JP2000223559A - 可撓性基板保持方法及び液晶ディスプレイの製造方法 - Google Patents

可撓性基板保持方法及び液晶ディスプレイの製造方法

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JP2000223559A
JP2000223559A JP2410199A JP2410199A JP2000223559A JP 2000223559 A JP2000223559 A JP 2000223559A JP 2410199 A JP2410199 A JP 2410199A JP 2410199 A JP2410199 A JP 2410199A JP 2000223559 A JP2000223559 A JP 2000223559A
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substrate
jig
elastic function
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Hiroshi Kondo
浩 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、可撓性を有する基板を簡易的、且つ
確実に保持・固定することができる可撓性基板保持方法
を提供することを課題とする。 【解決手段】本発明の可撓性基板保持方法では、弾性機
能を有する少なくとも二つの保持治具1,2を用い、該
保持治具1,2が交差した形態で該保持治具1,2の突
起部1a,1b,2a,2bと可撓性基板3の穴3a〜
3dとがそれぞれ接し、該保持治具1,2の弾性機能に
よって基板3が保持・固定されることを特徴とするの
で、可撓性基板の平面性を良好に保ちながら簡易的、且
つ確実に保持・固定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルム部材やシー
ト部材等からなる可撓性を有する基板を簡易的、且つ確
実に保持・固定する可撓性基板保持方法、及びその可撓
性基板保持方法を用いて、可撓性部材を基板として用い
た液晶ディスプレイを製造する液晶ディスプレイの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルム部材やシート部材等からなる可
撓性を有する基板の保持方法としては幾つかのものが提
案されている。例えば、特開平6−331993号公報
記載の液晶パネルの製造方法では、少なくとも一方がシ
ール材からなる一対の基板の貼り合わせの際に、弾性緩
衝シートがそれぞれ対向面に装着された一対の平行定盤
を用い、該平行定盤により基板を吸着することによって
保持・固定している。しかしこの場合、例えば基板全面
を洗浄する必要がある場合、基板の裏側が吸着治具であ
る平行定盤の弾性緩衝シートと密接しているため、洗浄
することが不可能である。またエアー吸着で基板を保持
しようとする場合、この方法は真空チャンバー内では適
用不可である。
【0003】また、特開平7−81814号公報におい
ては、シート部材をロール形状とし、供給ロールと巻取
ロールを具備することによりシート部材を保持する方法
が開示されている。この方法はフィルム部材やシート部
材からなる可撓性基板を確実に保持できるが、可撓性基
板の面内を非接触で保持することが不可能である。ま
た、この可撓性基板上で電解反応を行う等の場合は、そ
の搬送経路が非常に複雑となる。
【0004】また、フィルム部材をカセット等に固定す
る方法も一般的に知られているが、この場合、フィルム
を保持する工程が煩雑であり、製造ラインにおいてこれ
を自動化するのが非常に困難な場合が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みなされたものであって、従来技術の不具合を解消し、
フィルム部材やシート部材等からなる可撓性を有する基
板を簡易的、且つ確実に保持・固定することができる可
撓性基板保持方法を提供することを目的とする。
【0006】また、本発明は、その可撓性基板保持方法
を用いて、フィルム部材やシート部材等の可撓性部材を
基板として用いた液晶ディスプレイを製造する液晶ディ
スプレイの製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、可撓性を有する基板を保持
する可撓性基板保持方法において、弾性機能を有する少
なくとも二つの保持治具を用い、該保持治具が交差した
形態で可撓性基板とそれぞれ接し、該保持治具の弾性機
能によって基板が保持・固定されることを特徴とするも
のである。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1記載の可
撓性基板保持方法において、少なくとも二つの保持治具
の各保持治具と可撓性基板の接触部位が、2箇所である
ことを特徴とするものである。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載の可撓性基板保持方法において、少なくとも二つの
保持治具と可撓性基板の接触部位が、基板の面内にある
穴とこれに挿入する保持治具の突起部とから構成される
ことを特徴とするものである。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項1,2また
は3記載の可撓性基板保持方法において、保持治具が二
つの保持治具で構成される場合、その交差する角度が直
角であることを特徴とするものである。
【0011】請求項5に係る発明は、可撓性を有する基
板を保持する可撓性基板保持方法において、弾性機能を
有する保持治具を用い、該保持治具の弾性機能によって
自由に伸縮可能な複数の保持部位が可撓性基板を保持
し、その弾性機能によって可撓性基板の外側方向に応力
を加え、且つ隣り合った保持部位の応力の角度が以下の
式、 隣り合った保持部位の応力の角度=360°/保持部位
の個数 を満足させることにより可撓性基板が固定されることを
特徴とするものである。
【0012】請求項6に係る発明は、可撓性を有する基
板を保持する可撓性基板保持方法において、弾性機能を
有する保持治具を用い、該保持治具の弾性機能によって
自由に伸縮可能な複数の保持部位が可撓性基板を保持
し、その弾性機能によって可撓性基板の外側方向に応力
を加えることにより該可撓性基板を固定し、前記保持部
位が偶数個であることを特徴とするものである。
【0013】請求項7に係る発明は、請求項1乃至6の
いずれかに記載の可撓性基板保持方法において、弾性機
能を有する保持治具が、保持しようとする可撓性基板の
耐熱性、耐薬品性と同等以上の耐熱性、耐薬品性を有す
ることを特徴とするものである。
【0014】請求項8に係る発明は、可撓性部材を基板
として用いた液晶ディスプレイの製造方法において、請
求項1乃至7のいずれかに記載の可撓性基板保持方法を
用いて基板を保持・固定し、該基板の各種処理工程、あ
るいは該基板上への薄膜形成等を行うことを特徴とする
ものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る可撓性基
板保持方法の一実施形態の説明図であり、図1(a)は
二つの保持治具1,2によりフィルム部材からなる四角
形状の可撓性基板3を保持・固定している例である。よ
り具体的に説明すると、二つの保持治具1,2は板バネ
等の弾性力を有する部材からなり、各保持治具1,2の
両端部には図1(b)に示すように溝部を有する突起部
(ピン)1a,1b,2a,2bが設けられており、各
保持治具1,2を図1(c)のように所定のたわみ量た
わめた状態で各突起部1a,1b,2a,2bを可撓性
基板3の面内の四角にある穴3a,3b,3c,3dに
挿入し、各突起部1a,1b,2a,2bの溝部に可撓
性基板3の穴3a,3b,3c,3dの縁を引っ掛ける
ことにより、可撓性基板3が保持治具1,2の弾性力に
より保持・固定される。
【0016】図1(a)では二つの保持治具1,2を用
いた例を示したが、このような保持治具は3つ以上組み
合わせても使用可能であり、この場合、確実な基板の保
持が可能となる。また、図1(a)の例では、一つの保
持治具と基板とが接触する部位は2箇所であるが、3箇
所とした形状の保持治具も使用可能である。しかしこの
場合は、接触部位が2箇所の時と比較して基板と保持治
具の接触部位の位置精度を必要とする。
【0017】尚、図1(a)は四角形の可撓性基板3を
保持している例であるが、これ以外の形状、例えば多角
形や円、あるいは楕円形状の基板も保持することが可能
である。また、図1(a)の保持方法は、保持治具1,
2の材質そのものの弾性力を利用して基板3を保持して
いる例である。この時の基板3の張力は図1(c)に示
されるたわみ量、板材の材質、保持治具の形状で規定さ
れる。
【0018】本発明の可撓性基板保持方法においては、
可撓性基板3を数箇所の保持部位(図1では保持治具
1,2の突起部1a,1b,2a,2b)で保持する場
合において、その保持治具を二つ以上に分けて保持して
いるため、一つの保持治具と基板との接触部位が少なく
なっているため、この位置精度がラフであっても良好に
基板を保持可能である。
【0019】例えば図1の場合、各保持治具1,2と可
撓性基板3の接触部位が2箇所であるため、可撓性基板
3と各保持治具1,2の接触部位の精度はこの2点の間
隔のみについて所定の値が達成されていれば良い。すな
わち、多少のズレが有ったとしても保持治具のたわみで
吸収されるため、たわみ量がより大きくなるように設計
してやれば、その精度はよりラフであっても構わない。
但し、保持治具1,2のたわみ量が大きくなればなるほ
ど基板3にかかる張力が増加するため、たわみ量の設定
は保持治具1,2の材質、形状、基板の引っ張り強度等
を考慮して設定してやらなければならない。
【0020】保持治具の形状としては、図2に示すよう
に、図1の二つの保持治具1,2を90度の角度で交差
して一体化したような十字形状の保持治具4も考えられ
る。このような形状の保持治具4の場合、一つの保持治
具4の4箇所の突起部4a,4b,4c,4dで可撓性
基板の四角の穴を保持することになる。しかし、このよ
うに一つの保持治具の4点が同時に基板に接触する場
合、各接触部位の位置関係は対角線の間隔(2箇所)、
隣り合った接触部位の間隔(4箇所)の計6箇所を同時
に高精度で規定する必要が生じる。
【0021】尚、これ以外にも図3に示すように、コ字
型形状で略中央部に伸縮可能なバネ部5aを有し、この
バネ部5aのバネ弾性を利用して基板を保持する保持治
具5を2つ用意し、図1(a)と同様に二つの保持治具
を90度の角度で交差させて使用することにより基板を
簡易に保持・固定することが可能である。
【0022】また、図1に示した例では、保持治具1,
2と基板3の接触部位が、基板3の面内にある穴3a,
3b,3c,3dとこれに挿入する保持治具1,2の突
起部1a,1b,2a,2bとから構成されている。こ
の場合、保持治具1,2と基板3のチャッキングが簡易
的であり、例えば本発明の保持方法を液晶ディスプレイ
の製造工程における基板の保持に用いた場合には、基板
の自動チャッキングが容易である。また、基板と保持治
具の接触面積を極力小さくすることが可能であるため、
例えば基板の洗浄工程においてはその接触部位近傍の洗
浄不良を解消できる。
【0023】図1に示す保持治具1,2の構成の場合、
突起部(ピン)1a,1b,2a,2bは図1(b)の
ような溝部を有する形状とすることで、フィルム部材等
からなる可撓性基板3の穴3a,3b,3c,3dの縁
がその溝部にはまり、より確実に基板3を保持すること
が可能である。この時、保持治具1,2同士が交差する
ように、図1(b)に示される保持高さhは各々の保持
治具で変える必要があるが、二つの保持治具1,2の保
持高さに5mm程度の差があれば十分である。尚、これ
は使用状況によって適宜変えることができる。また、各
保時治具1,2の突起部(ピン)1a,1b,2a,2
bの先端をテーパー形状とした場合は、可撓性基板3の
穴に挿入しやすくなる。
【0024】また、本発明では図1に例示される2つの
保持治具1,2の交差角度が直角である。本発明で規定
される交差角度は0°より大きく、90°以下となる領
域の角度をさす。このため、四角形の可撓性基板3を保
持する場合、その縦方向と横方向の張力を均等にするこ
とが可能であり、このため基板3の平面性をより良好に
することが可能となる。この平面性の確保は基板のヤン
グ率が小さいものほど効果が大きい。尚、基板の平面性
が保たれていない場合、その基板上にスピンコート等で
塗膜を形成する場合に平滑な塗膜が形成され難いという
不具合が生じるので、上記にように平面性を確保するこ
とが重要である。
【0025】次に図4は本発明に係る可撓性基板保持方
法の別の実施形態の説明図であり、(a)は可撓性基板
の保持治具の平面図、(b)は保持治具の側面図であ
る。図2に示す例では、正方形の台座に弾性機能を有す
る4つの基板保持部位6a,6b,6c,6dを設けた
保持治具6を用い、その保持治具6の弾性機能によって
自由に対角方向に伸縮可能な複数の基板保持部位6a,
6b,6c,6dが可撓性基板7を保持している。そし
て、その弾性機能によって可撓性基板7の外側方向に応
力を加えることにより可撓性基板7を固定している。
【0026】この保持治具6の例では、4つの基板保持
部位6a,6b,6c,6dで可撓性基板7を保持する
と共に、その弾性機能によって可撓性基板7の外側方向
に均等に応力を加えることが基板7の平面性を保つ上で
重要である。そのため、隣り合った保持部位の応力の角
度が以下の式、 隣り合った保持部位の応力の角度=360°/保持部位
の個数 を満足させることにより可撓性基板7が均等の応力で固
定される。図4の例では、保持部位6a,6b,6c,
6dは4箇所であるから、 隣り合った保持部位の応力の角度=360°/4=90
° となる。尚、保持治具6の基板保持部位の数は4つとは
限らないが、可撓性基板7の外側方向に均等に応力を加
えるためには、基板保持部位の数は偶数個として対称位
置に配置するとよい。
【0027】以上、本発明の可撓性基板保持方法の実施
形態について述べたが、本発明においては、可撓性基板
の保持治具は、保持しようとする可撓性基板の耐熱性、
耐薬品性と同等以上の耐熱性、耐薬品性を有する。この
ため、基板を熱処理や、酸・アルカリ処理する場合にお
いても基板を保持治具で保持した状態で行うことが可能
である。
【0028】上記のことから、フィルム部材等の可撓性
基板の洗浄、及び熱処理、酸・アルカリ処理等の各種処
理工程や、あるいは基板上に薄膜の形成等を行う工程を
有する可撓性基板を用いた液晶ディスプレイの製造工程
においては、基板の洗浄、熱処理、酸・アルカリ処理等
の各種処理工程を行う際、あるいは該基板上に薄膜の形
成等を行う工程の際に、上述した本発明の可撓性基板保
持方法を用いて基板を保持・固定することにより、能率
的に液晶ディスプレイの製造を行うことが可能となる。
【0029】(実施例1)本発明の一実施例として、図
1における保持治具1,2を以下の条件で作製し、この
保持治具を用いて可撓性基板の保持を行い、その基板の
面の状態を目視にて判定した。その結果を下記の表1に
示す。 保持治具 ・材質:SUS304csp-3H/4 ・基板の対角線の穴ピッチが84mmのとき、保持治具
のたわみ量が8mm、引っ張り張力がそれぞれの対角線
間で200gfとなるように保持治具1,2の突起部
(ピン)の位置、保持高さh、及び形状を設定した。 基板 ・形状:78mm×45mm、膜厚50μm ・材質:ポリカーボネイト ・基板に開けた穴の対角線間の距離(実測値):2箇所
とも85mm ・基板に開けた4つの穴の位置関係:四角形の基板の四
角の頂点部近傍とした以外は規定せず。 ・対角線の交差角度:60°
【0030】(実施例2)実施例1の基板の形状を64
mm×64mm、対角線の交差角度を90°とした以外
は実施例1と同様の検討を行った。その結果を下記の表
1に示す。
【0031】(比較例)実施例2の二つの保持治具を図
2のように一体化して十字形状とした以外は実施例1と
同様の検討を行った。その結果を下記の表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の可
撓性基板保持方法では、弾性機能を有する少なくとも二
つの保持治具を用い、該保持治具が交差した形態で可撓
性基板とそれぞれ接し、該保持治具の弾性機能によって
基板が保持・固定されることを特徴とするので、可撓性
基板を簡易的、且つ確実に保持・固定することが可能と
なる。
【0034】請求項2記載の可撓性基板保持方法では、
請求項1の保持方法に加えて、少なくとも二つの保持治
具の各保持治具と可撓性基板の接触部位が、2箇所であ
ることを特徴とするので、二つの保持治具で可撓性基板
の4箇所を均等に保持することが可能となり、基板の平
面性を良好にすることが可能となる。
【0035】請求項3記載の可撓性基板保持方法では、
請求項1または2の保持方法に加えて、少なくとも二つ
の保持治具と可撓性基板の接触部位が、基板の面内にあ
る穴とこれに挿入する保持治具の突起部とから構成され
ることを特徴とするので、保持治具と基板のチャッキン
グが簡易的となり、製造工程において基板の自動チャッ
キングが容易になる。
【0036】請求項4記載の可撓性基板保持方法では、
請求項1,2または3の保持方法に加えて、保持治具が
二つの保持治具で構成される場合、その交差する角度が
直角であることを特徴とするので、特に四角形の基板を
保持する場合にその縦方向と横方向の張力を均等にする
ことが可能であり、基板の平面性をより良好にすること
が可能となる。
【0037】請求項5記載の可撓性基板保持方法では、
弾性機能を有する保持治具を用い、該保持治具の弾性機
能によって自由に伸縮可能な複数の保持部位が可撓性基
板を保持し、その弾性機能によって可撓性基板の外側方
向に応力を加え、且つ隣り合った保持部位の応力の角度
が以下の式、 隣り合った保持部位の応力の角度=360°/保持部位
の個数 を満足させることにより可撓性基板が固定されることを
特徴とするので、上記複数の保持部位によって基板の外
側方向に均等に応力を加えることができ、可撓性基板を
簡易的、且つ確実に保持・固定することができる。
【0038】請求項6記載の可撓性基板保持方法では、
弾性機能を有する保持治具を用い、該保持治具の弾性機
能によって自由に伸縮可能な複数の保持部位が可撓性基
板を保持し、その弾性機能によって可撓性基板の外側方
向に応力を加えることにより該可撓性基板を固定し、前
記保持部位が偶数個であることを特徴とするので、基板
の対称位置を保持部位で均等に保持することが可能とな
り、可撓性基板を簡易的、且つ確実に保持・固定するこ
とができる。
【0039】請求項7記載の可撓性基板保持方法では、
請求項1乃至6のいずれかに記載の可撓性基板の保持方
法において、弾性機能を有する保持治具が、保持しよう
とする可撓性基板の耐熱性、耐薬品性と同等以上の耐熱
性、耐薬品性を有することを特徴とするので、基板を熱
処理や、酸・アルカリ処理する場合においても基板を保
持治具で保持した状態で行うことが可能となる。
【0040】請求項8記載の可撓性部材を基板として用
いた液晶ディスプレイの製造方法においては、請求項1
乃至7のいずれかに記載の可撓性基板保持方法を用いて
基板を保持・固定し、該基板の各種処理工程、あるいは
該基板上への薄膜形成等を行うことを特徴とするので、
例えば基板の洗浄、熱処理、酸・アルカリ処理等の各種
処理工程を保持治具で保持したまま行うことができ、能
率的に液晶ディスプレイの製造を行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可撓性基板保持方法の一実施形態
の説明図である。
【図2】図1に示す二つの保持治具を交差して一体化し
た十字形状の保持治具の例を示す図である。
【図3】本発明に係る保持治具の別の例を示す図であ
る。
【図4】本発明に係る可撓性基板保持方法の別の実施形
態の説明図である。
【符号の説明】 1,2,4,5,6:保持治具 1a,1b,2a,2b,4a〜4d:突起部(ピン) 3,7:可撓性基板 3a〜3d:穴 5a:バネ 6a〜6d:基板保持部位

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有する基板を保持する可撓性基板
    保持方法において、弾性機能を有する少なくとも二つの
    保持治具を用い、該保持治具が交差した形態で可撓性基
    板とそれぞれ接し、該保持治具の弾性機能によって基板
    が保持・固定されることを特徴とする可撓性基板保持方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の可撓性基板保持方法におい
    て、少なくとも二つの保持治具の各保持治具と可撓性基
    板の接触部位が、2箇所であることを特徴とする可撓性
    基板保持方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の可撓性基板保持方
    法において、少なくとも二つの保持治具と可撓性基板の
    接触部位が、基板の面内にある穴とこれに挿入する保持
    治具の突起部とから構成されることを特徴とする可撓性
    基板保持方法。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3記載の可撓性基板保
    持方法において、保持治具が二つの保持治具で構成され
    る場合、その交差する角度が直角であることを特徴とす
    る可撓性基板保持方法。
  5. 【請求項5】可撓性を有する基板を保持する可撓性基板
    保持方法において、弾性機能を有する保持治具を用い、
    該保持治具の弾性機能によって自由に伸縮可能な複数の
    保持部位が可撓性基板を保持し、その弾性機能によって
    可撓性基板の外側方向に応力を加え、且つ隣り合った保
    持部位の応力の角度が以下の式、 隣り合った保持部位の応力の角度=360°/保持部位
    の個数 を満足させることにより可撓性基板が固定されることを
    特徴とする可撓性基板保持方法。
  6. 【請求項6】可撓性を有する基板を保持する可撓性基板
    保持方法において、弾性機能を有する保持治具を用い、
    該保持治具の弾性機能によって自由に伸縮可能な複数の
    保持部位が可撓性基板を保持し、その弾性機能によって
    可撓性基板の外側方向に応力を加えることにより該可撓
    性基板を固定し、前記保持部位が偶数個であることを特
    徴とする可撓性基板保持方法。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかに記載の可撓性
    基板保持方法において、弾性機能を有する保持治具が、
    保持しようとする可撓性基板の耐熱性、耐薬品性と同等
    以上の耐熱性、耐薬品性を有することを特徴とする可撓
    性基板保持方法。
  8. 【請求項8】可撓性部材を基板として用いた液晶ディス
    プレイの製造方法において、請求項1乃至7のいずれか
    に記載の可撓性基板保持方法を用いて基板を保持・固定
    し、該基板の各種処理工程、あるいは該基板上への薄膜
    形成等を行うことを特徴とする液晶ディスプレイの製造
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003337314A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Sharp Corp 基板保持具および基板処理装置
JP2009016479A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Konica Minolta Holdings Inc 可撓性基板保持具、有機エレクトロルミネッセンスパネルの製造方法

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