出器。
  12. 【請求項12】 各フィールド毎に、行方向について、
    読み出されなかった欠落分を補間して当該行分の画像信
    号を求める補間手段を備えたことを特徴とする請求項1
    1記載の放射線固体検出器。
  13. 【請求項13】 各フィールド毎に、列方向について、
    読み出されなかった欠落分を補間して所望領域分の画像
    信号を求める補間手段を備えたことを特徴とする請求項
    8から12いずれか1項記載の放射線固体検出器。
  14. 【請求項14】 前記放射線固体検出器が光読出方式の
    検出器であることを特徴とする請求項8から13いずれ
    か1項記載の放射線固体検出器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012037434A (ja) * 2010-08-09 2012-02-23 Canon Inc 画像データ転送装置及びその制御方法
JP2013096730A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Fujifilm Corp 放射線撮影装置
JP2014194408A (ja) * 2013-02-28 2014-10-09 Canon Inc 放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像方法およびプログラム

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