JPH11211812A - レーダ装置及びその傾斜計誤差検出方法 - Google Patents
レーダ装置及びその傾斜計誤差検出方法Info
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- JPH11211812A JPH11211812A JP10018731A JP1873198A JPH11211812A JP H11211812 A JPH11211812 A JP H11211812A JP 10018731 A JP10018731 A JP 10018731A JP 1873198 A JP1873198 A JP 1873198A JP H11211812 A JPH11211812 A JP H11211812A
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Abstract
誤差を正確に補正する。 【解決手段】 本発明のレーダ装置は、目標に対して電
波を送信するとともに当該目標で反射した電波を受信す
る空中線50と、空中線50を水平方向に回転自在に支
持するレーダシェルタと、空中線50に装着されるとと
もに空中線50のピッチ角b及びロール角cを測定する
傾斜計58とを備えている。まず、互いに180°の差
を有する一対の方向角を順次向くように空中線50を回
転させ、一対の方向角におけるピッチ角b及びロール角
cを傾斜計58から入力してピッチ角b毎及びロール角
c毎に各値を平均し、これらの平均化されたピッチ角b
及びロール角cとレーダシェルタが水平時の基準ピッチ
角及び基準ロール角との差分をそれぞれピッチ角誤差及
びロール角誤差とする。
Description
を送信するとともに当該目標で反射した電波を受信する
空中線と、この空中線を水平方向に回転自在に支持する
レーダシェルタと、前記空中線に装着されるとともに当
該空中線のピッチ角及びロール角を測定する傾斜計とを
備えたレーダ装置、及びその傾斜計誤差検出方法に関す
る。
では、移動後に設置するにあたって、設置場所での既知
の基準の地点及びレーダシェルタの測量点の測量を行っ
て、レーダシェルタの絶対方位の認識を行う。空中線
は、レーダシェルタの上に取り付けられており、回転す
るようになっている。測量で得られたシェルタの絶対方
位からの角度偏差により、空中線の絶対方位を得る。
するために空中線上に傾斜計を装着した例として、特開
平2−8768号公報に記載されているものがある。こ
の例は、レーダを搭載する移動体の揺動によるピッチ角
誤差の補正をするものであるが、ロール角については問
題にならないとして補正をしていない。しかし、より精
度が要求される場合は、ロール角の補正が必要となる。
ロック図である。以下、この図面に基づき説明する。
ーダ装置であり、目標に対して電波を送信するとともに
当該目標で反射した電波を受信する空中線50と、空中
線50を介して電波の送受信を行う送受信部52と、空
中線50を水平方向に回転させる空中線回転部54と、
空中線50が所定の方位角aを向くように空中線回転部
54を制御する空中線回転制御部56と、空中線50に
装着されるとともに空中線50のピッチ角b及びロール
角cを測定する傾斜計58と、送受信部52で得られた
受信データdを方位角a、ピッチ角b及びロール角cに
よって補正することにより目標の位置を算出する目標位
置処理部60とを備えたものである。
4からの方位角aを受けて、所定の方位角aになるよう
に空中線回転制御信号eを空中線回転部54へ送るとと
もに、目標位置処理部60へ方位角aのデータを供給す
る。目標位置処理部60は、目標の絶対位置情報を方位
角a、ピッチ角b及びロール角cで補正する。
来技術は、次のような問題点があった。
ダ装置が故障した時に緊急に展開して運用する目的で使
用される。そのため、長期に未使用状態にあって急に使
用されることにより、予め絶対精度を合わせてあって
も、経年変化により傾斜計の誤差が生じる。ところが、
その誤差の検出手段が設けられていないため、最終的に
目標の絶対位置精度の劣化が生じる。
差を検出するために以下の工夫を行っている。レーダ装
置の覆域内の地上のあるポイントにリフレクタという電
波反射物体を設置して、リフレクタとレーダ装置との位
置関係をレーダ装置の設置時に測量しておく。そして、
使用時には、レーダからリフレクタを見た理論的な絶対
高低角度と、レーダ装置で測角した実際のリフレクタの
絶対高低角度との差分から傾斜計のピッチ角誤差を検出
する。この誤差の検出と補正とは、目標位置処理部内で
行う。
次のような大きな問題点がある。リフレクタは、棒状の
最上端に装着され、風で倒れないよう地面に穴を掘って
突き刺し、それをまっすぐに立ててワイヤ等で補強した
ものである。そのため、リフレクタの地面からの高さ
は、強度上の問題から数m以内に制限されることにな
る。一方、レーダ装置の空中線は、レーダシェルタの上
に設置されるので、リフレクタより高い位置になる。こ
のことは、リフレクタへのレーダビームは、物理的に下
方に向くことになり、電波の地面反射の量が増えること
になる。この状態は、測角の原理からレーダ装置の測角
に誤差が生じることになるので、正確な絶対高低角度が
得られず、最終的に傾斜計のピッチ角誤差が得られない
問題がある。
された傾斜計の経年変化による誤差を正確に補正でき
る、レーダ装置及びその傾斜計誤差検出方法を提供する
ことにある。
は、目標に対して電波を送信するとともに当該目標で反
射した電波を受信する空中線と、この空中線を水平方向
に回転自在に支持するレーダシェルタと、前記空中線を
介して前記電波の送受信を行う送受信部と、前記空中線
を水平方向に回転させる空中線回転部と、前記空中線が
所定の方位角を向くように前記空中線回転部を制御する
空中線回転制御部と、前記空中線に装着されるとともに
当該空中線のピッチ角及びロール角を測定する傾斜計
と、前記送受信部で得られた受信データを前記方位角、
前記ピッチ角及び前記ロール角によって補正することに
より前記目標の位置を算出する目標位置処理部と、誤差
計測モード信号又は運用モード信号のどちらか一方を出
力するモード切替器と、前記誤差計測モード信号又は前
記運用モード信号を入力する誤差補正部とを備えたもの
である。そして、前記空中線回転制御部は、前記誤差計
測モード信号又は前記運用モード信号を入力するもので
あり、前記誤差計測モード信号を入力すると、互いに1
80°の差を有する一対の方向角を順次向くように空中
線を回転させる。前記誤差補正部は、前記誤差計測モー
ド信号を入力すると、前記一対の方向角におけるピッチ
角及びロール角を前記傾斜計から入力してピッチ角毎及
びロール角毎に各値を平均し、これらの平均化されたピ
ッチ角及びロール角と前記レーダシェルタが水平時の基
準ピッチ角及び基準ロール角との差分をそれぞれピッチ
角誤差及びロール角誤差として記憶し、前記運用モード
信号を入力すると、前記ピッチ角誤差及びロール角誤差
を用いて前記傾斜計で得られた前記ピッチ角及びロール
角を補正し、補正した前記ピッチ角及びロール角を前記
目標位置処理部へ出力する。
計測モード信号を入力すると、一対の方向角が互いに1
80°の差を有する多数対の方向角を順次向くように空
中線を回転させてもよいし、互いに90°の差を有する
四つの方向角を順次向くように空中線を回転させてもよ
い。この場合、前記誤差補正部は、前記誤差計測モード
信号を入力すると、前記多数対の方向角又は前記四つの
方向角におけるピッチ角及びロール角を前記傾斜計から
入力して、ピッチ角毎及びロール角毎に各値を平均す
る。
方法は、目標に対して電波を送信するとともに当該目標
で反射した電波を受信する空中線と、この空中線を水平
方向に回転自在に支持するレーダシェルタと、前記空中
線に装着されるとともに当該空中線のピッチ角及びロー
ル角を測定する傾斜計とを備えたレーダ装置の傾斜計誤
差検出方法において、互いに180°の差を有する一対
の方向角を順次向くように前記空中線を回転させ、前記
一対の方向角におけるピッチ角及びロール角を前記傾斜
計から入力してピッチ角毎及びロール角毎に各値を平均
し、これらの平均化されたピッチ角及びロール角と前記
レーダシェルタが水平時の基準ピッチ角及び基準ロール
角との差分をそれぞれピッチ角誤差及びロール角誤差と
するものである。
を有する多数対の方向角を順次向くように空中線を回転
させてもよいし、互いに90°の差を有する四つの方向
角を順次向くように空中線を回転させてもよい。この場
合、前記多数対の方向角又は前記四つの方向角における
ピッチ角及びロール角を前記傾斜計から入力して、ピッ
チ角毎及びロール角毎に各値を平均する。
て設置した直後に、空中線の方位を例えば0゜、90
゜、180゜、270゜の四方向に順次向かせて、傾斜
計のピッチ角及びロール角の出力の平均値を計算し、レ
ーダシェルタが水平時の基準ピッチ角及び基準ロール角
との差分を誤差として予め記憶する。運用モードでは、
その値で補正することにより、空中線に装着された傾斜
計の経年変化による絶対誤差を最小にすることができ、
最終的に目標の絶対位置精度の向上が図れる。
の一実施形態を示すブロック図である。図2は、図1の
レーダ装置の外観を示す斜視図である。図3はピッチ角
及びロール角の説明図であり、図3〔1〕はピッチ角及
びロール角を示す斜視図、図3〔2〕はピッチ角を示す
平面図、図3〔3〕はロール角を示す平面図である。以
下、これらの図面に基づき説明する。
レーダ装置であり、目標に対して電波を送信するととも
に当該目標で反射した電波を受信する空中線50と、空
中線50を水平方向に回転自在に支持するレーダシェル
タ10(図2参照)と、空中線50を介して電波の送受
信を行う送受信部52と、空中線50を水平方向に回転
させる空中線回転部54と、空中線50が所定の方位角
aを向くように空中線回転部54を制御する空中線回転
制御部12と、空中線50に装着されるとともに空中線
50のピッチ角b及びロール角cを測定する傾斜計58
と、送受信部52で得られた受信データdを方位角a、
ピッチ角b’及びロール角c’によって補正することに
より目標の位置を算出する目標位置処理部60と、誤差
計測モード信号f又は運用モード信号gのどちらか一方
を出力するモード切替器14と、誤差計測モード信号f
又は運用モード信号gを入力する誤差補正部16とを備
えたものである。空中線回転制御部12は、誤差計測モ
ード信号f又は運用モード信号gを入力するものであ
り、誤差計測モード信号fを入力すると0°,90°,
180°,270°の方向角a1 ,a2 ,a3 ,a4 を
順次向くように空中線50を回転させる。誤差補正部1
6は、誤差計測モード信号fを入力すると、方向角
a1 ,a2 ,a3 ,a4 におけるピッチ角b1 ,b2 ,
b3 ,b4 及びロール角c1 ,c2 ,c3 ,c4 を傾斜
計58から入力して各値を平均し、これらの平均化され
たピッチ角b及びロール角cとレーダシェルタ10が水
平時の基準ピッチ角b0 及び基準ロール角c0 との差分
をそれぞれピッチ角誤差及びロール角誤差として記憶
し、運用モード信号gを入力すると、ピッチ角誤差及び
ロール角誤差を用いて傾斜計58で得られたピッチ角b
及びロール角cを補正し、補正したピッチ角b’及びロ
ール角c’を目標位置処理部60に出力する。
鉛直方向をZ軸とする。空中線50において、前方(レ
ーダビーム照射方向)をX’軸、右方をY’軸、上方を
Z’軸とする。ピッチ角bは、空中線50の前後方向の
傾きであり、∠XOX’で表される。ロール角cは、空
中線50の左右方向の傾きであり、∠YOY’で表され
る。
ンテナである。レーダシェルタ10は、レーダ装置の各
種構成要素を収容するとともに、空中線50の土台とな
っている。空中線回転部54は、例えば電動モータとタ
ーンテーブルとからなり、空中線50とレーダシェルタ
10とを結合している。
信号fを入力した場合、0°,90゜,180゜,27
0゜(方向角a1 ,a2 ,a3 ,a4 )の四方向に空中
線50を一定時間順次向かせるように、空中線回転部5
4からの方位角aのデータを入力しながら空中線回転部
54へ空中線回転制御信号eを出力するとともに、誤差
補正部16に空中線回転部54からの方位角aのデータ
を出力する。また、空中線回転制御部12は、運用モー
ド信号gを入力した場合、測量で決定した運用方位に向
けるように空中線回転部54からの方位角aのデータを
入力しながら空中線回転部54へ空中線回転制御信号e
を出力するともに、誤差補正部16へ空中線回転部54
からの方位角aのデータを出力する。
を入力した場合、方位角a1 〜a4におけるピッチ角b
1 〜b4 及びロール角c1 〜c4 の各値を平均し、レー
ダシェルタ10が水平時の基準ピッチ角b0 及び基準ロ
ール角c0 との差分をピッチ角誤差及びロール角誤差と
して記憶する。また、誤差補正部16は、運用モード信
号gを入力した場合、誤差計測モードで記憶したピッチ
角誤差及びロール角誤差で傾斜計58からのピッチ角b
及びロール角cを補正し、目標位置処理部60へ出力す
る。方位角aのデータは、そのまま誤差補正部16から
目標位置処理部60へ伝達される。目標位置処理部60
では、目標の絶対位置情報を方位角a、ピッチ角b’、
ロール角c’で補正する。モード切替器14は、モード
切替のために、空中線回転制御部12及び誤差補正部1
6へ誤差計測モード信号f又は運用モード信号gを出力
する。
いて、より具体的に説明する。条件として、傾斜計58
のピッチ角bの誤差を+A゜、ロール角cの誤差を+B
゜、レーダシェルタ10が水平時の空中線50のピッチ
角bを+C゜、ロール角cを+D゜とし、実際の設置時
のレーダシェルタ10が方位角0゜方向に+E゜、方位
角90゜方向に+F゜持ち上がっていると仮定する。レ
ーダシェルタ10が水平時とは、空中線50の回転軸が
鉛直方向に完全に一致した状態のことである。このとき
の空中線50のピッチ角+C゜及びロール角+D゜は、
予めクリノメータ又は振り子等を用いて計測しておく。
この計測は、電気的な要因を含まず機械的な計測による
精密な測定となる。
誤差計測モードに設定して、空中線回転制御部12及び
誤差補正部16へ誤差計測モード信号fを出力する。こ
れにより、空中線回転制御部12は、誤差計測モードに
なり、方位角a1 〜a4 の四方向に一定時間順次向かせ
るように、空中線回転部54から方位角aのデータを入
力しながら空中線回転部54へ空中線回転制御信号eを
出力するとともに、誤差補正部16へ空中線回転部54
からの方位角aのデータを出力する。一方、誤差補正部
16は、誤差計測モードの場合、方位角a1 〜a4 にお
けるピッチ角b1 〜b4 及びロール角c1 〜c4 の各値
を平均し、レーダシェルタ10が水平時の既知の基準角
度を減じた角度を、ピッチ角誤差及びロール角誤差とし
て記憶する。具体的には、方位角a1 (0゜)のときの
ピッチ角b1 はC+E+A゜、方位角a2 (90゜)の
ときのピッチ角b2 はC+F+A゜、方位角a3 (18
0゜)のときのピッチ角b3 はC−E+A゜、方位角a
4 (270゜)のときのピッチ角b4 はC−F+A゜と
なるので、四つの値を平均するとC+Aとなり、水平時
のピッチ角Cを引くと傾斜計58のピッチ角の誤差+A
゜が求まる。傾斜計58のロール角cの誤差+B゜も同
様の理論で求まる。
器14を運用モードに設定して、空中線回転制御部1及
び誤差補正部2へ運用モード信号gを出力する。空中線
回転制御部12は、運用モードに切替わり、測量で決定
した運用方位に向けるように空中線回転部54から方位
角aのデータを入力しながら空中線回転部54へ空中線
回転制御信号eを出力するともに、誤差補正部16へ空
中線回転部54からの方位角aのデータを出力する。一
方、誤差補正部16は、誤差計測モードで記憶したピッ
チ角誤差及びロール角誤差を用いて、傾斜計58からの
ピッチ角b及びロール角cをリアルタイムで補正し、目
標位置処理部60へ出力する。方位角aのデータは、そ
のまま、目標位置処理部60へ出力される。目標位置処
理部で60は、目標の絶対位置情報を方位データa、ピ
ッチ角b’、ロール角c’で補正する。
空中線を四方向に向けているが、180゜反転した二方
向に空中線を向けることでレーダシェルタの傾斜が相殺
されるので、二方向のみに空中線を向けるようにしても
よい。また、上記実施形態では、空中線の方位角を0
゜、90゜、180゜、270゜としているが、180
゜反転した二方向をペアで含めば、10゜、100゜、
190゜、280゜のようになってもよいし、二方向の
ペアがさらに増えてもよい。傾斜計の特性上、ある特定
の角度に誤差の偏りがある場合、いろいろな角度で測定
した方が、誤差が平均化される。したがって、空中線を
向ける方位の多い方が、誤差の検出の精度が高まる。し
かし、実施形態のように四方向あれば、測定時間と精度
との兼ね合いで、現実問題として適切である。
れた傾斜計の経年変化による誤差を正確に補正できるこ
とである。その理由は、従来のようなリフレクタを用い
た測角による地面反射の影響を受けた補正とは違って、
空中線方向を180゜反転した時の傾斜計の値の平均を
とることにより誤差がでないためである。
かかる測量を含めたトータルの時間があまりかからない
ことである。その理由は、従来必要であったリフレクタ
の設置及び測量に費やされる時間が不要となるからであ
る。空中線を向ける方向も最低で二方向で済むので、ほ
とんど時間がかからない。
検出も同時に行えることである。その理由は、レーダの
測角を利用するとピッチ角の検出だけになるのに対し
て、レーダの測角を利用しない傾斜計の値だけを使用す
る測定になるからである。
ダ装置に好適に用いることができることである。その理
由は、移動式であるため傾斜計の誤差が生じやすいため
であり、及び、目標の距離及び方位に加えて高度の情報
も同時に得る三次元レーダであるため、傾斜計の誤差が
大きく影響するためである。
ロック図である。
明する図であり、図3〔1〕はピッチ角及びロール角を
示す斜視図、図3〔2〕はピッチ角を示す平面図、図3
〔3〕はロール角を示す平面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 目標に対して電波を送信するとともに当
該目標で反射した電波を受信する空中線と、この空中線
を水平方向に回転自在に支持するレーダシェルタと、前
記空中線を介して前記電波の送受信を行う送受信部と、
前記空中線を水平方向に回転させる空中線回転部と、前
記空中線が所定の方位角を向くように前記空中線回転部
を制御する空中線回転制御部と、前記空中線に装着され
るとともに当該空中線のピッチ角及びロール角を測定す
る傾斜計と、前記送受信部で得られた受信データを前記
方位角、前記ピッチ角及び前記ロール角によって補正す
ることにより前記目標の位置を算出する目標位置処理部
とを備えたレーダ装置において、 誤差計測モード信号又は運用モード信号のどちらか一方
を出力するモード切替器と、前記誤差計測モード信号又
は前記運用モード信号を入力する誤差補正部とを更に備
え、 前記空中線回転制御部は、前記誤差計測モード信号又は
前記運用モード信号を入力するものであり、前記誤差計
測モード信号を入力すると、互いに180°の差を有す
る一対の方向角を順次向くように空中線を回転させ、 前記誤差補正部は、 前記誤差計測モード信号を入力すると、前記一対の方向
角におけるピッチ角及びロール角を前記傾斜計から入力
してピッチ角毎及びロール角毎に各値を平均し、これら
の平均化されたピッチ角及びロール角と前記レーダシェ
ルタが水平時の基準ピッチ角及び基準ロール角との差分
をそれぞれピッチ角誤差及びロール角誤差として記憶
し、 前記運用モード信号を入力すると、前記ピッチ角誤差及
びロール角誤差を用いて前記傾斜計で得られた前記ピッ
チ角及びロール角を補正し、補正した前記ピッチ角及び
ロール角を前記目標位置処理部へ出力する、 ことを特徴とするレーダ装置。 - 【請求項2】 目標に対して電波を送信するとともに当
該目標で反射した電波を受信する空中線と、この空中線
を水平方向に回転自在に支持するレーダシェルタと、前
記空中線を介して前記電波の送受信を行う送受信部と、
前記空中線を水平方向に回転させる空中線回転部と、前
記空中線が所定の方位角を向くように前記空中線回転部
を制御する空中線回転制御部と、前記空中線に装着され
るとともに当該空中線のピッチ角及びロール角を測定す
る傾斜計と、前記送受信部で得られた受信データを前記
方位角、前記ピッチ角及び前記ロール角によって補正す
ることにより前記目標の位置を算出する目標位置処理部
とを備えたレーダ装置において、 誤差計測モード信号又は運用モード信号のどちらか一方
を出力するモード切替器と、前記誤差計測モード信号又
は前記運用モード信号を入力する誤差補正部とを更に備
え、 前記空中線回転制御部は、前記誤差計測モード信号又は
前記運用モード信号を入力するものであり、前記誤差計
測モード信号を入力すると、一対の方向角が互いに18
0°の差を有する多数対の方向角を順次向くように空中
線を回転させ、 前記誤差補正部は、 前記誤差計測モード信号を入力すると、前記多数対の方
向角におけるピッチ角及びロール角を前記傾斜計から入
力してピッチ角毎及びロール角毎に各値を平均し、これ
らの平均化されたピッチ角及びロール角と前記レーダシ
ェルタが水平時の基準ピッチ角及び基準ロール角との差
分をそれぞれピッチ角誤差及びロール角誤差として記憶
し、 前記運用モード信号を入力すると、前記ピッチ角誤差及
びロール角誤差を用いて前記傾斜計で得られた前記ピッ
チ角及びロール角を補正し、補正した前記ピッチ角及び
ロール角を前記目標位置処理部へ出力する、 ことを特徴とするレーダ装置。 - 【請求項3】 目標に対して電波を送信するとともに当
該目標で反射した電波を受信する空中線と、この空中線
を水平方向に回転自在に支持するレーダシェルタと、前
記空中線を介して前記電波の送受信を行う送受信部と、
前記空中線を水平方向に回転させる空中線回転部と、前
記空中線が所定の方位角を向くように前記空中線回転部
を制御する空中線回転制御部と、前記空中線に装着され
るとともに当該空中線のピッチ角及びロール角を測定す
る傾斜計と、前記送受信部で得られた受信データを前記
方位角、前記ピッチ角及び前記ロール角によって補正す
ることにより前記目標の位置を算出する目標位置処理部
とを備えたレーダ装置において、 誤差計測モード信号又は運用モード信号のどちらか一方
を出力するモード切替器と、前記誤差計測モード信号又
は前記運用モード信号を入力する誤差補正部とを更に備
え、 前記空中線回転制御部は、前記誤差計測モード信号又は
前記運用モード信号を入力するものであり、前記誤差計
測モード信号を入力すると、互いに90°の差を有する
四つの方向角を順次向くように空中線を回転させ、 前記誤差補正部は、前記誤差計測モード信号を入力する
と前記四つの方向角におけるピッチ角及びロール角を前
記傾斜計から入力してピッチ角毎及びロール角毎に各値
を平均し、これらの平均化されたピッチ角及びロール角
と前記レーダシェルタが水平時の基準ピッチ角及び基準
ロール角との差分をそれぞれピッチ角誤差及びロール角
誤差として記憶し、 前記運用モード信号を入力すると、前記ピッチ角誤差及
びロール角誤差を用いて前記傾斜計で得られた前記ピッ
チ角及びロール角を補正し、補正した前記ピッチ角及び
ロール角を前記目標位置処理部へ出力する、 ことを特徴とするレーダ装置。 - 【請求項4】 目標に対して電波を送信するとともに当
該目標で反射した電波を受信する空中線と、この空中線
を水平方向に回転自在に支持するレーダシェルタと、前
記空中線に装着されるとともに当該空中線のピッチ角及
びロール角を測定する傾斜計とを備えたレーダ装置の傾
斜計誤差検出方法において、 互いに180°の差を有する一対の方向角を順次向くよ
うに前記空中線を回転させ、 前記一対の方向角におけるピッチ角及びロール角を前記
傾斜計から入力してピッチ角毎及びロール角毎に各値を
平均し、 これらの平均化されたピッチ角及びロール角と前記レー
ダシェルタが水平時の基準ピッチ角及び基準ロール角と
の差分をそれぞれピッチ角誤差及びロール角誤差とす
る、 レーダ装置の傾斜計誤差検出方法。 - 【請求項5】 目標に対して電波を送信するとともに当
該目標で反射した電波を受信する空中線と、この空中線
を水平方向に回転自在に支持するレーダシェルタと、前
記空中線に装着されるとともに当該空中線のピッチ角及
びロール角を測定する傾斜計とを備えたレーダ装置の傾
斜計誤差検出方法において、 一対の方向角が互いに180°の差を有する多数対の方
向角を順次向くように前記空中線を回転させ、 前記多数対の方向角におけるピッチ角及びロール角を前
記傾斜計から入力してピッチ角毎及びロール角毎に各値
を平均し、 これらの平均化されたピッチ角及びロール角と前記レー
ダシェルタが水平時の基準ピッチ角及び基準ロール角と
の差分をそれぞれピッチ角誤差及びロール角誤差とす
る、 レーダ装置の傾斜計誤差検出方法。 - 【請求項6】 目標に対して電波を送信するとともに当
該目標で反射した電波を受信する空中線と、この空中線
を水平方向に回転自在に支持するレーダシェルタと、前
記空中線に装着されるとともに当該空中線のピッチ角及
びロール角を測定する傾斜計とを備えたレーダ装置の傾
斜計誤差検出方法において、 互いに90°の差を有する四つの方向角を順次向くよう
に前記空中線を回転させ、 前記四つの方向角におけるピッチ角及びロール角を前記
傾斜計から入力してピッチ角毎及びロール角毎に各値を
平均し、 これらの平均化されたピッチ角及びロール角と前記レー
ダシェルタが水平時の基準ピッチ角及び基準ロール角と
の差分をそれぞれピッチ角誤差及びロール角誤差とす
る、 レーダ装置の傾斜計誤差検出方法。 - 【請求項7】 前記レーダ装置が移動式三次元レーダ装
置である、請求項1,2又は3記載のレーダ装置。 - 【請求項8】 前記レーダ装置が移動式三次元レーダ装
置である、請求項4,5又は6記載のレーダ装置の傾斜
計誤差検出方法。
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