JP2000221032A - 測量装置 - Google Patents

測量装置

Info

Publication number
JP2000221032A
JP2000221032A JP11024746A JP2474699A JP2000221032A JP 2000221032 A JP2000221032 A JP 2000221032A JP 11024746 A JP11024746 A JP 11024746A JP 2474699 A JP2474699 A JP 2474699A JP 2000221032 A JP2000221032 A JP 2000221032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
azimuth
radio
telescope
reflector
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11024746A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000221032A5 (ja
JP4112726B2 (ja
Inventor
Yutaka Nakamura
豊 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sokkia Co Ltd
Original Assignee
Sokkia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sokkia Co Ltd filed Critical Sokkia Co Ltd
Priority to JP02474699A priority Critical patent/JP4112726B2/ja
Publication of JP2000221032A publication Critical patent/JP2000221032A/ja
Publication of JP2000221032A5 publication Critical patent/JP2000221032A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4112726B2 publication Critical patent/JP4112726B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射体を迅速に自動視準できるトータルステ
ーションを提供する。 【解決手段】 反射プリズム13を備えた反射体装置
は、無線方位測定装置も備え、測定者により、反射プリ
ズム13をトータルステーション2に正対させた後に、
位置が固定されている無線局から到来する電波の到来方
向Wと反射プリズム13が向く方向Pのなす方位角Dを
求め、この方位角Dをトータルステーション2へ伝え
る。トータルステーション2も、無線方位測定装置を備
え、望遠鏡27の向く方向Tと前記電波の到来方向Wの
なす方位角D’を求め、D’=D−180°となるよう
に、望遠鏡27を回転させる。これで、望遠鏡27は反
射プリズム13と正対することになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射体装置と自動
視準トータルステーションからなる測量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動視準の機能をもったトータル
ステーションは、常に反射プリズムやターゲット等の反
射体を望遠鏡の視野内に捉えるように自動視準していな
ければならない。もし、反射体が望遠鏡の視野から外れ
てしまった場合には、すばやく反射体を捕捉しなければ
ならない。
【0003】このために、トータルステーション側から
望遠鏡の視準方向に沿って光を送光し、反射体で反射し
て戻って来る反射光を再び望遠鏡で捕捉して、図11に
示したような4分割センサ19で受光することにより自
動視準が行われていた。このため、4分割センサ19の
4つの部分a,b,c、dの出力は、スイッチング回路
20に入力され、a+cの部分とb+dの部分の出力差
により水平サーボアンプ21を介して水平サーボモータ
を駆動し、a+bの部分とc+dの部分の出力差により
垂直サーボアンプ22を介して垂直サーボモータを駆動
することにより、望遠鏡を上下左右に回転させて、自動
視準を行っていた(特公平4−5126号公報等参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記4
分割センサを使用するものでは、反射体が存在すると思
われる範囲に光をスキャンしながら送光しなければなら
ないため、反射体を捕らえるまでに時間がかかってい
た。また、4分割センサでは、反射体がトータルステー
ションの望遠鏡の視準線方向から、どのくらいの角度で
ずれているのか予測することが非常にむずかしく、その
ずれ角度に応じて望遠鏡の回転速度を変えるようなこと
ができず、このことも迅速に自動視準することを困難に
していた。
【0005】そこで、反射体を迅速に自動視準できるト
ータルステーションが求められていた。
【0006】
【課題を決するための手段】以上の課題を達成するため
に、請求項1に係る発明では、反射体装置と自動視準ト
ータルステーションとからなる測量装置において、前記
反射体装置は、位置の固定された無線局からの電波の到
来方向Wと反射体が向く方向Pのなす方位角Dを求める
無線方位測定装置と、前記方位角Dを前記トータルステ
ーションへ送る通信装置とを備え、前記トータルステー
ションは、前記反射体装置から送られてくる前記方位角
Dを受信する通信装置と、前記電波の到来方向Wと望遠
鏡の向く方向Tのなす方位角D’を求める無線方位測定
装置と、前記方位角D’を、D’=D−180°となる
ように制御する手段とを備えた。請求項2に係る発明で
は、反射体装置と自動視準トータルステーションとから
なる測量装置において、前記反射体装置は、位置の固定
された無線局からの電波の到来方向Wと反射体が向く方
向Pのなす方位角Dを求める無線方位測定装置と、前記
方位角Dを前記トータルステーションへ送る通信装置と
を備え、前記トータルステーションは、前記反射体装置
から送られてくる前記方位角Dを受信する通信装置と、
前記方位角Dから前記電波の到来方向Wを求めて記憶
し、記憶した前記電波の到来方向Wと望遠鏡の向く方向
Tのなす方位角D’を求める手段と、前記方位角D’
を、D’=D−180°となるように制御する手段とを
備えた。請求項3に係る発明では、請求項1または2に
係る発明において用いられる無線方位測定装置が、垂直
アンテナと、切り替えスイッチにより順次切り替えられ
るとともに互いに向きを変えた複数のフェライトバーア
ンテナとを備えている。請求項4に係る発明では、請求
項1または2に係る発明において用いられる無線方位測
定装置が、垂直アンテナと水平回転自在なフェライトバ
ーアンテナとを備えている。
【0007】
【発明の実施の形態】最初に、図1により、位置が固定
されている無線局(放送局、ラジオビーコン等)から到
来する電波の到来方向Wを知ることにより、トータルス
テーションが反射体を水平面内に関して、自動視準でき
る原理を説明する。
【0008】まず、反射体である反射プリズム13側
で、測定者により、反射プリズム13をトータルステー
ション2に正対させた後に、無線方位測定装置により、
位置が固定されている無線局から到来する電波の到来方
向Wと反射プリズム13が向く方向Pのなす方位角Dを
求める。トータルステーション2側でも、無線方位測定
装置により、望遠鏡27の向く方向Tと前記電波の到来
方向Wのなす方位角D’を求める。そして、D’=D−
180°となるように、望遠鏡27を回転させると、望
遠鏡27は反射プリズム13と正対することになり、水
平面内に関する自動視準を行うことができる。
【0009】それでは、本発明の好ましい実施の形態に
つき、添付図面を参照して詳細に説明する。まず、本発
明の第1実施例について説明する。
【0010】図2は、反射体である反射プリズム13側
で、前記原理を適用するためのブロック図である。反射
プリズム13側では、位置の固定された無線局から到来
する電波の到来方向Wと反射プリズム13の向く方向P
とのなす方位角Dを求める無線方位測定装置5と、前記
方位角D等のデータや自動視準開始指令信号等のコマン
ドをトータルステーション2へ送る通信装置3と、図示
していないチルトセンサと、これらと接続されたコント
ローラ4とを備えている。コントローラ4は、図示して
いない表示部と接続され、必要な情報を表示できるよう
になっている。
【0011】図3は、反射プリズム13を備えた反射体
装置の正面図である。反射体装置1は、脚11の上に水
平回転自在に支持体17を備え、この支持体17にケー
ス12を水平軸18回りに垂直回転自在に取り付け、こ
のケース12に反射プリズム13とターゲット板16を
固定している。ターゲット板16の中心は、反射プリズ
ム13の中心と一致するようにされているので、望遠鏡
27の十字線でターゲット板16を視準することによ
り、反射プリズム13を視準することを容易にすること
ができる。また、前記ターゲット板16を含む平面は、
水平軸18を含み、かつ、反射プリズム13の仮想反射
面と一致させている。
【0012】ケース12は、内部に通信装置3、コント
ローラ4、無線方位測定装置5を収容し、上面に垂直ア
ンテナ10を取り付けている。したがって、反射プリズ
ム13と無線方位測定装置5との位置関係は固定されて
いるから、無線方位測定装置5により、反射プリズム1
3の向く方向Pと電波の到来方向Wのなす方位角Dを求
めることができる。さらに、自動視準開始を指示するた
めのスタートスイッチ14を脚11の操作しやすい高さ
に取り付けており、スタートスイッチ14とコントロー
ラ4とを導線15で接続している。
【0013】図4は、トータルステーション2側で、前
記原理を適用するためのブロック図である。トータルス
テーション2は、前記電波の到来方向Wとトータルステ
ーション2の望遠鏡27の向く方向のなす方位角D’を
求める無線方位測定装置5’と、反射体装置1側の通信
装置3と交信するための通信装置3’と、反射プリズム
13を照射する光を送光する送光装置6と、望遠鏡27
を回転させる望遠鏡駆動装置7と、反射プリズム13か
らの反射光を受光する4分割光センサ8と、望遠鏡27
の角度を検出する望遠鏡角測定装置9と、図示していな
いチルトセンサと、これらと接続されたコントローラ
4’を備えている。コントローラ4’は、図示していな
い表示部と接続され、必要な情報を表示できるようにな
っている。
【0014】図5は、トータルステーション2の正面図
である。トータルステーション2は、脚24の上の支持
台25に水平回転自在に水平回転部26を取り付け、こ
の水平回転部26に垂直回転自在に望遠鏡27を取り付
け、垂直回転軸線と水平回転軸線の交点が望遠鏡27の
光軸上に存在するようにした機構をもったものである。
水平回転部26と望遠鏡27夫々には、回転角を求める
ため、光学エンコーダ等の回転角検出装置9が設けら
れ、求めた回転角信号はコントローラ4’を経て、図示
していない表示器へ送られるようになっている。さら
に、望遠鏡27には、光波距離計が設けられていて、反
射プリズム13と前記垂直回転軸線と前記水平回転軸線
の交点との間の距離が計測できる。
【0015】また、水平回転部26は、内部に通信装置
3’、コントローラ4’、無線方位測定装置5’を収容
し、上面に垂直アンテナ10を取り付けている。したが
って、無線方位測定装置5’と望遠鏡27との水平面内
に関する位置関係は固定されているから、無線方位測定
装置5’により、望遠鏡27の向く方向Tと電波の到来
方向Wのなす方位角D’を求めることができる。
【0016】そこで、本実施例で、トータルステーショ
ン2の望遠鏡27が反射プリズム13を水平面内及び垂
直面内で自動視準する動作について説明する。まず、測
定者は、反射体装置1側で、反射プリズム13をトータ
ルステーション2に正対させた後に、反射体装置1に設
けられているスタートスイッチ14を押す。すると、無
線方位測定装置5により、位置が固定されている無線局
から到来する電波の到来方向Wと反射プリズム13が向
く方向Pのなす方位角D、及び、図示していないチルト
センサにより、水平面と反射プリズム13が向く方向P
のなす高度角を求める。それから、反射体装置1側か
ら、通信装置3によって、トータルステーション2へ無
線で、自動視準開始の指令と前記方位角Dと前記高度角
を伝える。
【0017】なお、受信する無線局としては、位置が固
定されていれば、どのようなものでもよいが、出力電力
が大きく、電離層や近くの建築物や測定者による反射等
の影響の少ない中波のラジオ放送局が適している。この
ため、適当な放送局を予めプリセットしておくと作業が
楽になる。
【0018】トータルステーション2側では、自動視準
開始指令を受け取ると、無線方位測定装置5’は、望遠
鏡27の向く方向Tと電波の到来方向Wのなす方位角
D’を求めると同時に、図示していないチルトセンサに
より、望遠鏡27の向く方向Tと水平面のなす高度角を
求める。次に、コントローラ4’は、方位角D’をD’
=D−180°となるように、望遠鏡駆動装置7により
望遠鏡27を水平回転させる。さらに、反射体装置1か
ら受け取った高度角と正負反対で大きさが等しい高度角
となるように、望遠鏡駆動装置7により望遠鏡27を垂
直回転させる。これで、望遠鏡27は反射プリズム13
と正対することになる。
【0019】ここで、コントローラ4’と望遠鏡駆動装
置7によって、請求項1に記載された「方位角D’を、
D’=D−180°となるように制御する手段」が構成
される。
【0020】この後さらに、送光装置6から円形断面の
光を反射プリズム13に向けて送光し、反射光を4分割
光センサ8で受光し、従来のものと同じく4分割光セン
サ8の4つの部分からの出力が皆等しくなるまで、望遠
鏡駆動装置7により望遠鏡を回転させる。これで、望遠
鏡は正確に反射プリズム13に正対することになり、自
動視準を完了する。
【0021】本実施例によれば、トータルステーション
2は、反射体装置1側から反射プリズム13の方位角D
が送られてくると、直にその方位角の大きさに応じて、
最適の速さで望遠鏡27の方位角D’を制御できるの
で、迅速に自動視準できる。
【0022】次に、トータルステーション2から無線方
位測定装置5’を省いた第2実施例を説明する。第2実
施例は、トータルステーション2が無線方位測定装置
5’を備えないこと以外は、第1実施例と同じである。
【0023】第2実施例の場合、作業開始前に、トータ
ルステーション2に電波の到来方向Wを記憶させなけれ
ばならない。この方法を図6を用いて説明する。そのた
めには、最初に、測定者は、反射体装置1側で、反射プ
リズム13をトータルステーション2に正対させた後
に、トータルステーション2側に移動し、望遠鏡27で
反射プリズム13を視準する。次に、図示していない準
備完了スイッチを押して、反射体装置1側へ方位測定開
始指令信号を送る。すると、反射体装置1側は、無線方
位測定装置5によって、電波の到来方向Wと反射プリズ
ム13の向く方向P0のなす方位角D0を測定し、該方
位角D0を返送してくる。このとき、望遠鏡27の向く
方向T0と電波の到来方向Wのなす方位角D0’は、D
0’=D0−180°であるはずである。次に、望遠鏡
角測定装置9で支持台25に固定した基準方向Kと望遠
鏡の向く方向T0のなす望遠鏡角B0を測定し、コント
ローラ4’で、該望遠鏡角B0と前記方位角D0’=D
0−180°とを減算して、B0−D0’=Bwを電波
の到来方向Wとして記憶しておく。基準方向Kは、真北
方向を基準としてもよく、または、既に座標が明らかと
なっている任意の点の方向を用いてもよい。
【0024】その後、望遠鏡27が反射プリズム13と
異なる方向Tを向いてしまったときでも、望遠鏡角測定
装置9で望遠鏡角Bを測定し、コントローラ4’で、
D’=B−Bwを計算することにより、電波の到来方向
Wと望遠鏡の向く方向Tのなす角D’を求めることがで
きる。後は、前記第1実施例と全く同じように、自動視
準を行うことができる。
【0025】ここで、コントローラ4’と望遠鏡角測定
装置9によって、請求項2に記載の「前記反射体装置か
ら送られてくる方位角Dから前記電波の到来方向を求め
て記憶し、記憶した前記電波の到来方向と望遠鏡の向く
方向のなす方位角D’を求める手段」が構成され、ま
た、コントローラ4’と望遠鏡駆動装置7によって、請
求項2に記載された「方位角D’を、D’=D−180
°となるように制御する手段」が構成される。
【0026】本実施例によれば、第1実施例と同じ効果
を奏するうえ、トータルステーション2は無線方位測定
装置を必要としないから、トータルステーション1の大
型化を伴わず経済的であり、かつ、2つの無線方位測定
装置の方位誤差による視準方向の狂いをなくすことがで
きる。
【0027】図7に、前記両実施例に用いられる無線方
位測定装置5、5’のブロック図を示す。無線方位測定
装置5、5’は、受信した電波を扱い易い所定の中間周
波数に下げる周波数変換回路42、中間周波を安定に高
利得で増幅する中間周波増幅回路44、中間周波から音
声信号と受信電波の強さに対応した直流電圧を取り出す
検波回路46と、中波のAMラジオと共通の回路を有し
ている。
【0028】ただし、周波数変換回路の前に、普通の中
波のAMラジオが、1本のフェライトバーアンテナと1
つの同調回路だけ備えているのに対して、本無線方位測
定装置5、5’では、向きを変えた4本のフェライトバ
ーアンテナL1−L4と、フェライトバーアンテナL1
−L4と切り替えスイッチ回路36A、36B、36C
を介して接続されたフェライトバーアンテナ同調回路3
8と、1本の垂直アンテナ10と、垂直アンテナ10と
接続された垂直アンテナ同調回路30と、垂直アンテナ
同調回路30からの出力とフェライトバーアンテナ同調
回路38からの出力を略等しくするように、垂直アンテ
ナ同調回路30からの出力の振幅を調整する振幅調整回
路32と、振幅調整回路32からの出力の位相を90°
変える90°移相回路34と、90°移相回路34から
の出力とフェライバーアンテナ同調回路38からの出力
を加え合わせる合成回路40を備えている。
【0029】ここで、フェライトバーアンテナL1−L
4は、互いに45°づつ方向を変えて適切な間隔だけ離
すとともに、他の装置のじゃまにならず、かつ他の装置
からの電磁波等を拾わないないように、ケース12また
は水平回転部26の内部の適切な位置に、図8の如く配
置する。また、切り替えスイッチ回路36A、36B
は、フェライトバーアンテナ同調回路38と接続するフ
ェライトバーアンテナL1−L4を選択するためのもの
であり、切り替えスイッチ36Cは、フェライトバーア
ンテナL1−L4の極性を反対にして、フェライトバー
アンテナL1−L4を丁度180°回転させた場合のア
ンテナ出力を得ようとするものである。
【0030】なお、フェライトバーアンテナは、原理的
には2本でもよいが、この場合には方位誤差が大きく、
逆に本数が多すぎるとスペースをとるうえ、測定時間が
長くなるので、ほぼ実用上方位誤差が問題にならなくな
り、さほどスペースを増さない4−8本ぐらいが適当で
ある。また、振幅調整回路32と90°移相回路34
は、フェライトバーアンテナ同調回路38と合成回路4
0の間に配置してもよい。
【0031】また、検波回路46の後は、普通の中波の
AMラジオと異なり、検波回路46から取り出した直流
電圧をデジタル信号に変換するAD(アナログ/デジタ
ル)変換回路50と、切り替えスイッチ回路36A、3
6B、36Cのスイッチ切り替えを制御するとともに、
デジタル信号に変換された前記直流電圧を読み込み電波
の到来方向Wを求めるマイクロコンピュータ52、マイ
クロコンピュータ52の動作状態や前記直流電圧や方位
角等の情報をコントローラ4、4’へ送る出力部54を
備えている。
【0032】さらに、利得制御回路48は、普通のAM
ラジオが検波回路46から取り出された前記直流電圧に
応じて常に自動的に中間周波増幅回路44及び周波数変
換回路42の利得を制御するのに対して、本実施例5、
5’では、マイクロコンピュータ52からの指示によ
り、前記直流電圧が小さすぎたり大きすぎた場合に再測
定する前にのみ中間周波増幅回路44及び周波数変換回
路42の利得を適切に制御し、その後は、それらの利得
は固定されるようになっている。
【0033】なお、検波回路46からの出力には、受信
電波の強さに対応する直流電圧の他にも、音声信号が含
まれている。このため、無線方位測定装置5、5’に図
示していないイヤホン端子を設け、検波回路46からの
出力をイヤホン端子に供給し、ラジオ放送をイヤホンで
聞くことができるようにしておく。こうしておくと、無
線方位測定装置5、5’の点検に役立てることができ
る。
【0034】この無線方位測定装置5、5’で方位を測
定できる原理を、図9を用いて説明する。垂直アンテナ
は、電波の電界によって起電力を生じ、破線Vで示した
ような無指向性の特性を有している。フェライトバーア
ンテナLは、電波の磁界によって起電力を生じ、電波の
到来方向Wに対して、一点鎖線Fで示したように8字型
の指向特性を有するとともに、垂直アンテナに対して9
0°位相遅れまたは位相進みの起電力を生じる。ここ
で、垂直アンテナからの出力を振幅を調整し、90°位
相を変えて、垂直アンテナからの出力とフェライトバー
アンテナLからの出力を加え合わせると、実線Gで示し
たようなカージオイド型指向特性を得られるので、最小
感度点を電波の到来方向とすることができる。なお、こ
の原理は、航空機や船舶に装備される自動方向探知機
(ADF)と同じである。
【0035】本実施例の無線方位測定装置5、5’で
は、マイクロコンピュータ52は、指令信号を出して切
り替えスイッチ回路36A、36Bを制御して、使用す
るフェライトバーアンテナL1−L4を順次切り替え、
そのつど検波回路46から取り出した直流電圧を読み込
むことを繰り返して、各方位ごとに前記直流電圧を求め
る。また、切り替えスイッチ回路36Cを切り替える
と、フェライトバーアンテナL1−L4を180°回転
させた場合と同じことになる。したがって、マイクロコ
ンピュータ52は、8方位における前記直流電圧を知る
ことにより、最小二乗法によりカージオイド曲線の形状
を求めて、電波の到来方向を決定する。
【0036】本実施例の無線方位測定装置5、5’は、
普通の中波のAMラジオと共通する構成が多く、安価で
容易に製作できるものである。
【0037】図10に、第3実施例として、方位測定装
置5、5’の構成の異なる実施例のブロック図を示す。
本実施例も、フェライトバーアンテナ同調回路38の前
方以外は、ほとんど図7に示した実施例と同じである。
相違しているのは、水平回転自在な1本のフェライトバ
ーアンテナLと、このフェライトバーアンテナLを水平
回転させるサーボモータ60と、サーボモータ60をマ
イクロコンピュータ52からの指令により駆動するアン
テナ駆動回路58と、フェライトバーアンテナLの回転
角を検出するアンテナ角検出器62と、アンテナ角検出
器62から出力されたアンテナ角をデジタル信号に変換
して、マイクロコンピュータ52へ送るAD(アナログ
/デジタル)変換回路64と、90°移相回路34と合
成回路40との間に設けられたスイッチSWとを備えて
いることである。
【0038】本実施例で、方位を測定する動作について
説明する。反射体装置1のスタートスイッチ14を押し
て自動視準を開始すると、マイクロコンピュータ52
は、スイッチSWを開いて、垂直アンテナ1を切り離
し、フェライトバーアンテナLのみで電波を受信し、検
波回路46から取り出された直流電圧を読み込む。それ
から、マイクロコンピュータ52は、フェライトバーア
ンテナLを所定角回転させ、再び検波回路46から取り
出された直流電圧を読み込む。このような動作を繰り返
して、場合によっては、該所定角の大きさを変更して逆
方向へ回転させたりして、前記直流電圧が最小となる位
置を見つける。これで、ファライトバーアンテナLの軸
の延長方向のどちらかに無線局があることが分かる。
【0039】それから、フェライトバーアンテナLを9
0°回転させるとともに、スイッチSWを閉じる。する
と、垂直アンテナ10からの出力とフェライトバーアン
テナLからの出力が加え合わされるため、電波の到来方
向Wによって、検波回路46から取り出された直流電圧
が大きくなるか小さくなるかする。よって、電波の到来
方向Wを決定することができる。
【0040】なお、本実施例では、フェライトバーアン
テナLをサーボモータ60で水平回転させたが、測定者
が、手動でフェライトバーアンテナLを水平回転させ、
図示してない表示部に表示される前記直流電圧を見なが
ら、または、イヤホンで放送を聞きながら、前記直流電
圧が最小となる位置、または、音量が最小となる位置を
探して、その位置からファライトバーアンテナLを丁度
90°再び手動により水平回転させるようにしてもよ
い。ここで、反射体装置1のスタートスイッチ14を押
すと、マイクロコンピュータ52により、電波の到来方
向Wを求めることができる。この場合には、トータルス
テーション2は、無線方位測定装置5’を備えることが
できず、必ず、「反射体装置1から送られてくる方位角
Dから電波の到来方向を求めて記憶し、記憶した前記電
波の到来方向と望遠鏡の向く方向のなす方位角D’を求
める手段」を備えなければならない。
【0041】本実施例によれば、フェライトバーアンテ
ナLの向きを微調整でき、かつ、検出の容易な8字型特
性の最小感度点を探して、電波の到来方向を求めている
から、図7に示した無線方位測定装置5、5’よりも、
高精度に方位角を測定できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、各請求項1−4に
係る発明では、トータルステーション2は、反射体装置
側から反射プリズムの方位角が送られてくると、直にそ
の方位角の大きさに応じて、最適の速さで望遠鏡の方位
角を制御できるので、迅速に自動視準できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トータルステーションと反射体装置において、
位置が固定されている無線局から到来する電波の到来方
向Wを知ることにより、方位角に関して自動視準できる
原理を説明する図である。
【図2】第1実施例の反射体装置のブロック図である。
【図3】前記反射体装置の正面図である。
【図4】第1実施例のトータルステーションのブロック
図である。
【図5】前記トータルステーションの正面図である。
【図6】第2実施例において、電波の到来方向を記憶す
る方法を説明する図である。
【図7】前記両実施例に用いられる無線方位測定装置の
ブロック図である。
【図8】前記無線方位測定装置が備えるフェライトバー
アンテナの配置例である。
【図9】前記無線方位測定装置で方位を測定できる原理
を示す図である。
【図10】前記無線方位測定装置とは異なる構成の無線
方位測定装置のブロック図である。
【図11】従来の4分割センサを用いた自動視準装置の
ブロック図である。
【符号の説明】
1 反射体装置 2 トータルステーション 3、3’ 通信装置 4、4’ コントローラ 5、5’ 無線方位測定装置 7 望遠鏡駆動装置 9 望遠鏡角検出装置 10 垂直アンテナ 13 反射プリズム(反射体) 27 望遠鏡 L、L1−L4 フェライトバーアンテナ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射体装置と自動視準トータルステーシ
    ョンとからなる測量装置において、 前記反射体装置は、位置の固定された無線局からの電波
    の到来方向Wと反射体が向く方向Pのなす方位角Dを求
    める無線方位測定装置と、前記方位角Dを前記トータル
    ステーションへ送る通信装置とを備え、 前記トータルステーションは、前記反射体装置から送ら
    れてくる前記方位角Dを受信する通信装置と、前記電波
    の到来方向Wと望遠鏡の向く方向Tのなす方位角D’を
    求める無線方位測定装置と、前記方位角D’を、D’=
    D−180°となるように制御する手段とを備えたこと
    を特徴とする測量装置。
  2. 【請求項2】 反射体装置と自動視準トータルステーシ
    ョンとからなる測量装置において、 前記反射体装置は、位置の固定された無線局からの電波
    の到来方向Wと反射体が向く方向Pのなす方位角Dを求
    める無線方位測定装置と、前記方位角Dを前記トータル
    ステーションへ送る通信装置とを備え、 前記トータルステーションは、前記反射体装置から送ら
    れてくる前記方位角Dを受信する通信装置と、前記方位
    角Dから前記電波の到来方向Wを求めて記憶し、記憶し
    た前記電波の到来方向Wと望遠鏡の向く方向Tのなす方
    位角D’を求める手段と、前記方位角D’を、D’=D
    −180°となるように制御する手段とを備えたことを
    特徴とする測量装置。
  3. 【請求項3】 前記無線方位測定装置は、垂直アンテナ
    と、切り替えスイッチにより順次切り替えられるととも
    に互いに向きを変えた複数のフェライトバーアンテナと
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の測
    量装置。
  4. 【請求項4】 前記無線方位測定装置は、垂直アンテナ
    と、水平回転自在なフェライトバーアンテナとを備えた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の測量装置。
JP02474699A 1999-02-02 1999-02-02 測量装置 Expired - Fee Related JP4112726B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02474699A JP4112726B2 (ja) 1999-02-02 1999-02-02 測量装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02474699A JP4112726B2 (ja) 1999-02-02 1999-02-02 測量装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000221032A true JP2000221032A (ja) 2000-08-11
JP2000221032A5 JP2000221032A5 (ja) 2006-03-23
JP4112726B2 JP4112726B2 (ja) 2008-07-02

Family

ID=12146721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02474699A Expired - Fee Related JP4112726B2 (ja) 1999-02-02 1999-02-02 測量装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4112726B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214894A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Sokkia Co Ltd 反射ターゲット付き測量機用リモコン装置
JP2006220514A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Sokkia Co Ltd 測量システム
JP2006242755A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Sokkia Co Ltd 測量システム
JP2013007609A (ja) * 2011-06-23 2013-01-10 Misao Katai 測量用ターゲット支持具
JP2018194479A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 清水建設株式会社 反射ターゲット
JP2019105515A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 株式会社トプコン ターゲット装置、測量方法、測量装置およびプログラム
EP3584603A1 (en) 2018-06-19 2019-12-25 Topcon Corporation Reflection object position calculating device, reflection object position calculating method, and reflection object position calculating program
JP2020056746A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 株式会社トプコン 角度検出システム
JP2020056614A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 株式会社トプコン 測量システム、スキャナ装置、ターゲットユニット、および測量方法。

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3809526A1 (en) 2019-10-18 2021-04-21 Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG Antenna system and antenna controlling method

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4745675B2 (ja) * 2005-02-04 2011-08-10 株式会社 ソキア・トプコン 測量機のリモコン装置
JP2006214894A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Sokkia Co Ltd 反射ターゲット付き測量機用リモコン装置
JP2006220514A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Sokkia Co Ltd 測量システム
JP4648025B2 (ja) * 2005-02-09 2011-03-09 株式会社 ソキア・トプコン 測量システム
JP2006242755A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Sokkia Co Ltd 測量システム
JP2013007609A (ja) * 2011-06-23 2013-01-10 Misao Katai 測量用ターゲット支持具
JP7341632B2 (ja) 2017-05-19 2023-09-11 清水建設株式会社 反射ターゲット
JP2018194479A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 清水建設株式会社 反射ターゲット
JP2019105515A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 株式会社トプコン ターゲット装置、測量方法、測量装置およびプログラム
EP3584603A1 (en) 2018-06-19 2019-12-25 Topcon Corporation Reflection object position calculating device, reflection object position calculating method, and reflection object position calculating program
US11703588B2 (en) 2018-06-19 2023-07-18 Topcon Corporation Reflection object position calculating device, reflection object position calculating method, and reflection object position calculating program
JP2020056614A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 株式会社トプコン 測量システム、スキャナ装置、ターゲットユニット、および測量方法。
US11536841B2 (en) 2018-09-28 2022-12-27 Topcon Corporation Surveying system and surveying method
JP7275439B2 (ja) 2018-09-28 2023-05-18 株式会社トプコン 測量システム、スキャナ装置、および測量方法
US11789151B2 (en) 2018-09-28 2023-10-17 Topcon Corporation Target unit
JP7118845B2 (ja) 2018-10-04 2022-08-16 株式会社トプコン 角度検出システム
JP2020056746A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 株式会社トプコン 角度検出システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4112726B2 (ja) 2008-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5995763A (en) Remote microphone and range-finding configurations
JP5116818B2 (ja) 位置標定システム、及び位置標定方法
JP4112726B2 (ja) 測量装置
WO2000045463A1 (fr) Système d'antennes
CN108650615A (zh) 用于确定移动无线电发射器的位置信息的系统和方法
JP2578422B2 (ja) アンテナの走査軸の仰角および方位角の校正装置
JP2011122892A (ja) レドームのボアサイトエラー試験装置及びレドームのボアサイトエラー試験方法
JP2006521044A (ja) 平坦なモバイルアンテナのための追跡システム
JP5524371B1 (ja) 移動体の位置又は向きを示す情報を取得するシステム及び方法
JPH11211812A (ja) レーダ装置及びその傾斜計誤差検出方法
US20210080257A1 (en) Survey pole with indicia for automatic tracking
JP3204087B2 (ja) 追尾レーダ装置
JP3002612B2 (ja) 電波到来方位・偏波計測用アンテナ装置、電波到来方位・偏波計測装置及びアンテナ指向装置
JP3058563B2 (ja) 移動体用テレビジョン受信装置
US20210199784A1 (en) Calibrating a total station
KR100869328B1 (ko) 위성 추적용 안테나의 위성 추적방법
JP3524944B2 (ja) アンテナ方向調整装置
JP2853685B2 (ja) 飛行経路測定装置
JP2897380B2 (ja) 平面受波器アレイの指向性パターン計測装置
JPH0865030A (ja) 通信アンテナ自動追尾装置
JP2757667B2 (ja) 飛しょう体用誘導装置
JPH02248885A (ja) 目標探知装置
JP2023022898A (ja) 発信素子撮像装置及び発信素子撮像方法
JPH0131593B2 (ja)
JPH0385471A (ja) 自動追尾装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051129

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140418

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees